JP6004073B2 - 光学系及び撮像装置 - Google Patents
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Description
レンズの加工性を考慮したレンズでは、上記とは逆に「レンズ中心に比してレンズ周縁部での倍率が低く」なりやすく、周縁部での結像倍率を「レンズ中心に比べ高く」しようとすると、レンズ系全長が長くなり易い。
当該光学系は、単位画角辺りの倍率が「結像レンズの全画角に渡って単調増加する」のではなく、画角:360/nをこえる画角領域では「緩い増加、もしくは一定、または単調減少」するので、広角レンズの周辺部分に「容易に加工できる厚み」を確保しつつ、全画角に渡って立体投射方式を実現する場合に比して、結像光学系の設計・製造が容易で、安価に製造できる。従って、このような結像光学系を用いる全天球型撮像装置を安価に実現できる。
また、レンズ頂点a1、c1を結ぶ直線(広角レンズWLA、WLBの光軸)と、点b1、d1までの距離は、図に示す距離:L1である。
即ち、固体撮像素子SNAに、広角レンズWLAにより結像された画像のうち「画角:180度〜A度までの光束」が結像する画像部分(「IA」と呼ぶ。)と、固体撮像素子SNBに、広角レンズWLBにより結像された画像のうち「画角:180度〜A度までの光束」が結像する画像部分(「IB」と呼ぶ。)とは、同一画像である。
即ち、2つの広角レンズと固体撮像素子を用いることにより、180度を超える画角領域の画像に対しては「受光面積」が増えたのと同様の結果になり、これは単位画角当たりの倍率が増大したのと同じである。
(1) 43.3≧dY/dθ≧0.007[mm/deg]
を満足することが好ましい。
(1) 43.3≧dY/dθ≧0.007[mm/deg]
を満たすことが好ましい。
また、レンズ頂点a2、c2を結ぶ直線(広角レンズWLC、WLDの物体側光軸)と、点b2、d2までの距離は、図に示す距離:L2である。
図1は、全天球型の撮像システムの、実施の他の形態における要部を説明図的に示す図である。
以下の説明では用語として「前群、直角プリズム、後群」を用いる。
(2) 7.0<d/f<9.0
を満足することにより、広角レンズをコンパクトに、且つ、視差の影響を小さくすることができる。
実施例は、図1に示す全天球型撮像システムの撮像光学系A、Bに用いられる広角レンズであり、撮像光学系A、Bに共に用いられる。即ち、撮像光学系A、Bに用いられる2つの広角レンズは「同一仕様」であり、図に示す距離:d1=d2である。
距離:d1は、撮像光学系Aの広角レンズの「入射瞳とプリズムPAの反射面との光軸上の距離」であり、距離:d2は、撮像光学系Bの広角レンズの「入射瞳とプリズムPBの反射面との光軸上の距離」である。
f=0.75、No=2.14、ω=190度
面番号 R D Nd νd
1 17.1 1.2 1.834807 42.725324
2 7.4 2.27
3 −1809 0.8 1.531131 55.753858
4* 4.58 2
5* 17.1 0.7 1.639999 60.078127
6 2.5 1.6
7 ∞ 0.3
8 ∞ 5 1.834000 37.160487
9 ∞ 1.92
10 ∞(開口絞り) 0.15
11 93.2 1.06 1.922860 18.896912
12 −6.56 1.0
13 3.37 1.86 1.754998 52.321434
14 −3 0.7 1.922860 18.896912
15 3 0.3
16* 2.7 1.97 1.531131 55.753858
17* −2.19 0.8
18 ∞ 0.4 1.516330 64.142022
19 ∞ 0
20 ∞ 0.3 1.516330 64.142022
21 ∞ 0.3
22 撮像面 。
上のデータで「*」印を付した面(前群の第2レンズの両面、および、後群の最終レンズの両面)は非球面である。
X=CH2/[1+√{1−(1+K)C2H2}]
+A4・H4+A6・H6+A8・H8+A10・H10+A12・H12+A14・H14
で表されるものであり、近軸曲率半径と円錐定数、非球面係数を与えて形状を特定する。
4th:0.001612
6th:-5.66534e-6
8th:-1.99066e-7
10th:3.69959e-10
12th:6.47915e-12
第4面
4th:-0.00211
6th:1.66793e-4
8th:9.34249e-6
10th:-4.44101e-7
12th:-2.96463e-10
第16面
4th:-0.006934
6th:-1.10559e-3
8th:5.33603e-4
10th:-1.09372e-4
12th:1.80753-5
14th:-1.52252e-7
第17面
4th:0.041954
6th:-2.99841e-3
8th:-4.27219e-4
10th:3.426519e-4
12th:-7.19338e-6
14th:-1.69417e-7
上記非球面の表記において例えば「-1.69417e-7」は「-1.69417×10-7」を意味する。
また、「4th〜14th」は、それぞれ「A4〜A14」である。
また、最も物体側のレンズ面から直角プリズムの反射面までの距離:DA、該反射面から最も像側のレンズ面までの距離:DBは、
DA=8.87
DB=14.76
であり、距離:DA+DBにより「広角レンズの性能に必要なレンズ全長」を確保しつつ、距離:D1をD2よりも短くすることにより、前群の「最も物体側のレンズ面」同士の距離を短くして、図10に示した例と同様「より近距離までの全天球画像」を得ることができるようになっている。
実施例の広角レンズでは、前群の3枚のレンズのうち、第2レンズに「光軸近傍と周辺とのレンズ肉厚の差」が出やすい。それで、該第2レンズをプラスチックレンズとして両面を非球面とすることにより補正を行っている。
「画角;0〜180°(半画角0〜90°)」までは30度刻みに「同一画角線」を描いてある。画角が増大すると共に、固体撮像素子の使用するセンサ領域(同心円の幅)が大きくなっている様子が分かる(図中の黒丸の大きさを参照)。即ち、画角:0〜180度の範囲では、単位画角あたりの倍率は単調増加している。
一方、画角180度〜190度の範囲は、「2つの撮像光学系の撮像画像の繋ぎ」として画像を利用する程度であるため、画角180度近傍の使用センサ領域に比べ、同心円の幅が狭くなっている。即ち、単位画角あたりの倍率は、この領域で小さくなっている。
横軸は半画角(0〜100度)を示し、縦軸は右側dY/dθ、左側が像高(Y)を示している。
B 撮像光学系
LA1〜LA7 レンズ
LB1〜LB7 レンズ
PA、PB プリズム
SA、SB 開口絞り
SNA、SNB、SNC、SND 固体撮像素子
Claims (2)
- 複数のレンズを有する光学系であって、
単位画角あたりの倍率が画角とともに単調増加する立体投射方式の、それぞれの前記光学系に入射する被写体像が重複しない画角領域と、
前記立体投射方式の画角領域より外側の画角領域であって、単位画角あたりの倍率の増加率が単調減少する、前記被写体像が重複する画角領域と、を含む光学系。 - 請求項1に記載の光学系を用いて4πラジアンの立体角内の撮像対象の撮像を行う撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015222043A JP6004073B2 (ja) | 2015-11-12 | 2015-11-12 | 光学系及び撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015222043A JP6004073B2 (ja) | 2015-11-12 | 2015-11-12 | 光学系及び撮像装置 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015073750A Division JP5839135B2 (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | 全天球型光学系及び撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016027438A JP2016027438A (ja) | 2016-02-18 |
JP6004073B2 true JP6004073B2 (ja) | 2016-10-05 |
Family
ID=55352801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015222043A Active JP6004073B2 (ja) | 2015-11-12 | 2015-11-12 | 光学系及び撮像装置 |
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JP6653456B1 (ja) | 2019-05-24 | 2020-02-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 撮像装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5724755B2 (ja) * | 2011-08-26 | 2015-05-27 | 株式会社リコー | 撮像システム |
-
2015
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