JP6104776B2 - 鞍乗り型車両の前輪懸架装置 - Google Patents
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Description
なお、前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(スクータ型車両を含む)のみならず三輪の車両も含まれる。
請求項2に記載した発明は、前記クッションユニット(18)における前記伝達ロッド(17)の移動による作動の反力を受ける支持端部(18b)が、前記車体(1)に揺動可能に支持されることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記ブレーキキャリパ(15)は、前記ブレーキアーム(14)の後方に支持されることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記クッションユニット(18)は、車体左右中央で単一に設けられることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記ブレーキアーム(14)にフロントフェンダ(31)が取り付けられることを特徴とする。
また、伝達ロッドの移動によりクッションユニットを作動させる揺動部材が、クッションユニットに対して伝達ロッドを操向可能となり、クッションユニットを操向させなくても前輪を転舵可能となるため、ステアリング系の慣性モーメントを低減することができる。
請求項2に記載した発明によれば、クッションユニットの支持端部を前輪懸架装置の構成部材で支持する場合と比べて、この構成部材にクッション反力を支持するための剛性を持たせる必要がなく、軽量化を図ることができる。
請求項3に記載した発明によれば、ブレーキキャリパに対して前方からの外乱が至り難くすることができる。
請求項4に記載した発明によれば、クッションユニットを左右一対に設ける場合と比べて、部品点数を削減するとともに、重量及び作動の面で左右のバランスを良好にすることができる。
請求項5に記載した発明によれば、フロントフェンダとブレーキキャリパとが相対移動せず、これらの干渉の考慮を不要にすることができる。
左右アーム部13cは、前輪9の左右両側に配置される。左右アーム部13cの後端部13bは、前輪9の後端位置のトレッド面に沿うように車幅方向内側へ湾曲し、これらの後端部13b間にクロスメンバ13dが配置される。クロスメンバ13dは、前輪9の直ぐ後方で車幅方向に延び、その両端部が左右アーム部13cの後端部13bに接合される。
図8を参照し、ブレーキアーム14の下端部14bは、スイングアーム13のアーム部13cの前端部13aと前輪9のホイール9bのハブ部9cとの間に配置される。ブレーキアーム14の下端部14bは、前輪車軸9aの外側部を挿通した状態で、この前輪車軸9aの外側部に回動可能に支持される。
図7を併せて参照し、伝達ロッド17の下端部17bは、左右に分岐して下方に開放するU字状に形成され、伝達ロッド17の上端部17aは、左右に分岐して上方に開放するU字状に形成される。下端部17b内には、スイングアーム13の前後中間部上側に形成された連結片13eが入り込み、これらが車幅方向に沿う下連結軸17dを介して連結される。上端部17a内には、クッションアーム組体19のサブアーム33の左右外側に形成された外前連結部33aが入り込み、これらが車幅方向に沿う上連結軸17cを介して連結される。なお、図中符号17e,17fは上下連結軸17c,17dを挿通するローラベアリングをそれぞれ示す。
そして、スイングアーム13の下方への揺動に伴いフロントフォーク構造体11が前方へ揺動することで、前述の如く前輪車軸9aをステアリング軸線C14に沿うように概ね直線状に変位させる。
一方、本実施形態では、スイングアーム13の揺動に伴いフロントフォーク構造体11が揺動し、転舵軸であるステアリング軸線C14の角度がストロークとともに変化するため、前記四節リンクがパンタグラフ状に作動して前輪車軸9aの移動軌跡がステアリング軸線C14に沿う概ね直線状となり、一般的なリーディング式ボトムリンクに比べてトレール量の変化が抑えられる。
また、水平対向エンジン以外の縦置きエンジンを搭載した車両や、クランク軸を車両左右方向に沿わせた横置きエンジンを搭載した車両に適用してもよい。クッションユニットやクッションアームが車体としてエンジンに支持された構成でもよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
9 前輪
10 前輪懸架装置
11 フロントフォーク構造体(フロントフォーク)
13 スイングアーム
14 ブレーキアーム
15 ブレーキキャリパ
16 トルクロッド
17 伝達ロッド
18 クッションユニット
18a 前下端部(作動端部)
18b 後上端部(支持端部)
31 フロントフェンダ
33 サブアーム(揺動部材)
Claims (5)
- リンク機構を用いて前輪(9)を懸架する鞍乗り型車両の前輪懸架装置(10)において、
車体(1)に操向可能に支持されるフロントフォーク(11)と、
前記フロントフォーク(11)の下端部に後端部を揺動可能に支持されるとともに前端部に前輪(9)を軸支するスイングアーム(13)と、
前記スイングアーム(13)の前端部に下端部を揺動可能に支持されるブレーキアーム(14)と、
前記ブレーキアーム(14)に支持されるブレーキキャリパ(15)と、
前記ブレーキアーム(14)の上端部に前端部を揺動可能に連結するとともに後端部を前記フロントフォーク(11)の上下中間部に揺動可能に連結するトルクロッド(16)と、
前記スイングアーム(13)の前後中間部に下端部を揺動可能に連結する伝達ロッド(17)と、
前記スイングアーム(13)の揺動に伴う前記伝達ロッド(17)の移動により作動して緩衝作用を生じるクッションユニット(18)と、
前記クッションユニット(18)の作動端部(18a)と前記伝達ロッド(17)の上端部との間に介設され、前記スイングアーム(13)の揺動に伴う前記伝達ロッド(17)の移動により揺動して前記クッションユニット(18)を作動させるとともに、前記クッションユニット(18)に対して前記伝達ロッド(17)を操向可能に連結する揺動部材(33)と、を備えることを特徴とする鞍乗り型車両の前輪懸架装置。 - 前記クッションユニット(18)における前記伝達ロッド(17)の移動による作動の反力を受ける支持端部(18b)が、前記車体(1)に揺動可能に支持されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の前輪懸架装置。
- 前記ブレーキキャリパ(15)は、前記ブレーキアーム(14)の後方に支持されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の前輪懸架装置。
- 前記クッションユニット(18)は、車体左右中央で単一に設けられることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の鞍乗り型車両の前輪懸架装置。
- 前記ブレーキアーム(14)にフロントフェンダ(31)が取り付けられることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の鞍乗り型車両の前輪懸架装置。
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