JP6184167B2 - データ処理装置、方法およびプログラム - Google Patents
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Description
図1は、実施形態におけるデータ処理装置の構成例を示すブロック図である。
本実施形態では、IEC61970/61968が定義する複数バージョンの共通データモデルを対象にオントロジを定義する。このIEC61970/61968は、電力系統システム(EMS)が管理する設備、計測値、接続情報等を定義する。
次に、第1の実施形態について説明する。
図2および図3は、第1の実施形態におけるデータ処理装置により管理するオントロジの一例を示す図である。このオントロジの情報は電力系統DB18に格納される。電力系統DB18は、例えばハードディスクドライブや不揮発性メモリなどの記憶装置である。
オントロジには、階層型のクラス、個々のクラスの定義プロパティセット、及び単位クラスのオブジェクトを定義する。図2に示した例では、最上位のクラスはID「Cls1」のクラス100である。このクラスの下位のクラスは、ID「Cls2」のクラス102およびID「Cls3」のクラス104である。
第1の実施形態では、図4(a)に示すように、個々の単位クラスにテーブル201に示す属性セットを設ける。このテーブルでは、固有のID(例えばUnit_class1)、バージョン、名前(Name.en、Name.ja)、SI単位(SI unit)等の属性を定義する。SI単位は、定義する単位クラスの基本単位とする。
例えば、テーブル201中の単位クラスのオブジェクト202で示す「長さ」の単位クラスには、SI単位としてのメートル(m)が基本単位として定義される。
テーブル205では、単位クラス(Unit_class1など)のインスタンス203として、固有のID(例えばUnit1)、バージョン、名前(Name.en、Name.ja)、定義元としてのテーブル201中のクラス(Defined_unit_class)、単位名(unit)が定義される。例えば、「長さ」の単位クラスのインスタンスはキロメーター(km)、ミリメーター(mm)、インチ(In)等が定義される。
このテーブル205の個々のインスタンス203では、長さの基本単位であるSI単位(例えば、m)との変換関係(Transformation coefficiency_to_SI)204が記述される。
このようにして、第1の実施形態では、複数バージョンのオントロジを含むインスタンスデータシートを作成することができる。
次に、第2の実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態における構成のうち図1に示したものと同様の構成の詳細な説明は省略する。
第2の実施形態では、インスタンスの変換ルールの作成、およびインスタンスの変換のための手順について説明する。
第2の実施形態では、作成されたオントロジは、一つのID(例えば、CIMModel_1)を用いて他のオントロジとの間で識別される。また、他のバージョンのオントロジ(例えばIDがCIMModel_2)も同様な構造を用いて作成されるとする。
図5に示すように、インスタンス変換部16は、電力系統DB18に保存された変換ルールを用いて、2つのバージョンのオントロジとの間のインスタンスデータの変換を行う。ここでは、変換元オントロジのIDをCIMModel_1とし、変換先オントロジのIDをCIMModel_2として、変換元オントロジから変換先オントロジへのインスタンスデータの変換ルールの作成について説明する。
Aタイプの変換ルールは、全バージョンに共通の変換ルールである。Bタイプの変換ルールは、例えばバージョンXとバージョンYとの間で変換が可能な変換ルールである。Cタイプの変換ルールは、特定のバージョンに固有のルール、つまりオントロジ間の変換が行えないことを示すルールである。
Bタイプの変換ルールの対象はプロパティであり、プロパティ毎に対応するインスタンスデータの変換ルールを生成し、電力系統DB18に保存される。この変換ルールは後述する図7に示すテーブルに保存する。
これらの変換ルールを保存するテーブルのテーブル名は、変換元オントロジのIDと変換先オントロジのIDとを含む。この構成では、インスタンス変換時に該当のIDを用いて、変換元オントロジのインスタンスデータの変換に適用するルールを前述のテーブルから検出できる。
この構成では、インスタンスデータの変換時にリストの名称を利用して変換元オントロジのインスタンスデータの変換に適用するルールを検出できる。
まず、変換ルール生成部2は、変換元オントロジ(ID:CIMModel_1)の定義クラスのリスト、変換先オントロジ(ID:CIMModel_2)の定義クラスのリスト、及び個々のクラスの定義プロパティリストを電力系統DB18から取得する(ステップS402)。
Model1_cls{cls1_1,cls2_1,cls3_1,cls4_2,cls5_3,…}
また、変換先オントロジにおけるクラスリストの例は以下のようになる。
Model2_cls{cls1_2,cls2_2,cls3_2,cls4_2,cls5_4,…}
上記の「Model1_cls」を含む定義クラスは変換元オントロジIDがCIMModel_1の定義クラスであり、上記の「Model2_cls」を含む定義クラスは変換先オントロジIDがCIMModel_2の定義クラスである。これらの定義クラスにおけるバージョン付きクラスIDは、クラスのIDとクラスバージョン情報を用いる。例えば、アンダーバーで繋げる。例を挙げると、「cls2_1」とは、クラスIDが「cls2」で、このクラスのバージョンが1であることを示す。
ステップS403で選択したバージョン付きクラスIDが「cls1_1」である場合は、このクラスの定義プロパティリストは、例えば「cls1_1_P{P1_1,P2_1,P3_1,…}」である。
従って、変換ルール生成部2は、電力系統DB18に格納される、Cタイプの変換ルールである「特定のバージョンに固有」のプロパティリスト(例えばCIMModel1_not_to_CIMModel2_Property)に、ステップS405で選択したバージョン付きプロパティID(例えばPn_1)を登録する(ステップS420)。このリストは、変換不可プロパティリストとも呼ぶことができる。
図7には、生成されたインスタンス変換ルールの一例であるインスタンス変換ルール501が示される。図7では、変換元のプロパティID(Orig_ID)と変換先のプロパティのID(Target_ID)とを区別するために、変換元のプロパティIDの末尾に「_1」を付し、変換元の同じプロパティIDの末尾に「_2」を付して表している。
変換ルール生成部2は、この変換ルールを変換元のバージョン付きプロパティIDと変換先のバージョン付きプロパティIDとともに電力系統DB18の変換インスタンスルール管理テーブルに登録する(ステップS422)。図7では、これらのIDや変換ルールと同様のIDや変換ルールの登録先の行は変換インスタンスルール管理テーブルのインスタンス502が対応する行である。
変換ルール生成部2は、この変換ルールを変換元のバージョン付きプロパティIDと変換先のバージョン付きプロパティIDとともに電力系統DB18の変換インスタンスルール管理テーブルに登録する(ステップS415)。図7では、これらのIDや変換ルールと同様のIDや変換ルールの登録先の行は変換インスタンスルール管理テーブルのインスタンス503が対応する行である。
これにより、変換元のオントロジにおける、あるバージョン、ある単位を有するプロパティを定義するクラスのインスタンスから変換先のオントロジにおける異なるバージョンや単位を有するプロパティを定義するクラスのインスタンスへの変換を可能にする。
一方、各プロパティを定義するクラスのインスタンス変換ルール作成処理を完了した場合は(ステップS418のYES)、変換ルール生成部2は、ステップS402で取得した変換元のクラスリスト(例えばModel1_cls{…})中の全てのクラス対して、ステップS403で取得してステップS404以降からの処理を行ったか否かを判定する(ステップS416)。
一方、全クラスの処理を完了した場合は(ステップS416のNO)、変換ルール生成部2は、変換元のオントロジ(例えばIDがCIMModel_1)のインスタンスから、変換先のオントロジ(例えばIDがCIMModel_2)のインスタンスへのインスタンス変換ルール生成処理を完了する。
図8は、第2の実施形態におけるデータ処理装置によるインスタンス変換の手順の一例を示すフローチャートである。
ここでは、変換元のオントロジ(IDがCIMModel_1)のインスタンスから、変換先のオントロジ(IDがCIMModel_2)のインスタンスへの変換例を説明する。
この取得されたクラスリストは、例えばModel1_cls{cls1_1,cls2_1,cls3_1,…}である。
一方、全プロパティの処理を完了した場合は(ステップS612のYES)、変換ルール検出部15は、変換元オントロジ(例えばIDがCIMModel_1)の全クラスのインスタンス変換ルールの検出を完了したか否かを判定する(ステップS614)。
一方、全クラスのインスタンスルール検出を完了した場合は(ステップS614のYES)、変換ルール検出部15による処理を完了する。
インスタンスの自動変換が可能なそれぞれのクラスのプロパティには、図9中のテーブル620に示すように3種類のいずれかのフラッグが付与される。1つ目の種類のフラッグは「変換なし」であり、2つ目の種類のフラッグは「変換あり」および変更ルールIDであり、3つ目の種類のフラッグは「変更不可(移行不可)」である。
インスタンス変換部16は、「変換あり」のフラッグ及び変更ルールIDが付与されたプロパティに対して、変更ルールIDに当該する変換式を変換元のオントロジに対応するプロパティを定義するクラスのインスタンスに適用して変換先のオントロジに対応するプロパティを定義するクラスのインスタンスを作成する。インスタンス変換部16は、この変換先のオントロジに対応するプロパティを定義するクラスのインスタンスを電力系統DB18に格納する。
データ出力部17は、変換先のオントロジに対応するプロパティを定義するクラスのインスタンスを図示しない表示装置に出力できる。
図10に示した例では、インスタンス変換部16は、変換元として指定するオントロジ(例えばIDがID1)のインスタンスデータから、変換先として指定するオントロジ(例えばIDがID2)への変換を行う。
次に、第3の実施形態について説明する。
図11は、第3の実施形態におけるデータ処理装置により管理する複数種類のインスタンスデータシートの一例を表形式で示す図である。
本実施形態では、インスタンスデータは、電力系統に実在する設備の「設備データ」と、個々の設備に対する監視制御する「計測値データ」と、設備の接続情報を記述する「トポロジーデータ」に分類されるとする。
このデータの種類は、例えば、二値データ(Discrete、0と1から構成するデータ)、数値データ(Analog)、積算データ(Accumulator)、計算データ(Calculated)等がある。
本実施形態では、定義オントロジのクラス間に、継承関係(is-a)以外に部分―全体(part-whole)の包含関係が定義され、この包含関係を示す情報は電力系統DB18に格納される。
図12に示した例では、「地域」クラスと「サブ地域」クラスとの間で、「地域」クラスは全体クラスであり、「サブ地域」クラスは部分クラスである。
「変電所」クラスと「電圧階級」クラスとの間で、「変電所」クラスは全体クラスであり、「電圧階級」クラスは部分クラスである。
「設備」クラスと「母線」や「開閉器」といった各設備のクラスとの間で、「設備」クラスは全体クラスであり、各設備のクラスは部分クラスである。
本実施形態は、インスタンスデータ間の「部分―全体」の関係を明確にするため、個々のインスタンステーブルに、アクセス用の「Path」のプロパティを設けている。
前述した例では、インスタンス自動生成部7は、インスタンステーブル上のIDやPathを用いて、最も上位の全体クラスのインスタンステーブル上のIDまで用いて各クラスのPathのインスタンス生成を行った。しかし、別の例として、インスタンス自動生成部7は、ある階層のクラスのインスタンステーブルのPathのインスタンスを生成する際の、例えば3階層上までの階層のクラスのインスタンステーブル上のIDやPathを用いるようにしてもよい。
次に、第5の実施形態について説明する。
本実施形態では、インスタンスデータは、電力系統に実在する設備の「設備データ」と、個々の設備に対する監視制御する「計測値データ」と、設備の接続情報を記述する「トポロジーデータ」に分類されるとする。
本実施形態では、インスタンスデータシートは、図13(a)に示すような設備インスタンスデータシートのテーブル900と、図13(b)に示すような計測値インスタンスデータシートのテーブル901、図13(c)に示すようなトポロジーインスタンスデータシートのテーブル902に分類されるとする。
テーブル900は、設備クラスの「開閉器」のインスタンスデータシートを示す。個々のコラムは、設備クラスの「開閉器」のプロパティより構成され、各行のインスタンスデータ903、904、905を有する。このテーブル900のプロパティは、固有のID(設備ID)920、設備名(例えば開閉器1、開閉器2、開閉器2)、設備タイプ(例えば開閉器)を含む。
このテーブル901は、「数値データ」の計測値のインスタンスデータシートを示す。個々のコラムは、「数値データ」関連のプロパティより構成され、各行のインスタンスデータ906、907、908、909を有する。
トポロジーインスタンスデータシートのテーブル902は、個々の設備の接続関連のプロパティより構成され、各行のインスタンスデータ910、911、912を有する。
各シートのID920、921、922の値は、インスタンスデータ入力時に固有のIDとして自動生成されて、変更不可とする。
次に、第6の実施形態について説明する。
計測値インスタンスデータシートは、計測値のタイプによって別々のインスタンスデータシートに分類される。それぞれの計測値データは、この計測値のタイプに合致するインスタンスデータシートに記述される。
図14(a)には、二値データのインスタンスデータシート1001の例を示す。図14(b)には、算出データのインスタンスデータシート1002の例を示す。
二値データのインスタンスデータシート1001は、固有のID(例えばSV1,SV2,SV3)、名前(例えば二値データ1、二値データ2、二値データ3)、データなどのプロパティが設けられ、各行のインスタンスデータ1003、1004、1005を有する。
例えば、二値データのインスタンスデータシート1001上のインスタンス1003、1004、1005のデータを計算元として算出データのインスタンスデータシート1002でのインスタンス1009での算出結果を求める場合は、これらのインスタンスの識別ID(例えば{SV1,SV2,SV3})がインスタンス1009の計算元にIDリストとして記述される。
次に、第7の実施形態について説明する。
本実施形態では、設備インスタンスデータシート、計測値インスタンスデータシート、トポロジーインスタンスデータシートにおいて入力されたインスタンスデータをデータベースに保存することについて説明する。
図1に示すように、DB接続部10は、電力系統DB18に接続する。個々のインスタンスデータシートの列名(プロパティ名)は、データベースのテーブル1101のコラム候補とする。テーブル生成部11は、これらの候補のうち、図15に示すように、チェックボックスが任意に選択されたコラムを用いて、データベースのテーブル1101を生成する。
DB導入部12は、これら作成されたデータベースのテーブル1101を電力系統DB18に格納する。
次に、第8の実施形態について説明する。
本実施形態では、指定クラスに包含される各階層のクラスのインスタンスデータを取得することについて説明する。
本実施形態では、第4の実施形態の様に、定義オントロジのクラス間に、継承関係(is-a)以外に部分―全体(part-whole)の包含関係が定義され、この包含関係を示す情報は電力系統DB18に格納されるとする。
更に、取得の第2の例としては、クラスBを全体クラスとし、取得部13は、このクラスBの部分クラスCを電力系統DB18から取得し、上記操作を繰り返し行い、下位の部分クラスが存在しなくなるまで全クラスを電力系統DB18から取得し、この取得したクラスのインスタンスデータを電力系統DB18から取得する。
更に、取得部13は、クラスBが包含するクラスC(例えば「設備」クラス)を電力系統DB18から取得する。
また、この記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であっても良い。
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が上記実施形態を実現するための各処理の一部を実行しても良い。
さらに、各実施形態における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から上記の各実施形態における処理が実行される場合も本発明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成であっても良い。なお、各実施形態におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、上記の各実施形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であっても良い。
また、各実施形態におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Claims (13)
- 階層型のクラス、前記クラスのそれぞれが定義するプロパティを含み、前記クラスおよびプロパティが固有の識別情報およびバージョン情報の属性を含むオントロジを記憶する記憶装置と、
所定のクラスが定義して前記識別情報およびバージョン情報を含むプロパティと前記所定のクラスの上位階層のクラスから継承して前記識別情報およびバージョン情報を含むプロパティとを用いて、前記所定のクラスのインスタンスを入力するためのデータシートを作成するインスタンス作成部とを備えたことを特徴とするデータ処理装置。 - 第1のオントロジで定義されるクラスが前記第1のオントロジと異なる第2のオントロジでも定義されるか否かを示す第1の判定結果、および、前記第1のオントロジで定義されるクラスが前記第2のオントロジでも定義される場合において、前記第1のオントロジで定義されるクラスで定義されるプロパティの識別情報を用いて、前記第2のオントロジでも定義されるか否かを示す第2の判定結果、および、前記第1のオントロジで定義されるクラスで定義されるプロパティの識別情報が前記第2のオントロジでも定義される場合において、このプロパティのバージョンが前記第1および第2のオントロジの間で同じであるか否かを示す第3の判定結果に基づいて、前記第1のオントロジで定義されるプロパティを定義するクラスのインスタンスを前記第2のオントロジで定義される同じクラスのインスタンスへ適用するためのルールを生成するルール生成部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
- 前記ルール生成部は、
前記第1のオントロジで定義されるクラスで定義されるプロパティの識別情報が前記第2のオントロジでも定義される場合において、このプロパティを定義する属性の単位、且つまたは属性の単位プレフィックス、且つまたは属性のデータタイプが前記第1および第2のオントロジの間での比較の判定結果に基づいて、前記ルールを生成することを特徴とする請求項2に記載のデータ処理装置。 - 前記記憶装置は、
第1の種別のインスタンスを入力するための第1のテーブル、第2の種別のインスタンスを入力するための第2のテーブル、および前記第1のテーブルのインスタンス項目によって、前記第2のテーブルにて定義される項目と条件を定義した第3のテーブルを記憶し、
前記第1のテーブルにおける所定の項目の詳細を前記第3のテーブルから取得し、この取得結果に基づいて前記第2のテーブルの所定の項目の値を生成するインスタンス生成部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記オントロジが定義するクラスは階層型の複数種類のクラスで構成され、
前記記憶装置は、
各階層のクラスのインスタンスの入力用テーブルを記憶し、
下位階層のクラスにおける所定のインスタンスから、このインスタンスが所在するクラスを包含する(Part-Wholeの関係を持つ)上位階層のクラスの所定のインスタンスを参照して、前記所定のインスタンスを入力するためのテーブルにおける上位階層のクラスを参照するための項目の値を生成するインスタンス生成部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記インスタンスは、固有の識別情報を含む第1の種別のインスタンス、および、前記第1の種別のインスタンスの参照用情報を含む第2の種別のインスタンスであり、
前記参照用情報は、前記第1の種別のインスタンスの識別情報であり、
前記第1の種別のインスタンスの値の変更に応じて、前記第1の種別のインスタンスを参照する前記第2の種別のインスタンスの値を自動更新する更新部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記第1の種別のインスタンスの値の変更に応じて変更された前記第2の種別のインスタンスの値は、変更された値であることを記録し、変更された値と変更なしの値に、区別して処理を行えることを特徴とする請求項6に記載のデータ処理装置。
- 前記記憶装置は、
固有の識別情報および数値データのそれぞれを含む第1の種別のインスタンスと、算出に用いるインスタンスの識別情報のリスト、算出のための演算子のリスト、算出結果を記述できる第2の種別のインスタンスを記憶し、
前記第2の種別のインスタンスで記述される識別情報のリストに、記述される演算子のリストを、順番に適用して算出を行うことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記データシートの項目をデータベースのテーブル項目の候補とし、
前記候補から選択した項目に対し、前記データシートのインスタンスの識別情報項目を自動的にプライマリキーとして設定し、
前記選択した項目に対し、他のインスタンスへの参照用の外部参照型の項目を自動的に外部キーとして設定し、
前記選択した項目に対しインデックスの項目を指定することで、前記データベースのテーブルを自動生成することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記生成したデータベースのテーブルと、このデータベースのテーブルの元であるインスタンスデータシートとに同一の識別情報を付与し、
インスタンスデータシートの個々のインスタンスデータと、データベースのテーブルの個々のデータレコードとに同一の識別情報を付与し、
前記データシートにおけるインスタンスデータが更新された場合に、このインスタンスの識別情報と同じ識別情報が付与されるデータベースのテーブルのデータレコードを更新し、
前記データベースのテーブルのデータレコードが更新された場合に、このデータレコードの識別情報と同じ識別情報が付与されるインスタンスデータシートのインスタンスデータを更新することを特徴とする請求項9に記載のデータ処理装置。 - 前記オントロジが定義するクラスは階層型の複数種類のクラスで構成され、
階層クラス、且つまたはインスタンスの条件を指定し、指定した条件に従って、前記階層型のクラスが包含する各階層クラスのインスタンスを取得する取得部をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載のデータ処理装置。 - 階層型のクラス、前記クラスのそれぞれが定義するプロパティを含み、前記クラスおよびプロパティが固有の識別情報およびバージョン情報の属性を含むオントロジを記憶する記憶装置を有するデータ処理装置に適用されるデータ処理方法であって、
所定のクラスが定義して前記識別情報およびバージョン情報を含むプロパティと前記所定のクラスの上位階層のクラスから継承して前記識別情報およびバージョン情報を含むプロパティとを用いて、前記所定のクラスのインスタンスを入力するためのデータシートを作成することを特徴とするデータ処理方法。 - データ処理装置として動作するコンピュータに用いられるプログラムであって、
前記コンピュータを、
階層型のクラス、前記クラスのそれぞれが定義するプロパティを含み、前記クラスおよびプロパティが固有の識別情報およびバージョン情報の属性を含むオントロジを記憶する記憶装置、および
所定のクラスが定義して前記識別情報およびバージョン情報を含むプロパティと前記所定のクラスの上位階層のクラスから継承して前記識別情報およびバージョン情報を含むプロパティとを用いて、前記所定のクラスのインスタンスを入力するためのデータシートを作成するインスタンス作成部として機能させるためのデータ処理プログラム。
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