[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP6192628B2 - デスクライト - Google Patents

デスクライト Download PDF

Info

Publication number
JP6192628B2
JP6192628B2 JP2014219727A JP2014219727A JP6192628B2 JP 6192628 B2 JP6192628 B2 JP 6192628B2 JP 2014219727 A JP2014219727 A JP 2014219727A JP 2014219727 A JP2014219727 A JP 2014219727A JP 6192628 B2 JP6192628 B2 JP 6192628B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
leds
led
led light
sections
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014219727A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016085929A (ja
Inventor
清瀬 慶太
慶太 清瀬
典男 坂口
典男 坂口
Original Assignee
株式会社エル光源
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エル光源 filed Critical 株式会社エル光源
Priority to JP2014219727A priority Critical patent/JP6192628B2/ja
Publication of JP2016085929A publication Critical patent/JP2016085929A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6192628B2 publication Critical patent/JP6192628B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、照射面の均斉度を向上させたデスクライトに関する。
近年のLEDの急速な普及により、白熱電球や蛍光灯に代えてLED照明装置が用いられるようになってきている。
LEDは非常に小さな点光源であり、通常は光の広がり角が大きいため、放射状に光が放射される。このため、LEDの真下の照射面は非常に明るいが、真下から横にずれるにしたがって、照射面の明るさは急激に低下する。
したがって、通常、LED照明装置は、インテリア照明として用いると、様々な光空間を演出できる。一方、一般的な照明のように、テーブル、床などの平坦な部分を均一に照らそうとすると、特別な工夫を凝らす必要がある。
このため、下記特許文献1では、光源ユニットからの拡散光束を照明領域の幅方向について照明領域幅に応じた角度領域に集光することにより、照明領域の長手方向に拡がる扇形の集光光束を出射するサブレンズと、このサブレンズで集光された集光光束を全体として照明領域へ向けて出射するとともに、その一部を長手方向に沿って屈折させて照明領域内の遠端領域の方向へ出射するメインレンズとを備え、十分な輝度と良好な輝度均斉度で効率よく照明する照明工学系が開示されている。
また、下記特許文献2では、媒質部の入射面を、発光素子の光軸とのなす角度がゼロより大きく且つ2分のπ未満の所定の角度範囲に入射する光を光軸から離れる向きに屈折させる形状に形成し、その出射面を、発光素子の光軸と交わる点を含む領域に設けられて発光素子に近付く向き(下向き)に凹んだ凹曲面からなる第1出射面と、領域の外側に設けられる曲面形状の第2出射面とに分け、出射面は、第1屈折角θ1に対する第2屈折角θ2の比θ2/θ1が1よりも大きくなり(θ2/θ1>1)、且つ第1屈折角θ1が増加するにつれて前記比が一旦増大した後、徐々に前記比が減少するような変化を生じさせる形状に形成し、発光面における輝度の均斉度の向上を図る照明器具が開示されている。
特開2009−99493号公報 特開2014−120289号公報
引用文献1および引用文献2に開示されている発明は、レンズの原理を用いて、LEDから出射される光が照射面に対してできるだけ垂直になおかつ広い範囲に照射されるようにしている。
しかし、デスクライトや直管型蛍光灯のように、発光面が縦長の照明装置では、引用文献1および引用文献2に記載されている発明を応用したとしても、机、テーブル、床面等のような平坦面を均一に照らすことは困難である。
本発明は、上記のような従来の問題点を解決するために成されたものであり、机、テーブル、床面等のような照射面の均斉度を向上させたデスクライトの提供を目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係るデスクライトは、LED発光部と制御部とを有する。
LED発光部には複数のLEDが列状に配置されている。制御部は、LED発光部の中央部よりも端部の光束が増加するように各LEDに供給する電流を制御する。LED発光部は、複数のLEDが放射する光をLED発光部の長手方向または長手方向に対して交差する方向のいずれか又は双方に拡散又は集光させる配光レンズを備えている。配光レンズによる光の照射角度はLED発光部の中央部から端部に向けて小さくしている。これにより、LED発光部の長手方向の照射面の均斉度を均一化する。
以上のような構成を有する、本発明に係るデスクライトによれば、LED発光部の中央部よりも端部の方が明るくなるようにしたので、発光面が縦長の照明装置であっても、机、テーブル、床面等のような照射面の均斉度を向上させることができる。
実施形態1にかかるLED照明装置の外観図である。 実施形態1にかかるLED照明装置のLED発光部の詳細図である。 実施形態1にかかるLED照明装置の制御部のブロック図である。 実施形態1にかかるLED照明装置の第1測定例を示す図である。 第1測定例の測定結果を示す図である。 実施形態1にかかるLED照明装置の第2測定例を示す図である。 第2測定例の測定結果を示す図である。 実施形態2にかかるLED照明装置のLED発光部の詳細図である。 実施形態1および2にかかるLED照明装置の配光状態の説明図である。 実施形態1および2にかかるLED照明装置に配光レンズを取り付けた、実施形態3に係るLED照明装置の配光状態の説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明にかかるデスクライトとしてのLED照明装置を、[実施形態1]から[実施形態3]に分けて詳細に説明する。
[実施形態1]
(LED照明装置の構成)
[全体の構成]
図1は、実施形態1にかかるLED照明装置の外観図である。図1に示すように、実施形態1に係るLED照明装置100は、LED発光部110、立ち上がり部115及び基部130を有する。
LED照明装置100は、LED発光部110の長手方向の長さがテーブル135の横方向の長さの60%程度の長さを有している。なお、テーブル135の横方向の長さに対するLED発光部110の長手方向の長さの比は、前述のような60%程度には限られない。照射面の均斉度を向上させるためには、50%以上の長さを有していればよい。この長さの比は大きくすればするほど照射面の均斉度がより向上する。
LED照明装置100には、複数のLEDが列状に配置されている。基部130内には、LED電流を制御する制御部(後述する)が内蔵されている。制御部は、LED発光部110の中央部より端部の光束が増加するように各LEDに供給する電流を制御する。
[LED発光部の構成]
図2は、実施形態1にかかるLED照明装置のLED発光部の詳細図である。
図2に示すように、LED発光部110は、複数のLED145が等間隔で直線状に配置されている。具体的には、基板に取り付けられた80個のLED145が等間隔で直線状に配置されている。なお、実施形態1ではLED発光部110に80個のLED145を配置しているが、LED145の個数は、これに限らず、80個より少なくとも良いし、多くとも良い。
80個のLED145は、10個ずつ8つのグループに分割されている。また、LED発光部110は、図2に示すように、LED発光部110の長手方向にセクション1、セクション2、…、セクション8という8つのセクションに分けられている。それぞれのセクションには各グループに分割されたLED145が配置される。
具体的には、第1グループの10個のLED145はセクション1に配置され、第2グループの10個のLED145はセクション2に配置される。同様に、第3グループの10個のLED145から第8グループの10個のLED145は、セクション3からセクション8に配置される。
なお、実施形態1では、LED145を10個ずつ8つのグループに分割しているが、その分割数は8つには限られない。たとえば、LED145を20個ずつ4つのグループに分割しても良いし、LED145を5個ずつ16のグループに分割しても良い。また、同一数のLED145をそれぞれのグループに分割するのではなく、異なる数のLED145をそれぞれのグループに分割するようにしても良い。概念的には、1つ1つのLED145をグループに分割することもできる。つまり、上述の例では、80個のLED145を80のグループに分割することもできる。
LED発光部110には、グループの数に応じた数のセクションが設けられる。後述する制御部は、セクションごとにLED145に供給する電流を制御するからである。グループの数は多ければ多いほど照射面の均斉度が向上する。
実施形態1の場合、テーブル135上の照射面の均斉度を向上させるためには、好ましくは、少なくともLED145を3つ以上のグループに分割し、3つ以上のセクションに配置することが望まれる。しかし、均斉度が少しでも向上すれば良いのであれば、LED145を2つのグループに分割し、2つのセクションに配置するようにしても良い。
制御部は、LED145のグループごとに、換言すれば、セクションごとに、LED145に供給する電流を制御する。
実施形態1の場合、制御部は、LED発光部110の中央部に位置するセクション4、5のLED145には電流を少なめに供給するようにして光束を抑える。また、LED発光部110の端部に向かうセクション2、3およびセクション6、7はセクション4、5のLED145よりも大きな電流を供給するようにして、セクション4、5のLED145よりも光束を増加させる。さらに、LED発光部110の端部のセクション1、8は、セクションセクション2、3およびセクション6、7のLED145よりもさらに大きな電流を供給するようにして、セクションセクション2、3およびセクション6、7のLED145よりも光束を増加させる。
したがって、LED発光部110は、その中央部の光束が小さく、端部に向かうにしたがって光束が大きくなる。このように、中央部から端部に向けて光束を大きくすると、LED発光部110の長手方向の照射面の均斉度を向上させることができる。
なお、上述のように、LED145を2つのグループに分割する場合には、LED発光部110の端部に位置するグループのLEDの光束を他のグループのLEDの光速よりも大きくする。このように、2つのグループであっても、中央部よりも端部の光束を大きくすることによって、LED発光部110の長手方向の照射面の均斉度を向上させることができる。
[制御部の構成]
図3は、実施形態1にかかるLED照明装置100の制御部のブロック図である。
制御部120は、セクション1電流制御部124−1、…、セクション8電流制御部124−8およびLED電源126を有する。
実施形態1にかかるLED発光部110のLED145は8つのグループに分割され、各グループは8つのセクションに配置されている。このため、セクション1電流制御部124−1からセクション8電流制御部124−8まで、各セクションに対応させて8つの電流制御部を設けている。セクション1電流制御部124−1はセクション1に配置されている10個のLED145に供給する電流を制御する。同様に、セクション2電流制御部からセクション8電流制御部124−8は、セクション2からセクション8に配置されている、それぞれの10個のLED145に供給する電流を制御する。
具体的には、セクション1電流制御部124−1とセクション8電流制御部124−8はセクション1およびセクション8に位置するLED145に他のセクションよりも大きな電流を供給する。
また、セクション2電流制御部、セクション3電流制御部、セクション6電流制御部、セクション7電流制御部は、セクション2、3、6、7に位置するLED145に、セクション1電流制御部124−1とセクション8電流制御部124−8が供給する電流よりも小さな電流を供給する。
さらに、セクション4電流制御部とセクション5電流制御部は、セクション4およびセクション5に位置するLED145に、セクション2電流制御部、セクション3電流制御部、セクション6電流制御部、セクション7電流制御部が供給する電流よりも小さな電流を供給する。
各セクションの電流制御部がこのような電流制御を行うと、図2に示す、セクション1と8が最も明るくなり、セクション2、3、6、7がセクション1と8よりも少し暗くなり、セクション4、5が最も暗くなる。このように、LED発光部110の長手方向の明るさを場所に応じて変えることによって、発光面が縦長の照明装置であっても、机、テーブル、床面等のような照射面の均斉度を向上させることができる。
なお、以上の実施形態では、LED発光部110のLED145が8つのセクションに分割されている場合について述べたが、上記のように3つまたは2つのセクションに分割されている場合には、セクション電流制御部は3つまたは2つ設ければ良い。
また、上記のように8つのセクションに分割されている場合でも、中央部を基準に左右対称に電流の大きさが制御されているので、セクション1、8の電流を1つの電流制御部で制御し、セクション2、3、6、7を1つの電流制御部で制御し、セクション4、5を1つの電流制御部で制御するようにしても良い。
(LED照明装置の動作)
(測定例)
次に、実施形態1に係るLED照明装置100の動作を、2つの測定例を例示して説明する。
(第1測定例)
図4は、実施形態1にかかるLED照明装置100の第1測定例を示す図である。第1測定例では、LED発光部110に配置するLED145の個数を90個とし、LED145を10個ずつ9つのグループに分け、それぞれのグループのLED145をセクション1から9に配置している。
図4に示すように、LED発光部110の長さは410mm、立ち上がり部115の高さは740mm、テーブル135の横の長さは1200mm、縦の長さは710mmである。テーブル135は、一般的な事務机サイズである。
図5は、第1測定例の測定結果を示す図である。図5(A)は、LED発光部110の9セクションの明るさの分布を示す。図5(B)は、図5のAからIの照度測定ポイントにおける照度(ルクス)を示す。図5(C)は、LED発光部110の長手方向の照度測定ポイントにおける均斉度を示す。図5(D)は、机全体における均斉度を示す。
第1測定例では、図5(A)に示す通り、9セクションの明るさの分布として系列1から系列3まで3通りの分布を設定している。系列1では、全てのセクションの明るさを2とした。系列2では、セクション1、2、8、9の4つのセクションの明るさを3とし、セクション3、4、6、7の4つのセクションの明るさを2とし、中央部のセクション5の明るさを1とした。系列3では、セクション1、2、8、9の4つのセクションの明るさを3とし、セクション3、4、5、6、7の5つのセクションの明るさを1とした(なお、明るさは数値が大きいほど明るい)。
図4に示すように、それぞれの系列において、テーブ上のA、B、C、D、E、F、G、H、Iの各照度測定ポイントにおける照度を調べた。その結果は、図5(B)に示すような分布となった。
すなわち、系列1のように、全てのセクションの明るさを同一の2とした場合には、図5(B)に示すように、中央部のEの照度測定ポイントが最も明るくなり、D、Fの照度測定ポイント、C、Gの照度測定ポイントの順に明るさが落ち、B、Hの照度測定ポイントが、D、Fの照度測定ポイントよりも明るくなり、A、Iの照度測定ポイントがC、Gの照度測定ポイント程度に明るくなる。
照度測定ポイントA―B―C方向の一番明るい照度測定ポイントの照度に対する一番暗い照度測定ポイントの照度の比、即ち、LED発光部110の長手方向の均斉度を求めると、図5(C)の系列1に示すように0.516となった。また、照度測定ポイントD―E―F方向のLED発光部110の長手方向の均斉度は0.44となった。さらに、照度測定ポイントG―H―I方向のLED発光部110の長手方向の均斉度は0.457となった。
次に、系列2のように、セクション1、2、8、9の4つのセクションの明るさを3とし、セクション3、4、6、7の4つのセクションの明るさを2とし、中央部のセクション5の明るさを1とした場合には、図5(B)に示すように、中央部のEの照度測定ポイントが最も明るくなり、D、Fの照度測定ポイント、C、Gの照度測定ポイントの順に明るさが落ち、B、Hの照度測定ポイントが、D、Fの照度測定ポイントよりも明るくなり、A、Iの照度測定ポイントがC、Gの照度測定ポイント程度に明るくなる。
照度測定ポイントA―B―C方向のLED発光部110の長手方向の均斉度を求めると、図5(C)の系列2に示すように0.524となった。また、照度測定ポイントD―E―F方向のLED発光部110の長手方向の均斉度は0.53となった。さらに、照度測定ポイントG―H―I方向のLED発光部110の長手方向の均斉度は0.557となった。
次に、系列3のように、セクション1、2、8、9の4つのセクションの明るさを3とし、セクション3、4、5、6、7の5つのセクションの明るさを1とした場合には、図5(B)に示すように、中央部のEの照度測定ポイントが最も明るくなり、D、Fの照度測定ポイント、C、Gの照度測定ポイントの順に明るさが落ち、B、Hの照度測定ポイントが、D、Fの照度測定ポイントよりも明るくなり、A、Iの照度測定ポイントがC、Gの照度測定ポイント程度に明るくなる。
照度測定ポイントA―B―C方向のLED発光部110の長手方向の均斉度を求めると、図5(C)の系列3に示すように0.531となった。また、照度測定ポイントD―E―F方向のLED発光部110の長手方向の均斉度は0.51となった。さらに、照度測定ポイントG―H―I方向のLED発光部110の長手方向の均斉度は0.61となった。
系列1から系列3における照度測定ポイントA―B―C方向、D―E―F方向及びG―H―I方向の均斉度を総合的に比較すると、系列1よりも系列2、3の方が、均斉度が向上していることがわかる。
また、系列1から系列3における机全体の均斉度を見ると、図5(D)に示すように、照度測定ポイントA―B―C方向、D―E―F方向、G―H―I方向のいずれもほぼ同一の数値となっている。
このように、LED発光部110の長手方向の均斉度は電流値を制御することで向上することが確認できるが、この測定実験では、長手方向と交差する方向の均斉度を向上させるレンズを使用していないため、机全体の均斉度を見ると、系列1、2、3で大きな向上は見られない。
(第2測定例)
図5は、実施形態1にかかるLED照明装置100の第2測定例を示す図である。第2測定例では、LED発光部110に配置するLED145の個数を130個とし、LED145を10個ずつ13のグループに分け、それぞれのグループのLED145をセクション1から13に配置している。
図5に示すように、LED発光部110の長さは700mm、立ち上がり部115の高さは740mm、テーブル135の横の長さは1200mm、縦の長さは710mmである。テーブル135は、一般的な事務机サイズである。
図7は、第2測定例の測定結果を示す図である。図7(A)は、LED発光部110の13セクションの明るさの分布を示す。図7(B)は、図6のAからIの照度測定ポイントにおける照度を示す。図7(C)は、LED発光部110の長手方向の照度測定ポイントにおける均斉度を示す。図7(D)は、机全体における均斉度を示す。
第2測定例では、図7(A)に示す通り、13セクションの明るさの分布として系列1から系列3まで3通りの分布を設定している。系列1では、全てのセクションの明るさを2とした。系列2では、セクション1、2、12、13の4つのセクションの明るさを3とし、セクション3、4、10、11の4つのセクションの明るさを2とし、中央部のセクション5、6、7、8、9の5つのセクションの明るさを1とした。系列3では、セクション1、2、12、13の4つのセクションの明るさを3とし、セクション3から10の8つのセクションの明るさを1とした。
図6に示すように、それぞれの系列において、テーブ上のA、B、C、D、E、F、G、H、Iの照度測定ポイントの照度を調べた。その結果は、図7(B)に示すような分布となった。
すなわち、系列1のように、全てのセクションの明るさを同一の2とした場合には、図7(B)に示すように、中央部のEの照度測定ポイントが最も明るくなり、D、Fの照度測定ポイント、C、Gの照度測定ポイントの順に明るさが落ち、B、Hの照度測定ポイントが、D、Fの照度測定ポイント程度に明るくなり、A、Iの照度測定ポイントがC、Gの照度測定ポイント程度に明るくなる。
照度測定ポイントA―B―C方向の一番明るい照度測定ポイントの照度に対する一番暗い照度測定ポイントの照度の比、即ち、LED発光部110の長手方向の均斉度を求めると、図7(C)の系列1に示すように0.538となった。また、照度測定ポイントD―E―F方向のLED発光部110の長手方向の均斉度は0.542となった。さらに、照度測定ポイントG―H―I方向のLED発光部110の長手方向の均斉度は0.604となった。
次に、系列2のように、セクション1、2、12、13の4つのセクションの明るさを3とし、セクション3、4、10、11の4つのセクションの明るさを2とし、中央部のセクション5、6、7、8、9の5つのセクションの明るさを1とした場合には、図7(B)に示すように、中央部のEの照度測定ポイントが最も明るくなり、D、Fの照度測定ポイント、C、Gの照度測定ポイントの順に明るさが落ち、B、Hの照度測定ポイントが、D、Fの照度測定ポイント程度に明るくなり、A、Iの照度測定ポイントがC、Gの照度測定ポイント程度に明るくなる。
照度測定ポイントA―B―C方向のLED発光部110の長手方向の均斉度を求めると、図7(C)の系列2に示すように0.65となった。また、照度測定ポイントD―E―F方向のLED発光部110の長手方向の均斉度は0.656となった。さらに、照度測定ポイントG―H―I方向のLED発光部110の長手方向の均斉度は0.704となった。
次に、系列3のように、セクション1、2、12、13の4つのセクションの明るさを3とし、セクション3から11の9つのセクションの明るさを1とした場合には、図7(B)に示すように、中央部のEの照度測定ポイントが最も明るくなり、D、Fの照度測定ポイント、C、Gの照度測定ポイントの順に明るさが落ち、B、Hの照度測定ポイントが、D、Fの照度測定ポイント程度に明るくなり、A、Iの照度測定ポイントがC、Gの照度測定ポイント程度に明るくなる。
照度測定ポイントA―B―C方向のLED発光部110の長手方向の均斉度を求めると、図7(C)の系列3に示すように0.683となった。また、照度測定ポイントD―E―F方向のLED発光部110の長手方向の均斉度は0.694となった。さらに、照度測定ポイントG―H―I方向のLED発光部110の長手方向の均斉度は0.763となった。
系列1から系列3における照度測定ポイントA―B―C方向、D―E―F方向及びG―H―I方向の均斉度を総合的に比較すると、系列1に比べ系列2、3の場合の横方向の均斉度の数値は高いものになっている。
また、系列1から系列3における机全体の均斉度を見ると、図7(D)に示すように、照度測定ポイントA―B―C方向、D―E―F方向、G―H―I方向の均斉度の数値が、系列1よりも系列2の方が、系列2よりも系列3の方がそれぞれ大きくなっている。
このように、LED発光部110の長手方向の均斉度は電流値を制御することで向上することが確認できるが、この測定実験では、長手方向と交差する方向の均斉度を向上させるレンズを使用していないため、机全体の均斉度を見ると、系列1に比べ、系列2、3の均斉度は向上しているが、長手方向に限った均斉度の向上はより少ない数値になっている。
第1測定例と第2測定例とを比較すると、第2測定例の方が、LED発光部110の長手方向の均斉度の数値が大きくなっていることがわかる。したがって、LED発光部110の長さを長くした方が照度面の均斉度をより向上させることができることがわかる。
以上のように、実施形態1では、等間隔に配置した複数のLED145を複数のグループに分割し、各グループに供給する電流の大きさを制御し、LED発光部110の中央部よりも端部の方が明るくなるようにした。この制御によって、机、テーブル、床面等のような照射面の横方向(図1参照)の均斉度を向上させている。
[実施形態2]
実施形態2に係るLED照明装置100は、LED発光部110のLED145の配置状態が実施形態1のLED145の配置状態とは異なる。実施形態1ではLED145の実装間隔が全てのセクションにおいて均等であったが、実施形態2のLED145の実装間隔はセクションごとに不均等である。
図8は、実施形態2にかかるLED照明装置のLED発光部の詳細図である。
図8に示すように、LED発光部110は、複数のLED145がセクションごとに不均等な実装間隔で直線状に配置されている。具体的には、基板に取り付けられた48個のLED145が8個ずつ6つのセクションに分割され、LED発光部110の中央部のセクションに位置するLEDの実装間隔よりも端部のセクションに位置するLEDの実装間隔の方が小さくなるように配置されている。なお、実施形態1ではLED発光部110に48個のLED145を配置しているが、LED145の個数は、これに限らず、48個より少なくとも良いし、多くとも良い。
64個のLED145は、8個ずつ6つのグループに分割されている。また、LED発光部110は、図8に示すように、LED発光部110の長手方向にセクション1、セクション2、…、セクション6という6つのセクションに分けられている。それぞれのセクションには各グループに分割されたLED145が配置される。
図8に示すように、セクション1と6に配置されるLED145の実装間隔は、他のセクションよりも最も小さくなっている。また、セクション3と4に配置されるLED145の実装間隔は、他のセクションよりも最も大きくなっている。さらにセクション2と5に配置されるLED145の実装間隔は、セクション1、2の中間の実装間隔になっている。
このようにLED145を配置したLED発光部110に制御部から全てのLED145に対して同一の大きさの電流が供給される。このため、実施形態1と同様に、LED発光部110の中央部よりも端部の方が明るくなる。
したがって、実施形態2に係るLED照明装置100も実施形態1に係るLDE照明装置100と同様に、LED発光部110の長手方向の均斉度を向上させることができる。なお、制御部200の基本的な構成は実施形態1と同一である。
なお、実施形態2では、全てのLED145に同一の大きさの電流を供給したが、均斉度を向上させるために、実施形態1と同様に、セクションごとに供給する電流を制御しても良い。
[実施形態3]
実施形態3に係るLED制御装置100は、実施形態1および実施形態2のLED発光部110に、LED145が放射する光をLED発光部110の長手方向または長手方向に対して交差する方向のいずれか又は双方に拡散又は集光させる配光レンズ140(図8参照)を備えさせ、照射面の均斉度を向上させたものである。
配光レンズ140は、図8に示すように、LED発光部110の長手方向に沿って縦長な形状を有し、全てのLED145を覆うように設けられる。配光レンズ140はLED145が放射する光をLED発光部110の長手方向または長手方向に対して交差する方向のいずれか又は双方に拡散又は集光させる。
図9は、実施形態1および2にかかるLED照明装置100の配光状態の説明図である。図10は、実施形態1および2にかかるLED照明装置100に配光レンズを取り付けた、実施形態3に係るLED照明装置100の配光状態の説明図である。
実施形態1および2にかかるLED照明装置100のように、配光レンズ140が設けられていない場合は、LED145の配光は、図9(A)、(B)に示すように、LED発光部110の真下に放射状となる。このため、照射面は、図9(A)に示すように、LED発光部110の中央部は明るく、両端は暗くなる。また、図9(B)に示すように、LED発光部110から照射される多くの光が照射面から漏れてしまう。
しかし、実施形態3に係るLED照明装置100のように、配光レンズ140が設けられている場合は、LED145の長手方向および長手方向に交差する方向に広がる配光が制御される。特に、図10(A)に示すように、配光レンズ140による光の照射角度を、LED発光部110の中央部から端部に向けて小さくなるようにしている(110°→60°→30°)ので、図9(B)に示すように、LED145の長手方向において、照射面から漏れてしまう光束を少なくできる。このため、机の照射面はどの部分も明るさがほぼ均一となる。
なお、配光レンズ140は、中央部には設けずに端部にのみ設けても良いし、各LED145に対して個別に設けても良い。
以上の実施形態は、本発明の思想を具体的に説明するために例示したものであり、本発明はその実施形態に限定されるものではない。
100 LED照明装置、
110 LED発光部、
120 制御部、
124−1 セクション1電流制御部、
124−8 セクション8電流制御部、
126 LED電源、
130 基部、
135 テーブル
140 配光レンズ、
145 LED。

Claims (6)

  1. 複数のLEDを列状に配置したLED発光部と、
    前記LED発光部の中央部より端部の光束が増加するように各LEDに供給する電流を制御する制御部と、を有し、
    前記LED発光部は、前記複数のLEDが放射する光を前記LED発光部の長手方向または前記長手方向に対して交差する方向のいずれか又は双方に拡散又は集光させる配光レンズを備え、
    前記配光レンズによる光の照射角度はLED発光部の中央部から端部に向けて小さくし、前記LED発光部の長手方向の照射面の均斉度を向上させることを特徴とするデスクライト
  2. 前記複数のLEDは、等間隔で配置されていることを特徴とする請求項1に記載のデスクライト
  3. 前記複数のLEDは、前記LED発光部の中央部に位置するLEDの実装間隔よりも端部に位置するLEDの実装間隔の方が小さくなるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のデスクライト
  4. 前記複数のLEDは、複数のグループに分割され、前記制御部は、グループごとに供給する電流を制御することを特徴とする請求項1または2に記載のデスクライト
  5. 前記複数のLEDは、実装間隔が異なるLEDごとに複数のグループに分割され、前記制御部は、グループごとに供給する電流を制御することを特徴とする請求項1または3に記載のデスクライト
  6. 前記配光レンズは、前記LED発光部の中央部には設けずに端部にのみ設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のデスクライト
JP2014219727A 2014-10-28 2014-10-28 デスクライト Expired - Fee Related JP6192628B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014219727A JP6192628B2 (ja) 2014-10-28 2014-10-28 デスクライト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014219727A JP6192628B2 (ja) 2014-10-28 2014-10-28 デスクライト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016085929A JP2016085929A (ja) 2016-05-19
JP6192628B2 true JP6192628B2 (ja) 2017-09-06

Family

ID=55973854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014219727A Expired - Fee Related JP6192628B2 (ja) 2014-10-28 2014-10-28 デスクライト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6192628B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7357276B2 (ja) * 2019-09-17 2023-10-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明器具

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007334423A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Shimatec:Kk 自動撮影装置
JP5147358B2 (ja) * 2007-10-19 2013-02-20 コイト電工株式会社 照明光学系
JP2011135585A (ja) * 2011-01-14 2011-07-07 Ricoh Co Ltd 原稿照明装置、画像読み取り装置、および画像形成装置
JP5382955B2 (ja) * 2011-05-19 2014-01-08 京都電機器株式会社 線状照明装置
WO2013109899A1 (en) * 2012-01-19 2013-07-25 Phoseon Technology, Inc. Edge weighted spacing of leds for improved uniformity range

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016085929A (ja) 2016-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5418103B2 (ja) 照明器具
CA2947033C (en) Wall wash lighting system
JP2010123458A (ja) 照明装置
US20130170200A1 (en) Light Source
JP6192628B2 (ja) デスクライト
JP3157161U (ja) 照明装置
JP6158829B2 (ja) 空間照明方法
US20090231855A1 (en) Uniform wash lighting fixture and lens
US20180116023A1 (en) Lighting device with variable light distribution
KR20100030339A (ko) 엘이디를 이용한 조명 모듈
KR101581379B1 (ko) 색온도 조절 및 밝기 조절이 가능한 무영등
JP2008210568A (ja) 多点光源集積体の光源配置構造
CN102418884A (zh) 一种照度均匀的照明灯
JP2017188231A (ja) Ledランプ及び照明装置
CN207906946U (zh) 一种照明装置及台灯
KR101033539B1 (ko) Led전용의 가변 배광 반사판
US20160061411A1 (en) Led luminaire having differently settable light distributions
CN207349826U (zh) 非同轴混光装置
TWI409412B (zh) Led照明裝置
JPWO2017061557A1 (ja) 照明装置
WO2014167453A1 (en) Lighting apparatus characterized by an approximately laminar light beam
JP6343700B2 (ja) 照明ランプ
JP2016091855A (ja) 照明器具
CN108518601A (zh) 一种照明装置及调节方法、台灯
CN209991410U (zh) 光学部件和照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6192628

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees