JP6027853B2 - 筆記具 - Google Patents
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Description
インクタンク内に毛管力によってインクを貯留する第1の貯留体を収容し、
前記第1の貯留体の前方に筆記部先端の後方・先方への移動により開・閉する弁部材を配置し、
前記弁部材の先方に前記第1の貯留体よりも毛管力の低い第2の貯留体を配置し、
前記筆記部の先端を後方に押圧して前記筆記部が後方に移動した場合に、弁部材が開いて筆記部及び第2の貯留体側に向けてインクが流入可能になり、
一方、前記筆記部が先方に移動した場合に、弁部材が閉じて該弁部材が第1の貯留体側からインクを吸引するようにしたことを特徴とする筆記具である。
先軸内に、軸筒に対して先後移動可能で内部に連通路の有る継手部を設け、
継手部を先方に付勢するスプリングを軸筒と継手部との間に設け、
継手部の連通路の一方に筆記部を連通させ、他方にインクタンクを連通させると共に、連通路中に弁部材を配設し、
前記筆記部の先端を後方に押圧して前記筆記部が後方に移動した場合に、継手部が軸筒に対して後方に移動して、連通路における弁部材のインクタンク側が正圧になって弁部材が開きかつ第2の貯留体に第1の貯留体側からインクが流入可能になり、
一方、前記筆記部がスプリングの付勢力で前方に移動した場合に、継手部が軸筒に対して先方に移動して、連通路における弁部材のインクタンク側が負圧になって弁部材が閉じかつ連通路に第1の貯留体側からインクを吸引するようにしたことが好適である。
軸筒10の先端部10a内には、内周向きの突部10bが有り、その突部10bと継手部24の間にスプリング26が装着・係止して、該スプリング26によって継手部24を軸筒10に対して先方向きに付勢する構造である。
また、軸筒10の先端部10a内に突部10b付近の内側に筒状部10cが先方に突出形成され、筒状部10cには継手部24の後部が外嵌している。
また、弁部材18は、ゴム等の粘弾性部材によって形成され、筆記部12側の底部に形成されたスリット18aが開閉するスリット弁である。具体的には、弁部材18は底部を筆記部12側に向け、逆側の開口がインクタンク14側に向いた概略椀状のものであり、インクタンク側14の開口の周囲部にフランジが形成される。段付きの継手部24内面と前記スペーサ28によってこのフランジを挟んで前記弁部材18を継手部24に固定している。なお、スペーサ28の周囲から筆記部12の周囲にわたって第2の貯留部20が配置され、第2の貯留部20によって筆記部12に導入されたインキが一時的に貯留されるようになっている。
弁部材18は、全体が粘弾性部材で形成されるものだけでなく、二色成形や接着等によりスリット18aの有る底部のみが粘弾性部材で形成され、他部分が底部とは異なる剛性の有る部材で形成されているものにすることもできる。
図2(a)に示すように、押圧しない通常状態では当初筆記部12が先端に位置している。そして、図2(b)に示すように、使用者が前記筆記部12の先端を後方に押圧した場合に、前記筆記部12が後方に移動し、それにつれて、継手部24が軸筒10に対して後方に移動する。
したがって、図2(b)に示すように、継手部24が後方に移動することで、継手部24の内圧が上がるが、粘弾性部材からなる弁部材18が開弁する。この弁部材18の開弁によって、連通路24a内の圧力が筆記部12側に抜ける。
すなわち、筆記具使用当初では、弁部材18が空気を外気に抜いていくが、複数回のポンピングにより、インクが連通路24a内に満たされ、弁部材18のスリット18aを介して筆記部12及び第2の貯留体20に向けて流れる。これによって、継手部24の連通路24aがインクタンク14に対してシールされた状態で移動し、連通路24aのインクタンク14側が正圧になるので、弁部材18が開弁して、筆記部12側にインクが流れ込む。筆記部12側に流れ込んだインクは筆記部12の周囲の第2の貯留体20に流れ込んで貯留される。
その他は、実施形態の筆記具と同様の構成と作用効果を有する。
10a 軸筒の先端部
10b 軸筒の突部
10c 軸筒の筒状部
10d 軸筒のシール
10e 軸筒の空気置換孔
10f 軸筒の孔
10g 流通孔
12 筆記部
14 インクタンク
16 第1の貯留体
18 弁部材
18a スリット
20 第2の貯留体
22 先軸
24 継手部
24a 連通路
26 スプリング
Claims (5)
- 軸筒先端に設けた筆記部を後方に押圧して、インクタンク内のインクを筆記部に向けて送り出す押圧式の筆記具において、
インクタンク内に毛管力によってインクを貯留する第1の貯留体を収容し、
前記第1の貯留体の前方に筆記部先端の後方・先方への移動により開・閉する弁部材を配置し、
前記弁部材の先方に前記第1の貯留体よりも毛管力の低い第2の貯留体を配置し、
前記筆記部の先端を後方に押圧して前記筆記部が後方に移動した場合に、弁部材が開いて筆記部及び第2の貯留体側に向けてインクが流入可能になり、
一方、前記筆記部が先方に移動した場合に、弁部材が閉じて該弁部材が第1の貯留体側からインクを吸引するようにしたことを特徴とする筆記具。 - 筆記部が毛管力によってインクを吸い上げる能力は、弁部材の開弁圧と第1の貯留体の毛管力とインクの流動抵抗とを合計したインク貯留力よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の筆記具。
- 軸筒の先端部に筆記部を覆う先軸を固定し、
先軸内に、軸筒に対して先後移動可能で内部に連通路の有る継手部を設け、
継手部を先方に付勢するスプリングを軸筒と継手部との間に設け、
継手部の連通路の一方に筆記部を連通させ、他方にインクタンクを連通させると共に、連通路中に弁部材を配設し、
前記筆記部の先端を後方に押圧して前記筆記部が後方に移動した場合に、継手部が軸筒に対して後方に移動して、連通路における弁部材のインクタンク側が正圧になって弁部材が開きかつ第2の貯留体に第1の貯留体側からインクが流入可能になり、
一方、前記筆記部がスプリングの付勢力で前方に移動した場合に、継手部が軸筒に対して先方に移動して、連通路における弁部材のインクタンク側が負圧になって弁部材が閉じかつ連通路に第1の貯留体側からインクを吸引するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の筆記具。 - 弁部材は、筆記部の後端部に装着されていることを特徴とする請求項1から3のうちの1項に記載の筆記具。
- 弁部材は、粘弾性部材に形成されたスリットが開閉するスリット弁であることを特徴とする請求項1から4のうちの1項に記載の筆記具。
Priority Applications (1)
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JP2012238166A JP6027853B2 (ja) | 2012-10-29 | 2012-10-29 | 筆記具 |
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JP2012238166A JP6027853B2 (ja) | 2012-10-29 | 2012-10-29 | 筆記具 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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JP2012238166A Active JP6027853B2 (ja) | 2012-10-29 | 2012-10-29 | 筆記具 |
Country Status (1)
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-
2012
- 2012-10-29 JP JP2012238166A patent/JP6027853B2/ja active Active
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