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JP6006181B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱手段を制御する第1制御手段と、操作パネル部の制御を行なう第2制御手段との間で、互いに通信によりデータの送受信を行なう加熱調理器に関する。
この種の加熱調理器は、操作パネル部から調理の設定に関する入力情報を取込んだり、その調理の設定内容を操作パネル部に表示させたりするのに、操作パネル部を制御する制御手段を、操作パネル部側に設ける一方で、マグネトロンやヒータなどの加熱手段を制御する別な制御手段を、操作パネル部から離れた部位に設けており、両者の間は互いに通信によりデータを送受信する構成となっている。そして、その通信データには、通信エラーを検出するためのチェックサムデータが含まれており、チェックサムの計算には、通信データのフォーマットを特定するための固定値が加算される(例えば特許文献1)。
特開2006−349290号公報
特許文献1の加熱調理器では、複数の種類のデータを通信しようとする場合、それぞれの通信データが、どのようなデータであるのかを特定できるように、データの種類を示すID(識別子)が必要となり、付加したIDの分だけ、通信データのサイズが増加するという問題を有していた。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、通信データのサイズを大きくすることなく、複数の種類の通信データを通信でき、通信データの種類の特定も簡単に行なうことが可能な加熱調理器を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、通常の通信データには、通信途中でエラーが生じていないか否かを確認するチェックサムデータも含まれているため、そのチェックサムデータに通信データの種類を特定する固定値を加算して埋め込むことで、通信データのサイズを大きくすることなく、複数の種類の通信データを第1制御手段と前記第2制御手段との間で通信できる。また、チェックサムデータに埋め込まれた固定値の違いから、受信した通信データの種類の特定も簡単に行なうことが可能になる。
請求項の発明では、従通信データに対応した固定値を加算したチェックサムデータが、受信した通信データに含まれていた場合、その従通信データの特定部分に従通信データであることを示すデータが埋め込まれていれば、確実に従通信データを受信したと判断でき、通信の信頼性を向上させることが可能になる。
請求項の発明では、通常の状態では主通信データだけが送信され、特定の操作を行った場合に、従通信データを送信できるようになるので、余計な従通信データの通信をしないようにすることができる。
請求項の発明では、主通信データの更新が遅れて、例えば操作パネル部の表示などに影響が出ないように、主通信データに対する従通信データの送信頻度を減らすことで、一定時間に送信できる主通信データの通信量が低下することによる悪影響を少なくすることができる。
請求項の発明では、第2制御手段が第1制御手段からの従通信データを受信すると、第1制御手段で保持している例えばセンサのデータや加熱調理器の使用状況などのデータを、操作パネル部の光表示器を利用して、電気的に接続することなく簡単に外部装置で読み取ることが可能になる。
請求項の発明では、第2制御手段は従通信データを受信すると、無条件で光通信の出力を行なうのではなく、光通信の許可を指示するデータが含まれている場合にのみ、光通信の出力を行なうので、必要なときにのみ外部装置と光通信を行なうことが可能になる。
請求項1の発明によれば、通信データのサイズを大きくすることなく、複数の種類の通信データを通信でき、通信データの種類の特定も簡単に行なうことが可能な加熱調理器を提供できる。
請求項の発明によれば、従通信データであることを示す識別データによって、通信の信頼性を向上させることが可能になる。
請求項の発明によれば、余計な従通信データの通信をしないようにすることができる。
請求項の発明によれば、一定時間当たりの主通信データの通信量が低下することによる悪影響を少なくすることができる。
請求項の発明によれば、第1制御手段で保持している各種データを、電気的に接続することなく簡単に外部装置で読み取ることが可能になる。
請求項の発明によれば、必要なときにのみ外部装置と光通信を行なうことが可能になる。
本発明の加熱調理器をオーブン機能付き電子レンジに適用した場合の一実施例であり、電子レンジの外観を示す正面図である。 同上、電子レンジの構造を示す概略図である。 同上、電気的構成を示すブロック図である。 同上、LEDの駆動回路とデータ読取り装置の一部構成を示す回路図である。 同上、制御用マイコンからパネル用マイコンへの通信データフォーマットを示す図である。 同上、パネル用マイコンから制御用マイコンへの通信データフォーマットを示す図である。 同上、(a)は主通信データのみを送信する場合の通信タイミング、(b)は主通信データと従通信データを交互に送信する場合の通信タイミング、(c)は主通信データを通信する頻度よりも、従通信データを送信する頻度を少なくした場合の通信タイミングを示す図である。
以下、本発明をオーブン機能付き電子レンジに適用した場合の一実施例について、添付図面を参照して説明する。
図1は、加熱調理器である電子レンジの外観図である。矩形箱状に形成される本体1の内部には、被調理物を収納して加熱調理する加熱室2が形成される。この加熱室2は、左右方向に幅広とし、その大きな前面開口を開閉するための扉3が設けられる。従って、扉3は本体1の前面のほぼ全領域に亘る大きさ及び形状をなし、その下端部が回動自在に軸支される。
扉3の上部には、扉3を開閉するときに手をかける開閉操作用のハンドル4を備えており、扉3の下部には、表示や操作のための操作パネル部5を備えている。操作パネル部5は、調理の設定内容や進行状況などを表示する表示手段6の他に、操作手段7として、調理に関する加熱条件を設定するための第1加熱条件設定手段8および第2加熱条件設定手段9や、加熱の開始を指示する加熱開始指示手段10や、設定を取消したり調理を中止したりするための取消指示手段11を備えて構成される。操作パネル部5の後側には、図示しないが、表示手段6や操作手段7などの制御を行なうために、マイコンを搭載した操作パネルPC(印刷回路)板12(図4を参照)が配置される。
第1加熱条件設定手段8は、自動加熱の選択を行なう「のみもの」キーや「ゆで物」キーの他に、手動加熱の選択を行なう「レンジ」キーや、「オーブン」キーや、「スチーム」キーからなり、これらの複数の押釦式キーを並設して構成される。また第2加熱条件設定手段9は、時間や温度の他に、メニューを選択するために、回転を検知するエンコーダで構成される回動自在なダイヤルである。加熱開始指示手段10は、第1加熱条件設定手段8や第2加熱条件設定手段9で加熱条件を設定した後に、加熱室2内の被調理物に対する加熱を開始するためのキーで、取消指示手段11は、加熱条件の取消しや加熱調理を中止するためのキーである。
表示手段6は、例えばメニューの番号や、温度や、時間などを表示する液晶表示手段14と、調理の進行状況に応じて点滅や点灯表示するLED表示手段15とにより構成される。ここでのLED表示手段15は、図示しない光受信部を備えた本体1とは別な外部装置との間で光通信を行なう光表示器として、操作パネル部5の適所に配設される。
図2は、電子レンジの内部構造を示す図である。同図において、被加熱物を収容する加熱室2の側面上部には、被加熱物の温度を非接触で検出する赤外線センサ21が取付けられている。また、加熱室2の下側には、マイクロ波を発生させる発生源となるマグネトロン22と、マグネトロン22からのマイクロ波を加熱室2の内部に導く導波管23と、導波管23から加熱室2に放射されるマイクロ波を撹拌するアンテナ24と、アンテナ24を回転させる駆動源となるアンテナモータ25がそれぞれ配置される。
その他、加熱室2の下側には制御PC板26が配置され、この制御PC板26は、図示しない商用AC電源から直流電源を生成する電源回路や、電源回路からの直流電源により動作し、マグネトロン22を含む加熱手段の制御を行なう制御回路などを含んで構成される。本体1の内部に設けた制御PC板26と、操作パネル部5に設けた前述の操作パネルPC板12は、通信手段33(図3を参照)としてのケーブルで電気的に接続されている。
図3は、電子レンジの電気的構成を示すブロック図である。同図において、31は第1制御手段としての制御用マイコンであり、これは前述の制御PC板26に搭載される制御回路に相当する。また32は、操作パネルPC板12に搭載される第2制御手段としてのパネル用マイコンであり、制御用マイコン31とパネル用マイコン32は、それぞれ通信手段33を利用した有線通信によって、通信データのやり取りを行なう構成となっている。通信手段33は、前述したPC板間のケーブルの両端に、制御用マイコン31やパネル用マイコン32にそれぞれ内蔵されるシリアルインターフェースなどの入出力インターフェースを接続して構成される。
制御用マイコン31の入力ポートには、加熱室2内の温度を検出する庫内温度検出手段35と、被加熱物としての食品の温度を検出するために、赤外線センサ21などを含む食品温度検出手段36と、扉3の開閉状態を検出する扉開閉検出手段37が、それぞれ電気的に接続される。また、制御マイコン31の出力ポートには、加熱室2内の被調理物に対してレンジ加熱を行なうために、マグネトロン22などを含むマイクロ波加熱手段38と、加熱室2内の被調理物に対してヒータ加熱を行なうために、図示しないヒータなどを含むヒータ加熱手段39と、導波管23の出口側に設けたアンテナ24を回転駆動させるために、アンテナモータ25などを含むアンテナ駆動手段40と、調理の終了などの進行状況を使用者に音で知らせるブザー報知装置41が、それぞれ電気的に接続される。
パネル用マイコン32の入力ポートには、調理条件を設定するための第1加熱条件設定手段8や第2加熱条件設定手段9の他に、調理の開始を指示する加熱開始指示手段10と、設定を取消したり、調理を中止したりするための取消指示手段11が、それぞれ電気的に接続される。また、パネル用マイコン32の出力ポートには、調理の設定内容や進行状況などを表示する表示手段6として、液晶表示手段14やLED表示手段15がそれぞれ電気的に接続される。
制御用マイコン31は、庫内温度検出手段35や、食品温度検出手段36や、扉開閉検出手段37からの各検知信号を受けて、必要に応じて通信手段33を介してパネル用マイコン32に通信データを送信すると共に、パネル用マイコン32から通信データを受信して、マイクロ波加熱手段38や、ヒータ加熱手段39や、アンテナ駆動手段40や、ブザー報知装置41に駆動用の制御信号を出力する機能を有する。また、パネル用マイコン32は、第1加熱条件設定手段8や、第2加熱条件設定手段9や、加熱開始指示手段10や、取消指示手段11からの各操作信号を受けて、必要に応じて通信手段33を介して制御用マイコン31に通信データを送信すると共に、制御用マイコン31から通信データを受信して、液晶表示手段14やLED表示手段15に表示用の制御信号を出力する機能を有する。
図3において、制御用マイコン31は、通信手段33を介してパネル用マイコン32からの操作用などの通信データを受信すると、その通信データに応じて、加熱手段であるマイクロ波加熱手段38やヒータ加熱手段39を所定のタイミングで駆動して、加熱調理を制御する。その制御時には、加熱室2内の温度を検出するサーミスタなどの庫内温度検出手段35からの検出信号や、食品の温度を検出する食品温度検出手段36からの検出信号を参照にして、加熱温度を所定の値に制御する。また、加熱調理が終了すると、制御用マイコン31はブザー報知装置41に制御信号を送出して、ブザー報知装置41を鳴動させる。さらに、加熱調理中に扉3が開いたことを示す検出信号を、扉開閉検出手段37から受け取ると、制御用マイコン31はマイクロ波加熱手段38やヒータ加熱手段39への制御信号の送出を中断して、加熱調理の制御を停止する。
図4は、操作パネルPC板12に搭載されるLED表示手段15の駆動回路45と、光通信でデータを読取るデータ読取り装置46の要部構成をそれぞれ示している。駆動回路45は、パネル用マイコン32の制御出力に一端が接続する抵抗48と、ベースを抵抗48の他端に接続し、エミッタを例えば+5∨の動作電圧ラインに接続し、コレクタを単独のLEDからなるLED表示手段15のアノードに接続したスイッチ素子としてのPNP型のトランジスタ49と、LED表示手段15のカソードと、例えば−7∨の動作電圧ラインに接続した電流制限抵抗50とにより構成される。ここでは、パネル用マイコン32から駆動回路45の抵抗48を介してトランジスタ49を駆動して、LED表示手段15を点灯させるようになっており、パネル用マイコン32がLow(低)レベルの制御信号を出力すると、トランジスタ49がオン駆動してLED表示手段15に電流が流れ込み、LED表示手段15が点灯する一方で、パネル用マイコン32からの制御信号がHigh(高)レベルになると、トランジスタ49がオフ状態となって、LED表示手段15が消灯する構成となっている。駆動回路45の変形例として、トランジスタ49をNPN型とし、パネル用マイコン32からHighレベルの制御信号が出力されたときに、LED表示手段15を点灯させる構成としてもよい。
LED表示手段15を利用して、電子レンジとは別体の外部装置であるデータ読取り装置46と光通信を行なう場合は、データ読取り装置46の受光部であるフォトトランジスタ51のベースを、発光部である操作パネルPC板12のLED表示手段15の部分に接するようにして保持する。データ読取り装置46は、エミッタを例えば+5∨の動作電圧ラインに接続したフォトトランジスタ51や、フォトトランジスタ51のコレクタと接地ラインとの間に接続する抵抗52を、電子レンジからのデータ読取り部53として備えており、LED表示手段15が点灯するとフォトトランジスタ51がオンして、抵抗52に電流が流れ込み、フォトトランジスタ51のコレクタに発生するデータ読取り部53の出力がHighレベルになる一方で、LED表示手段15が消灯するとフォトトランジスタ51がオンして、抵抗52に電流が流れなくなり、データ読取り部53の出力がLowレベルになる。つまり、パネル用マイコン32からの制御信号の出力レベルが変化すると、データ読取り部53の出力レベルも変化して、操作パネルPC板12からデータ読取り装置46に光通信を行なうことができる構成となっている。
次に、本実施例の作用について、図5〜図7も参照して説明する。図5は、制御用マイコン31からパネル用マイコン32に送られる通信データのフォーマットを示している。同図において、制御用マイコン31は通信手段33を介して、第1データTD1から順に、所定サイズの第1データTD1〜第8データTD8からなる通信データを、パネル用マイコン32に送信する。一方、図6は、パネル用マイコン32から制御用マイコン31に送られる通信データのフォーマットを示している。同図において、パネル用マイコン32は通信手段33を介して、第1データRD1から順に、所定サイズの第1データRD1〜第8データRD8からなる通信データを、制御用マイコン31に送信する。これらの通信データは、一定周期(20msec)毎に最新のデータが周期的に送られる。
第1データTD1〜第8データTD8の内容は、図5の下段の表に示すようにそれぞれ割り当てられている。具体的には、制御用マイコン31からパネル用マイコン32に送られる通信データは、主通信データと従通信データの2種類があり、その中の1種類のデータが選択的に切替えて送信される。主通信データを構成する第1データTD1〜第6データTD6には、液晶表示手段14の表示を制御する液晶表示データが格納され、第7データTD7には、LED表示手段15の表示を制御するLEDデータが格納され、第8データTD8には、制御用マイコン31からの主通信データが正しく通信されたか否かを検出するチェックサム値が、チェックサムデータとして格納される。また、従通信データを構成する第1データTD1〜第5データTD5には、制御用マイコン31で保持している例えば赤外線センサ21などのセンサのデータや、電子レンジの使用状況のデータなどの、データ読取り装置46で読取り確認したい出力データが格納され、第6データTD6には、従通信データであることを示すための特定値(従通信データ特定値)が格納され、第7データTD7には、LED表示手段15を利用した光通信の許可を指示するコマンドが格納され、第8データTD8には、制御用マイコン31からの従通信データが正しく通信されたか否かを検出するチェックサム値が、チェックサムデータとして格納される。
第1データRD1〜第8データRD8の内容は、図6の下段の表に示すようにそれぞれ割り当てられている。具体的には、第1データRD1〜第6データRD6には、第1加熱条件設定手段8や、加熱開始指示手段10や、取消指示手段11などのキー入力の状態を示すキー入力データが格納され、第7データRD7には、第2加熱条件設定手段9などのつまみ入力の状態を示すつまみ入力データが格納され、第8データRD8には、パネル用マイコン32からの通信データが正しく通信されたか否かを検出するチェックサム値が、チェックサムデータとして格納される。
図5の上段に示すように、制御用マイコン31からパネル用マイコン32に送信する通信データでは、第1データTD1〜第7データTD7の各値と、固定値であるDF1またはDF2との排他的論理和を計算して、その計算結果となるチェックサム値を第8データTD8に格納する。その際、制御用マイコン31は、主通信データを送信する場合に、主通信データであることを特定する固定値DF1を加算したチェックサム値を、第8データTD8に格納する一方で、従通信データを送信する場合に、従通信データであることを特定する固定値DF2を加算したチェックサム値を、第8データTD8に格納する。ここでの固定値DF1と固定値DF2は、通信データが主通信データであるか従通信データであるかを識別するために、異なる値に設定される。
パネル用マイコン32は、制御用マイコン31からの通信データを受信すると、その通信データからチェックサムの加算を、パネル用マイコン32に予め記憶した固定値DF1と固定値D2の両方で行ない、これを通信データに含まれる第8データTD8と比較して、チェックサムの一致した側のデータ(主通信データまたは従通信データ)が送信されてきたと認識する。つまり、受信した通信データの第1データTD1〜第7データTD7に格納される各値と、固定値DF1との排他的論理和である第1加算値A1と、固定値DF2との排他的論理和である第2加算値A2をそれぞれ算出し、受信した通信データの第8データTD8に格納される値が、第1加算値A1または第2加算値A2と等しいか否かを判断する。仮に、第8データTD8の値が第1加算値A1と等しければ、制御用マイコン31から主通信データがエラーなく送られてきたと認識でき、第8データTD8の値が第2加算値A2と等しければ、制御用マイコン31から従通信データがエラーなく送られてきたと認識できる。また、第8データTD8の値が第1加算値A1と第2加算値A2の何れにも等しくなければ、通信エラーが発生したと認識できる。
一方、パネル用マイコン32から制御用マイコン31に送られる通信データでは、第1データRD1〜第7データRD7の各値と、固定値であるDF1との排他的論理和を計算して、その計算結果となるチェックサム値を第8データRD8に格納する。制御用マイコン31は、パネル用マイコン32からの通信データを受信すると、その通信データからチェックサムの加算を、パネル用マイコン32に予め記憶した固定値DF1で行ない、これを通信データに含まれる第8データTD8と比較して、チェックサムの一致した通信エラーのない通信データが送信されてきたと認識する。つまり、受信した通信データの第1データRD1〜第7データRD7に格納される各値と、固定値DF1との排他的論理和である加算値A3を算出し、受信した通信データの第8データRD8に格納される値が、加算値A3と等しいか否かを判断する。第8データRD8の値が加算値A3と等しければ、パネル用マイコン32から通信データがエラーなく送られてきたと認識でき、第8データRD8の値が加算値A3と等しくなければ、通信エラーが発生したと認識できる。
以上のように本実施例では、被加熱物を収納する加熱室2と、加熱室2内の被加熱物を加熱する加熱手段としてのマイクロ波加熱手段38やヒータ加熱手段39と、被加熱物を出し入れするために、本体1の開口したほぼ前面全体を覆う扉3と、扉3に設けられ、調理の設定や設定内容の表示を行なうための操作パネル部5と、マイクロ波加熱手段38やヒータ加熱手段39を制御する第1制御手段としての制御用マイコン31と、操作パネル部5の各部の制御を行なう第2制御手段としてのパネル用マイコン32とを備え、制御用マイコン31とパネル用マイコン32は、通信手段33を介して互いに通信によりデータの送受信を行なうように構成され、その通信データには、通信エラーを検出するためのチェックサムデータを含んでおり、チェックサムデータの計算には固定値DF1,DF2が加算される構成とした加熱調理器において、例えば主通信データと従通信データのようなデータ内容が異なる複数の種類の通信データの中から、一つの種類の通信データを切換えて通信し、その通信データに応じて、主通信データと従通信データとでは、チェックサムデータとして加算する固定値DF1,DF2を異なる値のものに構成している。
この場合、通常の通信データには、通信途中でエラーが生じていないか否かを確認するチェックサムデータも含まれているため、そのチェックサムデータに通信データの種類を特定する固定値DF1,DF2を加算して埋め込むことで、通信データのサイズを大きくすることなく、複数の種類の通信データを制御用マイコン31とパネル用マイコン32との間で通信できる。また、チェックサムデータに埋め込まれた固定値DF1,DF2の違いから、受信した通信データの種類の特定も受信側で簡単に行なうことが可能になる。
また、図5に示すように、制御用マイコン31からパネル用マイコン32への通信データが従通信データである場合に、従通信データであることを識別する特定の値を、従通信データの中の例えば第6データTD6に格納するのが好ましい。パネル用マイコン32は、制御用マイコン31からの通信データを受信すると、固定値DF1と固定値DF2の両方でチェックサムを計算して、固定値DF2を加算した第2加算値A2が、第8データTD8に格納される値と一致した場合に、第6データTD6に格納される値を確認して、この値が従通信データであることを示す値であれば、従通信データをエラーなく受信したと判断する。このように、通信データに含まれるチェックサム値によって、通信データの種類とエラーの有無を確認するだけでなく、従通信データにのみ含まれる特定の値を利用して、受信した通信データが従通信データであることを、さらに正確に判断することができる。
このように本実施例では、通信手段33を介して通信される複数の種類の通信データとして、主に通信している主通信データと、特定の場合に通信する従通信データがあり、従通信データは、特定部分である例えば第6データTD6に、従通信データであることを示す特定のデータを埋め込んで構成されている。
この場合、従通信データに対応した固定値DF2を加算したチェックサムデータが、受信した通信データに含まれていた場合、その従通信データの特定部分に従通信データであることを示すデータが埋め込まれていれば、確実に従通信データを受信したと判断でき、通信の信頼性を向上させることが可能になる。
図7は、主通信データや従通信データの通信タイミングを示している。同図において、制御用マイコン31からパネル用マイコン32への通信データは、前述のように一定周期である20m秒間隔で送信されている。通常の状態では図7(a)に示すように、主通信データのみが一定間隔で送信される。主通信データには、液晶表示手段14の表示を制御する液晶表示データが第1データTD1〜第6データTD6に格納され、LED表示手段15の表示を制御するLEDデータが第7データTD7に格納されており、パネル用マイコン32は、その受信した主通信データに応じて、液晶表示手段14とLED表示手段15をそれぞれ制御する。
主通信データ以外の通信データを送信したい場合は、操作パネル部5のキーを利用して、電子レンジとして通常のキー操作では行わない特定の操作を行なうと、パネル用マイコン32から制御用マイコン31に送られる通信データによって、主通信データだけでなく従通信データも送信するモードに切り換わる。このとき、制御用マイコン31は図7(b)に示すように、主通信データと従通信データを一定間隔で交互に送信するようになる。なお、通常のキー操作では行わない特定の操作の例としては、取消キーに相当する取消指示手段11を3回、開始キーに相当する加熱開始指示手段10を2回、取消指示手段11を2回、加熱開始指示手段10を3回と順番に操作することで実現するが、これ以外の例であっても構わない。
このように本実施例では、特定の操作を行なった場合にのみ、従通信データを送信するモードに切り換わる構成とすることで、通常の状態では主通信データだけが送信され、特定の操作を行った場合に、従通信データを送信できるようになり、余計な従通信データの通信をしないようにすることができる。
また、制御用マイコン31は図7(c)に示すように、主通信データを複数回である3回送信した後に、従通信データを1回送信するというサイクルを繰り返すように、通信データを一定間隔で送信する構成としてもよい。
このように本実施例では、通信データが一定間隔で通信され、従通信データを送信する頻度を、主通信データを通信する頻度よりも小さくする構成としている。この場合、主通信データの更新が遅れて、例えば操作パネル部5の表示などに影響が出ないように、主通信データに対する従通信データの送信頻度を減らすことで、一定時間に送信できる主通信データの通信量が低下することによる悪影響を少なくすることができる。
次に、操作パネル部5に搭載されるLED表示手段15の動作について説明する。図1において、LED表示手段15は加熱開始キーに相当する加熱開始指示手段10の近傍に配置されており、第1加熱条件設定手段8や第2加熱条件設定手段9の操作により加熱条件が設定され、パネル用マイコン32が加熱開始指示手段10の操作入力を受け付ける状態になった時に、LED表示手段15を点滅させ、使用者に加熱開始指示手段10の操作を促す。一方、パネル用マイコン32は、電子レンジの外部にデータを出力する場合に、こうした通常の点灯動作とは異なる点滅制御をLED表示手段15に行ない、データ読取り装置46を利用して光通信する。この光通信機能は、制御用マイコン31で保持している各種データを、データ読取り装置46で読取って確認したい場合に用いる。
LED表示手段15を利用してデータ読取り装置46と光通信を行なうには、データ読取り装置46に組み込まれたフォトトランジスタ51のベースを、LED表示手段15の部分に接するようにして保持する。制御用マイコン31が従通信データをパネル用マイコン32に送信するときに、その従通信データの第1データTD1〜第5データTD5には、制御用マイコン31で保持している出力データが含まれている。パネル用マイコン32は、制御用マイコン31からの従通信データ32を受信すると、その従通信データに含まれる第1データTD1〜第5データTD5に対応したLowレベルまたはHighレベルの制御信号をトランジスタ49のベースに送出する。こうして、パネル用マイコン32からの制御信号の出力レベルが変化すると、データ読取り装置46に組み込まれたデータ読取り部53の出力レベルも変化して、電子レンジの外部に光通信を行なうことが可能になる。
このように、本実施例の操作パネル部5は光表示器としてのLED表示手段15を搭載しており、制御用マイコン31に保持しているデータを、前記従通信データに含めて送信すると、パネル用マイコン32がLED表示手段15を制御して、制御用マイコン31の保持データを光通信で出力する構成となっている。
この場合、パネル用マイコン32が制御用マイコン31からの従通信データを受信すると、制御用マイコン31で保持している例えばセンサのデータや加熱調理器の使用状況などのデータを、操作パネル部5のLED表示手段15を利用して、電気的に接続することなく簡単にデータ読取り装置46で読み取ることが可能になる。
また、図5に示すように、送信する従通信データの第7データTD7には、LED表示手段15を利用した光通信の許可を指示するコマンドが格納される。パネル用マイコン32は、この従通信データを受信すると、第7データTD7の値により光通信を行なうか否かを判断し、光通信の許可を指示するコマンドが第7データTD7の値として格納されている場合にのみ、第1データTD1〜第5データTD5に格納される出力データを、光通信で外部に出力することができる。
このように本実施例では、制御用マイコン31から送信される従通信データに、データ読取り装置46との光通信の許可を指示するデータが含まれている場合にのみ、パネル用マイコン32が光通信の出力を行なえる構成となっている。
この場合、パネル用マイコン32は従通信データを受信すると、無条件で光通信の出力を行なうのではなく、光通信の許可を指示するデータが含まれている場合にのみ、光通信の出力を行なうので、必要なときにのみ外部装置であるデータ読取り装置46と光通信を行なうことが可能になる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更可能である。例えば、本実施例では通信データの種類を主通信データと従通信データの2種類としたが、3つ以上の異なる固定値DF1,DF2,DF3,…を設定記憶することで、3種類以上の通信データを識別することが可能になる。また、複数種類の通信データを、制御用マイコン31からパネル用マイコン32に送信するだけでなく、パネル用マイコン32から制御用マイコン31に送信する構成としてもよい。
5 操作パネル部
15 LED表示手段(光表示器)
31 制御用マイコン(第1制御手段)
32 パネル用マイコン(第2制御手段)
33 通信手段
38 マイクロ波加熱手段(加熱手段)
39 ヒータ加熱手段(加熱手段)

Claims (4)

  1. 被加熱物を加熱する加熱手段と、
    調理の設定や設定内容の表示を行なうための操作パネル部と、
    前記加熱手段を制御する第1制御手段と、
    前記操作パネル部の制御を行なう第2制御手段と、を備え、
    前記第1制御手段と前記第2制御手段は、互いに通信によりデータの送受信を行なうように構成され、
    前記通信データには、通信エラーを検出するためのチェックサムデータを含んでおり、
    前記チェックサムの計算には固定値が加算される構成とした加熱調理器において、
    複数の種類の前記通信データの中から、一つの種類の前記通信データを切換えて通信し、その通信データに応じて、前記固定値を異ならせる構成とし、
    前記複数の種類の通信データは、主に通信している主通信データと、特定の場合に通信する従通信データがあり、前記従通信データは、特定部分に従通信データであることを示す特定のデータを埋め込んで構成され、
    前記操作パネル部は光表示器を搭載し、
    前記第1制御手段に保持しているデータを、前記従通信データに含めて送信すると、前記第2制御手段が前記光表示器を制御して、前記保持データを光通信で出力する構成としたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 特定の操作を行なった場合にのみ、前記従通信データを送信する構成としたことを特徴とする請求項記載の加熱調理器。
  3. 前記通信データは一定間隔で通信され、前記従通信データを送信する頻度を、前記主通信データを通信する頻度よりも小さくする構成としたことを特徴とする請求項または記載の加熱調理器。
  4. 前記従通信データに前記光通信の許可を指示するデータが含まれている場合にのみ、前記第2制御手段が前記光通信の出力を行なう構成としたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の加熱調理器。
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