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JP6185278B2 - 外用組成物 - Google Patents

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JP6185278B2
JP6185278B2 JP2013095418A JP2013095418A JP6185278B2 JP 6185278 B2 JP6185278 B2 JP 6185278B2 JP 2013095418 A JP2013095418 A JP 2013095418A JP 2013095418 A JP2013095418 A JP 2013095418A JP 6185278 B2 JP6185278 B2 JP 6185278B2
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Description

本発明は、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、油性ゲル化剤及び油剤を含む外用組成物に関する。より詳細には、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルと油性ゲル化剤を油剤に配合することにより、高い防腐効果を有し、また外用組成物の硬度が増加するので、本発明は、刺激感が少なく、使用感と製剤安定性に優れた外用組成物である。
化粧品等の外用組成物には、生産から使用者の手に渡るまでの流通段階や、また使用者の手に渡って使用されている間に雑菌等に汚染され、商品の劣化が発生する場合がある。このような雑菌等による汚染を防止するために、通常、パラベンなどの防腐剤が配合されている。また外用組成物のpH、該組成物を使用する状況、さらには共存成分の種類や配合量によって、必要とされる防腐効果が異なる場面が多いことから、複数の防腐剤を組み合わせて使用される場合がある。
ここで、このような外用組成物に配合されうる防腐剤として知られているブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルについては、さらに殺菌剤である2−メチルイソチアゾリン−3−オンや5−クロロ−2−メチルイソチアゾリン−3−オンと組み合わせることで防腐効果を向上させる技術(特許文献1)や、抗菌性を有するカチオン性ポリマーと組み合わせることで防腐効果を向上させる技術(特許文献2)、二価アルコールである1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール又は1,2−デカンジオールと組み合わせることで防腐効果を向上させる技術(特許文献3)が報告されている。
しかしながら、防腐剤の中には刺激性の観点から、当該組成物への配合量が制限される場合があり、当該組成物に対し、十分な防腐効果や製剤安定性を担保しつつ、良好な使用感を付与することが困難との問題があった。
また、外用組成物には、当該組成物の形状や使用感、製剤安定性を改善するために、油性ゲル化剤が配合される場合がある。例えば、油を多量に含む固形状やペースト状等の口唇用組成物、水の中に油分を分散させた乳液状やクリーム状等の水中油型外用組成物や、油分の中に水を分散させた乳液状やクリーム状等の油中水型外用組成物や、油を大量に配合した液状やゲル状等のオイルクレンジングなどに、油性ゲル化剤は使用される。
油性ゲル化剤については、外用組成物に配合した場合に増粘が不十分であったり、共存成分との相互作用でもろい塊になったり、使用感が悪くなるなどの問題点が知られている。特に、口唇用化粧料など、スティック状に成形され、容器から繰り出して反復使用する製品において、製剤の成形性や使用期間中においてその形状を維持できる保形性を担保することが重要である。
このような課題を解決するために、油性ゲル化剤を配合した外用組成物にブロック型アルキレンオキシド誘導体を加えることでゲル性能を改善する技術(特許文献4)が報告されている。しかしながら、油性ゲル化剤を配合した外用組成物に、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルを添加することは記載されておらず、また使用感、製剤安定性などで十分満足が得られない場合があり、依然改良の余地があった。
特表2002−523339号公報 特表2009−513650号公報 特表2008−517037号公報 特開2010−100555号公報
本発明では、上記の問題点に鑑みて、外用組成物において、高い防腐効果を担保しつつ、刺激性を低減し、また硬度を増加させることにより、良好な使用感と製剤安定性をも兼ね備えた外用組成物を提供することを目的とする。さらに本発明は、上記組成物において、硬度を増加させることにより、とりわけ、容器から繰り出して反復使用されうるスティック状の外用組成物において、高い保形性を備えた外用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルと油性ゲル化剤を油剤に加えることで、相乗的に高い防腐効果が得られる上に、外用組成物の硬度も増加するので、刺激性も少なく、良好な使用感と製剤安定性を兼ね備えた外用組成物が得られることを見出した。すなわち、相乗的に高い防腐効果が得られるので、該組成物中のブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル及び油性ゲル化剤の含有量を減少させることができ、さらに該組成物の硬度も相乗的に増加させるので、適用部位に塗布した場合においても良好な付着性を有し、塗りやすく良好な使用感を有し、さらにスティック状に成形した際に、使用中においても容器から繰り出し等をしても、製剤折れや剥がれなどが発生せず、良好な外観を安定的に保持できる製剤安定性を有する、外用組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、
(B)油性ゲル化剤
(C)油剤
を含有する外用組成物に関する。
本発明はまた、前記成分(B)の油性ゲル化剤が、アミノ酸系油性ゲル化剤、及び脂肪酸デキストリンから選ばれる1種類又は2種類以上である外用組成物に関する。
本発明はまた、前記アミノ酸系油性ゲル化剤が、ラウロイルグルタミン酸ステアリルアミド、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド、N−2−エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドのいずれか1種以上である外用組成物に関する。
本発明はまた、前記脂肪酸デキストリンが、パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、又はオクタン酸デキストリンのいずれか1種類以上である外用組成物に関する。
本発明はまた、前記成分(C)油剤が、炭化水素油、エステル油、高級アルコール、及び天然油から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする外用組成物に関する。
本発明はまた、前記成分(A)、(B)及び(C)を含有する口唇用外用組成物に関する。
本発明はまた、前記成分(A)、(B)及び(C)を含有するスティック状外用組成物に関する。
本発明はまた、前記成分(A)、(B)及び(C):
(A)ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、
(B)油性ゲル化剤
(C)油剤
を含有することで、外用組成物の真菌に対する防腐効果を増強させる方法に関する。
本発明はまた、前記成分(A)、(B)及び(C):
(A)ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、
(B)油性ゲル化剤
(C)油剤
を含有することで、外用組成物の硬度を増加させる方法に関する。
成分(A)ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、成分(B)油性ゲル化剤、及び成分(C)油剤を含有させることにより、防腐効果が高く、刺激性の少ない外用組成物を得ることができる。また、本発明の外用組成物は、外用組成物の硬度が増加され、使用感、製剤安定性等の優れた基本性能も有する。
本発明において、外用組成物とは、皮膚、頭皮、口唇等に塗布するものを意味しており、水を、前記外用組成物の全重量を100重量%として、0〜99.9重量%含有する。
成分(A)のブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルは、防腐効果を発揮する抗菌成分であり、細菌類又は真菌類に対して有用である。
成分(A)のブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルは、IPBC(3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメート)とも呼ばれる。また、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルの塩類や誘導体等も、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルと同様に使用することができる。好ましく使用されるものは、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルである。
例えば市販品としては、商品名「GLYCASIL(グライカシル)」、「GLYCASIL(グライカシル)2000」、「GLYCASIL(グライカシル)L」「GLYCASIL(グライカシル)S」(いずれも、Lonza社製)等が挙げられる。
成分(B)の油性ゲル化剤は、外用組成物の硬度を増加させることにより、外用組成物の使用感や製剤安定性を改善する。
成分(B)の油性ゲル化剤としては、例えば、ラウロイルグルタミン酸ステアリルアミド、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド、N−2−エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド、ジカプロイルリジンラウリルアミン塩、ジカプロイルリジンラウリルエステル、ジカプロイルリジンラウロイルフェニルアラニンラウリルアミド、ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド等のアミノ酸系油性ゲル化剤;パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、オクタン酸デキストリン、(パルミチン酸/エチルヘキサン酸)デキストリン等の脂肪酸デキストリン;ステアリン酸イヌリン;ジベンジリデンソルビトール、トリベンジリデンソルビトール、ジベンジリデンキシリトール、パラメトキシベンジリデンソルビトール等のベンズアルデヒド類と5価以上のアルコールとの縮合物;ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸カルシウム、2−エチルヘキサン酸リチウム、12−ヒドロキシステアリン酸アルミニウム等の金属石鹸;12−ヒドロキシステアリン酸;グリセリンとベヘン酸及びエイコサン二酸からなる混合脂肪酸を縮合して得られるオリゴマー;ポリアミド樹脂等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
成分(B)の油性ゲル化剤としては、外用組成物の使用感や製剤安定性の観点から、好ましくは、アミノ酸系油性ゲル化剤、又は脂肪酸デキストリンであり、さらに好ましくはアミノ酸系油性ゲル化剤である。
前記アミノ酸系油性ゲル化剤としては、外用組成物の使用感や製剤安定性の観点から、ラウロイルグルタミン酸ステアリルアミド、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド、N−2−エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドが好ましく、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドが更に好ましい。
前記脂肪酸デキストリンとしては、外用組成物の使用感や製剤安定性の観点から、パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、オクタン酸デキストリンが好ましく、パルミチン酸デキストリンが更に好ましい。
本発明に用いられる成分(B)は医薬品、医薬部外品又は化粧品分野において一般的に用いられるものであれば特に限定されず、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
例えば、市販品としては、商品名「GP−1(成分名;N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド)」(味の素社製)、商品名「EB−1(成分名;N−2−エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド)」(味の素社製)、商品名「レオパールKL2(表示名称:パルミチン酸デキストリン)」(千葉製粉社製)、商品名「レオパールTL2(表示名称:パルミチン酸デキストリン)」(千葉製粉社製)、商品名「レオパールMKL2(表示名称:ミリスチン酸デキストリン)」(千葉製粉社製)、商品名「レオパールTT2(表示名称:パルミチン酸デキストリン/オクタン酸デキストリン)」(千葉製粉社製)、商品名「レオパールISK2(表示名称:ステアリン酸イヌリン)」(千葉製粉社製)、商品名「ハイマレートPAM(成分名;ポリアミド樹脂)」(高級アルコール工業社製)、商品名「シルバクリアA200V成分名;ポリアミド樹脂)」(アリゾナ ケミカル社製)、商品名「シルバクリアA2614V成分名;ポリアミド樹脂)」(アリゾナ ケミカル社製)、商品名「バーサミド930成分名;ポリアミド樹脂)」(コグニス社製)等が挙げられる。好ましくは、GP−1、レオパールKL2、レオパールMKL2であり、さらに好ましくは、GP−1である。
成分(C)の油剤は、成分(A)のブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル及び成分(B)の油性ゲル化剤を溶解するために用いられる。
成分(C)の油剤としては、炭化水素油、エステル油、高級アルコール、シリコーン油、高級脂肪酸、動植物油や精油などの天然油が挙げられる。外用組成物の使用感、製剤安定性の観点から、炭化水素油、エステル油、高級アルコール、天然油が好ましく、炭化水素油、高級アルコールがより好ましい。
炭化水素油としては、パラフィン系炭化水素、オレフィン系炭化水素が用いられ、例えば、スクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、プリスタン、マイクロクリスタリンワックス、流動パラフィン、ワセリン、水添ポリイソブテン、軽質流動パラフィン等が挙げられる。好ましくは、流動パラフィン、ワセリン、水添ポリイソブテン、軽質流動パラフィンである。
エステル油としては、合成エステル類、高級アルコールと高級脂肪酸とのエステル類が用いられ、例えば、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、イソステアリン酸イソステアリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、2−エチルヘキサン酸セチル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、コハク酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、乳酸セチル、乳酸テトラデシル、乳酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプリピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸フィトステリル、リンゴ酸ジイソステアリル、テトラロジン酸ペンタエリスリット、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(フィトステリル/ベヘニル/イソステアリル)、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2等が挙げられる。好ましくは、2−エチルヘキサン酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2である。
高級アルコールとしては、例えば、オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、セタノール、ベヘニルアルコール、ラノリンアルコール等が挙げられる。好ましくは、オクチルドデカノール又はイソステアリルアルコールである。
シリコーン油としては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、オクタメチルシクロペンタシロキサン、デカメチルシクロヘキサシロキサン、ステアロキシシリコーン等の高級アルコキシ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸エステル変性シリコーン等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、飽和又は不飽和の直鎖もしくは分岐鎖の炭素数12〜22の脂肪酸を用いることができ、例えば、イソステアリン酸、オキシステアリン酸、オレイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、ラノリン酸、リノール酸、リノレン酸等が挙げられる。
天然油としては、例えば、アボガド油、アマニ油、アーモンド油、オリーブ油、カカオ油、牛脂、キリ油、小麦胚芽油、ゴマ油、米胚芽油、米糠油、サフラワー油、大豆油、月見草油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、馬脂、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、ヒマワリ油、豚脂、ブドウ油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ミンク油、メドウフォーム油、綿実油、モクロウ、ヤシ油、硬化ヤシ油、落花生油、ラノリン、卵黄油、ローズヒップ油等が挙げられる。好ましくは、アボガド油、ホホバ油、ブドウ油、ラノリン、月見草油、マカデミアナッツ油、メドウフォーム油である。
本発明の成分(A)ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、成分(B)油性ゲル化剤、及び成分(C)油剤を含有する外用組成物は、相乗的に高い防腐効果を有するので、外用組成物中の成分(A)ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルの含有量を減少させることができる。
本発明の成分(A)の含有量は、外用組成物の全量に対して、0.00001重量%以上が好ましく、より好ましくは0.0001重量%以上、更に好ましくは0.001重量%以上である。0.00001重量%以上であれば、十分な防腐効果を得られる。
また成分(A)の含有量は、0.1重量%以下が好ましく、より好ましくは0.05重量%以下、更に好ましくは0.03重量%以下である。0.1重量%以下であれば、十分な防腐効果を有し、刺激性の低い外用組成物を得ることができる。
本発明の成分(A)の含有量は、外用組成物の全量に対して、好ましくは0.00001重量%以上0.1重量%以下であり、より好ましくは0.0001重量%以上0.05重量%以下であり、更に好ましくは0.001重量%以上0.03重量%以下である。
本発明の成分(A)ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、成分(B)油性ゲル化剤、及び成分(C)油剤を外用組成物を含有する外用組成物は、相乗的に硬度が増加し、外用組成物中の成分(B)油性ゲル化剤の含有量を減少させることができるので、良好な使用感が得られる。
本発明の成分(B)の含有量は、外用組成物の全量に対して、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは0.5重量%以上、更に好ましくは1重量%以上である。0.1重量%以上であれば、十分な防腐効果及び硬度を有する外用組成物を得ることができる。
また成分(B)の含有量は、20重量%以下が好ましく、より好ましくは15重量%以下、更に好ましくは10重量%以下である。20重量%以下であれば、使用感又は、製剤安定性のよい外用組成物が得られる。
成分(B)がN−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドの場合の含有量は、外用組成物の全量に対して、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは0.5重量%以上、更に好ましくは1重量%以上である。0.1重量%以上であれば、十分な硬度を得ることができる。
また成分(B)の含有量は、10重量%以下が好ましく、より好ましくは7.5重量%以下、更に好ましくは5重量%以下である。10重量%以下であれば、使用感又は、製剤安定性のよい外用組成物が得られる。
本発明の成分(B)の含有量は、外用組成物の全量に対して、好ましくは0.1重量%以上20重量%以下であり、より好ましくは0.5重量%以上15重量%以下であり、更に好ましくは1重量%以上10重量%以下である。
成分(B)がN−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドの場合の含有量は、外用組成物の全量に対して好ましくは0.1重量%以上10重量%以下であり、より好ましくは0.5重量%以上7.5重量%以下であり、更に好ましくは1重量%以上5重量%以下である。
本発明の成分(C)の含有量は、外用組成物の全量に対して、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは0.5重量%以上、更に好ましくは1重量%以上である。0.1重量%以上であれば、成分(A)ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルを十分に溶解させることができる。
また成分(C)の含有量は、99重量%以下が好ましく、より好ましくは90重量%以下、更に好ましくは80重量%以下である。99重量%以下であれば、良好な使用感の外用組成物が得られる。
本発明の成分(C)の含有量は、外用組成物の全量に対して、好ましくは0.1重量%以上99重量%以下であり、より好ましくは0.5重量%以上90重量%以下であり、更に好ましくは1重量%以上80重量%以下である。
本発明の外用組成物において、成分(A)及び成分(B)の含有量の比(A)/(B)は、好ましくは0.00001以上、より好ましくは0.0001以上、さらにより好ましくは0.0005以上である。0.00001以上であれば、十分な防腐効果及び硬度が得られる。
また、成分(A)及び成分(B)の含有量の比(A)/(B)は、好ましくは2以下、より好ましくは0.2以下、さらにより好ましくは0.02以下である。2以下であれば、刺激性が少なく、製剤安定性又は使用感のよい外用組成物が得られる。
本発明の外用組成物において、成分(A)及び成分(B)の含有量の比(A)/(B)は、好ましくは0.00001以上2以下、より好ましくは0.0001以上0.2以下、さらにより好ましくは0.0005以上0.02以下である。
本発明の外用組成物は、適用部位に直接塗布する製品に使用することができる。かかる組成物はスティック状の繰り出し容器に収納し、使用時に組成物の適量を繰り出し、適用部位に押し付けて塗布し、使用後、必要に応じて、繰り出した製剤をそのまま繰り入れて収納するという一連の操作で使用されることから、使用中においても容器から繰り出し等を行っても製剤折れや剥がれなどが発生せず、良好な外観を安定的に保持できる、製剤安定性を有する組成物は有用である。
また本発明にかかる外用組成物を例えば口唇用組成物として使用する場合は、唇に直接組成物を押し付けて塗布し、塗面を清浄にすることなく、そのまま収納する場合が多いため、食物カス、唾液又は皮膚片などが組成物に付着したまま保管され、さらに雑菌が繁殖しやすい環境にあることから、使用時において十分な防腐効果を担保できる本発明にかかる組成物が好適に使用できる。
また、一方で口唇用組成物は大量の油剤を含む場合であっても、油性ゲル化剤を配合することで、組成物に適度な粘性を付与したり、固形状にすることで口唇に塗布しやすく、組成物の滞留性向上等の効果や、相分離を抑制して製剤安定性を改善する効果等を付与できる。
さらに、口唇は人体の中でも非常に敏感な部位で、塗布した組成物が口腔内に入ってしまうことがあるため、使用感や味の点で各成分の配合が制限される場合がある。このため、成分(A)ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル及び成分(B)油性ゲル化剤を配合することにより、防腐効果及び硬度が相乗的に増加するので、これらの配合量を抑えることができる観点からも、本発明にかかる外用組成物は大変有用である。
本発明の外用組成物は、医薬品、医薬部外品又は化粧品分野において一般的に用いられる成分を、本発明の効果を損なわない量的及び質的範囲内で含有することができる。
本発明の外用組成物は、本発明の効果を損なわない量的及び質的範囲内で、必要に応じて医薬品、医薬部外品又は化粧品分野において一般的に用いられる各種の成分、例えば界面活性剤、保湿剤、安定化剤、刺激軽減剤、血行促進剤、スクラブ剤、成分(B)以外の増粘剤、保存剤、酸化防止剤、着色剤、パール光沢付与剤、分散剤、キレート剤、pH調整剤、香料、紫外線吸収成分、紫外線散乱成分、洗浄成分、成分(A)以外の抗菌成分、抗炎症成分、収斂成分、ビタミン類、ペプチド又はその誘導体、アミノ酸又はその誘導体、角質柔軟成分、細胞賦活化成分を配合することができる。なお、これらの成分は1種単独又は2種以上を任意に組み合わせて配合することができる。さらに、これらの成分は、常法に従って公知の基剤又は担体と共に混合して、本発明の外用組成物に配合することができ、これらの成分を含有する本発明の外用組成物を製造することができる。
界面活性剤としては、例えば、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタンのようなソルビタン脂肪酸エステル類;モノステアリン酸プロピレングリコールのようなプロピレングリコール脂肪酸エステル類;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40(HCO−40)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油50(HCO−50)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60(HCO−60)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油80などの硬化ヒマシ油誘導体;モノラウリル酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート20)、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート60)、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート80)、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタンのようなポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類;ポリオキシエチレンモノヤシ油脂肪酸グリセリル;グリセリンアルキルエーテル;アルキルグルコシド;ポリオキシエチレンセチルエーテルのようなポリオキシアルキレンアルキルエーテル;ステアリルアミン、オレイルアミンのようなアミン類;ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンのようなシリコーン系界面活性剤等が挙げられる。
保湿剤としては、例えば、グリセリン、1、3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ジグリセリントレハロースのような多価アルコール;ヒアルロン酸ナトリウム、ヘパリン類似物質、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、ケラチン、キチン、キトサンのような高分子化合物;グリシン、アスパラギン酸、アルギニンのようなアミノ酸;乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウムのような天然保湿因子;セラミド、コレステロール、リン脂質のような脂質;カミツレエキス、ハマメリスエキス、チャエキス、シソエキスのような植物抽出エキス
等が挙げられる。
安定化剤としては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソールなどが挙げられる。
刺激軽減剤としては、例えば、アラビアゴム、ポリビニルピロリドン、甘草エキス、アルギン酸ナトリウム等が挙げられる。
血行促進剤としては、例えば、アセチルコリン、イクタモール、カフェイン、カプサイシン、カンタリスチンキ、ガンマーオリザノール、ショオウキョウチンキ、ジンゲロン、セファランチン、センブリエキス、タンニン酸、トウガラシチンキ、トラゾリン、ニコチン酸トコフェロール、ニコチン酸ベンジルエステル等が挙げられる。
スクラブ剤としては、例えば、アプリコット核粉末、アーモンド殻粉末、アンズ核粉末、塩化ナトリウム粒、オリーブ核粉末、海水乾燥物粒、キャンデリラワックス、くるみ殻粉末、さくらんぼ核粉末、サンゴ粉末、炭粉末、はしばみ殻粉末、ポリエチレン末、無水ケイ酸等が挙げられる。
成分(B)以外の増粘剤としては、例えば、グアーガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体、ポリエチレングリコール、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー等が挙げられる。
保存剤としては、例えば、安息香酸、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ベンジル、パラオキシ安息香酸メチル、フェノキシエタノール等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ソルビン酸、亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸、エリソルビン酸、L−システイン塩酸塩等が挙げられる。
着色剤としては、無機顔料、天然色素等が挙げられる。
パール光沢付与剤としては、例えば、ジステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸トリエチレングリコール等が挙げられる。
分散剤としては、例えば、ピロリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸架橋コポリマー、有機酸等が挙げられる。
キレート剤としては、例えば、EDTA・2ナトリウム塩、EDTA・カルシウム・2ナトリウム塩等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、無機酸(塩酸、硫酸など)、有機酸又はその塩(乳酸、乳酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、コハク酸、コハク酸ナトリウムなど)、無機塩基(水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなど)、有機塩基(トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミンなど)等が挙げられる。
紫外線吸収成分としては、オクチルトリアゾン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸等が挙げられる。
紫外線散乱成分としては、含水ケイ酸、ケイ酸亜鉛、ケイ酸セリウム、ケイ酸チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、酸化チタン、酸化鉄、無水ケイ酸等の無機化合物、それらの無機化合物を含水ケイ酸、水酸化アルミニウム、マイカやタルク等の無機粉体で被覆したり、ポリアミド、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレン、ナイロン等の樹脂粉体に複合化したもの、さらにシリコーン油や脂肪酸アルミニウム塩等で処理したものなどが挙げられる。
洗浄成分としては、ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸カリウム、パルミチン酸カリウム又はステアリン酸ナトリウムなどのアルカリ金属塩、アルカノールアミド塩又はアミノ酸塩などから選ばれる石けん類;ココイルグルタミン酸Na、ココイルメチルタウリンNaなどのアミノ酸系界面活性剤;ラウレス硫酸Naなどのエーテル硫酸エステル塩;ラウリルエーテル酢酸Naなどの、エーテルカルボン酸塩;アルキルスルホコハク酸エステルNaなどのスルホコハク酸エステル塩;ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸時エタノールアミドなどの脂肪酸アルカノールアミド;ラウリルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム等のモノアルキルリン酸エステル塩;ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン及びラウロイルアミドエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルベタインヒドロキシプロピルリン酸ナトリウム等のベタイン型両性界面活性剤;ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム等のアミノ酸型両性界面活性剤等が挙げられる。
成分(A)以外の抗菌成分としては、クロルヘキシジン、サリチル酸、塩化ベンザルコニウム、アクリノール、エタノール、塩化ベンゼトニウム、クレゾール、グルコン酸及びその誘導体、ポピドンヨード、ヨウ化カリウム、ヨウ素、イソプロピルメチルフェノール、トリクロカルバン、トリクロサン、感光素101号、感光素201号、パラベン、フェノキシエタノール、1,2-ペンタンジオール、塩酸アルキルジアミノグリシン、ピロクトオラミン、ミコナゾール等が挙げられる。
抗炎症成分としては、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸誘導体、アラントイン、アズレン、アミノカプロン酸及びヒドロコルチゾン等が挙げられる。
収斂成分としては、酸化亜鉛、硫酸亜鉛、アラントインヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、スルホ石炭酸亜鉛及びタンニン酸等が挙げられる。
ビタミン類としては、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロールカルシウム等のビタミンE類;リボフラビン、フラビンモノヌクレオチド、フラビンアデニンジヌクレオチド、リボフラビン酪酸エステル、リボフラビンテトラ酪酸エステル、リボフラビン5’−リン酸エステルナトリウム、リボフラビンテトラニコチン酸エステル等のビタミンB2類;ニコチン酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸メチル、ニコチン酸β−ブトキシエチル、ニコチン酸1−(4−メチルフェニル)エチル等のニコチン酸類;アスコルビゲン−A、アスコルビン酸ステアリン酸エステル、アスコルビン酸パルミチン酸エステル、ジパルミチン酸L−アスコルビルなどのビタミンC類;メチルヘスペリジン、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロールなどのビタミンD類;フィロキノン、ファルノキノン等のビタミンK類、γ−オリザノール、ジベンゾイルチアミン、ジベンゾイルチアミン塩酸塩;チアミン塩酸塩、チアミンセチル塩酸塩、チアミンチオシアン酸塩、チアミンラウリル塩酸塩、チアミン硝酸塩、チアミンモノリン酸塩、チアミンリジン塩、チアミントリリン酸塩、チアミンモノリン酸エステルリン酸塩、チアミンモノリン酸エステル、チアミンジリン酸エステル、チアミンジリン酸エステル塩酸塩、チアミントリリン酸エステル、チアミントリリン酸エステルモノリン酸塩等のビタミンB1類;塩酸ピリドキシン、酢酸ピリドキシン、塩酸ピリドキサール、5’−リン酸ピリドキサール、塩酸ピリドキサミン等のビタミンB6類;シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、デオキシアデノシルコバラミン等のビタミンB12類;葉酸、プテロイルグルタミン酸等の葉酸類;ニコチン酸、ニコチン酸アミドなどのニコチン酸類;パントテン酸、パントテン酸カルシウム、パントテニルアルコール(パンテノール)、D−パンテサイン、D−パンテチン、補酵素A、パントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類;ビオチン、ビオチシン等のビオチン類;アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、デヒドロアスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム等のアスコルビン酸誘導体であるビタミンC類;カルニチン、フェルラ酸、α−リポ酸、オロット酸等のビタミン様作用因子などが挙げられる。
ペプチド又はその誘導体としては、ケラチン分解ペプチド、加水分解ケラチン、コラーゲン、魚由来コラーゲン、アテロコラーゲン、ゼラチン、エラスチン、エラスチン分解ペプチド、コラーゲン分解ペプチド、加水分解コラーゲン、塩化ヒドロキシプロピルアンモニウム加水分解コラーゲン、エラスチン分解ペプチド、コンキオリン分解ペプチド、加水分解コンキオリン、シルク蛋白分解ペプチド、加水分解シルク、ラウロイル加水分解シルクナトリウム、大豆蛋白分解ペプチド、加水分解大豆蛋白、小麦蛋白、小麦蛋白分解ペプチド、加水分解小麦蛋白、カゼイン分解ペプチド、アシル化ペプチド(パルミトイルオリゴペプチド、パルミトイルペンタペプチド、パルミトイルテトラペプチド等)などが挙げられる。
アミノ酸又はその誘導体としては、ベタイン(トリメチルグリシン)、プロリン、ヒドロキシプロリン、アルギニン、リジン、セリン、グリシン、アラニン、フェニルアラニン、β−アラニン、スレオニン、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、シスチン、メチオニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、ヒスチジン、タウリン、γ−アミノ酪酸、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸、カルニチン、カルノシン、クレアチン等が挙げられる。
角質柔軟成分としては、乳酸、サリチル酸、サリチル酸グリコール酸、グルコン酸、クエン酸、リンゴ酸、フルーツ酸、フィチン酸、尿素、イオウなどが挙げられる。
細胞賦活化成分としては、γ-アミノ酪酸、ε-アミノカプロン酸などのアミノ酸類:レチノール、チアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、パントテン酸類などのビタミン類:グリコール酸、乳酸などのα-ヒドロキシ酸類:タンニン、フラボノイド、サポニン、アラントイン、感光素301号などが挙げられる。
本発明の外用組成物の形態は、医薬品、化粧料又は医薬部外品の公知の形態であればよく、例えば、液剤、懸濁剤、乳剤、クリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、リニメント剤、ローション剤、エアゾール剤、パウダー剤、パップ剤、不織布等のシートに薬液を含浸させたシート剤、リップスティックのようなスティック剤などが挙げられる。中でも、好ましくは、液剤、乳剤、クリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、スティック剤の形態で用いられ、特に好ましくはスティック剤である。
また、本発明の外用組成物のより詳細で具体的な形態としては、化粧水、乳液、クリーム、美容液、日焼け止め用化粧料、パック、ハンドクリーム、ボディローション、ボディークリームのような基礎化粧料;洗顔料、メイク落とし、ボディーシャンプー、シャンプー、リンスのような洗浄用化粧料;ファンデーション、化粧下地、リップクリーム、口紅、チークカラーのようなメークアップ化粧料;入浴剤などが挙げられる。好ましい形態としては、リップクリーム、美容液、メイク落としの形態で用いられ、特に好ましくはリップクリームである。
本発明の外用組成物の室温での硬度は、テクスチャーアナライザーを用いて測定した場合においては、好ましくは1g以上、より好ましくは10g以上、さらにより好ましくは100g以上である。1g以上であれば、製剤安定性が得られる。
また、本発明の外用組成物の室温での硬度は、テクスチャーアナライザーを用いて測定した場合においては、好ましくは2000g以下、より好ましくは1000g以下、さらにより好ましくは800g以下である。2000g以下であれば、使用感のよい製剤が得られる。
本発明の外用組成物の室温での硬度は、テクスチャーアナライザーを用いて測定した場合においては、好ましくは1g以上2000g以下、より好ましくは10g以上1000g以下、さらにより好ましくは100g以上800g以下である。
また、本発明は成分(A)のブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、成分(B)の油性ゲル化剤及び成分(C)の油剤を外用組成物に加えることで、外用組成物の防腐効果を増強させる方法を包含する。
ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルは、細菌類又は真菌類などによる外用組成物の汚染に対する防腐効果を発揮するので、本発明の防腐効果増強方法により防腐効果が増強された外用組成物は、細菌類又は真菌類、好ましくは真菌類、特に好ましくはカンジダ菌(Candida albicans)による汚染を有効に抑えることができる。
また、本発明は成分(A)のブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、成分(B)の油性ゲル化剤及び(C)の油剤を外用組成物に加えることで、外用組成物の硬度を増強させる方法をも包含する。
硬度増強方法に使用する各成分の種類、外用組成物の使用方法及びその硬度等は、本発明の外用組成物について説明したとおりである。
また、本発明は真菌に対して防腐効果の高い、前記成分(A)、(B)及び(C)を含有する抗真菌組成物に関する。
次に、試験例、処方例等により本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の試験例及び処方例に限定されるものではない。
(調製例)
表1〜3、表5、表7〜9、及び表11に示した各成分を所定量(重量%)で混合し、次いで、加熱撹拌しながら溶解して均一の混合物を得た。該混合物を約25℃に冷却して実施例及び比較例の組成物を得た。
(試験例1 保存効力試験)
表1に記載の成分を用いて、前記方法に従い、組成物を調製した。
これらの組成物について、第十六改正日本薬局方参考情報 保存効力試験方法に従って、防腐作用を評価した。具体的には、外用組成物の汚染菌として一般的である、真菌のカンジダ菌:Candida albicans(ATCC 10231)を用い、菌液を調製した。菌液を、104〜105CFU/mLになるよう組成物に接種し、25℃で保管した。接種24時間後の組成物をサンプリングし、平板寒天塗抹法にて組成物中の菌数を測定することで生存菌数を求め、比較例1-1の生存菌数を100とし、それぞれの組成物中の生存菌数を比率で示した。
表1に示すように、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルと軽質流動パラフィンの組成物では、菌接種24時間後においては防腐効果をわずかに示していた(比較例1-2)。また、N−ラウロイル-L-グルタミン酸ジブチルアミドと軽質流動パラフィンの組成物では、若干菌が増殖する傾向にあった(比較例1-3)。それらに対し、軽質流動パラフィンにブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルとN−ラウロイル-L-グルタミン酸ジブチルアミドの両成分を配合した実施例1-1では、顕著に菌数が減少し、高い防腐効果を示した。
このことから、油剤に、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルと油性ゲル化剤を組み合わせることで、高い防腐効果を示すことが確認された。
(試験例2 保存効力試験)
表2に記載の成分を用いて、前記方法に従い、組成物を調製した。
これらの組成物について、第十六改正日本薬局方参考情報 保存効力試験方法に従って、防腐作用を評価した。具体的には、真菌のカンジダ菌:Candida albicans(ATCC 10231)を用い、それぞれの菌液を調製した。菌液を、104〜105CFU/mLになるよう組成物に接種し、25℃で保管した。接種24時間後の組成物をサンプリングし、平板寒天塗抹法にて組成物中の菌数を測定することで生存菌数を求め、比較例2-1の生存菌数を100として、それぞれの組成物中の生存菌数を比率で示した。
表2に示すように、試験例1と同様に、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルと軽質流動パラフィンの組成物では、菌接種24時間後においては防腐効果をわずかに示していた(比較例2-2)。また、N−ラウロイル-L-グルタミン酸ジブチルアミドと軽質流動パラフィンの組成物では、N−ラウロイル-L-グルタミン酸ジブチルアミド0.25%の場合においても試験例1の場合と同様に、若干菌が増殖する傾向にあった(比較例2-3)。それらに対し、軽質流動パラフィンにブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルとN−ラウロイル-L-グルタミン酸ジブチルアミドの両成分を配合した実施例2-1では、顕著に菌数が減少しており、高い防腐効果を示した。
このことから、油剤に、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルと低濃度の油性ゲル化剤を組み合わせた場合でも、高い防腐効果を示すことが確認された。
(試験例3 組成物の硬度試験)
表3に記載の成分を用いて、前記方法に従い組成物を調製し、高温で組成物に流動性がある状態で、各処方10gを直径6cmのガラスシャーレに流し込み、常温で放冷し、固めたものを測定サンプルとした。
テクスチャーアナライザー(製品名:TA.XT.plus Texture Analyser(Stable Micro Systems社製))を用いて、組成物の硬度を測定した。なお、本測定における使用プローブはΦ10mmシリンダープローブであり、具体的な測定条件については、以下表4に示すとおりである。
プローブがサンプル表面に接触しサンプル表面を押し下げ始めてから、プローブが設定した距離(Distance)分を押し潰す際の応力として測定し、その最大値を硬度として記録する。
N−ラウロイル-L-グルタミン酸ジブチルアミドの配合量が0.25、5%の何れの場合においても、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルが配合されていない場合(比較例3-1、比較例3-2)と比較して、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルを配合した場合(実施例3-1、実施例3-2)には、硬度が相乗的に上昇することが確認された。
(試験例4 組成物の硬度試験)
表5に記載の成分を用いて、試験例3と同様に、測定サンプルを調製し、テクスチャーアナライザーで、Φ10mmシリンダープローブを用いて硬度を測定した。具体的な測定条件については、以下表6に示すとおりである。
N−ラウロイル-L-グルタミン酸ジブチルアミドの配合量を2.5%にした場合でも、試験例3と同様に、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルを配合することで硬度が相乗的に上昇することが確認された。
よって、油剤に、油性ゲル化剤とブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルを組み合わせることによって組成物の硬度が上昇するため、油性ゲル化剤の配合量を減らしても所望の硬度を得ることが可能であることが確認された。このことから、スティック状に成型した場合においても、使用感や成形性を考慮して、所望の硬度を有する組成物を得ることが可能であると言える。
(試験例5 保存効力試験)
表7に記載の成分を用いて、前記方法に従い、組成物を調製した。
これらの組成物について、第十六改正日本薬局方参考情報 保存効力試験方法に従って、防腐作用を評価した。具体的には、真菌のカンジダ菌:Candida albicans(ATCC 10231)を用い、それぞれの菌液を調製した。菌液を、104〜105CFU/mL>になるよう組成物に接種し、25℃で保管した。接種16時間後の組成物をサンプリングし、平板寒天塗抹法にて組成物中の菌数を測定することで生存菌数を求め、比較例4-1の生存菌数を100として、それぞれの組成物中の生存菌数を比率で示した。
表7に示すように、試験例1と同様に、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル単独の組成物では、菌接種16時間後においては防腐効果を示していた(比較例4-2)。また、N−ラウロイル-L-グルタミン酸ジブチルアミドでは2.5%の場合においても試験例1の場合と同様に、若干菌が増殖する傾向にあった(比較例4-3)。それらに対し、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルとN−ラウロイル-L-グルタミン酸ジブチルアミドの両成分を配合した実施例4-1では、顕著に菌数が減少しており、高い防腐効果を示した。
このことから、油剤に、高濃度のブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルと油性ゲル化剤を組み合わせた場合でも、相乗的に高い防腐効果を示すことが確認された。
(試験例6 保存効力試験)
表8に記載の成分を用いて、前記方法に従い、組成物を調製した。
これらの組成物について、第十六改正日本薬局方参考情報 保存効力試験方法に従って、防腐作用を評価した。具体的には、真菌のカンジダ菌:Candida albicans(ATCC 10231)を用い、それぞれの菌液を調製した。菌液を、104〜105CFU/mLになるよう組成物に接種し、25℃で保管した。接種16時間後の組成物をサンプリングし、平板寒天塗抹法にて組成物中の菌数を測定することで生存菌数を求め、比較例5-1の生存菌数を100として、それぞれの組成物中の生存菌数を比率で示した。
表8に示すように、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル単独の組成物では、菌接種24時間後においては防腐効果を示さなかった(比較例5-2)。また、パルミチン酸デキストリンでは10%の場合においては、若干防腐効果を示した(比較例5-3)。それらに対し、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルとパルミチン酸デキストリンの両成分を配合した実施例5-1では、顕著に菌数が減少しており、高い防腐効果を示した。
このことから、油剤に、低濃度のブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルと油性ゲル化剤を組み合わせた場合でも、相乗的に高い防腐効果を示すことが確認された。
(試験例7 組成物の硬度試験)
表9に記載の成分を用いて、前記方法に従い組成物を調製し、高温で組成物に流動性がある状態で、各処方10gを直径6cmのガラスシャーレに流し込み、常温で放冷し、固めたものを測定サンプルとした。
テクスチャーアナライザー(製品名:TA.XT.plus Texture Analyser(Stable Micro Systems社製))を用いて、組成物の硬度を測定した。なお、本測定における使用プローブはΦ10mmシリンダープローブであり、具体的な測定条件については、以下表10に示すとおりである。
プローブがサンプル表面に接触しサンプル表面を押し下げ始めてから、プローブが設定した距離(Distance)分を押し潰す際の応力として測定し、その最大値を硬度として記録する。
N−ラウロイル-L-グルタミン酸ジブチルアミドの配合量が1、2.5、5%の何れの場合においても、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルが配合されていない場合(比較例6-1、比較例6-2、比較例6-3)と比較して、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルを配合した場合(実施例6-1、実施例6-2、実施例6-3)には、硬度が相乗的に上昇することが確認された。
(試験例8 組成物の硬度試験)
表11に記載の成分を用いて、試験例7と同様に、測定サンプルを調製し、テクスチャーアナライザーで、Φ10mmシリンダープローブを用いて硬度を測定した。具体的な測定条件については、以下表12に示すとおりである。
パルミチン酸デキストリンの配合量を5、10%にした場合でも、試験例7と同様に、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルを配合することで硬度が相乗的に上昇することが確認された。
よって、油剤に、油性ゲル化剤とブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルを組み合わせることによって組成物の硬度が上昇するため、油性ゲル化剤の配合量を減らしても所望の硬度を得ることが可能であることが確認された。このことから、スティック状に成型した場合においても、使用感や成形性を考慮して、所望の硬度を有する組成物を得ることが可能であると言える。
下記の処方例に基づき、混合、加熱攪拌を行って調製し、外用組成物を得た。この外用組成物は、いずれも防腐効果が相乗的に増強されており、組成物の硬度についても相乗的に増加され、刺激性も低いものであり、使用感と製剤安定性についても優れていた。
処方例1
(成分) (重量%)
1.オクチルドデカノール 30
2.流動パラフィン 20
3.リンゴ酸ジイソステアリル 20
4.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド 10
(GP−1)
5.ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル(IPBC) 0.01
6.ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル 19.99
合計 100
処方例2
(成分) (重量%)
1.イソステアリルアルコール 20
2.水添ポリイソブテン 20
3.ホホバ油 20
4.N-2-エチルヘキサノイル-L-グルタミン酸ジブチルアミド 5
(EB−1)
5.ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル(IPBC) 0.01
6.2−エチルヘキサン酸セチル 24.99
合計 100
処方例3
(成分) (重量%)
1.トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 20
2.乳酸オクチルドデシル 10
3.ワセリン 15
4.ミリスチン酸デキストリン(レオパールMKL2) 10
5.ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル(IPBC) 0.01
6.2−エチルヘキサン酸セチル 44.99
合計 100
処方例4
(成分) (重量%)
1.イソステアリルアルコール 20
2.乳酸オクチルドデシル 10
3.ワセリン 15
4.ミリスチン酸デキストリン(レオパールMKL2) 1.5
5.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド 3
(GP−1)
6.ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル(IPBC) 0.01
7.2−エチルヘキサン酸セチル 50.49
合計 100

Claims (10)

  1. (A)ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、(B)油性ゲル化剤及び(C)油剤を含有することを特徴とする外用組成物(但し、エマルジョンの形態であるものを除く)
  2. (B)油性ゲル化剤として、アミノ酸系油性ゲル化剤及び脂肪酸デキストリンから選ばれる1種類又は2種類以上を含有することを特徴とする請求項1に記載の外用組成物。
  3. 前記アミノ酸系油性ゲル化剤として、ラウロイルグルタミン酸ステアリルアミド、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド、又はN−2−エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドのいずれか1種以上を含むことを特徴とする請求項2に記載の外用組成物。
  4. 前記脂肪酸デキストリンとして、パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、又はオクタン酸デキストリンのいずれか1種以上を含むことを特徴とする請求項2に記載の外用組成物。
  5. (C)油剤が、炭化水素油、エステル油、高級アルコール及び天然油から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の外用組成物。
  6. 口唇用であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の外用組成物。
  7. スティック状であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の外用組成物。
  8. 室温における硬度が、テクスチャーアナライザーによる測定値で、100g以上2,000g以下である、請求項1〜7のいずれかに記載の外用組成物。
  9. 外用組成物に(A)ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、(B)油性ゲル化剤及び(C)油剤を含有させることを特徴とする、外用組成物における真菌に対する防腐効果の増強方法(但し、上記外用組成物は、エマルジョンの形態であるものを含まない)
  10. 外用組成物に(A)ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、(B)油性ゲル化剤及び(C)油剤を含有させることを特徴とする、外用組成物における硬度の増加方法(但し、上記外用組成物は、エマルジョンの形態であるものを含まない)
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