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JP6000133B2 - 撮像装置、撮像システム及び撮像方法 - Google Patents

撮像装置、撮像システム及び撮像方法 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、撮像システム及び撮像方法に関する。
本技術分野の背景技術として、特許文献1がある。特許文献1には「入力画像に所定の画像補正処理を施して出力画像を生成する画像補正部と、前記入力画像の1フィールド毎に輝度ヒストグラムを取得し、その平均輝度値、標準偏差値、及び、中間値のいずれか2値ないしは3値全てを算出する演算部と、前記演算部で算出された前記輝度ヒストグラムの平均輝度値、標準偏差値、及び、中間値のいずれか2値ないしは3値全てに基づいて、前記入力画像に対する画像補正処理の要否や補正量を判定し、前記画像補正部の制御を行う補正制御部と、を有して成る構成とされている」と記載されている。
特開2010−147969号公報
撮像装置の主な用途として、監視カメラや車載カメラがある。共に低照度や霧などの視認性の悪い状況下でも目的の被写体を鮮明に撮影したいという要求が強い。この様な課題に対して、可視光領域の光だけでなく、近赤外領域の光を活用する方法がある。
前記特許文献1では、視界条件を悪くする原因として、黄砂等の、視界を悪くすると同時にホワイトバランスが変わる状況に関しては考えられておらず、適切な補正ができない。さらに、適切な撮像条件の制御により視認性の高い画像の取得が期待できるが、黄砂と霧では効果が逆の場合がある。
そこで本発明は、条件の悪い撮像環境下においても、視認性の高い画像を出力する撮像装置、撮像システム及び撮像方法の提供を目的とする。
上記目的を解決するために、特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本発明によれば、条件の悪い環境下においても、視認性の高い画像を出力する撮像装置、撮像システム及び撮像方法を提供することができるという効果がある。
一実施例における撮像装置の全体構成を示すブロック図である。 撮像部の構成の一例を示すブロック図である。 イメージセンサ部の画素配置の一例を示す図である。 画素の分光特性を示す図である。 撮像部の出力信号の一例を示す図である。 信号処理部の出力信号の一例を示す図である。 ホワイトバランス処理部の構成の一例を示すブロック図である。 ヒストグラム部で検出した輝度分布の一例を示す図である。 ヒストグラム部とホワイトバランス検波部の解析結果と制御条件の関係の一例を示す図である。 撮像装置の処理フローの一例を示すフロー図である。 一実施例における撮像装置の全体構成を示すブロック図である。 一実施例における撮像装置の全体構成を示すブロック図である。 撮像部の構成の一例を示すブロック図である。 イメージセンサ部の画素配置の一例を示す図である。 IR画素の分光特性を示す図である。 ヒストグラム部とホワイトバランス検波部の解析結果と制御条件の関係の一例を示す図である。 撮像装置の処理フローの一例を示すフロー図である。 一実施例における撮像装置の全体構成を示すブロック図である。 ヒストグラム部で検出した輝度分布の一例を示す図である。 一実施例における撮像システムの全体構成を示すブロック図である。 表示部の表示画面の一例を示す図である。 表示部の表示画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、実施例1における撮像装置の全体構成を示すブロック図である。100は撮像装置であり、101は撮像部、102は信号処理部、103はヒストグラム部、104はホワイトバランス(WB)検波部、105はホワイトバランス(WB)処理部、106は制御部、107は輝度信号生成部、108は色差信号生成部、109は画像出力部である。
撮像部101は、赤外光(IR)をカットするIRフィルタ、ズームレンズ及びフォーカスレンズを含むレンズ群、アイリス、シャッタ、CCDまたはCMOSなどの撮像素子等で構成されるイメージセンサ、及びADコンバータ等から構成され、イメージセンサで受光した光学像を光電変換し、信号として出力する。信号処理部102は、撮像部101の出力した信号から、分離処理とデモザイキング処理等を行い、例えば、輝度信号と赤、青、緑の色信号等を生成し、出力する。ホワイトバランス処理部105は、信号処理部102が出力した色信号に対して、色信号毎に設定された補正量に基づき色信号を増幅するホワイトバランスの補正処理を行い、増幅した各色信号を出力する。輝度信号生成部107は、ホワイトバランス処理部105が出力した色信号に対して、例えば、色信号から輝度信号に変換する変換式を用いた合成処理を行い、輝度信号を出力する。色差信号生成部108は、ホワイトバランス処理部105が出力した信号に対して、例えば、色信号から色差信号に変換する変換式を用いた合成処理を行い、色差信号を出力する。画像出力部109は、輝度信号生成部107が出力した輝度信号と色差信号生成部108が出力した色差信号を撮像装置100の外部に出力し、或いは、これらを合成した映像信号を生成して撮像装置100の外部に出力する。
ヒストグラム部103は、信号処理部102が出力した輝度信号から、例えば、輝度信号に含まれる輝度データのヒストグラムを生成し、輝度データの分布の平均と分散等の輝度情報を出力する。ホワイトバランス検波部104は、信号処理部102が出力した色信号を解析処理し、ホワイトバランスのずれに係る情報と色差情報等を出力する。制御部106は、ヒストグラム部103が出力した輝度情報から明るさとコントラストの状況を把握し、撮像環境が視界良好であるか視界不良であるかを判断し、撮像部101の撮像条件を切り替える。また、制御部106は、ホワイトバランス検波部104が出力したホワイトバランスのずれに係る情報と色差情報から、撮像環境を判断し、撮像環境に応じたホワイトバランス処理部105の補正量を決定し、設定する。
撮像部101の撮像条件を決める制御とは、例えば、撮像部101のIRフィルタの着脱の制御である。制御部106では、暗い夜間と判断した場合、IRフィルタを外すことで、IRの光量を利用できるようになり、色再現性は低くなるが、輝度およびコントラストを高くでき、視認性を向上することができる。また、ホワイトバランス補正においては、通常、ホワイトバランスのずれが大きい場合、ホワイトバランスの補正に適していない被写体と判断して、ホワイトバランス補正を行わない。しかし、監視等に使用する撮像装置では、撮像環境に関係なく、被写体の色を正確に再現することが求められ、被写体の色を変えるような特定の撮像環境下、例えば、黄砂が降る撮像環境下においては、ホワイトバランスのずれが大きくても、ホワイトバランスの補正をすることが望ましい。黄砂が降る撮像環境下では、黄砂による光の乱反射により被写体のコントラストが低下し、黄砂の黄色が加わることによりホワイトバランスが大きく黄色方向にずれる。制御部104では、コントラストとホワイトバランスのずれ方向から黄砂と判断し、ホワイトバランスのずれから求めた補正量をホワイトバランス処理部105に設定し、ホワイトバランス補正を行う。
以上説明したように、本発明の撮像装置100では、ヒストグラム部103とホワイトバランス検波部104の出力から制御部で撮像環境を判断し、撮像部101の撮像条件の切り替えとホワイトバランス処理部105を制御することにより、より視認性の高い画像を生成する撮像装置を提供することができる。
以下、撮像部101が有する各構成要素の一例について図面を用いて詳細に説明する。
図2は、撮像部101の構成の一例を示すブロック図である。図1と同じ構成要素には同じ番号を付してある。撮像部101は、例えば、入射光の赤外線(IR)成分をカットするIRフィルタ201、光学部202と、イメージセンサ部203と、信号レベルを増幅する増幅部204と、アナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換部205で構成される。IRフィルタ201は制御部106で挿入有、挿入無の切り替えが可能であり、IRフィルタ201の挿入有の場合は、入射光から赤外光をカットした光が、光学部202を通してイメージセンサ部203に入射する。また、IRフィルタ201の挿入無の場合は、赤外光を含む入射光が、光学部202を通してイメージセンサ部203に入射する。
イメージセンサ部203では光電変換を行い、イメージセンサ部203で受光した光の光量に対応した信号を出力する。イメージセンサ部203では、同一のイメージセンサ上に、例えば、赤、青、緑の各々に対応した波長に感度を持つ画素を配置することで色の情報も取得する。
図3は、図2のイメージセンサ部203の画素配置の一例を示す図である。図2と同じ構成要素には同じ番号を付してある。221はイメージセンサ部203の一部221を拡大したものであり、赤色の光の波長に主な感度を持つR画素222、緑色の光の波長に主な感度を持つG画素223、青色の光の波長に主な感度を持つB画素224が繰り返し配置される。なお、イメージセンサ部302では、G画素223が画像全体の解像度に与える影響が大きいため、G画素223をR画素222及びB画素223の2倍配置する画素配置例としているが、撮像装置の用途により画素配置や構成は異なっており、図3に限定されるものではない。また、R画素222、G画素223、B画素224の代わりに補色画素を配置したイメージセンサ部であってもよい。
図4は、図2で示したR画素222、G画素223およびB画素224の光の波長に対する感度特性、すなわち分光特性を示す図である。図4において301はB画素224の分光特性であり、302はG画素223の分光特性であり、303はR画素222の分光特性である。また、Rは赤の可視光の波長域、Gは緑の可視光の波長域、Bは青の可視光の波長域、IRは赤外光の波長域を示している。分光特性301はRとIR、分光特性302はGとIR、分光特性303はBとIRに感度を持つことを示している。通常撮像環境下においては色再現性を悪くするIRの感度は不要であり、図2のIRフィルタ201を挿入することにより、IR成分をカットし、可視光の光量のみを取得する。夜間等の低照度の撮像環境下では、光量が低く、視認性が悪い画像となる。そのため、図2のIRフィルタ201を外した場合には、イメージセンサ203へ入射する光量を増やし、かつ、IRの部分の感度も利用することができるようになり、撮像部101の感度を上げることができる。
イメージセンサ203が図3の画素配置であるときの、撮像部101の出力信号例と信号処理部102の処理例を以下説明する。
図5は、撮像部101の出力信号の一例を示す図である。250は出力信号であり、251と253は赤の輝度データ、252と254と256は緑の輝度データ、255は青の輝度データを示す。図5は、図3のように、例えば、奇数ラインではR画素222とG画素223が交互に配置され、偶数ラインではG画素223とB画素224が交互に配置される場合の出力信号を示している。なお、偶数ラインおよび奇数ライン、および、画素の繰り返し順は、イメージセンサ部203の画素、出力タイミングにより入れ替えることが可能であり、本例に限定されるものではない。
撮像部101の出力信号を入力とする図1の信号処理部102は、撮像装置100に要求される出力画像信号の解像度、周波数等に適した信号生成処理を行う。
図6は、図1の信号処理部102の出力信号の一例を示す図である。図5と同じ信号には同じ番号を付してある。270はR信号、280はG信号、290はB信号であり、251と253は赤の輝度データ、271〜276は赤の補間データ、252,254,255,257は緑の輝度データ、281〜284は緑の補間データ、256,258は青の輝度データ、291〜296は青の補間データを示している。信号処理部102では、例えば、図5の信号250から、赤の輝度データ251、253等と、緑の輝度データ252、254等、青の輝度データ256等を分離し、R信号270、G信号280およびB信号290を生成する。この時、出力画像信号の解像度が各々の輝度データの個数以上であることを要する場合は、隣り合う画素の輝度データから補間用の輝度データを生成するデモザイキング処理を行う。
また、信号処理部102では、解像度を高くする必要のないヒストグラム部103用の輝度信号として、赤の輝度データと緑の輝度データの平均値を輝度信号として出力してもよい。例えば、図5の出力信号250の奇数ラインの赤の輝度データ251と緑の輝度データ252の平均値を輝度信号として出力する。このように、解像度を低くすることで、ヒストグラム部103での処理負荷を軽減することができる。
図7は、ホワイトバランス処理部105の構成の一例を示す図である。図1と同じ構成要素には同じ番号を付している。504、505、506は信号入力端子であり、信号処理部102の出力信号であるR信号、G信号、B信号がそれぞれ入力される。501、502及び503は増幅部であり、各々の増幅率は制御部106により設定される。ホワイトバランス処理部105は、例えば図6に示したR信号270、G信号280、B信号290の増幅率を個々に変えることによりホワイトバランスの調整処理を行う。
なお、ホワイトバランスの調整は、1つの信号レベルを固定して他の2個の信号レベルを調整するようにしてもよい。例えば、G信号を固定する場合は、G信号を増幅する必要がない為、増幅部502はなくてもよく、回路構成を簡単にすることができる。
ヒストグラム部103は、信号処理部102から出力される映像信号の輝度レベルの分布を検出し、例えば画像全体の輝度を判定する為の情報、およびコントラストを判定する為の情報を出力する。輝度を判定する為の情報は例えば、平均輝度あるいは中間値等であり、コントラストを判定する為の情報は、最大値、最小値、或いは分散等である。
図8は、ヒストグラム部103で検出した輝度分布の一例を示す図である。(1)は視界良好な環境下で撮像した場合のヒストグラムの一例を、(2)は暗い環境下で撮像した場合のヒストグラムの一例を、(3)は明るいが視界不良な環境下で撮像した場合のヒストグラムの一例を示す。(1)では平均輝度が高く、輝度レベルは広く分布しているため分散は大きくなる。(2)では平均輝度が低く、輝度レベルの分散は小さい。(3)は平均輝度が高く、輝度レベルの分散は小さい。制御部106では、例えば、平均輝度が予め設定した輝度の閾値を下回った場合は、夜間等の視界不良と判断する。また、例えば、コントラストの相対指標を分散とすると、分散が予め設定した分散の幅より大きい場合は視界良好であり、低い場合は霧や黄砂等のコントラストを下げる原因による視界不良と判断し、各部の制御を行う。
ホワイトバランス検波部104は、信号処理部102から出力される映像信号のホワイトバランスのずれ量とずれ方向を検出する。ホワイトバランスのずれは、例えば、白を表現するときのR信号の輝度データ、G信号の輝度データ、B信号の輝度データから求まる色差で表すことができる。色差は、R信号の輝度データとG信号の輝度データとB信号の輝度データが一致する場合に原点にあり、ホワイトバランスのずれは0となる。制御部106では、R信号の輝度データとG信号の輝度データとB信号の輝度データが異なり、ホワイトバランスがずれている場合は、例えば、G信号の輝度データに対する、R信号とB信号の輝度データの割合からR信号とB信号の増幅係数を求めて、図7のホワイトバランス処理部105の増幅部501、502、503に設定する。
ここで、制御部106は、色差が予め設定しているリミット解除領域内にある場合を除き、ホワイトバランス検波部104が検出したホワイトバランスのずれ量があるリミット値を超える場合は、ホワイトバランスの補正を行わない。リミット解除領域は、例えば、黄砂が降っているときを除外する場合は、黄砂の色の範囲が該当する領域となる。制御部106が、黄砂と判定した場合は、ホワイトバランスのずれ量にかかわらず、ホワイトバランスを補正する制御を行う。
図9は、撮像装置100のヒストグラム部103とホワイトバランス検波部104の解析結果と制御条件の関係の一例を示す図である。
視界良好で輝度とコントラストが共に高い、あるいは、霧がかかるなどして輝度は高いがコントラストは低くホワイトバランスがリミット解除領域の外にあるときは、通常の可視光撮影の撮像装置と同様にIRフィルタを挿入し、ホワイトバランスのずれ量にリミットがある場合のホワイトバランス処理を行う。
黄砂がかかるなどして輝度が高くコントラストが低くホワイトバランスがリミット解除領域の内にあるときは、ホワイトバランスのずれ量にかかわらずホワイトバランス処理を行う。
輝度が低い場合は、IRフィルタを挿入せず、ホワイトバランス処理も行わない。
以上説明した撮像装置100の処理フローについて、以下説明する。
図10は、撮像装置の処理フローの一例を示すフロー図である。処理が開始されると、ステップS1000で制御部106は初期設定を行い、例えば、IRフィルタ201を挿入する。ステップS1001では、撮像部101は被写体を撮像し、撮像した画像を信号として出力する撮像処理をする。ステップS1002では、信号処理部102は輝度信号等の信号生成処理を行う。ステップS1003では、ヒストグラム部103は輝度信号等を解析して、制御部106は輝度およびコントラスト情報を取得する。
ステップS1004で制御部106は、ステップS1003で取得した輝度情報と所定の輝度情報とを比較する輝度判定処理を行う。ステップS1003で取得した輝度情報が所定の輝度情報より低い場合はステップS1005に進み、ステップS1005で制御部106がIRフィルタ201は挿入されていると判断した場合は、ステップS1006でIRフィルタ201をはずし、ステップ1001に戻る。ステップS1005でIRフィルタ201が挿入されていないと判断した場合は、ステップS1012に進む。
ステップS1004で、輝度情報が所定の輝度より高い場合はステップS1007に進む。ステップS1007ではホワイトバランス検波部104はホワイトバランスずれ量と色差情報を検出するホワイトバランスずれ解析処理を行う。ステップS1008では、ステップS1003で取得したコントラスト情報から、コントラストが基準値より高い場合にはステップS1010に、基準値より低い場合にはステップS1009に進む。
ステップS1009では、ステップS1007で取得したホワイトバランスずれ解析結果から、制御部106がホワイトバランスはリミット解除領域にあると判断した場合には、ステップS1011に、リミット解除領域外にある場合はステップS1010に進む。
ステップS1010では、制御部106がステップS1007で取得したホワイトバランスのずれ量はホワイトバランス補正の上限を超えていないかを判断し、超えていない場合はステップS1011に、超えている場合はステップS1012に進む。
ステップS1011では、ステップS1007で取得したホワイトバランス補正量に基づき、ホワイトバランス処理部105が補正処理を行う。ステップS1012では、輝度信号生成部107が輝度信号生成処理を、色差信号生成部108が色差信号生成処理を行い、ステップS1013で画像出力部109が画像出力処理を行い、画像信号を出力する。
以上説明した本実施例の撮像装置では、撮像環境を判断し、撮像条件の切り替え、或いはホワイトバランス制御することにより、黄砂等の視界が悪い状況においても、より視認性の高い画像を出力することができる。
例えば、ステップS1005での判定がNoとなってステップS1012に至る場合とは、輝度とコントラストがともに低い状態、即ち暗い状態で被写体を撮影する場合であって、撮像部101はIRフィルタ201を挿入せずに撮影して視認性を改善する。
ステップS1009での判定がYesとなってステップS1011に至る場合とは、輝度が高くコントラストが低く、しかもホワイトバランスのリミット解除領域の内にある状態で被写体を撮影する場合であり、具体的には例えば黄砂により視界が悪い場合であって、ステップS1011でホワイトバランス処理部105は、黄砂による画像の黄ばみをホワイトバランス補正して視認性を改善する。
ステップS1009での判定がNoとなってステップS1010に至る場合とは、輝度が高くコントラストが低く、しかもホワイトバランスのリミット解除領域の外にある状態で被写体を撮影する場合である。ステップS1004とS1008での判定により輝度が高くコントラストも高いと判定された場合を含めて、ステップS1010での判定結果に基づき、制御部106はステップS1011でのホワイトバランス補正処理を行うか否かを決定する。これにより、例えば霧がかかったような状態であってもホワイトバランス処理部105は、ホワイトバランス補正を行う。しかし、例えば撮像する画面の全体にわたり特定の色に著しく偏った被写体を撮影する場合には、ホワイトバランス処理部105はホワイトバランス補正を行わないので、当該補正による弊害を回避できる。即ち、いずれの場合でも撮像した画像の視認性を改善することができる。
なお、本実施例は、視界が悪い原因として黄砂に特定したものではなく、色により原因が特定できるものであれば、黄砂以外であっても、或いは黄色以外の色であっても、前記したホワイトバランスのリミット解除領域を適宜定めることにより、同様に視認性のよい画像を得ることができる。
図11は、実施例2における撮像装置700の全体構成を示すブロック図である。図1と同じ構成要素には同じ番号を付してあり、説明を省略する。700は撮像装置であり、701は撮像部、702は光源である。光源702には、撮像条件又は用途に応じて可視光の光源、あるいは、IRの光源、あるいは、両方の光源が使用される。
撮像装置700を監視目的で使用する場合、夜間等の低照度時は、人の目では認識できないIR光源を被写体に照射することが多い。702をIR光源とした場合、IR光源のオン、オフ制御は、図2のIRフィルタ201の制御と連動して行う。図4で説明したように、イメージセンサ203のR画素、G画素およびB画素はIR光に対する感度をもつので、IR光を照射することにより、被写体の光量を増やすことができ、白黒に近い画像ではあるが、出力画像の視認性を向上することができる。
図10の処理フローにおいて、処理開始時には、光源702はオフである。制御部106は、ステップS1006でIRフィルタ201を外し、光源702をオンする。なお、IRフィルタ201と光源702の制御はどちらが先でもかまわない。
撮像装置700の光源を人が見るための補助光と兼用する場合、例えば、車のヘッドライト等では、光源は可視光光源となる。この場合、制御部106は、図10のステップS1006でIRフィルタ201外さず、光源702をオンする。ここで、可視光源は色がついていることが多い。この為、黄砂と同様に、可視光源の色をホワイトバランスのリミット解除領域に設定することで、可視光源によりホワイトバランスが大きくずれても、補正することができ、被写体の色再現性のよい画像を出力することができる。
光源702に可視光源とIR光源を併用する場合は、IR光源のみの場合と同様に、光源702のオン、オフ制御は、IRフィルタ201の制御と連動して行う。可視光源は人の目の補助光として使用する。IR光源は撮像装置700の補助光として使用する。IR光を照射することにより、被写体の光量を増やすことができ、白黒に近い画像ではあるが、出力画像の視認性を向上することができる。
以上説明したように本実施例の撮像装置では、光源を利用して出力画像の視認性を向上することができる。
図12は、実施例3における撮像装置600の全体構成を示すブロック図である。図1と同じ構成要素には同じ番号を付してあり、説明を省略する。600は撮像装置であり、601は撮像部、602は光源、603は信号処理部、604はIR合成処理部である。光源602は、撮像条件や用途に応じて可視光の光源、あるいは、IRの光源、あるいは、両方の光源が使用される。監視目的の撮像装置では、夜間等の低照度時は、人の目では認識できないIR光源を被写体に照射することが多い。光源602としてIR光源を使用する場合、撮像部601のイメージセンサ部を図3で説明した画素配置としてもよいが、IR画素を配置したイメージセンサ部とすることで、よりIR光源を効果的に利用できる。また、IRフィルタ201の制御を不要にし、撮像装置の構造を簡易化できる。以下、IR画素を配置した撮像部601について説明する。
図13は、撮像部601の一例を示すブロック図である。図12および図2と同じ構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する。611はイメージセンサ部で、IRフィルタは配置されておらず、全波長の光が光学部202を介してイメージセンサ部611に入射される。
図14は、イメージセンサ部603の画素配置の一例を示す図である。図3と同じ構成要素には同じ番号を付してあり、説明を省略する。605はイメージセンサ部611の一部を拡大したものである。611はIR領域のみ感度をもつIR画素である。イメージセンサ部611では、ライン毎にR画素222とG画素223、IR画素611とB画素224が交互に配置される。なお、ライン毎の色の組み合わせは、図14に限定されるものではなく、入れ替えても構わない。
図15は、図14で示したIR画素611の光の波長に対する感度特性、すなわち分光特性を示す図である。分光特性304では、可視光領域に感度が殆どなく、ほぼIR領域のみに感度がある。従って、信号処理部603で、R画素222、G画素223、B画素224の輝度レベルからIR画素611の輝度レベルを引く処理を行うことにより、可視光のみの輝度レベルを取り出すことができる。これにより、先の図2におけるIRフィルタ201は、本実施例による図13では不要となる。なお、通常、R画素222、G画素223およびB画素224のIRの感度は異なるので、IRの輝度データに、各々の感度に合わせた係数を乗じた後に差し引く。
撮像部601の出力信号はイメージセンサ部611の画素配列に従い、例えば、奇数ラインはR画素222の輝度データとG画素223の輝度データが交互に出力され、偶数ラインではIR画素611の輝度データとB画素224の輝度データが交互に出力される。
信号処理部603は撮像部601の出力信号から、R画素222の輝度データ、G画素223の輝度データ、B画素224の輝度データ、IR画素611の輝度データを順次取り出す。また、信号処理部603は、IR画素611の輝度データを使ってIR画素611の輝度データを生成する。さらに、信号処理部603は、R画素222の輝度データ、G画素223の輝度データおよびB画素224の輝度データからIR成分を取り除いた後、必要に応じてデモザイキング処理を行い、R信号、G信号およびB信号を生成してIR合成処理部604に出力する。また、IR画素の輝度レベルを出力画像に反映する為、ほかの信号と同様に、必要に応じてデモザイキング処理を行い、IR信号をIR合成処理部604に出力する。IR合成処理部604は、制御部106からの指示に応じて、信号処理部603から供給された信号の処理を行い、例えばR信号/G信号/およびB信号のみを、或いはIR信号のみを、或いはR信号/G信号/B信号の各々に対してIR信号を合成した信号を、輝度信号生成部107と色差信号生成部108に出力する。なお、ヒストグラム部103用の輝度信号はR信号、G信号およびB信号から生成してもよいし、1ライン毎のR画素222の輝度データとG画素223の輝度データの平均値から生成してもよい。
図16は、撮像装置600のヒストグラム部103とホワイトバランス検波部104の解析結果と制御条件の関係の一例を示す図である。
撮像画像が、輝度とコントラスト共に高い場合は、IR光源をOFFし、ホワイトバランスのずれ量がリミット値以下である場合にホワイトバランス処理を行う。
輝度は高いがコントラストは低く、ホワイトバランスがリミット解除領域の外にあるときは、霧等でIR光源が有効な視界不良と判断し、IR光源をONし、さらにホワイトバランスのずれ量がリミット値以下である場合にホワイトバランス処理を行う。IR光源をONすることにより、輝度のコントラストを高めることが期待できる。
輝度が高く、コントラストが低く、ホワイトバランスがリミット解除領域の内にあるときは、例えば視界を悪くしている原因が黄砂であると判断し、光源による光が黄砂で反射してIR光源による視認性向上は見込めないため、IR光源をOFFにする。ホワイトバランスについては、ホワイトバランスのずれ量にかかわらずホワイトバランス処理を行う。
撮像画像の輝度が低い場合は、IR光源をONする。IR信号の輝度およびコントラストが可視光の信号よりも高くなるので、可視光の信号に変えてIR信号を出力する。あるいは、可視光の信号に合成することにより、色を再現できる可能性がある。
図17は、撮像装置600の処理フローの一例を示すフロー図である。図9と同じステップには同じステップ番号を付し、説明を省略する。
ステップS1004で制御部106が輝度判定処理をした際、ステップS1003で取得した撮像画像の輝度が所定の輝度より低い場合は、ステップS2001に進み、制御部106は光源602が有するIR光源をONする。ステップS2002で撮像部601はIR光源を照射した被写体を撮像する撮像処理を行い、ステップS2003の信号生成処理で、信号処理部603はIR信号を生成する。さらに、次のステップS2004の輝度判定処理において、先のステップS1004での判定と同様に輝度が低いと判定された場合には、ステップS1010とS1011によるホワイトバランス補正処理を行うことなくステップS1012に進む。ここで、IR合成処理部604は、制御部106からの指示に応じ、輝度信号生成部107および色差信号生成部108への入力信号として、R信号、G信号およびB信号を入力する代わりに、すべてIR信号を入力する。これにより、撮像装置600はIR信号の画像を出力できる。
ステップS1004で制御部106が輝度判定処理をした際、ステップS1003で取得した撮像画像の輝度が所定の輝度より高い場合は、ステップS1007に進む。さらに、ステップS1008でコントラストは低く、ステップS1009でホワイトバランスはリミット解除領域の外と制御部106が判断した場合は、ステップS2001で制御部106は光源602が有するIR光源をONする。ステップS2002で撮像部601はIR光源で照射された被写体をステップS1001と同様に撮像処理をし、ステップS2003で信号処理部603はステップS1002と同様な信号生成処理を行う。即ち、信号処理部603はR信号、G信号、B信号を生成し、必要に応じてIR信号も生成し、IR合成処理部604に供給する。この場合、ステップS2001でIR光源をONし、或いは、ステップS2003で信号を合成したことにより、先のステップS1004での判定の際とは輝度が変化した可能性があるので、ステップS2004で改めて輝度判定処理を行う。
ステップS2004での判定の結果、輝度が所定値よりも高ければステップS1010に進み、その結果に応じてステップS1011でホワイトバランス補正処理を行う。ステップS2004での判定の結果、輝度が所定値よりも低ければ、ステップS1010とS1011によるホワイトバランス補正処理を行うことなくステップS1012に進む。
イメージセンサ部611では、図3のイメージセンサ部203の画素配置と比較して解像度は低くなるが、可視光画像とIR画像の両方を同時に取得できる利点がある。
以上説明した本実施例の撮像装置では、IR光源を有効に使うことができる。このため、黄砂等により視界が悪い状況においても、ホワイトバランス補正を施された色再現性が良好な画像出力を得ることができる。
図18は、実施例4における撮像装置800の全体構成を示すブロック図である。図1と同じ構成要素には同じ番号を付してあり、説明を省略する。800は撮像装置であり、801は輝度、コントラスト、ホワイトバランスを検出するヒストグラム部である。以下、ヒストグラム部801について説明する。
ヒストグラム部801は、輝度を含む色信号、例えば、図6のR信号、G信号、B信号を入力とし、それぞれのヒストグラムを生成する。
図19は、ヒストグラム部で検出した輝度分布の一例を示す図である。(1)はR信号の輝度分布451であり、(2)はG信号の輝度分布452であり、(3)はB信号の輝度分布453である。図19は、例えば、黄砂が降る環境下での一例であり、R信号とG信号の輝度が高く、Bの輝度が低くなっている。ここで、輝度の評価は、例えば、各色の輝度分布の平均値をR信号の輝度、G信号の輝度およびB信号の輝度とし、各色の輝度から変換式を使用して求めた輝度を全体の輝度として使用して評価する。また、ホワイトバランスのずれは、前記求めたR信号の輝度、G信号の輝度およびB信号の輝度を比較して算出する。コントラストの判定には、G信号の分散を代表して使用してもよいし、G信号の分散とR信号の分散の平均値、あるいは各色の輝度分布の分散値の平均値を使用してもよい。
以上説明したヒストグラム部801では、輝度、コントラスト、ホワイトバランスの検出が一度にできる。さらに、輝度信号のみのコントラスト評価では、ホワイトバランスがずれていて各色信号の輝度に大きな差がある場合に、視界不良の際にコントラストを誤って判定する可能性があるのに対し、本ヒストグラム部801では、各色の信号を別々に評価することによりコントラストを確実に評価できる。
図20は、実施例5における撮像システム900の全体構成を示すブロック図である。図1と同じ構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する。900は撮像システムであり、901は画像合成部、902は表示部、903は表示制御部である。
撮像装置100は、画像合成部901に画像信号を、表示制御部903に、撮像環境や撮像条件等の撮像ステータスを出力する。表示制御部903は前記撮像ステータスに基づき表示するメッセージ画面を生成し、画像合成部901に出力する。画像合成部901は、撮像装置700の画像信号と表示制御部903のメッセージ画面を合成した合成信号を生成し、表示部902に出力する。表示部902は、入力された合成信号を表示する。なお、表示部902は、例えば、液晶ディスプレイ、LEDディスプレイ等の平面ディスプレイ、プロジェクタ等、画像を表示できるものであれば何でもよい。
図21は、表示部901の表示画面の一例を示す図である。911は表示部の表示画面であり、912はメッセージ表示部である。図21ではメッセージ表示部912に、撮像ステータス、例えば、夜間の撮像環境であり、IRフィルタOFFでIR光源がONになっていることを表示している。表示部901に撮像ステータスメッセージを表示することで、表示画面を見ている人が撮像装置の状態を把握することができる。
図22は、表示部901の表示画面の一例を示す図である。921は表示部の表示画面であり、922はメッセージ表示部である。図22ではメッセージ表示部922に、撮像環境と撮像環境に対応した警告メッセージが表示されている。表示画面を見ている人に撮像装置の状態を把握させるとともに、車載用途等の使用では、安全を促したり、アドバイスを表示したりすることで、安全を確保することができる。
なお、撮像装置として図1の撮像装置100を使用して説明しているが、本発明の他の実施例における撮像装置、例えば図12の撮像装置600、図18の撮像装置800等を用いてもかまわない。
100、600,700,800:撮像装置、101,601:撮像部、102:信号処理部、103:ヒストグラム部、104:ホワイトバランス検波部、105:ホワイトバランス処理部、106:制御部、107:輝度信号生成部、108:色差信号生成部、109:画像出力部、201:IRフィルタ、202:光学部、203:イメージセンサ部、204:増幅部、205:AD変換部、602,702:光源、900:撮像システム、901:画像合成部、902:表示部、903:表示制御部。

Claims (7)

  1. 被写体を撮像して得た当該の被写体に係る信号を出力する撮像装置であって、
    前記被写体を撮像して撮像された当該の被写体に係る電気信号を生成する撮像部と、
    当該の撮像部が生成した電気信号を処理して輝度情報と色情報とを含む映像信号を生成する信号処理部と、
    当該の信号処理部が生成した映像信号が含む輝度情報に基づきヒストグラムを生成するヒストグラム部と、
    前記信号処理部が生成した映像信号が含む色情報に基づき前記映像信号のホワイトバランスのずれを検出するホワイトバランス検波部と、
    前記信号処理部が生成した映像信号が供給され前記ホワイトバランス検波部が検出したホワイトバランスのずれに基づき前記映像信号をホワイトバランス補正するホワイトバランス処理部と、
    当該のホワイトバランス処理部がホワイトバランス補正した映像信号を出力する画像出力部と、
    前記撮像装置の構成要素の動作を制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記ヒストグラム部が生成したヒストグラムと前記ホワイトバランス検波部が検出したホワイトバランスのずれに基づき、前記撮像部と前記ホワイトバランス処理部を制御し、
    前記ヒストグラム部が生成したヒストグラムに基づき、前記信号処理部が生成した映像信号の輝度が所定の輝度値よりも高いか否かを判定し、
    前記ヒストグラムに基づき、前記信号処理部が生成した映像信号の輝度のコントラストが所定のコントラスト値よりも高いか否かを判定し、
    前記ホワイトバランス検波部が検出したホワイトバランスのずれに基づき、前記信号処理部が生成した映像信号の色情報が所定のホワイトバランス解除領域の内部にあるか否かを判定し、
    前記映像信号の輝度が所定の輝度値よりも高く、前記映像信号の輝度のコントラストが所定のコントラスト値よりも低い場合には、
    前記映像信号の色情報が所定のホワイトバランス解除領域の外部にあり、かつ、前記ホワイトバランス検波部で検出した前記映像信号のホワイトバランスのずれの量が所定のずれ値よりも大きい際には前記ホワイトバランス補正を停止させ、
    前記映像信号の色情報が所定のホワイトバランス解除領域の内部にある際には前記映像信号のホワイトバランスのずれの量に係らず前記ホワイトバランス補正を行うように前記ホワイトバランス処理部を制御する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    当該の撮像装置は赤外線フィルタを含み、前記制御部は前記赤外線フィルタを前記撮像部に装着するか否かを制御することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項に記載の撮像装置において、
    前記撮像部は前記被写体を照射する光源を備え、前記制御部は前記光源を点灯するか否かを制御することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項に記載の撮像装置において、
    前記光源は前記被写体に赤外光を照射し、前記制御部は前記光源を点灯する際には前記赤外線フィルタを前記撮像部から取り外すように制御することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項に記載の撮像装置において、
    前記光源は可視光を含めて赤外光を前記被写体に照射することを特徴とする撮像装置。
  6. 被写体を撮像して得た当該の被写体に係る信号を出力する撮像装置を有し、前記信号に係る画像を表示する撮像システムであって、
    前記被写体を撮像して撮像された当該の被写体に係る電気信号を生成する撮像部と、
    当該の撮像部が生成した電気信号を処理して輝度情報と色情報とを含む映像信号を生成する信号処理部と、
    当該の信号処理部が生成した映像信号が含む輝度情報に基づきヒストグラムを生成するヒストグラム部と、
    前記信号処理部が生成した映像信号が含む色情報に基づき前記映像信号のホワイトバランスのずれを検出するホワイトバランス検波部と、
    前記信号処理部が生成した映像信号が供給され前記ホワイトバランス検波部が検出したホワイトバランスのずれに基づき前記映像信号をホワイトバランス補正するホワイトバランス処理部と、
    当該のホワイトバランス処理部がホワイトバランス補正した映像信号を出力する画像出力部と、
    前記撮像装置の構成要素の動作を制御し、前記ヒストグラム部が生成したヒストグラムと前記ホワイトバランス検波部が検出したホワイトバランスのずれに基づき、前記撮像部と前記ホワイトバランス処理部を制御する制御部
    を有する前記した撮像装置と、
    当該の撮像装置の制御部が前記撮像部と前記ホワイトバランス処理部を制御する情報に係る画像信号を生成する表示制御部と、
    当該の表示制御部が生成した画像信号と前記撮像装置の画像出力部が出力した映像信号を合成した合成画像を生成する画像合成部と、
    当該の画像合成部が合成した合成画像を表示する表示部と、
    を有し、
    前記撮像装置の制御部は、
    前記ヒストグラム部が生成したヒストグラムに基づき、前記信号処理部が生成した映像信号の輝度が所定の輝度値よりも高いか否かを判定し、
    前記ヒストグラム部が生成したヒストグラムに基づき、前記信号処理部が生成した映像信号の輝度のコントラストが所定のコントラスト値よりも高いか否かを判定し、
    前記ホワイトバランス検波部が検出したホワイトバランスのずれに基づき、前記信号処理部が生成した映像信号の色情報が所定のホワイトバランス解除領域の内部にあるか否かを判定し、
    前記映像信号の輝度が所定の輝度値よりも高く、前記映像信号の輝度のコントラストが所定のコントラスト値よりも低い場合には、
    前記映像信号の色情報が所定のホワイトバランス解除領域の外部にあり、かつ、前記ホワイトバランス検波部で検出した前記映像信号のホワイトバランスのずれの量が所定のずれ値よりも大きい際には前記ホワイトバランス補正を停止させ、
    前記映像信号の色情報が所定のホワイトバランス解除領域の内部にある際には前記映像信号のホワイトバランスのずれの量に係らず前記ホワイトバランス補正を行うように前記ホワイトバランス処理部を制御する
    ことを特徴とする撮像システム。
  7. 被写体を撮像して得た当該の被写体に係る信号に対しホワイトバランスを補正して出力する撮像装置における撮像方法であって、
    撮像して得た映像信号が含む輝度情報のヒストグラムに基づき前記映像信号の輝度が所定の輝度値よりも高いか否かを判定し、
    前記ヒストグラムに基づき前記映像信号の輝度のコントラストが所定のコントラスト値よりも高いか否かを判定し、
    撮像して得た映像信号が含む色情報におけるホワイトバランスのずれに基づき前記映像信号の色情報が所定のホワイトバランス解除領域の内部にあるか否かを判定し、
    前記映像信号の輝度が所定の輝度値よりも高く、前記映像信号の輝度のコントラストが所定のコントラスト値よりも低い場合には、
    前記映像信号の色情報が所定のホワイトバランス解除領域の外部にあり、かつ、前記映像信号のホワイトバランスのずれの量が所定のずれ値よりも大きい際には前記ホワイトバランスの補正を停止させ、
    前記映像信号の色情報が所定のホワイトバランス解除領域の内部にある際には前記映像信号のホワイトバランスのずれの量に係らず前記ホワイトバランスの補正を行う
    ことを特徴とする撮像方法。
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