JP6185237B2 - バーナー及び改質装置 - Google Patents
バーナー及び改質装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6185237B2 JP6185237B2 JP2012259982A JP2012259982A JP6185237B2 JP 6185237 B2 JP6185237 B2 JP 6185237B2 JP 2012259982 A JP2012259982 A JP 2012259982A JP 2012259982 A JP2012259982 A JP 2012259982A JP 6185237 B2 JP6185237 B2 JP 6185237B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plug
- spark plug
- plug fixing
- nozzle member
- fuel gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
Description
本発明の一態様の目的は、点火プラグの外周側に燃料ガス通路と空気通路とを備え、空気通路を形成する部材を、点火プラグに対して所定の位置に精度よく設けることができるバーナー及びそのバーナーを備えた改質装置を提供することである。
図4は、燃料ガス通路及び空気通路が見える位置でバーナーを上下方向に切断して得られる切断面を概略的に示したものである。
<改質装置の構成>
図1に示す改質装置11は、例えば、図示しない燃料電池発電システムにおいて燃料電池に供給する水素ガスを生成するものであり、メタンを主成分とする都市ガスなどの水素成分を含むガス(以下、改質用燃料と称する)を触媒12に接触させて水素ガスを含むガス(以下、改質ガスと称する)を得るものである。
<改質部の構成>
改質部13は、触媒12と、バーナー14の下端部と、点火プラグ15の下端部とを収容するための容器であり、上方が開放されている。改質部13は、筺体16と、燃焼室形成部材17と、改質体18と、改質用燃料供給管19と、改質ガス回収管20と、燃焼ガス排出管21とを備えている。
触媒12は、貴金属を含む改質用の触媒である。
改質容器部材30は、触媒12を収容する容器であり、筺体16の内周面と燃焼室形成部材17の外周面との間に設けられている。改質容器部材30は、ステンレス製であり、内周側壁面部31と、外周側壁面部32と、触媒固定部33と、底部仕切り部34と、上蓋部35とを有している。
底部仕切り部34は、内周側壁面部31の下端側の開口を塞ぐ円盤状の板部材であり、内周側壁面部31の下端に溶接により固定されて設けられている。底部仕切り部34と、燃焼室形成部材17の下端との間には、隙間が形成されている。また、底部仕切り部34と筺体用底板部23との間にも、隙間が形成されている。
改質用燃料供給管19は、改質用燃料を改質体18内に供給するための配管である。改質用燃料供給管19は、一端部が図示しない前工程の触媒反応容器に接続され、他端部が改質体18の外周側壁面部32の上端固定部36と上蓋部35との間に接続されている。
<バーナーの構成>
バーナー14は、図2〜図6にも示すように、混合ガスに点火を行う点火プラグ15を改質部13の上部に固定するものである。バーナー14には、混合ガスのうちの燃料ガスを燃焼室24に供給するための燃料ガス通路40と、混合ガスのうちの空気を燃焼室24に供給するための空気通路、この実施形態の場合、第1の空気通路41及び第2の空気通路42とが形成されている。
プラグ固定部材43は、バーナー14を固定するための基盤となるものであり、筺体16の上部中央に固定されている。プラグ固定部材43は、主体となる固定本体部46を有している。固定本体部46は、ステンレス製の円柱状であり、筺体16に対して同心円状に配置されている。
内側ノズル部材44の内周面と外周面との間、この実施形態では中央部63には、燃料ガス通路40の後半部分を構成する下流側燃料ガス通路64が形成されている。下流側燃料ガス通路64は、内側ノズル部材44の上下方向に延びている貫通孔であり、図4〜図6に示すように、周方向に複数箇所、等間隔に形成されている。なお、燃料ガス通路40の前半部分を構成する上流側燃料ガス通路65については、後述する。
胴部部材70は、ステンレス製の円筒状の部材である。胴部部材70の上端の開口部の縁は、固定本体部46の下面のうち第2の空気供給用連結孔56の下端よりも径方向外側に位置している。胴部部材70は、上端部が固定本体部46に溶接により固定されて設けられている。
<点火プラグの構成>
点火プラグ15は、棒状、例えば上下方向に長い円柱状をなし、図1及び図7に示すように、点火プラグ導電体部81と、点火プラグ絶縁体部82と、プラグ取付部材83とを備えている。
点火プラグ絶縁体部82は、点火プラグ導電体部81の外周側を覆う円筒状をなし、絶縁体の材料、例えばセラミックで形成されている。点火プラグ絶縁体部82は、点火プラグ導電体部81よりも上下方向の長さが短い。そして、点火プラグ導電体部81の下端部には、点火プラグ絶縁体部82で覆われていない部分がある。ここで、点火プラグ導電体部81のうち下端部すなわち点火プラグ絶縁体部82で覆われていない部分が、上述したように放電用の電極として作用する。
<ガスの流れ>
上記構成の改質装置11及びバーナー14によれば、次のようにしてガスが流れる。
改質用燃料の供給源から供給される当該改質用燃料は、改質用燃料供給管19を通り、内周側壁面部31と外周側壁面部32との隙間のうち上端固定部36の上方に供給される。さらに、この改質用燃料は、上端固定部36の孔38を通って触媒12に供給される。改質用燃料が触媒12に接触することにより、改質反応によって、改質ガスが生成される。生成された改質ガスは、下端固定部37の孔39を通り、さらに外周側壁面部32の外周面と筺体16の内周面との隙間を通って、改質ガス回収管20から改質装置11外に排出され、回収される。
まず、第1の燃料供給管52から第1の燃料供給用連結孔50に供給される第1の燃料ガスは、燃料ガス通路40、具体的には、燃料ガス通路形成部材68とプラグ固定部材43(固定本体部46)と内側ノズル部材44とで形成される上流側燃料ガス通路65を通り(図4参照)、さらに内側ノズル部材44の下流側燃料ガス通路64を通って、燃焼室24に供給される。
また、空気供給管57から第1の空気供給用連結孔55を通りプラグ固定用貫通孔47に供給される空気は、第1の空気通路41、具体的には、点火プラグ15と内側ノズル部材44との隙間を通って燃焼室24に供給される。さらに、図4に示すように、空気供給管57から第1の空気供給用連結孔55及び第2の空気供給用連結孔56に供給される空気は、第2の空気通路42、具体的には燃料ガス通路形成部材68と空気通路形成部材69とから形成される第2の上流側空気通路67を通り、内側ノズル部材44と外側ノズル部材45とから形成される第2の下流側空気通路66を通って燃焼室24に供給される。
<作用・効果>
本実施形態によれば、点火プラグ15の外周側に燃料ガス通路40と第1の空気通路41とを備えるバーナー14であって、第1の空気通路41を形成する内側ノズル部材44の一端側が点火プラグ15を固定するプラグ固定部材43(固定本体部46)に固定されている。そして、内側ノズル部材44の内周面がプラグ固定用貫通孔47に対して同心円状となるように配置されている。これにより、内側ノズル部材44及び点火プラグ15がプラグ固定部材43の所定の位置に設けられる構成となる。よって、内側ノズル部材44を、点火プラグ15に対して所定の位置に精度よく設けることができる。よって、点火プラグ15取り付け時の破損リスクを低減することができる。
<その他の実施形態>
本実施形態は上記に限定されるものではなく、本発明の技術範囲内において種々の形態をとることができる。
内側ノズル部材44内に燃料ガス通路40の下流側燃料ガス通路64が形成されている構成について説明したが、内側ノズル部材44を、径方向に3分割した3層の筒部材から構成し、中間に位置する筒状部材に下流側燃料ガス通路を形成する構成としてもよい。
改質装置11は、燃料電池発電システムに適用して説明したが、他の水素ガスを必要とする装置などにも適用できる。
Claims (6)
- 燃料ガスと空気との混合ガスに点火を行う棒状の点火プラグが挿入されて固定されるように構成され、前記燃料ガスが通る燃料ガス通路と、前記空気が通る空気通路とが形成されているバーナーであって、
前記点火プラグを挿入してその一端部を固定するためのプラグ固定用貫通孔が形成された固定本体部を有するプラグ固定部材と、
筒状をなし、内周面と外周面との間に前記燃料ガス通路が形成され、前記内周面が前記プラグ固定用貫通孔に対して同心円状となるようにして一端側が前記プラグ固定部材に直接固定され、他端側が前記プラグ固定部材から離れて位置し、前記プラグ固定部材に固定される前記点火プラグとの隙間に第1の前記空気通路を形成する内側ノズル部材と、
前記内側ノズル部材の外周側に設けられ、前記内側ノズル部材との隙間に第2の前記空気通路を形成する外側ノズル部材と、
を備えていることを特徴とするバーナー。 - 前記プラグ固定用貫通孔の内周面には、前記点火プラグの一端部と螺合可能なネジ部が形成されており、
前記プラグ固定部材は、前記ネジ部と前記一端部とが螺合されることによって、前記一端部を固定することを特徴とする請求項1に記載のバーナー。 - 前記内側ノズル部材は、前記一端側が前記プラグ固定用貫通孔に嵌め込まれた状態で、前記プラグ固定部材に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のバーナー。
- 前記内側ノズル部材の内周面は、前記プラグ固定部材の前記プラグ固定用貫通孔の内周面に連続していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のバーナー。
- 前記プラグ固定部材は、金属で形成され、
前記内側ノズル部材は、前記プラグ固定部材に溶接可能な金属で形成され、前記プラグ固定部材に溶接されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のバーナー。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載のバーナーを備えていることを特徴とする改質装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012259982A JP6185237B2 (ja) | 2012-11-28 | 2012-11-28 | バーナー及び改質装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012259982A JP6185237B2 (ja) | 2012-11-28 | 2012-11-28 | バーナー及び改質装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014105134A JP2014105134A (ja) | 2014-06-09 |
JP6185237B2 true JP6185237B2 (ja) | 2017-08-23 |
Family
ID=51026934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012259982A Active JP6185237B2 (ja) | 2012-11-28 | 2012-11-28 | バーナー及び改質装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6185237B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2269646B1 (ja) * | 1974-04-30 | 1976-12-17 | Snecma | |
JPS5736462U (ja) * | 1980-07-31 | 1982-02-26 | ||
JP2581457Y2 (ja) * | 1992-12-24 | 1998-09-21 | 日本鋼管株式会社 | パイロットバーナ |
JP2012101969A (ja) * | 2010-11-09 | 2012-05-31 | Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp | 改質装置および燃料電池発電システム |
JP5726789B2 (ja) * | 2012-02-29 | 2015-06-03 | 株式会社東芝 | バーナおよび改質装置 |
-
2012
- 2012-11-28 JP JP2012259982A patent/JP6185237B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014105134A (ja) | 2014-06-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20170338506A1 (en) | High-temperature fuel cell system | |
US20220167673A1 (en) | Electronic cigarette and atomization device thereof | |
JP6185237B2 (ja) | バーナー及び改質装置 | |
US7931708B2 (en) | Reformer burner | |
JP2013065506A (ja) | 燃料電池装置 | |
JP2007308312A (ja) | 多種燃料燃焼器 | |
US20230086672A1 (en) | Combustor | |
JP6277261B2 (ja) | バーナー | |
JP3875928B2 (ja) | 燃焼装置 | |
JP5726789B2 (ja) | バーナおよび改質装置 | |
EP3473594B1 (en) | Reformer, cell stack device, fuel cell module and fuel cell device | |
US10094558B2 (en) | Burner | |
JP2004028521A (ja) | 燃焼装置 | |
KR20070035219A (ko) | 연료 개질장치 | |
JP6311865B2 (ja) | 固体酸化物型燃料電池装置 | |
JP6361468B2 (ja) | 燃料電池装置 | |
JP2020009693A (ja) | 燃料電池モジュール | |
JP6264544B2 (ja) | 固体酸化物型燃料電池装置 | |
JP4829047B2 (ja) | 燃焼装置 | |
JP7299802B2 (ja) | 燃焼器、及び、燃料電池モジュール | |
JP5362486B2 (ja) | 燃焼装置 | |
JP6422323B2 (ja) | 燃料電池モジュール | |
JP2024082906A (ja) | 燃料電池モジュール | |
JP6714486B2 (ja) | 燃料電池装置 | |
JP2023065735A (ja) | Co触媒ユニット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170110 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170308 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170727 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6185237 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |