JP6034465B1 - 冷却装置及び冷却システム - Google Patents
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Abstract
【課題】設置スペースの増大を抑制する。【解決手段】本発明に係る冷却装置120は、筐体121に開閉可能に設けられる背面扉に配置される蒸発器127と、筐体121の上方に設けられ、凝縮器と接続される冷媒中継器112と、一端が蒸発器127に接続され、他端が冷媒中継器112における蒸発器127の配置される側とは異なる側に接続される屈曲自在なフレキシブル管123と、を備え、フレキシブル管123の少なくとも一部は、冷媒中継器112と立体交差するよう、冷媒中継器112の下方に配設される。【選択図】 図1
Description
本発明は、冷却装置及び冷却システムに関し、特に、冷媒の相変化現象を利用して電子機器を冷却する冷却装置及び冷却システムに関する。
近年、インターネットサービス等の拡大に伴い、情報量が大幅に増加している。このため、情報を扱うデータセンタでは、情報処理を行うサーバ、ネットワーク機器等の電子機器を多数設置する必要がある。このように、電子機器を多数設置すると、これら電子機器を冷却するために空調電力が増大してしまう。
そこで、空調電力を抑えた冷却方式の一例として、冷媒の相変化現象を利用する相変化冷却方式に関する技術が知られており、例えば、特許文献1には、電子機器冷却システムに関する技術が開示されている。この特許文献1記載の技術は、リアドアと冷却槽をフレキシブル配管で接続し、リアドアと冷却槽との間で、冷媒を相変化させ、筐体内の電子機器の冷却を可能にしている。
ここで、情報量が大幅に増加すると、電子機器から発生する熱量が増大するため、この熱量にあわせて、冷媒の流路となるフレキシブル管の径を太くする必要がある。そして、フレキシブル管の径を太くする場合、このフレキシブル管の曲げ半径も大きくなるため、リアドアと冷却槽とを離す必要がある。しかしながら、上記特許文献1記載の技術は、リアドアの近傍に冷却槽を配置しており、フレキシブル管の径を太くできない構成となっている。これにより、上記特許文献1記載の技術は、電子機器を多数設置する場合において、電子機器から発生する熱を放熱し切れない可能性がある。
そこで、フレキシブル管の径を太くすることが可能な構成として、図11及び図12に例示するような冷却システム900が知られている。図11及び図12を用いて、関連する冷却システム900について説明する。図11及び図12は、関連する冷却システム900の平面図及び側面図である。
冷却システム900の冷却装置920は、蒸発部927、フレキシブル管923、冷媒中継器912を具備している。この冷媒中継器912は、蒸発部927から離した位置に設けられている。そして、冷媒中継器912と蒸発器927とをフレキシブル管923にて接続し、このフレキシブル管923を冷媒中継器912と蒸発器927との直線距離よりも長くし、余長を持たせて配設している。これにより、冷却装置920は、フレキシブル管923の径を太くした場合であっても、背面扉の開閉を可能としている。
しかしながら、上述の冷却装置920では、冷媒中継器912を蒸発器927から離しているため、設置スペースを増大させてしまう。このため、冷却装置920では、データセンタに多数の筐体を設置するための十分なスペースがあれば問題ないが、スペースがない場合、データセンタに多数の冷却装置を設置することができない。そして、冷却装置920では、仮に冷媒中継器912を蒸発器927側に近づけると、フレキシブル管923が設置スペースからはみ出てしまい、結局、設置スペースを増大させてしまう。このため、冷却装置900は、筐体912と他の筐体との間の距離を、所定の距離以上、確保しなければならず、設置スペースを増大させてしまっていた。
本発明の目的は、設置スペースの増大を抑制することが可能な冷却装置及び冷却システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る冷却装置は、筐体に開閉可能に設けられる背面扉に配置される蒸発器と、前記筐体の上方に設けられ、凝縮器と接続される冷媒中継器と、一端が前記蒸発器に接続され、他端が前記冷媒中継器における前記蒸発器の配置される側とは異なる側に接続される屈曲自在なフレキシブル管と、を備え、前記フレキシブル管の少なくとも一部は、前記冷媒中継器と立体交差するよう、前記冷媒中継器の下方に配設される、ことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る冷却システムは、上記蒸発器を複数有し、これら複数の蒸発器の夫々は、上記冷媒中継器に接続される、ことを特徴とする。
本発明によれば、設置スペースの増大を抑制することができる。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1を用いて、本発明の一実施形態(第1の実施形態)について説明する。図1は、本実施形態(第1の実施形態)に係る冷却システム100の平面図である。冷却システム100は、複数の冷却装置110,120,130,140と、これら複数の冷却装置110,120,130,140の夫々に接続される冷媒中継器112と、を備えて構成されている。なお、複数の冷却装置110,120,130,140は、同一の構成であるため、冷却装置120について説明し、他の冷却装置110,130,140についてはその説明を省略する。
図1を用いて、本発明の一実施形態(第1の実施形態)について説明する。図1は、本実施形態(第1の実施形態)に係る冷却システム100の平面図である。冷却システム100は、複数の冷却装置110,120,130,140と、これら複数の冷却装置110,120,130,140の夫々に接続される冷媒中継器112と、を備えて構成されている。なお、複数の冷却装置110,120,130,140は、同一の構成であるため、冷却装置120について説明し、他の冷却装置110,130,140についてはその説明を省略する。
冷却装置120は、蒸発器127と、冷媒中継器112と、フレキシブル管123とを備えて構成されている。蒸発器127は、筐体121に開閉可能に設けられる背面扉に配置される。冷媒中継器112は、筐体121の上方に設けられ、図示しない凝縮器と接続される。フレキシブル管123は、一端が蒸発器127に接続され、他端が冷媒中継器112における蒸発器127の配置される側とは異なる側に接続される。そして、フレキシブル管123は、屈曲自在となるよう構成されている。また、フレキシブル管123の少なくとも一部は、冷媒中継器112と立体交差するよう、冷媒中継器112の下方に配設される。ここで、冷媒中継器112における蒸発器127の配置される側とは、筐体121の背面側をいい、異なる側とは、筐体121の正面側をいう。すなわち、フレキシブル管123の他端は、冷媒中継器112における筐体121の正面側に接続される。また、立体交差とは、フレキシブル管123を蒸発器127側から冷媒中継器112の下方を通した後に折り返して冷媒中継器112と接続させ、筐体121の上方で冷媒中継器112とフレキシブル管123とを交差させることをいう。
このように、冷却装置120は、冷媒中継器112を筐体121の上方に設け、フレキシブル管123を蒸発器127と、冷媒中継器112における蒸発器127の配置される側とは異なる側と、に接続させている。そして、冷却装置120は、冷媒中継器112とフレキシブル管123とを立体交差させることで、これら冷媒中継器112及びフレキシブル管123を筐体121の設置スペースの上方領域内に収めることが可能となる。よって、本実施形態では、設置スペースの増大を抑制することができる。
(第2の実施形態)
図2乃至図5を用いて、本発明の他の実施形態(第2の実施形態)について説明する。図2及び図3は、本実施形態(第2の実施形態)に係る冷却システム200の平面図及び側面図である。また、図4及び図5は、本実施形態(第2の実施形態)に係る冷却システム200の平面図及び側面図であり、筐体221の背面扉を開いた状態を示す図である。
図2乃至図5を用いて、本発明の他の実施形態(第2の実施形態)について説明する。図2及び図3は、本実施形態(第2の実施形態)に係る冷却システム200の平面図及び側面図である。また、図4及び図5は、本実施形態(第2の実施形態)に係る冷却システム200の平面図及び側面図であり、筐体221の背面扉を開いた状態を示す図である。
冷却システム200は、複数の冷却装置210,220,230,240を備えて構成されている。なお、これら複数の冷却装置210,220,230,240は、同一の構成であるため、冷却装置220について説明し、他の冷却装置210,230,240についてはその説明を省略する。冷却装置220は、蒸発部227、図示しない凝縮部、冷媒中継器212、冷媒蒸気配管223、冷媒液配管224と、を備えて構成されている。
冷却装置220の蒸発部227は、筐体221の背面側を覆うように配設されている。ここで、筐体221は、平面、底面、正面、背面、側面、からなり、矩形状をなして形成されている。なお、以下では、図2に示す面を平面といい、図2の上方側を正面、下方側を背面、左右側を側面という。また、これに基づいて、図2の上下方向を正面−背面方向、左右方向を側面方向、奥行き方向を平面−底面方向という。
蒸発部227は、筐体221の背面扉として機能し、図示しない回転軸を有する取り付け金具にて、筐体221に開閉自在に取り付けられている。また、蒸発部227は、筐体221の内部に収容されている図示しない電子機器と熱的に接続されており、内部に貯蔵した冷媒液が気化することにより、電子機器の熱を奪う。なお、これら電子機器は、既知の技術であるため、その説明を省略する。蒸発部227は、発熱体の熱を奪う際に、貯蔵した冷媒液を蒸気(以下、この蒸気を冷媒蒸気という)に相変化させ、発熱体を冷却する。このとき、発熱体の排気熱は、冷媒蒸気に吸熱される。冷媒蒸気は、冷媒蒸気配管を介して冷媒中継器212に流入する。さらに、冷媒蒸気は、冷媒中継器212から図示しない熱交換器に流入する。
凝縮部は、蒸発部227よりも高所に設置されている。この凝縮部は、冷媒蒸気を液体(以下、この液体を冷媒液という)に相変化させ、熱を放熱する。このとき、凝縮部は、空気等の冷温媒体と熱交換を行うことで冷媒蒸気を凝縮し、液化させる。
冷媒蒸気配管223は、蒸発部227で相変化にて生成された冷媒蒸気を、この蒸気冷媒の浮力を利用して蒸発部227から冷媒中継器212に流す流路となる。本実施形態において、冷媒蒸気配管223は、屈曲自在である金属製のフレキシブル管を用いて構成されている。なお、本実施形態では、冷媒蒸気配管223の材質を金属製としているが、例えば、ゴム、テフロン(登録商標)等の樹脂製では、空気が外部から内部に浸透し管内の真空度を低下させてしまうからであり、上述の真空度を満足するものであれば、金属に限定されない。そして、冷媒蒸気配管223は、その一端が冷媒中継器212に接続され、他方の一端が筐体221の蒸発部227に接続されている。なお、冷媒蒸気配管223の太さは、特に限定されないが、一例としては、例えば、15kWの熱量を移送する場合、内径50mm程度の太さとすると良い。また、他例として、例えば、30kWの熱量を移送する場合、内径65mm程度の太さとする良い。
冷媒液配管224は、熱交換器で相変化にて生成された冷媒液を、この冷媒液の重力を利用して、上流側の冷媒中継器212から下流側の蒸発部227に流す流路となる。冷媒液配管224も、冷媒蒸気配管223と同様に、屈曲自在であるフレキシブル管を用いて構成されている。冷媒液配管224も、冷媒蒸気配管223と同様に、その一端が冷媒中継器212に接続され、他方の一端が蒸発部227に接続されている。
ここで、蒸発部227は、上述したように、回転軸を中心に回転することで、開閉する背面扉として機能している。このため、背面扉の開閉に従い、冷媒蒸気配管223及び冷媒液配管224の他方の一端の位置が筐体221の背面方向に引っ張られる。このため、本実施形態では、冷媒蒸気配管223及び冷媒液配管224を、自身が有する余長及び柔軟性によって曲げ伸ばしさせることにより、背面扉の開閉を可能にしている。これにより、冷媒中継器212と蒸発部227との接続を維持したまま、蒸発部227を背面扉として開閉することが可能となる。
冷媒中継器212は、円筒形状をなし、筐体221の側面方向に沿って延設されている。なお、本実施形態では、冷媒中継器212は、円筒形状をなして形成されているが、円形状に限定されず、例えば、角形状をなして形成しても良い。そして、冷媒中継器212は、上述したように、筐体221の平面の上方領域に配設されている。ここで、上述の関連する冷却システム900では、上述したように、フレキシブル管923の余長を確保するために、冷媒中継器912が、筐体921の設置スペースの領域ではなく、筐体921の設置スペースから外れた位置に配設されている。このため、関連する冷却システム900では、筐体921の正面側のスペースに他の筐体を設置することができず、設置スペースが十分に確保できない場合において、多数の筐体を設置することができない。これに対して、本実施形態では、冷媒中継器212を筐体921の設置スペース内に配設している。これにより、本実施形態では、設置スペースの省スペース化を図ることが可能となる。
また、本実施形態において、冷媒中継器212を筐体221の正面−背面方向における略中央から背面側の間に位置させている。また、冷媒中継器212を筐体221の平面から所定の高さ離した位置に設けている。これにより、冷媒蒸気配管223及び冷媒液配管224を屈曲させて、筐体221の設置スペースの領域内に配設させることが可能となる。なお、冷媒中継器212を筐体221の正面−背面方向における略中央から背面側の間に位置であれば特に限定されないが、好ましくは、略中央に位置させると良い。これにより、冷媒中継器212による使用者への圧迫感を抑制することが可能となる。
また、筐体221には、キャッピング218が配設されている。なお、キャッピング218とは、空調の気流を制御するものであり、各筐体の通路を壁、屋根等で区画し、電子機器への吸気(低温)と排気(高温)を物理的に分離させ、効率的な空調環境を実現する製品である。このキャッピング218は、筐体221の正面側の縁に立設されている。これにより、キャッピング218は、筐体221の平面の上方と、筐体221の正面側とを区画し、冷媒中継器212、冷媒蒸気配管223及び冷媒液配管224を流れる冷媒への影響を軽減している。
ここで、関連する冷却システム900では、冷媒中継器912が筐体221の設置スペースの領域からはみ出て配設されている。このため、冷却システム900にキャッピングを設ける場合、このキャッピングに冷媒蒸気配管923を挿通させるための孔を開ける必要が生じる。これに対して、本実施形態の冷却システム200は、冷媒蒸気配管223を筐体221の設置スペース内で配設しているため、キャッピング218に冷媒蒸気配管223を通過させるための孔を開ける必要がないため、より確実に空気の流れを遮蔽することが可能となる。
このように、本実施形態では、金属製の冷媒蒸気配管223のような捩じることが出来ない冷媒蒸気配管223であっても、接続を維持したまま、背面扉の開閉を可能にしている。そして、背面扉の開閉を可能とするために、冷媒蒸気配管223の余長を確保した場合であっても、冷媒蒸気配管223を筐体221の設置スペースに収めておくことが可能となる。よって、本実施形態によれば、設置スペースの増大を抑えることが可能となり、データセンタに、より多くの筐体を設置することができる。
(第3の実施形態)
図6乃至図10を用いて、本発明の他の実施形態(第3の実施形態)について説明する。図6乃至図8は、本実施形態(第3の実施形態)に係る冷却装置300の平面図、側面図及び背面図である。また、図9及び図10は、本実施形態(第3の実施形態)に係る冷却システム300の平面図及び側面図であり、筐体321の背面扉を開いた状態を示す図である。なお、本実施形態の冷却システム300の冷却装置320は、上述の第2の実施形態の冷却装置220に対し、冷媒蒸気配管323及び冷媒液配管324が複数の屈曲部を有する点が異なるが、他の点は同様である。したがって、上述の第2の実施形態の冷却装置220と同様の点は、相当する符号を付してその説明を省略する。
図6乃至図10を用いて、本発明の他の実施形態(第3の実施形態)について説明する。図6乃至図8は、本実施形態(第3の実施形態)に係る冷却装置300の平面図、側面図及び背面図である。また、図9及び図10は、本実施形態(第3の実施形態)に係る冷却システム300の平面図及び側面図であり、筐体321の背面扉を開いた状態を示す図である。なお、本実施形態の冷却システム300の冷却装置320は、上述の第2の実施形態の冷却装置220に対し、冷媒蒸気配管323及び冷媒液配管324が複数の屈曲部を有する点が異なるが、他の点は同様である。したがって、上述の第2の実施形態の冷却装置220と同様の点は、相当する符号を付してその説明を省略する。
本実施形態において、冷媒蒸気配管323及び冷媒液配管324が、複数の屈曲部を有して配設される。ここで、冷媒蒸気配管323を流れる冷媒は、蒸気と液体との混合二相流となる。そして、液体は、蒸気の勢いに引っ張られ、冷媒中継器312に向かって上がっている。このとき、上述の第2の実施形態では、液体は、途中までは、冷媒蒸気配管223の最も低い箇所を流れるが、途中から逆勾配となり液流れの乗り移りが発生する。このため、上述の第2の実施形態では、液体の乗り移り現象により冷媒蒸気配管223の振動が発生し、冷媒蒸気配管223の寿命を短くしてしまう可能性がある。また、上述の第2の実施形態では、液体の乗り移り箇所で液体と蒸気とが交わるため、蒸気の流れを阻害し、性能低下を招く可能性もある。これに対し、本実施形態の冷媒蒸気配管323は、上述したように、複数の屈曲部を有し、冷媒中継器312に向かって上がる箇所を斜めにしているため、逆勾配はなく、液体は、冷媒蒸気配管323の断面で最も低い場所を上がっていく。このため、本実施形態では、蒸気の流れを妨げず、冷媒蒸気配管323に振動を発生させないため、冷媒蒸気配管323の寿命の低下を予防することが可能となる。
このように、本実施形態でも、冷媒蒸気配管323の接続を維持したまま、背面扉の開閉を可能にしている。そして、背面扉の開閉を可能にするために、冷媒蒸気配管323の余長を確保した場合であっても、冷媒蒸気配管323を筐体321の設置スペースの領域に収めておくことが可能となる。よって、本実施形態によれば、設置スペースの増大を抑えることが可能となり、データセンタに、より多くの筐体を設置することができる。
さらに、本実施形態では、上述したように、冷媒蒸気配管323を冷媒中継器312に向かって上がる箇所を斜めにしているため、蒸気の流れを妨げず、冷媒蒸気配管323に振動を発生させないため、冷媒蒸気配管323の寿命の低下を予防することができる。
100 冷却システム
112 冷媒中継器
120 冷却装置
121 筐体
123 フレキシブル管
127 蒸発器
112 冷媒中継器
120 冷却装置
121 筐体
123 フレキシブル管
127 蒸発器
Claims (6)
- 筐体に開閉可能に設けられる背面扉に配置される蒸発器と、
前記筐体の上方に設けられ、凝縮器と接続される冷媒中継器と、
一端が前記蒸発器に接続され、他端が前記冷媒中継器における前記蒸発器の配置される側とは異なる側に接続される屈曲自在なフレキシブル管と、を備え、
前記フレキシブル管の少なくとも一部は、前記冷媒中継器と立体交差するよう、前記冷媒中継器の下方に配設される、
ことを特徴とする冷却装置。 - 前記冷媒中継器は、前記筐体の上方における略中央に位置する、
ことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。 - 前記フレキシブル管は、複数の屈曲部を有して配設される、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の冷却装置。 - 前記フレキシブル管の少なくとも一部は、このフレキシブル管における前記冷媒中継器の下方に位置する部位から前記冷媒中継器に向かって斜め上方に延設されてなる、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の冷却装置。 - 前記冷媒中継器における前記蒸発器の配置される側とは異なる側は、前記筐体の正面側に位置する、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の冷却装置。 - 各々が、複数の筐体の各々に開閉可能に設けられる複数の背面扉の各々に配置される複数の蒸発器と、
前記複数の筐体の上方に設けられ、凝縮器と接続される冷媒中継器と、
一端が複数の前記蒸発器のそれぞれに接続され、他端が前記冷媒中継器における前記蒸発器の配置される側とは異なる側に接続される屈曲自在な複数のフレキシブル管と、を備え、
前記フレキシブル管の少なくとも一部は、前記冷媒中継器と立体交差するよう、前記冷
媒中継器の下方に配設される、
ことを特徴とする冷却システム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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