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JP6077525B2 - 蒸気操作ボタン付きアイロン - Google Patents

蒸気操作ボタン付きアイロン Download PDF

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JP6077525B2 JP2014509782A JP2014509782A JP6077525B2 JP 6077525 B2 JP6077525 B2 JP 6077525B2 JP 2014509782 A JP2014509782 A JP 2014509782A JP 2014509782 A JP2014509782 A JP 2014509782A JP 6077525 B2 JP6077525 B2 JP 6077525B2
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Description

本発明は、蒸発室を具備する発熱体に熱的に接触するアイロン掛け面を備えるアイロンに関し、より詳細には、蒸気操作ボタンによって操作される閉止手段を備える給水回路を通して蒸発室と連通する水タンクを備えるアイロンに関する。
特許文献1では、アイロン掛け面と、蒸気発生用の蒸発室を含む発熱体と、蒸気レバーによって操作される閉止弁を具備する給水回路によって蒸発室と連通する水タンクとを備えるアイロンが開示されている。
こうしたアイロンは、ユーザによる操作に応じて蒸気を生成するアイロンを得ることができるとともに、水がこぼれる危険なしにアイロンを片づけることができるという利点を持つ。
しかし、このようなアイロンは、閉止弁を通して送り込まれた水を蒸発させるには掛け面温度が低すぎるときにユーザが蒸気レバーを押すと、掛け面の蒸気出口穴から水がこぼれることが起こりやすくなり得るという欠点を持つ。
さらに、このようなアイロンは、しわを伸ばすのが特に難しい箇所のアイロン掛けの際に蒸気または水を衣類に一挙に素早く浸み込ませることができないという欠点を持つ。
英国特許出願第2327950号明細書
そこで、本発明の目的の1つは、それらの欠点を改善したアイロンを提案するとともに、特に使用時の人間工学に非常に優れたアイロンを提案することにある。
そのため、本発明は、タンクと、蒸気発生用の蒸発室を含む発熱体に熱的に接触するアイロン掛け面とを備えるアイロンであって、タンクは、蒸気操作ボタンによって操作される閉止手段を具備する給水回路によって蒸発室と連通しており、閉止手段は、蒸気操作ボタンが操作されると、開位置へと動いて給水回路に水を通し、ユーザが蒸気操作ボタンを放すと、戻し手段によって自動的に閉位置に戻されて閉止手段が水の循環を遮断するアイロンにおいて、給水回路は、発熱体に取り付けられた熱変形性要素によって操作されるしずく防止弁を備えることを特徴とするアイロンを対象とする。
本発明の1つの特徴によれば、熱変形性要素は、蒸発室の温度が所定の閾値を超えたときにしずく防止弁が開放されるように設計され、しずく防止弁のその開放は蒸気操作ボタンの操作とは独立して行われる。
本発明のもう1つの特徴によれば、しずく防止弁は閉止手段の上流側に配置される。
本発明のもう1つの特徴によれば、給水回路は、しずく防止弁から閉止手段までの間に外気と通じた第1の部分を備え、アイロンは、給水回路のその第1の部分から水を汲み出すようにした少なくとも1つのポンプを備える。
本発明のさらにもう1つの特徴によれば、ポンプは、掛け面に設けられた限られた数の蒸気出口穴に向かう追加分の蒸気の生成を可能にする副蒸発室に接続される。
本発明のもう1つの特徴によれば、ポンプは、アイロンの前方にミストを噴出することができるノズルに接続される。
本発明のもう1つの特徴によれば、給水回路は、ノズルジョイントと、ノズルジョイントに対して可動なロッドとを含む滴下バルブであって、蒸発室に送り込まれる水の流量を調節することができる滴下バルブを備える。
本発明のもう1つの特徴によれば、閉止手段は滴下バルブから独立した弁からなり、その閉止弁は、しずく防止弁と滴下バルブの間の給水回路上に配置される。
本発明のもう1つの特徴によれば、発熱体は、掛け面の設定温度調節ボタンと連係したサーモスタットによって調節される電気抵抗体を備え、滴下バルブは様々な蒸気流量に対応する様々な位置の間で可動し、アイロンは、滴下バルブの位置をサーモスタットの調節ボタンの位置に対応させるように滴下バルブとサーモスタットの調節ボタンとをつなぐ連結手段を備える。
本発明のもう1つの特徴によれば、給水回路は、閉止手段と滴下バルブの間に第2の部分を備え、その第2の部分は気密性および水密性を有する。
こうした特徴は、閉止手段が閉位置になったときに滴下バルブを通した水の流れを直ちに停止すること、したがって、蒸気操作ボタンを放すのとほぼ同時である蒸気発生の停止を可能にする。
本発明のもう1つの特徴によれば、蒸気操作ボタンは把持ハンドルの下に位置するレバーからなる。
本発明のさらにもう1つの特徴によれば、アイロンは、アイロン掛けの休止時に給電スタンドに載置して、給電スタンドとの間でエネルギー交換を行えるようにしたコードレスアイロンである。
本発明は、前述のようなコードレスアイロンと、アイロン掛けの休止時にアイロンを置くことができる給電スタンドとを備えるアイロン装置にも関する。
本発明のもう1つの特徴によれば、コードレスアイロンの発熱体は鋳造アルミニウム製であり、550g超の重量を有する。
こうした特徴は、生地に対して約30g/分の平均蒸気流量でアイロンの無給電連続使用を十分に行えることを保証するものである。
本発明のさらにもう1つの特徴によれば、給電スタンドは、アイロン掛け休止時にコードレスアイロンの掛け面を載置するベースと、ベースの一端にあって電気コネクタを含むストッパとを備えており、ベースは、ストッパが占める部分以外のベースの全周にわたるアクセス勾配によって縁取られている。
本発明の目的、態様および利点は、限定的でない例として添付の図面を参照しながら示す本発明の具体的な実施形態に関する以下の説明によってよりよく理解されよう。
本発明の具体的な一実施形態によるアイロン装置の側面図である。 アイロンを給電スタンドから離した状態の図1のアイロン装置の斜視図である。 サーモスタット、滴下バルブ、およびレバーと連係した閉止弁がケーシングを透過して見えるようにした図1のアイロンの斜視図である。 サーモスタットの調節ボタンが低温度位置にあるときの滴下バルブとサーモスタットの調節ボタンとをつなぐ連結装置の斜視図である。 サーモスタットの調節ボタンが高温度位置にあるときの滴下バルブとサーモスタットの調節ボタンとをつなぐ連結装置の斜視図である。 図1のアイロンの部分切欠き斜視図である。 レバーを放した状態の図1の位置でのアイロンの長手方向断面図である。 レバーを引いた状態の図1の位置でのアイロンの長手方向断面図である。 しずく防止弁が閉位置にあるときの図5のVIII−VIII線によるアイロンの横断方向断面図である。 しずく防止弁が開位置にあるときの図5のVIII−VIII線によるアイロンの横断方向断面図である。
図面には本発明の理解に必要な要素のみを示してある。図面を理解しやすくするため、同じ要素には各図面で同じ符号が与えられている。
図1および2は、把持ハンドル11を具備するケーシング10がその上に被さっているアイロン掛け面2を備えるコードレスアイロン1を含むアイロン装置を示したものであり、アイロン1は、アイロン台のような作業台の上に載置するための下面を備える給電スタンド100であって、家庭用電源への電気接続を可能にする電源コード101(図2にのみ図示)を含む給電スタンド100と連係する。
給電スタンド100は、アイロン掛け休止時にアイロンの掛け面2を載置する細長い形状のベース102と、アイロン1をベース102に載置したときにアイロン1の丸みを帯びた後端に設けられた相補形の電気プラグ(図では見えない)と結合する電気コネクタ104を含むストッパ103とを備える。
有利には、給電スタンド100は、支持台への固定を可能にする固定用クランプ105を備え、ベース102は、ストッパ103が占める部分以外のベースの全周にわたるアクセス勾配によって縁取られており、ベース102は、ベース前方に配置された瘤状部106と、ストッパ103近傍に配置された2つのローラ107とが設けられた凸状上面を備え、瘤状部106と2つのローラ107は、給電のためにアイロン1をベース102上に持ってきたときに掛け面2が載置される3つの支点をなす。
図3および5に示すとおり、アイロンの掛け面2は、金属製カバー30を被せた鋳造アルミニウム合金を含む発熱体3に密着されており、発熱体3は、少なくとも1400W、好ましくは約2000Wの出力で、管状発熱要素からなる電気抵抗体31を含む。
アイロンの発熱体3は、大きなエネルギー貯蔵能力を提供できるように、約1500gのアイロンの総重量に対して、550g超、好ましくは約600gのアルミニウムの塊を含むことが有利である。
図3から見て取ることができるように、アイロンのケーシング10上でアクセスできる回転式調節ボタン40と連係したサーモスタット4が発熱体3の上に配設されており、この調節ボタン40は把持ハンドル11の下に配置されて、ユーザが掛け面2の設定温度を選ぶことができるようになっている。
サーモスタットの調節ボタン40は、有利には、発熱体3内に組み込まれた蒸気発生のための蒸発室32内にカバーのノズルを貫いて開口する滴下バルブ5と連結アーム41によって連結され(図5および6でよくわかるとおり)、滴下バルブ5は、従来と同様、ケーシング10と一体化された案内スリーブ12内を軸方向に移動することができるロッド50であって、カバー30のノズルに取り付けられたノズルジョイント52内のロッド50の押込み度合に応じて一定流量の水が校正された滴下バルブ5を通過できるようにする溝51付きの下端を具備するロッド50を備える。
図4Aおよび4Bに示すとおり、連結アーム41は、ケーシング10と一体をなす基枠42に対して回動自在に取り付けられたL字形本体を有しており、連結アーム41は、滴下バルブのロッド50の両側に延びる2本の枝部によってロッド50に連結される第1の端部を有し、それぞれの枝部に設けられた横長の穴41Aに、ロッド50に取り付けられた連結軸53の端部が係合することにより、基枠42に対する連結アーム41の回動がノズルジョイント52に対して軸方向のロッド50の移動をもたらす。
連結アーム41は、歯車列によって調節ボタン40と連動して回転する部片45に設けられたらせん軌道44に乗る操作つめ43を具備する第2の端部をさらに備えており、らせん軌道44の形状は、調節ボタンの回転、したがって部片45の回転が、連結アーム41の回動および滴下バルブ5のロッド50の軸方向移動をもたらすように適合されている。
図4Aは、一例として、掛け面2の設定温度が約105°Cであるときのサーモスタットの調節ボタン40を示したもので、そのとき、滴下バルブのロッドは、図6にも示すとおり低位置にあって、滴下バルブ5を通過する約5g/分の水流量を得ることを可能にする。一方、図4Bは、掛け面2の設定温度が約250°Cであるときのサーモスタットの調節ボタン40を示したもので、そのとき、滴下バルブのロッド50は、図7にも示すとおり高位置にあって、アイロンを持ち上げた状態で約35g/分の最大水流量を得ることを可能にする。
当然のことながら、サーモスタットの調節ボタン40は前述の両極端の位置の中間位置を占めることもでき、その場合、滴下バルブのロッド50の位置は、掛け面2の設定温度が約140°Cのときは約15g/分の水流量を、掛け面2の設定温度が約200°Cのときは約25g/分の水流量を提供するように自動的に適合される。
図5から7に示すとおり、蒸発室32で発生した蒸気は、掛け面2に設けられた蒸気出口穴20に開口する蒸気配給回路によって周知の方法で放出され、アイロンのケーシング10は、給水回路を通して蒸発室32と連通する水タンク13であって、アイロンの前面に配置された回転式ハッチ14で閉ざされる注入口を具備する水タンク13を備える。
蒸発室32の供給回路は、その両端のうちの一方の端部に滴下バルブ5を備え、滴下バルブ5の上流側に、戻しばね61によって自動的に休止位置に戻されるレバー60によって操作される閉止弁6を備えており、レバー60は、有利には、人差指で容易に操作できるようにアイロンのハンドル11の下に位置する。
閉止弁6は、戻しばね64によって図6に示す閉位置に戻されるシール63を備えた下端を持つ操作ロッド62を備えており、その閉位置では、シール63のリップが給水回路の流路口15Aを縁取る座部15に押し付けられて、蒸発室32の給水回路を通る水の循環が妨げられる。
閉止弁6の操作ロッド62は、軸65を介してレバー60の端部に接続された上端を有しており、レバー60は、把持ハンドル11に設けられた軸16の周りに回動自在に取り付けられた本体を有しており、レバー60の操作によって操作ロッド62がその戻しばね64に抗して下方に移動して閉止弁6が図7に示す開位置に移動すると、その開位置で、シール63は流路口を縁取る座部15から引き離され、それによって流路口15Aを通るタンク13からの水の流れが可能となる一方、レバー60を放すと、レバー60は自動的に休止位置に戻り、閉止弁6が閉じるようになっている。
給水回路は、タンク13底部の給水回路が始まる部位に配置されたしずく防止弁7(図8に図示)をさらに備えており、しずく防止弁7は戻しばね70によって図8に示す閉位置に戻されるようになっており、その閉位置では、しずく防止弁7の上端が流路口13Aを閉ざし、タンク13から、給水回路のうち、タンク13から閉止弁6までの間の給水回路の第1の部分13Bに向かう水の流れを妨げる。
図9に示すように、しずく防止弁7は、しずく防止弁7の下に配設された小円柱71によって開位置に移動することができ、発熱体3とタンク13とを隔てる熱遮蔽壁17を貫いて摺動自在に取り付けられた小円柱71は、発熱体3に取り付けられたバイメタル72からなる熱変形性要素によってそれ自体が移動するようになっており、バイメタル72は、蒸発室32内が蒸気発生に十分な温度、すなわち100°C超になったときに変形して、しずく防止弁7の開放を果たすことができるように設計されている。
好ましくは、給水回路の第1の部分13Bは、追加分の蒸気の発生を可能にする第1の手動ポンプ8が汲出しを行うための分岐13Cを有しており、その圧送を容易にするために給水回路の第1の部分13Bは通気孔によって外気とつながるようにするが、その通気孔は有利には、ケーシング10内の操作ロッド62の移動動作を案内する各種機構レベルに存在する様々な遊びによって構成される。
第1のポンプ8は、把持ハンドル11の前方上部に配設された第1のボタン80であって、電気抵抗体31の直近で発熱体3内に組み込まれた副蒸発室33に開口する(図5および6に部分的に見える)管路81に水を送り込むことができる第1のボタン80によって操作することができ、第2の蒸発室33は、掛け面の前部に配設された限られた数の蒸気出口穴20と周知の方法で連通する。
アイロンは、タンク13に直接開口する導入管91(図9に図示)を具備する第2の手動ポンプ9をさらに備えており、その第2のポンプ9は、第1のボタン80の隣に配設された第2のボタン90によって操作することができ、アイロン1の前面に配設された噴霧ノズル92(図5および6に図示)と管路(図示せず)で接続されている。
こうして実現されるアイロン装置の動作について以下に説明する。
アイロン掛けを行おうとするときは、ユーザは、タンク13に水を満たし、給電スタンド100の電源コード101を家庭用コンセントにつなぎ、アイロン1は給電スタンド100に接続した状態に置く。すると、発熱体3の抵抗体31が給電スタンド100の電気コネクタによって給電され、大出力の電気抵抗体31によって発熱体3は急速に温度が上昇する。掛け面2の温度が調節ボタン40で選ばれた設定温度に達すると、サーモスタット4が開き、アイロン1のパイロットランプが点灯することによって、掛け面2が設定温度に達し、アイロン1を使うための準備が整ったことをユーザに知らせる。
蒸気を使ってアイロン掛けをしたいときは、ユーザはレバー60を押すだけでよく、それにより閉止弁6を図7に示す開位置に移動させ、給水回路の第1の部分13Bにあるタンク13からの水が、閉止弁6と滴下バルブ5の間の給水回路の第2の部分13Dに流れるようにすると、第2の部分13Dの水は、滴下バルブ5の位置によって定義される流量、すなわち、掛け面2の設定温度にふさわしいものとなるようにサーモスタット4の調節ボタン40の位置によって自動的に決定される流量で蒸発室32に流れ込む。
衣類の位置を変えるためや、アイロン1をその給電スタンド100に置くときなどに、ユーザがレバー60を放すと、レバー60と閉止弁6は、レバー60および操作ロッド62のそれぞれの戻しばね61、64の複合的な作用によって自動的に閉位置に戻り、水は流路口15Aを通して流れることができなくなり、給水回路の第2の部分13Dに対するタンク13からの給水が行われなくなる。そのため、給水回路による蒸発室32への給水がなくなって、蒸発室32による蒸気発生が中断される。
レバー60を放すのとほぼ同時に蒸気の中断が得られるようにするため、好ましくは滴下バルブ5のロッド50と案内スリーブ12との間にシール54を配設して、蒸発室32の給水回路の第2の部分13Dに気密性を持たせることで、閉止弁6が閉じたときに給水回路の第2の部分13Dに蓄えられた水の流れが直ちに中断されるようにする。
難作業を行う場合などに、ユーザが瞬間的に追加分の蒸気を望むときは、ボタン80を押して第1のポンプ8を操作しさえすれば、あらかじめ決められた量の水−数ミリリットル程度−が副蒸発室33に送り込まれて追加的な蒸気放出を得ることができ、蒸気は掛け面2の前方に位置する限られた数の蒸気出口穴20を通して放射される。ユーザは、衣類を湿らせるための水ミストも利用することができ、ボタン90を押して第2のポンプ9を手動操作することによって、ノズル92を通していつでもミストを得ることができる。
ユーザが、給電スタンド100にアイロン1を置くことのないまま、多めの蒸気流量で1分超の比較的長いアイロン掛けを行うと、発熱体3の温度は次第に下がり、遂には蒸発室32の温度が蒸気発生を果たせないものとなる。
その場合、蒸発を果たせなくなるその限界温度に達する一歩手前で、図8に示すように、バイメタル72が変形してしずく防止弁7を閉鎖し、それによって給水回路の第1の部分13Bと第2の部分13Dにある少量の水だけが蒸発室32に流れ込むことができるようにして、掛け面の出口穴20から水滴が流れ出るのを防ぐ。さらに、しずく防止弁7の閉鎖により、仮にユーザがボタン80を何度も操作したとしても、せいぜいわずかな量の給水回路の第1の部分13B内の水を圧送できるだけのことになるため、過剰蒸気発生のために副蒸発室33にまとまった量の水が送り込まれることも防ぐ。
当然のことながら、アイロンは、前述の機械的解決法を補うものとして、発熱体3の温度がアイロン掛け作業を効率よく行うには不十分となったときに、アイロン1をその給電スタンド100に置く必要があることをユーザに警告するために作動する点滅ランプなど、視覚的または聴覚的なインジケータを備えることもできよう。
こうして実現されるアイロン装置は、無給電連続使用性能を高めることができるレバーの存在と、アイロン掛け休止時に給電スタンドのベース上にアイロンを置いたときに大量のエネルギーを貯蔵することを可能にするアイロン内のアルミニウムの大きな塊の存在により、スタンドでの給電と給電の間の連続使用性能の高さを維持しながら、30g/分を超える大きな蒸気流量をもたらすことができるコードレス蒸気アイロンを得るという利点を持つ。さらに、アイロンの後端が丸みを帯びているために、そこを下にしてアイロンを垂直に立てることができないことは、アイロン掛け休止時にアイロンを給電スタンドに置くことをユーザに促すという利点を持つ。
最後に、こうして実現されるアイロン装置は、アイロンの重さにもかかわらず、ベースに対するアイロンの着脱をアイロンを持ち上げることなく、単にハンドルに引張り応力を加えることにより、アイロン台からアイロンをベースのいずれか1つのアクセス傾斜の方向に滑らせるだけで行うことができて、アイロン掛け時の疲労を制限する使用時の人間工学の高さを発揮するという利点を有しており、様々な方向のアクセス傾斜の存在は、給電スタンドへのアイロンのアプローチにおける動作に大きな自由度をもたらすとともに、アイロン掛け台上での給電スタンドの向きに関しても大きな選択の幅を与える。
ここに説明し、図示した実施形態はあくまでも例として挙げたものに過ぎず、本発明がそれだけに限られるものでないことは言うまでもない。本発明によって保護される領域から外れることなしにそれに変更を加えることは、とりわけ、様々な要素の構成という観点からであれ、技術的な等価物による代替を通してであれ、可能である。
そのため、本発明の一変形形態では、アイロンは、給電スタンドなしで使用することができるように、コンセントにつなぐための電気コードを備えることができよう。

Claims (12)

  1. 水タンク(13)と、蒸発室(32)を含む発熱体(3)に熱的に接触するアイロン掛け面(2)とを備えるアイロン(1)であって、前記タンク(13)は、蒸気操作ボタン(60)によって操作される閉止手段(6)を具備する給水回路によって蒸発室(32)と連通しており、前記閉止手段(6)は、前記蒸気操作ボタン(60)が操作されると、開位置へと動いて前記給水回路に水を通し、ユーザが前記蒸気操作ボタン(60)を放すと、戻し手段(64)によって自動的に閉位置に戻されて前記閉止手段(6)が水の循環を遮断するアイロン(1)において、前記給水回路は、前記発熱体(3)に取り付けられた熱変形性要素(72)であって、前記蒸発室(32)の温度が所定の閾値を超えたときにしずく防止弁(7)が開放されるように設計された熱変形性要素(72)によって操作される前記しずく防止弁(7)を備えており、前記しずく防止弁(7)の開放は前記蒸気操作ボタン(60)の操作とは独立して行われ
    前記しずく防止弁(7)は前記閉止手段(6)の上流側に配置され、
    前記給水回路は、前記しずく防止弁(7)から前記閉止手段(6)までの間に外気と通じた第1の部分(13B)を備えること、および、前記アイロン(1)は、前記給水回路の前記第1の部分(13B)から水を汲み出すようにした少なくとも1つのポンプ(8、9)を備えることを特徴とするアイロン(1)。
  2. 前記ポンプ(8)は、前記掛け面(2)に設けられた限られた数の蒸気出口穴(20)に向かう追加分の蒸気の生成を可能にする副蒸発室(33)に接続されることを特徴とする請求項に記載のアイロン(1)。
  3. 前記ポンプ(9)は、前記アイロン(1)の前方にミストを噴出することができるノズル(92)に接続されることを特徴とする請求項に記載のアイロン(1)。
  4. 前記給水回路は、ノズルジョイント(52)と、前記ノズルジョイント(52)に対して可動なロッド(50)とを含む滴下バルブ(5)であって、前記蒸発室(32)に送り込まれる水の流量を調節することができる滴下バルブ(5)を備えることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のアイロン(1)。
  5. 前記閉止手段(6)は前記滴下バルブ(5)から独立した弁からなり、前記閉止手段(6)は、前記しずく防止弁(7)と前記滴下バルブ(5)の間の前記給水回路上に配置されることを特徴とする請求項に記載のアイロン(1)。
  6. 前記発熱体(3)は、前記掛け面(2)の設定温度調節ボタン(40)と連係したサーモスタット(4)によって調節される電気抵抗体(31)を備えること、および、前記滴下バルブ(5)は様々な蒸気流量に対応する様々な位置の間で可動し、前記アイロン(1)は、前記滴下バルブ(5)の位置を前記サーモスタット(4)の前記調節ボタン(40)の位置に対応させるように前記滴下バルブ(5)と前記サーモスタットの前記調節ボタン(40)とをつなぐ連結手段(41)を備えることを特徴とする請求項またはに記載のアイロン(1)。
  7. 給水回路は、前記閉止手段(6)と前記滴下バルブ(5)の間に第2の部分(13D)
    を備え、前記第2の部分(13D)は気密性および水密性を有することを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載のアイロン(1)。
  8. 前記蒸気操作ボタン(60)は把持ハンドル(11)の下に位置するレバーからなることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のアイロン(1)。
  9. アイロン掛けの休止時に給電スタンド(100)に載置して、前記給電スタンドとの間でエネルギー交換を行えるようにしたコードレスアイロンであることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のアイロン(1)。
  10. アイロン掛けの休止時にアイロン(1)を置くことができる給電スタンド(100)を備えることを特徴とする請求項に記載のコードレスアイロン(1)を備えるアイロン装置。
  11. 前記発熱体(3)は鋳造アルミニウム製であり、550g超の重量を有することを特徴とする請求項10に記載のアイロン装置。
  12. 前記給電スタンド(100)は、アイロン掛け休止時に前記コードレスアイロン(1)の前記掛け面(2)を載置するベース(102)と、前記ベース(102)の一端にあって電気コネクタ(104)を含むストッパ(103)とを備えており、前記ベース(102)は、前記ストッパ(103)が占める部分以外の前記ベース(102)の全周にわたるアクセス勾配によって縁取られていることを特徴とする請求項10または11に記載のアイロン装置。
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