[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP6156242B2 - 車両用電子制御装置 - Google Patents

車両用電子制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6156242B2
JP6156242B2 JP2014082743A JP2014082743A JP6156242B2 JP 6156242 B2 JP6156242 B2 JP 6156242B2 JP 2014082743 A JP2014082743 A JP 2014082743A JP 2014082743 A JP2014082743 A JP 2014082743A JP 6156242 B2 JP6156242 B2 JP 6156242B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pdtc
stored
storage
destination value
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014082743A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015202764A (ja
Inventor
一隆 福田
一隆 福田
福田 賢司
賢司 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014082743A priority Critical patent/JP6156242B2/ja
Priority to US14/669,053 priority patent/US9460569B2/en
Publication of JP2015202764A publication Critical patent/JP2015202764A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6156242B2 publication Critical patent/JP6156242B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C5/00Registering or indicating the working of vehicles
    • G07C5/08Registering or indicating performance data other than driving, working, idle, or waiting time, with or without registering driving, working, idle or waiting time
    • G07C5/0841Registering performance data
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/0223User address space allocation, e.g. contiguous or non contiguous base addressing
    • G06F12/023Free address space management
    • G06F12/0238Memory management in non-volatile memory, e.g. resistive RAM or ferroelectric memory
    • G06F12/0246Memory management in non-volatile memory, e.g. resistive RAM or ferroelectric memory in block erasable memory, e.g. flash memory
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2212/00Indexing scheme relating to accessing, addressing or allocation within memory systems or architectures
    • G06F2212/72Details relating to flash memory management
    • G06F2212/7202Allocation control and policies

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)

Description

本発明は、外部ツールを用いてダイアグ情報を読出可能な不揮発性メモリを搭載した車両用電子制御装置に関する。
一般に、車両用電子制御装置(ECU)は不揮発性メモリを搭載しており、車両製造時に仕向け情報を不揮発性メモリに記憶させることで仕向け先の仕様(例えば北米仕様など)を管理している。通常、この仕向け情報は、車両が製造工場から出荷される前の製造検査工程において、電子制御装置の外部に接続されたツールから不揮発性メモリに記憶される。
他方、電子制御装置は、車両に搭載された各種センサ情報に基づき、様々な異常項目について異常と判断すると、その異常を示す異常情報をメモリに記憶させるものがある。すなわち、車両搭載センサなどが異常を生じると、このダイアグ情報(以下、DTC:Diagnostic Trouble Code)が不揮発性メモリに記憶される。このDTCは、車両ディーラー又は車両工場などの担当者が外部ツールを使用して読出し、不具合の修理又は部品交換などに必要な情報として活用される(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−59334号公報
例えば、車両の製造検査工程において何らかの手順ミスなどを生じると、この異常情報の記憶領域にDTCがパーマネントダイアグ情報(Permanent Diagnostic Trouble Code以下、PDTC)として不揮発的に記憶されてしまう。すなわち、PDTCが車両出荷前に誤って不揮発性メモリに記憶されてしまうという問題を生じる。
しかしながら、この事実に気付かずに仕向け先が変更されて車両が出荷され、その後、他のDTCが変更後の仕向け先に対応してPDTCとして不揮発的に記憶されると、この時点では仕向け先がすでに変更されてしまっているため、車両出荷前の時点で手順ミスにより誤って記憶されたPDTCを記憶制御できなくなる。このため、誤って記憶されたPDTCの消去処理が困難となる。この結果、車両ディーラー又は車両工場などの担当者が外部ツールを使用してPDTCを読み出したときに、誤って記憶されたPDTCを読み出してしまい、異常を生じていないにも関わらず、異常が生じていると判断してしまう虞がある。また、車両が販売された後、車両ディーラーがECUを交換する場合にも同様の問題を生じると考えられる。
本発明の目的は、外部ツールを使用してパーマネントダイアグ情報を読み出したときに異常を生じているものと誤判断することを防止できるようにした車両用電子制御装置を提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、不揮発性メモリはパーマネントダイアグ情報を不揮発的に記憶可能になっており、仕向け先情報記憶手段は現在の仕向け先を現在の仕向け値として記憶する。例えば、外部から外部ツールを使用してPDTCを読み出そうとしても、適否判定手段は現在の仕向け値に応じて不揮発性メモリに記憶されPDTCが不揮発性メモリへの記憶に適しているか否かを判定し適していないときには、PDTC出力判定手段がPDTCの出力を不可と判定して出力停止すため、適切なPDTCのみが出力されることになり、外部では異常を生じているものとの誤判断を防止できるようになる。
一実施形態において車両用電子制御装置の電気的構成を概略的に示すブロック図 不揮発性メモリに記憶される内容を概略的に示す図 PDTC記憶判定部の処理内容例を概略的に示すフローチャート 仕向け先テーブルの内容例 PDTC出力判定部の処理内容例を概略的に示すフローチャート 記憶処理内容例を概略的に示すフローチャート
以下、車両用電子制御装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、車両用電子制御装置1(以下ECUと称す)の内部の電気的構成を示すブロック図を概略的に示している。このECU1は、車両内に組み付けられて動作するもので、例えば車両に搭載されたエンジンを制御する。なお、エンジン制御用のECUに限られず、本願発明は種々の制御用ECUに適用できる。
ECU1は、CPU2と、CPU2が実行するプログラム等を格納するROM3と、各種データを一時的に記憶するためのRAM4と、データを書換可能な不揮発性メモリ5と、入力回路6と、出力回路7と、を備えている。不揮発性メモリ5は、例えばEEPROMによるものである。ECU1のCPU2は、ROM3に記憶されたプログラムを実行することにより仕向け切替部2a、PDTC記憶判定部2b、PDTC出力判定部2c及び上書き部2d、としての機能を実現する。ROM3には仕向け先テーブル100(図4参照)が予め記憶されている。また、ECU1はデータ保持用のバッテリ電源(図示せず)が常時供給されたSRAM8を備える。
CPU2には、エンジンを制御するための情報として、吸気管圧力センサ、エンジン回転数センサ、エンジン水温センサ、排気系の酸素センサ(空燃比センサ)、車速センサ(何れも図示せず)などの各種センサ情報が入力回路6を通じて入力されている。また、CPU2にはその他にもイグニッションスイッチの切換状態などを示す各種のスイッチ情報が入力される。また、CPU2は、点火装置又はインジェクタや警告ランプなどの電気負荷に、出力回路7を通じて制御信号を出力する。
そしてCPU2は、入力回路6を介して入力される各種の情報に基づいて制御演算を行い、その演算結果に基づいて出力回路7に指令信号を出力することにより各種制御を行う。例えば、CPU2は、インジェクタの噴射弁の開閉タイミングを演算し、エンジンへの燃料噴射を制御する。
また、ECU1内には通信装置9が構成されている。この通信装置9は、車両内のバス10に接続された他のECU(図示せず)又は外部ツール11との間で通信処理を行うために設けられる。外部ツール11は、コネクタ(図示せず)を通じてバス10に接続可能に構成されている。この外部ツール11は、マイコン及び表示装置を備えたハンディタイプの装置又はパーソナルコンピュータなどにより構成される。
図2はECU1内の不揮発性メモリ5の記憶領域の割当内容を示す。不揮発性メモリ5は、現在の仕向け先を示す現在の仕向け値を記憶する第1記憶領域(第1記憶手段相当)R1と、PDTCと仕向け値とを対応付けて一組(一対)のデータとして記憶する第2記憶領域(第2記憶手段相当)R2とからなる。これらの第1及び第2記憶領域R1及びR2はCPU2から書換可能になっている。第1記憶領域R1は、例えば1バイト設けられている。第1記憶領域R1にはデフォルト値として「0xFF」値が記憶される。CPU2は、ROM3に記憶された仕向け先テーブル100(図4参照)を参照し、第1記憶領域R1に記憶されたデータと照合することで仕向け先を設定できる。
第2記憶領域R2は、PDTCを、第1記憶領域R1に記憶された現在の仕向け値と対応付けて記憶する領域である。第2記憶領域R2の中のPDTC記憶領域21は各2バイト設けられており、第2記憶領域R2の中の仕向け値記憶領域22は各1バイト設けられている。
なお、車両用電子制御装置1は、そのOBD(OnBoard Diagnostic)法規に適合するため、PDTC記憶領域21を4つ以上設ける必要がある。このため、本実施形態を示す図2において、第2記憶領域R2はPDTC及び仕向け値の一対で対応した記憶領域21及び22を4つのみ備えている。本実施形態では、不揮発性メモリ5内の記憶領域21及び22を極力少なくするため、記憶領域21及び22を4つのみ一対で備えるようにしているが、5以上の一対の記憶領域21及び22を備えていても良い。
CPU2の仕向け切替部2aは、第1記憶領域R1の仕向け値を切り替えて記憶させる機能を示す機能ブロックである。また、PDTC記憶判定部2bは、PDTCを不揮発性メモリ5に記憶させる前に必要なデータであるか否かを判定し、不要なデータであるときには不揮発性メモリ5への記憶を不可として判定する機能を示す機能ブロックである。また、CPU2内のPDTC出力判定部2cは、PDTCの出力の可否を判定する機能を示す機能ブロックであり、PDTCがたとえ誤って不揮発性メモリ5内に記憶されたとしてもこの記憶情報の外部ツール11などへの出力を否とし、第1記憶領域R1に記憶された仕向け値と一致する第2記憶領域R2内の仕向け値に対応づけられたPDTCの出力を可として判定する機能を示す。
以下、これらの詳細内容を説明する。図3はPDTCの記憶処理の流れを示す。車両工場内の車両製造時又は検査時の動作と市場に出回った後の動作を説明する。車両工場内での車両検査時において、ECU1のCPU2は、センサ情報、スイッチ情報などの入力状態を確認することで、異常の有無を診断する(S101)。このときCPU2は、センサ情報、スイッチ情報に異常がないか否かを予め定められた複数の異常検出対象項目に基づいて判定する。
例えば、CPU2は、センサ情報の異常の有無を判定するとき、センサ情報の出力が予め定められた所定範囲内に入っているか否かを判定する。このとき、CPU2は、そのセンサ情報の出力値が所定範囲内に入っていなければその対象センサが異常であると判定する。
CPU2は、ステップS101の診断処理において異常と判断した異常検出対象項目があったか否かを判定し、異常と判断された項目がなければ図3に示す処理を抜ける。しかし、CPU2は異常と判断された項目があれば、この異常検出対象項目に対応するダイアグ情報(DTC)をSRAMに記憶させる(S102)。なお、この時点でSRAM8に記憶されるDTCは、不揮発性メモリ5に永久的に保存されるパーマネントダイアグ情報(すなわちPDTC)とは異なるものである。
DTCがSRAM8に記憶された後には、CPU2は、第1記憶領域R1に記憶された仕向け値がデフォルト値であるか否かを判定する(S103)。図4に示すように、このデフォルト値は、不揮発性メモリ5内の初期設定値である例えば「0xFF」(0xは16進数)などを示している。このデフォルトとなる「0xFF」値には、車両の製造検査工程、輸送及び輸出などの一連の車両管理状態において、車両の製造工場における製造又は検査工程を示す旨が規則的に割り当てられている。
したがって、例えば、ECU1が車両の製造工場内で車両本体に組付けられるとき、ECU1の処理内容などが検査工程において検査されるときには、CPU2はステップS103において第1記憶領域R1の現在の仕向け値がデフォルト値であると判定し(S103:NO)、後述するPDTCの記憶処理(S105)を行うことなく図3に示す処理を抜ける。これにより、車両工場において担当者などが手順ミスなどしたとしても、PDTCが不揮発性メモリ5に誤って記憶されることを防ぐことができる。
また、CPU2は、第1記憶領域R1に記憶された現在の仕向け値がデフォルト値以外であった場合(S103:YES)でも、現在の仕向け値が予め定められた所定値ではなかった場合(S104:NO)には、同様にPDTCの記憶処理(S105)を行うことなく図3に示す処理を抜ける。このとき、前述の所定値は、車両の製造検査工場から車両の仕向け先(輸送先又は輸出先)に対応した仕向け値に設定されている。
例えば、図4に示すように、仕向け先テーブル100に、仕向け(輸送先、輸出先)とデータ(仕向け値相当)とが対応付けされている場合を考慮する。この場合、「北米向け」であれば「0x01」、「日本向け」であれば「0x02」が対応付けされている。このステップS104の判定処理は、第1記憶領域R1に記憶された現在の仕向け値が、これらの「北米向け」「日本向け」…等を表す「0x01」「0x02」…以外であったときには、この値を無視して図3に示す処理を抜ける処理を行うものである。このとき、CPU2は、車両検査段階(車両製造段階)において、第1記憶領域R1の現在の仕向け値を参照した結果、車両の輸送先候補、輸出先候補に対応した仕向け値(例えば0x01、0x02)に設定されていないときには、第1記憶領域R1に記憶された現在の仕向け値を無視して図3に示す処理を抜ける。
すなわち、車両が車両製造工場及び検査工場にて検査されるまでの間、第1記憶領域R1に記憶された仕向け値はデフォルト値に設定されているため、ステップS103においてNOと判定されることになり、PDTCは不揮発性メモリ5に記憶されない。また、車両が車両製造工場及び検査工場にて検査完了された後であっても、仕向け地(例えば「北米」、「日本」)に対応しないDTCがステップS102にて記憶されたときには、ステップS104においてNOと判定されることになり、このDTCはPDTCとしては不揮発性メモリ5に記憶されない。
ECU1のCPU2が、このような処理を車両検査段階(又は製造段階)で行うようにすることで、たとえ担当者が手順ミスなどをしたとしても不要なPDTCを不揮発性メモリ5に記憶させないようにすることができる。
逆に、車両が車両製造工場及び検査工場を出荷された後、各仕向け地に対応した異常などを生じた場合には、CPU2は、ステップS102においてDTCをSRAM8に記憶し、ステップS103及びS104においてYESと判定し、CPU2は、DTCと車両の輸送先候補、輸出先候補に対応した仕向け値とを対応付けてPDTCとして不揮発性メモリ5の第2記憶領域R2に記憶させる。CPU2が、このような処理を車両出荷後に行うことで、各仕向け地に対応した異常を生じた場合に当該DTCをPDTCとして不揮発性メモリ5に残すことができる。
このようにすることで、必要なPDTCのみを不揮発性メモリ5に記憶させることができるが、本実施形態では、車両用電子制御装置1の信頼性をより高くするため、何らかの影響により、誤って不揮発性メモリ5に記憶されてしまったPDTCを外部ツール11に出力させないようにする処理も行う。この処理は、CPU2のPDTC出力判定部2cを用いて行われるものである。以下ではその説明を行う。
例えば、車両ディーラーなどが車両検査処理を実施するときに、外部ツール11をバス10に接続してPDTCを読み出す作業を行う。例えば、図2に示すように、ECU1の不揮発性メモリ5内に、「PDTC(1)」と「仕向け値(1)」、「PDTC(2)」と「仕向け値(2)」、「PDTC(3)」と「仕向け値(3)」、「PDTC(4)」と「仕向け値(4)」、とが対応付けて記憶されていることを想定して説明する。
車両ディーラーの作業者が外部ツール11をバス10に接続し、作業者が外部ツール11を用いてPDTCを読出す作業を行うと、外部ツール11がECU1内のCPU2にPDTC出力要求を出力する。このときCPU2は外部ツール11からPDTC出力要求を受け付ける。CPU2は、PDTC出力要求を受け付けると、まず現在の仕向け値を不揮発性メモリ5の第1記憶領域R1から読出す(S201)。
CPU2は、各PDTCとこのPDTCに対応付けて記憶された仕向け値とを読み出し(S202)、S201及びS202にて読み出された仕向け値が一致するか否かを判定し(S203)、一致することを条件としてPDTCを外部ツール出力応答バッファにセットする(S204)。この外部ツール出力応答バッファは、図示しないが通信回路9又はRAM4内などの一時記憶領域などに設けられる。CPU2は、S201及びS202にて読み出された仕向け値が一致しなければ、外部バッファへの記憶処理を行うことなくステップS205の処理に移行する。
そして、CPU2は、不揮発性メモリ5内の全てのPDTCについて、一致確認が完了するまでステップS202〜S204の処理を繰り返す。CPU2は、バッファに記憶されたPDTCを外部ツール11に出力する(S206)。これにより、ECU1は、現在の仕向け値と一致する仕向け値に対応したPDTCのみを外部ツール11に出力できる。例えば、図2に示す仕向け値(1)〜仕向け値(4)のうち、第1記憶領域R1に記憶された現在の仕向け値と仕向け値(2)とのみが一致している場合には、PDTC(2)のみが外部ツール出力応答バッファに記憶され、このPDTC(2)のみが当該バッファから外部ツール11に出力されることになる。
したがって、現在の仕向け値に一致する仕向け値(2)に対応したPDTC(2)のみが外部ツール11に出力されることになり、他の仕向け値(1)、仕向け値(3)及び仕向け値(4)に対応したPDTC(1)、PDTC(3)及びPDTC(4)は外部ツール11に出力されることはない。これにより、不要なPDTCを外部ツール11に出力することを防止できる。
前述したように、車両用電子制御装置1はOBD(OnBoard Diagnostic)法規に適合するため、PDTC記憶領域21を4つ以上設ける必要があるが、本実施形態では、一対対応したPDTC及び仕向け値の記憶領域21及び22を4つのみ備えている。これは、不揮発性メモリ5のメモリ容量を極力削減するためであるが、このように制約を生じているときには、PDTCを新たに記憶したいときに不要なPDTC記憶領域21を用いて当該記憶領域21を上書き処理すると良い。
すなわち、CPU2が、図3のステップS105において仕向け値とPDTCを対応付けて不揮発性メモリ5に記憶させるときに、図6に示す処理を実行することで不揮発性メモリ5にPDTCを上書き処理すると良い。
具体的に図6に示す処理を説明する。CPU2が仕向け値とPDTCを対応付けて不揮発性メモリ5に記憶させるときに、CPU2はPDTCと対応付けて不揮発性メモリ5に記憶された仕向け値が現在の仕向け値と一致しているか否かを判定する(S301)。これは、現在の仕向け値と一致していない仕向け値に対応したPDTCは不要であるためであり、ステップS301は、この不要なPDTC記憶領域21を利用するために行われる処理である。
第2記憶領域R2に記憶される仕向け値が現在の仕向け値と全て一致していれば、CPU2は上書き可能領域がないと判定する(S301:YES)。そして、CPU2は、PDTCを記憶する第2記憶領域R2が満杯であるか否かを判定し(S302)、満杯であればPDTCを第2記憶領域R2に記憶させることなく処理を中断し図6に示す処理を抜ける。逆に、CPU2は第2記憶領域R2が満杯でなければ空き領域に仕向け値とPDTCを一組で対応付けて記憶させる(S303)。
他方、ステップS301において、CPU2が、現在の仕向け値と異なる仕向け値が第2記憶領域R2の仕向け値記憶領域22に記憶されていると判定した場合には(S301:NO)、CPU2はこの領域22内に、新たな仕向け値とPDTCとを対応付けて記憶させる(S304)。例えば、図2に示すPDTC(3)が現在の仕向け値と異なる値で記憶されていたときには、CPU2は、このPDTC(3)及び仕向け値(3)の記憶領域に新たなPDTC及び仕向け値をそれぞれ上書きする。すると、不揮発性メモリ5の第2記憶領域R2が限られた容量しか備えていない場合であっても、限られた第2記憶領域R2を有効活用できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、CPU2は、第1記憶領域R1の現在の仕向け値に応じて不揮発性メモリ5の第2記憶領域R2に記憶されるPDTCとして適するか否かを判定している。すると、例えば外部から外部ツール11を使用してPDTCを読み出そうとしても、CPU2は第1記憶領域R1の現在の仕向け値に応じて不揮発性メモリ5に記憶されるPDTCとして適するか否か判定し、例えば予め記憶させない(図3のS103、S104でNO)又は出力停止する(図5のS203でNO)等するため、適切なPDTCのみが出力されることになり、外部では異常を生じているものとの誤判断を防止できるようになる。
CPU2は、第1記憶領域R1に記憶された現在の仕向け値がデフォルト値となる仕向け値(0xFF)であることを条件として、不揮発性メモリ5の第2記憶領域R2に記憶不可と判定しているため、不揮発性メモリ5に不要なPDTCを記憶させないようにすることができる。
CPU2は、第1記憶領域R1に記憶された現在の仕向け値と一致しない第2記憶領域R2の仕向け値に対応づけられたPDTCの出力を不可と判定しているため、不要なPDTCを外部ツール11に出力させないようにすることができる。
CPU2は、現在の仕向け値をPDTCと対応付けて不揮発性メモリ5の第2記憶領域R2に記憶させるときに、第1記憶領域R1の現在の仕向け値と異なる仕向け値が第2記憶領域R2に記憶されていることを条件として、第2記憶領域R2の異なる仕向け値及び当該異なる仕向け値に対応付けて記憶されたPDTCを上書きするため、たとえOBD法規に応じて4つ以上の記憶領域を確保しなくてはならない場合であっても、不必要な記憶内容を削除しながら仕向け値及びPDTCを記憶させることができるようになり、不揮発性メモリ5の第2記憶領域R2を有効に活用できる。
(他の実施形態)
前述実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形または拡張が可能である。
「第1記憶手段」は、不揮発性メモリ5内の所定領域に設けた形態を示したが、不揮発性メモリ5内に設けなくても良く、他の記憶領域(例えばRAM4、SRAM8内)に設けても良い。また、CPU2がステップS101において異常の有無を判定する形態を示したが、他のECUなどから異常の有無を受け付けてS102以降の処理を行う形態に適用しても良い。
図面中、1は車両用電子制御装置、2はCPU(適否判定手段)、2bはPDTC記憶判定部(PDTC記憶判定手段)、2cはPDTC出力判定部(PDTC出力判定手段)、2dは上書き部(上書き手段)を示す。

Claims (4)

  1. パーマネントダイアグ情報(以下,PDTC)を不揮発的に記憶可能な不揮発性メモリ(5)と、
    現在の仕向け先を現在の仕向け値として記憶する第1記憶手段(R1)と、
    前記第1記憶手段に記憶された現在の仕向け値に応じて前記不揮発性メモリに記憶されたPDTCが当該不揮発性メモリへの記憶に適しているか否かを判定する適否判定手段(2)と、を備え、
    前記適否判定手段は、前記PDTCが不揮発性メモリへの記憶に適していないと判定したときにはPDTCの出力を不可と判定するPDTC出力判定手段(2c)を備えることを特徴とする車両用電子制御装置。
  2. 請求項1記載の車両用電子制御装置において、
    前記適否判定手段(2)は、前記第1記憶手段に記憶された現在の仕向け値が車両の製造検査工程である旨を示すデフォルト値となる仕向け値であることを条件として、前記不揮発性メモリに記憶されるPDTCとして適していないと判定し、前記不揮発性メモリに記憶不可と判定するPDTC記憶判定手段(2b)をさらに備えることを特徴とする車両用電子制御装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用電子制御装置において、
    前記不揮発性メモリ(5)は、PDTCと、前記PDTCが記憶される時点の前記第1記憶手段の仕向け値とを対応付けて記憶する第2記憶手段(R2)を備え、
    前記適否判定手段(2)のPDTC出力判定手段(2c)は、前記第1記憶手段に記憶された現在の仕向け値と一致しない前記第2記憶手段(R2)の仕向け値に対応付けられたPDTCを前記不揮発性メモリに記憶されるPDTCとして適していないと判定し、当該PDTCの出力を不可と判定することを特徴とする車両用電子制御装置。
  4. 請求項3記載の車両用電子制御装置において、
    前記第1記憶手段の現在の仕向け値を前記PDTCと対応付けて前記不揮発性メモリの第2記憶手段に記憶させるときに、前記第1記憶手段の現在の仕向け値と異なる仕向け値が前記第2記憶手段に記憶されていることを条件として、前記第2記憶手段の異なる仕向け値及び当該異なる仕向け値に対応付けて記憶されたPDTCを上書きする上書き手段(2d)をさらに備えることを特徴とする車両用電子制御装置。
JP2014082743A 2014-04-14 2014-04-14 車両用電子制御装置 Active JP6156242B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014082743A JP6156242B2 (ja) 2014-04-14 2014-04-14 車両用電子制御装置
US14/669,053 US9460569B2 (en) 2014-04-14 2015-03-26 Vehicular electronic control apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014082743A JP6156242B2 (ja) 2014-04-14 2014-04-14 車両用電子制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015202764A JP2015202764A (ja) 2015-11-16
JP6156242B2 true JP6156242B2 (ja) 2017-07-05

Family

ID=54265516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014082743A Active JP6156242B2 (ja) 2014-04-14 2014-04-14 車両用電子制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9460569B2 (ja)
JP (1) JP6156242B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4066499B2 (ja) 1998-03-26 2008-03-26 株式会社デンソー 電子制御装置,電子制御システムおよび適合判断方法
JP4813549B2 (ja) * 2006-03-14 2011-11-09 三菱電機株式会社 車載機器
JP4914692B2 (ja) * 2006-11-02 2012-04-11 日立オートモティブシステムズ株式会社 自動車用制御装置
JP2008281353A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Toyota Motor Corp 車載地図表示装置及び地図データ記憶装置並びに地図データのデータ構造
EP2026288A3 (en) * 2007-08-03 2010-11-24 Denso Corporation Electronic control system and method for vehicle diagnosis
JP4552982B2 (ja) * 2007-08-03 2010-09-29 株式会社デンソー 電子制御装置
JP4506868B2 (ja) * 2008-04-23 2010-07-21 株式会社デンソー 電子制御装置
JP5272507B2 (ja) * 2008-05-12 2013-08-28 株式会社デンソー 電子制御装置
JP5129791B2 (ja) * 2009-07-23 2013-01-30 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両用制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20150294512A1 (en) 2015-10-15
JP2015202764A (ja) 2015-11-16
US9460569B2 (en) 2016-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4065790B2 (ja) 車載電子制御装置
JP4539757B2 (ja) 電子制御装置
JP4803168B2 (ja) 車両用情報記憶装置
US6401163B1 (en) Apparatus and method for rewriting data from volatile memory to nonvolatile memory
US20090187305A1 (en) Method of detecting manipulation of a programmable memory device of a digital controller
US8095263B2 (en) Electronic control unit and vehicle control system
US8190321B2 (en) Electronic control unit with permission switching
CN102016536A (zh) 车辆用控制装置
JP6432356B2 (ja) 電子制御装置
JP4475345B2 (ja) 電子制御装置
US20100299023A1 (en) Electronic control unit and vehicle control system
JP6435880B2 (ja) 電子制御装置
JP4001088B2 (ja) 電子制御装置
US7869917B2 (en) Vehicle control apparatus and control method of same
JP6156242B2 (ja) 車両用電子制御装置
US11361600B2 (en) Method for authenticating a diagnostic trouble code generated by a motor vehicle system of a vehicle
US20180208136A1 (en) Electronic control device for vehicles
US9256993B2 (en) Electronic control apparatus
WO2011077519A1 (ja) 情報管理装置、及び情報管理方法
JP2005338955A (ja) 電子制御装置
JP2013151220A (ja) 車載制御装置
JP2004151021A (ja) 車両用故障診断装置
JP7172748B2 (ja) 電子制御装置及び検査システム
JP3644058B2 (ja) 車載エンジンの電子制御装置及びeepromのデータ再書込制御装置
JPH09161493A (ja) 書換え可能な不揮発性メモリの管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170522

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6156242

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250