JP6145072B2 - センサーモジュールの位置の取得方法及び装置、及び、動作計測方法及び装置 - Google Patents
センサーモジュールの位置の取得方法及び装置、及び、動作計測方法及び装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6145072B2 JP6145072B2 JP2014113520A JP2014113520A JP6145072B2 JP 6145072 B2 JP6145072 B2 JP 6145072B2 JP 2014113520 A JP2014113520 A JP 2014113520A JP 2014113520 A JP2014113520 A JP 2014113520A JP 6145072 B2 JP6145072 B2 JP 6145072B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor module
- sensor
- coordinate system
- optical marker
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 12
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 title claims description 4
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 156
- 239000003550 marker Substances 0.000 claims description 147
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 59
- 230000036544 posture Effects 0.000 claims description 52
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 27
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 24
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 31
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 22
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 19
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 11
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 7
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 6
- 230000006870 function Effects 0.000 description 5
- 210000000588 acetabulum Anatomy 0.000 description 2
- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 210000000245 forearm Anatomy 0.000 description 2
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 2
- 230000002195 synergetic effect Effects 0.000 description 2
- 210000000707 wrist Anatomy 0.000 description 2
- 210000002659 acromion Anatomy 0.000 description 1
- 238000013500 data storage Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000003814 drug Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000001028 reflection method Methods 0.000 description 1
- 210000000115 thoracic cavity Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
光学式モーションキャプチャと、
少なくとも3軸ジャイロセンサーを備えたセンサーモジュールと、
を備えた動作計測において、
センサーモジュールと同一剛体上に光学式マーカーを設け、前記センサーモジュールに対する前記光学式マーカーの位置関係が記憶されており、
前記センサーモジュールの座標値を、前記位置関係と、前記光学式マーカーの座標値と、前記センサーモジュールの姿勢情報と、を用いて取得する、
センサーモジュール位置の取得方法、である。
1つの態様では、前記センサーモジュールの世界座標系における座標値を、前記位置関係、前記光学式モーションキャプチャによって取得された世界座標系における前記光学式マーカーの座標値、前記センサーモジュールのジャイロセンサーによって取得された回転情報を用いて取得した変換情報を用いて取得する。
1つの態様では、センサーモジュール座標系を世界座標系に一致させた時のセンサーモジュールの姿勢情報が得られており、前記変換情報は、前記姿勢情報と、前記センサーモジュールのジャイロセンサーによって取得された回転情報と、を用いて取得される。
前記センサーモジュールの3つ以上の異なる姿勢において、各姿勢における変換情報を、前記センサーモジュールのジャイロセンサーによって取得された回転情報を用いて取得し、
各姿勢において、前記センサーモジュールから前記光学式マーカーへの距離が同一であることを利用して取得する。
光学式モーションキャプチャと、
少なくとも3軸ジャイロセンサーを備えたセンサーモジュールと、
を備えた動作計測システムにおいて、
センサーモジュールと同一剛体上に設けた光学式マーカーと、
前記センサーモジュールに対する前記光学式マーカーの位置関係を記憶する記憶手段と、
前記センサーモジュールの座標値を、前記位置関係と、前記光学式マーカーの座標値と、前記センサーモジュールの姿勢情報と、を用いて取得する演算手段と、
を備えた、センサーモジュール位置の取得装置、である。
1つの態様では、前記演算手段は、前記センサーモジュールの世界座標系における座標値を、前記位置関係、前記光学式モーションキャプチャによって取得された世界座標系における光学式マーカーの座標値、前記センサーモジュールのジャイロセンサーによって取得された回転情報を用いて取得した変換情報を用いて取得する。
1つの態様では、当該装置は、
センサーモジュール座標系を世界座標系に一致させた時のセンサーモジュールの姿勢情報を記憶する記憶手段と、
前記姿勢情報と、前記センサーモジュールのジャイロセンサーによって取得された回転情報と、を用いて前記変換情報を計算する手段と、
を備えている。
前記センサーモジュールの3つ以上の異なる姿勢において、各姿勢における変換情報を、前記センサーモジュールのジャイロセンサーによって取得された回転情報を用いて取得する手段と、
各姿勢において、前記センサーモジュールから前記光学式マーカーへの距離が同一であることを利用して、センサーモジュール座標系における光学式マーカーの座標値を演算する手段と、
によって取得する。
光学式モーションキャプチャと、
少なくとも3軸ジャイロセンサーを備えたセンサーモジュールと、
を備えた動作計測において、
同一剛体上に1つのセンサーモジュールと1つの光学式マーカーを設け、前記センサーモジュールに対する前記光学式マーカーの位置関係が記憶されており、
前記センサーモジュールの座標値を、前記位置関係と、前記光学式モーションキャプチャによって取得された前記光学式マーカーの座標値と、前記センサーモジュールの3軸ジャイロセンサーによって取得された前記センサーモジュールの姿勢情報と、を用いて推定し、
前記剛体の位置が、前記推定されたセンサーモジュールの座標値から得られ、前記剛体の傾きが、前記センサーモジュールの3軸ジャイロセンサーによって取得された姿勢情報から得られる、
動作計測方法、である。
光学式モーションキャプチャと、
少なくとも3軸ジャイロセンサーを備えたセンサーモジュールと、
を備えた動作計測システムにおいて、
同一剛体上に設けた1つのセンサーモジュール及び1つの光学式マーカーと、
前記センサーモジュールに対する前記光学式マーカーの位置関係を記憶する手段と、
前記センサーモジュールの座標値を、前記位置関係と、前記光学式モーションキャプチャによって取得された前記光学式マーカーの座標値と、前記センサーモジュールの3軸ジャイロセンサーによって取得された前記センサーモジュールの姿勢情報と、を用いて推定する手段と、
前記剛体の位置が、前記推定されたセンサーモジュールの座標値から得られ、前記剛体の傾きが、前記センサーモジュールの3軸ジャイロセンサーによって取得された姿勢情報から得られる、
動作計測システム、である。
1つの態様では、前記センサーモジュールは、加速度センサーを含んでいる。後述する実施形態では、前記センサーモジュールは、3軸加速度センサー、3軸ジャイロスコープ、3軸地磁気センサーを備えた9軸センサーである。
1つの態様では、前記光学式マーカーは、前記センサーモジュール上に装着されている。
1つの態様では、前記光学式マーカーと前記センサーモジュールは、同一剛体上に離間して装着されている。
光学式マーカーをセンサーモジュール上に装着する場合において、一度取得した位置関係を記憶部に記憶しておけば、同一のセンサーモジュール上の同一位置に光学式マーカーを装着する場合には、記憶されている値を用いてもよい。
また、センサーモジュールの設計時に、センサーモジュールの位置(センサー座標系の原点)が取得されており、センサーモジュールの形状・寸法、センサーモジュールに装着された光学式マーカーの寸法(マーカーの中心位置)、センサーモジュールの外形に対する光学式マーカーの取付位置が判っているような場合に、センサーモジュール座標系における前記光学式マーカーの座標値を計算で精度良く取得できる場合もあり得る。
光学式マーカーとしては、赤外線反射マーカーや赤外線LEDを例示することができる。
後述する実施形態では、計算に用いられる各種情報を主として行列で示しているが、行列表現は1つの態様に過ぎないものであり、各種情報を他の表現形式で規定することが可能であることが当業者に理解される。
センサーモジュールが加速度センサーを備えている場合には、加速度データを用いて当該センサーモジュールの位置情報を取得可能であるが、その位置精度は一般に光学式モーションキャプチャに比べて劣り、光学式モーションキャプチャで取得される位置情報を用いることで、センサーモジュールの位置情報を補正し、位置精度を向上させることができる。
すなわち、マーカー側の視点から考えると、光学式マーカー1つの場合には、光学式マーカーを取り付けた剛体の方向を決定することはできないのに対して、動作計測において、ジャイロセンサーが加わることにより、光学式マーカー3個未満であっても剛体の方向を決めることができるようになり、赤外線反射マーカー等の光学式マーカーを利用した動作計測に新たな機能が追加されることになる。
[A−1]光学式モーションキャプチャシステムによる動作計測
光学式モーションキャプチャシステムは、被験者の複数の所定部位(頭、首、肩、肘、手首等)や道具等に装着した複数の光学式マーカー1(例えば、赤外線反射マーカー)と、光学式マーカー1を装着した被験者の運動を複数角度から同時に撮影する複数台のカメラ3と、各カメラ3で取得したマーカーの画像情報中のマーカーの二次元位置を再構成して当該マーカーの三次元位置を計算し、光学式マーカーの三次元位置と身体の三次元モデルから身体の各部位の三次元位置(被験者の姿勢)を取得する処理部と、計測データや計測データに基づいて計算されたデータを記憶する記憶部と、処理部による処理結果(被験者の姿勢の時系列データとして取得される運動データ)等を表示する表示部と、からなる。
センサーモジュールを用いた動作計測システムは、被験者の所定部位に装着した9軸センサー2と、9軸センサー2からの計測データを受信する受信機(図示せず)と、受信機で得られた各種データに基づく計算を実行するコンピュータ4と、から構成される。9軸センサー2は、3軸加速度センサー、3軸ジャイロスコープ、3軸地磁気センサー、制御部(MCU等)、バッテリ、無線通信機能(ブルートゥース等)を備えたセンサーモジュールである。センサーモジュールは、被験者の身体の所定部位(例えば、左上腕、右上腕、左前腕、右前腕、左手首、右手首、体幹等)や道具等に装着される。加速度データ、角速度データは、地磁気データは、各センサーモジュールが持つ通信機能を介してデータ蓄積・計算用コンピュータ4に送信され、計測データを解析し運動を再構成する。
[B−1]概要
9軸センサーはその加速度センサーにより計測された加速度データを用いて位置情報を取得することができるが、位置情報を取得するためには加速度データを2回積分した値を足し合わせていく必要があるため、誤差が累積されてしまい、位置の精度が光学式モーションキャプチャに比べて劣る傾向にある。そこで、光学式モーションキャプチャを利用して、隠れ光学式マーカー1の位置情報取得に用いられる9軸センサー2の位置精度を向上させることを考える。図3、図4に示すように、補正用の光学式マーカー1´を用意し、補正用マーカー1´と同一剛体(体節等)5上に9軸センサー2を設け、9軸センサー2に対する補正用マーカー1´の位置関係を記憶しておき、その位置関係を用いて、補正用マーカー1´の位置情報(光学式モーションキャプチャで取得する)から9軸センサー2の位置情報を取得する。図3に示す態様では、補正用マーカー1´は、所定の剛体(体節等)に設けた9軸センサー2上に装着されており、9軸センサー2を所定の剛体に取り付けることで、9軸センサー2と補正用マーカー1´は同一の剛体に設けられる。図4に示す態様では、補正用マーカー1´と9軸センサー2は、同一の剛体(体節等)5上に離間して装着されている。位置関係が一意に決定されていれば、補正用マーカー1´と9軸センサー2は、接触していても、離間していてもよい。
補正用マーカー1´を9軸センサー2と同一剛体(体節等)5に固定した状態で、9軸センサー2を回転させて9軸センサー2のジャイロセンサーを用いて回転行列を取得する。この回転情報を用いて、計測前に9軸センサー2の位置と補正用マーカー1の位置関係を決定し、記憶部に記憶しておく。計測の前に9軸センサーの位置と補正用マーカーの位置関係を決定するための計算について以下に述べる。ここで上記位置関係を規定する求めたい値は
である。
とする(この値は未知数である。)。ここでは、より精度の高い9軸センサーの位置情報を取得することを目的とし、9軸センサーの位置情報の取得に、当該9軸センサーの加速度センサーから得られる加速度データを用いない。
とする。この変換行列は、センサー座標系を世界座標系に一致させた時(較正時)の9軸センサーの姿勢情報を記憶しておき、この姿勢情報と、9軸センサーのジャイロセンサーによって時刻tnで取得された回転行列と、を用いて計算することができる。
とする。補正用マーカーの世界座標系における座標値は、光学式モーションキャプチャのカメラ画像から取得することができる。
とする。この値はセンサー座標系における補正用マーカーの位置と同義であり、この値も未知数である。
となる。この時、右辺は補正用マーカーが原点に来るように移動したときの9軸センサーの位置になる。
この連立方程式を解くことで、センサー座標系における補正用マーカーの座標値
を求めることができる。
前記センサーモジュール(9軸センサー)の3つ以上の異なる姿勢において、各姿勢における変換情報(変換行列)を、前記センサーモジュール(9軸センサー)のジャイロセンサーによって取得された回転情報(回転行列)を用いて取得し、
各姿勢において、前記センサーモジュール(9軸センサー)から前記補正用マーカーへの距離が同一であることを利用して取得する。
計算は、コンピュータ4の演算部によって実行され、計算結果は、コンピュータ4の記憶部に記憶される。
計測中に9軸センサー2の位置精度向上用に取り付けた補正用マーカー1´がカメラで撮影される時に、次のような計算を行って、9軸センサー2の座標値を計算する。計測中の補正用マーカー1´の位置から9軸センサー2の座標値を計算するときの計算式は次のようになる。
とする。
とする。この位置情報は、[B−2]で取得されている。
とする。補正用マーカーの三次元座標値は、光学式モーションキャプチャによって取得される。
とすると
より
となる。
計算は、コンピュータ4の演算部によって実行され、計算結果は、コンピュータ4の記憶部に記憶される。
変換行列Mw→sの計算の1つの態様を[D]に記載する。
[C−1]概要
本実施形態では、光学式マーカー(赤外線反射マーカー)と、ジャイロセンサーを含むセンサー(9軸センサー)を 同一剛体上に乗せるということにより、新たな機能を持つセンサーを提供するものである。すなわち、本実施形態では、9軸センサーの位置を精度よく検出でき、また、単一の赤外線反射マーカーでは剛体の方向(姿勢・向き)を検出できないのに対して、剛体の方向の検出が可能となる。9軸センサー側からの視点で見ると、光学式マーカーが新たに取り付けられることによって、「センサーの位置を精度よく決定することが難しい9軸センサーの位置精度が向上される」ことを意味し、一方、光学式マーカー側の視点で見ると、ジャイロセンサーを備えた9軸センサーを取り付けることにより、「剛体上に取りつた光学式マーカー1個では、剛体の方向を決めることができないが、ジャイロセンサーが加わることにより光学式マーカーが1個であっても剛体の方向を決めることができる」ことを意味する。
光学式モーションキャプチャと、
少なくとも3軸ジャイロセンサーを備えたセンサーモジュール(9軸センサー)と、
を備えた動作計測において、
同一剛体上に1つのセンサーモジュール(9軸センサー)と1つの光学式マーカーを設け、前記センサーモジュール(9軸センサー)に対する前記光学式マーカーの位置関係が記憶されており、
前記センサーモジュール(9軸センサー)の座標値を、前記位置関係と、前記光学式モーションキャプチャによって取得された前記光学式マーカーの座標値と、前記センサーモジュール(9軸センサー)の3軸ジャイロセンサーによって取得された前記センサーモジュール(9軸センサー)の姿勢情報と、を用いて推定し、
前記剛体の位置が、前記推定されたセンサーモジュール(9軸センサー)の座標値から得られ、前記剛体の傾きが、前記センサーモジュール(9軸センサー)の3軸ジャイロセンサーによって取得された姿勢情報から得られる。
椅子からの立ち上がりの際の体幹の動きを測定するような場合には体幹を1つの剛体として捉える必要がある。体幹を1つの剛体として捉えたいような計測の場合には、3軸の傾きを光学式マーカーのみの計測によって計測するのは難しい。通常、光学式マーカーは骨のランドマークに取り付けるが、体幹には骨がたくさんあるため、同一体節上の3つのランドマークを選択して光学式マーカーを取り付け、それによって体節の上下・左右・前後軸を決めるのが難しい。例えば、左右肩峰・第七頸椎にマーカーを取り付け、その面を水平面とすることは可能であるが、左右片峰は第七頸椎とは独立に動かすことができてしまい正確な水平面を表すことができない。また、左右胸鎖関節と第七頸椎であれば、同一剛体とみなすことはできるが、この3点から作られる平面は水平面と一致しない。
[D−1]概要
9軸センサーの座標系と世界座標系(三次元動作分析の座標系)は一致していないため、計測前に座標系を一致させるための較正作業が必要となる。計測前に図5に示すような治具6を使って、各9軸センサーの座標系と世界座標系(カメラ座標系)との間の関係を計算するための変換行列を作成する。治具6は、平面視長方形状を有し、上面60には、縦横方向に間隔を存して方形状の凹部61が形成されており、各凹部61に9軸センサー2を嵌め込むようになっている。この治具6には直角三角形の頂点を形成するように3つの光学式マーカー1A、1B、1Cが3つ設けてある。3つのマーカー1A、1B、1Cの作る直角三角形の直角の点につけられたマーカー1Aと長辺側につけられたマーカー1Bの方向を一つ目の軸とし、直角の点につけられたマーカー1Aと短辺側につけられたマーカー1Cの方向をもう一つの軸とする。この軸をそれぞれ、前後軸・左右軸とすると、9軸センサー2の前後軸・左右軸をこの治具6の前後軸・左右軸と一致するように置く。前後軸と左右軸が決まっているため、上下軸は計算により求めることができる。
あるタイミングで、光学式モーションンキャプチャによる動作計測と、9軸センサー2による動作計測を同時に行う。3つのマーカー1A、1B、1Cの座標値をそれぞれ
とし、
とするとき、
が3つのマーカー1A、1B、1Cの回転行列となる。この時に9軸センサー2から得られる回転行列をRsとする(Rsはセンサー内で直接計算されて出力される)。
は
となる。ここで、rは図5の治具を用いて行列を作成するために用いるデータを取得する参照となるフレームを意味する添え字である。
上記の行列とフレーム番号nで取得されたセンサーの回転行列を
としたとき、
フレーム番号nにおける9軸センサーのセンサー座標系から世界座標系に変換する行列
は
となり、世界座標系から9軸センサーのセンサー座標系への変換行列は
となる。
1´ 補正用の光学式マーカー
2 9軸センサー
3 カメラ
4 コンピュータ
5 剛体
Claims (12)
- 光学式モーションキャプチャと、
少なくとも3軸ジャイロセンサーを備えたセンサーモジュールと、
を備えた動作計測において、
センサーモジュールと同一剛体上に光学式マーカーを設け、前記センサーモジュールに対する前記光学式マーカーの位置関係が記憶されており、
前記センサーモジュールの座標値を、前記位置関係と、前記光学式マーカーの座標値と、前記センサーモジュールの姿勢情報と、を用いて取得するものであり、
前記位置関係を規定するセンサーモジュール座標系における前記光学式マーカーの座標値を、
前記センサーモジュールの3つ以上の異なる姿勢において、各姿勢におけるセンサーモジュール座標系から世界座標系への各変換情報を、前記センサーモジュールのジャイロセンサーによって取得された各姿勢における各回転情報を用いて取得し、
各姿勢において、前記センサーモジュールから前記光学式マーカーへの距離が同一であることを利用し、前記取得した各変換情報を用いてセンサーモジュール座標系における前記光学式マーカーの座標値を算出することで取得する、
センサーモジュール位置の取得方法。 - 前記センサーモジュールの世界座標系における座標値を、前記位置関係、前記光学式モーションキャプチャによって取得された世界座標系における前記光学式マーカーの座標値、前記センサーモジュールのジャイロセンサーによって取得された回転情報を用いて取得した変換情報を用いて取得する、
請求項1に記載のセンサーモジュールの位置の取得方法。 - センサーモジュール座標系を世界座標系に一致させた時のセンサーモジュールの姿勢情報が得られており、前記変換情報は、前記姿勢情報と、前記センサーモジュールのジャイロセンサーによって取得された回転情報と、を用いて取得される、
請求項2に記載のセンサーモジュールの位置の取得方法。 - 前記光学式マーカーは、前記センサーモジュール上に装着されている、請求項1〜3いずれか1項に記載のセンサーモジュールの位置の取得方法。
- 光学式モーションキャプチャと、
少なくとも3軸ジャイロセンサーを備えたセンサーモジュールと、
を備えた動作計測システムにおいて、
センサーモジュールと同一剛体上に設けた光学式マーカーと、
前記センサーモジュールに対する前記光学式マーカーの位置関係を取得する手段と、
前記位置関係を記憶する記憶手段と、
前記センサーモジュールの座標値を、前記位置関係と、前記光学式マーカーの座標値と、前記センサーモジュールの姿勢情報と、を用いて取得する演算手段と、
を備え、
前記位置関係を取得する手段は、
前記センサーモジュールの3つ以上の異なる姿勢において、各姿勢におけるセンサーモジュール座標系から世界座標系への各変換情報を、前記センサーモジュールのジャイロセンサーによって取得された各姿勢における各回転情報を用いて取得する手段と、
各姿勢において、前記センサーモジュールから前記光学式マーカーへの距離が同一であることを利用し、前記取得した各変換情報を用いてセンサーモジュール座標系における前記光学式マーカーの座標値を算出する手段と、
からなる、
センサーモジュール位置の取得装置。 - 前記演算手段は、前記センサーモジュールの世界座標系における座標値を、前記位置関係、前記光学式モーションキャプチャによって取得された世界座標系における光学式マーカーの座標値、前記センサーモジュールのジャイロセンサーによって取得された回転情報を用いて取得した変換情報を用いて取得する、
請求項5に記載のセンサーモジュールの位置の取得装置。 - センサーモジュール座標系を世界座標系に一致させた時のセンサーモジュールの姿勢情報を記憶する記憶手段と、
前記姿勢情報と、前記センサーモジュールのジャイロセンサーによって取得された回転情報と、を用いて前記変換情報を計算する手段と、
を備えた、請求項6に記載のセンサーモジュールの位置の取得装置。 - 前記光学式マーカーは、前記センサーモジュール上に装着されている、請求項5〜7いずれか1項に記載のセンサーモジュールの位置の取得装置。
- 光学式モーションキャプチャと、
少なくとも3軸ジャイロセンサーを備えたセンサーモジュールと、
を備えた動作計測において、
同一剛体上に1つのセンサーモジュールと1つの光学式マーカーを設け、前記センサーモジュールに対する前記光学式マーカーの位置関係が記憶されており、
前記センサーモジュールの座標値を、前記位置関係と、前記光学式モーションキャプチャによって取得された前記光学式マーカーの座標値と、前記センサーモジュールの3軸ジャイロセンサーによって取得された前記センサーモジュールの姿勢情報と、を用いて推定し、
前記剛体の位置を、前記推定されたセンサーモジュールの座標値から取得し、前記剛体の傾きを、前記センサーモジュールの3軸ジャイロセンサーによって取得された姿勢情報から取得するものであり、
前記位置関係を規定するセンサーモジュール座標系における前記光学式マーカーの座標値を、
前記センサーモジュールの3つ以上の異なる姿勢において、各姿勢におけるセンサーモジュール座標系から世界座標系への各変換情報を、前記センサーモジュールのジャイロセンサーによって取得された各姿勢における各回転情報を用いて取得し、
各姿勢において、前記センサーモジュールから前記光学式マーカーへの距離が同一であることを利用し、前記取得した各変換情報を用いてセンサーモジュール座標系における前記光学式マーカーの座標値を算出することで取得する、
動作計測方法。 - 光学式モーションキャプチャと、
少なくとも3軸ジャイロセンサーを備えたセンサーモジュールと、
を備えた動作計測システムにおいて、
同一剛体上に設けた1つのセンサーモジュール及び1つの光学式マーカーと、
前記センサーモジュールに対する前記光学式マーカーの位置関係を取得する手段と、
前記位置関係を記憶する記憶手段と、
前記センサーモジュールの座標値を、前記位置関係と、前記光学式モーションキャプチャによって取得された前記光学式マーカーの座標値と、前記センサーモジュールの3軸ジャイロセンサーによって取得された前記センサーモジュールの姿勢情報と、を用いて推定する手段と、
を備え、
前記剛体の位置が、前記推定されたセンサーモジュールの座標値から得られ、前記剛体の傾きが、前記センサーモジュールの3軸ジャイロセンサーによって取得された姿勢情報から得られ、
前記位置関係を取得する手段は、
前記センサーモジュールの3つ以上の異なる姿勢において、各姿勢におけるセンサーモジュール座標系から世界座標系への各変換情報を、前記センサーモジュールのジャイロセンサーによって取得された各姿勢における各回転情報を用いて取得する手段と、
各姿勢において、前記センサーモジュールから前記光学式マーカーへの距離が同一であることを利用し、前記取得した各変換情報を用いてセンサーモジュール座標系における前記光学式マーカーの座標値を算出する手段と、
からなる、
動作計測システム。 - 光学式モーションキャプチャと、
少なくとも3軸ジャイロセンサーを備えたセンサーモジュールと、
を備えた動作計測において、
センサーモジュールと同一剛体上に光学式マーカーを設け、
前記センサーモジュールに対する前記光学式マーカーの位置関係を規定するセンサーモジュール座標系における前記光学式マーカーの座標値を、
前記センサーモジュールの3つ以上の異なる姿勢において、各姿勢におけるセンサーモジュール座標系から世界座標系への各変換情報を、前記センサーモジュールのジャイロセンサーによって取得された各姿勢における各回転情報を用いて取得し、
各姿勢において、前記センサーモジュールから前記光学式マーカーへの距離が同一であることを利用し、前記取得した各変換情報を用いてセンサーモジュール座標系における前記光学式マーカーの座標値を算出することで取得する
センサーモジュール座標系における光学式マーカーの座標値取得方法。 - 光学式モーションキャプチャと、
少なくとも3軸ジャイロセンサーを備えたセンサーモジュールと、
を備えた動作計測システムにおいて、
センサーモジュールと同一剛体上に設けた光学式マーカーと、
前記センサーモジュールに対する前記光学式マーカーの位置関係を取得する手段と、
を備え、
前記位置関係を取得する手段は、
前記センサーモジュールの3つ以上の異なる姿勢において、各姿勢におけるセンサーモジュール座標系から世界座標系への各変換情報を、前記センサーモジュールのジャイロセンサーによって取得された各姿勢における各回転情報を用いて取得する手段と、
各姿勢において、前記センサーモジュールから前記光学式マーカーへの距離が同一であることを利用し、前記取得した各変換情報を用いてセンサーモジュール座標系における前記光学式マーカーの座標値を算出する手段と、
からなる、
センサーモジュール座標系における光学式マーカーの座標値取得装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014113520A JP6145072B2 (ja) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | センサーモジュールの位置の取得方法及び装置、及び、動作計測方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014113520A JP6145072B2 (ja) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | センサーモジュールの位置の取得方法及び装置、及び、動作計測方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015227813A JP2015227813A (ja) | 2015-12-17 |
JP6145072B2 true JP6145072B2 (ja) | 2017-06-07 |
Family
ID=54885362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014113520A Active JP6145072B2 (ja) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | センサーモジュールの位置の取得方法及び装置、及び、動作計測方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6145072B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6481635B2 (ja) | 2016-02-15 | 2019-03-13 | オムロン株式会社 | 接触判定装置、制御装置、接触判定システム、接触判定方法及び接触判定プログラム |
JP2017144492A (ja) * | 2016-02-15 | 2017-08-24 | オムロン株式会社 | 衝撃予測装置、衝撃予測システム、制御装置、衝撃予測方法及び衝撃予測プログラム |
JP6689678B2 (ja) * | 2016-06-01 | 2020-04-28 | 京セラ株式会社 | 検出方法、被検出物、及びシステム |
JP6798204B2 (ja) * | 2016-09-08 | 2020-12-09 | 富士ゼロックス株式会社 | 立位姿勢評価装置 |
CN107423733A (zh) * | 2017-09-06 | 2017-12-01 | 成都豪宇韬鹰科技有限公司 | 基于标记点身份识别的动作捕捉系统 |
CN110544278B (zh) * | 2018-05-29 | 2022-09-16 | 杭州海康机器人技术有限公司 | 刚体运动捕捉方法及装置、agv位姿捕捉系统 |
CN111240468B (zh) * | 2019-12-31 | 2023-04-25 | 北京诺亦腾科技有限公司 | 手部动作捕捉的校准方法、装置、电子设备及存储介质 |
JP7335199B2 (ja) * | 2020-04-30 | 2023-08-29 | 本田技研工業株式会社 | 解析装置、解析方法、プログラム、および較正方法 |
CN112923923A (zh) * | 2021-01-28 | 2021-06-08 | 深圳市瑞立视多媒体科技有限公司 | 一种imu与刚体姿态、位置对齐的方法、装置、设备以及可读存储介质 |
CN112945231A (zh) * | 2021-01-28 | 2021-06-11 | 深圳市瑞立视多媒体科技有限公司 | 一种imu与刚体姿态对齐的方法、装置、设备以及可读存储介质 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5292725B2 (ja) * | 2007-05-24 | 2013-09-18 | 株式会社島津製作所 | モーショントラッカ装置 |
-
2014
- 2014-05-30 JP JP2014113520A patent/JP6145072B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015227813A (ja) | 2015-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6145072B2 (ja) | センサーモジュールの位置の取得方法及び装置、及び、動作計測方法及び装置 | |
JP6288858B2 (ja) | 光学式モーションキャプチャにおける光学式マーカーの位置の推定方法及び装置 | |
JP4136859B2 (ja) | 位置姿勢計測方法 | |
CN108939512B (zh) | 一种基于穿戴式传感器的游泳姿态测量方法 | |
Zhou et al. | Reducing drifts in the inertial measurements of wrist and elbow positions | |
WO2016183812A1 (zh) | 一种混合运动捕捉系统及方法 | |
CN104834917A (zh) | 一种混合运动捕捉系统及方法 | |
KR20160020065A (ko) | 트랙킹 시스템 및 이를 이용한 트랙킹 방법 | |
US20170000389A1 (en) | Biomechanical information determination | |
CN107613867B (zh) | 动作显示系统以及记录介质 | |
CN110609621B (zh) | 姿态标定方法及基于微传感器的人体运动捕获系统 | |
JP7215965B2 (ja) | 姿勢推定装置、姿勢推定方法、および姿勢推定プログラム | |
KR101896827B1 (ko) | 사용자 자세 추정 장치 및 방법 | |
CN114608554A (zh) | 一种手持slam设备以及机器人即时定位与建图方法 | |
JP5870656B2 (ja) | 軌跡演算装置および軌跡演算方法 | |
Islam et al. | Full-body tracking using a sensor array system and laser-based sweeps | |
JP6205387B2 (ja) | 仮想マーカーの位置情報の取得方法及び装置、動作計測方法 | |
JP5726024B2 (ja) | 情報処理方法および装置 | |
CN111158482B (zh) | 一种人体动作姿态捕捉方法及系统 | |
CN111145267B (zh) | 基于imu辅助的360度全景视图多相机标定方法 | |
JP6109213B2 (ja) | 情報処理装置および方法、プログラム | |
Barraza-Madrigal et al. | Instantaneous position and orientation of the body segments as an arbitrary object in 3D space by merging gyroscope and accelerometer information | |
CN116295327A (zh) | 定位方法、装置、电子设备和计算机可读存储介质 | |
JP2014117409A (ja) | 身体関節位置の計測方法および装置 | |
KR20120028416A (ko) | 통합 움직임 감지 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161031 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161102 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170509 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170512 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6145072 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |