JP6170731B2 - 加温器 - Google Patents
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Description
以下、加温器の第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。
この実施形態の加温器11は、図1及び図2に示すような構造のハンディタイプ美容器12に適用できるように構成されている。この美容器12においては、細長いハンドル13の二股状をなす先端部に、球体状の2つのマッサージ用のローラ14が先広がりの傾斜状に延びる軸線を中心に回転可能に装着されている。そして、ハンドル13を把持した状態で、両ローラ14が肌に接触されて回転されることにより、マッサージ効果や血行促進効果等が得られるようになっている。
加温器11は、本体15を脚部151によりテーブル等の上面に自立状態で設置される。この状態で、美容器12のハンドル13及びローラ14を加温器11上のハンドル収容部153及びローラ収容部161に収容配置すれば、加温器11を美容器12の専用の置台として使用することができる。
(1) 前記本体15が底部に脚部151を有して、自立可能に構成されている。このため、加温器11の本体15を自立させた状態で、加温部16のローラ収容部161に美容器12のローラ14を、ハンドル収容部153にハンドル13を収容させることにより、美容器12を立てた状態で見栄えよく安定して設置することができる。従って、加温器11を専用の置き台として使用することができる。
(3) 美容器12を本体15に支持した状態で、加温部16により美容器12のローラ14に対して体温よりやや高い温度が付与される。
次に、加温器の第2実施形態を前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この実施形態の加温器11は、図4及び図5に示すような構造のハンディタイプ美容器12に適用できるように構成されている。この美容器12においては、平面的に広がる形状のハンドル13の四隅のコーナ部下面に、球体状の4つのマッサージ用のローラ14が装着されている。これらのローラ14は、ローラ14が水平面に対して設置された状態で、鉛直線に対して傾斜状に延びる軸線を中心に回転可能に装着されている。各ローラ14は、合成樹脂製の球体の表面に金属製の導電材をメッキすることにより構成されている。図示しないがハンドル13内には、複数のローラ14の導電メッキ間に電位差を与える給電装置、及びその給電装置に電力を供給する充電可能な二次電池が設けられている。そして、ハンドル13を把持した状態で、両ローラ14が肌に接触されて回転されることにより、ローラ14による押圧や摘み上げと、ローラ14の導電メッキ間の電位差にともなう電気刺激との協働作用で、マッサージ効果や血行促進効果が得られるようになっている。
従って、この第2実施形態においては、美容器12を立てて設置することを除いて、前記第1実施形態における効果とほぼ同様な効果を得ることができるとともに、以下の効果を得ることができる。
次に、加温器の第3実施形態を前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この実施形態の加温器11は、図6に示すように、前記第1実施形態と同一構造のハンディタイプ美容器12に適用できるように構成されている。この加温器11の本体15は、合成樹脂によりほぼ扁平形状をなすように構成され、テーブル等の上面に設置して使用するようになっている。本体15の上面後部には、美容器12のローラ14を加温するための前記第1実施形態とほぼ同一構造の加温部16が設けられている。本体15の上面前部には、美容器12のハンドル13を収容するためのハンドル収容部153が形成されている。そして、美容器12のハンドル13を本体15のハンドル収容部153に収容するとともに、美容器12のローラ14を加温部16のローラ収容部161に収容した状態で、ローラ14の加温を行うようになっている。
(第4実施形態)
次に、加温器の第4実施形態を前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記第1実施形態及び第2実施形態において、収容部161を複数のローラ14を収容する形状にすること。すなわち、例えば第1実施形態の構成においては、2つ収容部161を連続させて横長の1つの収容部161とすること。
・ 第1実施形態において、加温器11の本体15の底面に転倒検出スイッチを設けて、本体15が転倒したときに、ヒータ17に対する通電が停止されるようにすること。
・ ヒータ17としてPTCヒータとは異なった通常のヒータを使用し、そのヒータ17の定温維持装置としてのバイメタル等よりなるサーモスタットを採用すること。
前記実施形態から把握される技術的思想は以下の通りである。
(A) ヒータを複数の収容部間の位置に設けた請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載の加温器。
(C) 加温部は、ローラを38〜45℃の範囲内の温度に加温する請求項1〜7,前記技術的思想(A)項または(B)項のうちのいずれか一項に記載の加温器。
(E) ヒータに対する通電を開閉するメインスイッチと、メインスイッチの閉路状態において本体に美容器が支持されたときに閉じられる常開型のサブスイッチとを設けた請求項1〜7,前記技術的思想(A)〜(D)項のうちのいずれか一項に記載の加温器。
Claims (5)
- 二股状をなす先端部に、先広がりの傾斜状に延びる軸線を中心に回転可能に装着されている一対の球体状のマッサージ用のローラを備える美容器の同ローラを加温するための加温器であって、
本体と、
その本体の一部に設けられ、前記ローラを着脱可能に受けるとともに、ローラを加温する加温部とを設け、
当該加温部は、前記ローラを収容可能な一対の上向きの凹部を備えた伝熱部材と、当該伝熱部材の2つの凹部間に位置するヒータとを備えた加温器。 - 前記本体は、前記美容器に備えられたハンドルを収容可能な凹部を有する請求項1に記載の加温器。
- 前記美容器は、前記一対の球体状のマッサージ用のローラを2組備え、ハンドルの四隅下面に4つのローラが装着されており、
前記加温部は、前記2組のローラを収容可能な2組の凹部を備えた請求項1に記載の加温器。 - 前記本体は、脚部を有し、自立可能である請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の加温器。
- 前記加温部による付与温度を所定値に維持するための温度維持装置を設けた請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の加温器。
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