JP6176774B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
ここで、遊技媒体(例えばメダル)の自動回収システムを備えている遊技場においては、各スロットマシンのホッパー装置から溢れたメダルは、筐体の底板に設けられた自動回収用の開口部に落下させ、自動回収装置によって一箇所に回収されるようになっている。したがって、補助容器にメダルを貯留する必要はない。一方、自動回収システムを備えていない遊技場においては、自動回収用の開口部は必要ないものとなるが、通常、遊技機の筐体には、自動回収システムに適用できるよう、自動回収用の開口部が形成してあるため、これを塞いでおく必要がある。しかし、自動回収用の開口部を塞ぐ部材が、筐体から分離可能になっていると、誤って廃棄してしまったり、紛失してしまうおそれがある。
そこで本願発明は、自動回収用の開口部を塞ぐ部材を筐体内部で保管することができ、これを紛失することがないようにした遊技機を提供することを目的とする。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(第1の発明)
本願発明のうち、第1の発明は、正面が開口する筐体(1)と、筐体(1)の内部に設置され、遊技媒体を貯留するとともに払い出し可能なホッパー装置(7)とを少なくとも備え、前記筐体(1)には、前記ホッパー装置(7)に隣接して設置されホッパー装置(7)の貯留部(メダルタンク71)から溢れた遊技媒体を受ける補助容器(オーバーフロータンク8)を設置可能であるとともに、前記補助容器(8)が設置される位置に対応する筐体(1)の底板(11)には、前記ホッパー装置(7)の貯留部(71)から溢れた遊技媒体を前記筐体(1)の外部に落下させるための遊技媒体落下孔(自動回収用開口18)が形成されている遊技機にかかる。
(作用・効果)
本発明において、遮蔽板(91)は、筐体(1)内部に固定されるものである。また、「保持部」は、支持部材(90)に形成されるものである。
また、本発明は、補助容器(8)が満杯になったことを検知するセンサ(オーバーフローセンサ94)を支持する支持部材(90)に、遮蔽板(91)を保持させるようにしたものである。遮蔽板(91)は支持部材(90)に固定されていてもよいし分離可能であってもよい。
(第2の発明)
本願発明のうち、第2の発明は、正面が開口する筐体(1)と、筐体(1)の内部に設置され、遊技媒体を貯留するとともに払い出し可能なホッパー装置(7)とを少なくとも備え、前記筐体(1)には、前記ホッパー装置(7)に隣接して設置されホッパー装置(7)の貯留部(メダルタンク71)から溢れた遊技媒体を受ける補助容器(オーバーフロータンク8)を設置可能であるとともに、前記補助容器(8)が設置される位置に対応する筐体(1)の底板(11)には、前記ホッパー装置(7)の貯留部(71)から溢れた遊技媒体を前記筐体(1)の外部に落下させるための遊技媒体落下孔(自動回収用開口18)が形成されている遊技機にかかる。
そして、前記筐体(1)内部には、前記遊技媒体落下孔(18)を塞ぐ閉塞位置と、前記遊技媒体落下孔を開放する開放位置との間を移動可能に固定されている遮蔽板(91)と、前記遊技媒体落下孔(18)の近傍に形成され、前記補助容器(8)内部の遊技媒体を検知するための検知部(94A)を支持する支持部材(90)と、前記支持部材(90)に形成され、前記開放位置にある前記遮蔽板(91)を保持する保持部(95)と、が設けられ、前記遮蔽板(91)によって前記遊技媒体落下孔(18)を塞いだ状態で、前記遮蔽板(91)の上に前記補助容器(8)を載置可能であるとともに、前記遮蔽板(91)を前記保持部(95)に保持させた状態で、前記ホッパー装置(7)の貯留部(71)から溢れた遊技媒体を、前記遊技媒体落下孔(18)から落下させることができるように形成されており、前記支持部材(90)は、前記筐体(1)の背面板(背板14)に固定され、前記遮蔽板(91)は、前記支持部材(90)に対し、前記閉塞位置と前記開放位置との間を前側が上下動するよう回動自在に取り付けられ、前記保持部(95)は、前記支持部材(90)に対し、前記遮蔽板(91)を前記開放位置に回動させた状態で前記遮蔽板(91)を保持可能に設けられている。また、前記検知部(94A)は、前記支持部材(90)の両側端部から前方に突設された2つのアーム部(92)に、相対向して設けられ、前記アーム部(92)は、前記遮蔽板(91)を前記開放位置に回動させたときに前記遮蔽板(91)を挟んだ両側に位置するとともに、前記2つのアーム部(92)の間に、側面に検知用開口(8F)が設けられた前記補助容器(8)を設置可能に形成されていることを特徴とする。
本発明は、遮蔽板(91)を支持部材(90)に固定したものである。本発明によれば、支持部材(90)の形状を有効利用して、遮蔽板(91)を筐体(1)の内部に保管しておくことができる。
本実施の形態におけるスロットマシンSは、図1及び図2に示すように、大きく分けて、正面側に開口部を有する筐体1と、筐体1の開口部を開閉可能な前扉3とから構成されている。前扉3は、筐体1の開口上部1Aを塞ぐ上扉3Aと、筐体1の開口下部1Bを塞ぐ下扉3Bに分割されている。
ここで、リールユニット2は、中板15に載置されるとともに筐体1に着脱自在に形成されており、メイン基板ユニット100はリールユニット2の枠体に固定されている。リールユニット2は、3個のステッピングモータ(図示せず)にそれぞれ軸着された3個の回転リール2Aを備えている。また、図示していないが、各回転リール2Aの表面には、それぞれ複数の図柄が表示されている。メイン基板ユニット100は、CPU、ROMなど種々の電子部品を装着したメイン基板を基板ケースに収納したものであり、遊技の実行を制御するためのメイン制御装置200(図27参照)として機能する。メイン制御装置200の詳細については後述する。ホッパー装置7は、遊技機のメダル貯留部であって、筐体1の底板11に固定されたホッパーベース6の上に設置されており、メダルを貯留するとともに入賞時等にはメダルを払い出すためのものである。オーバーフロータンク8は、ホッパー装置7の貯留部であるメダルタンク71(図20参照)から溢れたメダルを受けて貯留しておくための補助容器であり、図13に示すオーバーフローセンサユニット9の手前側に設置されるものである。なお、ホッパーベース6、ホッパー装置7、オーバーフロータンク8及びオーバーフローセンサユニット9の詳細ついては後述する。
前扉3のうちの上扉3Aは、図2示すように、筐体1の左側の側板13にヒンジ16を介して回動自在に軸支された板状の扉であり、図1に示すように、回転リール2Aを正面側から見ることができる図柄表示窓22を有する上パネル20を有し、上パネル20の側方には、ランプ25が設けられている。また、上パネル20の上方には液晶表示装置26が設けられ、液晶表示装置26を挟んで両側にはスピーカ27(上スピーカ27A)が設けられている。
前扉3のうちの下扉3Bは、図2に示すように、筐体1の左側の側板13にヒンジ17を介して回動自在に軸支された板状の扉であり、図1に示すように、扉を閉めた状態で上パネル20から手前側に張り出すカウンター状の操作部を備え、操作部には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口28、クレジットをメダル投入に代えるためのベットスイッチ30、回転リール2Aの回転を開始させるためのスタートスイッチ31、回転リール2Aの回転を停止させるための3個のストップスイッチ32、クレジットを精算するための精算スイッチ33などが設けられている。ここで、クレジットとは、次ゲーム以降に使用するためのメダルをあらかじめ遊技機内部に貯留しておくことであり、スロットマシンSは、メダル投入口28から投入されたメダル、又は入賞により払い出されるメダルを、最大50枚まで、遊技機内部に電子的に貯留する扱いができるように形成されている。クレジットされているメダル数は、図示しない所定のクレジット表示部に表示される。
また、前扉3の裏面において、前記メダル投入口28の下方となる位置には、図2及び図3に示すように、メダルセレクター4が設けられている。メダルセレクター4は、メダル投入口28から投入されたメダルを誘導しつつメダルを検知するものである。メダルセレクター4を通過したメダルは、メダルセレクター4の側方に設けられたRシュート5を介してホッパー装置7に転送される。なお、メダルセレクター4及びRシュート5の詳細については後述する。
メダルセレクター4は、図4及び図5に示すように、ベース40と、ベース40に取り付けられたカバー47とからなり、カバー47が背面側(スロットマシンSを正面から見た場合の奥側)となるよう、下扉3Bの裏面に取り付けられている。なお、図4及び図5においては、白矢印で示す方向が正面側である。また、図5に示すように、メダルセレクター4の上面には、メダル投入口28から投入されたメダルを受け入れるためのメダル入口42が形成されており、メダルセレクター4の側方には、メダルが排出されるためのメダル出口43が設けられている。前記カバー47は、ベース40に設けられた回動軸48を中心に前後方向に回動自在に取り付けられており、回動軸48に設けられたバネ48Aによって、常時ベース40側に付勢されている。そして、ベース40の背面には、図6に示すように、メダル入口42(上流側)からメダル出口43(下流側)に連通するメダル通路41が形成されており、メダル通路41には、投入検知センサ44と、通過検知センサ45が設けられている。さらに、図4に示すように、ベース40の正面側には、メダル排出装置46が設けられている。
投入検知センサ44は、メダル入口42の下方に設けられたスイッチであって、メダル通路41の壁面41Aに突出する方向に付勢された出没突起を有し、常態においては出没突起が突出していてセンサはOFFとなっており、メダル通路41をメダルが通過すると出没突起が没入してセンサがONとなるものである。
なお、下扉3Bには、図1に示すメダルキャンセルボタン49の操作により、メダル通路41内の遊技メダルを下方に落下させるためのキャンセル装置(図示せず)が設けられている。このキャンセル装置は、前記メダル排出装置46とは別の、手動でメダルをキャンセルするためのもので、特にメダル詰まりの解除の場合に使用するものである。具体的には、メダルキャンセルボタン49の操作により、カバー47をベース40から離れる方向に回動させるものであり、カバー47を回動させることにより、メダル通路41に滞在しているメダルが支えを失って落下するようになっている。
Rシュート5は、メダルセレクター4のメダル出口43から排出されたメダルを、ホッパー装置7のメダルタンク71に誘導するための誘導部材を有するユニット部材である。Rシュート5は、図3に示すように、メダルセレクター4のメダル出口43側に配置され、下扉3Bの裏面に形成された所定の取り付け部(図示せず)に取り付けられている。そして、図4、図5及び図8乃至図10に示すように、Rシュート本体50と、Rシュートカバー51と、Rシュートセンサ52とを備えている。なお、図9及び図10は、図面の上側が正面側である。
Rシュート本体50は、図5及び図8及び図10に示すように、平板状の固定部54にメダル転動路53を形成した平面視略長方形状の誘導部材である。固定部54は、Rシュート本体50を下扉3Bに固定するとともに、Rシュートカバー51及びRシュートセンサ52をRシュート本体50に固定するためのものである。メダル転動路53は、メダルセレクター4のメダル出口43から排出されたメダルを起立状態で転動させて、ホッパー装置7のメダルタンク71に誘導するための通路である。
メダル転動路53は、図10に示すように、側面側(図面における左側)に位置するメダル受け部53Aから、背面側(図面における下側)に位置するメダル排出部53Bまでに至る上側が開放された溝であり、起立状態のメダルが転動可能な底部53Cと、底部53Cから立ち上がりメダルが摺接可能な2つの側壁を有している。この2つの側壁は、上面視すると、メダル受け部53Aからメダル排出部53Bに至るまで、弧を描くように湾曲して形成されている。すなわち、メダル転動路53は、2つの側壁として、内側(弧の中心側)の弧にあたる湾曲部を有する内周壁53Dと、外側の弧にあたる湾曲部を有する外周壁53Eとを有している(図8、図10参照)。また、メダル転動路53は、図8及び図11に示すように、メダルの転動方向と直交する方向の断面が略V字型に形成されている。すなわち、内周壁53Dと外周壁53Eは、底部53Cからの高さが高いほどその間の距離(幅)が広くなるよう形成されており、底部53Cの幅よりも、上側の開放部の幅が広くなっている。これは、Rシュート本体50が射出成型による合成樹脂製であり、型抜きの関係上、このような形状にする必要があることに基づくものである。
Rシュートカバー51は、Rシュート本体50に取り付けられるカバー部材であり、図4に示すように、Rシュート本体50の正面側半分程度を上側から覆っている。また、Rシュートカバー51には、メダル転動路53に沿って形成され、メダル転動路53の少なくともメダル受け部53Aを覆うとともに少なくとも下側が開口したガイド通路55が設けられている。
ガイド通路55は、図4及び図5に示すように、上面視したとき、メダル転動路53の湾曲形状にほぼ沿うように湾曲して形成されており、図4及び図8に示すように、メダル転動路53の内周壁53Dに対応する内側壁55Dと、外周壁53Eに対応する外側壁55Eと、内側壁55D及び外側壁55Eをつなぎ、メダル転動路53の底部53Cと対向する天井部55Cを有している。内側壁55D及び外側壁55Eは、メダル転動路53を転動するメダルの側方に位置することとなり、天井部55Cは、メダル転動路53を転動するメダルの上方に位置することとなるものである。
ここで、Rシュートカバー51としては、25φのメダルが通過可能なガイド通路55を有する小径メダル用と、30φのメダルが通過可能なガイド通路55を有する大径メダル用が設けられており、そのいずれもが、前記Rシュート本体50に取り付け可能となっている。すなわち、小径メダル用のRシュートカバー51と、大径メダル用のRシュートカバー51とは、ガイド通路55の形状寸法が異なるものの、同一形状の取付片51A及び取付爪51Bを有している。なお、本実施の形態において図示されているのは小径メダル用のRシュートカバー51である。大径メダル用のRシュートカバー51は、特に図示しないが、メダル受入部53Aが、30φのメダル用のメダルセレクター4'のメダル出口43'(図7(B)参照)から排出されるメダルを受け入れ可能な形状となっているとともに、内側壁55D及び外側壁55Eの湾曲部は、30φのメダルが1枚ずつ通過可能な曲率に形成されている。そして、スロットマシンSで25φのメダルを用いて遊技を行わせる場合には、Rシュート本体50に小径メダル用のRシュートカバー51を取り付け、30φのメダルを用いて遊技を行わせる場合には、Rシュート本体50に大径メダル用のRシュートカバー51を取り付けることができるようになっている。
Rシュートセンサ52は、メダル転動路53のメダル排出部53Bから排出されるメダルを検出するための検知装置であって、図4及び図5に示すように、メダル排出部53Bの下流側に位置するようRシュート本体50に固定されている。
Rシュートセンサ52は、図5に示すように、メダル転動路53を跨ぐように取り付けられた外装ケースを備え、この外装ケースの内部には、図示しないが、起立状態のメダルが通過可能な溝部が設けられている。そして、溝部の下流側端部には、板状の検知片52Aが揺動自在に取り付けられており、メダル転動路53を転動してきたメダルが溝部の内部を通過し、メダル排出部53Bから排出されるときに、検知片52Aを押し上げていくようになっている。外装ケースの内部には、図示しない検知部が配置されており、検知片52Aが押し上げられて揺動することにより検知部を通過するようになっている。検知部は、光学センサや磁気センサ、接触センサなどとすることができ、常態においてはセンサがOFFとなっており、検知片52Aが通過又は接触するとセンサがONとなるように形成されている。Rシュートセンサ52は、外装ケースの底部に設けられた3つの係止爪52B(図8参照)を、Rシュート本体50の固定部54及びメダル転動路53の外周壁53Eの縁部に設けられた係止孔50C(図10参照)に係合させて、Rシュート本体50に取り付けられる。
また、本実施の形態では、Rシュートセンサ52と、前述したメダルセレクター4の投入検知センサ44及び通過検知センサ45の検知に基づき、メダルの投入に関する不具合や不正行為が監視されるようになっているものであるが、これについては後述する。
上記した実施の形態では、Rシュート5がRシュートセンサ52を備えた構成となっていたが、Rシュート本体50にRシュートカバー51を取り付ける構成は、Rシュートセンサ52を有していないRシュート5にも適用可能である。
また、上記した実施の形態では、誘導部材であるRシュート本体50のメダル転動路53が湾曲して形成されていたが、誘導部材にカバー部材を取り付ける構成は、特に図示しないが、メダル転動路53が、メダル受け部53Aからメダル排出部53Bまで一直線に形成されている場合であっても応用可能である。この場合には、カバー部材が、少なくともメダル受け部53Aを覆うように形成することで、メダルセレクター4のメダル出口43への異物挿入を防止できる。また、メダル転動路53の上方に、メダルが1枚ずつ通過可能なガイド部を設けることによって、メダル転動路53のメダル排出部53Bが塞がれても、メダルがメダル転動路53から逸脱することがなく、上述したメダルキャンセルゴトを防止することができる。
ホッパーベース6は、ホッパー装置7及びオーバーフロータンク8を、筐体1の底板11の適正な設置位置(適位置)に設置させるためのものである。具体的には、ホッパーベース6は、図13に示すように、筐体1の底板11の上面に設置される固定板であるベース板60と、ベース板60に固定される一対のレール部材80とを備えている。なお、図13では、中板15の記載を省略している。
ベース板60は、肉薄の金属板から成り、図13及び図14(A)に示すように、底板11の正面側に左右方向にわたって配置される上面視長方形状の横枠部61と、横枠部61から後方に延設された上面視略正方形状の底板部62を有している。横枠部61の両端部には、横枠部61を上側に屈曲して形成された立ち上がり片61Aが設けられ、この立ち上がり片61Aを筐体1の側板12,13の内面に図示しないネジにより固定して、ベース板60を筐体1に固定することができる。また、図示していないが、ベース板60には、アース線が接続されており、ベース板60の上に載置されるホッパー装置7の感電防止及び静電ノイズ対策が施されている。そして、底板部62の後方右側端部には、側方に張り出す帯状の舌片を上側に屈曲して形成された除電用立設片63が設けられているが、これについては後述する。
ホッパー装置7は、図2及び図20に示すように、上側が開口するメダルタンク71と、メダルタンク71の下方に設けられた本体部70とから構成されている。本体部70には、図示しないが、メダルタンク71の底部に位置し、メダルが嵌入可能なメダル孔を有する回転ディスクと、回転ディスクの下方に位置し、回転ディスクを回転させるための駆動モータが内蔵されている。そして、駆動モータの駆動により回転ディスクが回転すると、回転ディスクのメダル孔に嵌っているメダルが、本体部70の正面側に設けられたメダル排出スリット70Aから排出されるようになっているものである。メダル排出スリット70Aから排出されたメダルは、下扉3Bの裏面に設けられたメダル排出ダクト29と連通するメダル受け孔29A(図2、図3参照)に入り、メダル排出ダクト29を経てメダル排出口24(図1参照)から下皿23に払い出される。
そして、本体部70の底部の両側端部には、図20〜22に示すように、側方に張り出す張出片72が形成されている。張出片72は、前述したように、一対のレール部材80のガイドレール81,85と係合可能な係合部である。
オーバーフロータンク8は、図2、図20及び図21に示すように、ホッパー装置7の正面右側に設置される、上側が開口した合成樹脂製の箱である。すなわち、オーバーフロータンク8は、図17に示すように、正面板8Aと、背面板8Bと、左右の側面板8C,8Dと、底面板8Eを有している。前記左右の側面板8C,8Dの後方側には、相対向する検知用開口8Fが形成されている。検知用開口8Eは、オーバーフロータンク8を適位置に設置したときに、後述するオーバーフローセンサ94の検知部94Aの位置と合致するようになっている(図25参照)。また、オーバーフロータンク8の背面側底部には、図18に示すように、背面板8Bと左側の側面板8Dと底面板8Eの角を切り欠いて形成した底部開口8Gが形成されている。この底部開口8Gは、オーバーフロータンク8を適位置に設置したときに、ホッパーベース6のベース板60に設けられた除電用立設片63の位置と合致し、除電用立設片63が底部開口8Gからオーバーフロータンク8の内部に差し込まれるようになっている(図17参照)。前述したように、ベース板60はアースに接続されているので、オーバーフロータンク8の内部に突出した除電用立設片63と、オーバーフロータンク8の内部に貯留されているメダルが接触することにより、メダル同士の摩擦により発生する静電気を除去することができるようになっている。
次に、上記構成を有するホッパー装置7及びオーバーフロータンク8の、筐体1への設置手順を説明する。
まず、ホッパー装置7を設置する場合には、ホッパー装置7に設けられている張出片72を、ホッパーベース6のベース板60に固定されているレール部材80のガイドレール81,85に、正面側から係合させる。具体的には、図20に示すように、ホッパー装置7の本体部70の底面をベース板60の横枠部61に載せ、ホッパー装置7を奥方向に移動させながら、右側の張出片72を右レール部材80Rのガイドレール81と係合させ、左側の張出片72を左レール部材80Lのガイドレール85と係合させる。すなわち、各ガイドレール81,85における、ベース板60の底板部62との間の隙間81A,85Aに、張出片72を正面側から差し込んで、図22(A)に示すように、張出片72が底板部62とガイドレール81,85との間に挟まれた状態とする。
またここで、底板部62には、各レール部材80をベース板60に固定したときにガイドレール81,85の後端部に位置することとなるストッパ62Aが形成されている(図14(A)参照)。左右の張出片72が前記ストッパ62Aに当接することにより、図19(B)に示すように、ホッパー装置7が適位置に設置されたものとなる。
一方、オーバーフロータンク8は、ベース板60の上には載置されず、図17及び図19(A)に示すように、筐体1の底板11の、ホッパーベース6の右レール部材80Rの右後方側に位置する箇所に配置される。ただし、実際には、筐体1の底板11の上面ではなく、以下に述べるオーバーフローセンサユニット9に設けられた遮蔽板91(図24参照)の上に載置されるものであるが、これについては後述する。そして、オーバーフロータンク8を、左側の側面板8Dが右レール部材80Rに設けられた突部83の右側に位置し、正面板8Aが右レール部材80Rの折曲部82の背面側に位置するように設置すると、図17に示すように、底部開口8Gに、ホッパーベース6の除電用立設片63が差し込まれた状態となる。この状態では、オーバーフロータンク8は、折曲部82の背面部に正面板8Aが当接することにより手前側への移動を規制され、突部83の右側面と左側の側面板8Dが当接することにより左側への移動を規制される。すなわち、折曲部82は、オーバーフロータンク8の正面に当接してオーバーフロータンク8の手前側への移動を阻止する前方係止部に該当し、突部83は、オーバーフロータンク8の側面に当接してオーバーフロータンク8のホッパー装置7側への移動を阻止する側方係止部に該当する。
なお、オーバーフロータンク8の側方への移動を阻止する側方係止部を、右レール部材80Rのガイドレール81の反対側(右側)の面としてもよい。また、オーバーフロータンク8の前方への移動を阻止する前方係止部を、折曲部82の背面部に設けた突部としてもよい。
(オーバーフローセンサユニット9)
オーバーフローセンサユニット9は、図13に示すように、筐体1の右下奥側の隅角部に配置された部材であり、図24に示すように、オーバーフローセンサ94と、オーバーフローセンサ94を支持するための支持部材90と、筐体1の底板11に形成された自動回収用開口18を塞ぐための遮蔽板91とを備えている。
オーバーフローセンサ94は、相対向する検知部94Aである受光部及び発光部を備えた光学センサであり、受光部が発光部からの光線を受光しているときにはOFF状態、発光部からの光線が遮られて受光部が発光部からの光線を受光しなくなるとON状態となるように形成されている。そして、オーバーフロータンク8に貯留されているメダルが、検知部94Aを遮る位置まで貯まると、センサがONとなった信号がメイン制御装置200に送信され、所定のエラー表示がされるようになっている。
(オーバーフローセンサユニット9の使用態様)
上記構成を有するオーバーフローセンサユニット9の使用態様について説明する。
ここで、メダルの自動回収を行わない場合、すなわち、ホッパー装置7のホッパータンク71にメダルが無くなったら下扉4を開いてメダルを手動で供給し、オーバーフロータンク8が満杯になったら下扉4を開いてメダルを手動で取り出すようにする場合には、自動回収用開口18は不要であるので、塞いでおく必要がある。したがって、この場合には、図24に示すように、遮蔽板91を閉塞位置に回動させ自動回収用開口18を塞いだうえで、遮蔽板91の上に、オーバーフロータンク8を載置する(図23参照)。前述したように、オーバーフロータンク8をホッパーベース6の右レール部材80Rに合わせて設置すると、オーバーフローセンサ94の検知部94Aがオーバーフロータンク8の検知用開口8Fの位置となる。
なお、開放位置にある遮蔽板91を保持するための保持部は、上記したフック95と係止孔96に限られず、遮蔽板91が自重で閉塞位置に戻ってしまわないように掛止しておけるものであれば、どのような形状構造のものであっても構わない。例えば、支持部材90に、開放位置に回動させた遮蔽板91の側縁部を係止する係止片を設けてもよい。また、遮蔽板91を、垂直状態よりも背面側に倒れた位置まで回動可能に形成し、支持部材90の前方上端部で遮蔽板91を支える(支持部材90の前方上端部を保持部とする)構造としてもよい。
上記した実施の形態では、遮蔽板91は、前側が上下動するよう、支持部材90に回動自在に取り付けられていたが、遮蔽板91を、側面側(左側)が上下動するよう、支持部材90に回動自在に取り付けてもよい。この場合は、遮蔽板91を開放位置に回動させたときに、オーバーフローセンサ94の検知部94Aを塞ぐことがないよう、検知部94Aの取り付け位置を調節したり遮蔽板91に切り欠きを設けたりすればよい。またこの場合、開放位置にある遮蔽板91を保持する保持部を、筐体1の側板12に設けてもよい。また、遮蔽板91を、支持部材90から着脱自在に形成してもよい。例えば、自動回収用開口18を開放する場合には、遮蔽板91を支持部材90の所定の保持部に保持させておき、自動回収用開口18を閉塞する場合には、遮蔽板91を支持部材90から取り外して、自動回収用開口18に被せるようしてもよい。
(メイン制御装置200)
次に、メイン制御装置200について、図27のブロック図に基づき説明する。
メイン制御装置200の入力側には、投入検知センサ44、通過検知センサ45、Rシュートセンサ52、オーバーフローセンサ94、払い出しセンサ35、インデックスセンサ36、ベットスイッチ30、スタートスイッチ31、ストップスイッチ32、精算スイッチ33、リセットスイッチ34の各パーツが接続されている。また、メイン制御装置200の出力側には、リールユニット2、メダル排出装置46、ホッパー装置7の各装置が接続されている。ここで、払い出しセンサ35は、図示しないが、ホッパー装置7のメダル払出スリット70Aから排出されるメダルを検知する検知装置であり、インデックスセンサ36は、図示しないが、リールユニット2に設けられた、回転リール2Aの回転を検知するための検知装置である。また、リセットスイッチ34は、特に図示しないが、筐体1の内部に設けられたスイッチであって、エラー状態を解除するためのものである。
そして、メイン制御装置200は、図27に示すように、投入制御手段210、役抽選手段220、リール制御手段230、遊技結果判定手段240、不正監視手段250及びエラー制御手段260の各手段として機能する。
投入制御手段210は、通過検知センサ45の検知信号に基づいて、メダルの投入に関する制御を行うものである。スロットマシンSは、最大3枚のメダルを掛けて(ベットして)ゲームを行うことができ、最大ベット数を超えて投入されたメダルはクレジットとして電子的に貯留される。クレジットを超えてメダルが投入された場合には、メダルセレクター4のメダル排出装置46を作動させて、投入されたメダルをキャンセルする。そして、規定数のベットがされている状態で、スタートスイッチ31の操作が可能となる。なお、規定数とは、1回の遊技を行うために賭けることができるメダル数である。
ここで、スロットマシンSは、ストップスイッチ32の操作によって所定の当選役に対応する図柄組合せが有効ライン上に揃って表示される(以下、このことを入賞という)と、役に応じた利益が付与されるようになっている。なお、有効ラインとは、3個の回転リール2Aのそれぞれに表示されている図柄であって図柄表示窓22の上段、中段、下段に位置する各回転リール2Aにつき1個ずつの図柄を繋いでできるライン(入賞ライン)のうち、入賞するために有効となる図柄組合せの並びを規定したラインである。入賞ラインは、規定数のメダルをベットすることにより有効ラインになる。
リール制御手段230は、スタートスイッチ31及びストップスイッチ32の操作信号に基づいて、回転リール2Aの回転及び停止を制御するためのものである。具体的には、規定数のベットがされている状態でスタートスイッチ31の操作信号を入力した場合には、全ての回転リール2Aの回転を開始させる。また、回転リール2Aの回転中であって所定条件を満たした場合にストップスイッチ32の操作信号を入力した場合には、操作されたストップスイッチ32に対応する回転リール2Aの回転を停止させる。この際、役抽選の結果が、所定の役に当選している場合には、所定条件の下で、当選役に対応付けられた図柄組合せを構成する図柄を有効ライン上に引き込んで回転リール2Aを停止させる。一方、役抽選の結果が、何の役にも当選していないハズレの場合には、停止表示される図柄組合せがいかなる入賞の態様にもならないよう、有効ライン上に停止させてはいけない図柄を蹴飛ばして回転リール2Aを停止させる。
(不正監視手段250)
不正監視手段250は、投入検知センサ44、通過検知センサ45及びRシュートセンサ52の検知信号に基づいて、メダルの投入に関する不正や不具合を監視するためのものである。そして、不正監視手段250は、図27に示すように、不正監視タイマ251、不正監視カウンタ252、正常検出カウンタ253、Rシュートエラーカウンタ254、エラーフラグ設定手段255の各手段を備えている。
不正監視タイマ251は、通過検知センサ45がメダルを検出するごとにあらかじめ設定された所定時間(例えば2000ms)を計測する計時手段である。さらに詳しくは、不正監視タイマ251は、図28に示すように、通過検知センサ45の第二検知部45B(図面では第一検知部45Aを通過センサ1、第二検知部45Bを通過センサ2と表記)がONからOFFとなったときからタイムカウントを開始し、タイムカウント中にさらに第二検知部45BがONからOFFとなったときには、カウントを初期値に戻してタイムカウントを行う(タイマを上書きする)。前記した所定時間は、メダルが通過検知センサ45で検知された位置を通過してからRシュートセンサ52で検知される位置に到達するまでに必要十分な時間に設定されている。
(不正監視カウンタ252)
不正監視カウンタ252は、通過検知センサ45がメダルを検出するごとにカウント値を「1」加算し、Rシュートセンサ82がメダルを検出するごとにカウント値を「1」減算する計数手段である。さらに詳しくは、通過検知センサ45の第二検知部45BがONからOFFとなったときにカウント値を「1」加算し、Rシュートセンサ82がOFFからONとなったときにカウント値を「1」減算するようになっている。このように、メダルがメダルセレクター4から排出されるとカウント値が+1され、メダルがRシュートセンサ82から排出されるとカウント値が−1されるので、メダルの投入が正常に行われている場合には、不正監視カウンタ252のカウント値は最終的に「0」となるはずである。ここで、不正監視カウンタ252がカウント可能な数値は、正数及び負数となっている。例えばカウント値が「0」のときにRシュートセンサ82でメダルが検出された場合には、カウント値を「−1」とする。
なお、不正監視カウンタ252が加算又は減算する所定の数値は、「1」には限られず、「2」であっても「10」であってもよく、「1.5」としてもよい。また、不正監視カウンタ252は、通過検知センサ45がメダルを検出するごとにカウント値を所定数減算し、Rシュートセンサ82がメダルを検出するごとにカウント値を前記所定数と同数だけ加算するように形成されていてもよい。このように形成しても、メダルの投入が正常に行われている場合には、不正監視カウンタ252のカウント値は最終的に「0」となる。
正常検出カウンタ253は、メダルが正常に検出された回数をカウントする計数手段であり、本実施の形態では、メダルが正常に検出されるたびにカウント値を「1」加算するとともに、カウント値が、あらかじめ設定された所定値、例えば「255」に達した場合にはカウントをリセットするように形成された計数手段である。
ここで、「メダルが正常に検出」された場合とは、投入検知センサ44、第一検知部45A、第二検知部45Bの順でメダルが検出された場合である。それ以外の場合、例えばメダルが検出された順序が上記と異なる場合や、投入検知センサ44での検出後、一定時間、通過検知センサ45でメダルが検出されない場合や、投入検知センサ44又は通過検知センサ45のいずれかで、一定時間メダルが検出され続けている場合には、所定のエラーとして扱われるようになっている。
(Rシュートエラーカウンタ254)
Rシュートエラーカウンタ254は、所定のエラー判定契機に該当する度に、前記不正監視カウンタ252のカウント値を絶対値に変換してその値を記憶(以下このことをエラーカウントという)する異常検知回数記憶手段である。本実施の形態では、Rシュートエラーカウンタ254は、不正監視タイマ251がタイムカウントを終了することを所定のエラー判定契機として、前記エラーカウントを行う。すなわち、不正監視タイマ251がタイムアップしたとき、不正監視カウンタ252のカウント値が正数の場合にはその値を、負数の場合にはその絶対値を、記憶している記憶値に加算して記憶するものである。
なお、Rシュートエラーカウンタ254の初期値を「5」にして、不正監視タイマ251がタイムアップしたときの不正監視カウンタ252のカウント値の絶対値を記憶値から減算し、記憶値が「0」となった場合にはカウント値を初期化(5をセット)するようにしてもよい。また、Rシュートエラーカウンタ254の記憶値が初期化される所定値(上限値)は「5」に限られない。この数値は、正常検出カウンタ253の上限値や、Rシュートセンサ52の精度などを勘案して設定する。
エラーフラグ設定手段255は、不正監視カウンタ252のカウント値及びRシュートエラーカウンタ254のカウント値等に基づいて、所定のエラーフラグをセットするためのものである。
具体的には、エラーフラグ設定手段255は、基本的に、不正監視タイマ251のタイムアップ後に、Rシュートエラーカウンタ254のカウント値があらかじめ設定された所定値(5)となった場合には、Rシュートエラーフラグをセットする。
例外として、不正監視カウンタ251のタイムアップ前であっても、不正監視カウンタ252のカウント値があらかじめ設定された閾値の範囲外である場合には、Rシュートエラーフラグをセットすることができる。詳述すると、不正監視カウンタ252のカウント値の上限値は「7」、下限値は「−8」に設定されており、不正監視タイマ251のタイムアップ前に、不正監視カウンタ252のカウント値が、7以上あるいは−8以下となった場合には、Rシュートエラーカウンタ254のカウント値がただちに更新されるようになっている。これにより、不正監視カウンタ252のカウント値は7又は8加算され、必ず「5」以上となる。エラーフラグ設定手段255は、これに基づいて、Rシュートエラーフラグをセットするものとなる。
なお、エラーフラグ設定手段255は、メダルが正常に検出されなかった場合には、逆流エラーフラグをセットする。メダルが正常に検出されなかった場合については前記した通りである。
なお、エラーフラグ設定手段255は、逆流エラーフラグのセットが繰り返される場合には、検知異常エラーフラグをセットするようになっているが、これついては後述する。
(エラー制御手段260)
エラー制御手段260は、上記した不正監視手段250の監視結果に基づいて、スロットマシンSの状態を所定のエラー状態に設定するとともに、所定のエラー解除契機に該当した場合には、エラー状態を解除する制御を行うためのものである。そして、図27に示すように、判定手段261と、エラー状態設定手段262とを備えている。
(スロットマシンSの作動の概略)
上記構成を有するスロットマシンSの作動の概略を、図29のフローに基づき説明する。図29は、1回のゲームの流れを示す。
まず、図9に示すステップ100において、規定数のメダルがベットされたか否かが判断される。ベットには、メダルの投入、ベットスイッチ30の操作の他、再遊技の作動による自動ベットも含まれる。規定数のメダルがベットされない場合にはステップ100に戻り、規定数のメダルが投入された場合には、次のステップ101に進む。
ステップ102において、役抽選手段210により役抽選処理が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、回転リール2Aの回転開始処理が行われる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、いずれかのストップスイッチ32がONとなったか否かが判断される。ストップスイッチ32がONとならない場合には、ステップ104に戻り、いずれかのストップスイッチ32がONとなった場合には、次のステップ105に進む。
ステップ106において、全ての回転リール2Aが停止したか、すなわち3個の回転リール2Aに対応するストップスイッチ32の操作が行われたか否かが判定される。全ての回転リール2Aが停止していない場合にはステップ104に戻り、全ての回転リール2Aが停止した場合には、次のステップ107に進む。
ステップ107において、遊技結果判定処理が行われる。そして、次のステップ108に進み、遊技結果に応じた処理が行われる。すなわち、所定の役が入賞した場合には、入賞メダルの払い出しや、再遊技の作動や、ボーナスゲームへの移行処理が行われ、1回の遊技が終了する。何の役も入賞しない場合には、そのまま1回のゲームが終了する。
次に、不正監視手段250による不正監視処理ついて、図30及び図31のフローに基づき説明する。なお、図30及び図31のフローは、不正監視カウンタ252、正常検出カウンタ253、Rシュートエラーカウンタ254の初期値が0に設定されている場合の例である。
まず、図30のステップ200において、投入検知センサ44及び通過検知センサ45によってメダルが正常に検出されたか否かが判断される。メダルが正常に検出されない場合には、ステップ207に進み、逆流エラーフラグがセットされる。そして不正監視処理を終了する。一方、メダルが正常に検出された場合には、次のステップ201に進む。
ステップ202において、正常検出カウンタ253のカウント値が1加算される。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、正常検出カウンタ253のカウント値が上限値となったか否かが判断される。正常検出カウンタ253のカウント値が上限値でない場合には、そのまま不正監視処理を終了し、正常検出カウンタ253のカウント値が上限値となった場合には、次のステップ204に進む。
ステップ206において、正常検出カウンタ254のカウント値がクリアされる。そして不正監視処理を終了する。
まず、図31のステップ300において、不正監視タイマ251がタイムアップしたか否かが判断される。不正監視タイマ251がタイムアップしていない場合には、次のステップ301に進む。
ステップ301において、正常検出カウンタ254のカウント値が下限値以下、又は上限値以上となっているか否かが判断される。正常検出カウンタ254のカウント値が下限値以下、又は上限値以上でない場合には、次のステップ302に進む。
前記ステップ300において不正監視タイマ251がタイムアップしたと判断された場合、及びステップ301において正常検出カウンタ254のカウント値が下限値以下又は上限値以上であると判断された場合には、ステップ304に進む。
ステップ306において、Rシュートエラーカウンタ254の記憶値が上限値に達したか否かが判断される。Rシュートエラーカウンタ254の記憶値が上限値に達していない場合には、そのまま割り込み処理を終了する。一方、Rシュートエラーカウンタ254の記憶値が上限値に達した場合には、次のステップ307に進む。
ステップ307において、不正監視タイマ251がクリア(ただし不正監視タイマ251がタイムアップしている場合を除く)されるとともに正常検出カウンタ253がクリアされ、Rシュートエラーフラグがセットされる。そして割り込み処理を終了する。
次に、エラー制御手段260の制御に基づくエラー実行処理について、図32のフロー基づき説明する。なお、図32のフローは、所定のタイマ割り込み時における処理を示すものである。
まず、図32のステップ400において、スロットマシンSがエラー状態であるか、すなわち、判定手段261よって、所定のエラーフラグがセットされているか否かが判断される。スロットマシンSがエラー状態である場合は、次のステップ401進み、エラー中の処理が行われる。具体的には、エラー状態設定手段262により、エラーの内容に応じたエラー表示や、ゲームの実行を不能とする処理が、開始され又は続行される。なお、逆流エラーが所定回目であって検知異常エラーの決定が行われた場合(検知異常エラーフラグがセットされた場合)には、次回の判断時にステップ400においてエラー状態であると判断される。そして、次のステップ402に進む。
このように、本実施の形態では、通過検知センサ54でメダルが検出されるとカウント値を+1し、Rシュートセンサ52でメダルが検出されるとカウント値を−1することにより、メダルセレクター4から排出されるメダル数(Rシュート5が受け入れるメダル数)とRシュート5から排出されるメダル数の整合性を監視する不正監視カウンタ252と、メダル検知から一定時間経過時に不正監視カウンタ252のカウント値が0でない場合に、その値を絶対値変換して記憶することにより、メダルの出入りが不整合となった回数を記憶するRシュートエラーカウンタ254を設けてある。そして、不正監視カウンタ252のカウント値が所定の閾値の範囲外となった場合には、エラー状態にするよう形成されている。これにより、メダルセレクター4に、通過検知センサ45の部分で発光体の点滅を繰り返してメダルの偽投入を行わせる不正具(いわゆるクレマン)が使用されている場合、あるいは、通過検知センサ45をメダルが1枚通過したらメダルが3枚通過した信号を出力させるように、メダルセレクター4を不正に改造する不正行為が行われている場合でも、それらの不正行為を早期に発見することができる。例えばクレマンを用いた場合、Rシュートセンサ52ではメダルが検知されないため、通過検知センサ45でメダルが7枚検知された時点で不正監視カウンタ252の値が「7」となり、即時にエラーとされる。その一方、一定時間経過時に不正監視カウンタ252のカウント値が0でない場合に即エラーとする仕様に比べ、センサの誤検知、例えばチャタリングなどによるエラーが発生し難くなる。
(不正監視処理の変形例)
上記した実施の形態おける不正監視の手法は、Rシュート5に関する不正監視以外の不正監視に応用することができる。例えば、上述した逆流エラーの監視において、メダルセレクター4の投入検知センサ44と通過検知センサ45のメダル検出信号に基づき、メダルセレクター4に投入されるメダルとメダルセレクター4から排出されるメダルの不整合を監視し、不整合の発生回数が所定回数を超えた場合にエラーとするように形成することができる。具体的には、投入検知センサ44がONとなったタイミングでカウント値を+1(あるいは−1)し、通過検知センサ45の第二検知部45BがOFFとなったタイミングでカウント値を−1(あるいは+1)する不正監視カウンタを設けるとともに、不正監視カウンタのカウント値が所定の上限値以上、下限値以下となった場合には記憶値を+1(あるいは−1)する異常検知回数記憶手段(エラーカウンタ)を設ける。そして、異常検知回数記憶手段の記憶値があらかじめ設定された所定値となった場合に、エラー状態とするとともに、異常検知回数記憶手段の記憶値が所定値にならないまま、正常なメダル検知回数が所定値に達した場合には、異常検知回数記憶手段の記憶値を所定数減じさせる。このように形成することにより、例えば、メダルセレクター4の入口付近でメダルが詰まって停止しているような現象が生じていても、ある程度それを看過することで、一時的な検知の不具合でエラーが頻発しないようにすることができる。
なお、上記した実施の形態は、スロットマシン以外の遊技機、例えば、遊技媒体として遊技球(パチンコ球)を用い、スロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット遊技機にも応用することができる。この場合、メダルセレクター4は球カウンター、ホッパー装置7は球払い出し装置、オーバーフロータンク8は球払い出し装置から溢れた遊技球を受ける球用のオーバーフロータンクに置き換えることができる。そして、上記した実施の形態の不正監視制御を球カウンターでの球検知に基づく不正監視に適用し、上記した実施の形態のホッパー装置7及びオーバーフロータンク8の位置決め構造及びオーバーフロータンク8の除電方法を、球払い出し装置及び球用のオーバーフロータンクに適用することができる。また、上記した実施の形態のオーバーフローセンサユニット9の構造も、遊技球を自動回収する場合に応用することができる。
11 底板 18 自動回収用開口(遊技媒体落下孔)
2 リールユニット 2A 回転リール
3 前扉 4 メタルセレクター
6 ホッパーベース 7 ホッパー装置
8 オーバーフロータンク(補助容器)9 オーバーフローセンサユニット
90 支持部材 91 遮蔽板
94 オーバーフローセンサ 94A 検知部
95 フック(保持部)
Claims (2)
- 正面が開口する筐体と、
筐体内に設置され、遊技媒体を貯留するとともに払い出し可能なホッパー装置とを少なくとも備え、
前記筐体には、前記ホッパー装置に隣接して設置されホッパー装置の貯留部から溢れた遊技媒体を受ける補助容器を設置可能であるとともに、前記補助容器が設置される位置に対応する筐体の底板には、前記ホッパー装置の貯留部から溢れた遊技媒体を前記筐体の外部に落下させるための遊技媒体落下孔が形成されている遊技機において、
前記筐体内部には、
前記遊技媒体落下孔を塞ぐ閉塞位置と、前記遊技媒体落下孔を開放する開放位置との間を移動可能に固定されている遮蔽板と、
前記遊技媒体落下孔の近傍に形成され、前記補助容器内部の遊技媒体を検知するための検知部を支持する支持部材と、
前記支持部材に形成され、前記開放位置にある前記遮蔽板を保持する保持部と、が設けられ、
前記遮蔽板によって前記遊技媒体落下孔を塞いだ状態で、前記遮蔽板の上に前記補助容器を載置可能であるとともに、前記遮蔽板を前記保持部に保持させた状態で、前記ホッパー装置の貯留部から溢れた遊技媒体を、前記遊技媒体落下孔から落下させることができるように形成されており、
前記支持部材は、前記筐体の背面板に固定され、
前記遮蔽板は、前記支持部材に対して回動自在に取り付けられ、
前記保持部は、前記支持部材に対し、前記遮蔽板を前記開放位置に回動させた状態で前記遮蔽板を保持可能に設けられていることを特徴とする遊技機。 - 正面が開口する筐体と、
筐体内に設置され、遊技媒体を貯留するとともに払い出し可能なホッパー装置とを少なくとも備え、
前記筐体には、前記ホッパー装置に隣接して設置されホッパー装置の貯留部から溢れた遊技媒体を受ける補助容器を設置可能であるとともに、前記補助容器が設置される位置に対応する筐体の底板には、前記ホッパー装置の貯留部から溢れた遊技媒体を前記筐体の外部に落下させるための遊技媒体落下孔が形成されている遊技機において、
前記筐体内部には、
前記遊技媒体落下孔を塞ぐ閉塞位置と、前記遊技媒体落下孔を開放する開放位置との間を移動可能に固定されている遮蔽板と、
前記遊技媒体落下孔の近傍に形成され、前記補助容器内部の遊技媒体を検知するための検知部を支持する支持部材と、
前記支持部材に形成され、前記開放位置にある前記遮蔽板を保持する保持部と、が設けられ、
前記遮蔽板によって前記遊技媒体落下孔を塞いだ状態で、前記遮蔽板の上に前記補助容器を載置可能であるとともに、前記遮蔽板を前記保持部に保持させた状態で、前記ホッパー装置の貯留部から溢れた遊技媒体を、前記遊技媒体落下孔から落下させることができるように形成されており、
前記支持部材は、前記筐体の背面板に固定され、
前記遮蔽板は、前記支持部材に対し、前記閉塞位置と前記開放位置との間を前側が上下動するよう回動自在に取り付けられ、
前記保持部は、前記支持部材に対し、前記遮蔽板を前記開放位置に回動させた状態で前記遮蔽板を保持可能に設けられ、
前記検知部は、前記支持部材の両側端部から前方に突設された2つのアーム部に、相対向して設けられ、
前記アーム部は、前記遮蔽板を前記開放位置に回動させたときに前記遮蔽板を挟んだ両側に位置するとともに、前記2つのアーム部の間に、側面に検知用開口が設けられた前記補助容器を設置可能に形成されていることを特徴とする遊技機。
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