JP6155879B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
本明細書では、許容する位置ずれ量を把握しつつ位置ずれ補正用パターンの形成条件を設定できる技術を開示する。
また、本明細書では、許容する濃度ずれ量を把握しつつ濃度ずれ補正用パターンの形成条件を設定できる技術を開示する。
また、上記画像形成装置によると、受け付けられたサンプル画像が表す位置ずれ量が大きいほど位置ずれ補正用パターンの形成に用いる着色剤の量を少なくするので、受け付けられたサンプル画像が表す位置ずれ量が大きい場合に、着色剤を多く用いることによって位置ずれが精度よく補正される位置ずれ補正用パターンが形成されることによって着色剤が過剰に用いられてしまうことを抑制できる。
上記画像形成装置によると、サンプル画像は一方の色の画像に対して他方の色の画像の位置が回転軸方向にずれている。回転軸方向は回転むらの影響を受け難いので、回転方向にずれている場合に比べ、本来表すべき位置ずれ量とは異なる位置ずれ量を表すサンプル画像が形成されてしまうことを抑制できる。
上記画像形成装置によると、サンプル画像を黄色以外の色で形成するので、人が位置ずれ量を把握し難くなってしまうことを抑制できる。
また、上記の画像形成装置によると、許容する濃度ずれ量を把握しつつ濃度ずれ補正用パターンの形成条件を設定できる。
実施形態1を図1ないし図9によって説明する。
(1)プリンタの構成
先ず、図1を参照して、実施形態1に係る画像形成装置としてのプリンタ1の構成について説明する。プリンタ1はC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(黄)、K(黒)の4色のトナーを用いて印刷用紙などの被記録媒体にカラー画像を印刷する直接転写タンデム方式のカラーレーザプリンタである。トナーは着色剤の一例である。
筐体10は上方に向かって開口する開口13を有する略箱状に形成されており、開口13を開閉する開閉カバー11が連結されている。
用紙収容部20は、印刷用紙Mが積載される用紙トレイ21を有している。
ベルトユニット32は、駆動ローラ33、従動ローラ34、駆動ローラ33と従動ローラ34とに掛け回されている無端状の搬送ベルト35、駆動ローラ33を回転駆動する図示しない駆動モータなどを備えている。搬送ベルト35は回転体の一例である。
露光部41は、複数のLEDが主走査方向に直線状に配列されたLEDヘッド41aを有している。露光部41は制御部80(図2参照)から出力された画像信号に従ってそれらのLEDを発光させることにより、感光体ドラム42cの外周面を露光する。
カートリッジフレーム42aはプリンタ1に着脱可能に装着されている。カートリッジフレーム42aには、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(黄)、K(黒)の4色のトナーカートリッジ60(60C、60M、60Y、60K)が着脱可能に装着される。
帯電器42bによって感光体ドラム42cの外周面が帯電された後、露光部41から出射された光によって感光体ドラム42cの外周面が露光されることにより、感光体ドラム42cの外周面に静電潜像が形成される。感光体ドラム42cの外周面に形成された静電潜像はトナーカートリッジ60から供給されるトナーによって現像され、感光体ドラム42cの表面にトナー像が担持される。
トナー像が熱定着された印刷用紙Mは、開閉カバー11によって構成されている排紙トレイ上に排出される。
次に、図2を参照して、プリンタ1の電気的構成について説明する。プリンタ1は、制御部80、搬送部30、画像形成部40、操作部81、記憶部82、左側光学センサ70L、右側光学センサ70Rなどを備えて構成されている。搬送部30、画像形成部40、左側光学センサ70L、及び、右側光学センサ70Rについては前述した通りであるので説明は省略する。
記憶部82はハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性のメモリを用いて各種のプログラムやデータを記憶する装置である。記憶部82にはユーザ管理テーブル90(図3参照)、補正用パターン印刷条件、CMYK各色について、画像形成部40の画像印刷位置を示す数値などが記憶されている。記憶部82は記憶装置の一例である。
次に、図3を参照して、記憶部82に記憶されているユーザ管理テーブル90について説明する。ユーザ管理テーブル90には各ユーザのユーザ情報が登録される。ユーザ情報はユーザID、許容度、及び、累積印刷回数からなる情報である。
累積印刷回数はそのユーザが印刷を実行させた累積の回数である。ユーザが印刷を実行させるとCPU80aはそのユーザの累積印刷回数に1を加算する。
プリンタ1では駆動モータの回転による振動や搬送ベルト35の回転による振動などにより、画像形成部40によって印刷される画像の位置が本来印刷されるべき位置からずれる所謂位置ずれが生じる。位置ずれ補正はその位置ずれを補正するための処理である。
そして、CPU80aは、CMYK各色について、記憶部82に記憶されている画像印刷位置を示す数値を、検出した位置ずれ量に応じて書き換える。これにより、主走査方向及び副走査方向の位置ずれが補正される。主走査方向及び副走査方向の位置ずれの補正は画像形成動作の補正の一例である。
次に、図5を参照して、前述した許容度、すなわち許容する位置ずれ量について説明する。CPU80aはサンプル画像110を印刷用紙Mに印刷させることによってユーザから許容度の設定を受け付ける。サンプル画像110は互いに色が異なる二つの画像からなる画像であり、一方の色の画像に対する他方の色の画像の主走査方向の相対的な位置によって主走査方向の位置ずれ量を表している。図5に示す例の場合は「ABC」という文字列が一つの画像である。
また、各サンプル画像110の左側にはそのサンプル画像110の画像番号111が印刷される。
ユーザは印刷されたサンプル画像110を参照して自身が許容する位置ずれ量を決定する。そして、ユーザは操作部81を操作して、当該決定した位置ずれ量を表すサンプル画像110の画像番号111を選択する。
具体的には、画像番号111として3を選択した場合は許容度として高が登録され、画像番号111として2又は4を選択した場合は許容度として中が登録され、画像番号111として1又は5を選択した場合は許容度として低が登録される。
次に、補正用パターン印刷条件について説明する。補正用パターン印刷条件は、位置ずれ補正を実行する頻度、位置ずれ補正用パターン100を構成するマークの数、当該マークの主走査方向の幅などを規定するものである。補正用パターン印刷条件は形成条件の一例である。
ここで、位置ずれ補正を実行する頻度は、位置ずれ補正用パターン100を印刷する頻度と言い換えることができる。実施形態1では、補正用パターン印刷条件として、位置ずれ補正用パターン100を印刷する頻度を例に説明する。
例えば許容度として高が設定されている場合は、CPU80aは設定枚数として100を設定し、中が設定されている場合は500を設定し、低が設定されている場合は1000を設定する。
例えばユーザが許容度として高を選択したとする。そして、累積の印刷枚数が100を超えると高に対応する位置ずれ量よりも大きくなることが実験によって確認されたとする。この場合は高に対応する設定枚数として100以下の枚数が設定される。
同様に、1000を設定した場合は、ユーザが許容する位置ずれ量より大きくならない範囲で、500を設定した場合に比べて位置ずれ補正用パターン100を印刷する頻度が1/2に抑制される。
複数のユーザがプリンタ1を共有する場合、各ユーザが異なる許容度を選択すると、CPU80aは何れの許容度に従って設定枚数を設定すればよいか判断できない。
そこで、CPU80aは、ユーザ毎に累積印刷回数を計数し、累積印刷回数が最も多いユーザIDに対応付けられている許容度に対応する印刷枚数を補正用パターン印刷条件として設定する。詳しくは後述するが、この設定は印刷ジョブが表す画像を印刷する毎に行われる。
次に、制御プログラムを実行するCPU80aによって実行される処理についてより具体的に説明する。
先ず、図6を参照して、許容度受付処理について説明する。本処理はユーザが操作部81を操作してサンプル画像110の印刷指示を入力すると開始される。サンプル画像110の印刷指示は出力指示の一例である。また、CPU80aが操作部81を介してユーザからサンプル画像110の印刷指示を受け付ける処理は出力指示受付処理の一例である。
S103では、CPU80aは画像形成部40を制御して印刷用紙Mにサンプル画像110を印刷させる。S103は出力処理の一例である。
S105では、CPU80aはユーザ管理テーブル90においてS101で取得したユーザIDと同じユーザIDが登録されているユーザ情報の許容度に、S104で受け付けた画像番号に対応する許容度を登録する。S105は記憶処理の一例である。
次に、図7を参照して、画像印刷処理について説明する。本処理はパーソナルコンピュータ(PC)や携帯情報端末などの外部の装置から通信ネットワークを介してCPU80aが印刷ジョブを受信すると開始される。CPU80aが通信ネットワークを介して印刷ジョブを受信する処理は形成指示受付処理の一例である。ここで、印刷ジョブにはユーザIDが格納されているものとする。
S203では、CPU80aは「印刷を指示したユーザに応じた位置ずれ補正処理」を実行する。この処理についての説明は後述する。
S204では、CPU80aは画像形成部40を制御して印刷ジョブが表す画像を印刷用紙Mに印刷させる。S204は画像形成制御処理の一例である。
S206では、CPU80aはユーザ管理テーブル90において印刷ジョブに格納されているユーザIDと同じユーザIDが登録されているユーザ情報の累積印刷回数に1を加算する。S206は計数処理の一例である。
S210では、CPU80aは位置ずれ補正フラグをオフにする。
次に、図8を参照して、S203で実行される「印刷を指示したユーザに応じた位置ずれ補正処理」について説明する。「印刷を指示したユーザに応じた位置ずれ補正処理」は、印刷される画像の位置ずれ量が、印刷ジョブを送信したユーザに対応付けられている許容度に対応する位置ずれ量より大きくなってしまわないようにするための処理である。
S302では、CPU80aはS301で読み出したユーザIDと同じユーザIDが登録されているユーザ情報に許容度が登録されているか否かを判断し、登録されている場合(302:YES)はS303に進み、登録されていない場合(S302:No)はS304に進む。
なお、S301で読み出したユーザIDと同じユーザIDが登録されているユーザ情報がユーザ管理テーブル90に登録されていない場合もある。その場合は、CPU80aはS301で読み出したユーザIDがユーザ管理テーブル90に登録されていないとしてS304に進むものとする。
S304では、CPU80aはROM80bからデフォルトの許容度を読み出す。
S305では、CPU80aは現時点で画像形成部40に画像を印刷させたとした場合の位置ずれ量を推定する。具体的には、前述したように累積の印刷枚数が増えるとそれだけ振動する機会が多くなるので、位置ずれ量も大きくなる。つまり、累積の印刷枚数と位置ずれ量とには正の相関がある。そこで、CPU80aは累積の印刷枚数から現時点における位置ずれ量を推定する。
S307では、CPU80aは位置ずれ補正を実行する。
次に、図9を参照して、S207で実行される補正用パターン印刷条件設定処理について説明する。
S401では、CPU80aはユーザ管理テーブル90から累積印刷回数が最も多いユーザIDを選択する。
S403では、CPU80aはS402で読み出した許容度が高であるか否かを判断し、高である場合(S403:YES)はS404に進み、中及び低のいずれか一方である場合(S403:NO)はS405に進む。
S405では、CPU80aはS402で読み出した許容度が中であるか否かを判断し、中である場合(S405:YES)はS406に進み、低である場合(S405:NO)はS407に進む。
S406では、CPU80aは設定枚数として500を設定する。
S407では、CPU80aは設定枚数として1000を設定する。
許容できる位置ずれ量をユーザに選択させる場合、高、中、低などのように位置ずれ量の大きさを表す文字を選択肢として表示すると、ユーザはそれらが具体的にどの程度の位置ずれ量であるかを直感的に把握し難い。
プリンタ1によると、二つの画像の相対的な位置のずれによって位置ずれ量を表すサンプル画像110を印刷するので、ユーザは許容する位置ずれ量を把握しつつ補正用パターン印刷条件を設定できる。
次に、実施形態2を図10ないし図12によって説明する。
前述した実施形態1に係るプリンタ1は、ユーザからサンプル画像110の印刷指示が入力されると、サンプル画像110を印刷する前に位置ずれ補正を実行する。これに対し、実施形態2に係るプリンタ1は、ユーザからサンプル画像110の印刷指示が入力されると、位置ずれ補正を実行することなくサンプル画像110を印刷する。
位置ずれ補正を実行することなくサンプル画像110を印刷すると、サンプル画像110の印刷指示を入力してからサンプル画像110の印刷が完了するまでのユーザの待ち時間を短縮できる。
図10を参照して、複数の位置ずれ量検出用画像について説明する。ここで、以降の説明では図10において左側をマイナス側、右側をプラス側として説明する。
位置ずれ量検出用画像120は互いに色が異なる二つの画像の相対的な位置のずれによって位置ずれ量を表す画像である。なお、図10では一部の位置ずれ量検出用画像についてのみ符号を付している。
具体的には例えば、位置ずれ量検出用画像120aは二つの画像の位置が完全に一致している。位置ずれ量検出用画像120aよりも搬送方向下流側の位置ずれ量検出用画像120は下流側に行くにつれて一方の色の画像に対する他方の色の画像の位置ずれ量が右側に1ドットずつ大きくなっている。位置ずれ量検出用画像120aよりも搬送方向上流側の位置ずれ量検出用画像120は上流側に行くにつれて一方の色の画像に対する他方の色の画像の主走査方向の位置ずれ量が左側に1ドットずつ大きくなっている。
このような位置ずれが生じている状態で、ユーザがサンプル画像110eの画像番号である5を選択したとする。この場合、一方の色に対して他方の色の画像が主走査方向の右側に4ドットずれると、サンプル画像110eは一方の色の画像の位置と他方の色の画像の位置とが一致している画像となる。すなわち、ユーザは許容する位置ずれ量として0ドットを選択したことになる。
そこで、実施形態2に係るCPU80aは、サンプル画像110の画像番号に加えて、ユーザから一方の色の画像の位置と他方の色の画像の位置とが一致している位置ずれ量検出用画像120のドット数の選択を受け付ける。
先ず、実施形態2に係るユーザ管理テーブル90について説明する。実施形態2に係るユーザ管理テーブル90は、実施形態1に係るユーザ管理テーブル90の許容度に替えて、サンプル画像110の画像番号に対応する位置ずれ量と選択されたドット数が表す位置ずれ量との相対的位置ずれ量が登録される。
次に、実施形態2に係る補正用パターン印刷条件について説明する。実施形態2では補正用パターン印刷条件として、位置ずれ補正用パターン100を印刷するトナーの量を例に説明する。
具体的には、位置ずれをある程度精度よく補正すれば、印刷枚数が設定枚数に達する前に位置ずれ量が1に達しないようにすることができる。相対的位置ずれ量が1の場合に印刷される位置ずれ補正用パターンは、そのように印刷枚数が設定枚数に達する前に位置ずれ量が1に達しない程度に位置ずれが精度よく補正されるものであるとする。印刷枚数が設定枚数に達しても位置ずれ量が1より大きくならないマークの数やマークの主走査方向の幅は実験などによって適宜に決定することができる。
図11を参照して、相対的位置ずれ量受付処理について説明する。相対的位置ずれ量受付処理は実施形態1の許容度受付処理に替えて実行される処理である。
S501では、CPU80aはサンプル画像110の印刷指示を入力したユーザのユーザIDを取得する。
S503では、CPU80aはサンプル画像110の画像番号の選択を受け付けるための画面を操作部81に表示させる。そして、CPU80aはユーザによって画像番号が選択されたか否かを一定時間間隔で判断し、選択された場合はS105に進む。S503は第1の受付処理の一例である。
S505では、CPU80aはS503で受け付けたサンプル画像110の画像番号とS504で受け付けたドット数とから相対的位置ずれ量を算出する。
すなわち、CPU80aはS503で受け付けたサンプル画像110の画像番号とS504で受け付けたドット数が表す位置ずれ量との相対的位置ずれ量を表すサンプル画像110が受け付けられたとみなし、そのサンプル画像110が表す位置ずれ量を登録する。
次に、図12を参照して、実施形態2に係る補正用パターン印刷条件設定処理について説明する。
S601では、CPU80aはユーザ管理テーブル90から累積印刷回数が最も多いユーザIDを抽出する。
S602では、CPU80aはユーザ管理テーブル90からS601で抽出したユーザIDに対応付けられている相対的位置ずれ量を読み出す。
以上説明したプリンタ1によると、相対的位置ずれ量が表す位置ずれ量が大きいほど位置ずれ補正用パターン100の印刷に用いるトナーの量を少なくするので、相対的位置ずれ量が表す位置ずれ量が大きい場合、すなわちユーザが許容する位置ずれ量が大きい場合に、トナーを多く用いることによって位置ずれが精度よく補正される位置ずれ補正用パターン100が印刷されることによってトナーが過剰に多く用いられてしまうことを抑制できる。
次に、実施形態3を図13によって説明する。
前述した実施形態1では一つの位置ずれ補正用パターン100を用いて主走査方向の位置ずれ量も副走査方向の位置ずれ量も補正する場合を例に説明した。これに対し、実施形態3に係るCPU80aは、主走査方向の位置ずれ補正を行うための位置ずれ補正用パターン100と、基準色に対する他の色の副走査方向の相対的な位置ずれ量を補正するための位置ずれ補正用パターン100とを別々に印刷し、それぞれ独立して位置ずれ量を補正する。
そして、CPU80aは、主走査方向の位置ずれ量を補正する位置ずれ補正用パターン印刷条件と、副走査方向の位置ずれ量を補正する位置ずれ補正用パターン印刷条件とを独立して設定する。これにより、主走査方向の位置ずれ補正と副走査方向の位置ずれ補正とが別々のタイミングで独立して実行される。
実施形態3はその他の点において実施形態2と実質的に同一である。
上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
例えば、CPU80aは、ユーザが操作部81を操作してサンプル画像110の印刷指示を入力すると、サンプル画像110としてサンプル画像110cだけを印刷し、許容する位置ずれ量としてサンプル画像110cが表す位置ずれ量を設定するか否かをユーザに選択させる画面を操作部81に表示させてもよい。そして、ユーザが許容する位置ずれ量として設定する選択をした場合はサンプル画像110cが表す位置ずれ量に対応する許容度をユーザ管理テーブル90に登録し、許容する位置ずれ量として設定しないという選択をした場合は、サンプル画像110bを印刷してもよい。このように、許容する位置ずれ量をユーザが選択するまでサンプル画像110を一つずつ順に印刷してもよい。
Claims (11)
- 回転体と、
複数の色の着色剤を用いて前記回転体に画像を形成する画像形成部と、
前記回転体に形成された画像を測定するセンサと、
操作部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
予め設定されている形成条件に基づいて前記画像形成部を制御して前記回転体に位置ずれ補正用パターンを形成させ、形成された前記位置ずれ補正用パターンを前記センサに測定させる測定処理と、
前記測定処理によって測定された測定値を用いて、前記画像形成部の画像形成動作を補正する補正処理と、
互いに色が異なる複数の画像の相対的な位置によって位置ずれ量を表すサンプル画像を出力させる出力処理と、
前記操作部を介して、前記出力処理によって出力された前記サンプル画像に対する選択を受け付ける第1の受付処理と、
前記第1の受付処理によって受け付けられた選択に応じて、前記サンプル画像が表す位置ずれ量が大きいほど前記位置ずれ補正用パターンの形成が抑制される前記形成条件を設定する設定処理と、
を実行する、画像形成装置であって、
前記制御部は、前記出力処理において、前記画像形成部を制御して複数の前記サンプル画像を被記録媒体に形成させる、画像形成装置であって、
前記制御部は、前記出力処理において、前記画像形成部を制御して互いに異なる前記位置ずれ量を表す複数の前記サンプル画像を形成させる、画像形成装置であって、
前記制御部は、
前記操作部を介して前記サンプル画像の出力指示を受け付ける出力指示受付処理を実行し、
前記出力指示受付処理によって前記出力指示が受け付けられた場合に、前記出力処理を実行し、
前記出力処理において、前記サンプル画像と、互いに色が異なる二つの画像の相対的な位置のずれによって位置ずれ量を表す複数の位置ずれ量検出用画像とを前記被記録媒体に形成させ、
前記出力処理によって出力された前記複数の位置ずれ量検出用画像の中から前記操作部を介していずれかの前記位置ずれ量検出用画像の選択を受け付ける第2の受付処理と、
を実行し、
前記設定処理において、前記第1の受付処理によって受け付けられた前記サンプル画像が表す位置ずれ量と前記第2の受付処理によって受け付けられた前記位置ずれ量検出用画像が表す位置ずれ量との相対的位置ずれ量より小さい位置ずれ量となる範囲で前記形成条件を設定する、画像形成装置。 - 回転体と、
複数の色の着色剤を用いて前記回転体に画像を形成する画像形成部と、
前記回転体に形成された画像を測定するセンサと、
操作部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
予め設定されている形成条件に基づいて前記画像形成部を制御して前記回転体に位置ずれ補正用パターンを形成させ、形成された前記位置ずれ補正用パターンを前記センサに測定させる測定処理と、
前記測定処理によって測定された測定値を用いて、前記画像形成部の画像形成動作を補正する補正処理と、
二色を用いるサンプル画像であって、一方の色の画像と他方の色の画像との相対的な位置によって前記一方の色の画像と前記他方の色の画像との相対的な位置ずれ量を表すサンプル画像を出力させる出力処理と、
前記操作部を介して、前記出力処理によって出力された前記サンプル画像に対する選択を受け付ける第1の受付処理と、
前記第1の受付処理によって受け付けられた選択に応じて、選択された前記サンプル画像が表す前記一方の色の画像と前記他方の色の画像との相対的な位置ずれ量が大きいほど前記位置ずれ補正用パターンの形成が抑制される前記形成条件を設定する設定処理と、
を実行する、画像形成装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置であって、
前記サンプル画像は文字列である、画像形成装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記制御部は、前記設定処理において、前記第1の受付処理によって受け付けられた前記サンプル画像が表す前記位置ずれ量が大きいほど、前記位置ずれ補正用パターンを形成する頻度が少ない前記形成条件を設定すること、及び、当該受け付けられたサンプル画像が表す前記位置ずれ量が大きいほど、前記位置ずれ補正用パターンの形成に用いる着色剤の量が少ない前記形成条件を設定することの少なくとも一方を実行する、画像形成装置。 - 請求項2に記載の画像形成装置であって、
前記制御部は、前記出力処理において、前記画像形成部を制御して複数の前記サンプル画像を被記録媒体に形成させる、画像形成装置。 - 請求項5に記載の画像形成装置であって、
前記制御部は、前記出力処理において、前記画像形成部を制御して互いに異なる前記位置ずれ量を表す複数の前記サンプル画像を形成させる、画像形成装置。 - 請求項6に記載の画像形成装置であって、
前記制御部は、前記出力処理において、前記画像形成部を制御して前記回転体の回転軸方向に前記位置ずれ量の異なる前記サンプル画像を形成させる、画像形成装置。 - 請求項6又は請求項7に記載の画像形成装置であって、
前記制御部は、前記出力処理において、前記一方の色と前記他方の色として、黄色以外の色の着色剤を用いて前記サンプル画像を形成させる、画像形成装置。 - 請求項5乃至請求項8のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記制御部は、
前記操作部を介して前記サンプル画像の出力指示を受け付ける出力指示受付処理と、
前記出力指示受付処理によって前記出力指示が受け付けられた場合に、前記測定処理、及び、前記補正処理を実行し、その後に前記出力処理を実行する、画像形成装置。 - 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記制御部は、
前記操作部を介してユーザから前記サンプル画像の出力指示を受け付ける出力指示受付処理と、
前記第1の受付処理で受け付けられた前記サンプル画像が表す位置ずれ量と前記出力指示を行ったユーザとを対応付けて記憶装置に記憶させる記憶処理と、
画像を形成する画像形成指示を受け付ける形成指示受付処理と、
前記形成指示受付処理によって前記画像形成指示が受け付けられた場合に、前記画像形成部を制御して、前記画像形成指示によって形成が指示された画像を被記録媒体に形成させる画像形成制御処理と、
前記画像形成指示を受け付けた回数をユーザ毎に計数する計数処理と、
を実行し、
前記設定処理において、前記画像形成指示を受け付けた回数が最も多いユーザに対応付けられている位置ずれ量より小さい位置ずれ量となる範囲で前記形成条件を設定する、画像形成装置。 - 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記制御部は、
前記操作部を介してユーザから前記サンプル画像の出力指示を受け付ける出力指示受付処理と、
前記第1の受付処理で受け付けられた前記サンプル画像が表す位置ずれ量と前記出力指示を行ったユーザとを対応付けて記憶装置に記憶させる記憶処理と、
画像を形成する画像形成指示を受け付ける形成指示受付処理と、
前記形成指示受付処理によって前記画像形成指示が受け付けられた場合に、前記画像形成部を制御して、前記画像形成指示によって形成が指示された画像を被記録媒体に形成させる画像形成制御処理と、
現時点で前記画像形成部に画像を形成させた際の推定位置ずれ量が、前記画像形成指示を行ったユーザと対応付けて前記記憶装置に記憶されている前記サンプル画像が示す位置ずれ量よりも大きいと判断した場合、前記画像形成指示に基づく画像の形成前に、前記測定処理を実行する、画像形成装置。
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