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JP6176289B2 - 表示装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

表示装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、表示装置、制御方法及びプログラムに関する。
近年、人体に装着して、ランニングやサイクリング、スイミング、トレッキング等の運動時や、日常生活における各種のデータを記録して分析するための様々な製品が開発され、市販されている。また、携帯電話機やスマートフォン(高機能型携帯電話機)、タブレット端末等の携帯型の電子機器も広く普及している。このような電子機器は、利用者に各種の情報を提供するための表示装置を備えている。更に、このような表示装置は、入力操作のためのタッチパネルを備えている。
例えば特許文献1には、利用者の身体に装着し、運動時に収集したり、分析したりした各種のデータを、タッチパネル付き表示装置に表示して利用者に提供する機能を備えた、いわゆるスポーツウォッチが開示されている。
上述したスポーツウォッチやスマートフォンをはじめ、近年の装着型や携帯型の電子機器においては、例えば加速度センサやジャイロセンサ(角速度センサ)、GPS(Global Positioning System;全地球測位システム)による測位センサ等のセンサ類や、各種のデータ通信機能等を備えている。
これらのセンサ類や通信機能は、電子機器の携帯時や使用時には、常時動作を行うように設定され、また、それらにより取得された各種の情報が、表示装置を介して利用者に様々な表示形態で随時提供される。これにより、利用者は自己の運動状態や移動経路等を、容易に把握することができる。
上述した装着型や携帯型の電子機器は、小さい表示画面で、利用者に様々な表示形態で随時情報を提供するため、特許文献2に開示されているように、2層の液晶表示装置を備えたものもある。
特開2013−140158号公報 特開2004−145821号公報
ところで、上述した装着型や携帯型の電子機器において複数層の表示装置を備えるようにした場合、タッチパネルの操作がいずれの表示装置に対するものであるかを適正に判断することが望まれる。
本発明の目的は、タッチパネルを備えた表示装置において、操作を適正に判断することである。
上記課題を解決するため、本発明に係る表示装置は、
第1の表示部と、前記第1の表示部より消費電力が少ない第2の表示部が積層されてなる表示手段と、
前記表示手段の表示領域上に配設され、タッチ操作が可能なタッチパネルと、
制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
当該タッチ操作が前記第1の表示部と第2の表示部のうちのどの表示部に対するものかを判断し、
判断された表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行するとともに、前記第1の表示部と第2の表示部の両方が消灯されている状態で、前記タッチ操作がなされた時は、前記第2の表示部が操作されたものと判断して前記第2の表示部を点灯させることを特徴としている。
本発明によれば、タッチパネルを備えた表示装置において、操作を適正に判断することができる。
本発明を適用した一実施形態のウエアラブル端末装置の概略図である。 本発明を適用した一実施形態のウエアラブル端末装置の概略構成を示すブロック図である。 図1のウエアラブル端末装置による表示変更処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図3の表示変更処理における操作対象判断処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 表示部に対するタッチ操作の一例を示す図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明の表示装置の一実施形態であるウエアラブル端末装置100の概略図である。
図1に示すように、本実施形態のウエアラブル端末装置100は、腕時計型をなしており、本体部1と、バンド部2と、を備えている。また、ウエアラブル端末装置100は、本体部1において表示部16を備えている。
この表示部16は、第1表示部(第1の表示部)16aと第2表示部(第2の表示部)16bとを有しており、具体的には、第1表示部16aの上に第2表示部16bが積層された状態で形成されている。このため、表示部16は、第1表示部16aの表示(例えば、地図表示)に第2表示部16bの表示(例えば、時計表示)を重ね合わせて表示することが可能となっている。
また、ウエアラブル端末装置100は、第2表示部16bのガラス基板上に操作部19(後述)を構成するタッチパネル30を備えている。
このタッチパネル30は、例えば、静電容量方式のタッチパネルであり、第2表示部16bのガラス基板上にITO(Indium Tin Oxide)により蒸着されている。
また、ウエアラブル端末装置100は、バックライト310を備えている。
このバックライト310は、例えば、第1表示部16aの背面側(ユーザの視野側とは反対側)に配置されている。バックライト310には、例えば、複数のLED(発光素子)と、導光板や光拡散フィルム等の各種の光学部材とを用いた面光源が適用される。
ウエアラブル端末装置100は、バックライト310の発光輝度に応じて第1表示部16aまたは第2表示部16bの表示輝度が制御される。なお、バックライト310は、第1表示部16aの背面側に配置される構成に限るものではなく、第1表示部16aの視野側に配置されてフロントライトをなす構成のものであってもよい。
図2は、本実施形態のウエアラブル端末装置100の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ウエアラブル端末装置100は、装置全体をコントロールする制御手段であるメインCPU(Central Processing Unit)11及びサブCPU12と、ROM(Read Only Memory)13と、RAM(Random Access Memory)14と、記憶部15と、表示部16(第1表示部16a及び第2表示部16b)と、第1表示部16aの表示を制御する第1表示制御部17と、第2表示部16bの表示を制御する第2表示制御部18と、操作部19と、判断部20と、計時部21と、電源部22等を備えている。
メインCPU11は、各種演算処理を行い、ウエアラブル端末装置100の全体動作を統括制御する。本実施形態において、メインCPU11は、第1表示制御部17に対する表示制御の指示やその他実行可能な機能に係る各種動作に係る処理を行う。
サブCPU12は、第2表示制御部18に対する表示制御の指示やその他実行可能な機能に係る各種動作に係る処理を行う。
ROM13は、メインCPU11及びサブCPU12が実行する種々のプログラムや初期設定データを格納する。
RAM14は、メインCPU11及びサブCPU12に作業用のメモリ空間を提供し、作業用の一時データを記憶する。
記憶部(記憶手段)15は、読み書き可能な不揮発性のメモリであり、例えば、フラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)である。この記憶部15には、地図データベース15a、タッチ操作パターンデータ15b等が記憶されている。
地図データベース15aには、例えば、図5(a)〜(d)に示すように、所定範囲内の地図画像Mを第1表示部16aに表示するための地図データ(都道府県や市町村等の行政区画、番地等の住所情報や、建物、施設、店舗、公園、鉄道に関する情報、地形情報、道路情報等)が記憶されている。
タッチ操作パターンデータ15bには、第1表示部16a及び第2表示部16bのそれぞれに特有のタッチ操作パターンが対応付けられて記憶されている。
具体的には、タッチ操作パターンデータ15bには、例えば、第1表示部16aに対する特有のタッチ操作パターンとして、複数の点にてタッチ操作がなされるマルチタッチパターンが対応付けられて記憶されている。また、第2表示部16bに対する特有のタッチ操作パターンとして、同一位置(タッチ操作位置)での長押し(例えば、2秒)パターンが対応付けられて記憶されている。
表示部16は、上述のように第1表示部16aと、第2表示部16bと、を備えている。
第1表示部16aは、TFTカラー液晶パネルから構成され、後述する第1表示制御部17の制御下にて各種情報を表示画面に表示する。
第1表示制御部17は、表示用データを生成して第1表示部16aの表示画面に表示させる制御を行う。
本実施形態において、第1表示制御部17は、例えば、メインCPU11からの表示指示に従って、地図データベース15aに記憶されている地図データに基づき地図画像Mの表示用データを生成し、第1表示部16aから出力させる。ここで、メインCPU11からの表示指示は、第1表示部16aに対する所定のタッチ操作に応じた操作信号がメインCPU11に出力されることによりなされる。
第2表示部16bは、部分的に又は全体的に光を透過可能なPN(Polymer Network)液晶パネルから構成され、後述する第2表示制御部18の制御下にて各種情報を表示画面に表示する。
本実施形態において、第2表示部16bであるPN液晶パネルは、図1に示すように、上述した第1表示部16aであるTFTカラー液晶パネルの表示画面上に積層されている。
このPN液晶パネルは、電位が掛けられていない部位では液晶分子が不規則に並び、光を反射するようになっている。つまり、この電位が掛けられていない部位において、PN液晶パネルによる表示がなされることとなる。一方、電位が掛けられた部位では、液晶分子が表示画面に対して垂直に整列するので、光を透過可能となっている。
つまり、この電位が掛けられた部位では、上述のTFTカラー液晶パネルからの光を透過可能となるので、当該PN液晶パネルを介して当該TFTカラー液晶パネルによる表示を視認することができる。
すなわち、本実施形態の表示部16では、第1表示部16aによる表示に第2表示部16bによる表示を重ね合わせた状態で表示することができるようになっている。
前記第2表示部16bであるPN液晶パネルは消費電力が少ないので、通常は、この第2表示部16bで時計表示を行っており、第1表示部16aであるTFTカラー液晶パネルの表示は停止している(図5(e)参照)。また、本実施形態では、ウエアラブル端末装置100を使用しないで放置している場合(例えば、所定時間が経過しても操作部19(タッチ操作部30)への操作が無いと判断した場合)は、最も消費電力の少ない全消灯の状態、すなわち第1表示部16aの表示も第2表示部16bの表示も停止した状態に移行する。そして、全消灯の状態において、操作部19(タッチ操作部30)への操作がなされたと判断した場合、例えば、第2表示部16bだけが各種情報を表示する状態に移行する。なお、上述のように全消灯の状態において、操作部19(タッチ操作部30)への操作がなされたと判断した場合、第1表示部16aだけが各種情報を表示する状態や、第1表示部16aと第2表示部16bの両方が各種情報を表示する状態に移行するようにしてもよい。また、ウエアラブル端末装置100がジャイロセンサを備えている場合にあっては、全消灯の状態において、当該ジャイロセンサによって腕の動作等を検知した場合に、第1表示部16aだけが各種情報を表示する状態や、第2表示部16bだけが各種情報を表示する状態、第1表示部16aと第2表示部16bの両方が各種情報を表示する状態に移行するようにしてもよい。
第2表示制御部18は、表示用データを生成して第2表示部16bの表示画面に表示させる制御を行う。
本実施形態において、第2表示制御部17は、例えば、サブCPU12からの表示指示に従って、計時部21から取得した時刻情報に基づき時刻画像Tの表示用データを生成し、第2表示部16bから出力させる。ここで、サブCPU12からの表示指示は、第2表示部16bに対する所定のタッチ操作に応じた操作信号がサブCPU12に出力されることによりなされる。
操作部19は、第2表示部16bの表示画面上に設けられた、前述の静電容量方式のタッチパネル30を含む。操作部19は、タッチパネル30上におけるユーザのタッチ操作位置と操作内容とを検出して当該操作に応じた信号を発生させて、入力信号としてメインCPU11に出力する。
判断部20は、操作部19へのタッチ操作がなされたときの第1表示部16a及び第2表示部16bの表示態様、及び、タッチ操作の態様の少なくとも何れかに基づいて、このタッチ操作が第1表示部16aと第2表示部16bのうちのどの表示部に対するものかを判断する。
具体的には、判断部20は、第1検出部20aと、第2検出部20bと、を備えている。
第1検出部20aは、第1表示部16a及び第2表示部16bにそれぞれ表示される表示情報の表示領域を検出する。
具体的には、第1検出部20aは、例えば、第1表示制御部17が第1表示部16aであるTFTカラー液晶パネルのドットマトリクスに対応する色や輝度に係る信号を出力した際に当該信号から第1表示部16aに表示される表示情報の表示領域を検出する。また、第1検出部20aは、第2表示制御部18が第2表示部16bであるPN液晶パネルのドットマトリクスに対応する電圧の印加信号を出力した際に当該信号から第2表示部16bに表示される表示情報の表示領域を検出する。
第2検出部20bは、操作部19に対してタッチ操作がなされたときの操作位置を検出する。
具体的には、第2検出部20bは、例えば、操作部19から入力されたタッチ操作に応じた操作信号に基づき当該タッチ操作の位置を検出する。
本実施形態において、判断部20は、上述した第1検出部20a及び第2検出部20bの検出状況に応じて、操作部19へのタッチ操作が第1表示部16aに対するものであるか第2表示部16bに対するものであるかを判断する。
具体的には、例えば、操作部19へのタッチ操作がなされた際、第2表示部16bにて時刻画像Tが表示されていない場合、判断部20は、第2検出部20bにより検出されたタッチ操作の位置に関わらず、当該タッチ操作は第1表示部16aに対してなされたと判断する。
また、図5(a),(c)に示すように、操作部19へのタッチ操作がなされた際、第2表示部16bにて時刻画像Tが表示されている、すなわち第1表示部16aの表示(例えば、地図画像Mの表示)に時刻画像Tが重ね合わされて表示されている場合、判断部20は、第2検出部20bにより検出された当該タッチ操作の位置が第1検出部20aにより検出された第1表示部16aの時刻画像Tの領域内にあるか否かを判定する。
そして、図5(c)に示すように、当該タッチ操作の位置が時刻画像Tの領域内にないと判定された場合、判断部20は、当該タッチ操作は第1表示部16aに対してなされたと判断する。一方、図5(a)に示すように、当該タッチ操作の位置が時刻画像Tの領域内にあると判定された場合、判断部20は、さらに当該タッチ操作の態様がタッチ操作パターンデータ15bに記憶されているタッチ操作パターンと一致するか否かを判定する。
そして、当該タッチ操作の態様が同一位置での長押しパターンと一致すると判定された場合、判断部20は、当該長押しパターンと対応付けられている第2表示部16bに対してタッチ操作がなされたと判断する。ここで、操作部19へのタッチ操作が第2表示部16bに対してなされたと判断された場合、当該タッチ操作に応じた操作信号がメインCPU11を介してサブCPU12に出力されることとなる。
一方、当該タッチ操作の態様がマルチタッチパターンと一致すると判定された場合、判断部20は、当該マルチタッチパターンと対応付けられている第2表示部16bに対してタッチ操作がなされたと判断する。
なお、本実施形態では、タッチ操作の態様がタッチ操作パターンデータ15bに記憶されているいずれのタッチ操作パターンとも一致しない場合、判断部20は、第1表示部16aに対してタッチ操作がなされたと判断するものとする。
計時部21は、図示は省略するが、例えば、タイマや計時回路等を備えて構成され、現在の時刻を計時して時刻情報を取得する。そして、計時部21は、取得した時刻情報をサブCPU12に出力する。
電源部22は、ウエアラブル端末装置100の動作に係る電力を所定の電圧で供給する。電源部22は、例えば、各種方式の電池(リチウム電池、ニッケル・水素充電池等)を具備している。本実施形態では、電源部22からメインCPU11及びサブCPU12に対して電力が供給される。
図2において、第1検出部20aと第2検出部20bを備える判断部20は、独立のブロックとして示したが、メインCPU11の一部として、メインCPU11のブロックに含ませてもよい。また、メインCPU11及びサブCPU12は、独立のデュアルプロセッサとしているが、1つのCPUでも実現可能であり、また、1つの半導体パッケージの中に2つのプロセッサコアを含む1個のデュアルCPUとしてもよい。
さらに、第1表示制御部17のブロックは、メインCPU11の一部として、メインCPU11のブロックに含ませてもよく、第2表示制御部18及び計時部21の各ブロックは、サブCPU12の一部として、サブCPU12のブロックに含ませてもよい。
<表示変更処理>
次に、本実施形態のウエアラブル端末装置100による表示部16の表示変更処理について、図3を参照して説明する。
図3は、表示変更処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図3に示すように、先ず、メインCPU11は、操作部19(タッチパネル30)へのタッチ操作があるか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1では、操作部19へのタッチ操作があると判定される(ステップS1;YES)まで、ステップS1の判定処理を繰り返し実行する。
ステップS1において、操作部19へのタッチ操作があると判定された場合(ステップS1;YES)、判断部20は、操作対象判断処理(ステップS2)を実行する。なお、操作対象判断処理を詳細については後述する。
次いで、操作対象判断処理(ステップS2)の結果に応じて、第1表示制御部17又は第2表示制御部18は、対応する表示部(第1表示部16a又は第2表示部16b)の表示内容を変更するための表示変更用画像を当該表示部に表示させる(ステップS3)。
具体的には、操作対象判断処理(ステップS2)にて、例えば、操作部19へのタッチ操作が第1表示部16aの地図画像Mの表示に対してなされたものであると判断された場合(図5(c)参照)、第1表示部16aの地図画像Mの表示変更をし易くするため、第2表示制御部18は、第2表示部16bに表示されている時刻画像Tの表示を非表示とし、地図画像Mのみの表示がなされるようにし(図5(d)参照)、地図画像Mの拡大縮小操作を受け付ける。
一方、操作部19へのタッチ操作が第2表示部16bの時刻画像Tの表示(例えば、「時」、「分」、「秒」のうちの「時」の領域)に対してなされたものであると判断された場合(図5(a)参照)、第2表示制御部18は、第2表示部16bに表示されている「時」の表示を点滅表示(表示変更用画像)させて時刻設定操作を受け付けるように切り替える。
次いで、メインCPU11は、表示変更のためのタッチ操作があるか否かを判定する(ステップS4)。
ステップS4において、表示変更のためのタッチ操作があると判定された場合(ステップS4;YES)、第1表示制御部17又は第2表示制御部18は、当該タッチ操作に従って、対応する表示部(第1表示部16a又は第2表示部16b)の表示内容を変更し(ステップS5)、表示変更処理を終了する。
具体的には、図5(b)に示すように、第2表示部16bに表示されている「時」の表示が点滅表示の状態とされているときに、例えば、この「時」の表示部分を表示画面の上部から下部方向になぞるスクロール操作がなされることにより、時刻設定操作がされたと判断し、この「時」の「9」の表示を「8」、「7」、…と変更することができるようになっている。
また、ステップS4において、表示変更のためのタッチ操作がないと判定された場合(ステップS4;NO)、メインCPU11は、第1表示部16a又は第2表示部16bの表示変更のための表示変更用画像が表示されてから所定時間(タイムアウト時間)が経過したか否かを判定する(ステップS6)。
ステップS6において、タイムアウト時間が経過していないと判定された場合(ステップS6;NO)は、ステップS4へ戻る。一方、タイムアウト時間が経過したと判定された場合(ステップS6;YES)は、当該表示変更処理を終了する。
<操作対象判断処理>
次に、操作対象判断処理について、図4を参照して詳細に説明する。
図4は、操作対象判断処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、先ず、判断部20は、第2表示制御部18による表示制御の内容から第2表示部16bに時刻画像Tが表示されているか否かを判定する(ステップS11)。
ステップS11において、第2表示部16bに時刻画像Tが表示されていると判定された場合(ステップS11;YES)、判断部20は、第2検出部20bにより検出されたタッチ操作の位置が第1検出部20aにより検出された第2表示部16bの時刻画像Tの表示領域内にあるか否かを判定する(ステップS12)。
ステップS12において、第2検出部20bにより検出されたタッチ操作の位置が第1検出部20aにより検出された第2表示部16bの時刻画像Tの表示領域内にあると判定された場合(ステップS12;YES)、判断部20は、さらに当該タッチ操作の態様がタッチ操作パターンデータ15bに記憶されているタッチ操作パターンと一致するか、具体的には、当該タッチ操作の態様が同一位置での長押しパターンと一致するか否かを判定する(ステップS13)。
ステップS13において、タッチ操作の態様が同一位置での長押しパターンであると判定された場合(ステップS13;YES)、判断部20は、当該タッチ操作が第2表示部16bに対してなされたと判断し(ステップS14)、操作対象判断処理を終了する。
また、ステップS11において、第2表示部16bに時刻画像Tが表示されていないと判定された場合(ステップS11;NO)、ステップS12において、第2検出部20bにより検出されたタッチ操作の位置が第1検出部20aにより検出された第2表示部16aの時刻画像Tの表示領域内にないと判定された場合(ステップS12;NO)、又は、ステップS13において、タッチ操作の態様が同一位置での長押しパターンでないと判定された場合(ステップS13;NO)は、判断部20は、当該タッチ操作が第1表示部16aに対してなされたと判断し(ステップS15)、操作対象判断処理を終了する。
以上のように、本実施形態のウエアラブル端末装置100によれば、判断部20によって、操作部19へのタッチ操作がなされたときの表示部16の表示態様及び当該タッチ操作の態様の少なくとも何れかに基づいて、当該タッチ操作が第1表示部16aと第2表示部16bの何れに対するものかを判断することとなる。
従って、操作部19へのタッチ操作が第1表示部16aと第2表示部16bの何れに対するものかを判断し難い場合であっても、当該タッチ操作がなされたときの表示部16の表示態様及び当該タッチ操作の態様を考慮することにより、当該タッチ操作が第1表示部16aと第2表示部16bの何れに対するものかを適正に判断することができる。
また、本実施形態のウエアラブル端末装置100によれば、第1表示部16aと第2表示部16bの何れか一方に対して操作を行うことを選択決定するためのスイッチを設ける必要がなく、また、当該操作を行うために特定のモードに切り替える等の手間をとる必要もないので、操作部19への所定のタッチ操作を行うだけで、当該タッチ操作が第1表示部16aと第2表示部16bの何れに対するものかを簡易に判断することができる。
また、本実施形態のウエアラブル端末装置100によれば、第1表示部16a及び第2表示部16bにそれぞれ表示される表示情報の表示領域を検出する第1検出部20aと、操作部19へのタッチ操作がなされたときの操作位置を検出する第2検出部20bと、を備え、判断部20は、第1検出部20aにより検出された当該表示領域と、第2検出部20bにより検出された当該操作位置とに基づいて、当該タッチ操作が第1表示部16aと第2表示部16bの何れに対するものかを判断することとなる。
具体的には、第2検出部20bによって、第1検出部20aにより検出された表示領域に対する操作位置が検出された場合、当該表示領域の表示情報を表示する表示部に対してタッチ操作がなされたと判断することとなるので、当該タッチ操作が第1表示部16aと第2表示部16bの何れに対するものかを明確に判断することができる。
また、本実施形態のウエアラブル端末装置100によれば、第1検出部20aにより検出された各表示領域において互いに重なり合う重合領域があり当該重合領域に対してタッチ操作がなされた場合、当該タッチ操作のタッチ操作パターンと対応付けられている表示部に対して当該タッチ操作がなされたと判断することとなる。
従って、操作部19へのタッチ操作が第1表示部16aと第2表示部16bの何れに対するものかを判断し難い場合であっても、当該タッチ操作がなされたときの表示部16の表示態様及び当該タッチ操作のタッチ操作パターンを考慮することにより、当該タッチ操作が第1表示部16aと第2表示部16bの何れに対するものかを適正に判断することができる。
<変形例>
次に、変形例のウエアラブル端末装置100Tについて説明する。なお、変形例のウエアラブル端末装置100Tは、基本的には、上記実施形態のウエアラブル端末装置100と同様の構成を有しているため、以下、同様の構成を有する部分については同じ符号を付し説明する。
上記実施形態のウエアラブル端末装置100にあっては、(1)第1表示部16aだけが各種情報を表示する場合、(2)第2表示部16bだけが各種情報を表示する場合、(3)第1表示部16aと第2表示部16bの両方が各種情報を表示する場合、(4)第1表示部16aも第2表示部16bも各種情報を表示しない場合(全消灯の場合)、の4種類の表示態様がある。
しかし、変形例のウエアラブル端末装置100Tにあっては、第1表示部16aと第2表示部16bを排他的に動作させるようにすることもできる。すなわち、第1表示部16aと第2表示部16bの一方が表示中の場合は、他方は各種情報を表示させないものである。
第1表示部16aと第2表示部16bの一方を表示中にしている間は、他方はスリープ状態とし、所定のトリガ、例えばタッチパネル30へのタッチ操作の検出で起動するようにする。
この場合、判断部20は、メインCPU11の制御下において、第1表示部16aと第2表示部16bのどちらが表示中であるかに基づいて、操作部19(タッチパネル30)に対するタッチ操作が第1表示部16aと第2表示部16bのどちらに対するものであるかを判断する。例えば、第1表示部16aが表示中である場合、判断部20は、このときの操作部19(タッチパネル30)に対するタッチ操作は第1表示部16aに対するものであると判断する一方、第2表示部16bが表示中である場合、判断部20は、このときの操作部19(タッチパネル30)に対するタッチ操作は第2表示部16bに対するものであると判断する。
以上のように、本変形例のウエアラブル端末装置100Tによれば、メインCPU11の制御下において、第1表示部16aと第2表示部16bのどちらが表示中であるかに基づいて、操作部19(タッチパネル30)に対するタッチ操作が第1表示部16aと第2表示部16bのどちらに対するものであるかを判断するので、当該タッチ操作が第1表示部16aと第2表示部16bの何れに対するものかを容易に判断することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態にあっては、第2表示部16bに表示される時計表示としてデジタル式の時刻画像を表示するようにしたが、これに限らず、例えば、時針、分針、及び秒針により時刻を表すアナログ式の時刻画像を表示するようにしても良い。かかる場合、操作部19へのタッチ操作が第2表示部16bの時刻画像の表示(例えば、「時針」の領域)に対してなされたものであると判断されると、第2表示制御部18は、第2表示部16bに表示される「時針」の表示を点滅表示(表示変更用画像)に切り替える。この点滅表示された「時針」の表示画面上に触れそのまま指をスライドさせることにより、表示時刻を変更することができるようになっている。また、第1表示部16a及び第2表示部16bともに、時刻画像に限らずいかなる情報を表示しても良い。
また、上記実施形態にあっては、第1表示部16aに特有のタッチ操作パターンとして、マルチタッチパターンを挙げるとともに、第2表示部16bに特有のタッチ操作パターンとして、同一の位置での長押しパターンを挙げたが、各表示部に対する特有のタッチ操作パターンであることを判断することができれば良く、上記のタッチ操作パターンに限られない。
また、上記実施形態にあっては、タッチ操作パターンデータ15bは、第1表示部16a及び第2表示部16bのそれぞれに特有のタッチ操作パターンを対応付けて記憶するようにしたが、更に、表示領域毎に特有のタッチ操作パターンを対応付けて記憶するようにしても良い。かかる場合、判断部20は、操作部19へのタッチ操作がなされたときの第1表示部16a及び第2表示部16bの表示態様、及び、タッチ操作の態様の少なくとも何れかに基づいて、このタッチ操作が第1表示部16aと第2表示部16bのうちのどの表示部に対するものか、そして当該表示部のどの表示領域に対するものかを判断する。
また、上記実施形態において、判断部20は、タッチ操作がなされたのが第1表示部16aの表示領域と第2表示部16bの表示領域が重なり合う重合領域でなくても、タッチ操作パターンと対応付けられている表示部に対して当該タッチ操作がなされたと判断することができるようにしても良い。
また、上記実施形態において、第1表示部16aを動作させるモードと、第2表示部16bを動作させるモードをスイッチで切り替えるようにして、判断部20は、前記スイッチで指定されているモードに対応付けられている表示部に対して当該タッチ操作がなされたと判断することができるようにしても良い。
また、上記スイッチは、タッチ操作がどの表示部に対応するかを指定するものでも良い。すなわち、当該タッチ操作が、第1表示部16aに対応するモードと、第2表示部16bに対応するモードを切り替えるようにして、判断部20は、前記スイッチで指定されているモードに対応付けられている表示部に対して当該タッチ操作がなされたと判断することができるようにしても良い。
上記スイッチは操作部19に手動のスイッチとして別途設けてもよいし、タッチパネル30の一部領域を当該スイッチの領域として使用しても良い。
また、上記実施形態にあっては、第1表示部16aと第2表示部16bの2つの表示部で構成されているが、これに限らず複数の表示部が積層されている構成であれば良い。この場合、少なくとも最下層の表示部以外は、部分的に又は全体的に光を透過可能なPN(Polymer Network)液晶パネルによって構成される。
また、上記実施形態にあっては、第1表示部16aに地図画像Mの表示を行うようにしたが、これに限らず、ユーザ所望の静止画像や動画像等の表示を行うようにしても良い。また、第2表示部16bにあっても、時刻画像に限らず、例えば、GPS機能や加速度センサを有するウエアラブル端末装置の場合、速度(ランニングペース)や走行距離等を表す画像を表示するようにしても良い。
また、上記実施形態にあっては、記憶部15に記憶されている地図データベース15aに基づき、第1表示部16aに地図画像Mの表示を行うようにしたが、これに限らず、例えば、インターネットを通して提供されている地図データを、ウエアラブル端末装置が通信部を介して取得し、この地図データに基づき地図画像を表示するようにしても良い。
また、上記実施形態にあっては、制御手段としての機能を、メインCPU11の制御下にて、判断部、サブCPUが駆動することにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、メインCPU11によって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
すなわち、プログラムを記憶するプログラムメモリ(図示略)に、制御処理ルーチンを含むプログラムを記憶しておく。そして、制御処理ルーチンによりメインCPU11を、操作部19へのタッチ操作が第1表示部16aと第2表示部16bの何れに対するものかを判断し、判断された表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行する制御手段として機能させるようにしても良い。
また、上記実施形態にあっては、ウエアラブル端末装置を一例とし、本発明の表示装置について説明したが、このようなウエアラブル端末装置に限られることなく、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDAのような端末装置に適用することが可能である。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
複数の表示部が積層されてなる表示手段と、
前記表示手段の表示領域上に配設され、タッチ操作が可能なタッチパネルと、
制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
当該タッチ操作が前記複数の表示部のうちのどの表示部に対するものかを判断し、
判断された表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行することを特徴とする表示装置。
<請求項2>
前記制御手段は、
前記タッチ操作がなされた位置の前記複数の表示部の表示態様に基づいて、当該タッチ操作が前記複数の表示部のうちのどの表示部に対するものかを判断し、
判断された表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
<請求項3>
前記制御手段は、
前記タッチ操作がなされた位置のタッチ操作の態様に基づいて、当該タッチ操作が前記複数の表示部のうちのどの表示部に対するものかを判断し、
判断された表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
<請求項4>
前記制御手段は、
前記複数の表示部にそれぞれ表示される表示情報の表示領域と、前記タッチ操作がなされたときの操作位置を検出し、
前記検出した前記表示領域と前記操作位置とに基づいて、当該タッチ操作が前記複数の表示部のうちのどの表示部に対するものかを判断することを特徴とする請求項2又は3に記載の表示装置。
<請求項5>
前記制御手段は、
前記検出した前記表示領域に対する前記操作位置を検出した場合、前記複数の表示部のうちの当該表示領域の表示情報を表示する表示部に対して前記タッチ操作がなされたと判断することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
<請求項6>
前記複数の表示部毎、又は前記表示領域毎に特有のタッチ操作パターンを対応付けて記憶している記憶手段を有し、
前記制御手段は、
前記検出した各表示領域において互いに重なり合う重合領域があり当該重合領域に対して前記タッチ操作がなされた場合、当該タッチ操作のタッチ操作パターンと対応付けられている表示部又は表示領域に対して当該タッチ操作がなされたと判断することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
<請求項7>
前記表示手段は、
前記複数の表示部のうち、少なくとも最下層の表示部以外は、部分的に又は全体的に光を透過可能な液晶パネルから構成されることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項8>
さらに、手動のスイッチを備え、該スイッチは、前記タッチ操作が前記複数の表示部のうちのどの表示部に対するものかを指定するものであり、
前記制御手段は、前記スイッチの状態を判断し、判断された表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項9>
前記表示手段は、
下層側に配置される第1の表示部と、上層側に配置される第2の表示部を含み、前記第1の表示部の下層側にバックライトが配置され、前記第2の表示部の上層側に前記タッチパネルが配置されることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項10>
前記制御手段は、
前記第1の表示部と、前記第2の表示部にそれぞれ表示される表示情報の表示領域と、前記タッチ操作がなされたときの操作位置を検出し、
前記検出した各表示領域において互いに重なり合う重合領域があり、当該重合領域に対して前記タッチ操作がなされた場合、当該タッチ操作の態様が所定時間以上の長押しであった場合に当該タッチ操作が前記第2の表示部に対するものであると判断することを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
<請求項11>
前記制御手段は、
前記第1の表示部と、前記第2の表示部にそれぞれ表示される表示情報の表示領域と、前記タッチ操作がなされたときの操作位置を検出し、
前記検出した各表示領域において互いに重なり合う重合領域があり、当該重合領域に対して前記タッチ操作がなされた場合、当該タッチ操作の態様が所定時間未満の短押しであった場合に当該タッチ操作が前記第1の表示部に対するものであると判断することを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
<請求項12>
前記制御手段は、
メイン制御部とサブ制御部からなり、
前記メイン制御部は前記第1の表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行し、前記サブ制御部は前記第2の表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行することを特徴とする請求項9〜11の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項13>
前記制御手段は、
メイン制御部とサブ制御部からなり、
前記メイン制御部は前記第1の表示部に対して表示制御の指示に係る処理を実行し、前記サブ制御部は前記第2の表示部に対して表示制御の指示に係る処理を実行するとともに、前記メイン制御部と前記サブ制御部は、排他的に前記第1の表示部と前記第2の表示部に対して表示制御の指示に係る処理を実行することを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
<請求項14>
前記制御手段は、
前記複数の表示部の表示態様として、前記第1の表示部が表示中であるか前記第2の表示部が表示中であるかに基づいて、当該タッチ操作が前記複数の表示部のうちのどの表示パネルに対するものかを判断し、
判断された表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行することを特徴とする請求項13に記載の表示装置。
<請求項15>
前記表示手段は、
前記第1の表示部と前記第2の表示部が排他的に動作することを特徴とする請求項9、13、14の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項16>
表示装置における制御方法であって、
複数の表示部が積層されてなる表示領域上に配設されたタッチパネルへのタッチ操作が当該複数の表示部のうちのどの表示部に対するものかを判断するステップと、
判断された表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行する処理ステップと、
を含むことを特徴とする制御方法。
<請求項17>
複数の表示部が積層されてなる表示手段と、前記複数の表示部の表示領域上に配設され、タッチ操作が可能なタッチパネルと、を備える表示装置のコンピュータを、
前記タッチ操作が前記複数の表示部のうちのどの表示部に対するものかを判断する判断手段、
前記判断手段によって判断された表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行する処理手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
100、100T ウエアラブル端末装置
11 メインCPU
12 サブCPU
15 記憶部
15a 地図データベース
15b タッチ操作パターンデータ
16 表示部
16a 第1表示部
16b 第2表示部
17 第1表示制御部
18 第2表示制御部
19 操作部
20 判断部
20a 第1検出部
20b 第2検出部
30 タッチパネル
310 バックライト

Claims (17)

  1. 第1の表示部と、前記第1の表示部より消費電力が少ない第2の表示部が積層されてなる表示手段と、
    前記表示手段の表示領域上に配設され、タッチ操作が可能なタッチパネルと、
    制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    当該タッチ操作が前記第1の表示部と第2の表示部のうちのどの表示部に対するものかを判断し、
    判断された表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行するとともに、前記第1の表示部と第2の表示部の両方が消灯されている状態で、前記タッチ操作がなされた時は、前記第2の表示部が操作されたものと判断して前記第2の表示部を点灯させることを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記タッチ操作がなされた位置の前記表示手段の表示態様に基づいて、当該タッチ操作が前記第1の表示部と第2の表示部のうちのどの表示部に対するものかを判断し、
    判断された表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記タッチ操作がなされた位置のタッチ操作の態様に基づいて、当該タッチ操作が前記第1の表示部と第2の表示部のうちのどの表示部に対するものかを判断し、
    判断された表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記第1の表示部と第2の表示部にそれぞれ表示される表示情報の表示領域と、前記タッチ操作がなされたときの操作位置を検出し、
    前記検出した前記表示領域と前記操作位置とに基づいて、当該タッチ操作が前記第1の表示部と第2の表示部のうちのどの表示部に対するものかを判断することを特徴とする請求項2又は3に記載の表示装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記検出した前記表示領域に対する前記操作位置を検出した場合、前記第1の表示部と第2の表示部のうちの当該表示領域の表示情報を表示する表示部に対して前記タッチ操作がなされたと判断することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記第1の表示部と第2の表示部毎、又は前記表示領域毎に特有のタッチ操作パターンを対応付けて記憶している記憶手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記検出した各表示領域において互いに重なり合う重合領域があり当該重合領域に対して前記タッチ操作がなされた場合、当該タッチ操作のタッチ操作パターンと対応付けられている表示部又は表示領域に対して当該タッチ操作がなされたと判断することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記第2の表示部は、部分的に又は全体的に光を透過可能な液晶パネルから構成されることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の表示装置。
  8. さらに、手動のスイッチを備え、該スイッチは、前記タッチ操作が前記第1の表示部と第2の表示部のうちのどの表示部に対するものかを指定するものであり、
    前記制御手段は、前記スイッチの状態を判断し、判断された表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の表示装置。
  9. 前記表示手段は、
    下層側に配置される第1の表示部と、上層側に配置される第2の表示部を含み、前記第1の表示部の下層側にバックライトが配置され、前記第2の表示部の上層側に前記タッチパネルが配置されることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の表示装置。
  10. 前記制御手段は、
    前記第1の表示部と、前記第2の表示部にそれぞれ表示される表示情報の表示領域と、前記タッチ操作がなされたときの操作位置を検出し、
    前記検出した各表示領域において互いに重なり合う重合領域があり、当該重合領域に対して前記タッチ操作がなされた場合、当該タッチ操作の態様が所定時間以上の長押しであった場合に当該タッチ操作が前記第2の表示部に対するものであると判断することを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記制御手段は、
    前記第1の表示部と、前記第2の表示部にそれぞれ表示される表示情報の表示領域と、前記タッチ操作がなされたときの操作位置を検出し、
    前記検出した各表示領域において互いに重なり合う重合領域があり、当該重合領域に対して前記タッチ操作がなされた場合、当該タッチ操作の態様が所定時間未満の短押しであった場合に当該タッチ操作が前記第1の表示部に対するものであると判断することを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  12. 前記制御手段は、
    メイン制御部とサブ制御部からなり、
    前記メイン制御部は前記第1の表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行し、前記サブ制御部は前記第2の表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行することを特徴とする請求項9〜11の何れか一項に記載の表示装置。
  13. 前記制御手段は、
    メイン制御部とサブ制御部からなり、
    前記メイン制御部は前記第1の表示部に対して表示制御の指示に係る処理を実行し、前記サブ制御部は前記第2の表示部に対して表示制御の指示に係る処理を実行するとともに、前記メイン制御部と前記サブ制御部は、排他的に前記第1の表示部と前記第2の表示部に対して表示制御の指示に係る処理を実行することを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  14. 前記制御手段は、
    前記第1の表示部と第2の表示部の表示態様として、前記第1の表示部が表示中であるか前記第2の表示部が表示中であるかに基づいて、当該タッチ操作が前記複数の表示部のうちのどの表示パネルに対するものかを判断し、
    判断された表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行することを特徴とする請求項13に記載の表示装置。
  15. 前記表示手段は、
    前記第1の表示部と前記第2の表示部が排他的に動作することを特徴とする請求項9、13、14の何れか一項に記載の表示装置。
  16. 表示装置における制御方法であって、
    第1の表示部と第2の表示部が積層されてなる表示領域上に配設されたタッチパネルへのタッチ操作が当該複数の表示部のうちのどの表示部に対するものかを判断するステップと、
    判断された表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行する処理ステップと、
    前記第1の表示部と第2の表示部の両方が消灯されている状態で、前記タッチ操作がなされた時は、前記第2の表示部が操作されたものと判断して前記第2の表示部を点灯させるステップと、
    を含むことを特徴とする制御方法。
  17. 第1の表示部と第2の表示部が積層されてなる表示手段と、前記第1の表示部と第2の表示部の表示領域上に配設され、タッチ操作が可能なタッチパネルと、を備える表示装置のコンピュータを、
    前記タッチ操作が前記第1の表示部と第2の表示部のうちのどの表示部に対するものかを判断する判断手段、
    前記判断手段によって判断された表示部に対して前記タッチ操作に応じた操作内容の処理を実行するとともに、前記第1の表示部と第2の表示部の両方が消灯されている状態で、前記タッチ操作がなされた時は、前記第2の表示部が操作されたものとして処理する処理手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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