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JP6145378B2 - オーブン - Google Patents

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Description

本発明は、オーブンに関する。
1枚の正面扉を有するコンベクションオーブンが開示されている(特許文献1参照)。
特開平11−193925号公報
コンベクションオーブンは、加熱庫内に熱風を送って放射熱及び対流熱により食品等の調理物を加熱調理する装置であり、庫内温度や調理時間等を設定して使用する。庫内には、熱風を強制的に循環させるためのファンを備える。また、コンベクションオーブンには、オーブン調理の他に、スチーム調理機能、オーブンとスチームの同時調理機能を有するものもある。また、コンベクションオーブンには、庫内循環ファンにより、調理のスピードアップと庫内温度分布の均一を図り、焼き性能を向上させたものもある。
加熱庫内には、調理用バットを支持するための支持部材が上下に複数段設けられており、複数の調理用バットを収容できるようになっている。従って、各調理用バットに食材をセットすることにより、一度に大量の調理を行うことができる。また、調理モード、温度及び時間を設定するだけで、調理ができることから、省力化に有効である。加熱庫内で調理するため、加熱調理時の放熱が少なく、作業者及び厨房環境を良好にすることができる。
しかしながら、上記した従来例では、食材の投入や取出しを、1枚の正面扉を開閉することで行う。正面扉を開けると加熱庫内の温度が大きく低下するため、調理中は途中で開けることはせず、調理が完了してから正面扉を開けて食材(料理)を取り出すことが行われる。従って、各段で異なる調理を行う、いわゆるバッチ調理に対応することができない。
本発明は、上記事実を考慮して、少量多品種の調理に対応できるようにすることを目的とする。
請求項1の発明(オーブン)は、調理用バットを複数段設置可能な加熱庫と、前記加熱庫の側壁に前記調理用バットの各段に対応して設けられ、前記調理用バットを夫々出し入れ可能に形成された複数の開口部と、前記開口部を通じて前記調理用バットを前記加熱庫の外側へ搬出する駆動機構と、前記開口部に開閉可能に設けられ、前記調理用バットが前記開口部を通過する際に開かれ、前記調理用バットが前記加熱庫に収容された状態及び前記加熱庫の外側へ搬出された状態において閉じられるドアと、を有する。
このオーブンでは、加熱庫に調理用バットを複数段設置可能であり、各調理用バットの出し入れを、各段に設けられた開口部を通じて別々に行うことができる。調理用バットは、駆動機構により開口部を通じて加熱庫の外側へ搬出される。開口部に設けられたドアは、調理用バットが開口部を通過する際に開かれ、調理用バットが加熱庫に収容された状態及び加熱庫の外側へ搬出された状態において閉じられる。従って、調理用バットを夫々出し入れする際の加熱庫内の熱の低下を抑制できる。このため、少量多品種の調理に対応することができる。
請求項1の発明は、前記駆動機構は、前記調理用バットを取付け可能とされ、前記開口部を通じて前記加熱庫の内側と外側を出入り可能なスライド部材と、前記スライド部材を少なくとも前記加熱庫の外側へ駆動する駆動部と、前記駆動部の作動を制御する制御部と、を有する。
このオーブンでは、スライド部材を駆動部によって、少なくとも加熱庫の外側へ駆動するので、スライド部材に取り付けられた調理用バットを自動的に加熱庫の外側へ搬出することができる。
請求項1の発明は、前記ドアが、少なくとも前記加熱庫の外側へ回動可能とされると共に閉じる方向に付勢され、前記スライド部材には、前記スライド部材が前記開口部から出る際に前記ドアを前記加熱庫の外側へ押し開くと共に、前記調理用バットが前記加熱庫から搬出された際に前記ドアが閉じることを許容するカムが設けられている。
このオーブンでは、スライド部材が開口部から出る際に、該開口部のドアが、スライド部材に設けられたカムによって加熱庫の外側へ押し開かれる。ドアは閉じる方向に付勢されているので、スライド部材が加熱庫の外側へ搬出されるとドアは閉じる。このため、調理用バットを搬出する際に、簡易な構成でドアを開閉させることができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のオーブンにおいて、前記ドアが、前記加熱庫の内側へ回動可能とされ、前記カムは、更に、前記スライド部材が前記開口部に入る際に前記ドアを前記加熱庫の内側へ押し開くと共に、前記調理用バットが前記加熱庫に収容された際に前記ドアが閉じることを許容するようになっている。
このオーブンでは、スライド部材が開口部に入る際に、該開口部のドアが、スライド部材に設けられたカムによって加熱庫の内側へ押し開かれる。ドアは閉じる方向に付勢されているので、スライド部材が加熱庫の内側へ収容されるとドアは閉じる。このため、調理用バットを収容する際に、簡易な構成でドアを開閉させることができる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のオーブンにおいて、前記制御部には、前記駆動部を作動させるタイミングを設定するためのタイマーが設けられている
このオーブンでは、タイマーを用いて駆動部を作動させて調理用バットを搬出できるので、料理を加熱し過ぎることがない。
以上説明したように、本発明に係るオーブンによれば、少量多品種の調理に対応することができる、という優れた効果が得られる。
図1から図5は、第1実施形態に係る。図1は、オーブンを示す斜視図である。 加熱庫に収容されたスライド部材、駆動機構及びドアの構造を示す断面図である。 スライド部材が加熱庫の外側へ駆動されて開口部を通過している状態を示す断面図である。 スライド部材が加熱庫から出て調理用バットが搬出された状態を示す断面図である。 スライド部材が加熱庫の内側へ駆動されて開口部に入る状態を示す断面図である。 図6及び図7は、第2実施形態に係る。図6は、加熱庫に収容されたスライド部材、駆動機構及びドアの構造を示す断面図である。 スライド部材が加熱庫から出て調理用バットが搬出された状態を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1,図2において、本実施形態に係るオーブン10は、例えばスチームコンベクションオーブンであり、加熱庫12と、開口部14と、駆動機構16と、ドア18とを有している。オーブン10としての構造や基本仕様は、公知のものと同様であるので、説明を省略する。オーブン10には、スチームコンベクションオーブン以外のオーブンも含まれる。
図1において、加熱庫12は、調理用バット22を複数段、例えば3段設置可能に構成されている。段数は2段でもよく、また4段以上であってもよい。加熱庫12の正面には、内部の清掃時等に開かれる正面ドア24が設けられている。調理用バット22の出し入れは加熱庫12の側壁26に設けられた開口部14を通じて行われるので、正面ドア24の開閉の機会は従来と比較して少ない。従って、正面ドア24のドアハンドル28は、正面ドア24の表面からの突出量が少ない、例えばフラップ式ハンドルとなっている。
開口部14は、加熱庫12の側壁26に調理用バット22の各段に対応して複数設けられ、調理用バット22を夫々出し入れ可能に形成されている。この開口部14は、例えば矩形に形成され、調理用バット22の他、後述するスライド部材30等が出入りできる開口面積を有している。
図2において、駆動機構16は、開口部14を通じて調理用バット22を加熱庫12の外側へ搬出するための機構であり、スライド部材30と、駆動部32と、制御部34とを有している。
スライド部材30は、調理用バット22を取付け可能とされ、開口部14を通じて加熱庫12の内側と外側を出入り可能に構成されている。本実施形態では、スライド部材30は、例えば、調理用バット22を載置可能なテーブルである。このスライド部材30は、レール40により支持されている。なお、スライド部材30は、スライド部材30に調理用バット22を載置する構造に限られず、例えばレール40の可動部44で調理用バット22のフランジ部22Fを直接支持する構成であってもよい。
スライド部材30の出入り方向(オーブン10の正面視で左右方向)において、スライド部材30の両端部には、縦壁部30A,30Bが設けられている。この縦壁部30A,30Bにより、スライド部材30の駆動開始時や駆動停止時における調理用バット22の落下等を抑制できるようになっている。レール40は、加熱庫12内に固定される固定部42と、該固定部42の長手方向に移動可能な可動部44を有しており、スライド部材30の移動に伴って伸縮するように構成されている。
スライド部材30の縦壁部30Bよりも更に左側には、ドア18に対するストッパ30Cが立設されている。図4に示されるように、調理用バット22が加熱庫12の外側へ搬出されたとき、ストッパ30Cにドア18が当接するようになっている。これは、ドア18が付勢力により加熱庫12内に余分に入り込むことを抑制し、開口部14の閉塞性(気密性)を高めるためである。
オーブン10の正面から見てスライド部材30の奥側端部には、カム50が設けられている。このカム50は、スライド部材30が開口部14から出る際にドア18を加熱庫12の外側へ押し開くと共に、調理用バット22が加熱庫12から搬出された際に、例えばドア18から離れて、ドア18が閉じることを許容するようになっている。このカム50は、スライド部材30が開口部14に入る際にも、ドア18を加熱庫12の内側へ押し開くと共に、調理用バット22が加熱庫12に収容された際に、例えばドア18から離れて、ドア18が閉じることを許容するようになっている。
ここで、「調理用バット22が加熱庫12から搬出される」とは、スライド部材30のうち、調理用バット22が取り付けられる部分が加熱庫12の外側へ出ることを意味する。従って、調理用バット22が実際にスライド部材30に取り付けられているかどうかは問わない。
同様に、「調理用バット22が加熱庫12に収容される」とは、スライド部材30のうち、調理用バット22が取り付けられる部分が加熱庫12の内側へ入ることを意味する。従って、調理用バット22が実際にスライド部材30に取り付けられているかどうかは問わない。
図1,図2に示されるように、カム50は、例えばスライド部材30の縦壁部30Aから縦壁部30Bまでの区間に板状に形成されており、スライド部材30の出入り方向の両端に円弧部50A,50Bが設けられ、該円弧部50A,50Bの間が直線部50Cで結ばれている。直線部50Cは、スライド部材30の出入り方向(レール40の伸縮方向)と平行であり、カム50における最も高い部分である。直線部50Cの高さ位置は、スライド部材30に取り付けられた調理用バット22よりも十分に高く、後述するドア18の上端より低くなるように設定される。これは、ドア18の開度が少なくなることによる調理用バット22上の料理とドア18との干渉を抑制すると共に、カム50がスライド部材30と共に開口部14を通過できるようにするためである。なお、カム50の形状は、上記のものに限られず、適宜変更することが可能である。
駆動部32は、スライド部材30を少なくとも加熱庫12の外側へ駆動するためのアクチュエータである。駆動部32としては、例えば、モータにより、ベルトコンベアやラック・アンド・ピニオン機構を駆動する構成が考えられる。なお、駆動部32が、スライド部材30を加熱庫12の外側へ駆動する機能だけでなく、スライド部材30を加熱庫12の内側へ駆動する機能を有していてもよい。
制御部34は、駆動部32の作動を制御するためのコンピュータやドライバ等である。制御部34には、駆動部32を作動させるタイミングを設定するためのタイマー46が設けられている。図1において、加熱庫12の左側の正面には、各段に対応した操作部48が設けられており、タイマー46の操作は該操作部48により行われるようになっている。操作部48は、表示部52と、操作ボタン54等を有し、タイマー46の操作以外にも、温度設定等の各種操作を行うことができるようになっている。
また、図2に示されるように、制御部34には、駆動部32の作動時に鳴動するブザー36が設けられている。駆動部32は、タイマー46により設定した時間が経過したときに作動する。従って、ブザー36の鳴動タイミングは、タイマー46により設定した時間が経過したときであってもよい。このブザー36の鳴動により、調理用バット22が加熱庫の外側へ搬出されたこと、つまり調理が完了したことを周囲に知らせることができるようになっている。
図1,図2において、ドア18は、開口部14に開閉可能に設けられ、調理用バット22が開口部14を通過する際に開かれ、調理用バット22が加熱庫12に収容された状態及び加熱庫12の外側へ搬出された状態において閉じられるようになっている。
図2に示されるように、ドア18は、例えば、該ドア18の上辺に設けられたヒンジ56を中心として、加熱庫12の外側及び内側へ回動可能とされる自由扉であり、ねじりコイルばね等(図示せず)によって閉じる方向に付勢されている。なお、本実施形態のように、ドア18のヒンジ56が該ドア18の上辺に設けられている場合には、必ずしもドア18が閉じる方向に付勢されている必要はない。これは、ドア18が自重により自然に閉じるためである。ヒンジ56をドア18の下辺に設ける場合には、ドア18が閉じる方向に該ドア18を付勢しておくことが必要である。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1において、本実施形態に係るオーブン10では、加熱庫12に調理用バット22を複数段設置可能であり、各調理用バット22の出し入れを、各段に設けられた開口部14を通じて別々に行うことができる。
調理用バット22は、駆動機構16におけるスライド部材30に取り付けられ、駆動機構16により開口部14を通じて加熱庫12の外側へ搬出される。具体的には、タイマー46により設定された時間が経過した時点で、制御部34が駆動部32を作動させて調理用バット22を搬出し、ブザー36を鳴動させる。スライド部材30は、駆動部32によって、少なくとも加熱庫12の外側へ駆動される。このときレール40の可動部44が、スライド部材30と共に加熱庫12の外側へ延び出し、該スライド部材30を支持する。これにより、スライド部材30に取り付けられた調理用バット22を、自動的に加熱庫12の外側へ搬出することができる。この際タイマー46を用いることにより、各々の料理に適したタイミングで調理用バット22を加熱庫12の外側へ搬出することができる。また、ブザー36の鳴動により、調理用バット22が加熱庫の外側へ搬出されたこと、つまり調理が完了したことを周囲に知らせることができる。
ここで、調理用バット22を加熱庫12の外側へ搬出する際における開口部14のドア18の作用を説明する。ドア18は、調理用バット22が開口部14を通過する際に開かれ(図3)、調理用バット22が加熱庫12に収容された状態及び加熱庫12の外側へ搬出された状態において閉じられる(図2)。具体的には、図3に示されるように、スライド部材30が開口部14から出る際には、該開口部14のドア18が、スライド部材30に設けられたカム50によって加熱庫12の外側へ押し開かれる。ドア18は、カム50の円弧部50Aに沿って接触しながら徐々に開き、直線部50Cで最大開度となる。このため、ドア18の開き方を穏やかにすることができる。
直線部50Cは、スライド部材30の出入り方向(レール40の伸縮方向)と平行であり、カム50における最も高い部分であるので、ドア18が直線部50Cに接触している間は、該ドア18の開度が最大となる。従って、調理用バット22上の料理(図示せず)とドア18との干渉を抑制することができる。
ドア18は閉じる方向に付勢されているので、図4に示されるように、調理用バット22が加熱庫12の外側へ搬出されると、ドア18がカム50から離れて閉じる。ドア18がカム50の円弧部50Bに接触している間は、該ドア18は該円弧部50Bに沿って徐々に閉じて行く。このため、ドア18の閉じ方を穏やかにすることができる。またドア18は、カム50から離れると、スライド部材30のストッパ30Cに当接して閉じた状態となる。これにより、ドア18が加熱庫12内に余分に入り込むことを抑制し、調理用バット22が搬出された状態での開口部14の閉塞性(気密性)を高めて、加熱庫12の温度低下を抑制できる。
カム50は、オーブン10の正面から見て、スライド部材30の奥側端部に設けられているので、スライド部材30に対する調理用バット22の取付け及び取外しの妨げにはならない。
次に、スライド部材30を加熱庫12内に収容する際の作用について説明する。一例として、スライド部材30には、食材(図示せず)が載せられた調理用バット22が取り付けられる。図5に示されるように、調理用バット22が取り付けられたスライド部材30は、手動又は駆動部32の駆動によって加熱庫12内に収容される。スライド部材30が開口部14に入る際には、該開口部14のドア18が、スライド部材30に設けられたカム50によって加熱庫12の内側へ押し開かれる。ドア18は、カム50の円弧部50Bに沿って接触しながら徐々に開き、直線部50Cで最大開度となる。このため、ドア18の開き方を穏やかにすることができる。
直線部50Cは、スライド部材30の出入り方向(レール40の伸縮方向)と平行であり、カム50における最も高い部分であるので、ドア18が直線部50Cに接触している間は、該ドア18の開度が最大となる。従って、調理用バット22上の食材(図示せず)とドア18との干渉を抑制することができる。
図2に示されるように、ドア18は閉じる方向に付勢されているので、スライド部材30が加熱庫12の内側へ収容されるとドア18は閉じる。調理用バット22がスライド部材30に取り付けられていなくても、スライド部材30を加熱庫12に収容する際の作用は、上記したものと同様である。
このように、本実施形態では、カム50を用いることにより、調理用バット22を加熱庫12から出し入れする際に、簡易な構成でドア18を開閉させることができる。これにより、調理用バット22を加熱庫12から出し入れする際の加熱庫12内の熱の低下を抑制できる。加えて、調理用バット22の出し入れを、各段に設けられた開口部14を通じて別々に行うことができるため、少量多品種の調理に対応することができる。従って、外食チェーン店等において、加熱時間がマニュアル化された料理を自在に調理することができる。つまり、バッチ調理に対応することができる。
この他、加熱庫12の各段に対応して、調理中に点灯し調理完了時に消灯するランプを設けてもよい。
[第2実施形態]
図6において、本実施形態に係るオーブン20では、1箇所の開口部14に、2枚のドア18,58が設けられている。ドア18は上部ドアであり、第1実施形態同様に、その上辺に設けられたヒンジ56により開閉可能に支持されている。一方、ドア58は下部ドアであり、その下辺に設けられたヒンジ60により開閉可能に支持されると共に、閉じる方向に付勢されている。ドア18の下辺とドア58の上辺とは、上下方向に近接対向し、又は部分的に重なっている。ドア58の上下寸法は、ドア18の上下寸法よりも小さく設定されている。ドア18の下辺は、スライド部材30の床面30Dよりも若干高い位置にある。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図7において、本実施形態に係るオーブン20では、調理用バット22が加熱庫12の外側へ搬出される際に、上部ドアであるドア18がヒンジ56を中心として上方へ開き、下部ドアであるドア58がヒンジ60を中心として下方へ開く。ドア18は、第1実施形態と同様に、カム50により押し開かれる。ドア58は、スライド部材30により押し開かれる。
調理用バット22が加熱庫12の外側へ搬出されると、ドア18はカム50から離れ、スライド部材30のストッパ30Cに当接して閉じる。ドア18の下辺は、スライド部材30の床面30Dよりも若干高い位置にあるので、ドア18は、スライド部材30と干渉することなく、図6に示される調理用バット22の収納状態と同じ状態まで復帰することができる。一方、ドア58は閉じずに、スライド部材30、又はレール40の可動部44に当接した状態となる。このように、1箇所の開口部14に2枚のドア18,58を設けることにより、調理用バット22が搬出された状態での開口部14の閉塞性(気密性)を高めて、加熱庫12の温度低下をより一層抑制することができる。
[他の実施形態]
駆動機構16が、スライド部材30と、駆動部32と、制御部34とを有するものとしたが、駆動機構16の構成はこれに限られず、開口部14を通じて調理用バット22を加熱庫12の外側へ搬出できるものであればよい。制御部34にタイマー46が設けられるものとしたが、タイマー46を設けない構成であってもよい。
また、カム50により押し開かれたドア18が、カム50から離れて閉じるものとしたが、カム50に接触したままドア18が閉じる構成でもよい。更に、ドア18の開閉手段としてカム50を挙げたが、ドア18の開閉手段はカム50に限られず、リンク機構やアクチュエータ等を用いてもよい。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10…オーブン、12…加熱庫、14…開口部、16…駆動機構、18…ドア、20…オーブン、22…調理用バット、26…側壁、30…スライド部材、32…駆動部、34…制御部、46…タイマー、50…カム、58…ドア

Claims (3)

  1. 調理用バットを複数段設置可能な加熱庫と、
    前記加熱庫の側壁に前記調理用バットの各段に対応して設けられ、前記調理用バットを夫々出し入れ可能に形成された複数の開口部と、
    前記調理用バットを取付け可能とされ、前記開口部を通じて前記加熱庫の内側と外側を出入り可能とされたスライド部材と、前記スライド部材を少なくとも前記加熱庫の外側へ駆動する駆動部と、前記駆動部の作動を制御する制御部と、を有し、前記開口部を通じて前記調理用バットを前記加熱庫の外側へ搬出する駆動機構と、
    前記開口部に開閉可能に設けられ、前記調理用バットが前記開口部を通過する際に開かれ、前記調理用バットが前記加熱庫に収容された状態及び前記加熱庫の外側へ搬出された状態において閉じられ、少なくとも前記加熱庫の外側へ回動可能とされると共に閉じる方向に付勢されるドアと、
    を有し、
    前記スライド部材には、前記スライド部材が前記開口部から出る際に前記ドアを前記加熱庫の外側へ押し開くと共に、前記調理用バットが前記加熱庫から搬出された際に前記ドアが閉じることを許容するカムが設けられている、
    オーブン。
  2. 前記ドアは、前記加熱庫の内側へ回動可能とされ、
    前記カムは、更に、前記スライド部材が前記開口部に入る際に前記ドアを前記加熱庫の内側へ押し開くと共に、前記調理用バットが前記加熱庫に収容された際に前記ドアが閉じることを許容する請求項1に記載のオーブン。
  3. 前記制御部には、前記駆動部を作動させるタイミングを設定するためのタイマーが設けられている請求項1または請求項2に記載のオーブン。
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