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JP6191107B2 - 情報共有システム、情報共有方法および車載端末 - Google Patents

情報共有システム、情報共有方法および車載端末 Download PDF

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JP6191107B2
JP6191107B2 JP2012205711A JP2012205711A JP6191107B2 JP 6191107 B2 JP6191107 B2 JP 6191107B2 JP 2012205711 A JP2012205711 A JP 2012205711A JP 2012205711 A JP2012205711 A JP 2012205711A JP 6191107 B2 JP6191107 B2 JP 6191107B2
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Description

本発明は、複数の車両間で情報の共有を行うための技術に関する。
街中に点在する様々な施設に関する情報を、車両に対して提供する技術が知られている。施設に関する情報(以下、施設情報)には、例えば、ガソリンスタンドや駐車場の情報などがある。ガソリンの価格や、駐車場の満空情報、駐車料金などの情報を車両に提供することで、ドライバーは自分の希望に合った施設を探すことができる。
例えば、特許文献1には、ドライバーに駐車場を案内する駐車場情報提供システムが記載されている。当該システムでは、駐車場の満空情報を情報提供サーバが管理し、車両から要求があった際に、利用可能な駐車場の候補を生成して、車両がアクセスしやすい順に優先度を付けて提供している。特許文献1に記載のシステムは、駐車場情報のみを配信するものであるが、駐車場以外の施設情報を配信するようにしてもよい。
しかし、特許文献1に記載のシステムは、全ての施設情報をサーバに集約し、車両から送信された要求をサーバが処理するため、車両や施設の数が増えると処理量および通信量が増大し、レスポンスが悪化するという問題がある。また、利用者は通信料金を負担しなければならない。
この問題を解決するため、アドホックネットワークを利用することができる。例えば、特許文献2に記載の情報配信システムでは、車両が、店舗を利用するごとに路車間通信によって当該店舗の情報を取得する。そして、取得した店舗情報を、当該店舗情報の取得を希望する他の車両に車車間通信を用いて送信する。当該情報配信システムによると、ネットワークおよびサーバに負担をかけずに車両同士が施設情報を共有することができる。
特開2012−058931号公報 特開2007−240821号公報
特許文献2に記載のシステムを用いると、車車間通信によって、車両同士が施設情報を共有することができる。しかし、当該システムは、情報を有する車両が、当該情報の取得を希望する車両に対して情報送信を行うものであるため、多くの車両に情報を拡散させることができない。利用者の嗜好に左右される飲食店などの情報とは異なり、駐車場や電気自動車の充電施設、ガソリンスタンドの情報など、車両の運行に密接に関わる施設の情報は、できるだけ多くの車両によって共有されることが望ましいが、特許文献2に記載の発明では、これを実現することができない。
車車間通信によって、情報を多くの車両に拡散させる手法として、各車両が、受信した情報を繰り返しブロードキャスト送信するという方法がある。しかし、送信する情報を選別せずに無制限にブロードキャストを繰り返すと、伝送路が輻輳するという問題が発生する。これらの問題を解決するためには、車両が、ドライバーにとって有益な施設情報のみを選別して共有するという仕組みが必要となる。
本発明は上記の問題点を考慮してなされたものであり、ドライバーにとって有益な情報を車車間通信によって共有することができる情報共有システム、および情報共有方法を提供することを目的とする。
本発明に係る情報共有システムは、路側装置と、複数の車両と、からなるシステムである。
具体的には、路側装置は、所定の地点を通過する車両に、当該路側装置に対応する施設の情報である施設情報を送信する施設情報配信手段を有する。
また、車両は、前記路側装置から前記施設情報を受信する第一の施設情報受信手段と、他の車両から前記施設情報を受信する第二の施設情報受信手段と、前記第一および第二の施設情報受信手段が受信した施設情報を記憶する施設情報記憶手段と、前記施設情報記憶手段から施設情報を抽出して他の車両に送信する施設情報送信手段と、施設情報の送信を要求する情報であって、自車両に関する情報を含む施設情報要求を、他の車両に送信する施設情報要求送信手段と、他の車両から前記施設情報要求を受信する施設情報要求受信手段と、を有する。
また、前記施設情報送信手段は、他の車両から前記施設情報要求を受信していない場合は、所定のアルゴリズムによって施設情報を抽出して周期的に送信し、他の車両から施設情報要求を受信した場合は、前記施設情報要求に含まれる情報に基づいて施設情報を抽出し、送信することを特徴とする。
本発明における路側装置は、道路上の所定の位置に配置され、通過する車両に対して、対応する施設の情報である施設情報を送信する。施設とは、道路から入場することができる任意の施設であり、例えば駐車場、ガソリンスタンド、電気自動車の充電設備などである。また、施設情報とは、施設に関する情報であり、例えば駐車料金、ガソリン価格、充電料金、満空情報などである。送信された施設情報は、車両によって受信され、記憶される。
また、車両は、施設情報要求を他の車両に対して送信することができる。施設情報要求とは、他の車両に対して、当該車両が有している施設情報の送信を要求する情報である。施設情報要求は、例えば現在位置や進行方向、航続可能距離といったような、自車両に関する情報を含んでおり、施設情報要求を受信した車両は、当該情報を参照して、要求を送信した車両に適した施設情報を抽出して送信することができる。
施設情報要求は、任意のタイミングで送信することができる。例えば、ドライバーの操作によって送信してもよいし、航続可能距離が少なくなった場合に自動で送信してもよい。
車両は、施設情報要求を受信していない場合は、記憶している施設情報を所定のアルゴリズムによって周期的に抽出し送信する。所定のアルゴリズムとは、周囲の車両にとって有益な施設情報を抽出できるものであれば、どのようなものであってもよい。例えば「現在位置を中心とする所定の範囲内にある施設情報を抽出する」などである。これにより、情報を欲している車両がいない場合は、周辺車両同士で施設情報の共有を図ることができる。
また、他の車両から施設情報要求を受信した場合は、記憶している施設情報のうち、当該要求に適合する施設情報を抽出し、送信を行う。これにより、情報を欲している車両が現れた場合は、周辺の車両は、あらかじめ共有された情報から、当該車両が欲する情報を抽出して送信することができる。
また、前記施設情報送信手段は、他の車両から施設情報要求を受信した場合に、抽出した施設情報を、周期の到来を待たずに送信することを特徴としてもよい。他の車両から施
設情報要求を受信した場合、周期の到来を待たずに施設情報を送信することで、情報を欲する車両は、短時間で所望の施設情報を入手することができる。
また、前記施設情報要求手段が送信する施設情報要求は、自車両の位置情報を含み、前記施設情報送信手段は、前記施設情報要求を受信した場合に、送信する施設情報を、受信した前記施設情報要求に含まれる前記位置情報に基づいて抽出することを特徴としてもよい。
施設情報要求は、少なくとも自車両の位置情報を含んでいることが好ましい。情報を提供する車両は、当該位置情報に基づいて施設情報を抽出するため、施設情報を要求した車両は、走行している場所の近傍にある施設の情報を取得することができる。
また、前記施設情報送信手段は、他の車両から前記施設情報要求を受信した場合に、当該他の車両との距離および相対速度から、通信が可能である時間を算出し、当該時間で通信が可能な量の施設情報を抽出して送信することを特徴としてもよい。
走行している車両同士が通信を行う場合、通信可能範囲に互いがいる時間が限られる。そこで、相手の車両との距離および速度を取得し、通信が可能な時間を算出することで、送信できる情報の量を決定でき、情報を送信している途中で通信が途絶することを避けることができる。
また、前記施設情報送信手段は、施設情報を抽出して送信する際、前記施設情報記憶手段に複数の施設情報が記憶されている場合は、他の車両から受信した回数が多い施設情報よりも受信した回数が少ない施設情報を優先、または、他の車両に送信した回数が多い施設情報よりも送信した回数が少ない施設情報を優先することを特徴としてもよい。
自車が複数の施設情報を有している場合、多くの車両によって共有されている情報よりも、より共有されていない情報を優先して送信することが好ましい。施設情報が他の車両によってどの程度共有されているかは、当該施設情報を送受信した回数によって推定することができる。他の車両から受信した回数が少ない情報、または、他の車両に送信した回数が少ない情報を優先して送信することで、多くの車両によって共有されていない情報を、より多くの車両に拡散させることができる。
また、前記車両は電気自動車であり、前記路側装置に対応する施設は、電気自動車の充電設備であることを特徴としてもよい。
充電設備に関する情報(以下、充電設備情報)とは、充電設備の場所や充電料金、充電規格や空き情報などである。充電設備情報を電気自動車の間で共有することで、蓄電量が少なくなるたびにドライバーが充電設備を探す必要がなくなり、利便性が大幅に向上する。
また、前記施設情報要求手段が送信する施設情報要求は、自車両の走行可能距離をさらに含み、前記施設情報送信手段は、受信した前記施設情報要求に含まれる前記走行可能距離をさらに用いて、送信する施設情報を抽出することを特徴としてもよい。
対象が電気自動車である場合、蓄電量(バッテリー残量)から算出される航続可能距離を施設情報要求に含ませることで、到達可能な範囲にある充電設備の情報のみを取得することができる。
また、前記施設情報要求送信手段は、自車両の蓄電量が閾値を下回った場合に、前記施設情報要求を他の車両に送信することを特徴としてもよい。電気自動車の蓄電量が少なく
なった場合、施設情報要求を自動で送信することで、ドライバーは煩わしい操作を行うことなく充電設備情報を入手することができる。
また、前記施設情報要求送信手段は、自車両の蓄電量が閾値を下回った場合に、周期的に前記施設情報要求を他の車両に送信し、前記蓄電量が多い場合と比較して少ない場合に、より短い周期で前記施設情報要求を送信することを特徴としてもよい。
このように、蓄電量が少なくなるほど、より短い周期で施設情報要求を送信するようにしてもよい。このようにすることで、条件に合う充電設備情報を有している車両をより早く発見することができる。
本発明によれば、ドライバーにとって有益な情報を車車間通信によって共有することができる情報共有システム、および情報共有方法を提供することができる。
路側装置の配置位置を説明する図である。 第一の実施形態における充電設備情報のフォーマットを説明する図である。 第一の実施形態における路側装置のシステム構成図である。 第一の実施形態における車載端末のシステム構成図である。 路側装置から車載端末へ充電設備情報を伝送する処理のフローチャートである。 車載端末が行う、充電設備情報を送信する処理のフローチャートである。 第一の実施形態における伝送メッセージの構造を説明する図である。 第一の実施形態における車両情報のフォーマットを説明する図である。 車載端末が行う、充電設備情報を受信した際の処理フローチャートである。 第一の実施形態における充電設備情報の抽出方法を説明する図である。 第一の実施形態の変形例に係る、蓄電量と待ち時間との関係を説明する図である。 第三の実施形態に係る、充電設備情報の例である。 変形例に係る、充電設備以外の施設情報の例である。
(第一の実施形態)
第一の実施形態に係る情報共有システムは、電気自動車の充電スタンド(以下、充電設備)に併設された路側装置10と、車両に搭載された車載端末20からなり、充電設備情報を車両間で共有するシステムである。
<充電設備情報の共有方法>
路側装置、および車載端末の説明を行う前に、充電設備情報を路車間、および車車間で共有する方法について、その概要を説明する。図1は、路側装置の設置場所を説明する図である。路側装置は、充電設備に併設されている無線装置であり、図2に示したような充電設備情報をそれぞれ記憶している。また、路側装置は、無線通信によって、充電設備の近傍を通過する車両に充電設備情報を送信する。車両に搭載された車載端末は、路側装置から送信された充電設備情報を受信し、記憶する。
一方、車載端末は、記憶した充電設備情報を他の車載端末に周期的にブロードキャスト送信する。車載端末が、充電設備情報を複数記憶している場合は、一度に送信できる情報量に限りがあるため、所定のアルゴリズムによって情報を抽出し、送信する。充電設備情報を抽出する具体的なアルゴリズムについては後述する。車載端末によって送信された充電設備情報は、他の車載端末によって受信され、記憶される。これを繰り返すことによっ
て、路側装置から送信された充電設備情報を、複数の車載端末間で共有することができる。
また、車載端末は、他の車載端末に対して、充電設備情報の送信を要求することができる。このとき送信される情報が、本発明における施設情報要求である。本実施形態では充電設備情報要求と称する。
例えば、自車両の蓄電量が少なくなってきた場合であって、自車両が充電設備情報を持っていない場合、または、充電設備情報を持っていても、ドライバーが所望するものではない場合、他の車載端末に対して充電設備情報要求を送信する。充電設備情報要求は、他の車載端末が充電設備情報を抽出するための情報が含まれている。例えば、自車両の現在位置や、走行できる残り距離、希望する充電料金の価格帯などである。他の車載端末は、当該情報を参照して、送信する充電設備情報を抽出する。
車載端末は、充電設備情報要求を受信していない場合は、記憶した充電設備情報から、送信する情報を所定のアルゴリズムによって抽出し、周期的に送信する。もし、充電設備情報要求を受信した場合は、当該要求の内容に基づいて、条件に適合した充電設備情報を抽出し、前記周期と関係なく送信を行う。
以上に説明した動作によって、各車載端末は、路側装置から送信された充電設備情報を効率よく共有し、情報を欲する車両にいち早く伝達することができる。
<システム構成>
以上に説明した動作を実現するための、実施形態の詳細について説明する。
路側装置10は、充電設備の近傍に設置され、当該充電設備に関する充電設備情報を車載端末20に送信する無線装置である。車載端末20は、ドライバーに対して充電設備情報の提供を行う端末である。また、車載端末20は、無線通信によって他の車載端末と情報を交換する機能を有している。
まず、路側装置10について説明する。図3は、第一の実施形態に係る路側装置10のシステム構成図である。
施設情報記憶部11は、不揮発性メモリや固定ディスク装置によって構成され、路側装置に紐付いた充電設備に関する情報である充電設備情報を記憶する手段である。充電設備情報とは、図2で示したように、情報を発行した時刻、充電設備の位置情報、利用可否状況、利用料金、利用条件などが含まれる情報である。
通信部12は、車載端末20との無線通信を行う手段である。無線通信によって充電設備情報を送信することができれば、使用する周波数および通信方法は特に限定されない。
次に、車載端末20について説明する。図4は、車載端末20のシステム構成図である。
施設情報記憶部21は、路側装置もしくは他の車載端末から受信した充電設備情報を記憶する手段である。施設情報記憶部11と同様に、不揮発性メモリであってもよいし、固定ディスク装置などであってもよい。施設情報記憶部21は、複数の充電設備情報を記憶することができる。
制御部22は、車載端末20全体の制御を司る手段である。具体的には、充電設備情報の送信周期の管理や、他の車載端末から受信した充電設備情報要求の読み取り、充電設備情報要求の生成などを行う。
送信情報生成部23は、他の車載端末に送信する情報を施設情報記憶部21から抽出し、送信するメッセージを生成する手段である。車載端末が一度に送信できる情報の量には限りがあり、また、充電設備情報要求を受信した場合は、条件に適合した充電設備情報を送信しなければならない。そのため、送信情報生成部23は、記憶された充電設備情報の
中から、送信すべき情報を所定のアルゴリズムによって抽出する。
また、通信部24は、無線によって路側装置、または他の車載端末との通信を行う手段である。通信部24が無線通信を行う方法は、通信部12と同様である。
<路側装置による充電設備情報の送信>
次に、路側装置から車載端末へ充電設備情報を送信する処理について説明する。図5は、路側装置および車載端末が行う、充電設備情報の伝送処理のフローチャートである。
路側装置が有する通信部12は、道路上の地点に向けて周期的に無線信号を送信している。当該無線信号を、車載端末が有する通信部24が受信し、ネゴシエーションが成立すると、図5に示したフローチャートが開始される。
ステップS11では、路側装置が、施設情報記憶部11に記憶している充電設備情報を、通信部12を介して車載端末へ送信する。そして、ステップS12で、車載端末が、通信部24を通して受信した充電設備情報を充電設備情報記憶部21に記憶させる。既に記憶されている充電設備情報がある場合、追加で記憶を行うが、記憶できる容量を超過した場合は、任意の削除処理によって記憶容量を確保してもよい。例えば、受信時刻が最も古い充電設備情報を削除してもよいし、現在位置から距離が最も遠い充電設備の情報を削除してもよい。
以上の処理により、車両に搭載された車載端末は、路側装置の近傍を通過するたびに当該路側装置に対応する充電設備情報を受信し、記憶することができる。
<車載端末による周期的な充電設備情報の送信>
次に、車載端末20が、他の車載端末に対して周期的に充電設備情報を送信する処理について説明する。図6は、車載端末20が行う、充電設備情報の周期的な送信処理のフローチャートである。
図6に示した処理は、車両が稼働している間は常に実行される。例えばエンジンの始動とともに開始し、エンジンの停止とともに終了してもよい。
まず、ステップS21で、制御部22が、自車両の蓄電量が閾値未満であるかを確認する。蓄電量の閾値とは、充電設備の探索を開始すべき蓄電量である。当該閾値は、近隣の充電設備まで走行することができる蓄電量であればよい。ここで、蓄電量が閾値未満であった場合は、ステップS22へ遷移し、充電設備を探していることを示す探索フラグをONにしたのち、ステップS23へ遷移する。蓄電量が閾値以上であった場合は、そのままステップS23へ遷移する。探索フラグについてはステップS24で説明する。
次に、ステップS23で、制御部22が、充電設備情報を送信するタイミングが到来したかを確認する。具体的には、前回の処理において充電設備情報を送信(ステップS25)した時刻からの経過時間を確認し、所定の時間を過ぎていればステップS24へ遷移し、過ぎていなければステップS21へ戻る。なお、所定の時間とは、所望に応じてどのように設定してもよい。
ステップS24では、送信情報生成部23が、他の車載端末に送信する充電設備情報を施設情報記憶部21から抽出し、送信するデータ(以下、伝送メッセージと称する)を生成する。この処理について詳しく説明する。
車載端末間で送受信される伝送メッセージの構造を図7に示す。伝送メッセージは、自車両の走行状態に関する情報(以下、車両情報と称する)と、施設情報記憶部から抽出された複数の充電設備情報からなる。
車両情報の例を図8に示す。車両情報は、自車両の走行状態を表すデータであり、現在位置、速度、進行方向などを含むデータである。また、車両情報は、充電設備を探してい
ることを表す探索フラグを有している。車両情報に含まれる探索フラグは通常0であるが(図8(a)参照)、ステップS22で探索フラグをONにする処理が実行されると1になる(図8(b)参照)。また、探索フラグが1である場合、希望条件を表すフィールドに値が代入される。ここでは、充電料金が「30分100円以下」であること、充電規格が「CHAdeMO(登録商標)」であることが条件として示されている。なお、希望条件については、探索フラグをONにする際に利用者が入力してもよいし、あらかじめ記憶している条件を使用してもよい。
次に、充電設備情報を抽出する処理について説明する。ステップS24では、所定のアルゴリズムによって充電設備情報を抽出する。例えば、自車両の現在位置から近い順に所定個数の情報を選択してもよいし、記憶している充電設備情報の「情報発行時刻」フィールドを参照し、情報を発行した時刻が新しい順に所定の個数を選択するようにしてもよい。このようにすることで、周囲の車両にとって有益な充電設備情報を抽出することができる。また、記憶している充電設備情報の中から所定の個数をランダムに選択してもよい。この他にも、充電設備情報ごとに送信回数の上限を設け、送信回数が上限に達した情報は送信しないようにしてもよい。このように、ステップS24で行う充電設備情報の抽出方法には、任意の方法を用いることができる。
充電設備情報の抽出処理が完了すると、送信情報生成部23は、車両情報と、抽出した複数の充電設備情報から伝送メッセージを生成する。なお、充電設備情報を一つも記憶していない場合や、抽出した結果が何もない場合は、ステップS24,25の処理をスキップしてもよい。また、送信する情報は無いが、探索フラグがONである場合は、車両情報のみを含む伝送メッセージを生成してもよい。車両情報に含まれる探索フラグが1である伝送メッセージが、本発明における施設情報要求である。
そして、ステップS25で、通信部24が、生成された伝送メッセージをブロードキャスト送信する。送信後は、処理はステップS21へ戻る。
<車載端末による充電設備情報の受信>
次に、車載端末が、他の車載端末が送信した伝送メッセージを受信した際の処理について説明する。図9は、車載端末20が、他の車載端末によって送信された伝送メッセージを受信した際の処理フローチャートである。
車載端末20が、他の車載端末によってブロードキャスト送信された伝送メッセージを受信すると、図9に示した処理が開始される。
まず、ステップS31では、受信した伝送メッセージに含まれる充電設備情報を、施設情報記憶部21が記憶する。このとき、同じ情報が既に記憶されていた場合、情報を受け捨ててもよいし、上書きしてもよい。また、充電設備情報の内容によって当該情報を破棄するか記憶するかを選択してもよい。例えば、現在位置情報が取得できる場合、現在位置から所定の距離以上離れた充電設備についての情報は破棄してもよいし、自車両の進行方向と逆向きにある充電設備についての情報は破棄してもよい。また、施設情報記憶部の記憶容量が不足している場合は、充電設備情報に優先度を付し、優先度が低い情報から順に削除することで記憶容量を確保してもよい。
ステップS32では、制御部22が、受信した伝送メッセージに含まれる車両情報を参照し、探索フラグを確認する。ここで、探索フラグが1であった場合、伝送メッセージを送信した車載端末は、充電設備情報を要求していることを意味するため、処理をステップS33へ遷移させ、充電設備情報を送信する処理に移る。探索フラグが0であった場合、処理を終了させる。
ステップS33では、送信情報生成部23が、記憶している複数の充電設備情報から、
伝送メッセージを送信した車載端末が搭載された車両(以下、相手車両と称する)に適した充電設備情報を抽出する。具体的には、受信した伝送メッセージに含まれる車両情報に基づいて、施設情報記憶部から充電設備情報を抽出する。
ここで、車両情報に基づいて充電設備情報を抽出するアルゴリズムについて、三つのパターンを例示する。
(1)相手車両の位置情報と走行可能距離に基づいて情報を抽出する
車両情報から、相手車両の現在位置と、走行可能距離を取得することで、相手車両が到達することができるエリアに存在する充電設備を抽出することができる。例えば、図10(a)のように、相手車両の現在位置を中心として、走行可能距離を半径とする円内にある充電設備を抽出し、送信対象とすることができる。
(2)相手車両の位置情報と進行方向に基づいて情報を抽出する
相手車両の現在位置と、進行方向を取得することで、相手車両の移動経路に近い充電設備を抽出することができる。例えば、図10(b)のように、相手車両の進行方向±所定の角度以内にある充電設備を抽出し、送信対象とすることができる。
(3)相手車両の位置情報と目的地に基づいて情報を抽出する
相手車両の現在位置と、目的地を取得することで、目的地までの経路に近い位置にある充電設備を抽出することができる。例えば、図10(c)のように、相手車両の現在位置と目的地とを結んだ線から所定の距離以内にある充電設備を抽出し、送信対象とすることができる。
ここでは、三種類の抽出方法を例示したが、受信した伝送メッセージに含まれる車両情報に基づいて充電設備情報を抽出することができれば、抽出方法はどのようなものであってもよい。例えば、上記の方法によって抽出を行ったあと、車両情報に含まれる希望条件(料金や充電規格)に一致する充電設備をさらに絞り込んでもよいし、充電設備の場所は考慮せず、希望条件のみを用いて抽出してもよい。また、相手車両から取得した車両情報を考慮せず、自車両の現在位置のみに基づいて抽出してもよい。
この他にも、図8(c)のように、車両情報に自車載端末が記憶している充電設備情報を識別する情報を含ませ、ステップS33で当該充電設備情報を除外して抽出するようにしてもよい。
フローチャートの説明に戻る。充電設備情報の抽出が完了すると、送信情報生成部23が、抽出した充電設備情報に自車両の車両情報を付加し、伝送メッセージを生成する。生成される伝送メッセージのフォーマットは図7と同様である。
生成された伝送メッセージは、ステップS34で、通信部24によって送信される。
第一の実施形態では、以上に説明した処理によって、路側装置および車載端末が充電設備情報を送受信する。情報の送受信にはアドホックネットワークを利用するため、利用者が多くなってもサーバに負荷がかからないという利点がある。また、付近を走行する車両同士が充電設備情報を共有でき、情報を求める車両に対しては、求めに応じて適切な充電設備情報を送信することができる。
なお、図2に示した充電設備情報、および図8に示した車両情報はあくまで例示であり、車載端末が処理できる情報であれば、どのようなものを含んでいてもよい。また、伝送メッセージの送信周期は、周期的に送信を行うことができれば一定間隔である必要はなく、どのように間隔を定めてもよい。
また、ステップS21では、蓄電量が閾値未満であった場合に探索フラグをONにしているが、探索フラグの切り替えは手動で行ってもよい。また、車両が充電を行い、蓄電量が回復したら探索フラグをOFFにしてもよいし、利用者の操作によって探索フラグをOFFにしてもよい。
また、第一の実施形態では、伝送メッセージを送信する際は、ステップS23で送信タイミングの到来を待って送信を行ったが、探索フラグがONとなる条件を満たした場合は、車両情報のみを含む伝送メッセージを即座に送信するようにしてもよい。
(第一の実施形態の変形例)
第一の実施形態では、図6に示した送信処理を一定の周期で行っている。これに対し、本変形例は、車両の蓄電量に応じて送信周期を変更する実施形態である。
具体的には、ステップS23における待ち時間を、蓄電量が少なくなるにしたがって短くする。すなわち、蓄電量が短くなるにつれ、より短い周期で伝送メッセージを送信する。
図11は、ステップS23で用いる待ち時間と、蓄電量を表すSOC(State Of Charge:満充電に対する充電残量の比率)との関係を表したグラフである。本例では、SOC
が15を下回ると、所定の時間よりも送信間隔を短くする制御を行っている。本変形例では、蓄電量が少なくなるにつれて伝送メッセージの送信周期が短くなるため、より多くの充電設備情報を収集することが期待できる。
なお、送信周期とともに、車両情報に含まれる希望条件の内容を変更してもよい。例えば、通常は、充電料金が「30分100円以下」であることを条件とするが、蓄電量が少なくなってきた場合は「30分200円以下」とする、といったように、蓄電量に応じて条件を緩和してもよい。
(第二の実施形態)
第一の実施形態では、ステップS33で、条件に合致する充電設備の情報を全て抽出し、送信しているが、車両は常に移動しているため、送信中に通信が途絶してしまう可能性がある。第二の実施形態は、これを防止するため、互いの速度と距離から、通信可能な時間を算出し、送信する情報の量を決定する形態である。
第二の実施形態に係る車載端末20について、第一の実施形態との相違点を説明する。
制御部22は、受信した車両情報と、自車両から取得した情報から、通信可能時間を算出する機能を有している。また、送信情報生成部23は、充電設備情報を抽出する際に、算出した通信可能時間で送信できる量の情報を抽出する機能を有している。他の構成は、第一の実施形態と同一である。
次に、図9を参照しながら、第一の実施形態との処理の相違点を説明する。
他の車載端末から伝送メッセージを受信すると、制御部22が、ステップS31で、当該伝送メッセージに含まれる車両情報を取得し、相手車両の現在位置、速度、および進行方向を取得する。また、制御部22は、同時に自車両の現在位置、速度、および進行方向を取得する。そして、車両同士が所定の距離以内にある時間、すなわち相手車両との通信可能時間の見積もりを行う。
通信可能時間の見積もり方法について、一例を挙げて説明する。
例えば、相手車両と自車両が同じ道路を相対速度v[m/s]で対向している場合、車車間通信の通信可能距離(半径)をr[m]とすると、通信可能時間は、2r/v[秒]という式によって表すことができる。例えば、相対速度が25m/sであった場合であって、通信可能距離が25mであった場合、(2×25)/25より、通信可能時間は2秒となる。
なお、本実施形態では、両車両が互いに対向して走行している場合の例を挙げたが、通信可能時間は、双方の車両の現在位置、速度、進行方向に基づいて他の方法で演算することもできる。
ここでは、算出した通信可能時間を2秒、車車間通信の実効通信速度を0.2Mbps、通信の確立および充電設備情報の抽出に1秒かかるとする。情報の転送に利用できるのは1秒であるため、1秒間で約26キロバイトの情報を送信できることがわかる。ここで、車両情報および充電設備情報が1レコードあたり共に512バイトであるとすると、約52レコードを送信できることがわかる。すなわち、車両情報を1レコードと、充電設備情報を51レコード送信することができる。
送信可能なレコードの数が決定されると、ステップS33で、当該レコード数を上限とする伝送メッセージが生成される。
このように、本実施形態によると、通信可能時間を算出することで、送信できる情報量を見積もることができるため、通信の途絶を防ぐことができる。
(第三の実施形態)
第一および第二の実施形態では、周期的に充電設備情報を周囲の車両に送信しているが、既に多くの車両によって共有されている情報を送信しても有益ではない。第三の実施形態は、多くの車両によって既に共有されていると考えられる情報については、優先度を落として抽出および送信を行う実施形態である。
第三の実施形態に係る車載端末20について、第一の実施形態との相違点を説明する。
施設情報記憶部21が記憶する充電設備情報の例を図12に示す。第三の実施形態では、充電設備情報に、当該充電設備情報を他の車両から受信した回数を表す「受信回数」フィールドと、当該充電設備情報を他の車両に送信した回数を表す「送信回数」フィールドを追加する。「受信回数」は、ステップS31で充電設備情報を記憶する際、設備IDおよび情報発行時刻が、既に記憶されているレコードと一致する場合にインクリメントされる。また、「送信回数」は、ステップS25およびS34で充電設備情報を送信する際にインクリメントされる。他の構成は、第一の実施形態と同一である。
次に、図6を参照しながら、第一の実施形態との処理の相違点を説明する。
送信タイミングが到来すると、ステップS24で、送信情報生成部23が、他の車載端末に送信する充電設備情報を抽出する。この際、受信回数フィールドの値が小さいレコードについては、値が大きいレコードよりも優先して抽出する。また、送信回数フィールドの値が小さいレコードについては、値が大きいレコードよりも優先して抽出する。例えば、受信回数と送信回数を加算する、もしくは重み付け加算するなどし、結果の値が小さい順に送信するなどしてもよい。また、受信回数および送信回数は、どちらか片方のみを使用してもよい。
このように構成することにより、車載端末間で転送が繰り返されている情報よりも、転送されていない情報を優先して他の車載端末に送信することができる。受信回数および送信回数が多い情報は、より多くの車載端末によって記憶されていると推定できるが、受信回数および送信回数が少ない情報は、他の車載端末が有していない可能性があるため、優先して送信することが望ましい。このように構成することで、多くの車載端末によって共有されていない情報を、より多くの車載端末に共有させることが期待できる。
(変形例)
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。例えば、各実施形態の説明では、施設情報として、電気自動車の充電設備に関する情報を挙げたが、本発明における施設情報は、充電設備に関するもの以外であってもよい。例えば、図13は、給油施設の情報を表した例である。このように、本発明に係る情報共有システムは、街中に点在する施設に関する情報であれば、どのよう
なものであっても共有することができる。
10 路側装置
11,21 施設情報記憶部
12,24 通信部
20 車載端末
22 制御部
23 送信情報生成部

Claims (9)

  1. 路側装置と、複数の車両と、からなる情報共有システムであって、
    前記路側装置は、
    所定の地点を通過する車両に、当該路側装置に対応する施設の情報である施設情報を送信する施設情報配信手段を有し、
    前記車両は、
    前記路側装置から前記施設情報を受信する第一の施設情報受信手段と、
    他の車両から前記施設情報を受信する第二の施設情報受信手段と、
    前記第一および第二の施設情報受信手段が受信した施設情報を記憶する施設情報記憶手段と、
    前記施設情報記憶手段から施設情報を抽出して他の車両に送信する施設情報送信手段と、
    施設情報の送信を要求する情報であって、自車両に関する情報を含む施設情報要求を、他の車両に送信する施設情報要求送信手段と、
    他の車両から前記施設情報要求を受信する施設情報要求受信手段と、
    を有し、
    前記施設情報送信手段は、他の車両から前記施設情報要求を受信していない場合は、所定のアルゴリズムによって施設情報を抽出して周期的に送信し、他の車両から施設情報要求を受信した場合は、前記施設情報要求に含まれる情報に基づいて施設情報を抽出して送信し、さらに、
    施設情報を抽出して送信する際、前記施設情報記憶手段に複数の施設情報が記憶されている場合は、他の車両から受信した回数が多い施設情報よりも受信した回数が少ない施設情報を優先、または、他の車両に送信した回数が多い施設情報よりも送信した回数が少ない施設情報を優先する、
    情報共有システム。
  2. 路側装置と、電気自動車である複数の車両と、からなる情報共有システムであって、
    前記路側装置は、
    所定の地点を通過する車両に、当該路側装置に対応する、電気自動車の充電設備に関する情報である施設情報を送信する施設情報配信手段を有し、
    前記車両は、
    前記路側装置から前記施設情報を受信する第一の施設情報受信手段と、
    他の車両から前記施設情報を受信する第二の施設情報受信手段と、
    前記第一および第二の施設情報受信手段が受信した施設情報を記憶する施設情報記憶手段と、
    前記施設情報記憶手段から施設情報を抽出して他の車両に送信する施設情報送信手段と、
    施設情報の送信を要求する情報であって、走行可能距離を含んだ自車両に関する情報を含む施設情報要求を、他の車両に送信する施設情報要求送信手段と、
    他の車両から前記施設情報要求を受信する施設情報要求受信手段と、
    を有し、
    前記施設情報要求送信手段は、自車両の蓄電量が閾値を下回った場合に、周期的に前記施設情報要求を他の車両に送信し、前記蓄電量が多い場合と比較して少ない場合に、より短い周期で前記施設情報要求を送信し、
    前記施設情報送信手段は、他の車両から前記施設情報要求を受信していない場合は、所定のアルゴリズムによって施設情報を抽出して周期的に送信し、他の車両から施設情報要求を受信した場合は、前記施設情報要求に含まれる走行可能距離を用いて施設情報を抽出し、送信する、
    情報共有システム。
  3. 前記施設情報送信手段は、他の車両から施設情報要求を受信した場合に、抽出した施設情報を、周期の到来を待たずに送信する、
    請求項1または2に記載の情報共有システム。
  4. 前記施設情報要求送信手段が送信する施設情報要求は、自車両の位置情報を含み、
    前記施設情報送信手段は、前記施設情報要求を受信した場合に、送信する施設情報を、受信した前記施設情報要求に含まれる前記位置情報に基づいて抽出する、
    請求項1から3のいずれかに記載の情報共有システム。
  5. 前記施設情報送信手段は、他の車両から前記施設情報要求を受信した場合に、当該他の車両との距離および相対速度から、通信が可能である時間を算出し、当該時間で通信が可能な量の施設情報を抽出して送信する、
    請求項1から4のいずれかに記載の情報共有システム。
  6. 路側装置、または他の車載端末から、前記路側装置に対応する施設の情報である施設情報を受信する車載端末であって、
    前記路側装置から前記施設情報を受信する、第一の施設情報受信手段と、
    他の車載端末から前記施設情報を受信する、第二の施設情報受信手段と、
    前記第一および第二の施設情報受信手段が受信した施設情報を記憶する施設情報記憶手段と、
    他の車載端末に送信する施設情報を、前記施設情報記憶手段から抽出して送信する施設情報送信手段と、
    施設情報の送信を要求する情報である施設情報要求を、他の車載端末に送信する施設情報要求手段と、
    他の車載端末から前記施設情報要求を受信する施設情報要求受信手段と、
    を有し、
    前記施設情報送信手段は、他の車載端末から前記施設情報要求を受信していない場合は、所定のアルゴリズムによって施設情報を抽出して周期的に送信し、他の車載端末から施設情報要求を受信した場合は、前記施設情報要求に含まれる情報に基づいて施設情報を抽出して送信し、
    さらに、
    施設情報を抽出して送信する際、前記施設情報記憶手段に複数の施設情報が記憶されている場合は、他の車載端末から受信した回数が多い施設情報よりも受信した回数が少ない施設情報を優先、または、他の車載端末に送信した回数が多い施設情報よりも送信した回数が少ない施設情報を優先する、
    車載端末。
  7. 路側装置、または電気自動車に搭載された他の車載端末から、前記路側装置に対応する、電気自動車の充電設備に関する情報である施設情報を受信する車載端末であって、
    前記路側装置から前記施設情報を受信する、第一の施設情報受信手段と、
    他の車載端末から前記施設情報を受信する、第二の施設情報受信手段と、
    前記第一および第二の施設情報受信手段が受信した施設情報を記憶する施設情報記憶手段と、
    他の車載端末に送信する施設情報を、前記施設情報記憶手段から抽出して送信する施設情報送信手段と、
    施設情報の送信を要求する情報であって、自車両の走行可能距離を含んだ施設情報要求を、他の車載端末に送信する施設情報要求手段と、
    他の車載端末から前記施設情報要求を受信する施設情報要求受信手段と、
    を有し、
    前記施設情報要求手段は、自車両の蓄電量が閾値を下回った場合に、周期的に前記施設情報要求を他の車載端末に送信し、前記蓄電量が多い場合と比較して少ない場合に、より短い周期で前記施設情報要求を送信し、
    前記施設情報送信手段は、他の車載端末から前記施設情報要求を受信していない場合は、所定のアルゴリズムによって施設情報を抽出して周期的に送信し、他の車載端末から施設情報要求を受信した場合は、前記施設情報要求に含まれる走行可能距離を用いて施設情報を抽出し、送信する、
    車載端末。
  8. 路側装置と、第一の車両と、第二の車両と、が行う情報共有方法であって、
    前記路側装置が、所定の地点を通過する前記第一の車両に、当該路側装置に対応する施設の情報である施設情報を送信する第一の施設情報送信ステップと、
    前記第一の車両が、前記路側装置または他の車両の少なくともいずれかから前記施設情報を受信し、記憶する施設情報記憶ステップと、
    前記第一の車両が、他の車両に送信する施設情報を、記憶している施設情報の中から抽出して送信する第二の施設情報送信ステップと、
    前記第二の車両が、施設情報の送信を要求する情報である施設情報要求を、前記第一の車両に送信する施設情報要求送信ステップと、
    前記第一の車両が、前記第二の車両から前記施設情報要求を受信する施設情報要求受信ステップと、
    を含み、
    前記第二の施設情報送信ステップにおいて、前記第二の車両から前記施設情報要求を受信しない場合は、所定のアルゴリズムによって施設情報を抽出して周期的に送信し、前記第二の車両から施設情報要求を受信した場合は、前記施設情報要求に含まれる情報に基づいて施設情報を抽出して送信し、さらに、
    施設情報を抽出して送信する際、複数の施設情報が記憶されている場合は、他の車両から受信した回数が多い施設情報よりも受信した回数が少ない施設情報を優先、または、他の車両に送信した回数が多い施設情報よりも送信した回数が少ない施設情報を優先する、
    情報共有方法。
  9. 路側装置と、第一の車両と、電気自動車である第二の車両と、が行う情報共有方法であって、
    前記路側装置が、所定の地点を通過する前記第一の車両に、当該路側装置に対応する、電気自動車の充電設備に関する情報である施設情報を送信する第一の施設情報送信ステップと、
    前記第一の車両が、前記路側装置または他の車両の少なくともいずれかから前記施設情報を受信し、記憶する施設情報記憶ステップと、
    前記第一の車両が、他の車両に送信する施設情報を、記憶している施設情報の中から抽出して送信する第二の施設情報送信ステップと、
    前記第二の車両が、施設情報の送信を要求する情報であって、走行可能距離を含んだ施設情報要求を、前記第一の車両に送信する施設情報要求送信ステップと、
    前記第一の車両が、前記第二の車両から前記施設情報要求を受信する施設情報要求受信ステップと、
    を含み、
    前記施設情報要求送信ステップでは、自車両の蓄電量が閾値を下回った場合に、周期的に前記施設情報要求を他の車両に送信し、前記蓄電量が多い場合と比較して少ない場合に、より短い周期で前記施設情報要求を送信し、
    前記第二の施設情報送信ステップにおいて、前記第二の車両から前記施設情報要求を受信しない場合は、所定のアルゴリズムによって施設情報を抽出して周期的に送信し、前記第二の車両から施設情報要求を受信した場合は、前記施設情報要求に含まれる走行可能距離を用いて施設情報を抽出し、送信する、
    情報共有方法。
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