JP6038707B2 - 噛合チェーン式昇降装置 - Google Patents
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Description
このような従来の噛合チェーン式昇降装置として、例えば、図10に示すような噛合チェーン式昇降装置700がある。
ここで、図10は、従来技術の噛合チェーン式昇降装置700を示す斜視図である。
このうち、ベースフレーム735には、一対のチェーン収納部730と、昇降ガイド740とが配設されていた。
一対のチェーン収納部730は、一対の噛合チェーン対向方向Yに一対となるように配設されていた。
また、昇降ガイド740は、一対のチェーン収納部730および減速ユニット710に対してチェーン幅方向外側となる位置に一対配設されていた。
ここで、一対の昇降ガイド740のうちの一方のみについて説明し、他方については一方と同様であるのでその説明を省略する。
第1アーム741の中間部分と第2アーム742の中間部分とに支軸749が挿通され、第1アーム741と第2アーム742とが支軸749を支点に回動自在に設けられていた。
他方、第2アーム742のベース側端部742aは、一対の噛合チェーン対向方向Yに延設されたベース側スライド機構734を介してベースフレーム735と接続されていた。
他方、第2アーム742の被作動体側端部742bは、被作動体750と接続されていた。
さらに、スライド機構の位置がチェーン収納部の幅方向外側ではなく上側でありチェーン幅方向での装置全体の寸法が従来の構成と比べて小さくなるため、省スペース化できる。
また、従来のベースフレームが不要となるため、その分だけ容易に噛合チェーン式昇降装置を組み立てることができる。
さらに、チェーン収納部の剛性が高くなるため、騒音や振動を低減できる。
また、噛合チェーンは、チェーン幅方向左右一対で配置される内歯プレートからなる内リンクユニットをチェーン幅方向に複数列接続した多列構造でもよいし、単列構造でもよい。
また、本発明の噛合チェーン式昇降装置で用いる噛合チェーンの内歯プレート及び外歯プレートなどのプレートの具体的な形状については、相互に対向する同種のプレート同士をそれぞれ噛み合せて一体とするとともにそれぞれ噛み外して分岐するものであれば如何なる形状を呈するものであってもよい。
ここで、図1は、本発明の実施例である噛合チェーン式昇降装置100の概略を示す斜視図であり、図2(A)は、噛合チェーン式昇降装置100に用いられる一対の噛合チェーン120の一部の分解斜視図であり、図2(B)は、噛合チェーン式昇降装置100に用いられる一対の噛合チェーン120の斜視図であり、図3は、噛合チェーン式昇降装置100の下降状態を示す正面図であり、図4は、噛合チェーン式昇降装置100の上昇状態を示す正面図であり、図5は、図4に示す符号5で視た噛合チェーン式昇降装置100の側面図であり、図6は、図1に示す符号6で視た一方のチェーン収納部130Aの斜視図であり、図7は、図6に示す符号7で視た一方のチェーン収納部130Aの正面図であり、図8は、図1に示す符号8で視た他方のチェーン収納部130Bの斜視図であり、図9は、図8に示す符号9で視た他方のチェーン収納部130Bの正面図である。
このうち、被作動体150は、テーブル状に形成され、物や人を上に載せることができるように設けられている。
また、一対の噛合チェーン120は、噛み合った噛み合い部分120Gが剛直化して駆動モータ111の動力を被作動体150へ伝達し被作動体150を昇降させるように構成されている。
さらに、昇降ガイド140は、被作動体150をベースBに対して昇降方向Zへ案内するように設けられている。
また、減速ユニット110は、駆動モータ111と、減速機構112とから構成され、一対の噛合チェーン120を介して被作動体150へ動力を伝達するように設けられている。
図2(A)および図2(B)に示すように、一対の噛合チェーン120は、一方の噛合チェーン120Aと他方の噛合チェーン120Bとから構成されている。
一対のうちの一つ(一方)の噛合チェーンは、一例として、内歯プレート121と、外歯プレート122と、ブシュ123と、連結ピン124と、ローラ125とから構成されている。
また、外歯プレート122は、一対の内歯プレート121の外側に一対配置され、チェーン長手方向前後に配設されたピン孔を有している。
さらに、一対の内歯プレート121とブシュ123とローラ125とからなる内歯ユニットUが、チェーン幅方向Xで2列構成されている。
なお、本実施例では、内歯ユニットUが2列構成されているが、1列でも3列以上でもよいのは言うまでもない。
他方、駆動モータ111が逆転駆動すると、一対の噛合チェーン120の噛み合い部分120Gが動力を受けて昇降方向降側へ移動しながら図示しない一本のガイド溝の分岐によって互いに噛み外れ、噛み外れ部分120Hがチェーン長手方向他端側(進退方向退避側)へ移動して一対のチェーン収納部130にそれぞれ収納されるように構成されている。
図1および図5に示すように、昇降ガイド140が、一対の噛合チェーン120の剛直化した噛み合い部分120Gのチェーン幅方向両側に左右一対配設されている。
ここで、左右一対の昇降ガイド140については、一方のみについて詳しく説明することとし、他方については、一方と同様であるのでその詳しい説明を省略する。
なお、X字状構造Aは、昇降方向Zに1つでもよいし、3つ以上でもよい。
1つ目のX字状構造Aは、第1アーム141と第2アーム142とで構成されている。
具体的には、第1アーム141の中間部分と第2アーム142の中間部分とに第1支軸145が挿通され、第1アーム141と第2アーム142とが第1支軸145を支点に回動自在に設けられている。
具体的には、第3アーム143の中間部分と第4アーム144の中間部分とに第2支軸146が挿通され、第3アーム143と第4アーム144とが第2支軸146を支点に回動自在に設けられている。
他方、X字状構造Aの昇降方向降側の他端である第2アーム142のベース側端部142aが、一対のチェーン収納部130のうちの他方のチェーン収納部130Bの上側に配設されている。
ここで、ベース側スライド機構134は、他方のチェーン収納部130Bの上側を一対の噛合チェーン対向方向Yにスライド自在なスライド部材134aを有しており、第2アーム142のベース側端部142aは、スライド部材134aと接続されている。
同様に、第2アーム142の被作動体側端部142bが、第2ガイド連結ピン148で第3アーム143のベース側端部143aと連結されている。
ここで、被作動体側スライド機構151は、一対の噛合チェーン対向方向Yに延設されたスライドレール151aを有しており、第3アーム143の被作動体側端部143bは、スライドレール151aと接続されている。
また、第4アーム144の被作動体側端部144bが、被作動体150と接続されている。
これにより、従来のベースフレーム(図10に示す符号735)が不要となる。
さらに、図1および図5に示すように、ベース側スライド機構134の位置が他方のチェーン収納部130Bのチェーン幅方向外側ではなく上側であり、チェーン幅方向Xでの装置全体の寸法が従来の構成と比べて小さくなる。
これにより、ベース側スライド機構134が、他方のチェーン収納部130Bの上側からはみ出ていない。
図6乃至図9に示すように、一対のチェーン収納部130が、噛合チェーンの噛み外れ部分120Hを案内するとともに収納する収納ガイドレール132をそれぞれ有している。
具体的には、一方のチェーン収納部130Aおよび他方のチェーン収納部130Bが、収納ケース131と、収納ガイドレール132と、板状補強部材133とをそれぞれ有している。
また、収納ガイドレール132は、チェーン幅方向Xと直交する一対のチェーン対向方向Yおよび昇降方向Zに延びた板状部材であり、板状部材の一部を切り抜いて形成したレールに沿って噛合チェーンの噛み外れ部分120Hを案内し収納するように構成されている。
本実施例では、図2を用いて前述したように、噛合チェーンの一対の内歯プレート121とローラ125とからなる内歯ユニットUが、チェーン幅方向Xに2列配設されている。
これにより、内歯ユニットUが単列の構成と比べて、一対のチェーン収納部130の昇降方向Zの剛性が高くなる。
なお、内歯ユニットUがチェーン幅方向Xに3列以上の場合、収納ガイドレール132の並設数は、3列以上の内歯ユニットUのローラ125の数に対応して3枚以上となるのは言うまでもない。
これにより、チェーン幅方向Xに作用する力が受け止められ、チェーン収納部の剛性が高くなり、振動や騒音が低くなる。
また、一対のチェーン収納部130が、噛合チェーンの噛み外れ部分120Hを案内するとともに収納する収納ガイドレール132をそれぞれ有し、この収納ガイドレール132が、チェーン幅方向Xと直交する方向に延びた板状部材であり、噛合チェーンの一対の内歯プレート121とローラ125とからなる内歯ユニットUが、チェーン幅方向Xに2列以上配設され、収納ガイドレール132が、2列以上の内歯ユニットUのローラ125に対応して2つ以上並設されていることにより、内歯ユニットUが単列の構成と比べて、一対のチェーン収納部130が昇降ガイド140をしっかりと支持して被作動体150の位置を安定させることができるとともに、騒音や振動を低減できる。
110、 710 ・・・ 減速ユニット
111 ・・・ 駆動モータ
112 ・・・ 減速機構
120、 720 ・・・ 一対の噛合チェーン
120A ・・・ 一方の噛合チェーン
120B ・・・ 他方の噛合チェーン
120G ・・・ 噛み合い部分
120H ・・・ 噛み外れ部分
121 ・・・ 内歯プレート
122 ・・・ 外歯プレート
123 ・・・ ブシュ
124 ・・・ 連結ピン
125 ・・・ ローラ
130、 730 ・・・ 一対のチェーン収納部
130A ・・・ 一方のチェーン収納部
130B ・・・ 他方のチェーン収納部
131 ・・・ 収納ケース
132 ・・・ 収納ガイドレール
133 ・・・ 板状補強部材
134、 734 ・・・ ベース側スライド機構
134a ・・・ スライド部材
735 ・・・ ベースフレーム
140、 740 ・・・ 昇降ガイド
141、 741 ・・・ 第1アーム
141a、741a・・・ ベース側端部
141b、741b・・・ 被作動体側端部
142、 742 ・・・ 第2アーム
142a、742a・・・ ベース側端部
142b、742b・・・ 被作動体側端部
143 ・・・ 第3アーム
143a ・・・ ベース側端部
143b ・・・ 被作動体側端部
144 ・・・ 第4アーム
144a ・・・ ベース側端部
144b ・・・ 被作動体側端部
145 ・・・ 第1支軸
146 ・・・ 第2支軸
147 ・・・ 第1ガイド連結ピン
148 ・・・ 第2ガイド連結ピン
749 ・・・ 支軸
150、 750 ・・・ 被作動体(テーブル)
151、 751 ・・・ 被作動体側スライド機構
151a ・・・ スライドレール
A ・・・ X字状構造
B ・・・ ベース
U ・・・ 内歯ユニット
X ・・・ チェーン幅方向
Y ・・・ 一対の噛合チェーン対向方向
Z ・・・ 昇降方向
Claims (3)
- 被作動体の昇降方向に伸縮して被作動体をベースに対して昇降方向にガイドする昇降ガイドと、駆動モータの動力を被作動体へ伝達して被作動体を昇降させる一対の噛合チェーンと、該一対の噛合チェーンの噛み外れ部分をそれぞれ収納する一対のチェーン収納部とを備えた噛合チェーン式昇降装置において、
前記昇降ガイドが、前記一対の噛合チェーンの剛直化した噛み合い部分のチェーン幅方向両側に左右一対配設されるとともに、前記昇降方向に1つまたは複数連続して配設されたX字状構造を有し、
該X字状構造の昇降方向降側の一端が、前記ベースを構成する一対のチェーン収納部のうちの一方のチェーン収納部の上側と接続され、
前記X字状構造の昇降方向降側の他端が、前記一対のチェーン収納部のうちの他方のチェーン収納部の上側に配設され昇降方向と直交する一対の噛合チェーン対向方向に延設されたスライド機構を介して他方のチェーン収納部の上側と接続されていることを特徴とする噛合チェーン式昇降装置。 - 前記スライド機構が、前記他方のチェーン収納部の上側の配設範囲内で延設されていることを特徴とする請求項1に記載の噛合チェーン式昇降装置。
- 前記一対のチェーン収納部が、前記チェーン幅方向外側に配設されチェーン幅方向および昇降方向に延びた板状補強部材をそれぞれ有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の噛合チェーン式昇降装置。
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