JP6003375B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents
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Description
請求項1の発明は、画像から文字列の候補となる領域である文字列候補領域を切り出す切出手段と、前記文字列候補領域が1行の文字列であるか否かを判定する判定手段と、判定結果が1行の文字列ではない場合は、前記文字列候補領域の行方向とは垂直方向に分割する分割手段を具備し、前記切出手段は、前記分割手段によって分割された領域の画像を対象の画像とし、前記分割手段は、文字列方向の投影分布を算出し、投影分布の最低値が予め定められた閾値を超えた場合に、分割を行うことを特徴とする画像処理装置である。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、すべての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
文字切出しモジュール120は、文字列切出しモジュール110、文字認識モジュール130、文字列判定モジュール140と接続されている。文字切出しモジュール120は、文字列切出しモジュール110によって切り出された文字列候補領域(文字列画像データ112)から文字の候補となる領域である文字候補領域を切り出して、文字候補領域を文字認識モジュール130に渡し、文字列候補領域(文字列画像データ122(文字列画像データ112と同等のもの))を文字列判定モジュール140に渡す。
文字認識モジュール130は、文字切出しモジュール120、文字列判定モジュール140と接続されている。文字認識モジュール130は、文字切出しモジュール120によって切り出された文字候補領域を対象として文字認識(画像中の文字を認識して文字コードデータに変換する処理)し、認識結果132を文字列判定モジュール140に渡す。
また、文字列判定モジュール140は、文字候補領域の特徴量に基づいて、文字列候補領域が1行の文字列であるか否かを判定するようにしてもよい。この文字候補領域の特徴量として、その文字候補領域の大きさ、位置又は文字列候補領域と文字候補領域の大きさの比率のいずれか1つ以上を用いるようにしてもよい。
文字列判定モジュール140は、文字認識モジュール130による認識結果に基づいて、文字列候補領域が1行の文字列であるか否かを判定するようにしてもよい。
また、文字列分割モジュール150は、文字列候補領域内の行方向の投影分布に基づいて、分割位置を決定するようにしてもよい。
文字列分割モジュール150は、文字候補領域に基づいて、分割した文字列候補領域の画像を再生するようにしてもよい。画像の再生処理については、図12を用いて後述する。
なお、図1の例では、文字切出しモジュール120、文字認識モジュール130があるが、この2つは無くてもよい。つまり、文字列切出しモジュール110は文字列判定モジュール140と接続されていてもよい。文字列判定モジュール140は、文字列候補領域の特徴量に基づいて、文字列候補領域が1行の文字列であるか否かを判定する。文字列候補領域の特徴量として、例えば、文字列候補領域の投影分布の形状がある。具体例については後述する。
ステップS204では、文字切出しモジュール120は、文字列切出しモジュール110で切り出した文字列候補画像(文字列画像データ112)に対して、文字切出し処理を行い、単文字候補領域を切り出す。文字切出しモジュール120における文字切出し処理は、画素塊を切り出す従来技術を利用した既存の手法でよい。ここで、画素塊とは、4連結又は8連結で連続する画素領域を少なくとも含み、これらの画素領域の集合をも含む。これらの画素領域の集合とは、4連結等で連続した画素領域が複数あり、その複数の画素領域は近傍にあるものをいう。ここで、近傍にあるものとは、例えば、互いの画素領域が距離的に近いもの、文章としての1行から1文字ずつ切り出すように縦又は横方向に射影し、空白地点で切り出した画像領域、又は一定間隔で切り出した画像領域等がある。なお、1つの画素塊として、1文字の画像となる場合が多い。ただし、実際に人間が文字として認識できる画素領域である必要はない。文字の一部分、文字を形成しない画素領域等もあり、何らかの画素の塊であればよい。単文字候補領域は、これらの画素塊の外接矩形であってもよい。
ステップS208では、文字列判定モジュール140は、例えば、文字切出しモジュール120で切り出した単文字候補領域の位置情報及び文字認識モジュール130で得られた認識結果132に基づいて、文字列候補領域が1行の文字列として切り出されているか、又は複数行混在の領域として切り出されているか否かを判定する。なお、文字列判定モジュール140における文字列判定の詳細は後述する。
ステップS212では、文字列分割モジュール150は、分割処理を行う。文字列分割モジュール150における分割処理の詳細については、図4のフローチャート例を用いて後述する。
ステップS214では、文字列判定モジュール140は、認識結果132を最終認識結果144として出力する。文字列候補領域が1行の文字列と判定されたので、文字列判定モジュール140は文字認識モジュール130の認識結果132を出力し、対象の文字列候補領域の処理を終了する。
文字列判定モジュール140は、文字列切出しモジュール110、文字切出しモジュール120、文字認識モジュール130で得られた情報に基づいて、文字列候補領域の「文字列らしさ」又は「文字列としてのきれいさ」を数値として算出し、その数値に基づいて判定処理を行う。ここで言う「文字列らしさ」又は「文字列としてのきれいさ」とは、文字列候補領域内の各単文字候補領域の並びが揃っていること、各単文字候補領域の大きさが均一であること、又は各単文字候補領域の文字認識結果が妥当であるということを意味するものである。したがって、例えば、入力された文字列候補領域内の各単文字候補領域のサイズ(外接矩形の幅、高さ、面積)がほぼ均一であること、文字列候補領域の中心に沿って均等な距離で並んでいること、又は各単文字候補領域の文字認識結果が妥当であると判断される場合は、その文字列は「文字列らしい」又は「文字列としてきれい」とする。その反対に文字列候補領域内の各単文字候補領域がばらばらに位置していたり、各単文字候補領域の大きさが極端に異なっていたりする場合は、その文字列は「文字列らしくない」又は「文字列としてきれいではない」とする。言い換えれば、「文字列らしさ」又は「文字列としてのきれいさ」は文字列候補領域内の単文字候補領域の並び、大きさ、又は文字認識結果のばらつきを数値化したものである。
1.文字列内の文字矩形高さの標準偏差:σs
2.(文字列中央値−文字中央値)の標準偏差:σc
3.文字列高さ(あるいは文字列幅)対する平均文字矩形高さ:rs
4.認識確度平均値:cf(なお、数式中ではcfのオーバーバー、以下同様)
図3は、文字列判定モジュール140における判定処理の流れの一例を表した図である。文字列判定モジュール140では、算出された上記の「文字列らしさ」又は「文字列のきれいさ」を表す数値を、予め定められた各閾値と比較する。ここで図3を用いて判定処理の流れを説明する。
1.まず算出した文字列内の文字矩形高さ(又は文字矩形幅)の標準偏差σsの値と予め定められた閾値Thσsとの比較判定処理を行う(閾値判定315)。ここでσs≦Thσsの場合は、標準偏差σsが所定の閾値Thσs以下なので単文字候補領域の高さは揃っていると判定して、文字列候補画像は「文字列らしい」として(文字列中央値−文字中央値)の標準偏差σcによる判定処理に移る。またσs>Thσsの場合は、単文字候補領域の高さが揃っていないと判定して、文字列候補領域は「文字列らしくない」として複数行混在文字列領域と判定380し、文字列判定モジュール140による文字列候補領域の判定処理を終了する。
なお、これまでの説明では、標準偏差σs、標準偏差σc、高さの比rs、認識確度平均値cfの順での判定であったが、文字列判定モジュール140における判定処理ではすべての数値と予め定められた各閾値の比較結果において「文字列らしい」と判定されるかどうかを評価しているので、判定の順番は関係なく、どの数値から判定を行ってもよい。ただし、計算量の少ないものを先に判定するようにしてもよいし、本実施の形態のように「複数行文字列として判定380」することが確実なものを先に判定するようにしてもよい。
図5(a)は、文字列判定モジュール140において「文字列らしくない」と判定された、文字列切出しモジュール110で複数行が1行文字列領域として切り出された文字列候補領域510の具体的な一例を表す図である。この文字列候補領域510は、2行の文字列が1行文字列領域として切り出されている具体例である。図5(a)に示すように、例えば自由記述枠に手書きで斜め書きされたような文書画像の場合には、文字列方向の黒画素投影分布520に基づいて文字列領域を切り出す技術を利用した場合、その黒画素投影分布520は例えば図5(b)に示すような分布となり、1行単位の文字列領域を分割する明確な分布の谷が現れず、結果として図5(a)のような2行が1行文字列領域として切り出されてしまう。
図6の例に示したように、図5(a)の例に示すような複数行が1行文字列領域として誤って切り出された場合、文字切出しモジュール120では、入力された文字列候補領域を1行文字列領域として文字切出し処理を行うので、図6に示すように、例えば上下に並ぶ「手」と「2」を単文字候補領域602として切り出す。その結果、この単文字候補領域を入力する文字認識モジュール130における文字認識精度は著しく低下する。
そこで、文字列分割モジュール150では、文字列判定モジュール140において「文字列らしくない」と判定された、例えば図5(a)に示すような2行の文字列が1行文字列領域として切り出された文字列候補領域510を分割して、分割画像を生成し、各分割画像に対して、再度、文字列切出しモジュール110による文字列切出し処理、文字切出しモジュール120による文字切出し処理等を行う。
ステップS402では、文字列分割モジュール150が、文字列候補領域を分割するための分割位置を探す。文字列分割モジュール150における分割位置探索方法についての詳細は後述する。
ステップS404では、文字列分割モジュール150が、ステップS402で探索した分割位置に基づいて、文字列候補領域を予め定められた方法で分割し、複数の分割画像を生成する。文字列分割モジュール150における分割画像生成方法についての詳細も後述する。なお、分割画像は、次の処理においては文字画像データ108となる。ただし、この段階での分割画像には複数行があるが、文字列切出しモジュール110によって1行だけの文字列候補領域として切り出される可能性が高いものである。
ステップS408では、文字切出しモジュール120が、文字列切出しモジュール110によって切り出された文字列候補画像に対して文字切出し処理を行い、単文字候補領域を切り出す。
ステップS410では、文字認識モジュール130が、文字切出しモジュール120によって切り出された単文字候補領域に対して文字認識を行い、認識結果132を出力する。
ステップS414では、文字列判定モジュール140が、元の文字列候補領域を分割位置で分割して生成したすべての分割画像に対して処理を行ったか否かを判断し、処理を行った場合はステップS214へ進み、それ以外の場合(未処理の分割画像が存在する場合)はステップS406へ戻り、未処理の分割画像に対してステップS406からステップS410までの処理を繰り返す。
図7は、文字列分割モジュール150における分割位置探索の処理例の流れを説明したフローチャートである。
ステップS702では、文字列分割モジュール150は、初期位置sとカレント位置cをそれぞれ、s=0、c=1にセットする。ここで初期位置s、カレント位置cは、図8の例に示すように、分割の対象である文字列候補領域510に対する文字切出しモジュール120による単文字候補領域の位置に相当する。なお、図8に示す例では単文字領域位置を単文字候補領域の個数を表すインデックス(0、1、2、・・・・)としているが、文字列候補領域に対する単文字候補領域の相対座標値をセットしてもよい。最終的には、初期位置sとカレント位置cの間の領域を分割することになる。分割画像の左端が初期位置s、右端がカレント位置cとなる。
ステップS706では、文字列分割モジュール150は、投影分布の最低値(もっとも深い谷の値)が予め定められた閾値(例えば0など)を超えたか否かを判断し、超えた場合はステップS712へ進み、それ以外の場合(投影分布の最低値が予め定められた閾値以下の場合)はステップS708へ進む。なお、ここでの閾値は、文字列切出しモジュール110が用いている閾値と同じ値であるとよい。
ステップS708では、投影分布の最低値が閾値以下なので、文字列分割モジュール150は、カレント位置cに1を加える(インクリメントする)。つまり、カレント位置cで分割した場合に、文字列切出しモジュール110が1行の文字列を切り出すことができるので、分割位置を右方向に移動させる。
ステップS712では、文字列分割モジュール150は、カレント位置cにおいて投影分布の最低値が予め定められた閾値を超えたので、文字列候補領域の分割位置dをd=c−1とする。
ステップS714では、文字列分割モジュール150は、初期位置s=c−1とし、これまでの投影分布をリセットする。そして、ステップS704に戻り、文字列候補領域の別の分割位置の探索を続ける。
図9は、文字列分割モジュール150における分割画像生成例について説明する図である。
例えば、先に説明した文字列分割モジュール150における分割位置探索で、図9(a)に示すように分割位置902が決定される。文字列分割モジュール150における分割画像生成処理では、入力された文字列候補領域510に対して分割位置902で、文字列方向に垂直に切ることで、図9(b)、図9(c)の例に示すような、分割画像910、分割画像920を生成する。つまり、図9(b)の例に示す分割画像910においては黒画素投影分布915であり、図9(c)の例に示す分割画像920においては黒画素投影分布925であり、投影分布の最低値が予め定められた閾値以下の状態である。なお、図9に示す具体例では分割位置が一箇所の場合の例であるので2つの分割画像が生成されるが、例えば分割位置が2箇所の場合は3つの分割画像が生成される。つまり文字列分割モジュール150においては、(分割位置+1)個の分割画像が生成される。
この分割画像生成処理では、図9(a)における分割位置902より左側にある単文字候補領域602(手、2)、単文字候補領域604(書、行)、単文字候補領域606(き、目)、単文字候補領域608(さ、も)、単文字候補領域610(れ、や)、単文字候補領域612(た、っ)と、図9(a)における分割位置902より右側にある単文字候補領域614(文、ぱ)、単文字候補領域616(字、り)、単文字候補領域618(列、傾)、単文字候補領域620(カ、い)、単文字候補領域622(ヾ、て)、単文字候補領域624(斜、い)、単文字候補領域626(め、る)、単文字候補領域628(に)、単文字候補領域630(傾)、単文字候補領域632(い)、単文字候補領域634(て)、単文字候補領域636(し)、単文字候補領域638(ヽ)、単文字候補領域640(る)をそれぞれ再画像化(再ラスタライズ)することで図9(b)、図9(c)に示すような分割画像910、分割画像920を生成する。
再画像化が行える理由は、文字列分割モジュール150の分割対象として入力された文字列候補領域は、すでに文字列切出しモジュール110、文字切出しモジュール120、文字認識モジュール130において、単文字候補領域が切り出されており、文字列候補領域に対する単文字候補領域の位置情報(例えば、矩形の左上の座標)、矩形情報(矩形の幅、高さの他に矩形内の画像を含む)が得られているため、文字列候補領域に対する各単文字候補領域の位置関係を保ちつつ再画像化が可能となる。つまり、単文字候補領域の位置情報、矩形情報を記憶しておき、それらを用いて再画像化処理を行う。
また、この分割画像生成処理は再画像化処理を行って分割画像を生成するため、前述の分割画像生成処理と比較して処理負荷が高くなるが、以下に示すような処理を行うこともできるようになる。
しかしながら、この分割画像生成処理では、分割位置1248の左右それぞれの単文字候補領域群を再画像化することにより分割画像を生成する。したがって、上記のような単文字候補領域の分断が原理的に起こらず、単文字候補領域を分断することで起こる誤認識を防ぐことが可能となる。
また、前述の実施の形態の説明において、予め定められた値との比較において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
120…文字切出しモジュール
130…文字認識モジュール
140…文字列判定モジュール
150…文字列分割モジュール
Claims (6)
- 画像から文字列の候補となる領域である文字列候補領域を切り出す切出手段と、
前記文字列候補領域が1行の文字列であるか否かを判定する判定手段と、
判定結果が1行の文字列ではない場合は、前記文字列候補領域の行方向とは垂直方向に分割する分割手段
を具備し、
前記切出手段は、前記分割手段によって分割された領域の画像を対象の画像とし、
前記分割手段は、文字列方向の投影分布を算出し、投影分布の最低値が予め定められた閾値を超えた場合に、分割を行う
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記文字列候補領域から文字の候補となる領域である文字候補領域を切り出す第2の切出手段
を具備し、
前記判定手段は、前記文字候補領域の特徴量に基づいて、前記文字列候補領域が1行の文字列であるか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記判定手段は、前記文字候補領域の特徴量として、該文字候補領域の大きさ、位置又は前記文字列候補領域と該文字候補領域の大きさの比率のいずれか1つ以上を用いる
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記文字候補領域を対象として文字認識する文字認識手段
を具備し、
前記判定手段は、前記文字認識手段による認識結果に基づいて、前記文字列候補領域が1行の文字列であるか否かを判定する
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。 - 前記分割手段は、前記文字候補領域に基づいて、分割した前記文字列候補領域の画像を再生する
ことを特徴とする請求項2、又は請求項2に従属する請求項3若しくは請求項4のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - コンピュータを、
画像から文字列の候補となる領域である文字列候補領域を切り出す切出手段と、
前記文字列候補領域が1行の文字列であるか否かを判定する判定手段と、
判定結果が1行の文字列ではない場合は、前記文字列候補領域の行方向とは垂直方向に分割する分割手段
として機能させ、
前記切出手段は、前記分割手段によって分割された領域の画像を対象の画像とし、
前記分割手段は、文字列方向の投影分布を算出し、投影分布の最低値が予め定められた閾値を超えた場合に、分割を行う
ことを特徴とする画像処理プログラム。
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