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JP6008926B2 - 車両用ドア - Google Patents

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本発明は、車両用ドアに関する。
従来から、車両用ドアを構成するインナパネルとアウタパネルとの間には、各種機器、配線等を収容するための収容空間が形成されている。また、前記インナパネルには、収容空間と車内側とを連通させる作業孔が形成されており、収容空間に収容された機器の修理等の作業を車内側からできるようになっている。
さらに、車両用ドアでは、ドアガラスの進退用開口部を介して、雨水が収容空間内に浸入可能になっていることから、インナパネルにホールシールを取り付けて作業孔を塞ぎ、車内側への漏水を防止している。
ここで、ホールシールの取り付けに関し、従来からシーラー(接着剤)が使用されている。また、シーラーは、インナパネルとホールシールとの間を封止して車内側への漏水を防止するために、インナパネルに連続して塗布されて線状になっている。
ところで、作業孔を介して、配線等の線状部材が収容空間(車外側)から車内側に引き出される場合がある。よって、このような場合には、線状部材を引き出すための径路を確保するために、シーラーを2つに分割し、その分割されたシーラーの間を引き出し径路にしている。
また、下記特許文献1では、分割されたシーラーの間(引き出し径路)にスポンジ状のシール材を設置し、分割されたシーラーの間からの漏水を防止している。
特公昭64−4927号公報
しかしながら、上記特許文献1によれば、シーラー以外に別途シール材を設ける必要があり、部品点数の増加や組み付け作業工数の増加を招き、好ましくない。
そこで、本発明は、前記する背景に鑑みて創案された発明であって、シーラー以外の別部品を設けることなく、車内側への漏水を防止できる車両用ドアを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明に係る車両用ドアは、車両のドア開口部を開閉する車両用ドアであって、作業孔が設けられたインナパネルと、前記作業孔を塞ぐホールシールと、前記インナパネルに前記ホールシールを接着させるとともに、前記インナパネルと前記ホールシールとの間を封止するシーラーと、前記作業孔を通じて車外側から車内側に引き出される線状部材と、を備え、前記シーラーは、上下方向に延びる部分が分断されて上側の第1シーラーと下側の第2シーラーとに分割され、前記第2シーラーの上端は、前記第1シーラーの下端よりも前記作業孔からドア幅方向に離間し、かつ、前記車両の水平状態で前記第1シーラーの下端よりも上方に位置し、前記線状部材は、前記第1シーラーの下端と前記第2シーラーの上端との間を通じて前記車内側に引き出されていることを特徴とする。
前記発明によれば、車両の水平状態において、線状部材が引き出される第1シーラーの下端と第2シーラーの上端との間(引き出し径路)は、作業孔から上方に向かう径路となっている。このため、この引き出し径路を通って車内側に漏水し難く、第1シーラーと第2シーラーとの間を別部品で閉塞する必要がない。
また、前記インナパネルには、前記線状部材を固定する固定部が設けられ、前記固定部は、前記ドア幅方向において、前記第1シーラーの下端と前記第2シーラーの上端との間に位置していることが好ましい。
前記構成によれば、固定部に固定された線状部材は、第1シーラーの下端と第2シーラーの上端との間を通るように配索される。このため、未硬化のシーラーをインナパネルに塗布する際に線状部材に付着し難く、シーラーを塗布する作業が容易となる。
また、線状部材の取り付けよりも先にシーラーを塗布した場合には、線状部材の取り付け時に線状部材がシーラーに触れることを抑制できる。
また、前記線状部材は、前記固定部に固定されることで屈曲する屈曲部を有し、前記屈曲部は、前記第1シーラーの下端よりも下方に位置していることが好ましい。
前記構成によれば、線状部材において作業孔から屈曲部まで引き出されている部分は、第1シーラーの下方を通るように配索される。このため、未硬化のシーラーを塗布する際に線状部材に付着し難く、シーラーを塗布する作業が更に容易になる。また、線状部材の取り付けよりも先にシーラーを塗布した場合には、線状部材の取り付け時に線状部材がシーラーに触れることを抑制できる。
さらに、線状部材に沿って流れる水滴は、屈曲している箇所(屈曲部)で離散し易いところ、前記構成によれば、線状部材に沿って流れる水滴が第1シーラーの下端よりも下方で離散するようになり、車内側に漏水する可能性が極めて低い。
また、前記線状部材が連結される連結部材を備え、前記連結部材は、前記第2シーラーの上端よりも上方であり、かつ、前記第1シーラーにおいて前記ドア幅方向に前記第2シーラーと対向する部分の延長線である第1延長線と、前記第2シーラーにおいて前記ドア幅方向に前記第1シーラーと対向する部分の延長線である第2延長線と、の間に位置していることが好ましい。
前記構成によれば、固定部と連結部材とに間において線状部材を弛むことなく直線状に配索することができる。
また、連結部材が第1延長線と第2延長線との間に位置しているため、固定部と連結部材とに間において直線状に配索された線状部材も、第1延長線と第2延長線との間に位置するようになる。このため、未硬化のシーラーを塗布する際に線状部材に付着し難く、シーラーを塗布する作業が極めて容易になる。また、線状部材の取り付けよりも先にシーラーを塗布した場合には、線状部材の取り付け時に線状部材がシーラーに触れることを抑制できる。
また、前記第2シーラーは、前記車両の傾きにより前記第1シーラーの下端と第2シーラーの上端とが水平となった状態において、前記下方に向うにつれて作業孔に近づくように傾斜していることが好ましい。
前記構成によれば、坂道などで車両が傾き、第1シーラーと第2シーラーとの間の引き出し径路自体が傾いたとしても、水滴が第2シーラーに沿って作業孔側に流れるため、車内側に漏水する可能性が極めて低い。
本発明によれば、シーラー以外の別部品を設けなくても、車内側への漏水を防止できる車両用ドアを提供することができる。
実施形態に係るサイドドアを車内側から視た図である。 図1の破線IIで囲まれた範囲を拡大した拡大図である。 車両が傾斜した状態の拡大した拡大図である。 ハーネス及びクリップを取り外した場合の拡大図である。
つぎに、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、車両の右側部に設けられたドア開口部を開閉するサイドドア1に適用された例を挙げて説明する。また、実施形態の前後方向は、特許請求の範囲の「ドア幅方向」に相当する。
(サイドドア1)
図1に示すように、サイドドア(車両用ドア)1は、骨格を成すドア本体2と、ドア本体2に接着されたホールシール3と、ドア本体2にホールシール3を接着させるシーラー4と、ドア本体2内から車内側に引き出されたハーネス(線状部材)30と、を備えている。
(ドア本体2)
ドア本体2は、車内側から視て略矩形状を呈するインナパネル5と、インナパネル5と略同形状を呈し、インナパネル5の車幅方向外側に設けられたアウタパネル6と、下方に向って開口する略C字状を呈し、インナパネル5及びアウタパネル6の上方に設けられたサッシュ7と、を備えている。
インナパネル5とアウタパネル6との間には、収容空間Sが形成されている。
この収容空間S内には、図示しないドアガラスの昇降装置、キーシリンダ、スピーカなどの機器が組み付けられているとともに、センサに接続するハーネス30などの線状部材が配索されている。
インナパネル5とアウタパネル6との上端縁2aには、サッシュ7内に配置されたドアガラス(不図示)を収容空間S内へ後退させるための進退用開口部が形成されている。
そして、収容空間S内には、進退用開口部を介し、雨水が流入するようになっている。また、収容空間S内に流入した雨水は、インナパネル5とアウタパネル6との下端縁の隙間から車外に排出するようになっている。
インナパネル5には、収容空間S内への作業を可能とするため、厚み方向(車幅方向)に貫通し、車内側と収容空間Sとを連通させる第1作業孔8と第2作業孔9とが形成されている。第1作業孔8は、インナパネル5の前部側の略中央部に形成されており、一方で、第2作業孔9は、インナパネル5の後部側に上下方向に長く形成されている。
(ホールシール3)
ホールシール3は、収容空間S内に流入した雨水が第1作業孔8、第2作業孔9を介して車内側に漏水することを防止するシート材である。また、本実施形態のホールシール3は、第1作業孔8と第2作業孔9とをまとめて塞げる大きさに形成されている。
(シーラー4)
シーラー4は、ホールシール3をインナパネル5に接着する役割を果たすとともに、硬化後においてホールシール3とインナパネル5との間を封止する役割を果たしている。本実施形態のシーラー4は、ホールシール3の周端縁に沿って略環状を呈し、第1作業孔8及び第2作業孔9を囲んでいる。なお、説明の都合上、シーラー4の一部であって第2作業孔9の後方で上下方向に延びる部分を後側シーラー4aと称する。
また、シーラーの塗布に関し、本実施形態のインナパネル5には、ホールシール3の周端縁に沿って延びるシーラービード(不図示)が形成されている。そして、このシーラービードに沿ってシーラーを塗布することで、位置ずれすることなくホールシール3の周端縁を確実に接着でき、かつ、所定形状のシーラー4を形成することができるようになっている。
図2に示すように、後側シーラー4aは、上下方向の中央部で分断され、上側の第1シーラー10と下側の第2シーラー20とに分割されている。このため、第1シーラー10の下端11と第2シーラー20の上端21との間を通過させることで、収容空間S内に配索された線状部材を車内側(シーラー4の外側)に引き出すことができるようになっている。以下、第1シーラー10の下端11と第2シーラー20の上端21との間の空間を引き出し径路Rと称する。
分断箇所に関して詳細に説明すると、第1シーラー10において下側の部位である下端線12は、下方に向うにつれて第2作業孔9側に近づくように傾斜している。
一方で、第2シーラー20は、第1シーラー10の下端11よりも後方に膨出する膨出線22と、膨出線22から第1シーラー10の下端11を超えて上方に延び、下端線12と車幅方向に対向する上端線23と、を備えている。
このため、第2シーラー20の上端21は、第1シーラー10の下端11よりも第2作業孔9からドア幅方向(後方)に離間し、かつ、車両の水平状態で第1シーラー10の下端11よりも上方に位置している。
そして、上記する構成によれば、後側シーラー4aが分割されているものの、第1シーラー10と第2シーラー20との間に形成された引き出し径路Rは、第2作業孔9側から上方に向う径路であり(矢印A参照)、引き出し径路Rを通って車内側へ漏水し難い。
また、図3に示すように、車両が上り坂などの坂道を走行し、車両が所定角度傾いて第1シーラー10の下端11と第2シーラー20の上端21とが水平となった状態(図3の水平線H参照)において、第2シーラー20の膨出部22と上端線23とは、下方に向うにつれて第2作業孔9に近づくように傾斜している。
このため、坂道走行により引き出し径路Rが傾いたとしても、その傾きの角度が所定角度以内の場合には、引き出し径路R内に入り込んだ雨水は、上端線23によって第2作業孔側に戻されるため(矢印B参照)、車内側へ漏水し難い。
なお、前記する所定角度は、本発明において特に限定されず、坂道として想定される中で勾配の大きい部類に入る傾斜角度(例えば、17°)に設定するのが好ましい。
(ハーネス30)
ハーネス30の一端は、収容空間S内に設けられたセンサに接続している。一方で、ハーネス30の他端は、図1、図2に示すように、第2作業孔9を介して収容空間Sから引き出されるとともに、引き出し径路Rを通じて車内側(シーラー4の外側)に引き出されている。
図2に示すように、ハーネス30の一部は、引き出し径路R内において、インナパネル5に固定された筒状のクリップ50に支持されている。
また、ハーネス30の他端に設けられた端子31は、インナパネル5に設けられた接続端子(連結部材)51に接続している。
以下、クリップ50と、接続端子51とについて説明する。
(クリップ50)
クリップ50は、背面側(車幅方向外側)に図示しない突起が形成されており、その突起がインナパネル5の固定孔50a(図4参照)に差し込まれることで、インナパネル5に固定された部材である。
なお、実施形態において、固定孔50aが形成されている位置が、特許請求の範囲に記載される「固定部」に相当する。
クリップ50は、ハーネス30をクリップ50上で屈曲させ、ハーネス30が引き出し径路Rを通るように、言い換えれば、ハーネス30が上方に向って延びるように支持している。このため、ハーネス30には、第2作業孔9から引き出されて略水平方向に延びる第1引き出し線32と、クリップ50に支持されて上方に延びる第2引き出し線33と、第1引き出し線32と第2引き出し線33との間で屈曲する屈曲部34と、が形成されている。
なお、屈曲部34においては、ハーネス30が円弧状になるため、ハーネス30に沿って流れる水滴が離散し易い、という性質がある。
図4に示すように、固定孔50aは、前後方向(ドア幅方向)において、第1シーラー10の下端11と第2シーラー20の上端21との間であって、下端11と上端21との略中間点に位置している(図4の矢印L1の範囲を参照)。
このため、図2に示すように、クリップ50により支持された第2引き出し線33は、第1シーラー10と第2シーラー20とに重なることなく、第1シーラー10と第2シーラー20との略中間点に配索される(図2参照)。
固定孔50aは、第1シーラー10の下端11よりも下方に位置している。
これに伴い、図2に示すように、クリップ50に支持されたハーネス30の屈曲部34も第1シーラー10の下端11よりも下方に位置している(図2の補助線L2参照)。
このため、第2作業孔9から引き出された第1引き出し線32は、第1シーラー10に重なることなく、第1シーラー10の下方を通るように配索される。
また、ハーネス30の屈曲部34が第1シーラー10の下端11よりも下方に位置していることから、ハーネス30に沿って流れる水滴は、第1シーラー10の下端11よりも下方で離散するようになり、車内側に漏水する可能性が極めて低い。
そのほか、クリップ50は、図4に示すように、インナパネル5を車幅方向外側に窪ませて成る凹部52内に収容されている。この凹部52によれば、クリップ50の車幅方向の厚みを低減できるため、クリップ50を挟むインナパネル5とホールシール3との隙間が小さくなり、引き出し径路Rから漏水する可能性が更に低減する。
(接続端子51)
図2に示すように、接続端子51は、ハーネス30の端子31を接続するとともに、ハーネス30の他端を固定する役割を果たしている。このため、接続端子51とクリップ50との間に配索される第2引き出し線33を弛むことなく、直線状とすることができる。
図4に示すように、接続端子51は、第2シーラー20の上端21よりも上方に位置しているとともに、第1シーラー10の下端線12の第1延長線Mと、第2シーラー20の上端線23の第2延長線Nと、の間L3に位置している。
このため、第2引き出し線33を直線状に配索しても、第1延長線Mと第2延長線Nとの間L3内に収まるため、第1シーラー10、第2シーラー20とに重なる可能性が極めて低い。
以上、実施形態によれば、後側シーラー4aが第1シーラー10と第2シーラー20とのに分割されているものの、第1シーラー10と第2シーラー20との間の引き出し径路Rから雨水が漏出し難いため、シーラー4以外の別部品を設けることなく、車内側への漏水を防止できる。このため、部品点数の増加を回避でき、組み付け作業工数の低減を図れる。
また、実施形態によれば、ハーネス30がシーラー4(シーラービード)に対して重ならないように配索される。
このため、先にハーネス30を取り付けた場合には、シーラービードに沿ってシーラーを塗布する際に、シーラーが付着しないようにハーネス30を抑えるという手間を省くことができ、シーラーの塗布作業の容易化を図ることができる。
一方で、先にシーラービードにシーラー4を塗布した場合には、ハーネス30の取り付け時に、ハーネス30がシーラーに触れることを抑制することができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は、実施形態で説明した例に限定されない。例えば、実施形態では、サイドドア1に適用した例を挙げて説明したが、本発明は、車両後部のドア開口を開閉するリアドアに適用してもよい。
また、本発明では、必ずしもインナパネル5にシールビードが形成されていなくてもよい。
また、本実施形態においては、固定孔50aを第1シーラー10の下端11よりも下方に設けることで、ハーネス30の屈曲部33を第1シーラー10の下端11よりも下方に位置させているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、固定孔50aが第1シーラー10の下端11よりも上方に設けられた場合であっても、比較的長いクリップを用いて、ハーネス30の屈曲部33を第1シーラー10の下端11よりも下方に位置させてもよい。このような変形例であっても、実施形態と同様な効果を得ることができる。
1 サイドドア(車両用ドア)
3 ホールシール
4 シーラー
4a 後側シーラー
5 インナパネル
8 第1作業孔
9 第2作業孔
10 第1シーラー
11 下端
20 第2シーラー
21 上端
30 ハーネス(線状部材)
32 第1引き出し線
33 第2引き出し線
34 屈曲部
50 クリップ
50a 固定孔(固定部)
51 接続端子(連結部材)
M 第1延長線
N 第2延長線
R 引き出し径路
S 収容空間

Claims (5)

  1. 車両のドア開口部を開閉する車両用ドアであって、
    作業孔が設けられたインナパネルと、
    前記作業孔を塞ぐホールシールと、
    前記インナパネルに前記ホールシールを接着させるとともに、前記インナパネルと前記ホールシールとの間を封止するシーラーと、
    前記作業孔を通じて車外側から車内側に引き出される線状部材と、
    を備え、
    前記シーラーは、上下方向に延びる部分が分断されて上側の第1シーラーと下側の第2シーラーとに分割され、
    前記第2シーラーの上端は、前記第1シーラーの下端よりも前記作業孔からドア幅方向に離間し、かつ、前記車両の水平状態で前記第1シーラーの下端よりも上方に位置し、
    前記線状部材は、前記第1シーラーの下端と前記第2シーラーの上端との間を通じて前記車内側に引き出されていることを特徴とする車両用ドア。
  2. 前記インナパネルには、前記線状部材を固定する固定部が設けられ、
    前記固定部は、前記ドア幅方向において、前記第1シーラーの下端と前記第2シーラーの上端との間に位置していることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア。
  3. 前記線状部材は、前記固定部に固定されることで屈曲する屈曲部を有し、
    前記屈曲部は、前記第1シーラーの下端よりも下方に位置していることを特徴とする請求項2に記載の車両用ドア。
  4. 前記線状部材が連結される連結部材を備え、
    前記連結部材は、
    前記第2シーラーの上端よりも上方であり、かつ、
    前記第1シーラーにおいて前記ドア幅方向に前記第2シーラーと対向する部分の延長線である第1延長線と、前記第2シーラーにおいて前記ドア幅方向に前記第1シーラーと対向する部分の延長線である第2延長線と、の間に位置していることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両用ドア。
  5. 前記第2シーラーは、前記車両の傾きにより前記第1シーラーの下端と第2シーラーの上端とが水平となった状態において、前記下方に向うにつれて作業孔に近づくように傾斜していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の車両用ドア。
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