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JP6079299B2 - プリントシステム、プログラム、起動装置 - Google Patents

プリントシステム、プログラム、起動装置 Download PDF

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JP6079299B2 JP2013036446A JP2013036446A JP6079299B2 JP 6079299 B2 JP6079299 B2 JP 6079299B2 JP 2013036446 A JP2013036446 A JP 2013036446A JP 2013036446 A JP2013036446 A JP 2013036446A JP 6079299 B2 JP6079299 B2 JP 6079299B2
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Description

本発明は、画像形成装置(プリンタ)を省電力状態から復帰させる起動装置、情報処理装置を動作させるプログラム、およびそれらを含むプリントシステムに関する。
画像形成装置などの複合機(MFP(Multifunction Peripheral)が、一定時間使用されない場合、待機中に使用しない各部への電力供給を続けていると、電力を無駄に消費してしまう。そこで、MFPの動作モードを、通常通りに電力の供給を行う通常電力モードと、待機中に使用しない各部に電力の供給を行わないようにする省電力モードとの間で切り替えることで、省電力化を実現する方法が広く普及している。
従来、待機中のMFPは外部端末からの印刷要求(印刷データ)を受け付けたら即座に省電力モードから通常電力モードに移行し(印刷可能状態に復帰し)、印刷を行う。このように外部端末から印刷要求を受信したら即座に通常電力モードに移行できるようにするためには、印刷要求の受信を常時監視する必要がある。そのため、該監視を行う部分である通信インターフェース部は常時通電状態となり、その結果、通信インターフェース部では、電力が常時消費され、節電を行うことが難しいといった問題がある。そして、この問題を解消すべく複数の技術が提案されている。
たとえば、下記特許文献1および特許文献2には、無線LAN(Local Area Network)と有線LANの双方の通信インターフェースを有するMFPにおいて、省電力モード時は有線LANの通信インターフェース部への電力供給を行わないようにしつつ、無線LAN経由で指示を受け付けたら、通常電力モードに移行させる技術が提案されている。
特開2005−169623号公報 特開2006−345102号公報 特開2002−261976号公報
上記の特許文献1、2によれば、省電力モード時には、有線LANと無線LANの2つの通信インターフェース部(LANインターフェース)のうち、一方への電力供給を行わないことで消費電力を軽減しつつ、もう片方を使用して通常電力モードへの移行を行うことができる。
しかし、2014年からEU(European Union)にて、ErP指令(Energy-related Products Directive)による規格が適用されることになり、ErP指令に準拠した装置では使用可能な電力量が制限され、待機中はLANインターフェースの使用が不可能になる。つまり、LANインターフェースを介して省電力モードから通常電力モードへ移行させることができなくなる。一方で、ErP指令の規格による省電力モード(以後、ErP節電と呼ぶ)では、待機中にファクシミリ(FAX(facsimile))の受信は可能となっている。
なお、ErP節電に限らず省電力モード時にLANインターフェースがスリープ状態(電力が供給されていない状態)であるMFPならば、ErP節電と同様にLANインターフェースを介して省電力モードから通常電力モードへ移行させることができないという問題がある。
特許文献3には、電話機と接続されているファクシミリが省電力モードの状態であって、電話がかかってきた際に電話機の受話器を取ると、省電力モード解除信号がファクシミリに入力される技術が開示されている。しかし、特許文献3では、省電力モードを解除する為には、ユーザが装置の前まで移動して受話器を取らなければならないという問題がある。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、LANと接続するインターフェースがスリープ状態(電力が供給されていない状態)の画像形成装置を、LANを介して印刷データを受信可能な状態に移行させ、その後、当該LANを介して画像形成装置へ印刷データを送信することができるプリントシステム、起動装置、およびその起動装置を動作させるプログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]印刷部と、
電話回線を介して通信を行う第1電話回線I/F部と、
LANを介して通信を行う第1LANI/F部と、
前記第1LANI/F部に電力を供給する通常電力モードと、前記通常電力モードよりも消費電力量が少なく、前記第1LANI/F部に電力を供給しない省電力モードとを切り替える電源制御部と、
を備えるプリンタと、
前記プリンタに前記LANを介して印刷ジョブを送信するジョブ送信装置と、
前記電話回線を介して所定の信号を前記プリンタに送信する起動装置と、
を備えるプリントシステムであって、
前記ジョブ送信装置は、前記プリンタが前記省電力モードの状態にある場合に、前記プリンタの起床依頼を前記起動装置に送信し、
前記起床依頼を受けた前記起動装置は前記プリンタに前記所定の信号を送信し
前記電源制御部は、前記プリンタが前記所定の信号を受信したら、前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを行い、
前記ジョブ送信装置は、前記プリンタが前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを完了した後、前記プリンタへ前記印刷ジョブを送信する
ことを特徴とするプリントシステム。
上記[1]と下記[]、[12]に係る発明では、ジョブ送信装置が、省電力モードの状態であるプリンタを指定して印刷ジョブを送信する場合、まず、起動装置が電話回線を介して当該プリンタの省電力モードを解除させ(通常電力モードに復帰させ)、そして省電力モードの解除が完了した後、ジョブ送信装置は当該プリンタに印刷ジョブを送信する。これにより、LANI/FがOFFの状態のプリンタに対して、LANを使用してジョブを送信することができる。
[2]印刷部と、
電話回線を介して通信を行う第1電話回線I/F部と、
LANを介して通信を行う第1LANI/F部と、
前記第1LANI/F部に電力を供給する通常電力モードと、前記通常電力モードよりも消費電力量が少なく、前記第1LANI/F部に電力を供給しない省電力モードとを切り替える電源制御部と、
を備えるプリンタと、
前記プリンタに前記LANを介して印刷ジョブを送信するジョブ送信装置と、
前記電話回線を介して所定の信号を前記プリンタに送信する起動装置と、
を備えるプリントシステムであって、
前記ジョブ送信装置は、前記プリンタが前記省電力モードの状態にある場合に、前記プリンタの起床依頼と前記印刷ジョブを前記起動装置に送信し、
前記起床依頼を受けた前記起動装置は前記プリンタに前記所定の信号を送信し
前記電源制御部は、前記プリンタが前記所定の信号を受信したら、前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを行い、
前記起動装置は、前記プリンタが前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを完了した後、前記プリンタへ前記印刷ジョブを送信する
ことを特徴とするプリントシステム。
[3]前記プリンタを複数台備えると共に、前記起動装置と一体に構成された少なくとも1台のプリンタを前記通常電力モードに維持しておき、
前記ジョブ送信装置は、印刷ジョブの送信先のプリンタが前記省電力モードの状態にあるとき、前記起動装置と一体に構成された前記通常電力モードの状態にあるプリンタを前記起動装置に設定する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載のプリントシステム。
[4]前記プリンタは、前記第1電話回線I/F部を使用してファクシミリ通信を行う
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載のプリントシステム。
上記発明では、プリンタは、FAX用の電話回線I/Fを流用して所定の信号を受信し、省電力モードを解除する。
[5]前記プリンタは、ファクシミリ受信機能を備え、
前記所定の信号は、ダミーのファクシミリジョブであり、
前記プリンタは、前記ダミーのファクシミリジョブの受信により、前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを行うとともに、受信した前記ダミーのファクシミリジョブをファクシミリジョブとして実行せずに消去する
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載のプリントシステム。
上記[5]と下記[10]に係る発明では、プリンタの省電力モードを解除させるために、たとえば、画像のないファクシミリジョブを通常のファクシミリジョブとしてファクシミリ機能を備えたプリンタへ送信すると、そのプリンタは省電力モードを解除するとともに、そのファクシミリジョブを実行する為の処理を継続してしまうので、画像が揃わないというエラー(ファクシミリジョブを実行するために必要なデータが揃わないエラー)が発生し、通信記録にエラーが残ってしまう。そこで、ダミーのファクシミリジョブを所定の信号として送信する。受信したファクシミリジョブがダミーのファクシミリジョブである場合は、プリンタが、そのファクシミリジョブを実行せず、消去することで、このようなエラーが発生しなくなる。ダミーのファクシミリジョブは、ファクシミリジョブを実行するために必要なデータが揃っていなくともよい。
[6]前記プリンタは、ファクシミリ受信機能を備え、
前記所定の信号とは、所定の回数未満で終了するリング信号であり、
前記第1電話回線I/F部は、所定の回数のリング信号を受け付けたら着呼状態に遷移する
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載のプリントシステム。
上記[6]と下記[11]に係る発明では、プリンタが所定の回数のリング信号を検出したら着呼する場合、所定の回数未満で終了するリング信号を所定の信号として送信すれば、省電力モードから通常電力モードへの切り替えは行われるが、着呼はしない。着呼状態に遷移した場合は、音声信号、もしくはファクシミリジョブに係る信号等の受け付けを待つことになり、それらの信号等が送信されなければエラーが発生する。しかし、着呼状態に遷移しなければこのようなエラーは発生しない。
[7]印刷部と、
ファクシミリ機能部と、
電話回線を介して通信を行う第1電話回線I/F部と、
LANを介して通信を行う第1LANI/F部と、
前記第1LANI/F部に電力を供給する通常電力モードと、前記通常電力モードよりも消費電力量が少なく、前記第1LANI/F部に電力を供給しない省電力モードとを切り替える電源制御部と、
を備えるプリンタと、
前記プリンタに前記LANを介して印刷ジョブを送信するジョブ送信装置と、
前記ジョブ送信装置がジョブを送信する場合に、前記プリンタが前記省電力モードの状態であれば、前記電話回線を介して所定の信号を前記プリンタに送信する起動装置と、
を備えるプリントシステムであって、
前記所定の信号は、ダミーのファクシミリジョブであり、
前記プリンタは、前記ダミーのファクシミリジョブの受信により、前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを行うとともに、受信した前記ダミーのファクシミリジョブをファクシミリジョブとして実行せずに消去し、
前記ジョブ送信装置は、前記プリンタが前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを完了した後、前記プリンタへ前記印刷ジョブを送信する、
ことを特徴とするプリントシステム。
[8]印刷部と、
ファクシミリ機能部と、
電話回線を介して通信を行う第1電話回線I/F部と、
LANを介して通信を行う第1LANI/F部と、
前記第1LANI/F部に電力を供給する通常電力モードと、前記通常電力モードよりも消費電力量が少なく、前記第1LANI/F部に電力を供給しない省電力モードとを切り替える電源制御部と、
を備えるプリンタと、
前記プリンタに前記LANを介して印刷ジョブを送信するジョブ送信装置と、
前記ジョブ送信装置がジョブを送信する場合に、前記プリンタが前記省電力モードの状態であれば、前記電話回線を介して所定の信号を前記プリンタに送信する起動装置と、
を備えるプリントシステムであって、
前記所定の信号は、所定の回数未満で終了するリング信号であり、
前記プリンタは、所定の回数のリング信号を受信したら着呼状態に遷移してファクシミリジョブを受信し、前記所定の回数未満で終了するリング信号を受信したら着呼状態に遷移せずに前記省電力モードから前記通常電力モードへ切り替えを行うように動作し、
前記ジョブ送信装置は、前記プリンタが前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを完了した後、前記プリンタへ前記印刷ジョブを送信する
ことを特徴とするプリントシステム。
[9]電話回線を介して通信を行う第2電話回線I/F部と、LANを介して通信を行う第2LANI/F部とを備える情報処理装置を、
印刷部と、前記電話回線を介して通信を行う第1電話回線I/F部と、前記LANを介して通信を行う第1LANI/F部と、前記第1電話回線I/F部が所定の信号を受けた場合に、前記第1LANI/F部に電力を供給しない省電力モードから前記第1LANI/F部に電力を供給する通常電力モードへ切り替える電源制御部とを備えるプリンタに前記LANを介して印刷ジョブを送信するジョブ送信装置から前記プリンタの起床依頼と印刷ジョブを受信した場合に、前記電話回線を介して前記所定の信号を前記プリンタに送信し、前記プリンタが前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを完了したら、前記第2LANI/F部を使用して、前記プリンタに印刷ジョブを送信する
ように動作させる
ことを特徴とするプログラム。
10前記プリンタは、ファクシミリ受信機能を備え、
前記所定の信号は、前記プリンタを前記省電力モードから前記通常電力モードへ切り替えさせかつ該プリンタで実行されることなく消去されるダミーのファクシミリジョブである
ことを特徴とする[9]に記載のプログラム。
11前記プリンタは、ファクシミリ受信機能を備え、所定の回数のリング信号を受信したら着呼状態に遷移してファクシミリジョブを受信し、前記所定の回数未満で終了するリング信号を受信したら着呼状態に遷移せずに前記省電力モードから前記通常電力モードへ切り替えを行うように動作し、
前記所定の信号は、前記所定の回数未満で終わるリング信号である
ことを特徴とする[9]に記載のプログラム。
12]電話回線を介して通信を行う第2電話回線I/F部と、
LANを介して通信を行う第2LANI/F部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、印刷部と、前記電話回線を介して通信を行う第1電話回線I/F部と、前記LANを介して通信を行う第1LANI/F部と、前記第1LANI/F部に電力を供給する通常電力モードと、前記第1電話回線I/F部が所定の信号を受けた場合に、前記第1LANI/F部に電力を供給しない省電力モードから前記第1LANI/F部に電力を供給する通常電力モードへ切り替える電源制御部とを備えるプリンタの起動指示を、前記第2LANI/F部が所定の装置から受信したら、前記第2電話回線I/F部を使用して、前記所定の信号を前記プリンタに送信し、前記プリンタが前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを完了したら、当該切り替えが完了した旨を前記所定の装置に送信する
ことを特徴とする起動装置。
本発明に係るプリントシステム、起動装置、およびその起動装置を動作させるプログラムによれば、LANと接続するインターフェースがスリープ状態(電力が供給されていない状態)の画像形成装置を、LANインターフェースを介して印刷データが受信可能な状態に移行させ、その後、当該LANインターフェースを介して印刷データを送信することができる。
本発明の実施の形態に係るプリントシステムを示す。 画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 PC端末の概略構成を示すブロック図である。 スマートフォンの概略構成を示すブロック図である。 PC端末から印刷を行う場合の処理を示す流れ図である。 PC端末から印刷を行う場合の具体例を示す図である。 省電力モードから通常電力モードに移行する際に、画像形成装置の各部に流れる各種の信号を示す図である。 スマートフォンから印刷を行う場合の処理を示す流れ図である。 スマートフォンから印刷を行う場合の具体例を示す図である
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るプリントシステム7を示す。プリントシステム7は、3台の画像形成装置10(10A〜10C)と、PC(Personal Computer)端末40と、スマートフォン60がLAN3を介して接続されて構成されている。また、3台の画像形成装置10(10A〜10C)とスマートフォン60は、電話回線5を介して接続可能である。なお、PC端末40と、スマートフォン60は、無線ルータ80を介してLAN3と接続されているが、以後の説明においては説明が冗長にならない様に、PC端末40とスマートフォン60とが無線ルータ80を介して接続されているとの説明は省略し、単にLAN3と接続されているとの表現を用いて説明する。3台の画像形成装置10(10A〜10C)のうち、任意のいずれか一台を指す場合は画像形成装置10と示す。
画像形成装置10は、原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピージョブ、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部装置へ送信したりするスキャンジョブ、PC端末40やスマートフォン60等の外部の端末から送出されたデータに係る画像を記録紙に印刷して出力するプリントジョブなどのジョブを実行する機能を備えた、所謂、複合機である。画像形成装置10は、本発明の起動装置、およびプリントシステムを構成するプリンタとしての機能を果たす。起動装置についての説明は後述する。
また、画像形成装置10は、LAN3を介してデータの送受信が可能な通常電力モードと、LAN3を介してのデータの送受信は出来ないが、電話回線5を介して所定の信号を受信することのできる省電力モードを切り替えることができる。なお、省電力モードは、通常電力モードに比べて消費電力が少ないモードであり、ErP節電の状態である。画像形成装置10は、一定時間使用されない状態が続いたら、通常電力モードから省電力モードに移行することで待機中の電力消費量を抑え、再び使用される際に通常電力モードに復帰する。ただし、プリントシステム7では、常に少なくとも1台以上の画像形成装置10が通常電力モードの状態であるように制御される。
PC端末40は、3台の画像形成装置10の中から1台を指定して、印刷ジョブを送信する機能を果たす。印刷ジョブはLAN3を介して送信される。また、PC端末40は、各画像形成装置10が通常電力モードの状態であるか、省電力モードの状態であるかを認識することができる。
スマートフォン60は、持ち運びが可能な携帯端末であり、PC端末40と同じく、3台の画像形成装置10の中から1台を指定して、印刷ジョブを送信する機能を果たす。印刷ジョブはLAN3を介して送信される。また、スマートフォン60は、各画像形成装置10が通常電力モードの状態であるか、省電力モードの状態であるかを認識することができる。スマートフォン60は、電話回線5を介して通信を行うことが可能である。
プリントシステム7では、PC端末40(スマートフォン60でも可)が、3台の画像形成装置10の中から1台を指定して、印刷ジョブを送信する。この印刷ジョブを受け付けた画像形成装置10は、当該印刷ジョブに基づいて印刷を行う。またプリントシステム7では、PC端末40にて印刷ジョブの送信先に指定した画像形成装置10(以後、ジョブ実行装置と呼ぶ)が省電力モードの状態である場合、通常電力モードの状態である別の画像形成装置10(以後、起動装置と呼ぶ)を使用して、当該印刷ジョブの送信先に指定した画像形成装置10(ジョブ実行装置)を省電力モードから通常電力モードに移行させる。通常電力モードに移行後はLAN3を介してジョブ実行装置に印刷ジョブを受信させ、実行させることができる。
このように、プリントシステム7では、印刷ジョブを送信する装置(実施の形態ではPC端末40)にジョブ実行装置の省電力モードを解除させる(省電力モードから通常電力モードに移行させる)機能が無い場合であっても、当該ジョブ実行装置の省電力モードを解除し、その省電力モードを解除したジョブ実行装置に印刷ジョブを受信させ、当該印刷ジョブを実行させることができる。
なお、ジョブ実行装置を省電力モードから通常電力モードに移行させる際には、起動装置が電話回線5を介して所定の信号をジョブ実行装置に送信し、この所定の信号を受信したジョブ実行装置は、省電力モードから通常電力モードに移行する。通常電力モードに移行することで、後述のネットワークI/F部19(図2参照)へ電力が供給され(ネットワークI/F部19が電源OFFから電源ON状態になる)、LAN3を介しての通信が可能になる。所定の信号については後述する。
図2は、画像形成装置10の概略構成を示している。画像形成装置10は、当該画像形成装置10の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)11と、このCPU11に接続されたROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、不揮発メモリ14と、ハードディスク装置15と、表示部16と、操作部17と、スキャナ部18と、ネットワークI/F部19と、画像処理部20と、プリンタ部21と、ファクシミリ通信部22と、電源制御部23を備えて構成されている。
CPU11はOS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどが実行される。ROM12には各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が処理を実行することでジョブの実行など画像形成装置10の各機能が実現される。RAM13はCPU11がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。
不揮発メモリ14は、電源がオフにされても記憶が保持できる書き換え可能なメモリ(フラッシュメモリ)である。不揮発メモリ14には、装置固有の情報や各種の設定情報などが記憶される。ハードディスク装置15は、大容量の不揮発の記憶装置であり、OSプログラムや各種アプリケーションプログラム、印刷データや画像データ、ジョブに係る情報履歴、などが保存される。
表示部16は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作、設定に係る内容を表示する機能を果たす。操作部17は、ユーザからのジョブの投入や設定の変更など、各種の操作を受け付ける機能を果たす。操作部17は、表示部16の画面上に設けられて押下された座標位置を検出するタッチパネルのほか、画面外にテンキーや文字入力キー、スタートキーなどを備えて構成される。
スキャナ部18は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。スキャナ部18は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
ネットワークI/F部19は、LAN3を通じて外部の装置(他の画像形成装置10や、PC端末40、スマートフォン60)と通信を行う。ただし、省電力モード時は、ネットワークI/F部19は電源OFF状態であり、LAN3を介してのデータの送受信はできない。なお、CPU11は、LAN3を通じて他の画像形成装置10が通常電力モードの状態なのか省電力モードの状態なのかを判断する。具体的には、まず、LAN3を通じて他の2台に応答要求を送信し、この応答要求に対する返答を待つ。省電力モードの画像形成装置10はLAN3を介して送信される応答要求を受信することができないので、当該応答要求に対する返答が一定時間内に返ってきた場合は通常電力モードの状態であると認識し、一定時間内に返ってこなければ省電力モードの状態であると認識する。
画像処理部20は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理を行う。
プリンタ部21は、画像データに応じた画像を記録紙上に画像形成する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置などを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタとして構成されている。画像形成出力(印刷)を行う際は、主走査方向への1ライン分の画像形成を繰り返しつつ、画像形成の対象物(記録紙)を副走査方向に移動させることによって、記録紙上に2次元の画像が形成される。
ファクシミリ通信部22は、電話回線5を通じて外部のファクシミリ装置と画像データを送受信する機能を果たす。ファクシミリ通信部22はファクシミリ送信およびファクシミリ受信の機能を備えている。
まず、電話回線5を通じて呼び出し信号(リング信号)が送られてくると、ファクシミリ通信部22は、この呼び出し信号を検出する。呼び出し信号は、一定の間隔で複数回送られてくる。その後、予め設定された回数(規定回数)の呼び出し信号を検出したとき、着呼状態に遷移し、電話回線5を通じて呼び出し側の装置と接続される。そして呼び出し側の装置が送信するファクシミリジョブを受信する。本発明の実施の形態では、ジョブ実行装置となる画像形成装置10を省電力モードから通常電力モードに移行させるために使用される所定の信号は、上記の規定回数より少ない回数のみ送信される呼び出し信号(リング信号)とする。着呼状態に遷移したファクシミリ通信部22はファクシミリジョブに係る信号等の受け付けを待つことになり、それらの信号が送信されなければエラーが発生する。所定の信号を、規定回数より少ない回数のみ送信される呼び出し信号とすることで、ファクシミリ通信部22が着呼状態に遷移せず、このようなエラーは発生しなくなる。
本発明の実施の形態では、ファクシミリ通信部22は、他の画像形成装置10やスマートフォン60と電話回線5を通じて信号の送受信を行う為のインターフェースとしても使用される。すなわち、後述するスマートフォン60が有する電話回線I/F部70(図4参照)と同様の機能を果たす。
電源制御部23は、画像形成装置10を構成する各部への電力供給を制御する。たとえば、通常電力モード時にはネットワークI/F部19への電力供給を行う(電源をONにする)が、省電力モード時にはネットワークI/F部19への電力供給を行わないようにする(電源をOFFにする)。具体的には、電力の供給先である各部に対して、電源ON信号、電源OFF信号を送信することで、当該各部の電源ON、電源OFFを制御する。
画像形成装置10は、操作や信号が一定時間入力されない場合、待機中の状態であるとCPU11が判断し、通常電力モードから省電力モードに移行する。なお、この移行を行う直前に、他の2台の画像形成装置10が通常電力モードの状態であるか省電力モードの状態であるかを調べ、両方とも省電力モードの状態である場合は、当該移行を中止する。他の2台の画像形成装置10のうち、少なくとも一台が通常電力モードの状態あれば、当該移行を行う。これにより、プリントシステム7において、常に一台の画像形成装置10は通常電力モードの状態となる。
図3は、PC端末40の概略構成を示している。PC端末40は、当該PC端末40の動作を制御するCPU41と、このCPU41に接続されたROM42と、RAM43と、不揮発メモリ44と、ハードディスク装置45と、表示部46と、操作部47と、ネットワークI/F部48と、通信状況判定部49とを備えて構成されている。
CPU41はOSプログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどが実行される。ROM42には各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU41が処理を実行することでジョブの送信などPC端末40の各機能が実現される。RAM43はCPU41がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリなどとして使用される。
不揮発メモリ44は、電源がオフにされても記憶が保持できる書き換え可能なメモリ(フラッシュメモリ)である。不揮発メモリ44には、装置固有の情報や各種の設定情報などが記憶される。ハードディスク装置45は、大容量の不揮発の記憶装置であり、OSプログラムや各種アプリケーションプログラム、印刷ジョブや画像データ、ジョブに係る情報履歴、などが保存される。
表示部46は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作、設定に係る内容を表示する機能を果たす。操作部47は、ユーザからのジョブの投入や設定の変更など、各種の操作を受け付ける機能を果たす。操作部47は、キーボードと、マウス等のポインティングデバイスによって構成される。
ネットワークI/F部48は、LAN3を通じて外部の装置(3台の画像形成装置10)と通信を行う。
通信状況判定部49は、3台の画像形成装置10が、通常電力モードの状態であるか省電力モードの状態であるかを判定する。具体的には、まず、LAN3を通じて3台の画像形成装置10に応答要求を送信し、この応答要求に対する返答を待つ。省電力モードの画像形成装置10はLAN3を介して送信される応答要求を受信することができないので、当該応答要求に対する返答が一定時間内に返ってきた場合は通常電力モードの状態であると判定し、一定時間内に返ってこなければ省電力モードの状態(LAN3に接続されていない状態)であると判定する。
図4は、スマートフォン60の概略構成を示している。スマートフォン60は、当該スマートフォン60の動作を制御するCPU61と、このCPU61に接続されたROM62と、RAM63と、不揮発メモリ64と、ハードディスク装置65と、表示部66と、操作部67と、ネットワークI/F部68と、通信状況判定部69と、電話回線I/F部70と、電話部71を備えて構成されている。
CPU61はOSプログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどが実行される。ROM62には各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU61が処理を実行することでジョブの送信などスマートフォン60の各機能が実現される。RAM63はCPU61がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリなどとして使用される。
不揮発メモリ64は、電源がオフにされても記憶が保持できる書き換え可能なメモリ(フラッシュメモリ)である。不揮発メモリ64には、装置固有の情報や各種の設定情報などが記憶される。ハードディスク装置65は、大容量の不揮発の記憶装置であり、OSプログラムや各種アプリケーションプログラム、印刷ジョブや画像データ、ジョブに係る情報履歴、などが保存される。
表示部66は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作、設定に係る内容を表示する機能を果たす。操作部67は、ユーザからのジョブの投入や設定の変更など、各種の操作を受け付ける機能を果たす。操作部67は、表示部66の画面上に設けられて押下された座標位置を検出するタッチパネルのほか、画面外にテンキーや文字入力キー、スタートキーなどを備えて構成される。
ネットワークI/F部68は、LAN3を通じて外部の装置(3台の画像形成装置10)と通信を行う。
通信状況判定部69は、3台の画像形成装置10が、通常電力モードの状態であるか省電力モードの状態であるかを判定する。具体的には、まず、LAN3を通じて3台の画像形成装置10に応答要求を送信し、この応答要求に対する返答を待つ。省電力モードの画像形成装置10はLAN3を介して送信される応答要求を受信することができないので、当該応答要求に対する返答が一定時間内に返ってきた場合は通常電力モードの状態であると判定し、一定時間内に返ってこなければ省電力モードの状態(LAN3に接続されていない状態)であると判定する。
電話回線I/F部70は、電話回線5を通じて外部の装置(3台の画像形成装置10や、他の電話機)と通信を行う。電話部71は、電話回線5から受け付けた音声信号を音に変換して出力する受話部と、スマートフォン60の使用者が発声した音を音声信号に変換して接続先に送信する送話部で構成される。
次に、図5、図6にて、プリントシステム7において、省電力モード(ErP節電状態)である画像形成装置10を指定して印刷ジョブを送信する場合に行われる処理の流れを説明する。図5は処理の流れを、図6は具体例を示す。なお、図5、図6では、PC端末40から印刷ジョブを送信するものとして説明する。また図5では、画像形成装置10をMFPと省略して記す。
まず、PC端末40がユーザの指示を受け付けたら、通信状況判定部49が、LAN3経由で応答要求を送信し、通常電力モードの画像形成装置10と、省電力モード(ErP節電状態)の画像形成装置10を特定する(ステップS101)。図6の例では、画像形成装置10Aは省電力モード、画像形成装置10Bは省電力モード、画像形成装置10Cは通常電力モードである。なお、応答要求の送信は、印刷指示に係る操作を受け付けてから行ってもよいし、定期的に行っていてもよい。
次に、PC端末40はユーザから印刷指示に関する操作を受け付ける。具体的には、印刷を行なう文書データの指定や、印刷ジョブを実行させる画像形成装置10(ジョブ実行装置)の指定、印刷ジョブの印刷設定の指定、印刷ジョブの送信指示(実行指示)に関する操作を受け付ける(ステップS102)。図6の例では、ユーザは省電力モードの画像形成装置10Aをジョブ実行装置として指定し、印刷ジョブの送信指示を行ったものとする。PC端末40は、前述のユーザによる操作を受けつけたことに応じて、画像形成装置10Aをジョブ実行装置と設定する。
その後、PC端末40は、プリントシステム7内の通常電力モードにある画像形成装置10のうちのいずれか1台の画像形成装置10を起動装置として設定する。図6の例では、通常電力モードにあるのは画像形成装置10Cだけなので、PC端末40は、画像形成装置10Cを起動装置として設定する。PC端末40は、起動装置に、ジョブ実行装置に実行させる印刷ジョブデータと、ジョブ実行装置を識別する情報(例えば、画像形成装置10の装置名またはシリアル番号等)とをLAN3を介して送信する(ステップS103)。図6の例では、PC端末40が、画像形成装置10Aの識別情報と、画像形成装置10Aに実行させる印刷ジョブを、LAN3を介して画像形成装置10Cに送信する(S1)。
印刷ジョブと、ジョブ実行装置の識別情報を受信した起動装置は、受信した情報に基づいて、いずれの画像形成装置10がジョブ実行装置であるかを判別し、ジョブ実行装置に電話回線5を介して所定の信号を送信する。そして、所定の信号を受けたジョブ実行装置は省電力モードから通常電力モードに移行する(ステップS104)。図6の例では、起動装置である画像形成装置10Cがジョブ実行装置である画像形成装置10Aに対して、電話回線5を介して所定の信号を送信し(S2)、所定の信号を受信した画像形成装置10Aが、省電力モードから通常電力モードに移行する。
起動装置は、ジョブ実行装置が省電力モードから通常電力モードへ移行したこと(省電力モードが解除されたこと)を確認したら、ジョブ実行装置にLAN3を介して印刷ジョブを転送し(ステップS105)、処理を終了する。そして、ジョブ実行装置は、受信した印刷ジョブを実行する。図6の例では、起動装置である画像形成装置10Cが、ジョブ実行装置である画像形成装置10Aに対して、LAN3を介して印刷ジョブを転送している(S3)。そして、印刷ジョブを受信したジョブ実行装置である画像形成装置10Aは、印刷ジョブを実行する。
通常電力モードへの移行が完了したことの確認は、起動装置がジョブ実行装置にLAN3を介して応答要求を送信し、一定時間以内にその応答要求に対する返信を受信することで行う。一定時間以内に返信を受信しなかった場合は移行が完了していないと判断し、再び電話回線5を介して所定の信号を送信すればよい。一定時間とは、画像形成装置10が所定の信号を受信してから、通常電力モードへの移行が完了するまでにかかる時間に余裕を持たせた時間とする。
なお、図5、図6では、PC端末40は、起動装置を経由して、ジョブ実行装置に印刷ジョブを送信していたが、図5のステップS103(図6のS1)にて、PC端末40は、起動装置に対して、印刷ジョブは送信せずにジョブ実行装置を識別する情報を送信しておき、起動装置によりジョブ実行装置が省電力モードから通常電力モードに移行したことをPC端末40が確認したら、PC端末40からジョブ実行装置にLAN3を介して直接印刷ジョブを送信してもよい。
また、PC端末40の代わりに、スマートフォン60を使用してもよい。
図7は、省電力モードの画像形成装置10が所定の信号を受け付けて通常電力モードに移行する様子を示す。省電力モードの状態では、CPU11と、ネットワークI/F部19と、ファクシミリ通信部22はいずれも電源OFFになっている。
まず、電話回線5を介して呼び出し信号((リング信号)、所定の信号)が入力されたら(S11)、該リング信号は、ファクシミリ通信部22と電源制御部23に送られる(S12)。
リング信号が入力されたら電源制御部23は、CPU11と、ネットワークI/F部19と、ファクシミリ通信部22に電源ON信号を送信する(S13)。
この電源ON信号を受けたCPU11と、ネットワークI/F部19と、ファクシミリ通信部22は電源ON状態になる(通常電力モードに移行する)。
その後、LAN3を介してネットワークI/F部19が印刷ジョブを受信したら(S14)、この印刷ジョブはCPU11に送信されて(S15)実行される。
なお、ファクシミリ通信部22は、規定回数以上の呼び出し信号を検出した時、着呼状態に遷移する。着呼状態に遷移したファクシミリ通信部22はファクシミリジョブに係る信号等の受け付けを待つことになり、それらの信号が送信されなければエラーが発生する。所定の信号は、規定回数より少ない回数のみ送信される呼び出し信号(規定回数未満で終了する呼び出し信号)なので、ファクシミリ通信部22が着呼状態に遷移することはなく、よって、当該エラーが発生することはない。
このように、本発明の実施の形態に係るプリントシステム7では、PC端末40(もしくはスマートフォン60)が省電力モードの画像形成装置10をジョブ実行装置に指定して印刷ジョブを実行させる場合、起動装置(通常電力モードの画像形成装置10)にジョブ実行装置の省電力モードを解除させ、省電力モードの解除が完了した後、当該ジョブ実行装置にLAN3を介して印刷ジョブが送信される。これにより、ネットワークI/F部19が電源OFFの状態の画像形成装置10に対して、LAN3を使用して印刷ジョブを送信することができる。
なお、起動装置が印刷ジョブをジョブ実行装置に転送する場合、その起動装置は本発明のプリントシステムにおけるジョブ送信装置としての役割も果たす。PC端末40(もしくはスマートフォン60)からジョブ実行装置に直接印刷ジョブが送信される場合は、当該PC端末40(もしくはスマートフォン60)が、本発明のプリントシステムにおけるジョブ送信装置としての役割を果たす。
以上、ここまでを実施例1とする。以後実施例2について説明する。
<実施例2>
(スマートフォン60が印刷ジョブを送信する役割と、起動装置としての役割の双方を果たす場合)
スマートフォン60は電話回線5を介して通信が可能である。よって、スマートフォン60は、印刷ジョブを実行させる画像形成装置10(ジョブ実行装置)が省電力モードの状態である場合、他の画像形成装置10に所定の信号を送信させなくとも、自装置の電話回線I/F部70から電話回線5を介してジョブ実行装置に所定の信号を直接送信することができる。態様例2では、スマートフォン60が、ジョブ実行装置の省電力モードを解除させ、印刷ジョブを送信する場合について説明する。
図8、図9は、実施例2において、スマートフォン60が、ジョブ実行装置の省電力モードを解除し(省電力モードから通常電力モードに移行させ)、印刷ジョブを送信する場合に行われる処理の流れを説明する。図8は処理の流れを、図9は具体例を示す。なお、図8では、画像形成装置10をMFPと省略して記す。
まず、スマートフォン60がユーザの指示を受け付けたら、通信状況判定部69が、LAN3経由で応答要求を送信し、通常電力モードの画像形成装置10と、省電力モード(ErP節電状態)の画像形成装置10を特定する(ステップS201)。図9の例では、画像形成装置10Aは省電力モード、画像形成装置10Bは省電力モード、画像形成装置10Cは通常電力モードである。なお、応答要求の送信は、印刷指示に係る操作を受け付けてから行ってもよいし、定期的に行っていてもよい。
次に、スマートフォン60はユーザから印刷指示に関する操作を受け付ける。具体的には、印刷を行なう文書データの指定や、印刷ジョブを実行させる画像形成装置10(ジョブ実行装置)の指定、印刷ジョブの印刷設定の指定、印刷ジョブの送信指示(実行指示)に関する操作を受け付ける(ステップS202)。図9の例では、ユーザは省電力モードの画像形成装置10Aをジョブ実行装置として指定し、印刷ジョブの送信指示を行ったものとする。スマートフォン60は、前述のユーザによる操作を受けつけたことに応じて、画像形成装置10Aをジョブ実行装置と設定する。
スマートフォン60は、ジョブ実行装置として指定された画像形成装置10に電話回線5を介して所定の信号を送信する。そして、これを受けたジョブ実行装置は省電力モードから通常電力モードに移行する(ステップS203)。図9の例では、スマートフォン60が、画像形成装置10Aに対して、電話回線5を介して所定の信号を送信し(S21)、所定の信号を受信した画像形成装置10Aが、省電力モードから通常電力モードに移行する。
スマートフォン60は、ジョブ実行装置が省電力モードから通常電力モードへ移行したことを確認したら、その通常電力モードに移行した画像形成装置10にLAN3を介して印刷ジョブを送信し(ステップS204)、処理を終了する。そして、ジョブ実行装置は、受信した印刷ジョブを実行する。図9の例では、スマートフォン60が画像形成装置10Aに対して、LAN3を介して印刷ジョブを転送している(S23)。そして、印刷ジョブを受信したジョブ実行装置である画像形成装置10Aは、印刷ジョブを実行する。
通常電力モードへの移行が完了したことの確認は、スマートフォン60の通信状況判定部69が行う。所定の信号を送信してから一定時間が経っても、通常電力モードへの移行が確認されなければ、再び電話回線5を介して所定の信号を送信すればよい。一定時間とは、スマートフォン60が所定の信号を受信してから、通常電力モードへの移行が完了するまでにかかる時間に余裕を持たせた時間とする。
このように、実施例2では、スマートフォン60が省電力モードの画像形成装置10をジョブ実行装置に指定して印刷ジョブを実行させる場合、スマートフォン60がジョブ実行装置の省電力モードを解除させ、省電力モードの解除が完了した後、当該ジョブ実行装置にLAN3を介して印刷ジョブを送信する。これにより、ネットワークI/F部19が電源OFFの状態の画像形成装置10に対して、LAN3を使用して印刷ジョブを送信することができる。
なお、実施例2では、本発明のプリントシステムにおける起動装置としての役割と、ジョブ送信装置としての役割の双方をスマートフォン60が果たす。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
本発明の実施の形態では、プリントシステム7にPC端末40とスマートフォン60の両方が含まれていたが、いずれか一方が含まれていればよい。また、画像形成装置10の台数は3台に限らず任意の台数で構わないが、プリントシステム7にスマートフォン60が含まれている場合は少なくとも1台、プリントシステム7にスマートフォン60が含まれていない場合は少なくとも2台が含まれているものとする。
本発明の実施の形態では、ジョブ実行装置を省電力モードから通常電力モードに移行させる際に送信される所定の信号は、規定回数よりも少ない回数の呼び出し信号(リング信号)であったが(図2参照)、所定の信号はこれに限らない。規定回数以上の呼び出し信号を所定の信号として送信してもよいし(ただしこの場合、着呼状態に遷移する)、ファクシミリジョブを所定の信号として送信してもよい。
なお、所定の信号として送信されるファクシミリジョブは、省電力モードから通常電力モードへの移行(省電力モードの解除)を目的とするので、実際に当該ファクシミリジョブが実行される必要はない。所定の信号としてファクシミリジョブを送信した場合、ファクシミリ通信部22は省電力モードから通常電力モードへの移行が完了した後、そのファクシミリジョブを実行する為の処理を継続してしまうので、実際にファクシミリジョブを実行するために必要なデータが揃っていなければエラーが発生してしまう。そこで、所定の信号をダミーのファクシミリジョブ(ダミーである旨の識別情報が付与されたファクシミリジョブ)とし、ファクシミリ通信部22を、受信したファクシミリジョブがダミーのファクシミリジョブである場合は、省電力モードを解除するとともに、そのファクシミリジョブを実行せずに、削除するよう構成することで、前述のエラーは発生しなくなる。
本発明の実施の形態では、起動装置として画像形成装置10を使用していたが、画像形成装置10とは別に、画像形成装置10から、CPU11と、ROM12と、RAM13と、不揮発メモリ14と、ネットワークI/F部19と、ファクシミリ通信部22(電話回線I/Fの機能を果たす部分のみでもよい)を抜き出した単体の起動装置を使用してもよい。この場合、待機中である3台の画像形成装置10を全て省電力モードの状態にしてもよい。起動装置以外の装置を全て省電力モードにできるので、より待機中に消費する電力量を抑えることができる。また、本発明は、情報処理装置を実施の形態で示した起動装置のように動作させるプログラムであってもよい。
本発明の実施の形態では、実施例2において、LAN3と電話回線5に接続可能な機能が組み込まれたジョブ送信装置としてスマートフォン60を使用したが、PC端末40に電話回線5に接続可能な機構を組み込んで代わりに使用してもよい。すなわち、ジョブ実行装置が省電力モードの状態である場合、PC端末40が、電話回線5を介してジョブ実行装置に直接所定の信号を送信し、省電力モードが解除されたジョブ実行装置にLAN3を介して印刷ジョブを送信してもよい。PC端末40に電話回線5に接続可能な機構を組み込む場合、待機中である3台の画像形成装置10を全て省電力モードの状態にしてもよい。起動装置以外の装置を全て省電力モードにできるので、より待機中に消費する電力量を抑えることができる。
また、本発明の実施の形態では、LAN3と電話回線5の双方に接続可能な機能が組み込まれたジョブ送信装置としてスマートフォン60を使用したが、スマートフォン60以外の端末でもよい。LAN3と電話回線5の双方に接続可能であれば、タブレット等、持ち運びが可能な携帯端末でもよいし、持ち運びが不可能な端末でもよい。
省電力モードが必ずしもErP節電である必要はない。省電力モード時にネットワークI/F部19が電源OFF状態であればよい。ErP節電に限らず、ネットワークI/F部19が電源OFFの状態の画像形成装置10に対して、LAN3を使用して印刷ジョブを送信することができる。
3…LAN
5…電話回線
7…プリントシステム
10(10A、10B、10C)…画像形成装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…不揮発メモリ
15…ハードディスク装置
16…表示部
17…操作部
18…スキャナ部
19…ネットワークI/F部
20…画像処理部
21…プリンタ部
22…ファクシミリ通信部
23…電源制御部
40…PC端末
41…CPU
42…ROM
43…RAM
44…不揮発メモリ
45…ハードディスク装置
46…表示部
47…操作部
48…ネットワークI/F部
49…通信状況判定部
60…スマートフォン
61…CPU
62…ROM
63…RAM
64…不揮発メモリ
65…ハードディスク装置
66…表示部
67…操作部
68…ネットワークI/F部
69…通信状況判定部
70…電話回線I/F部
71…電話部
80…無線ルータ

Claims (12)

  1. 印刷部と、
    電話回線を介して通信を行う第1電話回線I/F部と、
    LANを介して通信を行う第1LANI/F部と、
    前記第1LANI/F部に電力を供給する通常電力モードと、前記通常電力モードよりも消費電力量が少なく、前記第1LANI/F部に電力を供給しない省電力モードとを切り替える電源制御部と、
    を備えるプリンタと、
    前記プリンタに前記LANを介して印刷ジョブを送信するジョブ送信装置と、
    前記電話回線を介して所定の信号を前記プリンタに送信する起動装置と、
    を備えるプリントシステムであって、
    前記ジョブ送信装置は、前記プリンタが前記省電力モードの状態にある場合に、前記プリンタの起床依頼を前記起動装置に送信し、
    前記起床依頼を受けた前記起動装置は前記プリンタに前記所定の信号を送信し
    前記電源制御部は、前記プリンタが前記所定の信号を受信したら、前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを行い、
    前記ジョブ送信装置は、前記プリンタが前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを完了した後、前記プリンタへ前記印刷ジョブを送信する
    ことを特徴とするプリントシステム。
  2. 印刷部と、
    電話回線を介して通信を行う第1電話回線I/F部と、
    LANを介して通信を行う第1LANI/F部と、
    前記第1LANI/F部に電力を供給する通常電力モードと、前記通常電力モードよりも消費電力量が少なく、前記第1LANI/F部に電力を供給しない省電力モードとを切り替える電源制御部と、
    を備えるプリンタと、
    前記プリンタに前記LANを介して印刷ジョブを送信するジョブ送信装置と、
    前記電話回線を介して所定の信号を前記プリンタに送信する起動装置と、
    を備えるプリントシステムであって、
    前記ジョブ送信装置は、前記プリンタが前記省電力モードの状態にある場合に、前記プリンタの起床依頼と前記印刷ジョブを前記起動装置に送信し、
    前記起床依頼を受けた前記起動装置は前記プリンタに前記所定の信号を送信し
    前記電源制御部は、前記プリンタが前記所定の信号を受信したら、前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを行い、
    前記起動装置は、前記プリンタが前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを完了した後、前記プリンタへ前記印刷ジョブを送信する
    ことを特徴とするプリントシステム。
  3. 前記プリンタを複数台備えると共に、前記起動装置と一体に構成された少なくとも1台のプリンタを前記通常電力モードに維持しておき、
    前記ジョブ送信装置は、印刷ジョブの送信先のプリンタが前記省電力モードの状態にあるとき、前記起動装置と一体に構成された前記通常電力モードの状態にあるプリンタを前記起動装置に設定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のプリントシステム。
  4. 前記プリンタは、前記第1電話回線I/F部を使用してファクシミリ通信を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のプリントシステム。
  5. 前記プリンタは、ファクシミリ受信機能を備え、
    前記所定の信号は、ダミーのファクシミリジョブであり、
    前記プリンタは、前記ダミーのファクシミリジョブの受信により、前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを行うとともに、受信した前記ダミーのファクシミリジョブをファクシミリジョブとして実行せずに消去する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のプリントシステム。
  6. 前記プリンタは、ファクシミリ受信機能を備え、
    前記所定の信号とは、所定の回数未満で終了するリング信号であり、
    前記第1電話回線I/F部は、所定の回数のリング信号を受け付けたら着呼状態に遷移してファクシミリジョブを受信する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のプリントシステム。
  7. 印刷部と、
    ファクシミリ機能部と、
    電話回線を介して通信を行う第1電話回線I/F部と、
    LANを介して通信を行う第1LANI/F部と、
    前記第1LANI/F部に電力を供給する通常電力モードと、前記通常電力モードよりも消費電力量が少なく、前記第1LANI/F部に電力を供給しない省電力モードとを切り替える電源制御部と、
    を備えるプリンタと、
    前記プリンタに前記LANを介して印刷ジョブを送信するジョブ送信装置と、
    前記ジョブ送信装置がジョブを送信する場合に、前記プリンタが前記省電力モードの状態であれば、前記電話回線を介して所定の信号を前記プリンタに送信する起動装置と、
    を備えるプリントシステムであって、
    前記所定の信号は、ダミーのファクシミリジョブであり、
    前記プリンタは、前記ダミーのファクシミリジョブの受信により、前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを行うとともに、受信した前記ダミーのファクシミリジョブをファクシミリジョブとして実行せずに消去し、
    前記ジョブ送信装置は、前記プリンタが前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを完了した後、前記プリンタへ前記印刷ジョブを送信する、
    ことを特徴とするプリントシステム。
  8. 印刷部と、
    ファクシミリ機能部と、
    電話回線を介して通信を行う第1電話回線I/F部と、
    LANを介して通信を行う第1LANI/F部と、
    前記第1LANI/F部に電力を供給する通常電力モードと、前記通常電力モードよりも消費電力量が少なく、前記第1LANI/F部に電力を供給しない省電力モードとを切り替える電源制御部と、
    を備えるプリンタと、
    前記プリンタに前記LANを介して印刷ジョブを送信するジョブ送信装置と、
    前記ジョブ送信装置がジョブを送信する場合に、前記プリンタが前記省電力モードの状態であれば、前記電話回線を介して所定の信号を前記プリンタに送信する起動装置と、
    を備えるプリントシステムであって、
    前記所定の信号は、所定の回数未満で終了するリング信号であり、
    前記プリンタは、所定の回数のリング信号を受信したら着呼状態に遷移してファクシミリジョブを受信し、前記所定の回数未満で終了するリング信号を受信したら着呼状態に遷移せずに前記省電力モードから前記通常電力モードへ切り替えを行うように動作し、
    前記ジョブ送信装置は、前記プリンタが前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを完了した後、前記プリンタへ前記印刷ジョブを送信する
    ことを特徴とするプリントシステム。
  9. 電話回線を介して通信を行う第2電話回線I/F部と、LANを介して通信を行う第2LANI/F部とを備える情報処理装置を、
    印刷部と、前記電話回線を介して通信を行う第1電話回線I/F部と、前記LANを介して通信を行う第1LANI/F部と、前記第1電話回線I/F部が所定の信号を受けた場合に、前記第1LANI/F部に電力を供給しない省電力モードから前記第1LANI/F部に電力を供給する通常電力モードへ切り替える電源制御部とを備えるプリンタに前記LANを介して印刷ジョブを送信するジョブ送信装置から前記プリンタの起床依頼と印刷ジョブを受信した場合に、前記電話回線を介して前記所定の信号を前記プリンタに送信し、前記プリンタが前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを完了したら、前記第2LANI/F部を使用して、前記プリンタに印刷ジョブを送信する
    ように動作させる
    ことを特徴とするプログラム。
  10. 前記プリンタは、ファクシミリ受信機能を備え、
    前記所定の信号は、前記プリンタを前記省電力モードから前記通常電力モードへ切り替えさせかつ該プリンタで実行されることなく消去されるダミーのファクシミリジョブである
    ことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記プリンタは、ファクシミリ受信機能を備え、所定の回数のリング信号を受信したら着呼状態に遷移してファクシミリジョブを受信し、前記所定の回数未満で終了するリング信号を受信したら着呼状態に遷移せずに前記省電力モードから前記通常電力モードへ切り替えを行うように動作し、
    前記所定の信号は、前記所定の回数未満で終わるリング信号である
    ことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  12. 電話回線を介して通信を行う第2電話回線I/F部と、
    LANを介して通信を行う第2LANI/F部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、印刷部と、前記電話回線を介して通信を行う第1電話回線I/F部と、前記LANを介して通信を行う第1LANI/F部と、前記第1LANI/F部に電力を供給する通常電力モードと、前記第1電話回線I/F部が所定の信号を受けた場合に、前記第1LANI/F部に電力を供給しない省電力モードから前記第1LANI/F部に電力を供給する通常電力モードへ切り替える電源制御部とを備えるプリンタの起動指示を、前記第2LANI/F部が所定の装置から受信したら、前記第2電話回線I/F部を使用して、前記所定の信号を前記プリンタに送信し、前記プリンタが前記省電力モードから前記通常電力モードへの切り替えを完了したら、当該切り替えが完了した旨を前記所定の装置に送信する
    ことを特徴とする起動装置。
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