JP6143543B2 - Airbag device - Google Patents
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Description
本発明は、折り畳まれたエアバッグを覆うエアバッグカバーを備えたエアバッグ装置に関する。 The present invention relates to an airbag apparatus including an airbag cover that covers a folded airbag.
エアバッグカバーを備えたエアバッグ装置では、一般に、エアバッグがエアバッグカバーに保持されて、エアバッグカバーが車両部材に取り付けられる。車両の緊急時等には、エアバッグは、エアバッグカバーから飛び出して、車両内で膨張展開する。その際、エアバッグを車室の所定領域に配置するため、エアバッグはエアバッグカバーに確実に保持する必要がある。これに対し、従来、エアバッグカバーに固定されるケース体(保持部材)にエアバッグを取り付けることで、エアバッグを保持するエアバッグ装置が知られている(特許文献1参照)。 In an airbag apparatus provided with an airbag cover, the airbag is generally held by the airbag cover, and the airbag cover is attached to the vehicle member. In the event of an emergency of the vehicle, the airbag jumps out of the airbag cover and inflates and deploys within the vehicle. At that time, since the airbag is disposed in a predetermined region of the vehicle compartment, the airbag needs to be securely held by the airbag cover. On the other hand, the airbag apparatus which hold | maintains an airbag is conventionally known by attaching an airbag to the case body (holding member) fixed to an airbag cover (refer patent document 1).
図12は、エアバッグ101の保持部材102を備えた従来のエアバッグ装置100の例を示す断面図であり、エアバッグ装置100の一部を示している。
図示のように、エアバッグ装置100は、折り畳まれたエアバッグ101と、エアバッグ101を保持する保持部材102と、インフレータ103と、エアバッグカバー110を備えている。エアバッグカバー110は、エアバッグ101を覆うエアバッグリッド111と、エアバッグリッド111の裏側に形成された周壁112を有する。
FIG. 12 is a cross-sectional view showing an example of a
As illustrated, the
エアバッグ装置100の組み立て時には、保持部材102の複数の係止爪104を周壁112に押し込む。続いて、周壁112を変形させつつ、係止爪104を周壁112の挿入孔113まで移動させて挿入孔113に挿入する。係止爪104が挿入孔113内で周壁112に係止されることで、保持部材102が周壁112に固定される。これにより、保持部材102がエアバッグカバー110に取り付けられて、エアバッグ装置100の組み立てが完了する。
When the
エアバッグ装置100が作動すると、インフレータ103から供給されるガスにより、エアバッグ101が、周壁112内で膨張してエアバッグリッド111を押し開く。その後、エアバッグ101は、保持部材102に保持された状態で、車両内で膨張展開する。このエアバッグ101の膨張展開時には、周壁112により、エアバッグ101の展開方向が規制されて、エアバッグ101がエアバッグリッド111に向かって展開する。同時に、エアバッグ101は、周壁112を外側に押して、周壁112に力を加える。従って、周壁112には、エアバッグ101から加えられる力に耐えられるように充分な強度が要求されており、周壁112は厚くなる傾向がある。
When the
ところが、周壁112が厚くなるのに伴い、周壁112が変形し難くなり、保持部材102の係止爪104を周壁112に押し込み難くなる。そのため、保持部材102をエアバッグカバー110に簡単に取り付けることができず、保持部材102の取付作業に手間が掛かる。また、保持部材102の脱落を防止するために係止爪104を大きくした場合には、保持部材102をエアバッグカバー110に一層取り付け難くなる。このように、従来のエアバッグ装置100に関しては、容易に組み立てることができず、組み立ての作業性を向上する観点から、改良の余地がある。
However, as the
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、エアバッグを保持する保持部材をエアバッグカバーに簡単に取り付けて、エアバッグ装置の組み立て作業を容易にすることである。 The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and an object of the present invention is to easily attach the holding member for holding the airbag to the airbag cover to facilitate the assembly operation of the airbag apparatus.
本発明は、エアバッグカバーと、エアバッグカバー内に配置されるエアバッグと、エアバッグを保持してエアバッグカバーに取り付けられる保持部材と、を備えたエアバッグ装置であって、エアバッグカバーが、エアバッグを覆うエアバッグリッドと、エアバッグリッドの裏側に形成されてエアバッグを囲む周壁と、エアバッグリッドの裏側に形成されて周壁の外側に位置する外壁と、周壁と外壁の間に形成された隙間部と、隙間部に挿入される保持部材を固定する固定部と、を有し、保持部材が、隙間部に挿入されて固定部に固定される挿入部を有し、挿入部によりエアバッグカバーに取り付けられ、エアバッグカバーが、周壁に形成された固定部と外壁に形成された固定部からなる複数の固定部を有し、保持部材が、エアバッグカバーの複数の固定部に固定される複数の挿入部を有し、周壁の固定部に固定される挿入部と外壁の固定部に固定される挿入部が、保持部材の所定の縁部に沿って交互に配置されたエアバッグ装置である。
The present invention relates to an airbag device including an airbag cover, an airbag disposed in the airbag cover, and a holding member that holds the airbag and is attached to the airbag cover. Is formed between the peripheral wall and the outer wall, the outer wall that is formed on the back side of the airbag grid and surrounds the airbag, the outer wall that is formed on the rear side of the airbag grid and is located outside the peripheral wall, and And a fixing portion that fixes the holding member inserted into the gap portion, and the holding member has an insertion portion that is inserted into the gap portion and fixed to the fixing portion. attached to the bag cover, the airbag cover has a plurality of fixing portions which consists of a fixed part formed in the fixed portion and the outer wall formed in the peripheral wall, the holding member, the airbag cover A plurality of insertion portions fixed to a number of fixing portions, and the insertion portion fixed to the fixing portion of the peripheral wall and the insertion portion fixed to the fixing portion of the outer wall alternate along a predetermined edge of the holding member It is the airbag apparatus arrange | positioned in .
本発明によれば、エアバッグを保持する保持部材をエアバッグカバーに簡単に取り付けて、エアバッグ装置の組み立て作業を容易にすることができる。 According to the present invention, it is possible to easily attach the holding member for holding the airbag to the airbag cover to facilitate the assembly operation of the airbag apparatus.
本発明のエアバッグ装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のエアバッグ装置は、エアバッグにより車両の乗員を保護する保護装置であり、各種車両の車両部材に取り付けられる。車両部材は、車両を構成する部材であり、エアバッグ装置は、車両内で所定の車両部材に取り付けられる。以下、エアバッグ装置について、助手席用エアバッグ装置を例に採り説明する。
An embodiment of an airbag device of the present invention will be described with reference to the drawings.
The airbag device of the present embodiment is a protection device that protects a vehicle occupant with an airbag, and is attached to vehicle members of various vehicles. The vehicle member is a member constituting the vehicle, and the airbag device is attached to a predetermined vehicle member in the vehicle. Hereinafter, the airbag device will be described by taking the passenger seat airbag device as an example.
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のエアバッグ装置1Aを示す断面図であり、車両90に取り付けられたエアバッグ装置1Aを模式的に示している。
図示のように、車両90は、インストルメントパネル91と、エアバッグ装置1Aが固定される固定部材92と、固定用のボルト93を備えている。インストルメントパネル91は、ウインドシールド(図示せず)の下方に位置する車両部材であり、前席(ここでは、助手席)(図示せず)の前方に配置される。固定部材92は、インストルメントパネル91内に配置されている。エアバッグ装置1Aは、インストルメントパネル91に取り付けられて、インストルメントパネル91内でボルト93により固定部材92に固定される。
(First embodiment)
FIG. 1 is a cross-sectional view showing the
As illustrated, the
エアバッグ装置1Aは、膨張展開可能なエアバッグ2と、インフレータ3と、エアバッグ2を収容するエアバッグカバー10と、エアバッグ2が取り付けられる保持部材4と、保持部材4に固定されたブラケット6を備えている。インフレータ3がエアバッグ2に取り付けられて、エアバッグ2とインフレータ3が保持部材4に取り付けられる。保持部材4は、板状部材からなり、折り畳まれたエアバッグ2とインフレータ3を保持する。エアバッグ2は、基布により形成され、折り畳まれた状態で、エアバッグカバー10内に配置される。
1 A of airbag apparatuses are the
保持部材4は、エアバッグカバー10に挿入される複数の挿入部5を有し、複数の挿入部5は、エアバッグカバー10に係止される係止爪5Aを有する。挿入部5は、保持部材4をエアバッグカバー10に連結する連結部であり、保持部材4からエアバッグカバー10に向かって突出する突片からなる。挿入部5が保持部材4の縁部に一体に形成され、係止爪5Aが挿入部5の先端に形成されている。係止爪5Aがエアバッグカバー10に係止されることで、挿入部5がエアバッグカバー10に固定される。挿入部5により、保持部材4は、エアバッグカバー10に連結されて、エアバッグカバー10の裏側に取り付けられる。これにより、エアバッグ2とインフレータ3がエアバッグカバー10に取り付けられて、エアバッグ装置1Aが組み立てられる。
The
インストルメントパネル91は、エアバッグ2の展開用の開口部94と、開口部94の周縁に形成された周縁部95を有する。開口部94は、エアバッグ2が展開可能な形状(ここでは、矩形状)をなし、車両90の車室96に向かって開口する。エアバッグカバー10内のエアバッグ2は、開口部94を通って、開口部94から車室96に展開する。周縁部95は、開口部94を囲む段部からなり、開口部94の周縁の全体に形成されている。
The
エアバッグ装置1Aは、インストルメントパネル91の表側から開口部94に挿入されて、インストルメントパネル91に取り付けられる。その際、エアバッグカバー10が、周縁部95に接触し、開口部94においてインストルメントパネル91に取り付けられる。また、エアバッグ装置1Aのブラケット6は、ボルト93により固定部材92に固定される。これにより、エアバッグ装置1Aは、固定部材92に固定されて、インストルメントパネル91に取り付けられた状態に維持される。
The airbag device 1 </ b> A is inserted into the
車両の緊急時等には、インフレータ3が、エアバッグ2内でガスを発生して、ガスをエアバッグ2に供給する。エアバッグ2は、ガスにより膨張しつつ展開して、エアバッグカバー10を押し開く。また、エアバッグ2は、エアバッグカバー10から車室96に飛び出し、車室96内の所定領域に膨張展開する。これにより、エアバッグ2が、エアバッグカバー10の表側に展開し、インストルメントパネル91の一部を覆うように、助手席の前方で膨張展開する。助手席の乗員は、エアバッグ2により受け止められて保護される。
In the event of an emergency of the vehicle, the
次に、エアバッグカバー10について詳しく説明する。
図2は、エアバッグカバー10を裏側からみて示す斜視図である。エアバッグカバー10は、表側において閉鎖され、裏側に向かって開放するように形成されている。
なお、裏側とは、折り畳まれたエアバッグ2が配置される側(エアバッグ2側)である。エアバッグ2は、エアバッグカバー10とインストルメントパネル91の裏側に配置される。これに対し、表側とは、エアバッグ2が展開する空間側であり、ここでは、乗員側(車室96側)である。車両90内で、乗員は、エアバッグカバー10とインストルメントパネル91の表側に位置し、エアバッグ2は、エアバッグカバー10とインストルメントパネル91の表側に向かって展開する。また、裏面は乗員からみえない裏側の面であり、表面は乗員からみえる表側の面である。
Next, the
FIG. 2 is a perspective view showing the
In addition, a back side is the side (
図1、図2に示すように、エアバッグカバー10は、折り畳まれたエアバッグ2を覆うカバー部材であり、合成樹脂により成形される。例えば、金型を用いた射出成形により、エアバッグカバー10の全体が金型内で成形される。また、エアバッグカバー10は、板状のエアバッグリッド11と、折り畳まれたエアバッグ2を囲む周壁12と、周壁12の外側(エアバッグ2の反対側)に位置する外壁13と、周壁12と外壁13の間に形成された隙間(隙間部という)14と、保持部材4を固定する固定部15を有する。エアバッグ2は、周壁12内に配置されて、エアバッグリッド11により覆われる。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
エアバッグリッド11は、インストルメントパネル91の開口部94を塞ぐ蓋であり、開口部94に対応する形状に形成されている。エアバッグカバー10のインストルメントパネル91への取付時に、エアバッグリッド11は、インストルメントパネル91の表側から開口部94に嵌め込まれて、開口部94に配置される。その状態で、インストルメントパネル91の表面とエアバッグリッド11の表面は、段差なく配置される。また、エアバッグリッド11の外縁部は、周縁部95に接触する。車両90内で、エアバッグリッド11は、展開するエアバッグ2により押し開けられる。
The
周壁12と外壁13は、エアバッグリッド11の裏側(裏面)に形成された筒状部からなり、エアバッグリッド11からエアバッグカバー10の裏側に突出する。また、周壁12と外壁13は、互いの間に隙間部14を有する二重壁であり、所定間隔を開けた状態で並置される。周壁12は、外壁13の内側(エアバッグ2側)に形成された内壁であり、外壁13とエアバッグ2の間に配置される。外壁13は、周壁12に並べて形成されており、周壁12と外壁13は、平行に、又は、非平行に配置される。ここでは、外壁13は、周壁12の全体の外側に位置し、周壁12を囲む。周壁12と外壁13は、相似した形状をなし、エアバッグリッド11から同じ距離だけ突出する。
The
隙間部14は、周壁12と外壁13の間の空所(壁間隙間)であり、周壁12と外壁13により区画される。固定部15は、隙間部14において保持部材4を固定する固定手段であり、隙間部14に挿入される保持部材4(挿入部5)を固定する。エアバッグカバー10は、保持部材4の複数の挿入部5に対応して複数の固定部15を有する。複数の挿入部5は、それぞれ固定部15に固定される。周壁12と外壁13は、挿入部5が挿入可能な間隔に配置され、隙間部14は、挿入部5が挿入可能な寸法に形成されている。保持部材4の挿入部5は、周壁12と外壁13の先端(隙間部14の開放端)から隙間部14に挿入されて、固定部15まで移動したときに、固定部15に固定される。固定部15に固定された挿入部5により、保持部材4は、エアバッグカバー10に固定されて、エアバッグ2とともにエアバッグカバー10に取り付けられる。
The
エアバッグカバー10の複数の固定部15は、それぞれ周壁12と外壁13の一方又は両方に形成されて、保持部材4の挿入部5を固定する。複数の挿入部5は、それぞれ周壁12と外壁13の一方又は両方の固定部15に固定される。また、各固定部15は、周壁12と外壁13の一方又は両方に形成された挿入孔16を有する。即ち、固定部15と挿入孔16は、周壁12及び/又は外壁13に形成され、挿入部5は、周壁12及び/又は外壁13の固定部15に固定される。第1実施形態では、固定部15と挿入孔16が周壁12に形成され、挿入部5が挿入孔16において周壁12の固定部15に固定される。他の実施形態については後述する。
The plurality of fixing
エアバッグカバー10は、周壁12に分散して配置された複数の固定部15を有する。挿入孔16は、矩形状又はスリット状をなし、周壁12の固定部15に形成されている。ここでは、周壁12と外壁13は、4つの壁面を有する矩形状に形成され、エアバッグリッド11よりも薄くなっている。複数の固定部15と挿入孔16は、複数の挿入部5に対応して、周壁12の対向する2つの壁面(対向壁面12A)に形成されている。挿入孔16は、挿入部5の係止爪5Aを係止するための係止孔であり、固定部15は、係止爪5Aを係止する係止部である。係止爪5Aが、固定部15の挿入孔16に挿入されて、固定部15に係止される。複数の挿入部5の係止爪5Aは、それぞれ挿入孔16において、周壁12の固定部15に係止される。固定部15に係止された係止爪5Aにより、挿入部5が周壁12の固定部15に固定される。
The airbag cover 10 has a plurality of fixing
図3は、第1実施形態のエアバッグ装置1Aの半断面を模式的に示す図であり、簡略化したエアバッグ装置1Aを示している。また、図3に示すエアバッグ装置1Aは、図1に示すエアバッグ装置1Aにおいて、左方の挿入部5を含む部分に対応する。
図示のように、固定部15は、周壁12に形成された挿入孔16を有し、係止爪5Aは、隙間部14(外壁13側)から挿入孔16に挿入される。
FIG. 3 is a diagram schematically showing a half cross section of the
As illustrated, the fixing
挿入部5の係止爪5Aは、挿入孔16内で固定部15に引っ掛かる突部からなり、挿入部5の先端に内側(周壁12側)に向かって形成されている。係止爪5Aは、固定部15の挿入孔16に挿入されて、固定部15に引っ掛けられるようにして係止される。また、係止爪5Aの突出寸法は、周壁12の厚さよりも小さくなっている。そのため、係止爪5Aは、挿入孔16を貫通しない状態(挿入孔16から周壁12の内側(エアバッグ2側)にはみださない状態)で、周壁12の固定部15に係止される。
The locking
保持部材4の挿入部5が隙間部14に配置された状態で、係止爪5Aが固定部15に係止されて、挿入部5が固定部15に固定される。挿入部5は、隙間部14と同じ厚さに、又は、隙間部14よりも厚く形成されている。挿入部5が固定部15に固定されたときに、挿入部5は、周壁12と外壁13に挟まれた状態で隙間部14に配置されて、隙間部14内で周壁12と外壁13に接触する。挿入部5が隙間部14よりも厚いときには、挿入部5が隙間部14を広げて隙間部14に配置され、周壁12と外壁13が挿入部5により弾性変形する。
In a state where the
エアバッグ装置1Aの組み立て時には、折り畳まれたエアバッグ2とインフレータ3を保持部材4に取り付ける。次に、複数の挿入部5の係止爪5Aを、周壁12と外壁13の間に押し込んで、隙間部14に挿入する。これに伴い、周壁12と外壁13が弾性変形して、係止爪5Aが周壁12に沿って挿入孔16まで移動する。続いて、係止爪5Aが周壁12の挿入孔16に挿入されて、周壁12と外壁13が復元する。なお、係止爪5Aを隙間部14に挿入する際には、周壁12と外壁13の両方が弾性変形してもよく、周壁12と外壁13の一方が弾性変形してもよい。
At the time of assembling the
複数の挿入部5の係止爪5Aは、それぞれ挿入孔16内に配置されて、周壁12の固定部15に引っ掛けられる。これにより、係止爪5Aが挿入孔16から抜けるのが防止されて、係止爪5Aが固定部15に係止され、挿入部5が固定部15に固定される。また、挿入部5により、保持部材4がエアバッグカバー10に取り付けられて、エアバッグ装置1Aの組み立てが完了する。エアバッグ2とインフレータ3は、エアバッグカバー10に取り付けられて、エアバッグカバー10と保持部材4の間の空間に配置される。その後、エアバッグ装置1Aが車両90に搭載される。
The locking
エアバッグ2の膨張展開時には、インフレータ3から供給されるガスにより、エアバッグ2が、周壁12内で膨張して、エアバッグリッド11を表側に向かって押す。エアバッグリッド11は、エアバッグ2から加えられる力により、表側に変形して湾曲する。続いて、エアバッグリッド11に形成されたティアライン(図示せず)が裂けて、エアバッグリッド11に扉部が形成される。エアバッグ2は、扉部を押し開いて車室96に展開する。その際、エアバッグ2は、周壁12を外側(外壁13側)に押して、周壁12に力を加える。同時に、周壁12により、エアバッグ2の展開方向が規制されて、エアバッグ2がエアバッグリッド11に向かって展開する。また、エアバッグ2は、周壁12により誘導されて、車室96に展開する。
When the
エアバッグ2の膨張展開時に、エアバッグ2から加えられる力により、周壁12は、膨らむように外側に変形して、挿入部5と外壁13に押し付けられる。これに対し、隙間部14内の挿入部5が、外側に変形する周壁12を押さえて、周壁12の変形を抑制する。また、外壁13が、挿入部5を押さえるとともに、外側に変形する周壁12を押さえて、周壁12の変形を抑制する。周壁12、挿入部5、及び、外壁13は、少なくとも一部が接触した状態で、エアバッグ2から加えられる力を受ける。
When the
以上説明したように、第1実施形態のエアバッグ装置1Aでは、挿入部5を隙間部14に挿入して固定部15に固定することで、保持部材4をエアバックカバー10に簡単に取り付けることができる。そのため、エアバッグ装置1Aの組み立て作業を容易にすることができ、組み立ての作業性を向上することができる。また、挿入部5を押さえる周壁12又は外壁13により、挿入部5が固定部15から外れるのを防止することができる。
As described above, in the
挿入部5と外壁13により周壁12を押さえて、周壁12の変形を抑制することができる。同時に、周壁12、挿入部5、及び、外壁13が、エアバッグ2から周壁12に加えられる力を共同して受ける。そのため、周壁12と外壁13を厚くする必要がなく、周壁12と外壁13を従来の周壁よりも薄くすることができる。これに伴い、周壁12と外壁13が変形し易くなるため、挿入部5を隙間部14に容易に挿入して、保持部材4をエアバックカバー10に簡単に取り付けることができる。
The
周壁12と外壁13が薄くなるのに伴い、エアバッグカバー10の成形時に、エアバッグリッド11の冷え方にむら(冷却むら)が生じるのが抑制される。その結果、エアバッグリッド11、周壁12、及び、外壁13を一体に成形する際に、エアバッグリッド11の表面において、周壁12と外壁13に応じたヒケが発生し難くなる。また、周壁12の外側に外壁13を形成するだけでヒケの発生が防止されるため、エアバッグカバー10の構造が複雑になるのが抑制され、エアバッグカバー10の構造を簡単にすることができる。その結果、エアバッグカバー10の軽量化を図ることができ、エアバッグカバー10を容易に成形することもできる。エアバッグカバー10の成形工程が単純になるため、エアバッグカバー10の成形に要する手間と時間を削減することができる。
As the
従って、エアバッグカバー10の成形時に、エアバッグリッド11の表面にヒケが発生するのを容易に防止することができ、エアバッグカバー10の外観を向上することができる。周壁12と外壁13をエアバッグリッド11よりも薄くすることで、エアバッグリッド11のヒケに対する周壁12と外壁13の影響を低減することができ、ヒケの発生を、より確実に防止することができる。
Therefore, sink marks can be easily prevented from being generated on the surface of the
挿入部5の係止爪5Aを挿入孔16に挿入することで、保持部材4をエアバッグカバー10の所定位置に容易に取り付けることができる。また、係止爪5Aを挿入孔16内で固定部15に係止することで、挿入部5を固定部15に簡単かつ確実に固定することができる。挿入孔16内の係止爪5Aにより、保持部材4に対してエアバッグカバー10が相対的に移動するのを抑制することもできる。エアバッグ2の膨張展開時には、周壁12がエアバッグ2により押されて外側に変形する。その結果、係止爪5Aが周壁12の挿入孔16内に位置する状態に維持されて、係止爪5Aが固定部15から外れるのが防止される。係止爪5Aが挿入孔16を貫通しない状態で周壁12の固定部15に係止されるときには、係止爪5Aとエアバッグ2の接触を防止することができる。
By inserting the locking
挿入部5を周壁12と外壁13の間に挟むことで、挿入部5を安定して隙間部14に配置することができる。また、挿入部5と外壁13により周壁12がしっかりと押さえられるため、周壁12の変形を確実に抑制することができる。挿入部5が隙間部14よりも厚いときには、挿入部5は、隙間部14を広げて隙間部14に配置される。その結果、周壁12と外壁13の劣化等により隙間部14が広がったとしても、挿入部5が周壁12と外壁13により挟まれた状態に維持される。
By inserting the
なお、エアバッグ装置1Aは、インストルメントパネル91の裏側からインストルメントパネル91に取り付けるようにしてもよい。挿入部5は、係止爪5Aと挿入孔16以外の固定機構により、固定部15に固定してもよい。周壁12と外壁13は、同じ厚さに形成してもよく、異なる厚さに形成してもよい。周壁12と外壁13を、エアバッグリッド11から異なる距離突出するように形成してもよい。その際、周壁12を外壁13よりも長くしてもよく、外壁13を周壁12よりも長くしてもよい。挿入部5の数や位置等に対応して、外壁13を、周壁12の一部の外側に位置するように形成してもよい。この場合には、隙間部14は、周壁12の一部の外側に形成される。
The airbag device 1 </ b> A may be attached to the
次に、第1実施形態のエアバッグ装置1Aと一部が異なる他の実施形態(第2〜第7実施形態)のエアバッグ装置について説明する。第2〜第7実施形態のエアバッグ装置は、基本的には、第1実施形態のエアバッグ装置1Aと同様に構成され、第1実施形態のエアバッグ装置1Aと同様の効果を発揮する。従って、以下では、既に説明した事項と相違する事項を説明し、既に説明した事項と同じ事項の説明は省略する。また、第1〜第7実施形態のエアバッグ装置の相違点は、挿入部5とエアバッグカバー10のみであるため、第2〜第7実施形態では、挿入部5とエアバッグカバー10についてのみ説明する。
Next, an airbag device according to another embodiment (second to seventh embodiments) partially different from the
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態のエアバッグ装置1Bを示す図であり、エアバッグ装置1Bを図3と同様に示している。
図示のように、第2実施形態のエアバッグ装置1Bでは、挿入部5の係止爪5Aが第1実施形態のエアバッグ装置1Aと相違する。係止爪5Aは、固定部15に引っ掛かるフックからなり、挿入孔16の外で固定部15に引っ掛かる引っ掛かり部5Bを有する。係止爪5Aは、固定部15の挿入孔16を貫通して、周壁12の固定部15に引っ掛けられるようにして係止される。
(Second Embodiment)
FIG. 4 is a view showing the
As illustrated, in the
引っ掛かり部5Bは、挿入部5を折り返した折り返し部からなり、係止爪5Aの先端に位置する。引っ掛かり部5Bにより、係止爪5Aは、屈曲した形状、又は、湾曲した形状をなす。係止爪5Aが挿入孔16に挿入された後、引っ掛かり部5Bは、周壁12の内側に配置され、隙間部14の反対側で固定部15に引っ掛かる。これにより、係止爪5Aが周壁12の固定部15に係止され、引っ掛かり部5Bにより、係止爪5Aが挿入孔16から抜けるのが防止される。従って、係止爪5Aが固定部15から外れるのを防止でき、挿入部5を固定部15に確実に固定できる。固定部15は、引っ掛かり部5Bと隙間部14内の挿入部5とにより挟まれる。
The
(第3実施形態)
図5は、第3実施形態のエアバッグ装置1Cを示す図であり、エアバッグ装置1Cを図3と同様に示している。
図示のように、第3実施形態のエアバッグ装置1Cでは、隙間部14内の挿入部5が第1実施形態のエアバッグ装置1Aと相違する。保持部材4の挿入部5は、隙間部14内で、周壁12又は外壁13に接触する突起5Cを有する。ここでは、突起5Cは、挿入部5の外壁13側に形成されて、外壁13に接触する。突起5Cにより、挿入部5の厚さを隙間部14の寸法に対応して調整することができる。
(Third embodiment)
FIG. 5 is a view showing an airbag device 1C of the third embodiment, and shows the airbag device 1C in the same manner as FIG.
As illustrated, in the airbag device 1C of the third embodiment, the
例えば、突起5Cにより、突起5Cを含む挿入部5は、隙間部14と同じ厚さに、又は、隙間部14よりも厚く形成される。挿入部5が固定部15に固定されたときに、挿入部5は、周壁12と外壁13に挟まれた状態で隙間部14に配置される。挿入部5が隙間部14よりも厚いときには、挿入部5が隙間部14を広げて隙間部14に配置される。なお、挿入部5が突起5Cを有するときには、挿入部5の厚さは、突起5Cの高さを含む挿入部5の厚さ方向の寸法のことをいう。また、引っ掛かり部5Bを第3実施形態の挿入部5に形成してもよい。
For example, the
(第4実施形態)
図6は、第4実施形態のエアバッグ装置1Dを示す図であり、エアバッグ装置1Dを図3と同様に示している。
図示のように、第4実施形態のエアバッグ装置1Dでは、挿入部5と固定部15が第1実施形態のエアバッグ装置1Aと相違する。固定部15は、外壁13に形成され、挿入部5は、外壁13の固定部15に固定される。また、固定部15は、外壁13に形成された挿入孔16を有する。
(Fourth embodiment)
FIG. 6 is a view showing an
As illustrated, in the
係止爪5Aは、挿入部5の先端に外側(外壁13側)に向かって形成され、隙間部14(周壁12側)から挿入孔16に挿入されて、固定部15に係止される。挿入部5は、係止爪5Aにより、外壁13の固定部15に固定される。エアバッグ2の膨張展開時には、周壁12がエアバッグ2により押されて外側に変形し、挿入部5と係止爪5Aが周壁12により外壁13側に押される。その結果、係止爪5Aが外壁13の挿入孔16内に位置する状態に維持されて、係止爪5Aが固定部15から外れるのが防止される。なお、引っ掛かり部5B又は突起5Cを第4実施形態の挿入部5に形成してもよい。
The locking
(第5実施形態)
図7は、第5実施形態のエアバッグ装置1Eを示す図であり、エアバッグ装置1Eを図3と同様に示している。
図示のように、第5実施形態のエアバッグ装置1Eでは、挿入部5が第1実施形態のエアバッグ装置1Aと相違する。挿入部5は、挿入孔16に嵌まる係止爪5Aを有し、係止爪5Aは、一対のテーパー部Tを有する。係止爪5Aが挿入孔16に嵌まることで、係止爪5Aが挿入孔16内で動くのを防止でき、挿入部5を固定部15に安定して固定できる。
(Fifth embodiment)
FIG. 7 is a view showing an
As illustrated, in the
係止爪5Aを挿入孔16に挿入したときに、図7において、一対のテーパー部Tが挿入孔16の上下の縁部に当たり、係止爪5Aと挿入部5の上下方向の動きが規制される。その状態で、挿入部5が外壁13に接触すると、挿入部5が外壁13により押さえられて、係止爪5Aが挿入孔16から抜けるのが防止される。同時に、図7において、係止爪5Aと挿入部5の左右方向の動きが規制される。保持部材4は、エアバッグカバー10に対して相対的に動くことなく、エアバッグカバー10にしっかりと取り付けられる。なお、突起5Cを第5実施形態の挿入部5に形成してもよい。固定部15と挿入孔16を外壁13に形成して、係止爪5Aを外壁13の挿入孔16に嵌めるようにしてもよい。
When the locking
(第6実施形態)
図8は、第6実施形態のエアバッグ装置1Fを示す図であり、エアバッグ装置1Fを図3と同様に示している。
図示のように、第6実施形態のエアバッグ装置1Fでは、固定部15と挿入部5が第1実施形態のエアバッグ装置1Aと相違する。固定部15は、周壁12と外壁13に形成され、挿入部5は、周壁12と外壁13の固定部15に固定される。また、固定部15は、周壁12と外壁13に形成された挿入孔16を有する。固定部15と挿入孔16は、周壁12と外壁13に位置を合わせて形成されて、周壁12と外壁13の対向する位置に配置される。
(Sixth embodiment)
FIG. 8 is a view showing an
As illustrated, in the
挿入部5は、周壁12と外壁13の挿入孔16に嵌まる一対の係止爪5Aを有し、一対の係止爪5Aは、それぞれ一対のテーパー部Tを有する。係止爪5Aは、挿入部5の先端に内側と外側に向かって形成され、隙間部14から周壁12と外壁13の挿入孔16に挿入される。これにより、係止爪5Aが周壁12と外壁13の固定部15に同時に係止されて、挿入部5が周壁12と外壁13の固定部15に同時に固定される。挿入部5を周壁12と外壁13の両方に形成された固定部15に固定することで、挿入部5を固定部15に強固に固定することができる。また、挿入部5から固定部15に加えられる力を周壁12と外壁13に分散することができる。係止爪5Aが挿入孔16に嵌まることで、係止爪5Aが挿入孔16内で動くのを防止でき、挿入部5を固定部15に安定して固定できる。
The
係止爪5Aを挿入孔16に挿入したときに、図8において、一対の係止爪5Aのテーパー部Tが挿入孔16の上下の縁部に当たり、係止爪5Aと挿入部5の上下方向の動きが規制される。また、一対の係止爪5Aが周壁12と外壁13により押さえられて、係止爪5Aが挿入孔16から抜けるのが防止される。同時に、図8において、係止爪5Aと挿入部5の左右方向の動きが規制される。保持部材4は、エアバッグカバー10に対して相対的に動くことなく、エアバッグカバー10にしっかりと取り付けられる。なお、突起5Cを第6実施形態の挿入部5に形成してもよい。
When the locking
(第7実施形態)
図9は、第7実施形態のエアバッグ装置1Gを示す斜視図であり、裏側からみたエアバッグ装置1Gを示している。図10は、エアバッグカバー10を裏側からみて示す斜視図であり、図11は、保持部材4を表側からみて示す斜視図である。
図示のように、第7実施形態のエアバッグ装置1Gでは、固定部15と挿入部5が第1実施形態のエアバッグ装置1Aと相違する。エアバッグカバー10は、複数の固定部15を有し、保持部材4は、エアバッグカバー10の複数の固定部15に固定される複数の挿入部5を有する。
(Seventh embodiment)
FIG. 9 is a perspective view showing the
As illustrated, in the
複数の固定部15は、周壁12に形成された複数の固定部(第1固定部15A)と、外壁13に形成された複数の固定部(第2固定部15B)からなる。複数の挿入部5は、周壁12の第1固定部15Aに固定される複数の挿入部(第1挿入部5D)と、外壁13の第2固定部15Bに固定される複数の挿入部(第2挿入部5E)からなる。第1挿入部5Dは、内側(周壁12側)に向かって形成された係止爪5A(内側係止爪)を有し、第2挿入部5Eは、外側(外壁13側)に向かって形成された係止爪5A(外側係止爪)を有する。第1挿入部5Dと第2挿入部5Eは、保持部材4の所定の縁部に沿って交互に配置されている。第1固定部15Aと第2固定部15Bは、周壁12と外壁13の所定の壁面において、周壁12と外壁13に交互に形成され、交互に配置された第1挿入部5Dと第2挿入部5Eを固定する。
The plurality of fixing
ここでは、保持部材4は、4つの辺(縁部)を有する矩形状に形成され、第1挿入部5Dと第2挿入部5Eは、保持部材4の縁部において互い違いに配置されている。また、周壁12と外壁13は、4つの壁面を有する矩形状に形成され、第1固定部15Aと第2固定部15Bは、周壁12と外壁13の相対する壁面において互い違いに形成されている。第1挿入部5Dと第2挿入部5Eの係止爪5Aは、それぞれ第1固定部15Aと第2固定部15Bの挿入孔16に挿入されて、第1固定部15Aと第2固定部15Bに係止される。これにより、第1挿入部5Dと第2挿入部5Eが、それぞれ第1固定部15Aと第2固定部15Bに固定される。
Here, the holding
第7実施形態では、周壁12と外壁13に固定される挿入部5D、5Eにより、保持部材4をエアバッグカバー10に安定して取り付けることができる。また、挿入部5D、5Eから固定部15A、15Bに加えられる力を周壁12と外壁13に分散することができる。交互に配置した挿入部5D、5Eを隙間部14に挿入する際には、周壁12は、第1挿入部5Dに押されて内側に変形し、外壁13は、第2挿入部5Eに押されて外側に変形する。これに伴い、隙間部14が大きく広がるため、挿入部5D、5Eを容易に隙間部14に挿入して固定部15A、15Bに固定することができる。なお、引っ掛かり部5B又は突起5Cを第7実施形態の挿入部5D、5Eに形成してもよい。
In the seventh embodiment, the holding
以上、エアバッグ装置1A〜1Gをインストルメントパネル91に取り付ける実施形態について説明したが、エアバッグ装置1A〜1Gは、インストルメントパネル91以外のパネルに取り付けてもよい。また、エアバッグ装置1A〜1Gをパネル以外の車両部材に取り付けてもよい。即ち、本発明は、助手席用エアバッグ装置だけでなく、エアバッグカバーを備えた種々のエアバッグ装置に適用できる。
As mentioned above, although embodiment which attaches
1A〜1G・・・エアバッグ装置、2・・・エアバッグ、3・・・インフレータ、4・・・保持部材、5・・・挿入部、5A・・・係止爪、5B・・・引っ掛かり部、5C・・・突起、6・・・ブラケット、10・・・エアバッグカバー、11・・・エアバッグリッド、12・・・周壁、13・・・外壁、14・・・隙間部、15・・・固定部、16・・・挿入孔、90・・・車両、91・・・インストルメントパネル、92・・・固定部材、93・・・ボルト、94・・・開口部、95・・・周縁部、96・・・車室。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
エアバッグカバーが、エアバッグを覆うエアバッグリッドと、エアバッグリッドの裏側に形成されてエアバッグを囲む周壁と、エアバッグリッドの裏側に形成されて周壁の外側に位置する外壁と、周壁と外壁の間に形成された隙間部と、隙間部に挿入される保持部材を固定する固定部と、を有し、
保持部材が、隙間部に挿入されて固定部に固定される挿入部を有し、挿入部によりエアバッグカバーに取り付けられ、
エアバッグカバーが、周壁に形成された固定部と外壁に形成された固定部からなる複数の固定部を有し、
保持部材が、エアバッグカバーの複数の固定部に固定される複数の挿入部を有し、
周壁の固定部に固定される挿入部と外壁の固定部に固定される挿入部が、保持部材の所定の縁部に沿って交互に配置されたエアバッグ装置。 An airbag device comprising: an airbag cover; an airbag disposed in the airbag cover; and a holding member that holds the airbag and is attached to the airbag cover,
The airbag cover includes an airbag grid that covers the airbag, a peripheral wall that is formed on the back side of the airbag grid and surrounds the airbag, an outer wall that is formed on the back side of the airbag grid and is located outside the peripheral wall, and between the peripheral wall and the outer wall. And a fixing portion that fixes the holding member inserted into the gap portion,
The holding member has an insertion portion that is inserted into the gap portion and fixed to the fixing portion, and is attached to the airbag cover by the insertion portion ,
The airbag cover has a plurality of fixing parts including a fixing part formed on the peripheral wall and a fixing part formed on the outer wall,
The holding member has a plurality of insertion portions fixed to the plurality of fixing portions of the airbag cover,
The airbag apparatus by which the insertion part fixed to the fixing | fixed part of a surrounding wall and the insertion part fixed to the fixing | fixed part of an outer wall are alternately arrange | positioned along the predetermined | prescribed edge part of a holding member .
保持部材の挿入部が、周壁と外壁に挟まれた状態で、隙間部に配置されるエアバッグ装置。 In the airbag apparatus described in Claim 1,
The airbag apparatus arrange | positioned in a clearance gap in the state where the insertion part of the holding member was pinched | interposed into the surrounding wall and the outer wall.
保持部材の挿入部が、隙間部よりも厚く、隙間部を広げて隙間部に配置されるエアバッグ装置。 In the airbag apparatus described in Claim 1 or 2,
An airbag device in which an insertion part of a holding member is thicker than a gap part, and the gap part is widened and disposed in the gap part.
保持部材の挿入部が、隙間部内で、周壁又は外壁に接触する突起を有するエアバッグ装置。 In the airbag apparatus as described in any one of Claim 1 thru | or 3,
The airbag apparatus in which the insertion part of a holding member has the protrusion which contacts a surrounding wall or an outer wall within a clearance gap part.
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