JP6100659B2 - 情報取得システム、情報取得方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
上記事情に鑑み、本発明は、より容易にコンテンツの視聴に関する情動の共有を可能にする技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、上記の情報取得システムであって、前記解析部によって取得された情動情報を表示する端末装置に対して、前記情動情報が表示可能となるように前記情動情報を送信する送信部、をさらに備える。
本発明の一態様は、上記の情報取得システムであって、前記解析部は、第1のユーザの前記生体情報と、第2のユーザの前記生体情報と、を用いて解析する場合に、前記第1のユーザの前記生体情報の取得タイミングと、前記第2のユーザの前記生体情報の取得タイミングとを、前記第1のユーザが前記コンテンツを視聴したタイミング及び前記第2のユーザが前記コンテンツを視聴したタイミングに応じて補正する。
ネットワーク40は、データを伝送する通信路である。ネットワーク40は、例えばインターネットを用いて構成されてもよいし、NGN(Next Generation Network)を用いて構成されてもよいし、他の態様で構成されてもよい。
以下、情報取得システム1について詳細に説明する。
センサデータ記憶部503は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。センサデータ記憶部503は、生体情報テーブルを記憶する。生体情報テーブルは、データ蓄積制御部502によって取得された生体情報を含むレコード(以下、「生体情報レコード」という。)によって構成される。
送信制御部505は、解析部504によって取得された情動情報に関して、送信先となる装置を判定する。送信制御部505は、判定結果に応じた送信先の情報を情動情報に付与する。送信先の情報が付与された情動情報は、通信部501によって送送信される。
次に、解析部504による解析処理の具体例について説明する。
解析部504は、同一のコンテンツID及び略同一の取得日時のレコード91に含まれる生体情報の統計値を情動情報として取得する。統計値とは、例えば最大値、最小値、平均値、最頻値などの値である。解析部504は、例えば現在時刻から所定時刻までの間の統計値の時系列を情動情報として取得してもよい。
送信制御部505は、各コンテンツIDに対応する統計値(情動情報)の送信先として、そのコンテンツIDによって表されるコンテンツを視聴しているユーザの端末装置10又はテレビ受像機30を選択する。端末装置10及びテレビ受像機30は、情動情報を受信すると、画面に情動情報を表示することによってユーザに情動情報を提供する。端末装置10及びテレビ受像機30は、受信された情動情報とともにユーザの生体情報を画面に表示してもよい。
解析部504は、同一のコンテンツIDのレコード91に含まれる生体情報のうち、1又は複数のユーザの生体情報を情動情報として取得してもよい。例えば、コンテンツの出演者の生体情報が情動情報として取得されてもよい。解析部504は、1又は複数のユーザの生体情報の時系列を情動情報として取得してもよい。
送信制御部505は、各コンテンツIDに対応する情動情報の送信先として、そのコンテンツIDによって表されるコンテンツを視聴しているユーザの端末装置10又はテレビ受像機30を選択する。端末装置10及びテレビ受像機30は、情動情報を受信すると、画面に情動情報を表示することによってユーザに情動情報を提供する。端末装置10及びテレビ受像機30は、受信された情動情報とともにユーザの生体情報を画面に表示してもよい。
解析部504は、同一のコンテンツIDのレコード91に含まれる生体情報に基づいて、第1ユーザと第2ユーザとのシンクロ度を算出する。解析部504は、算出されたシンクロ度の値を情動情報として扱う。
シンクロ度は、第1ユーザにおける生体情報(以下、「第1生体情報」という。)の時間変化と、第2ユーザにおける生体情報(以下、「第2生体情報」という。)の時間変化とが類似する程度を表す値である。シンクロ度が高いほど、第1生体情報の時間変化と第2生体情報の時間変化とが類似している。シンクロ度が低いほど、第1生体情報の時間変化と第2生体情報の時間変化とが異なっている。
解析部504は、複数の連続するタイミング毎に、第3の例の解析処理と同様に第1ユーザと第2ユーザとがシンクロしているか否か判定する。シンクロしているとの判定結果が所定の時間以上継続して得られた場合に、解析部504は、情動情報としてシンクロしているとの判定結果(シンクロ判定結果)を出力する。
送信制御部505は、各コンテンツIDに対応するシンクロ判定結果(情動情報)の送信先として、そのシンクロ度を算出する際に生体情報が使用されたユーザの端末装置10又はテレビ受像機30を選択する。端末装置10及びテレビ受像機30は、情動情報を受信すると、画面に情動情報を表示することによってユーザに情動情報を提供する。端末装置10及びテレビ受像機30は、受信された情動情報とともにユーザの生体情報を画面に表示してもよい。
解析部504は、同一のコンテンツIDのレコード91に含まれる生体情報に基づいて、第1ユーザと第2ユーザとのシンクロ度を算出する。解析部504は、算出されたシンクロ度の値を情動情報として扱う。
解析部504は、第1ユーザ及び第2ユーザそれぞれの生体情報の時間変化を表すグラフを生成する。解析部504は、パターンマッチング処理を行う事によって、第1ユーザの生体情報のグラフと、第2ユーザの生体情報のグラフとの類似度を算出する。類似度の算出にはどのようなアルゴリズムが用いられてもよい。例えば、SSD(Sum of Squared Difference)、SAD(Sum of Absolute Difference)、NCC(Normalized Cross-Correlation)などが用いられてもよい。
送信制御部505は、各コンテンツIDに対応するシンクロ判定結果(情動情報)の送信先として、そのシンクロ度を算出する際に生体情報が使用されたユーザの端末装置10又はテレビ受像機30を選択する。端末装置10及びテレビ受像機30は、情動情報を受信すると、画面に情動情報を表示することによってユーザに情動情報を提供する。端末装置10及びテレビ受像機30は、受信された情動情報とともにユーザの生体情報を画面に表示してもよい。
解析部504は、同一のコンテンツIDのレコード91に含まれる生体情報に基づいて、第1ユーザと第2ユーザとのシンクロ度を算出する。解析部504は、算出されたシンクロ度の値を情動情報として扱う。
解析部504は、第1ユーザ及び第2ユーザそれぞれの生体情報の時間変化を表すグラフを生成する。解析部504は、第1ユーザのグラフと第2ユーザのグラフとが交差する回数(以下、「交差回数」という。)を計数する。解析部504は、交差回数が多いほどシンクロ度が高いと判定する。解析部504は、交差回数が少ないほどシンクロ度が低いと判定する。
送信制御部505は、各コンテンツIDに対応するシンクロ度(情動情報)の送信先として、そのシンクロ度を算出する際に生体情報が使用されたユーザの端末装置10又はテレビ受像機30を選択する。端末装置10及びテレビ受像機30は、情動情報を受信すると、画面に情動情報を表示することによってユーザに情動情報を提供する。端末装置10及びテレビ受像機30は、受信された情動情報とともにユーザの生体情報を画面に表示してもよい。
(1.生体情報センサ20について)
生体情報センサ20は、圧力計を用いて構成されてもよい。この場合、生体情報センサ20は、ユーザの手に握られることによって生じる圧力を生体情報として取得してもよい。
生体情報センサ20は、距離を測定するセンサを用いて構成されてもよい。この場合、生体情報センサ20は、ユーザの前面と床面や机上面等との間の距離を測定することによって、ユーザが前のめりになっている程度に関する情報を生体情報として取得してもよい。
生体情報センサ20は、カメラ及び表情認識装置を用いて構成されてもよい。この場合、生体情報センサ20は、カメラによって撮像されたユーザの顔を解析することによって、笑顔の程度に関する情報を生体情報として取得してもよい。
データ蓄積制御部502は、受信された生体情報をセンサデータ記憶部503に記録する際に、ユーザ環境に応じて取得日時を補正してもよい。例えば、ユーザがワンセグチューナーを利用してテレビ放送を視聴している場合、テレビ受像機30を利用してテレビ放送を視聴している場合に比べて、表示される映像に遅延が生じる。データ蓄積制御部502が取得日時を補正することにより、上述した遅延を解消し、同じ場面を視聴している際に取得される生体情報に基づいて解析処理を行う事が可能となる。
情報取得システム1は、映像サーバをさらに備えてもよい。映像サーバは、複数の映像データを記憶する。映像サーバ60は、ユーザの要求に応じて、ネットワーク40を介して映像データを配信する。端末装置10及びテレビ受像機30は、ネットワーク40を介して映像サーバ60から映像データを受信する。端末装置10及びテレビ受像機30は、受信された映像データに基づいて映像を生成し画面に表示する。
情動情報は、テレビ受像機30の画面において、コンテンツの映像の上にかぶせられたブラウザレイヤに表示されてもよい。
情動情報は、端末装置10の画面において表示されてもよい。
情動情報は、時系列情報としてグラフ形式で表示されてもよい。
情動情報は、その他の態様で表示されてもよい。
テレビ受像機30は、IPマルチキャストやIPv6を用いたIPマルチキャスト放送サービスの映像データを受信してもよい。テレビ受像機30は、ストリーミングによって伝送される映像データを受信してもよい。
また、テレビ受像機30以外の装置によってコンテンツが再生されてもよい。例えば、コンテンツは、デジタルサイネージにおいて再生されるコンテンツであってもよい。この場合、テレビ受像機30に代えてデジタルサイネージの表示装置が用いられてもよい。
コンテンツは、コンサートなどのライブ会場における生の演奏、生の演劇、生の演芸、生の対談、生のパネルディスカッション、生のコントなどであってもよい。
上述した情報取得システム1では、解析部504はセンササーバ50に備えられている。しかしながら、解析部504は他の装置に備えられてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
Claims (6)
- コンテンツを視聴しているユーザの生体情報を、前記ユーザに視聴されている前記コンテンツに対応付けて取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記生体情報のうち、同一のコンテンツを視聴している複数のユーザの生体情報を解析することによって、情動情報を取得する解析部と、
を備え、
前記解析部は、第1のユーザの前記生体情報と、第2のユーザの前記生体情報と、を用いて解析する場合に、前記第1のユーザの前記生体情報の取得タイミングと、前記第2のユーザの前記生体情報の取得タイミングとを、前記第1のユーザが前記コンテンツを視聴したタイミング及び前記第2のユーザが前記コンテンツを視聴したタイミングに応じて補正する、情報取得システム。 - 前記解析部は、第1のユーザの前記生体情報と、第2のユーザの前記生体情報と、の変化の類似性を表す情報を前記情動情報として取得する、請求項1に記載の情報取得システム。
- 前記解析部は、前記複数のユーザの生体情報の統計情報を前記情動情報として取得する、請求項1に記載の情報取得システム。
- 前記解析部によって取得された情動情報を表示する端末装置に対して、前記情動情報が表示可能となるように前記情動情報を送信する送信部、をさらに備える請求項1から3のいずれか1項に記載の情報取得システム。
- コンテンツを視聴しているユーザの生体情報を、前記ユーザに視聴されている前記コンテンツに対応付けて取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得された前記生体情報のうち、同一のコンテンツを視聴している複数のユーザの生体情報を解析することによって、情動情報を取得する解析ステップと、
を有し、
前記解析ステップにおいて、第1のユーザの前記生体情報と、第2のユーザの前記生体情報と、を用いて解析する場合に、前記第1のユーザの前記生体情報の取得タイミングと、前記第2のユーザの前記生体情報の取得タイミングとを、前記第1のユーザが前記コンテンツを視聴したタイミング及び前記第2のユーザが前記コンテンツを視聴したタイミングに応じて補正する、情報取得方法。 - コンテンツを視聴しているユーザの生体情報を、前記ユーザに視聴されている前記コンテンツに対応付けて取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得された前記生体情報のうち、同一のコンテンツを視聴している複数のユーザの生体情報を解析することによって、情動情報を取得する解析ステップと、
を有し、
前記解析ステップにおいて、第1のユーザの前記生体情報と、第2のユーザの前記生体情報と、を用いて解析する場合に、前記第1のユーザの前記生体情報の取得タイミングと、前記第2のユーザの前記生体情報の取得タイミングとを、前記第1のユーザが前記コンテンツを視聴したタイミング及び前記第2のユーザが前記コンテンツを視聴したタイミングに応じて補正する情報取得方法、をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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