JP6099482B2 - Booster - Google Patents
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Description
本発明は、自動車等の車両のブレーキ装置に組込まれる倍力装置に関するものである。 The present invention relates to a booster incorporated in a brake device of a vehicle such as an automobile.
例えば、特許文献1に記載された電動倍力装置では、ブレーキペダルを開放してブレーキ操作を解除したとき、入力ロッドは、ブレーキペダルと共に後退して、その拡径部がハウジングに形成された内方突起に当接して非制動位置に位置決めされるようになっている。 For example, in the electric booster described in Patent Document 1, when the brake pedal is released to release the brake operation, the input rod moves backward together with the brake pedal, and the enlarged diameter portion is formed in the housing. Abutting on the lateral projections, they are positioned at the non-braking position.
しかしながら、特許文献1に係る電動倍力装置では、入力ロッドが後退する際、入力ロッドの拡径部がハウジングの内方突起に干渉する際に衝突音が発生する虞があった。 However, in the electric booster according to Patent Document 1, when the input rod is retracted, there is a possibility that a collision sound is generated when the diameter-enlarged portion of the input rod interferes with the inward projection of the housing.
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、入力ロッドの後退時における衝突音を軽減するようにした倍力装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a booster device that reduces a collision sound when an input rod is retracted.
上記の課題を解決するために、本発明は、ブレーキペダルの操作に応じて入力ロッドが前後移動し、該入力ロッドの移動量に応じて前記ブレーキペダルの操作力を倍力してマスタシリンダのピストンを推進する倍力手段がハウジングに設けられた倍力装置において、前記入力ロッドは、その一端側が前記ハウジング内に配置されて、その他端側が前記ハウジングから延出して前記ブレーキペダルに連結され、その軸方向中間部に前記ハウジング内に設けられた規制部に当接して、前記入力ロッドの後退位置を規制するストッパ部を有し、前記入力ロッドには、該入力ロッドが非制動位置に後退する際、前記ストッパ部が前記規制部に当接する前に、前記入力ロッドの後退速度を減速させる緩衝機構を備えることを特徴とする。 In order to solve the above-described problems, the present invention moves the input rod back and forth according to the operation of the brake pedal, and boosts the operating force of the brake pedal according to the amount of movement of the input rod. In the booster in which the housing is provided with boosting means for propelling the piston, the input rod has one end side disposed in the housing and the other end side extended from the housing and connected to the brake pedal, A stopper portion for restricting the retracted position of the input rod is provided in contact with a restricting portion provided in the housing at an intermediate portion in the axial direction, and the input rod is retracted to a non-braking position on the input rod. In this case, a buffer mechanism is provided that decelerates the retraction speed of the input rod before the stopper portion abuts on the restricting portion.
本発明に係る倍力装置によれば、入力ロッドの後退時における衝突音を軽減することができる。 According to the booster according to the present invention, it is possible to reduce the collision sound when the input rod moves backward.
以下、一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る倍力装置は電動倍力装置1であって、該電動倍力装置1は、タンデム型のマスタシリンダ2と、倍力手段としてのアクチュエータ3を内装するハウジング4とを備えている。マスタシリンダ2にリザーバ5が接続されている。ハウジング4の上部には、コントローラCが取付けられている。ハウジング4は、アルミニウム合金等からなる略有底円筒状のハウジング本体4Aと、このハウジング本体4Aの開口部側に複数のボルト4Cにより結合され、鋳鉄等からなるリアカバー4Bとから構成される。リアカバー4Bには、マスタシリンダ2と同心で後方に向かって突出する円筒部8が形成されている。該円筒部8の後端部には、その後端部から一体的に径方向内側に突出する一対の回り止め部39、39が形成されている。リアカバー4Bは、円筒部8を含めて鋳造により成形されるようになっており、回り止め部39、39は、リアカバー4Bの内面を切削することで形成されている。
Hereinafter, an embodiment will be described in detail based on the drawings.
As shown in FIG. 1, the booster according to the present embodiment is an electric booster 1, and the electric booster 1 includes a
マスタシリンダ2は、略有底円筒状のシリンダ本体2Aを含み、その開口部側がハウジング4の底部の開口部にスタッドボルト6A及びナット6Bによって結合されている。マスタシリンダ2のシリンダ本体2A内には、開口側に、先端部がカップ状に形成された円筒状のプライマリピストン10が挿入され、底部側にカップ状のセカンダリピストン11が挿入されている。プライマリピストン10の後端部は、マスタシリンダ2の開口部からハウジング4内に突出して、リアカバー4Bの円筒部8まで延びている。シリンダ本体2A内は、プライマリピストン10及びセカンダリピストン11によってプライマリ室16及びセカンダリ室17の2つの圧力室が形成されている。プライマリ室16及びセカンダリ室17には、液圧ポート18、19がそれぞれ設けられている。液圧ポート18、19には、各車輪のブレーキキャリパに液圧を供給するための2系統の液圧回路(図示せず)がそれぞれ接続される。
The
また、シリンダ本体2Aの側壁の上部側には、プライマリ室16及びセカンダリ室17をリザーバ5に接続するためのリザーバポート20、21が設けられている。シリンダ本体2Aのシリンダボア12と、プライマリピストン10及びセカンダリピストン11との間は、それぞれ2つのシール部材22A、22B及び23A、23Bによってシールされている。シール部材22A、22Bは、軸方向に沿ってリザーバポート20を挟むように配置されている。シール部材22Aは、プライマリピストン10が図1に示す非制動位置にあるときに、プライマリ室16をプライマリピストン10の側壁に設けられたポート24を介してリザーバポート20に連通させるとともに、プライマリピストン10が非制動位置からシール部材22Aを越えて前進したときに、プライマリ室16をリザーバポート20から遮断するようになっている。また、シール部材23A、23Bは、軸方向に沿ってリザーバポート21を挟むように配置されている。シール部材23Aは、セカンダリピストン11が図1に示す非制動位置にあるときに、セカンダリ室17をセカンダリピストン11の側壁に設けられたポート25を介してリザーバポート21に連通させるとともに、セカンダリピストン11が非制動位置からシール部材23Aを越えて前進したときに、セカンダリ室17がリザーバポート21から遮断するようになっている。
プライマリ室16内のプライマリピストン10とセカンダリピストン11との間には、バネアセンブリ26が介装されている。また、セカンダリ室17内のマスタシリンダ2の底部とセカンダリピストン11との間には、圧縮コイルバネである戻しバネ27が介装されている。バネアセンブリ26は、圧縮コイルバネ28を伸縮可能なリテーナ29によって所定の圧縮状態で保持し、その付勢力に抗して圧縮可能としたものである。リテーナ29とプライマリピストン10の中間壁30(後述)との間には、円筒状のスペーサ29Aが介装されている。
A
プライマリピストン10は、全体として円筒状に形成され、内部を軸方向に仕切る中間壁30を備えている。該中間壁30には、案内ボア31が軸方向に沿って貫通されている。案内ボア31には、段部32Aを有する段付形状の入力ピストン32の小径の先端部が摺動可能かつ液密的に挿入されている。案内ボア31と入力ピストン32の先端部との間は、2つのシール部材33A、33Bによってシールされており、プライマリピストン10の中間壁30には、案内ボア31のシール部材33A、33B間に開口する通路33が径方向に沿って貫通されている。この通路33がシール部材22Bの内側に開口している。
The primary piston 10 is formed in a cylindrical shape as a whole and includes an
ハウジング4内に延びるプライマリピストン10の中間部は、ハウジング本体4Aの底部の開口部に嵌合する円筒状のバネ受部材70に挿入されて軸方向に沿って摺動可能に案内されている。バネ受部材70は、一端部に形成された外側フランジ部71がハウジング本体4Aの底部の開口部に嵌合して固定されて、マスタシリンダ2のシリンダボア12に連接している。バネ受部材70の後端内周部に取付けられたシール部材72によってプライマリピストン10との間をシールしている。
An intermediate portion of the primary piston 10 extending into the
入力ピストン32の後端部には、リアカバー4Bの円筒部8及びプライマリピストン10の後部に挿入された入力ロッド34の前端部が連結されている。入力ロッド34の後端側は、円筒部8から外部に延出されている。円筒部8から外部に延出された入力ロッド34の後端部にはネジ部34Bが形成されている。このネジ部34Bには、ブレーキペダル(図示せず)を連結するためのクレビス73及びロックナット74が螺着されている。プライマリピストン10の後端部には、フランジ状のバネ受35が取付けられ、プライマリピストン10は、バネ受部材70の後端部とバネ受35との間に介装された圧縮コイルバネである戻しバネ36によって後退方向に付勢されている。また、入力ピストン32は、プライマリピストン10の中間壁30との間、及びプライマリピストン10のバネ受35との間にそれぞれ介装された圧縮コイルバネであるバネ37、38によって、図1に示す中立位置に弾性的に保持されている。入力ロッド34の後退位置は、入力ロッド34の中間部に設けられた大径の当接部34Aが、リアカバー4Aの円筒部8に設けた一対の回り止め部39に当接することによって規定されている。
The rear end portion of the
また、リアカバー4Bの円筒部8の後端部には円筒状の被覆部材76が設けられている。該被覆部材76は、ネジ軸47の外周を覆うように、リアカバー4Bの円筒部8の後端部に取付けられる。該被覆部材76は、円筒部8の後端部に止輪84により固定されている。一対の回り止め部39にバネ支持部77が設けられている。詳しくは、該バネ支持部77は、ハウジング4のリアカバー4Bの円筒部8に一体的に設けられた一対の回り止め部39、39の後側に設けられている。該バネ支持部77は、リアカバー4Bの円筒部8に一体的に設けられた一対の回り止め部39の先端側を繋ぐようにして反力バネ79の一端部を支持するように構成される。該バネ支持部77は、一対の回り止め部39の先端部を繋ぐようにして環状に延びる凹状壁部として形成される。バネ支持部77の内側には、入力ロッド34が挿通する長円形状の開口部86が形成される。これら回り止め部39のバネ支持部77側の外周には、ワッシャ80とスプリングワッシャ82とが重ねて配置されている。
A cylindrical covering
可動バネ受78は、被覆部材76内を軸方向に沿って所定範囲移動可能に該被覆部材76に支持される。該可動バネ受78は、その径方向外側に突出する案内部78Aが後述するネジ軸47の案内溝47A及び被覆部材76のガイド溝81に係合することで被覆部材76及びネジ軸47に対して相対回転不能に支持される。該可動バネ受78は、その径方向中央に開口部78Bが形成され、その内径は開口縁部が後述する緩衝機構51のバネ受部54に当接するように設定されている。該可動バネ受78の開口部78Bの後面(ネジ軸47側の面)には、反力バネ79の他端部を受け入れる凹部が形成されている。反力バネ79は、一対の回り止め部39に連設したバネ支持部77と可動バネ受78との間に介装された圧縮コイルばねである。反力バネ79は、自然長または所定のセット荷重で圧縮された状態(本実施形態では各部品間のがたつきを抑えるため自然長より僅かに圧縮された状態)でバネ支持部77と可動バネ受78との間に介装されている。そして、入力ロッド34が円筒部8、すなわち、ハウジング4に対して、所定の距離Lだけ前進したとき、後述する緩衝機構51のバネ受部54が可動バネ受78に当接し、入力ロッド34が更に前進すると、反力バネ79が圧縮されてその付勢力が入力ロッド34の前進に対する反力として付与される。
The
また、図2に示すように、入力ロッド34において、可動バネ受78とロックナット74との間に、入力ロッド34が非制動位置に後退する際入力ロッド34の後退速度を減速させる緩衝機構51を備えている。該緩衝機構51は、入力ロッド34のストッパ部としての当接部34Aが規制部としての一対の回り止め部39に当接する前に入力ロッド34の後退速度を減速させるように構成される。詳しくは、緩衝機構51は、円筒部52と、該円筒部52の前端部に設けられたフランジ部53と、円筒部52の後端寄りに設けられたフランジ状のバネ受部54と、該バネ受部54とロックナット74との間に設けられたコイルバネ55とを有し、入力ロッド34の後端に螺着されるロックナット74を含んで構成される。円筒部52内には、入力ロッド34が軸方向に相対移動可能に挿通されている。円筒部52は可動バネ受78の開口部78B内に軸方向に相対移動可能に挿通されている。フランジ部53は可動バネ受78の後面(ネジ軸47側の面)側に配置され、径方向に延びている。該フランジ部53の外径は反力バネ79の内径より小径である。バネ受部54は円筒部52の外周面から径方向にフランジ状に延びている。円筒部52の後端52Aは、ロックナット74の前面74Aに当接可能に対向して配置されるようになっている。コイルバネ55は、その前端がバネ受部54に固定され、その後端がロックナット73の前面74A側にかしめにより固定される。コイルバネ55は、ブレーキペダルが操作されていない非制動状態において、バネ受部54に対してロックナット74を引っ張るような付勢力が作用するようになっている。
In addition, as shown in FIG. 2, the
ハウジング4内には、電動モータ40及び電動モータ40の回転を直線運動に変換してプライマリピストン10に推力を付与するボールネジ機構41を含むアクチュエータ3が設けられている。電動モータ40は、永久磁石埋め込み型同期モータであって、ステータ42とロータ45とを含んでいる。ステータ42は、ハウジング本体4Aの底部の後側の段部に複数のボルト69によって固定された複数のコイルを有している。ロータ45は、円筒状に形成されて上記ステータ42の内周面に対向して周方向に沿って配置された複数の永久磁石を有している。なお、電動モータ40は、ロータ45の内部に永久磁石を配置した同期モータ、あるいは、誘導モータ等の他の形式のモータとしてもよい。
In the
ボールネジ機構41は、ナット部材46と、中空のネジ軸47と、ナット部材46の内周面に設けたネジ溝とネジ軸47の外周面に設けたネジ溝との間に装填された複数のボール48とを備えている。ナット部材46は、ハウジング本体4Aの底部付近からリアカバー4B付近にわたって軸方向に沿って延ばされ、その両端部がベアリング43、44によってハウジング本体4A及びリアカバー4Bに回転可能に支持されている。ナット部材46の前部側の外周部にロータ45の内周部が固定されている。ネジ軸47は、ナット部材46及びハウジング4の円筒部8内に挿入されて軸方向に沿って移動可能で、かつ、軸回りに回転しないように支持されている。具体的には、ネジ軸47の、円筒部8から突出する後端部には、その直径方向の2箇所に軸方向に沿って端部まで延びる案内溝47Aが形成されている。各案内溝47Aに、ハウジング4のリアカバー4Bの円筒部8に設けた一対の回り止め部39がそれぞれ係合して、ネジ軸47を軸方向に所定範囲で移動可能に、かつ、軸回りに回転しないように支持している。
The
そして、ボールネジ機構41は、電動モータ40のロータ45の回転に伴うナット部材46の回転により、ネジ溝に沿ってボール48が転動することにより、ネジ軸47が軸方向に移動するようになっている。また、ボールネジ機構41は、ナット部材46とネジ軸47との間で、回転及び直線運動を相互に変換可能となっている。なお、本実施形態においては、介装していないが、電動モータ40とボールネジ機構41との間に、遊星歯車機構、差動減速機構等の公知の減速機構を介装して、電動モータ40の回転を減速してボールネジ機構41に伝達するようにしてもよい。
In the
図1に示すように、ボールネジ機構41のネジ軸47は、バネ受部材70の外側フランジ部71との間に介装された圧縮テーパコイルバネである戻しバネ49によって後退方向に付勢されている。ネジ軸47は、その案内溝47Aの底部がリアカバー4Bの円筒部8に設けられた回り止め部39に当接することよって後退位置が規制されている。ネジ軸47内には、プライマリピストン10の後端部が挿入され、ネジ軸47の内周部に形成された段部50にバネ受35が当接することによってプライマリピストン10の後退位置が規制されている。これにより、プライマリピストン10は、ネジ軸47の前進により、段部50に押されて前進し、また、段部50から離間して単独で前進することができる。そして、図1に示すように、回り止め部39に当接したネジ軸47によってプライマリピストン10の非制動位置が規定され、非制動位置にあるプライマリピストン10及びバネアセンブリ26の最大長によって、セカンダリピストン11の後退位置、すなわち、非制動位置が規定されている。
As shown in FIG. 1, the
ハウジング4内には、電動モータ40のロータ45の回転位置を検出する回転位置センサとしてのレゾルバ60が設けられている。レゾルバ60は、ナット部材46の後部側の外周部に固定されたセンサロータ60Aと、該センサロータ60Aに対向してリアカバー4B取付けられたセンサステータ60Bとから構成されている。
A
また、本電動倍力装置1のコントローラCは、ブレーキペダルの操作、すなわち、入力ピストン32及び入力ロッド34の変位を検出するストロークセンサ(図示せず)、電動モータ40のロータ45の回転位置を検出するレゾルバ60、電動モータ40に供給する電流を検出する電流センサ、プライマリ室17、セカンダリ室18の液圧を検出する液圧センサ等の各種センサ(いずれも図示せず)が接続され、それぞれの検出信号を受信するようになっている。コントローラCは、ECU及びRAMを含むマイクロプロセッサベースの電子制御装置であり、上記の各種センサからの検出信号に基づき、入力ロッド34とボールネジ機構41のネジ軸47(プライマリピストン10)との相対位置を調整するように電動モータ40の作動を制御する。この制御により、電動倍力装置1は、所望の倍力比をもってマスタシリンダ2内のプライマリ室17及びセカンダリ室18にブレーキ液圧を発生させるようになっている。
Further, the controller C of the electric booster 1 operates a brake pedal, that is, a stroke sensor (not shown) for detecting the displacement of the
次に、本実施形態に係る電動倍力装置1の作用について説明する。なお、以下の説明においては、プライマリピストン10とセカンダリピストン11とは、同様に作動するので、プライマリピストン10についてのみ説明する。
まず、ブレーキペダルの操作量として、入力ロッド34からの入力ピストン32の変位をストロークセンサによって検出し、コントローラCによって入力ピストン32の変位に基づいて電動モータ40の作動を制御し、ボールネジ機構41を介してプライマリピストン10を前進させて入力ピストン32の変位に追従させる。すなわち、入力ピストン32の変位に基づいて、電動モータ40の作動によりボールネジ機構41のナット部材46がブレーキ液圧の発生する方向に回転すると共に、ハウジング4の各回り止め部39とネジ軸47の案内溝47Aとが接触することでネジ軸47の回転が規制されてネジ軸47が前進するようになる。このネジ軸47の前進によりプライマリピストン10がネジ軸47の段部50により押されて前進する。これにより、プライマリ室16に液圧が発生し、また、この液圧がセカンダリピストン11を介してセカンダリ室17に伝達される。このようにして、マスタシリンダ2で発生したブレーキ液圧は、液圧ポート18、19を介して各車輪のブレーキキャリパに供給され、制動力が発生する。
Next, the operation of the electric booster 1 according to this embodiment will be described. In the following description, since the primary piston 10 and the secondary piston 11 operate in the same manner, only the primary piston 10 will be described.
First, as the operation amount of the brake pedal, the displacement of the
このとき、ブレーキペダルの操作時には、プライマリ室16の液圧の一部を入力ピストン32によって受圧し、その反力を、入力ロッド34を介してブレーキペダルにフィードバックする。これにより、所定の倍力比をもって所望の制動力を発生させることができる。そして、コントローラCは、入力ピストン32と、これに追従するプライマリピストン10との相対位置を調整することが可能となっており、入力ピストン32の変位量に対して、プライマリピストン10の変位量を前方に調整することによりブレーキペダルの操作に対する液圧出力を大きくしたり、後方に調整することによりブレーキペダルの操作に対する液圧出力を小さくしたりすることができる。これにより、倍力制御、ブレーキアシスト制御、車間車両安定性制御、車間制御、回生協調制御等のブレーキ制御を実行することができる。特に、入力ピストン32に対して、プライマリピストン10が後方となるように調整してブレーキペダルの操作に対する液圧出力を小さくし、プライマリ室16の液圧を低下させることで、液圧による制動力を抑えて回生協調時の回生量を大きくすることができる。また、入力ピストン32対するプライマリピストン10との相対位置を調整する際には、バネ37またはバネ38の付勢力が入力ピストン32に作用して、入力ロッド34に対する反力を加減することにより、ブレーキペダル踏力の変動を抑制することができる。
At this time, when the brake pedal is operated, a part of the hydraulic pressure in the
また、コントローラCによって制御された電動モータ40の出力が最大出力に達し、プライマリ室16の液圧とプライマリピストン10の推力が釣合うとプライマリピストン10は、それ以上前進できなくなり停止する。このような全負荷状態で、ブレーキペダルを更に踏込むと、入力ロッド34の前進に対して、プライマリピストン10は停止したままで、入力ピストン32のみがバネ37を押し縮めて前進することになるが、プライマリピストン10が停止しているため、入力ピストン32の前進量に対するプライマリ室16の液圧の上昇によって入力ピストン32および入力ロッド34を介してブレーキペダルにフィードバックされるペダル反力の増加の割合が全負荷状態前に比べて減少する。このため、運転者はブレーキ操作の途中でペダル反力が減少するため、違和感を受ける可能性がある。しかしながら、ブレーキペダルの操作による入力ピストン32のハウジング4に対する移動距離が所定の距離L、すなわち、入力ピストン32が全負荷状態となる位置に達すると、緩衝機構51のバネ受部54が可動バネ受78に当接し、反力バネ79が圧縮されることにより、その付勢力が反力としてブレーキペダルに付与されることで、ペダル反力の減少分を補うようになっている。このため、運転者に違和感を与えることを抑制することができる。そして、全負荷状態の後、ブレーキペダルを更に踏込むと、入力ピストン32の段部32Aがプライマリピストン10の中間壁30に当接し、プライマリピストン10が入力ピストン32と共に前進し、プライマリ室16の液圧の上昇による反力が増大するようになる。
When the output of the
一方、ブレーキペダルの操作を解除すると、入力ピストン32、プライマリピストン10及びセカンダリピストン11が後退してマスタシリンダ2のブレーキ液圧が減圧し、ブレーキパッドが後退して制動が解除される。
On the other hand, when the operation of the brake pedal is released, the
次に、緩衝機構51によって、回り止め部39に当接する前に入力ロッド34の後退速度を減速させるときの作動について図3及び図4に基づいて説明する。まず、図3(a)に示すように、入力ロッド34の非制動位置では、緩衝機構51の円筒部52の後端52Aと、ロックナット74の前面74Aとの間に隙間が生じる状態となっている。この状態で、円筒部52のバネ受部54とロックナット74の前面74Aとの間の距離が、コイルバネ55の自然長より長く設定されており、コイルバネ55には、バネ受部54に対してロックナット74を引っ張るような付勢力が作用している。
Next, the operation when the
図3(a)の非制動位置から、ブレーキペダルが操作されて入力ロッド34が前進すると、図3(b)に示すように、緩衝機構51においては、コイルバネ55が自然長に戻っていくと共にロックナット74の前面74Aが円筒部52の後端52Aに当接して円筒部52を押しながら前進する。これにより、緩衝機構51のフランジ部53は、可動バネ受78から離間するようになる。
When the brake pedal is operated and the
そして、制動解除を解除するべく、ブレーキペダルが後退するように操作されると、緩衝機構51は、入力ロッド34が緩衝機構51の円筒部52と共に一定の後退速度で後退していき、図4(c)に示すように、緩衝機構51のフランジ部53が可動バネ受78に当接した状態となる。その後、さらにブレーキペダルが後退操作されると、入力ロッド34に対して後退方向への力が作用すると、図4(d)に示すように、緩衝機構51の円筒部52は、フランジ部53と可動バネ受78との当接によりその後退方向への移動が規制されるために、入力ロッド34だけが相対的に後退して、円筒部52の後端52Aとロックナット74の前面74Aとの間に隙間が生じるようになる。この時、円筒部52のバネ受部54とロックナット74の前面との間の距離はコイルバネ55の自然長より長く、コイルバネ55は自然長より伸びた状態となるため、入力ロッド34に対して前進方向へコイルバネ55の付勢力(引っ張り力)が付与される。そして、図4(e)に示すように、入力ロッド34へその前進方向にコイルバネ55の付勢力が付与されることで入力ロッド34の後退速度が減速されつつ、入力ロッド34の当接部34Aが一対の回り止め部39に当接して非制動位置まで後退する。これにより、入力ロッド34の後退時、入力ロッド34の当接部34Aが一対の回り止め部39に当接する前であって、緩衝機構51のフランジ部53と可動バネ受78とが当接した後は、入力ロッド34の後退速度がコイルバネ55の付勢力により減速されるので、入力ロッド34の当接部34Aが一対の回り止め部39に当接する際の衝撃を和らげることが可能になる。
When the brake pedal is operated so as to release the brake release, the
以上説明したように、本発明の実施形態に係る電動倍力装置1によれば、入力ロッド34に、入力ロッド34が非制動位置に後退する際当接部34Aが一対の回り止め部39に当接する前に、入力ロッド34の後退速度を減速させる緩衝機構51を備えている。これにより、入力ロッド34の後退時、緩衝機構51の作動により、入力ロッド34の当接部34Aが一対の回り止め部39に当接する際の衝撃を和らげることができ、その衝突音を軽減することが可能になる。
As described above, according to the electric booster 1 according to the embodiment of the present invention, when the
1 電動倍力装置(倍力装置),2 マスタシリンダ,3 アクチュエータ(倍力手段),4 ハウジング, 10 プライマリピストン,11 センカンダリピストン,34 入力ロッド,34A 当接部(ストッパ部),39 回り止め部(規制部),51 緩衝機構,52 円筒部,53 フランジ部,54 バネ受部,55 コイルバネ DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Electric booster (boost device), 2 Master cylinder, 3 Actuator (boost means), 4 Housing, 10 Primary piston, 11 Secondary piston, 34 Input rod, 34A Contact part (stopper part), 39 rotations Stopping part (regulating part), 51 shock absorbing mechanism, 52 cylindrical part, 53 flange part, 54 spring receiving part, 55 coil spring
Claims (1)
前記入力ロッドは、その一端側が前記ハウジング内に配置されて、その他端側が前記ハウジングから延出して前記ブレーキペダルに連結され、その軸方向中間部に前記ハウジング内に設けられた規制部に当接して、前記入力ロッドの後退位置を規制するストッパ部を有し、
前記入力ロッドには、該入力ロッドが非制動位置に後退する際、前記ストッパ部が前記規制部に当接する前に、前記入力ロッドの後退速度を減速させる緩衝機構を備えることを特徴とする倍力装置。 The input rod moves back and forth in accordance with the operation of the brake pedal, and a boosting means is provided in the housing for propelling the piston of the master cylinder by boosting the operation force of the brake pedal in accordance with the amount of movement of the input rod. In the booster,
One end side of the input rod is disposed in the housing, the other end side extends from the housing, is connected to the brake pedal, and abuts on a restriction portion provided in the housing at an intermediate portion in the axial direction. A stopper portion for restricting the retracted position of the input rod,
The input rod is provided with a buffer mechanism for reducing a reverse speed of the input rod before the stopper portion comes into contact with the restricting portion when the input rod retracts to the non-braking position. Force device.
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