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JP6022529B2 - 有機電界発光素子及び有機電界発光表示装置 - Google Patents

有機電界発光素子及び有機電界発光表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、効率を向上させ得る有機電界発光素子及び有機電界発光表示装置に関する。
最近、情報化時代に入ることによって、電気的情報信号を視覚的に表現するディスプレイ分野が急速に発展し、これに応えて薄型化、軽量化、低消費電力化の優れた性能を有する多様な平板表示装置(Flat Display Device)が開発されている。
このような平板表示装置の具体的な例としては、液晶表示装置(Liquid Crystal Display device:LCD)、プラズマ表示装置(Plasma Display Panel device:PDP)、電界放出表示装置(Field Emission Display device:FED)、有機発光表示装置(Organic Light Emitting Device:OLED)などを挙げることができる。
特に、有機発光表示装置は、自発光素子であって、他の平板表示装置に比べて応答速度が速く、発光効率、輝度及び視野角が大きいという長所を有する。
従来の有機発光表示装置は、色を表現するために、発光層を有する発光素子を備えている。発光層のうち青色発光層は、他の色を表現する発光層に比べて発光効率が低いという問題を有し、また、青色を表現する青色モノ素子の効率が低下するという問題を有する。
前記のような問題を解決するために、本発明は、効率を向上させ得る有機電界発光素子及び有機電界発光表示装置を提供する。
前記技術的課題を達成するために、本発明に係る有機発光表示装置は、基板上で互いに向かい合う第1及び第2の電極と、前記第1及び第2の電極の間に形成される第1及び第2の発光層と、前記第1の電極と第1の発光層との間に形成される正孔輸送層と、前記第2の電極と第2の発光層との間に形成される電子輸送層と、前記第1及び第2の発光層の間に形成され、前記正孔輸送層及び前記電子輸送層のうち少なくともいずれか一つと同一の特性を有する少なくとも一つの発光制御層とを備えることを特徴とする。
前記少なくとも一つの発光制御層は、同一の色を表現する第1及び第2の発光層の間で前記正孔輸送層と同一の特性を有することを特徴とする。
前記第1及び第2の発光層のそれぞれは、発光ホスト及び発光ドーパントからなり、前記第1の発光層の発光ホストは、前記第2の発光層の発光ホストと異なる材質で形成され、前記第1の発光層の発光ドーパントのドーピング濃度は、前記第2の発光層の発光ドーパントのドーピング濃度より低いことを特徴とする。
前記第1の発光層の発光ホストの正孔移動度は、前記第2の発光層の発光ホストの正孔移動度より速いことを特徴とする。
前記第1及び第2の発光層は、青色を表現することを特徴とする。
前記少なくとも一つの発光制御層は、前記第1の発光層上に形成され、前記電子輸送層と同一の特性を有する第1の発光制御層と、前記第1の発光制御層上に形成され、前記正孔輸送層と同一の特性を有する第1の発光制御層とを備えることを特徴とする。
前記第1の発光制御層においては、正孔移動度より電子移動度が高く、前記第2の発光制御層においては、前記電子移動度より前記正孔移動度が高いことを特徴とする。
前記第1及び第2の発光制御層のそれぞれの厚さは2nm〜13nmで、前記第1及び第2の発光制御層を含む前記少なくとも一つの発光制御層の全体厚さは4nm〜15nmであることを特徴とする。
前記第1の発光層は赤色を表現し、前記第2の発光層は青色を表現することを特徴とする。
本発明に係る有機発光表示装置においては、第1及び第2の発光層の間に形成される少なくとも一つの発光制御層によって正孔及び電子が全て発光層に伝達されるので、発光効率が向上する。
本発明の第1の実施例に係る有機電界発光素子を示す斜視図である。 図1に示した有機電界発光素子に含まれた各構成要素のエネルギー準位を示す図である。 図1に示した発光制御層を含むマルチスタック構造の有機電界発光素子を示す斜視図である。 本発明の第2の実施例に係る有機電界発光素子を示す斜視図である。 に示した有機電界発光素子に含まれた各構成要素のエネルギー準位を示す図である。 図4に示した有機電界発光素子と各比較例における波長別の発光強度を説明するための図である。
以下、添付の図面及び実施例を通じて本発明の実施例を具体的に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る有機電界発光素子を示す斜視図である。
図1に示した有機電界発光素子は、第1及び第2の電極102、104と、第1及び第2の電極102、104の間に形成される有機発光層110とを備えている。
第1及び第2の電極102、104のうちいずれか一つは、透過電極または半透過電極として形成され、第1及び第2の電極102、104のうち残りの一つは反射電極として形成される。第1の電極102が半透過電極で、第2の電極104が反射電極である場合は、下部に光を放出する背面発光構造である一方、第2の電極104が半透過電極で、第1の電極102が反射電極である場合は、上部に光を放出する前面発光構造である。本発明では、アノードである第1の電極102が反射電極として形成され、カソードである第2の電極104が半透過電極として形成される場合を例に挙げて説明する。
第1の電極102は、アルミニウム(Al)またはアルミニウム合金(例えば、AlNd)からなる金属層と、ITO(Indium Tin Oxide;ITO)、IZO(Indum Zinc Oxide;IZO)などからなる透明層とを含む複層構造を有し、反射電極としての役割をする。
第2の電極104は、単層または複層からなり、第2の電極104をなす各層は、金属、無機物、金属混合層または金属と無機物との混合で形成されたり、またはそれらの混合から形成される。このとき、各層が金属と無機物との混合層である場合には、その比率は10:1〜1:10であり、各層が金属と金属との混合層である場合にあ、その比率は10:1〜1:10である。第2の電極104をなす金属は、Ag、Mg、Yb、LiまたはCaから形成され、無機物は、LiO、CaO、LiFまたはMgFから形成され、電子移動を促進し、発光層110に多くの電子が供給されるようにする。
このような第1及び第2の電極102、104の間には、正孔注入層112、正孔輸送層114、第1の発光層106、発光制御層108、第2の発光層116及び電子輸送層118が順次形成される。
正孔注入層112は、第1の電極102からの正孔注入を円滑にする役割をする。このような正孔注入層112は、下記の化学式1に記載したいずれか一つ以上で形成することができるが、これに限定されることはない。
Figure 0006022529
正孔輸送層114は、正孔注入層112からの正孔を第1及び第2の発光層106、116に供給する。このような正孔輸送層114は、下記の化学式2に記載したいずれか一つ以上で形成することができるが、これに限定されることはない。
Figure 0006022529
電子輸送層118は、第2の電極104からの電子を第1及び第2の発光層106、116に供給する。このような電子輸送層118は、下記の化学式3に記載したいずれか一つ以上で形成することができるが、これに限定されることはない。
Figure 0006022529
発光制御層108は、第1及び第2の発光層106、116の間に形成される。この発光制御層108は、図2に示したように、第1及び第2の発光層106、116より高い最低非占有分子軌道(Lowest unoccupied molecular orbital;LUMO)エネルギー準位を有し、第1及び第2の発光層106、116より高い最高占有分子軌道(Highest Occupied Molecular Orbital;HOMO)エネルギー準位を有する。例えば、発光制御層108は、正孔輸送層114と類似または同一のLUMO及びHOMOエネルギー準位を有する。これによって、第2の発光層116と発光制御層108との間のエネルギー障壁により、電子輸送層118を介して輸送される電子は、第1の発光層106側に輸送されず、発光制御層108と第2の発光層116との間の界面に集中的に存在する。
このような発光制御層108は、正孔輸送層114と同一の正孔移動度を有するように正孔輸送層114と同一の材質で形成されたり、正孔輸送層114より高い正孔移動度を有するように正孔輸送層114と異なる材質で形成される。すなわち、発光制御層108は、正孔輸送層114と同一であるか、それより高い正孔移動度を有するようになる。これによって、正孔輸送層114を介して輸送される正孔は、発光制御層108と第1の発光層106との間の界面で集中せず、第2の発光層116側に移動するようになる。
第1及び第2の発光層106、116では、正孔輸送層114を介して供給された正孔と、電子輸送層118を介して供給された電子とが再結合されるので、光が放出される。第1及び第2の発光層106、116は、同一の色を表現し、同一の光特性を有する材質で形成される。例えば、第1及び第2の発光層106、116は、青色を表現する蛍光青色発光層に形成されたり、青色を表現する燐光青色発光層に形成される。
このような第1及び第2の発光層106、116のそれぞれは、発光ホスト及び発光ドーパントからなる。
第1及び第2の発光層106、116の発光ホストは、互いに異なる材質で形成される。すなわち、第1の発光層106の発光ホストは、第2の発光層116の発光ホストより正孔移動度が速く、正孔輸送層114と同等以上の性能を有する材質で形成される。例えば、第1の発光層106の発光ホストの正孔移動度は、1.0×10−10Cm/Vs〜1.0×10−7Cm/Vsで、第2の発光層116の発光ホストの正孔移動度は、4.9×10−4Cm/Vs〜1.0×10−7Cm/Vsである。これによって、第1の発光層106は、正孔輸送層114からの正孔を発光制御層108まで円滑に移動させることができる。
一方、第1及び第2の発光層106、116の発光ホストは、第1及び第2の発光層106、116が青色発光層である場合、下記の化学式4に記載した物質のうち少なくともいずれか一つで形成することができるが、これに限定されることはない。
Figure 0006022529
第1及び第2の発光層106、116の発光ドーパントは、互いに同一であるか、または互いに異なる材質で形成される。
第1及び第2の発光層106、116の発光ドーパントが互いに同一の材質で形成される場合、第1の発光層106の正孔トラップ性能を低下させるために、第1の発光層106の発光ドーパントのドーピング濃度は、第2の発光層116のドーピング濃度より低下させる。例えば、第1の発光層106の発光ドーパントのドーピング濃度は0.5%〜1%で、第2の発光層116の発光ドーパントのドーピング濃度は4%〜6%である。
第1及び第2の発光層106、116の発光ドーパントが互いに異なる材質で形成される場合、第2の発光層116の発光ドーパントの発光効率が第1の発光層106の発光ドーパントの発光効率より良くなる。
これによって、図2に示したように、ドーピング濃度が相対的に高いか、発光効率が良い発光ドーパントを有する第2の発光層116と発光制御層108との間の界面で、その界面に集中的に存在する正孔と、電子輸送層118を介して供給された電子とが再結合されるので、相対的に強い光が放出される。そして、ドーピング濃度が相対的に低いか、発光効率が低い発光ドーパントを有する第1の発光層106内では、発光制御層108を通過した一部の正孔と電子とが再結合されるので、相対的に弱い光が放出される。
一方、第1及び第2の発光層106、116の発光ドーパントは、第1及び第2の発光層106、116が青色発光層である場合、下記の化学式5に記載した物質のうち少なくともいずれか一つで形成することができるが、これに限定されることはない。
Figure 0006022529
表1は、本発明の実施例1と比較例に係る有機電界発光素子の特性を説明するための表である。
Figure 0006022529
ここで、本発明の実施例1と比較例は、基板上に次のような構造に形成される。
実施例1:第1の電極/正孔注入層/正孔輸送層/第1の青色ホスト及び青色ドーパントからなる第1の青色発光層/発光制御層/第2の青色ホスト及び青色ドーパントからなる第2の青色発光層/電子輸送層/第2の電極
比較例:第1の電極/正孔注入層/正孔輸送層/青色発光層/電子輸送層/第2の電極(ここで、比較例の青色発光層は、本発明の実施例1の第2の青色発光層と同一の材質で形成される。)
このような実施例1と比較例の各層は、次のような化学式6の材質で実験された。
Figure 0006022529
表1に示したように、本発明の実施例は、比較例に比べると、駆動電圧及び色座標特性は同等であるが、効率(EQE;External Quantum Efficiency)は13%以上向上することが分かる。
一方、図1に示した有機電界発光素子は、同一の色を表現する第1及び第2の発光層106、116を有する単一発光スタックの構造を例に挙げて説明したが、図3に示した複数の発光スタックを有する構造にも適用可能である。すなわち、図3に示した有機電界発光素子は、第1及び第2の電極102、104の間に形成される第1及び第2の発光スタック110、120と、第1及び第2の発光スタック110、120の間に形成される電荷生成層140とを備えている。
電荷生成層140は、第1及び第2の発光スタック110、120の間に形成され、各発光スタック110、120の間の電荷均衡を調節する。このような電荷生成層140は、順次積層されているN型電荷生成層142及びP型電荷生成層144を含む。
第1の発光スタック110は、第1の電極102と電荷生成層140との間に形成される。第1の発光スタック110は、第1の電極102上に順次形成される正孔注入層112、第1の正孔輸送層114、青色(B)を表現する第1の発光層106、発光制御層108、青色(B)を表現する第2の発光層116、及び第1の電子輸送層118を備えている。
第2の発光スタック120は、第2の電極104と電荷生成層140との間に形成される。第2の発光スタック120は、電荷生成層140上に順次形成される第2の正孔輸送層124、黄色―緑色(YG)を表現する第3の発光層126及び第2の電子輸送層128を備えている。
第1の発光層106は、青色ドーパント及び青色ホストが含まれた発光層であって、弱い青色光を放出し、第2の発光層116は、第1の発光層106よりドーピング濃度が高い青色ドーパント及び青色ホストが含まれた発光層であって、強い青色光を放出し、第3の発光層126は、黄色―緑色燐光ドーパント及びホストが含まれた発光層であって、黄色―緑色光を放出する。これによって、第1及び第2の発光層106、116の青色(B)光と、第3の発光層126の黄色―緑色(YG)光とが混合されることによって白色光を放出することができる。
このように、本発明の第1の実施例に係る有機電界発光素子においては、第1及び第2の発光層106、116の間に形成される発光制御層108によって第2の発光層116で強い発光が行われる。また、本発明の第1の実施例に係る有機電界発光素子においては、第2の発光層116の発光に寄与できない各電子が発光制御制層108を介して第1の発光層106に移動し、第1の発光層106で全て発光するようになるので、第1の発光層106で弱い発光が行われる。これによって、本発明の第1の実施例に係る有機電界発光素子では、第2の電極104からの電子及び正孔が全て発光に寄与するので、効率が向上する。特に、青色を表現する有機電界発光素子の場合、青色発光層の効率が向上する。
図4は、本発明の第2の実施例に係る有機電界発光素子を示す図である。
図4に示した有機電界発光素子は、図1に示した有機電界発光素子に比べると、複数の発光制御層を備えることを除いては同一の構成要素を備えている。したがって、同一の構成要素に関する詳細な説明は省略する。
図4に示した多層の発光制御層108は、第1及び第2の発光層106、116の間に形成される第1及び第2の発光制御層108a、108bを備えている。
第1の発光制御層108aは、第2の発光制御層108bと、赤色(R)を表現する第1の発光層106との間に形成される。この第1の発光制御層108aは、正孔移動度より電子移動度が高い材質で形成される。例えば、第1の発光制御層108aは、化学式3に記載した電子輸送層118と同等以上の特性を有する材質で形成されるので、電子輸送層118と同一であるか、それより高い電子移動度を有するようになる。これによって、電子輸送層118からの電子は、トンネリング(Tunneling)を通じて第2の発光制御層108bを通過し、第2の発光制御層108bを通過した電子は、電子輸送性能に優れた第1の発光制御層108aを介して第1の発光層106に輸送される。
第2の発光制御層108bは、第1の発光制御層108aと、青色(B)を表現する第2の発光層116との間に形成される。この第2の発光制御層108bは、電子移動度より正孔移動度が高い材質で形成される。例えば、第2の発光制御層108bは、化学式2に記載した正孔輸送層114と同等以上の特性を有する材質で形成されるので、第2の発光制御層108bは、正孔輸送層114と同一であるか、それより高い正孔移動度を有するようになる。これによって、正孔輸送層114からの正孔は、トンネリングを通じて第1の発光制御層108aを通過し、第1の発光制御層108aを通過した正孔は、正孔輸送性能に優れた第2の発光制御層108bを介して第2の発光層116に輸送される。
一方、第1の発光制御層108aは、正孔のトンネリングが起こるように約2nm〜約13nmの厚さに形成され、第2の発光制御層108bは、電子のトンネリングが起こるように約2nm〜約13nmの厚さに形成され、第1及び第2の発光制御層108a、108bからなる発光制御層108の全体厚さは4nm〜15nmに形成される。一方、第1及び第2の発光制御層108a、108bのそれぞれの厚さが13nmを超えると、トンネリングによる正孔及び電子の輸送効果を得ることができない。第1及び第2の発光制御層108a、108bのそれぞれの厚さが2nm未満であると、トンネリングによる正孔及び電子の輸送効果を得ることができるが、各層の材料固有の特性を得ることができない。
表2は、各比較例と、本発明の第2の実施例に係る有機電界発光表示素子の外部量子効率を示した表である。
Figure 0006022529
ここで、本発明の実施例2と比較例1〜3は、基板上に次のような構造に形成される。
実施例2、比較例1―3:第1の電極/正孔注入層/正孔輸送層/赤色を表現する第1の発光層/第1の発光制御層/第2の発光制御層/青色を表現する青色発光層/電子輸送層/第2の電極
特に、第1及び第2の発光制御層は、次のような化学式7の材質で実験された。
Figure 0006022529
比較例1〜3と実施例2のそれぞれの第1及び第2の発光制御層(ECL1、ECL2)は、表2に示した厚さに形成された。
表2に示したように、第1の発光制御層108aの厚さが2nm未満である比較例1〜3の場合、実施例2に比べると、青色発光層の外部量子効率は高いが、赤色発光層の外部量子効率は非常に低い。これは、第1の発光制御層108aの厚さが過度に薄いので、第1の発光制御層108aとしての役割を確実に行えなかったためである。
これによって、図6に示したように、比較例1〜3では、青色の波長帯域(410nm〜500nm)のみで光が放出されるので、白色を表現できない一方、本願発明の実施例2では、青色の波長帯域(410nm〜500nm)と赤色の波長帯域(580nm〜700nm)で光が放出されるので、赤色光と青色光とが混合されることによって白色を表現することができる。
このように、本発明の第2の実施例に係る有機電界発光素子は、第1及び第2の発光層106、116の間に形成される第1及び第2の発光制御層108a、108bによって第1及び第2の発光層106、116で全て発光が行われるので、効率が向上する。
以上説明した本発明は、上述した実施例及び添付の図面に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で多様な置換、変形及び変更が可能であることは、本発明の属する技術分野で従来の知識を有する者にとって明白であろう。
102 第1の電極
104 第2の電極
106、116、126 発光層
108 発光制御層
110、120、140 発光スタック
130 電荷生成層

Claims (7)

  1. 基板上で互いに向かい合う第1及び第2の電極と、
    前記第1及び第2の電極の間に形成される第1及び第2の発光層と、
    前記第1の電極と第1の発光層との間に形成される正孔輸送層と、
    前記第2の電極と第2の発光層との間に形成される電子輸送層と、
    前記第1及び第2の発光層の間に形成され、前記正孔輸送層及び前記電子輸送層のうち少なくともいずれか一つと同一の特性を有する少なくとも一つの発光制御層と、を備え
    前記少なくとも一つの発光制御層は、同一の色を表現する第1及び第2の発光層の間で前記正孔輸送層と同一の特性を有し、
    前記第1及び第2の発光層のそれぞれは、発光ホスト及び発光ドーパントからなり、
    前記第1の発光層の発光ホストは、前記第2の発光層の発光ホストと異なる材質で形成され、
    前記第1の発光層の発光ドーパントのドーピング濃度は、前記第2の発光層の発光ドーパントのドーピング濃度より低く、
    前記第1の発光層の発光ホストの正孔移動度は、前記第2の発光層の発光ホストの正孔移動度より速いことを特徴とする有機電界発光素子。
  2. 前記第1及び第2の発光層は青色を表現することを特徴とする、請求項に記載の有機電界発光素子。
  3. 前記少なくとも一つの発光制御層は、
    前記第1の発光層上に形成され、前記電子輸送層と同一の特性を有する第1の発光制御層と、
    前記第1の発光制御層上に形成され、前記正孔輸送層と同一の特性を有する第の発光制御層と、を備えることを特徴とする、請求項1に記載の有機電界発光素子。
  4. 前記第1の発光制御層においては、正孔移動度より電子移動度が高く、
    前記第2の発光制御層においては、前記電子移動度より前記正孔移動度が高いことを特徴とする、請求項に記載の有機電界発光素子。
  5. 前記第1及び第2の発光制御層のそれぞれの厚さは2nm〜13nmで、
    前記第1及び第2の発光制御層を含む前記少なくとも一つの発光制御層の全体厚さは4nm〜15nmであることを特徴とする、請求項に記載の有機電界発光素子。
  6. 前記第1の発光層は赤色を表現し、前記第2の発光層は青色を表現することを特徴とする、請求項に記載の有機電界発光素子。
  7. 請求項1〜請求項のいずれか1項の有機電界発光素子を含む有機電界発光表示装置。
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