JP6021636B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
シートバック上端にベルトガイドを取り付けた車両用シートとして、例えば、シートバックフレームの背面に、シートベルトを巻き取るためのベルトリトラクタを取り付けて、このベルトリトラクタから引き出されたシートベルトをベルトガイドによって案内させるように構成された車両用シートが提案されている(例えば特許文献1)。
この車両用シートでは、ベルトガイドが、ベルトリトラクタから引き出されたシートベルトをベルトガイド側に向かって上方に移動させて、ベルトガイド内部に挿通させた上で、シート背面側から前面側に方向転換して引き出させるように案内する構成となっている。
また、特許文献1の車両用シートのベルトガイド及びベルトリトラクタは、シート左右方向において矩形状の枠体からなるシートバックフレームの左右側方部よりも内側にいずれも取り付けられているため、ベルトガイドが、シートベルトを上下方向において矩形状のシートバックフレームに沿わせて案内することができなかった。着座する乗員がシートベルトを使用する際には、シートベルトによってベルトガイドとベルトリトラクタを結ぶ直線に沿って引張荷重が掛かるため、シートバックフレームにシートベルトを沿わせてシートベルトの支持剛性を向上させた車両用シートが望まれていた。
また、特許文献1の車両用シートのベルトリトラクタは、シートバックフレームの背面側に取り付けられており、シート前後方向においてシート幅が大きくなる恐れがあった。そのため、ベルトリトラクタの配置を工夫してコンパクトな車両用シートが望まれていた。
本発明の他の目的は、シートベルトの支持剛性を向上させた車両用シートを提供することにある。
本発明の他の目的は、ベルトリトラクタの配置を工夫してコンパクトな車両用シートを提供することにある。
また、シートベルトがサイドフレームの背面に沿わせた対向位置で配置されることになり、サイドフレームによってシートベルトの支持剛性を向上させた車両用シートを提供できる。
また、シートベルトは、サイドフレームの背面に沿わせると共に、シートベルトの少なくとも一部は、リクライニング装置の少なくとも一部を覆うリクライニングカバーの背面に沿わせて配置されるため、リクライニング装置を備えた車両用シートにおいて、ベルトガイドによってシートベルトをコンパクトに配置できると共に、サイドフレーム及びリクライニング装置によってシートベルトの支持剛性を一層向上できる。
また、リクライニングカバーによって、シートベルトがサイドフレームと干渉することを抑制できる。
このとき、前記車両用シートは、前記シートベルトの沿う前記サイドフレームの背面の少なくとも一部に取り付けられる表皮部材を有すると良い。
このように構成されるため、ベルトガイドによってシートベルトを一層コンパクトに配置できると共に、サイドフレームによってシートベルトの支持剛性を一層向上できる。
このように構成されるため、例えば、従来のシートバックフレームを構成する左右のサイドフレームは、上下方向に延びる断面略コ字形状体からなるものであったため、閉断面形状を備えたサイドフレームの剛性は、従来のサイドフレームの剛性よりも高くなることになる。従って、ベルトガイドを備えたサイドフレームの一方は、シートベルトによって掛かる引張荷重に対して、従来のサイドフレームよりも変形を抑制できる形状となる。
このように構成されるため、シートベルトがサイドフレームの背面全域に支持されて配置されることになり、シートベルトの支持剛性を一層向上させることができる。
このように、シートベルトはサイドフレームの外側端部よりもシート左右外側に張り出さないようにして、サイドフレームの背面に沿わせて配置されるため、シートベルトを一層コンパクトに配置させることができる。
このように、シートベルトは、シート前後方向においてサイドフレームとシートバックカバーの間に配置されるため、サイドフレームによってシートベルトの支持剛性を向上させると共に、シートバックカバーによって外部からの衝撃荷重や引張荷重に対してシートベルトを保護することができる。
このように、第1ベルトガイドは、上下方向に延びるサイドフレームの上端に設けられ、第2ベルトガイドは、サイドフレームの延長上に配置されているため、シートベルトは、上下方向において第1ベルトガイドと第2ベルトガイドとに案内され、サイドフレームの背面に安定して支持される配置となる。
このように構成されるため、シートバックフレームにベルトガイドを備え、シートクッションフレームにベルトリトラクタを備えた車両用シートにおいて、第1ベルトガイド及び第2ベルトガイドによって、ベルトリトラクタから引き出されたシートベルトをコンパクトに配置できると共に、サイドフレームによってシートベルトの支持剛性を向上させることができる。
また、シートクッションフレーム下端にベルトリトラクタを配置しているため、シートの前後方向又は左右方向においてシート幅を大きくせずにコンパクトな車両用シートを提供することができる。
このように構成されるため、第1ベルトガイド及び第2ベルトガイドによって、ベルトリトラクタから引き出されたシートベルトを左右方向において一層コンパクトに配置できると共に、サイドフレームによってシートベルトの支持剛性を向上できる。
また、シートベルトがサイドフレームの所定面に沿わせた対向位置で配置されることになり、サイドフレームによってシートベルトの支持剛性を向上させた車両用シートを提供できる。
本発明の一態様によれば、ベルトガイドによってシートベルトを一層コンパクトに配置できると共に、サイドフレームによってシートベルトの支持剛性を一層向上できる。
本発明の一態様によれば、例えば、従来のシートバックフレームを構成する左右のサイドフレームは、上下方向に延びる断面略コ字形状体からなるものであったため、閉断面形状を備えたサイドフレームの剛性は、従来のサイドフレームの剛性よりも高くなることになる。従って、ベルトガイドを備えたサイドフレームの一方は、シートベルトによって掛かる引張荷重に対して、従来のサイドフレームよりも変形を抑制できる形状となっている。
本発明の一態様によれば、シートベルトはサイドフレームの外側端部よりもシート左右外側に張り出さないようにして、サイドフレームの背面に沿わせて配置されるため、シートベルトを一層コンパクトに配置させることができる。
本発明の一態様によれば、シートベルトは、シート前後方向においてサイドフレームとシートバックカバーの間に配置されるため、サイドフレームによってシートベルトの支持剛性を向上させると共に、シートバックカバーによって外部からの衝撃荷重や引張荷重に対してシートベルトを保護することができる。
本発明の一態様によれば、シートバックフレームにベルトガイドを備え、シートクッションフレームにベルトリトラクタを備えた車両用シートにおいて、第1ベルトガイド及び第2ベルトガイドによって、ベルトリトラクタから引き出されたシートベルトをコンパクトに配置できると共に、サイドフレームによってシートベルトの支持剛性を向上させることができる。
本発明の一態様によれば、干渉抑制部材によって、シートベルトがサイドフレームと干渉することを抑制できる。
本実施形態の車両用シートSは、図1に示すように、シートクッション1と、シートクッション1の上方側に配置されたシートバック2と、シートバック2の上方側に配置されたヘッドレスト3と、シートベルト装置4とから主に構成されており、図2に示す骨格となるシートフレームSaを備える。
なお、車両用シートSのシートバック2に対して乗員が着座する側が前方側となる。
シートバック2は、乗員の背中を後方から支持する背もたれ部であって、図2に示す骨格となるシートバックフレーム20に、クッションパッド2aを載置して、表皮2bで被覆されて構成されている。シートバック2の背面側には、シートバック2を保護するためのシートバックカバー2cが取り付けられている。
ヘッドレスト3は、乗員の頭を後方から支持する頭部であって、芯材となる不図示のピラーにクッションパッド3aを載置して、表皮3bで被覆されて構成されている。
なお、シートベルト4aの先端部には不図示のベルトタングプレートが取り付けられ、このベルトタングプレートは、不図示のベルトバックルと着脱自在に連結する構成となる。
シートクッションフレーム10の下端部のうち、前後方向において略中央部分であって、左右方向において右側のクッションサイドフレーム11に近接した部分には、ベルトリトラクタ4bが着脱可能に取り付けられている。
リクライニング装置14は、公知な装置からなり、リクライニング装置14の回動軸となる連結シャフト15と、シートバックフレーム20を起立状態に付勢する渦巻きバネ16と、渦巻きバネ16の延出端部を係止するバネ係止部材17とから主に構成されている。
リクライニング装置14には、リクライニング装置14を覆うリクライニングカバー40が取り付けられている。
連結シャフト15は、クッションサイドフレーム11の後方端部に設けられた不図示のシャフト挿通孔と、シートバックフレーム20の左右両端であって下方端部に設けられた不図示のシャフト貫通穴とを嵌通して構成されている。
渦巻きバネ16は、渦巻き形状の線状部材からなり、クッションサイドフレーム11の左右外側面の後方端部に設けられている。
渦巻きバネ16の一端部は、バネ係止部材17に掛け止めされることによって、シートバックフレーム20の左右外側の下方端部に固定されており、渦巻きバネ16の他端部は、クッションサイドフレーム11の左右外側面に設けられた不図示のバネ係止部に掛け止めされて構成されている。
シートバックフレーム20のうち、右側の右サイドフレーム21bの上面には、シートベルト4aを案内するためのベルトガイド30としての第1ベルトガイド31が取り付けられており、右サイドフレーム21b背面の下方向の延長上であって、クッションフレーム連結パイプ13の背面には、ベルトガイド30としての第2ベルトガイド32が取り付けられている。
左右のサイドフレーム21は、上側から下側に連続して前方に徐々に張り出すような形で形成されており、互いに平行な状態で左右方向に離間している。
左右のサイドフレーム21の上下方向の略中央部分には、中折れフレーム25を取り付けるための不図示の貫通穴が形成され、また、左右のサイドフレーム21の略下方部分には、フレーム連結パイプ24を取り付けるための不図示の貫通穴が形成されている。
左右の下部フレーム23は、板金部材を左右内側に折り曲げた略コ字形状からなり、上下方向に延出しており、下部フレーム23の上方部分が、左右のサイドフレーム21を左右外側方向から挟み込む形で溶接固定されている。
下部フレーム23の下方部分には、リクライニング装置14の連結シャフト15を軸支する不図示のシャフト貫通穴が形成されており、このシャフト貫通穴に連結シャフト15を嵌通させて構成されている。
フレーム連結パイプ24は、シート後方側に湾曲させた略円形状のパイプ部材からなり、左右のサイドフレーム21に形成された不図示の貫通穴に嵌通して連結されている。
取付部26は、上下方向の中央部分で折り曲げられた略クランク形状からなり、取付部26の上方部分が下方部分よりも左右内側に突出するように構成されている。
連結部27は、略逆U字形状からなり、連結部27の側方部分が、取付部26の上方部分とボルト締結されており、連結部27の上方部分に、ヘッドレスト3の不図示のピラーを挿設するための一対のピラーガイド28が取り付けられている。
回動軸29は、不図示の公知な回動装置を構成する部材であって、この回動装置が、左右のサイドフレーム21に対して回動軸29を回動中心として中折れフレーム25を前後方向に回動可能に連結する構成となっている。
なお、この回動装置は、中折れフレーム25とサイドフレーム21を連結した部分に設けられ、シートバック2の下半分に対してシートバック2の上半分及びヘッドレスト3を前後方向に回動可能に連結する装置である。
なお、挿通穴31aは、シートベルト4aが挿通可能な程度の大きさに形成され、シートベルト4a先端部の不図示のベルトタングプレートが挿通不能な大きさとなっている。
第2ベルトガイド32は、図3に示すように、クッションフレーム連結パイプ13の背面に取り付けられる取付部33と、取付部33の下方端部の左右外側面に形成された不図示の一対の貫通穴に連結される回転部材としての回転部34とから主に構成されている。
取付部33の下方端部であって前面には、シートベルト4aを挿通させる略矩形状の挿通穴35が形成されている。
第2ベルトガイド32では、シートベルト4aが取付部33の挿通穴35を挿通して、さらに回転部34と取付部33底面の間を挿通して構成されている。
詳しく言うと、シートベルト4aは、第1ベルトガイド31及び第2ベルトガイド32によって、右サイドフレーム21b背面の上端から下端まで沿わせて対向配置されており、右サイドフレーム21b背面全域を覆うように構成されている。このとき、シートベルト4aは、図3に示すように、シート左右方向において右サイドフレーム21bの外側端部よりも左右外側に張り出さないように配置されている。
このとき、シートバックカバー2cは、シートベルト4aに対応する部分に不図示のベルト収容部を備えている。このベルト収容部は、シートバックカバー2cの前面から背面側に向って窪む凹部であって、シートベルト4aを収容可能であると共に、シートバックカバー2cの剛性を向上させることができる。
右サイドフレーム21bの背面には、図3又は図5に示すように、右サイドフレーム21bとシートベルト4aとの干渉を抑制するための干渉抑制部材としての表皮部材36が取り付けられており、表皮部材36は右サイドフレーム21bの背面に沿って上下方向に延出して構成されている。
リクライニングカバー40は、図4に示すように、略矩形板状の前方壁部41と、前方壁部41と対向する略矩形板状の後方壁部42と、前方壁部41の下端部と後方壁部42の下端部とを連結する略半円板状の底壁部43と、前方壁部41の左側端部と後方壁部42の左側端部とを連結する略矩形板状の側壁部44と、前方壁部41の上端部と後方壁部42の上端部とを連結する上壁部45と、を主に備えて構成されている。
なお、側壁部44の下方部分には、略三日月形状の開口が形成されており、この開口はリクライニング装置14の構成品を取り付け又は取り外しする際に利用される。また、上壁部45のシート右側部分には、略矩形状の開口が形成されており、この開口は、サイドフレーム21との干渉を避けるために形成されている。
このように構成されるため、リクライニングカバー40は、前後方向において右サイドフレーム21bと、右サイドフレーム21bを挟み込む形で固定される下部フレーム23を避けてリクライニング装置14に取り付けることができる。
後方壁部42の背面には、図4に示すように、シートベルト4aが当接して摺動する面となるベルト摺動部46と、シートベルト4aを支持するベルト支持部48とが備えられている。
凸部47の突出高さは、図5に示すように、後方壁部42のうち、側壁部44側の端部から左右外側の端部に向って徐々に小さくなっている。
このとき、後方壁部42は、側壁部44側からシート左右方向に対して後方側に傾斜して延びているため、複数の凸部47の先端部によって形成される面は、シート左右方向に対して略平行な面となる。
突出部48aは、後方壁部42と一体形成された略三角形状体であって、ベルト摺動部46のうち、凸部47が形成された部分の左右両側に設けられ、シート上下方向において凸部47よりも上方に延びて構成されている。
リクライニングカバー40のうち、後方壁部42は、図3に示すように、前後方向において右サイドフレーム21bとシートベルト4aの間に配置されているため、リクライニングカバー40が、右サイドフレーム21bとシートベルト4aとの干渉を抑制する干渉抑制部材として機能する。
なお、リクライニングカバー40のシート後方側には、図1に示すシートバックカバー2cが配置されており、リクライニングカバー40のうち、凸部47が形成されたベルト摺動部46の下方部分が、シートバックカバー2cから露出して構成されている。
第2実施形態に係る車両用シートS2では、シート背面側においてシートベルト4aの配置を変更することで、車両用シートをコンパクト化したことを特徴とするものである。
ベルト摺動部56には、シート後方側に突出する凸部57が設けられ、凸部57は、シート左右方向に所定の間隔をおいて6つ形成されている。
凸部57は、後方壁部52の背面に沿って上下方向に延びて形成され、後方壁部52背面の下端部分から連続して底壁部53の底面に沿って前後方向に延びて形成されている。
なお、側壁部54の下方部分には、略三日月形状の開口が形成されているため、凸部57は、底壁部53の底面のうち、この開口部分を避けた位置で形成されている。
上記実施形態の第1ベルトガイド31は、右サイドフレーム21b上面に配置され、第2ベルトガイド32は、クッションフレーム連結パイプ13背面に配置されているが、これに限定されることなく、シートベルト4aがサイドフレーム21の所定面に沿わせて配置される構成となっていれば、第1ベルトガイド31、第2ベルトガイド32、及びベルトリトラクタ4bの配置を適宜変更しても良い。
上記実施形態のリクライニングカバー40は、リクライニング装置14の左右内側部分を覆う部材であるが、これに限定されることなく、リクライニング装置14の左右外側部分を覆う部材としても良い。この場合、リクライニングカバー40は、内側にある側壁部44の代わりに外側にある側壁部を備えた構成として、リクライニング装置14の左右外側部分に対して、左右外側から内側方向に向かって装着される部材とすると良い。また、リクライニング装置14の背面を覆う後方壁部42は、外側にある側壁部側からシート左右方向に対して後方側に傾斜して延び、リクライニング装置14の前面を覆う前方壁部41は、外側にある側壁部側からシート左右方向に対して前方側に傾斜して延びて構成されると良い。さらに、凸部47の突出高さは、後方壁部42のうち、外側にある側壁部側の端部から左右内側の端部に向って徐々に小さくなっていき、複数の凸部47の先端部によって形成される面が、シート左右方向に対して略平行な面となるとなお良い。
上記実施形態のベルト支持部48の突出部48aは、リクライニングカバー40として一体形成されているが、これに限定されることなく、別途形成された上で後方壁部42に連結する構成としても良い。
また、上記実施形態の回転部48bは、回転部材として突出部48aに連結されているが、これに限定されることなく、突出部48aに固定され回転しない構成であっても良い。その場合、回転部48bは突出部48aと一体形成されていると良い。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
特に、第1ベルトガイド31、第2ベルトガイド32、及びリクライニングカバー40の構成について、上記の実施形態にて説明したものは、あくまで一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
Sa シートフレーム
1 シートクッション
1a、2a、3a クッションパッド
1b、2b、3b 表皮
1c シートクッションカバー
2 シートバック
2c シートバックカバー
3 ヘッドレスト
4 シートベルト装置
4a シートベルト
4b ベルトリトラクタ
10 シートクッションフレーム
11 クッションサイドフレーム
12 パンフレーム
13 クッションフレーム連結パイプ
14 リクライニング装置
15 連結シャフト
16 渦巻きバネ
17 バネ係止部材
20 シートバックフレーム
21 サイドフレーム
21a 左サイドフレーム
21b 右サイドフレーム
22 上部フレーム
23 下部フレーム
24 フレーム連結パイプ
25 中折れフレーム
26 取付部
27 連結部
28 ピラーガイド
29 回動軸
30 ベルトガイド
31 第1ベルトガイド
31a 挿通穴
32 第2ベルトガイド
33 取付部
34 回転部
35 挿通穴
36 表皮部材
40、50 リクライニングカバー
41 前方壁部
42、52 後方壁部
43、53 底壁部
44、54 側壁部
45 上壁部
46、56 ベルト摺動部
47、57 凸部
48 ベルト支持部
48a 突出部
48b、59b 回転部
58 第1ベルト支持部
59 第2ベルト支持部
Claims (10)
- シートバックフレームと、該シートバックフレームの側方部分を構成し、上下方向に延びるサイドフレームと、シートベルトを案内するベルトガイドと、を備えた車両用シートであって、
シートクッションフレームと、前記シートバックフレームを回動可能に連結するリクライニング装置と、
前記リクライニング装置の少なくとも一部を覆い、シート前後方向において前記サイドフレームと前記シートベルトの間に設けられたリクライニングカバーと、を有し、
前記ベルトガイドは、前記サイドフレームに設けられ、前記シートベルトを前記サイドフレームと前記リクライニングカバーの背面に沿わせて配置することを特徴とする車両用シート。 - 前記シートベルトの沿う前記サイドフレームの背面の少なくとも一部に取り付けられる表皮部材を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
- 前記ベルトガイドは、前記サイドフレームの上端に設けられ、
前記ベルトガイドから延出した前記シートベルトは、前記サイドフレームの背面の上端から下端まで延びていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート。 - 前記サイドフレームは、前記シートバックフレームの左右側方部分を構成し、
前記ベルトガイドは、左右の前記サイドフレームの一方に設けられ、
前記サイドフレームの一方のみの横断面形状が閉断面形状からなることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の車両用シート。 - 前記シートベルトは、前記サイドフレームの背面全域を覆うことを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の車両用シート。
- 前記シートベルトは、前記サイドフレームの外側端部よりシート内側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の車両用シート。
- 前記シートバックフレームを骨格とするシートバックの背面に、シートバックカバーが設けられ、
前記シートベルトは、シート前後方向において前記サイドフレームと前記シートバックカバーの間に配置されることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の車両用シート。 - 前記ベルトガイドは、第1ベルトガイドからなり、
前記シートクッションフレームの下端に第2ベルトガイドが設けられ、
該第2ベルトガイドは、上下方向に延びる前記サイドフレームの延長上に配置されていることを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の車両用シート。 - 前記第2ベルトガイドの前方側であって、前記シートクッションフレームの下端に、前記シートベルトを巻き取るためのベルトリトラクタが設けられ、
前記第2ベルトガイドは、前記第1ベルトガイドと前記ベルトリトラクタとの間で前記シートベルトを受けることを特徴とする請求項8に記載の車両用シート。 - 前記第1ベルトガイド、前記第2ベルトガイド及び前記ベルトリトラクタは、シート左右方向において前記サイドフレームと対応する位置に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の車両用シート。
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