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JP6150738B2 - 加熱冷却式シート - Google Patents

加熱冷却式シート Download PDF

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JP6150738B2
JP6150738B2 JP2014020376A JP2014020376A JP6150738B2 JP 6150738 B2 JP6150738 B2 JP 6150738B2 JP 2014020376 A JP2014020376 A JP 2014020376A JP 2014020376 A JP2014020376 A JP 2014020376A JP 6150738 B2 JP6150738 B2 JP 6150738B2
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Description

本発明は、ペルチェ素子によってシートクッションを加熱又は冷却する加熱冷却式シートに関する。
シートが室内に設置されている場合には、室内の冷暖房装置によって、シートに着座する人の快適性を高めることが可能である。しかし、冷暖房装置は大型であって使用場所も限られる。これに対して近年、シートの設置場所にかかわらず着座する人の快適性を高めることが可能な加熱冷却装置を備えた、加熱冷却式シートの開発が進められている。該加熱冷却装置は、シート自体に組み込まれるので、簡単な構成でしかも小型軽量であることが求められる。この点を解決するために、該加熱冷却装置にペルチェ素子を採用した技術の開発が進められている。この種の加熱冷却式シートは、例えば特許文献1によって知られている。
特許文献1で知られている加熱冷却式シートの加熱冷却装置は、複数のペルチェ素子と、該ペルチェ素子に結合されたシート状の熱伝導部材とから成る。該ペルチェ素子及び該熱伝導部材は、シートクッションと該シートクッションを被覆する表皮との間に配置される。該複数のペルチェ素子は、該シートクッション内に点在して配置、つまり、該シートクッションに形成されている溝部に配置される。しかし、特許文献1の加熱冷却装置は、シートクッションの着座面と表皮との間に複数のペルチェ素子が配置されるので、いわゆる、ごつごつ感が残り、座り心地性を高めるには、改良の余地がある。
これに対し、ペルチェ素子をシートクッションの下部に配置することによって、座り心地性を高めることが考えられる。その場合には、ペルチェ素子に結合された熱伝導部材は、シートクッションの着座面の近傍まで延びることになる。
熱伝導部材は、例えば次の手順によって、シートクッションに設けられる。先ず、シートクッションのクッション材に、上下貫通した貫通孔を開ける。次に、ペルチェ素子に結合された熱伝導部材を、該貫通孔に通す。次に、該貫通孔を通った該熱伝導部材の上端部を、着座面の近傍(シートクッションの表皮の近傍)に配置する。
しかし、シートクッションのクッション材に貫通孔を開けるには、特殊な加工を施すことになるので、工数が嵩む。つまり、加熱冷却式シートを製造する時間がかかるとともに、製造コストが増す。
また、シートクッションの表皮は、柔軟性を有しているので、例えば人が着座した場合に、クッション材に対して横ずれを起こしやすい。このため、該熱伝導部分を、該表皮に接着等によって固着する必要がある。従って、固着工程が必要であり、加熱冷却式シート製造コストが増す要因となる。
特開2006−122588号公報
本発明は、シートの座り心地性を高めるとともに、加熱冷却式シートの製造コストを抑制することができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明によれば、ペルチェ素子と、該ペルチェ素子に結合された熱伝導部材とによって、シートクッションを加熱又は冷却する加熱冷却式シートにおいて、前記熱伝導部材は、該シートクッションに対し着座面とは反対側であって前記シートクッションの幅方向中央に位置するペルチェ素子設置部と、前記シートクッションのなかの前記着座面に近接して前記ペルチェ素子設置部に対して前記シートクッションの幅方向両側に位置する左右のシート熱伝導部と、前記ペルチェ素子設置部と前記シート熱伝導部との間に位置し、前記ペルチェ素子設置部と前記シート熱伝導部との間で熱を伝える左右の熱伝達部とによって、1組を構成するとともに、可撓性を有している、一体品であり、前記ペルチェ素子設置部は、前記ペルチェ素子を設置するための素子設置面を有し、前記シートクッションは、前記素子設置面を外部に露出しつつ、発泡成形により、前記シートクッションのなかの平面視着座可能な範囲に前記熱伝導部材を埋設した発泡成形体によって構成されていることを特徴とする加熱冷却式シートが提供される。
請求項2に係る発明によればペルチェ素子と、該ペルチェ素子に結合された熱伝導部材とによって、シートクッションを加熱又は冷却する加熱冷却式シートにおいて、前記シートクッションを支持するための左右の支持フレームを有し、前記熱伝導部材は、該シートクッションに対し着座面とは反対側に位置したペルチェ素子設置部と、前記シートクッションのなかの前記着座面に近接して位置したシート熱伝導部と、前記ペルチェ素子設置部と前記シート熱伝導部との間で熱を伝える熱伝達部とから成る、一体品であり、前記左右の支持フレームは、前記シートクッションの前後方向に延びており、左右のシート熱伝導部の下に位置し、前記ペルチェ素子設置部は、前記ペルチェ素子を設置するための素子設置面を有し、前記シートクッションは、前記素子設置面を外部に露出しつつ、発泡成形により、前記シートクッションのなかの平面視着座可能な範囲に前記熱伝導部材を埋設した発泡成形体によって構成されていることを特徴とする加熱冷却式シートが提供される
請求項に記載のごとく、好ましくは、前記熱伝導部材の温度を検出する温度センサを、更に有し、該温度センサは、前記ペルチェ素子設置部に設けられている。
請求項に記載のごとく、好ましくは、前記ペルチェ素子を加熱又は冷却するときの設定温度を設定する温度設定部と、前記設定温度に従って、前記ペルチェ素子の温度を制御するための制御部とを、更に有し、該制御部は、前記設定温度と前記温度センサの検出温度との偏差が、予め設定されている所定の偏差基準値を超えていると判断した場合には、予め設定されている補正温度を前記設定温度に一時的に付加し、前記設定温度と前記補正温度との和の値に一時的に従って前記ペルチェ素子の温度を制御する構成である。
請求項1に係る発明では、熱伝導部材のペルチェ素子設置部は、シートクッションに対し着座面とは反対側に位置するとともに、ペルチェ素子を設置するための素子設置面を有する。該熱伝導部材のシート熱伝導部は、シートクッションのなかの着座面に近接して位置する。つまり、比較的固い該ペルチェ素子は、シートクッションに対して着座面とは反対側に位置することによって、該着座面から離れている。このため、該着座面に、いわゆる「ごつごつ感」がないので、シートの座り心地性を高めることができる。
さらに、請求項1に係る発明では、該シートクッションは、発泡成形により、該熱伝導部材を埋設した発泡成形体によって構成されている。該熱伝導部材のなかの、ペルチェ素子設置部とシート熱伝導部との間で熱を伝える熱伝達部は、該シートクッションの発泡成形時に、該シートクッションの内部に埋設される。このため、シートクッションのクッション材に、熱伝達部を通すための貫通孔を開ける必要はない。
また、該シートクッションの着座面に近接し且つ埋設されたシート熱伝導部は、クッション材(発泡成形体)や表皮に対して位置ずれを起こすことがない。このため、該シート熱伝導部を、該表皮に接着等によって固着する必要はない。
従って、クッション材に孔加工を施す工程や、表皮にシート熱伝導部を固着する工程は、不要である。これらの工程がないので、加熱冷却式シートを製造する時間を短縮できるとともに、製造コストを抑制することができる。
このように、請求項1に係る発明では、シートの座り心地性を高めるとともに、加熱冷却式シートの製造コストを抑制することができる。さらには、該熱伝導部材のなかの、該素子設置面は、該シートクッションから外部に露出している。このため、該熱伝導部材が該シートクッションに埋設されているにもかかわらず、該シートクッションを制作後に、該素子設置面に対してペルチェ素子を容易に且つ確実に設置することができる。
さらに、請求項に係る発明では、1組の熱伝導部材は、シートクッションの幅方向中央に位置するペルチェ素子設置部と左右のシート熱伝導部と左右の熱伝達部とによって構成される。該シートクッションの幅方向中央には、左右のシート熱伝導部が位置しない。しかも、該1組の熱伝導部材は可撓性を有している。このため、該熱伝導部材が該シートクッションに埋設されているにもかかわらず、該シートクッションの着座面のなかの、幅方向中央は撓みやすい。つまり、該着座面における、シートクッションのクッション性を、十分に確保することができる。従って、シートの座り心地性を、より高めることができる。
請求項2に係る発明では、熱伝導部材のペルチェ素子設置部は、シートクッションに対し着座面とは反対側に位置するとともに、ペルチェ素子を設置するための素子設置面を有する。該熱伝導部材のシート熱伝導部は、シートクッションのなかの着座面に近接して位置する。つまり、比較的固い該ペルチェ素子は、シートクッションに対して着座面とは反対側に位置することによって、該着座面から離れている。このため、該着座面に、いわゆる「ごつごつ感」がないので、シートの座り心地性を高めることができる。
さらに、請求項2に係る発明では、該シートクッションは、発泡成形により、該熱伝導部材を埋設した発泡成形体によって構成されている。該熱伝導部材のなかの、ペルチェ素子設置部とシート熱伝導部との間で熱を伝える熱伝達部は、該シートクッションの発泡成形時に、該シートクッションの内部に埋設される。このため、シートクッションのクッション材に、熱伝達部を通すための貫通孔を開ける必要はない。
また、該シートクッションの着座面に近接し且つ埋設されたシート熱伝導部は、クッション材(発泡成形体)や表皮に対して位置ずれを起こすことがない。このため、該シート熱伝導部を、該表皮に接着等によって固着する必要はない。
従って、クッション材に孔加工を施す工程や、表皮にシート熱伝導部を固着する工程は、不要である。これらの工程がないので、加熱冷却式シートを製造する時間を短縮できるとともに、製造コストを抑制することができる。
このように、請求項2に係る発明では、シートの座り心地性を高めるとともに、加熱冷却式シートの製造コストを抑制することができる。さらには、該熱伝導部材のなかの、該素子設置面は、該シートクッションから外部に露出している。このため、該熱伝導部材が該シートクッションに埋設されているにもかかわらず、該シートクッションを制作後に、該素子設置面に対してペルチェ素子を容易に且つ確実に設置することができる。
さらに、請求項に係る発明では、該シートクッションを支持するための左右の支持フレームは、該シートクッションの前後方向に延びるとともに、該左右のシート熱伝導部の下に位置している。つまり、シートクッションの幅方向中央には、該支持フレームが位置していない。このため、該シートクッションの着座面のなかの、幅方向中央は撓みやすい。つまり、着座面における、シートクッションのクッション性を、十分に確保することができる。従って、シートの座り心地性を、より高めることができる。
請求項に係る発明では、熱伝導部材の温度を検出する温度センサは、ペルチェ素子設置部に設けられている。このため、シートクッションのクッション材に、該温度センサを設けるための孔を開ける必要はない。該クッション材に孔加工を施す工程がないので、加熱冷却式シートを製造する時間を短縮できるとともに、製造コストを抑制することができる。
請求項に係る発明では、制御部は、温度設定部によって設定された設定温度と温度センサの検出温度との偏差が、所定の偏差基準値を超えていると判断した場合には、予め設定されている補正温度を該設定温度に一時的に付加し、設定温度と補正温度との和の値(一時的な目標設定温度)に、一時的に従って、ペルチェ素子の温度を制御する。このように、あえて大きい偏差を一時的に設定することによって、シートクッションの着座面を急速に設定温度に近づけることができる。従って、シートに着座する人の快適性を、一層高めることができる。
本発明に係る加熱冷却式シートの斜視図である。 図1に示される加熱冷却式シートを前上方から見た斜視図である。 図1に示される加熱冷却式シートをシート正面から見て着脱ユニットを組み付けた構成の断面図である。 図3に示される着脱ユニットの斜視図である。 図3に示されるシートクッションの製造方法を説明する説明図である。 図5に示されるシートクッションの製造方法の変形例を説明する説明図である。 本発明に係る加熱冷却式シートのペルチェ素子の温度を制御する温度制御装置の回路図である。
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。
実施例に係る加熱冷却式シートについて、図面に基づき説明する。図1及び図2に想像線によって表されている加熱冷却式シート10は、シートクッション11とシートバック12とから成る。該加熱冷却式シート10は、例えば自動車等の車両に搭載されている。該加熱冷却式シート10のことを、以下「シート10」と略称する。なお、シートバック12の有無は任意である。
図1に示されるように、シートクッション11の上面11a、つまり着座面11aを上から見たときに、シートバック12によって遮られていない範囲11bは、人Mn(図3参照)が着座することが可能な部位である。以下、該範囲11bのことを適宜「シートクッション11のなかの平面視着座可能な範囲11b」又は「着座可能な部位11b」という。
図3に示されるように、シートクッション11は、クッション材21と、該クッション材21を覆う表皮22とから成る。該クッション材21は発泡成形体、例えばウレタンフォームによって構成されている。以下、該クッション材21のことを、適宜「発泡成形体21」と言い換える。該表皮22は、柔軟性を有した薄膜によって構成されている。
図2及び図3に示されるように、該シート10は、シートクッション11を支持するための左右の支持フレーム23,23を有する。詳しく述べると、該左右の支持フレーム23,23は、シートクッション11の前後方向に延びて、該シートクッション11の下面11cを支持している。
該シート10は、シートクッション11の内部に埋設された加熱冷却装置30を備えている。該加熱冷却装置30は、1つ又は複数のペルチェ素子31と、該ペルチェ素子31に結合された1組又は複数組の熱伝導部材32とによって、シートクッション11を加熱又は冷却するものである。例えば、該加熱冷却装置30は、4つのペルチェ素子31と4組の熱伝導部材32とから成る。図1及び図2に示されるように、該4つのペルチェ素子31と該4組の熱伝導部材32とは、シートクッション11に前後方向に一列に配列されている。
図1及び図3に示されるように、該各ペルチェ素子31は、電力を熱に変換する周知の熱電変換素子であって、電流を流す極性を変えることにより冷却と加熱とに切り替わる特性を有している。該各ペルチェ素子31は、厚みが均一な平面視略矩形状(正方形を含む)に形成されている。該各ペルチェ素子31は、シートクッション11に対して着座面11aとは反対側、つまり該シートクッション11の下面11c側に位置するとともに、シートクッション11のなかの平面視着座可能な範囲11b(図1参照)に配置されている。例えば、該各ペルチェ素子31は、シートクッション11の平面視略中央(幅方向中央)に位置している。さらに、該各ペルチェ素子31の上面31aには、平板状の熱伝導板33が重ねられ且つ結合されている。
図1及び図3に示されるように、該熱伝導部材32は、熱伝導性が良好で、しかも柔軟性(可撓性)を有している部材、例えば平編み銅線によって構成されている。該平編み銅線は、予め設定された所定の幅且つ厚みを有した、帯状に形成されている。該帯状の各熱伝導部材32は、平べったい帯面を上下方向に向けているとともに、該シートクッション11を正面から見て、概ね略逆ハット状となるように折り曲げ形成された状態で、該シートクッション11内に埋設されている。
詳しく述べると、該各熱伝導部材32は、該シートクッション11に対し着座面11aとは反対側に位置したペルチェ素子設置部41と、該シートクッション11のなかの着座面11aに近接して位置したシート熱伝導部42,42と、ペルチェ素子設置部41とシート熱伝導部42,42との間で熱を伝える熱伝達部43,43とから成る、一体品である。
つまり、該各熱伝導部材32は、シートクッション11の幅方向中央に位置する1つのペルチェ素子設置部41と、該ペルチェ素子設置部41に対してシートクッション11の幅方向両側に位置する左右のシート熱伝導部42,42及び左右の熱伝達部43,43とによって、1組を構成する。
該ペルチェ素子設置部41は、平面視略矩形状(正方形を含む)に形成された水平な平板状の部分であり、ペルチェ素子31を設置するための素子設置面41aを有する。該素子設置面41aは、該ペルチェ素子設置部41の下面のことであって、平坦面に形成されており、例えば該シートクッション11の下面11cに対して面一(略面一を含む。つまり実質的に面一)に位置している。従って、該素子設置面41aは、該シートクッション11から外部に露出している。このため、該熱伝導部材32が該シートクッション11に埋設されているにもかかわらず、該シートクッション11を制作後に、該素子設置面41aに対してペルチェ素子31を容易に且つ確実に設置することができる。
該ペルチェ素子31は、該素子設置面41aに対して直接的に又は間接的に設置されている。該間接的な取り付けの場合には、例えば該ペルチェ素子31の上面31aに、平板状の熱伝導板33が重ねられ且つ結合される。該熱伝導板33は、該素子設置面41aに対して、下から重ねられ且つボルト44によって取り付けられる。この結果、該ペルチェ素子31は、該素子設置面41aに間接的に取り付けられる。
該左右の熱伝達部43,43は、該ペルチェ素子設置部41の幅方向両端から上方へ傾斜しつつ延びている。該左右の熱伝達部43,43は、該ペルチェ素子設置部41から上方へ延びるにつれて互いに離反する方向に、且つシートクッション11の幅方向外側に傾斜している。
このように、該左右の熱伝達部43,43が該ペルチェ素子設置部41から着座面11aへ向かって傾斜しつつ延びているので、着座面11aから熱伝導部材32へ作用した垂直荷重を水平荷重に、分散することができる。従って、シート10に着座した人Mnの体重が着座面11aから熱伝導部材32へ作用しても、該熱伝導部材32や、該熱伝導部材32とペルチェ素子31との結合部分の耐久性を維持することができる。しかも、熱伝導部材32が傾斜しているので、シートクッション11の柔軟性を十分に確保することができる。この結果、シート10の座り心地性を一層高めることができる。
該左右のシート熱伝導部42,42は、該左右の熱伝達部43,43の上端から着座面11aに沿って、シートクッション11の幅方向外側へ延び、クッション材21の上面21aと表皮22との間に位置している。このため、ペルチェ素子31から熱伝導部材32へ伝わった熱を、該左右のシート熱伝導部42,42から着座面11aへ直接的に且つ広範囲に伝えることができる。従って、シート10に着座した人Mnを広範囲に冷却又は加熱することができるので、快適性を十分に高めることができる。
このように、1組の熱伝導部材32は、シートクッション11の幅方向中央に位置するペルチェ素子設置部41と左右のシート熱伝導部42,42と左右の熱伝達部43,43とによって構成される。しかも、該1組の熱伝導部材32は可撓性を有している。このため、該熱伝導部材32が該シートクッション11に埋設されているにもかかわらず、該シートクッション11の着座面11aのなかの、幅方向中央は撓みやすい。つまり、該着座面11aにおける、シートクッション11のクッション性を、十分に確保することができる。従って、シート10の座り心地性を、より高めることができる。
該ペルチェ素子設置部41の上面には、平板状且つ平面視略矩形状の当て板45(裏板45)が、重ねられ且つ結合されている。このため、可撓性を有している該ペルチェ素子設置部41の剛性を、当て板45によって確保することができる。
該当て板45は、該当て板45の縁から板面に沿って外方へ放射状に延びる複数(例えば3つ)の位置決め脚部46を有する。該複数の位置決め脚部46は、該シートクッション11を成形するときに、該シートクッション11に対する位置決めをするための部材である。
なお、該「結合」には接着、ハンダ付け、溶着、溶接、ビス止め、ボルト止め、カシメを含む。以下の説明においても、該「結合」の構成は同じである。
該左右のシート熱伝導部42,42のなかの、シートクッション11の幅方向外側の両端は、下方へ折り返された左右の縁部42a,42aを有する。該左右の縁部42a,42aには、補強板47が重ねられ且つ結合されている。このため、可撓性を有している該左右のシート熱伝導部42,42の剛性を、補強板47によって確保することができる。
図3に示されるように、該ペルチェ素子31の下面には、熱伝導部材51(熱伝達部材51)が重ねられ且つ結合されている。該熱伝導部材51は、該ペルチェ素子31から伝わった熱を外部へ効率よく放散するものであり、例えば、熱伝導性の良好な板材、例えば銅板やアルミニウム板によって構成されるとともに、大きい面積の平板状に形成される。
該熱伝導部材51は、ヒートシンクによって構成することができる。以下、該熱伝導部材51のことを、適宜「ヒートシンク51」と言うことにする。
図2及び図4に示されるように、該ヒートシンク51は、シートクッション11のシート前後方向に細長い部材であって、シート前後長さと略同じ長さに設定されている。このため、該ヒートシンク51には、長手方向(シート前後方向)に複数のペルチェ素子31を1列に配列することが可能である。
さらに、図3及び図4に示されるように、該ヒートシンク51は、多数の伝熱フィン51aの開放端を、閉鎖板52によって閉鎖されることにより、送風路53を形成している。該送風路53には、冷却ファン54が接続されている。このような構成とすることによって、ヒートシンク51から外気への熱放散効率を、一層高めることができる。
図2及び図3に示されるように、上記左右の支持フレーム23,23は、該各熱伝導部材32のなかの、左右のシート熱伝導部42,42の下に位置している。つまり、シートクッション11の幅方向中央には、該左右の支持フレーム23,23が位置していない。このため、該シートクッション11の着座面11aのなかの、幅方向中央は撓みやすい。つまり、着座面11aにおける、シートクッション11のクッション性を、十分に確保することができる。従って、シート10の座り心地性を、より高めることができる。
図3に示されるように、該左右の支持フレーム23,23には、左右のブラケット61,61が設けられている。該左右のブラケット61,61には、該ヒートシンク51の上面51bが下から重ねられ且つボルト62によって取り外し可能に取り付けられている。
図3及び図4に示されるように、該複数のペルチェ素子31と該ヒートシンク51との集合体は、着脱ユニット50を構成する。シート10に加熱冷却装置30を組み付けるには、先ず、シートクッション11に埋設されている熱伝導部材32の素子設置面41aに、熱伝導板33を下から重ねる。このときに、ヒートシンク51の上面51bは左右のブラケット61,61の下面61a,61aに重なる。次に、左右のブラケット61,61にヒートシンク51をボルト62によって取り付ける。
最後に、ヒートシンク51に形成されている上下貫通したボルト逃げ孔51cからボルト44を挿通して、該ペルチェ素子設置部41に熱伝導板33をボルト44によって取り付ける。この場合に、該ペルチェ素子設置部41の上面に位置している当て板45に、該ボルト44をねじ込むことにより、当て板45と熱伝導板33とによって該ペルチェ素子設置部41を挟み込んでいる。この結果、該素子設置面41aにペルチェ素子31を堅固に取り付けることができる。これで、組立作業を完了する。
シート10の組立後に、シートクッション11に着脱ユニット50を組み付け可能なので、シート10に対する加熱冷却装置30の組み付けが容易である。
図3に示されるように、シートクッション11は、素子設置面41aを外部に露出しつつ、発泡成形により、シートクッション11のなかの平面視着座可能な範囲11b(図1参照)に熱伝導部材32を埋設した発泡成形体21(クッション材21)によって構成されている。
図3に示されるように、熱伝導部材32の温度を検出する温度センサ71を有する。該温度センサ71は、ペルチェ素子設置部41の近傍に位置するとともに、熱伝導板33に取り付けられている。該熱伝導板33がペルチェ素子設置部41に取り付けられることにより、該温度センサ71は、ペルチェ素子設置部41に設けられる。従って、該温度センサ71は、熱伝導部材32の温度を直接に又は間接的に検出することができる。
このように、該温度センサ71は、ペルチェ素子設置部41に対して直接的に又は間接的に設けられている。このため、シートクッション11のクッション材21に、該温度センサ71を設けるための孔を開ける必要はない。該クッション材21に孔加工を施す工程がないので、加熱冷却式シート10を製造する時間を短縮できるとともに、製造コストを抑制することができる。
次に、シートクッション11を製造する手順について説明する。先ず、図5(a)に示されるように、成形型のなかの固定型81の凹部81aに表皮22を上下逆向きにしてセットする(第1工程)。
次に、固定型81の凹部81aに熱伝導部材32を上下逆向きにしてセットする(第2工程)。この結果は図5(b)に示される。該固定型81の凹部81aに熱伝導部材32をセットしたときに、複数の位置決め脚部46の先端が固定型81の内面に接することにより、固定型81に対する熱伝導部材32の位置が必然的に決まる。
次に、図5(b)に示されるように、該固定型81の凹部81aにウレタン樹脂の溶液Lqを注入する(第3工程)。
次に、図5(c)に示されるように、該固定型81に可動型82を合わせてキャビティを形成する(第4工程)。
次に、ウレタン樹脂の溶液Lqを発泡させることによって、図5(d)に示されるように、シートクッション11のクッション材21(発泡成形体21)を成形する(第5工程)。この結果、内部に熱伝導部材32を埋設したクッション材21が完成する。
図6は、シートクッション11の製造方法の変形例を示している。該変形例の熱伝導部材32は、上記図5(a)に示される複数の位置決め脚部46を廃止し、その代わりに該ペルチェ素子設置部41の該素子設置面41aに永久磁石84を仮り止めしている。
該変形例のシートクッション11を製造する手順では、可動型82が、前記永久磁石84が吸着可能な磁性体によって構成される。上記第1工程乃至第3工程は、図5(a),(b)に示される手順と同じである。
図6(a)に示される第4工程において、固定型81に可動型82を合わせてキャビティを形成する。このときに、図6(b)に示されるように、永久磁石84は磁性体から成る可動型82に吸着する。この結果、固定型81に対する熱伝導部材32の位置が必然的に決まる。
次に、ウレタン樹脂を発泡させることによって、上記図5(d)に示される工程と同様に、シートクッション11のクッション材21(発泡成形体21)を成形する(第5工程)。この結果、内部に熱伝導部材32を埋設したクッション材21が完成する。その後に可動型82を開いて、固定型81から該クッション材21を取り出す。そして、該素子設置面41aから永久磁石84を取り外す(第6工程)。
次に、加熱冷却装置30の作用を説明する。図3に示されるように、ペルチェ素子31は、例えば上面31aが発熱作用をするとともに下面31bが吸熱作用をしている。該上面31aから発せられた熱は、熱伝導板33から素子設置面41aを通して、ペルチェ素子設置部41、左右の熱伝達部43,43、左右のシート熱伝導部42,42の経路を経て着座面11aに伝わる。このため、シート10に着座している人Mnの臀部及び太腿が暖められる。
その後、該ペルチェ素子31に流す電流の極性を変えることにより、該ペルチェ素子31は冷却作用と加熱作用とが切り替わる。つまり、ペルチェ素子31は、上面31aが吸熱作用をするとともに下面31bが発熱作用をする。着座面11aの熱は、左右のシート熱伝導部42,42、左右の熱伝達部43,43、ペルチェ素子設置部41を経て、素子設置面41aから熱伝導板33を通してペルチェ素子31の上面31aに伝わる。一方、ペルチェ素子31の下面31bから放散された熱は、ヒートシンク51(熱伝導部材51)から大気に放散される。このため、シート10に着座している人Mnの臀部及び太腿が冷やされる。
次にシート10の制御回路について説明する。図7に示されるように、シート10は温度制御装置70を有する。該温度制御装置70は、前記1つ又は複数のペルチェ素子31と前記冷却ファン54と前記温度センサ71と温度設定部72と制御部73と駆動回路74と冷暖房切替え部75とを含む。
該温度設定部72は、ペルチェ素子31を加熱又は冷却するときの設定温度Tsを、手動操作によって任意の値に設定するものである。該制御部73は、設定温度Tsに従って、該ペルチェ素子31の温度を制御するものであって、該駆動回路74に制御信号を発する。該駆動回路74は、該制御部73の制御信号に従って該ペルチェ素子31に電力を供給するものである。該冷暖房切替え部75は、該駆動回路74から該ペルチェ素子31へ供給する電流の極性を、手動操作によって変えるものである。該冷却ファン54は、冷房制御の場合に該制御部73から制御信号を受けて回転する。
シート10を加熱する場合には、該冷暖房切替え部75を暖房側の極性に切り替えるとともに、該温度設定部72の設定温度Tsを任意の加熱温度に設定する。該制御部73は、該温度設定部72によって設定された設定温度Tsと該温度センサ71によって検出された熱伝導部材32の温度Td(検出温度Td)との偏差Tvrを解消するように、該駆動回路74を介して該ペルチェ素子31へ供給する電力値を制御する。この結果、該熱伝導部材32を設定温度Tsに加熱することができる。ここで、偏差Tvrは、次式によって示される。
Tvr=|Ts−Td|
また、暖房の場合には、該制御部73は、冷却ファン54を停止制御する。該冷却ファン54を停止することによって、該ペルチェ素子31による熱伝導部材32の加熱効率が高まる。
シート10を冷却する場合には、該冷暖房切替え部75を冷房側の極性に切り替えるとともに、該温度設定部72の設定温度Tsを任意の冷却温度に設定する。該制御部73は、該温度設定部72によって設定された設定温度Tsと該温度センサ71の検出温度Tdとの該偏差Tvrを解消するように、該駆動回路74を介して該ペルチェ素子31へ供給する電力値を制御する。この結果、該熱伝導部材32を設定温度Tsに冷却することができる。また、冷房の場合には、該制御部73は、冷却ファン54を駆動制御する。該冷却ファン54を駆動することによって、ヒートシンク51の冷却効率が高まる。
さらに、該制御部73は、該偏差Tvrが、予め設定されている所定の偏差基準値Tvsを超えている(Tvr>Tvs)と判断した場合には、偏差Tvrを減少させるように予め設定されている補正温度Tcを該設定温度Tsに一時的に付加し、該設定温度Tsと該補正温度Tcとの和の値Ttに従って、ペルチェ素子31の温度を制御する構成である。該和の値Tt(つまり、Tt=Ts+Tc)のことを、以下、適宜「一時的な目標設定温度Tt」ということにする。該偏差基準値Tvs及び該補正温度Tcについては、シート10が使用される条件を考慮して設定される。
このように、あえて大きい偏差Tvrを一時的に設定することによって、シートクッション11の着座面11aを急速に該設定温度Tsに近づけることができる。従って、シート10に着座する人Mnの快適性を、一層高めることができる。
例えば、環境温度(シート10の周囲の温度)が低いときに、ペルチェ素子31によってシートクッション11を加熱し始めたときには、設定温度Ts(以下、「当初の設定温度Ts」という)を高く設定することが多い。該当初の設定温度Tsと検出温度Tdとの偏差Tvrは大きいので、所定の偏差基準値Tvsを超える。制御部73は、検出温度Tdを当初の設定温度Tsに急速に近づけるように、つまり偏差Tvrを急速に減少させるように、当初の設定温度Tsに補正温度Tcを一時的に付加することによって、該当初の設定温度Tsの値を一時的に上げる。該一時的に上がった該当初の設定温度Ttの値のことを、一時的な目標設定温度Ttという。
該一時的な目標設定温度Ttは、温度設定部72によって設定された当初の設定温度Tsよりも、補正温度Tc分だけ高温である。つまり、該一時的な目標設定温度Ttと検出温度Tdとの偏差Tvrは、一時的に大きくなる。あえて、該偏差Tvrを一時的に大きくすることによって、制御部73は、ペルチェ素子31の温度を高温にするように制御する。この結果、検出温度Tdは当初の設定温度Tsに急速に近づく。該当初の設定温度Tsと該検出温度Tdとの偏差Tvrは、該偏差基準値Tvs内に入る。この時点において、制御部73は、当初の設定温度Tsに従ってペルチェ素子31の温度を制御する。
上記実施例の説明をまとめると、次の通りである。図3に示されるように、熱伝導部材32のペルチェ素子設置部41は、シートクッション11に対し着座面11aとは反対側に位置するとともに、ペルチェ素子31を設置するための素子設置面41aを有する。該熱伝導部材32のシート熱伝導部42,42は、シートクッション11のなかの着座面11aに近接して位置する。つまり、比較的固いペルチェ素子31は、シートクッション11に対して着座面11aとは反対側に位置することによって、着座面11aから離れている。しかも、熱伝導部材32は可撓性の部材である。このため、着座面11aに、いわゆる「ごつごつ感」がないので、シート10の座り心地性を高めることができる。
さらには、ペルチェ素子31は、シートクッション11のなかの平面視着座可能な範囲11bに配置されている。熱伝導部材32は、ペルチェ素子31からシートクッション11内の平面視着座可能な範囲11bを通り、着座面11aへ向かって延びている。つまり、ペルチェ素子31及び熱伝導部材32の両方が、シートクッション11のなかの平面視着座可能な範囲11bに位置することになる。このため、ペルチェ素子31から着座面11aまでの、熱伝導部材32の熱伝導の経路が短くてすむ。
このように、シート10の座り心地性を高めるとともに、ペルチェ素子31から着座面11aへ熱を伝える熱伝導効率を高めることができる。
本発明の加熱冷却式シート10は、用途を問わずに、また屋内、屋外を問わずに利用可能である。例えば、該加熱冷却式シート10は、自動車や自動二輪車等の車両、フォークリフトやクレーン車等の産業用車両に搭載するのに好適である。また、該加熱冷却式シート10は、住宅、事務所、店舗等の室内においてイスやソファーとして使用するのに好適である。また、該加熱冷却式シート10は、ペット用マットとして使用するのに好適である。
10 加熱冷却式シート
11 シートクッション
11a 着座面
21 クッション材(発泡成形体)
23 支持フレーム
30 加熱冷却装置
31 ペルチェ素子
32 熱伝導部材
41 ペルチェ素子設置部
41a 素子設置面
42 シート熱伝導部
43 熱伝達部
71 温度センサ
72 温度設定部
73 制御部

Claims (4)

  1. ペルチェ素子と、該ペルチェ素子に結合された熱伝導部材とによって、シートクッションを加熱又は冷却する加熱冷却式シートにおいて、
    前記熱伝導部材は、該シートクッションに対し着座面とは反対側であって前記シートクッションの幅方向中央に位置するペルチェ素子設置部と、前記シートクッションのなかの前記着座面に近接して前記ペルチェ素子設置部に対して前記シートクッションの幅方向両側に位置する左右のシート熱伝導部と、前記ペルチェ素子設置部と前記シート熱伝導部との間に位置し、前記ペルチェ素子設置部と前記シート熱伝導部との間で熱を伝える左右の熱伝達部とによって、1組を構成するとともに、可撓性を有している、一体品であり、
    前記ペルチェ素子設置部は、前記ペルチェ素子を設置するための素子設置面を有し、
    前記シートクッションは、前記素子設置面を外部に露出しつつ、発泡成形により、前記シートクッションのなかの平面視着座可能な範囲に前記熱伝導部材を埋設した発泡成形体によって構成されていることを特徴とする加熱冷却式シート。
  2. ペルチェ素子と、該ペルチェ素子に結合された熱伝導部材とによって、シートクッションを加熱又は冷却する加熱冷却式シートにおいて、
    前記シートクッションを支持するための左右の支持フレームを有し、
    前記熱伝導部材は、該シートクッションに対し着座面とは反対側に位置したペルチェ素子設置部と、前記シートクッションのなかの前記着座面に近接して位置したシート熱伝導部と、前記ペルチェ素子設置部と前記シート熱伝導部との間で熱を伝える熱伝達部とから成る、一体品であり、
    前記左右の支持フレームは、前記シートクッションの前後方向に延びており、左右のシート熱伝導部の下に位置し、
    前記ペルチェ素子設置部は、前記ペルチェ素子を設置するための素子設置面を有し、
    前記シートクッションは、前記素子設置面を外部に露出しつつ、発泡成形により、前記シートクッションのなかの平面視着座可能な範囲に前記熱伝導部材を埋設した発泡成形体によって構成されていることを特徴とする加熱冷却式シート。
  3. 前記熱伝導部材の温度を検出する温度センサを、更に有し、
    該温度センサは、前記ペルチェ素子設置部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の加熱冷却式シート。
  4. 前記ペルチェ素子を加熱又は冷却するときの設定温度を設定する温度設定部と、
    前記設定温度に従って、前記ペルチェ素子の温度を制御するための制御部とを、更に有し、
    該制御部は、前記設定温度と前記温度センサの検出温度との偏差が、予め設定されている所定の偏差基準値を超えていると判断した場合には、予め設定されている補正温度を前記設定温度に一時的に付加し、前記設定温度と前記補正温度との和の値に一時的に従って前記ペルチェ素子の温度を制御する構成であることを特徴とする請求項記載の加熱冷却式シート。
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