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JP6051756B2 - 画像形成システム、サーバー及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成システムに関し、特に、一時的な使用権限を付与されたユーザーによる再印刷の手間を制限付きで軽減する技術に関する。
従来、画像形成装置の使用に対して課金するために、使用権限を有するユーザーのみに画像形成装置の使用を制限することが行われている。例えば、ネットワークを介して画像形成装置にパーソナルコンピューター(PC)を接続し、プリント要求を行うような場合には、例えば、プリント要求時にPC側のプリンタードライバーの操作画面においてID(identifier)とパスワードを受け付け、プリントデータに当該IDとパスワードを添付して画像形成装置に送信することによって使用許諾を得る方式がある。
このような方式によれば、使用権限を有さない者による不正使用を防止し、画像形成装置の使用実績に応じて合理的な課金を行うことができる。
特開2010−212859号公報 特開2001−024885号公報 特開2005−149323号公報 特開2003−046768号公報 特開2010−198545号公報 特開2008−271508号公報
しかしながら、使用権限者以外の者にも画像形成装置の使用を認めた方が便利な場合もある。例えば、同じ社内の別の部署を訪れて会議等を行うような場合に、要否の定かでない会議資料まで予め用意していると会議資料が無駄になるおそれがある。このような場合には、会議の進行に応じて適宜、会議資料をプリントできれば便利であるし、資源の無駄を防止することもできる。
このような便宜を図るためには、例えば、使用権限者から一時的に使用権限を認めて貰う方式が考えられる。使用権限の認め方としては、例えば、期間を限って、その期間中は自由に印刷ジョブを実行させることが考えられる。この方式では、許可期間中、何度でも無制限に印刷ジョブを実行できるので、許可を受けたユーザーにとっては甚だ便利である一方、使用権限者にとっては記録シートやトナーといった消耗品が無制限に消費される等の不測の不利益が生じるおそれがある。このため、使用権限者が許可を渋ることも予想され、そうなっては許可を受けるユーザーの利便性が損なわれる。
これに対して、一度に1つの印刷ジョブの実行のみを許可することも考えられる。この方式では、使用権限者は印刷ジョブの実行に先立って毎回、印刷枚数等を確認した上で許可をすることができるので、上述のような不測の不利益を被るおそれは少ない。一方、許可を受けるユーザーにとっては些か面倒である。例えば、印刷実行後に誤記誤植などの軽微な誤りが見つかって修正変更し、印刷し直したい場合等にも許可を求めるのは、当該ユーザーにとって手間であるし、使用権限者にとっても煩わしい。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、一旦、印刷した文書に軽微な修正変更を行った場合に、使用権限者に不測の不利益を与えることなく、再印刷を許可する手間を省く画像形成システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成システムは、画像形成装置の使用権限を有さない臨時認証情報、印刷ジョブ及び代行印刷指定を含む印刷指示である代行印刷指示を前記画像形成装置の使用権限を有する認証情報と共に受け付ける代行印刷受付手段と、前記画像形成装置の使用権限を有する認証情報による認証が成功したら、前記臨時認証情報を認証することなく記憶手段に記憶するとともに、前記代行印刷に係る印刷ジョブを実行する代行印刷手段と、臨時認証情報、印刷ジョブ及び再印刷指定を含む印刷指示である再印刷指示を受け付ける再印刷受付手段と、印刷ジョブ間で印刷内容の類似度を判定する類似度判定手段と、前記再印刷指示に含まれる臨時認証情報と、前記記憶手段に記憶された臨時認証情報とが合致し、かつ、印刷すべき画像データの内容の類似度が所定の閾値よりも高いと判定された場合にのみ前記再印刷指示に係る印刷ジョブを実行する再印刷手段と、を備えることを特徴とする。
このようにすれば、印刷内容の類似度が高い場合にのみ再印刷を実行するので、無制限な再印刷による使用権限者の不利益を防止しながら、再印刷を実行することができる。
この場合において、前記類似度判定手段は、前記類似度として、全画素数に対する濃度が一致する画素数の割合の高低を判定しても良いし、二値化後に濃度が一致する画素数の全画素数に対する割合の高低を判定しても良い。また、前記類似度として、濃度ごとの画素数を表す濃度ヒストグラムにおいて度数が一致する濃度数の全濃度数に対する割合の高低を判定しても良い。
また、本発明に係る画像形成システムは、代行印刷指示に係る印刷ジョブを実行した実行回数を、前記画像形成装置の使用権限を有する認証情報と前記臨時認証情報の組み合わせ毎に記録する回数記録手段を備え、前記類似度判定手段は、実行回数が多いほど、前記閾値を低くすることを特徴とする。このようにすれば、使用権限者と一時利用者の間に信頼関係があると推定される場合には、前記閾値を低くすることによって、使用権限者の不利益を防止しながら、一時利用者の利便性を高めることができる。
また、代行印刷指示を受け付けてからの経過時間を計測する計時手段と、前記経過時間が所定時間を超えると、前記再印刷受付手段に再印刷指示の受け付けを禁止する禁止手段と、を備えれば、更に、使用権限者の保護を高めることができる。
また、本発明に係るサーバーは、画像形成装置の使用権限を有さない臨時認証情報、印刷ジョブ及び代行印刷指定を含む印刷指示である代行印刷指示を前記画像形成装置の使用権限を有する認証情報と共に受け付ける代行印刷受付手段と、前記画像形成装置の使用権限を有する認証情報による認証が成功したら、前記臨時認証情報を認証することなく記憶手段に記憶するとともに、前記代行印刷に係る印刷ジョブが実行されるよう制御する代行印刷制御手段と、臨時認証情報、印刷ジョブ及び再印刷指定を含む印刷指示である再印刷指示を受け付ける再印刷受付手段と、印刷ジョブ間で印刷内容の類似度を判定する類似度判定手段と、前記再印刷指示に含まれる臨時認証情報と、前記記憶手段に記憶された臨時認証情報とが合致し、かつ、印刷すべき画像データの内容の類似度が所定の閾値よりも高いと判定された場合にのみ前記再印刷指示に係る印刷ジョブが実行されるよう制御する再印刷制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、記憶手段を有するサーバーに以下のステップを実行させるプログラムであって、画像形成装置の使用権限を有さない臨時認証情報、印刷ジョブ及び代行印刷指定を含む印刷指示である代行印刷指示を前記画像形成装置の使用権限を有する認証情報と共に受け付ける代行印刷受付ステップと、前記画像形成装置の使用権限を有する認証情報による認証が成功したら、前記臨時認証情報を認証することなく前記記憶手段に記憶するとともに、前記代行印刷に係る印刷ジョブが実行されるよう制御する代行印刷制御ステップと、臨時認証情報、印刷ジョブ及び再印刷指定を含む印刷指示である再印刷指示を受け付ける再印刷受付ステップと、印刷ジョブ間で印刷内容の類似度を判定する類似度判定ステップと、前記再印刷指示に含まれる臨時認証情報と、前記記憶手段に記憶された臨時認証情報とが合致し、かつ、印刷すべき画像データの内容の類似度が所定の閾値よりも高いと判定された場合にのみ前記再印刷指示に係る印刷ジョブが実行されるよう制御する再印刷制御ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る画像形成システムの構成を示す図である。 サーバー100の主要な構成を示す図である。 複合機102の主要な構成を示す図である。 制御部300の主要なハードウェア構成を示す図である。 画像形成システム1の動作を示すシーケンス図である。 プリンタードライバー画面を例示する図である。 PC101に搭載されたプリンタードライバープログラムの動作を示すフローチャートである。 サーバー100の動作を示すフローチャートである。 サーバー100が実行するジョブ保存処理を示すフローチャートである。 サーバー100が実行する類似度算出処理を示すフローチャートである。 代行印刷と再印刷とに係る画像データを例示する図である。 サーバー100が実行するプルプリント処理を示すフローチャートである。 MFP102の動作を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係るサーバー100の動作を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係るMFP102の動作を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係るサーバーレスシステムにおける動作シーケンスを示す図である。 本発明の変形例に係る複合機102の動作を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る複合機102が実行する印刷処理を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係るプリンタードライバーの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る画像形成システムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1]画像形成システムの構成
まず、本発明の実施の形態に係る画像形成システムの構成について説明する。
図1に示されるように、画像形成システム1は、プルプリントサーバー(以下、単に「サーバー」という。)100、クライアントPC(Personal Computer。以下、単に「PC」という。)101及び複合機(MFP: Multi-Function Peripheral)102をLAN(Local Area Network)103にて接続した構成をとっている。
画像形成システム1は、所謂プルプリントシステムになっており、サーバー100は、PC101から受け付けた印刷ジョブを一旦、保存した後、複合機102からの要求に応じて印刷ジョブを返信する。複合機102は、サーバー100から取得した印刷ジョブに従って印刷処理を実行する。
[2]サーバー100の構成
次に、サーバー100の構成について説明する。
サーバー100は本体、キーボード、マウス及びディスプレイ装置からなっている。図2に示されるように、サーバー100本体は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、画像処理プロセッサー204、ビデオコントローラー205、HDD(Hard Disk Drive)コントローラー206、I/O(Input and Output)コントローラー207及びNIC(Network Interface Card)208を備えており、これらは内部バス209にて相互接続されている。また、サーバー100は、HDD210を内蔵している。
CPU201は、電源投入後、ROM202からブートプログラムを読み出して起動した後、HDD210からオペレーティングシステム等、必要なプログラムを読み出し、RAM203を作業用記憶領域として、これらのプログラムを実行する。画像処理プロセッサー204は、印刷ジョブに係る画像データに各種の画像処理を施す際に用いられる。特に、本実施の形態においては、画像データどうしを比較する際に使用する。
ビデオコントローラー205は、CPU201の制御の下、サーバー100本体に接続されたディスプレイ装置(例えば、液晶ディスプレイ装置。)へ映像信号を出力してテキストや画像を表示させる。HDDコントローラー206は、HDD210にデータを書き込んだり、HDD210からデータを読み出したりするのに用いられる。I/Oコントローラー207は、例えば、USB(Universal Serial Bus)コントローラーであって、サーバー100本体に接続されたキーボード212やマウス213からの入力を受け付ける。
NIC208は、CPU201の制御の下、LAN103を介して通信するためのプロトコル処理を実行する。
サーバー100には、PC101から代行印刷ジョブや再印刷ジョブといった印刷ジョブを受け付けると、保存の可否を判断し後、当該印刷ジョブを保存する。また、複合機102から印刷ジョブの送信要求を受け付けると、当該複合機102に印刷ジョブを送信する。
[3]PC101の構成
PC101もサーバー100と概ね同様の構成を備えているので、上記サーバー100の説明を以てPC101の説明に代える。ただし、PC101には、画像処理プロセッサー204は必須ではない。また、PC101は所謂ノートパソコンであっても良く、その場合にはディスプレイ211やキーボード212は本体と一体になっている。また、マウス213に代えて、タッチパッドやポインティングスティック等のポインティングデバイスを用いても良い。
PC101には、ワードプロセッサプログラムや表計算プログラム等、ユーザーが印刷文書を作成するための文書作成プログラムがインストールされている。また、文書作成プログラムからサーバー100へ印刷を要求するためのプリンタードライバープログラム(以下、単に「プリンタードライバー」という。)もインストールされている。PC101のユーザーが文書作成プログラムから印刷を指示するとプリンタードライバーが呼び出され、後述のように、印刷ジョブ投入に必要な処理が行われる。
PC101は、例えば、画像形成システム1が設置されている部署を訪れた他部署のユーザーが持参したPCである。
[4]複合機102の構成
次に、複合機102の構成について説明する。
複合機102はプリンター機能、スキャナー機能及びファクシミリ機能を兼ね備えた画像形成装置であって、図3に示されるように、複合機102はスキャナー部310、プリンター部311及び給紙部312を備えている。スキャナー部310は、自動用紙搬送装置(ADF: Automatic Document Feeder)を備えており、複数枚の原稿を1枚ずつ搬送しながら原稿を読み取って、画像データを生成する。
プリンター部311は制御部300、操作パネル301及びプリンターエンジン302を備えている。制御部300は、スキャナー部310から画像データを受け付けたり、LAN101やファクシミリ回線を経由してPC(Personal Computer)やファクシミリ装置等、他の装置と画像データを送受信したりする。このようにして取得された画像データに基づいて、プリンターエンジン302は、制御部300の制御下、給紙部312から供給された記録シート上にトナー画像を形成する。
制御部300は、操作パネル301を介して、ユーザーから指示を受け付けたり、ユーザーに対して情報を表示したりする。特に、制御部300は、ブラウザープログラムを実行して、ユーザーが指定したURLから取得したウェブデータを表示したり、アプリケーションプログラムを実行したりする。
図4は、制御部300の主要なハードウェア構成を示す図である。図4に示されるように、制御部300は、CPU(Central Processing Unit)400、ROM(Read Only Memory)401、RAM(Random Access Memory)402、HDD(Hard Disk Drive)403、NIC(Network Interface Card)404及びファクシミリモデム405を備えており、これらは内部バス406によって相互接続されている。
CPU400は、電源を投入されるとROM401からブートプログラムを読み出して起動した後、HDD403からオペレーティングシステム(OS: Operating System)等のプログラムを読み出し、RAM402を作業用の記憶領域として動作する。CPU400の制御の下、NIC404は、CPU400の制御の下、LAN103を介して他の装置と通信する。また、ファクシミリモデム405は、ファクシミリ回線を介して他の装置とファクシミリ通信し、受信したファクシミリデータはプリンターエンジン302によって印刷される。
操作パネル301は、液晶表示パネル(LCD: Liquid Crystal Display)410、タッチパネル411及びハードキー412を備えており、これらはローカルバス413を介して制御部300の内部バス406に接続されている。操作パネル301は、制御部300の制御の下、液晶表示パネル410にてユーザーへの情報表示を行う。また、液晶表示パネル410の表面にはタッチパネル411が配設されており、液晶表示と連動してユーザーの指示入力を受け付ける。また、操作パネル301は、ハードキー412によってもユーザーの指示入力を受け付けて、指示内容に応じた入力信号を制御部300へ出力する。
制御部300の内部バス406には、スキャナー部310、プリンターエンジン302及び給紙部312もまた接続されており、制御部300の制御を受けて動作する。
[5]画像形成システム1の動作
次に、画像形成システム1の動作について説明する。
(5−1)動作シーケンス
画像形成システム1を構成する装置間の連携動作について説明する。
図5に示されるように、代行印刷時には、複合機102の使用権限を有さずに臨時使用するユーザー(以下、「臨時ユーザー」という。)はPC101を操作して、複合機102の使用権限を有するユーザー(以下、「権限ユーザー」という。)及び臨時ユーザーの認証情報(本実施の形態においては、何れもIDとパスワード。)を添付した代行印刷ジョブデータをサーバー100へ送信する。サーバー100は、代行印刷ジョブデータに添付された権限ユーザーの認証情報が正しければ、当該代行印刷ジョブデータと共に臨時ユーザーの認証情報を保存すると共に保存成功をPC101に返信する。
その後、臨時ユーザーが複合機102を操作して、臨時ユーザーの認証情報を添付した代行印刷ジョブデータをサーバー100へ送信すると、サーバー100は当該認証情報を確認する。当該認証情報が正しければ、サーバー100は要求された代行印刷ジョブデータを複合機102に返信する。複合機102は受信した代行印刷ジョブデータを用いて印刷処理を実行する。
再印刷時には、臨時ユーザーはPC101を操作して、臨時ユーザーの認証情報のみを添付した再印刷ジョブデータをサーバー100へ送信する。サーバー100は、再印刷ジョブデータに添付された臨時ユーザーの認証情報が前記代行印刷ジョブデータに添付された臨時ユーザーの認証情報に一致しており、かつ、再印刷ジョブデータから展開した画像イメージが前記代行印刷ジョブから展開した画像イメージが類似していたら、当該再印刷データを保存すると共に、保存成功をPC101に返信する。
なお、画像イメージの類否を判断するのは、軽微な修正を施した文書の再印刷のみを許可するものとし、他は印刷を認めないようにすることによって臨時ユーザーが複合機102を無制限に利用するのを防止するためである。
その後、臨時ユーザーが複合機102を操作して、臨時ユーザーの認証情報を添付した再印刷ジョブデータをサーバー100へ送信すると、サーバー100は当該認証情報が前記代行印刷ジョブデータに添付された臨時ユーザーの認証情報に一致するか否かを確認する。認証情報が一致したら、サーバー100は要求された再印刷ジョブデータを複合機102に返信する。複合機102は受信した再印刷ジョブデータを用いて印刷処理を実行する。
(5−2)PC101の動作
PC101には、プリンタードライバーがインストールされており、次のような処理を実行する。
プリンタードライバーは、PC101に搭載されたアプリケーションプログラムにおいて印刷が指示されると呼び出される、サーバー100へ印刷ジョブデータを送信するプログラムである。プリンタードライバーは、アプリケーションプログラムから呼び出されると、プリンタードライバー画面を表示する。
図6に示されるように、プリンタードライバー画面600においては、当該印刷が通常印刷601、代行印刷602及び再印刷603の何れであるかの指定を受け付ける。当該印刷が通常印刷601である場合は、権限ユーザーの認証情報610の入力を受け付けるが、臨時ユーザーの認証情報611の入力は禁止する。また、代行印刷602である場合には、併せて権限ユーザーと臨時ユーザー双方の認証情報610、611の入力を受け付ける。再印刷603の場合には、臨時ユーザーの認証情報611の入力のみを受け付けて、権限ユーザーの認証情報610の入力は禁止する。その後、印刷ボタン620がクリックされると、プリンタードライバーはサーバー100に印刷ジョブデータを送信する。
図7に示されるように、プリンタードライバーは印刷設定を受け付けると(S701:YES)、印刷設定の内容を確認して、通常印刷ならば(S702:通常印刷)、印刷ジョブデータに権限ユーザーの認証情報のみを添付する(S703)。代行印刷ならば(S702:代行印刷)、印刷ジョブデータに権限ユーザーと臨時ユーザー双方の認証情報を添付する(S704)。また、再印刷ならば(S706:再印刷)、印刷ジョブデータに臨時ユーザーの認証情報のみを添付する(S707)。ステップS703〜S705の処理の後、プリンタードライバーは認証情報を添付した印刷ジョブデータをサーバー100に送信して(S706)、サーバー100から保存成功が返信されたら(S707:YES)、処理を終了する。また、サーバー100から保存失敗を受信したら(S707:NO)、その旨を画面表示する等してユーザーに報知した後(S708)、処理を終了する。この場合において、認証情報の不正など、サーバー100から保存失敗の原因を受信した場合には、当該原因も併せて報知しても良い。
(5−3)サーバー100の動作
次に、サーバー100の動作について説明する。
図8に示されるように、サーバー100は、LAN103を介してPC101から印刷ジョブデータを受信した場合には(S801:YES)、後述のジョブ保存処理を実行する(S802)。さもなければ(S801:NO)、後述のプルプリント処理を実行する(S703)。
(5−3−1)ジョブ保存処理(S802)
ジョブ保存処理においては、図9に示されるように、サーバー100は、受信した印刷ジョブデータの認証種別が通常印刷であれば(S901:通常印刷)、添付された権限ユーザーの認証情報が正しいか確認する。認証情報が正しければ(S902:YES)、当該印刷ジョブデータを通常印刷ジョブデータとして保存し(S910)、PC101に保存成功を返信する(S911)。一方、権限ユーザーの認証情報が正しくなければ(S902:NO)、印刷ジョブデータを保存せずに、保存失敗を返信する(S913)。
代行印刷の場合にも(S901:代行印刷)、添付された権限ユーザーの認証情報が正しいか確認する。認証情報が正しい場合には(S903:YES)、添付された臨時ユーザーの認証情報を保存すると共に(S904)、現在の時刻(以下、「代行印刷時刻」という。)を記録する(S905)。更に、当該印刷ジョブデータを臨時印刷ジョブデータとして保存し(S910)、PC101に保存成功を返信する(S911)。一方、認証情報が正しくない場合には(S903:NO)、保存失敗を返信する(S913)。
再印刷の場合には(S901:再印刷)、まず、代行印刷時刻から現在までの経過時間を算出して、当該経過時間が閾値T未満ならば(S906:YES)、添付された臨時ユーザーの認証情報が正しいか否かを確認する。認証情報が正しければ(S907:YES)、更に、再印刷に係る画像データと前記代行印刷に係る画像データとの類似度Sを算出する(S908)。
図10に示されるように、類似度算出処理においては、まず、代用印刷に係る画像データを2値化すると共に(S1001)、再印刷に係る画像データを2値化する(S1002)。そして、変数n、cの値を何れも0に初期化し(S1003)、以下のループ処理を実行する。
すなわち、まず、代行印刷に係る画像データのn番目の画素の画素値と、再印刷に係る画像データのn番目の画素の画素値と、を比較して、画素値が一致していたら(S1004:YES)、変数cの値を1だけ増加させる(S1005)。画素値が一致していない場合や(S1004:NO)、ステップS1005の処理の後、変数nの値を1だけ増加させる(S1006)。以上の処理を、変数nの値が全画素数Nに達するまで繰り返す。
変数nの値が全画素数Nに達したら(S1007:NO)、式
S=100×c/N
により類似度Sを算出して(S1008)、上位ルーチンに復帰する。図11は、代行印刷と再印刷とのそれぞれに係る2値画像データを例示する図である。何れの2値画像データも15,000個の画素からなっており、3行目の最後の文字において11個の画素が異なっている。従って、
N = 15,000
c = 15,000 − 11 = 14,989
より、類似度は、
S = 99.93 [%]
となる。閾値Tsが90%である場合には、類似度S=99.93[%]は類似度が高いと判断される。
図9に戻って、類似度算出処理によって算出した類似度Sが閾値Tsよりも大きければ(S909:YES)、当該印刷ジョブデータを臨時印刷ジョブデータとして保存し(S906)、PC101に保存成功を返信する(S907)。
前記経過時間が閾値T以上である場合や(S906:NO)、認証情報が正しくない場合には(S905:NO)、保存失敗を返信する(S908)。ステップS907、S909の処理の後、上位ルーチンに復帰する。無制限にいつまでも再印刷を認めると権限ユーザーに不測の不利益が生じる恐れがあるが、経過時間を限って再印刷を認めれば、かかる不利益を防止することができる。
なお、上述のように、通常印刷ジョブデータは権限ユーザーによる印刷ジョブデータであり、臨時印刷ジョブデータは臨時ユーザーによる印刷ジョブデータである。
(5−3−2)プルプリント処理(S803)
プルプリント処理においては、図12に示されるように、サーバー100は、MFP102からユーザーの認証情報を添付した臨時ユーザー認証要求を受け付けると(S1201:YES)、まず、臨時印刷ジョブデータが保存されているかを確認する。当該データが保存されていたら(S1202:YES)、当該認証情報が正しいか否かを確認する。臨時ユーザーの認証情報が正しい場合には(S1203:YES)、当該臨時ユーザーの印刷ジョブデータをすべてMFP102へ送信する(S1204)。臨時印刷ジョブデータがまったく保存されていない場合や(S1202:NO)、認証情報が正しくない場合には(S1203:NO)、印刷ジョブデータなしとMFP102に返信する(S1205)。
なお、サーバー100は、臨時ユーザー認証要求の他、通常のプルプリントサーバーと同様に、MFP102から印刷ジョブデータの一覧表示要求や検索要求、印刷設定の変更要求等のプルプリント操作を受け付けても良い。
(5−4)MFP102の動作
次に、MFP102の動作について説明する。
図13に示されるように、MFP102は、操作パネル301にて認証情報の入力を受け付けると(S1301:YES)、当該認証情報を添付した臨時ユーザー認証要求をサーバー100へ送信する(S1302)。その後、サーバー100から当該臨時ユーザーの臨時印刷ジョブデータを受信したら(S1303:YES)、当該臨時印刷ジョブを実行する(S1304)。
臨時印刷ジョブデータに代えて、臨時印刷ジョブデータが無い旨の通知をサーバー100から受信したら(S1303:NO)、前記認証情報を用いて通常の認証処理を実行する(S1305)。なお、通常の認証処理とは前記認証情報が権限ユーザーの認証情報として正しいか否かを確認する処理である。
[6]変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)上記実施の形態においては、臨時ユーザーがMFP102にログインした際に、当該臨時ユーザーが投入した臨時印刷ジョブをすべて実行するタッチ&プリント方式のプルプリントシステムを例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて臨時ユーザーがMFP102にログインした際に、サーバー100に保存されている臨時印刷ジョブの一覧が表示され、臨時ユーザーが選んだ臨時印刷ジョブを実行するリストプリント方式をとっても良い。
この場合において、サーバー100は、図14に示されるように、MFP102から臨時ユーザー認証要求を受信すると(S1401:YES)、当該臨時ユーザー認証要求に係る臨時ユーザーの臨時印刷ジョブデータが保存されているか確認する。臨時印刷ジョブデータが保存されていたら(S1402:YES)、当該臨時ユーザー認証要求に添付された認証情報と臨時印刷ジョブデータに添付された認証情報とを照合する。
照合の結果、認証情報が一致する臨時印刷ジョブデータがあれば(S1403:YES)、認証情報が一致する臨時印刷ジョブデータに係る印刷文書のファイル名を列挙した一覧を作成し、当該一覧をMFP102へ送信する(S1404)。
臨時印刷ジョブデータがまったく保存されていない場合や(S1402:NO)、臨時印刷ジョブデータが保存されていても、臨時ユーザー認証要求に係る認証情報と一致しない場合には(S1403:NO)、MFP102にデータなしと通知する(S1405)。
サーバー100は、MFP102から印刷ジョブデータ要求を受信すると(S1406:YES)、要求された印刷ジョブデータをMFP102に返信する(S1407)。ステップS1404、S1405及びS1047の処理の後、上位ルーチンに復帰する。
一方、MFP102は、図15に示されるように、MFP102は、操作パネル301によって認証情報の入力を受け付けると(S1501:YES)、当該認証情報を添付した臨時ユーザー認証要求をサーバー100へ送信する(S1502)。その後、サーバー100から臨時印刷ジョブデータの一覧を受信したら(S1503:YES)、操作パネル301に当該一覧を表示する(S1504)。また、データなし通知を受信したら(S1503:NO)、臨時ユーザーの認証情報ではない可能性があるので、通常の認証処理を行う(S1505)。
その後、操作パネル301に表示した一覧から実行すべき臨時印刷ジョブが指定されたら(S1506:YES)、指定された臨時印刷ジョブをサーバー100に対して要求する(S1507)。その後、サーバー100から臨時印刷ジョブデータを受信したら(S1508:YES)、当該臨時印刷ジョブを実行する(S1509)。ステップS1504、S1505、S1509の処理の後、及びステップS1506でNOである場合にはステップS1501に進んで上記の処理を繰り返す。
以上のようにすれば、リストプリント方式の場合にも本発明の効果を得ることができる。
なお、ステップS1501において、認証入力を受け付けた際に、まず、通常の認証処理を実行し、認証に失敗した場合にのみ、サーバー100へ認証情報を送信するとしても良い。このようにすれば、臨時ユーザーが認証入力する頻度が低い場合には、より早く通常の認証処理を開始できるので、権限ユーザーの利便性を向上させることができる。
また、MFP102において印刷ジョブを実行した後に、サーバー100に保存されている当該印刷ジョブデータを自動的に削除するか、手動で削除するかについては、サーバー100またはMFP102において設定させることにしても良い。
(2)上記実施の形態においては、代行印刷ジョブに係る画像データと再印刷ジョブに係る画像データとを何れも2値化してから、1画素毎に比較して類似度Sを評価する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでも無く、他の方法で類似度Sを評価しても良い。
例えば、画像データを2値化せずにRGBそれぞれの画素値を画素ごとに比較して類似度Sを評価しても良いし、RGBの画素値から算出される明度値を画素ごとに比較して類似度Sを評価しても良い。なお、明度は、RGBの画素値から次式によって算出される。
明度 = 0.299×R + 0.587×G + 0.114×B
また、RGBそれぞれの濃度値のヒストグラムどうしを比較しても良いし、明度ヒストグラムを比較しても良い。ヒストグラムを比較する方法としては、画素値あるいは画素値の範囲ごとに頻度の差分を求めて、その絶対値または自乗値の累計値の大小を求めればよい。この場合には、累計値が小さいほど類似度Sが高くなる。
また、類似度Sの大小を判定する際に用いる閾値Tsは、サーバー100の管理者に設定させても良いし、代行印刷を承認する権限ユーザーに設定させても良い。閾値Tsが高ければ再印刷され難く、低ければ再印刷され易くなるので、代行印刷を承認する権限ユーザーの判断に委ねるのが合理的だからである。ただし、具体的な数値を想定するのが難しい場合もあるので、高中低などの選択肢を与えて閾値Tsを選択させても良い。
また、閾値Tsは、権限ユーザーと臨時ユーザーとの組み合わせにおける代行印刷の履歴によって変更しても良い。例えば、代行印刷の頻度が高ければ、これらのユーザーはより高い信頼関係にあると判断されるので、修正度が高くても再印刷できるように、閾値Tsを下げても良い。また、代行印刷の枚数が多ければ、やはり高い信頼関係にあると判断されるので、閾値Tsを下げても良い。
(3)上記実施の形態においては、プリンタードライバーにて代行印刷であるか再印刷であるかの指定を受け付けて、その旨をサーバー100に通知する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでも無く、これに代えて、代行印刷ジョブデータに添付されたファイル名と、再印刷ジョブデータに添付されたファイル名とを比較して、ファイル名が一致したら再印刷ジョブデータであると判定しても良い。
(4)上記実施の形態においては、認証情報として、IDとパスワードを用いる場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、IDカード認証や生体認証など、IDとパスワード以外の認証方法を用いても本発明の効果は同じである。
(5)上記実施の形態においては、サーバー100を用いる場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、サーバーレスシステムにおいても本発明を適用して、その効果を得ることができる。
図16に示されるように、本変形例においては、PC101と複合機102との間で、保存すべき印刷ジョブデータの送受信が行われる一方、複合機102への印刷指示は複合機102が単独で処理する。
図17は、本変形例に係る複合機102の動作を示すフローチャートである。複合機102は、PC101から印刷ジョブデータを受信すると(S1701:YES)、上記実施の形態に係るサーバー100と同様のジョブ保存処理を実行する(S1702)。また、上記実施の形態に係る複合機102と同様に認証入力を受け付けて(S1701:NO)、印刷処理を実行する(S1703)。
図18は、本変形例に係る複合機102が実行する印刷処理を示すフローチャートである。複合機102は、操作パネル301にて認証入力を受け付けると(S1801:YES)、臨時印刷ジョブデータが保存されているか確認する。臨時印刷ジョブデータが保存されていたら(S1802:YES)、当該臨時印刷ジョブデータに添付された認証情報と、認証入力された認証情報とを照合する。認証情報が一致したら認証成功として(S1803:YES)、当該臨時印刷ジョブを実行する(S1804)。臨時印刷ジョブデータが保存されていない場合や(S1802:NO)、認証情報が一致しない場合には(S1803:NO)、通常の認証処理を実行する(S1805)。
上のようにすれば、サーバーレスシステムにおいても本発明の効果を得ることができる。
(6)上記実施の形態においては、サーバー100を用いる場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、サーバーレスシステムにおいても本発明を適用して、その効果を得ることができる。すなわち、プリンタードライバーにて再印刷の管理をしても良い。
本変形例に係るプリンタードライバーは、図19に示されるように、印刷ボタン620をクリックされると(S1901:YES)、認証種別の設定を参照して、通常印刷ならば(S1902:通常印刷)、印刷ジョブデータに権限ユーザーの認証情報を添付して(S1905)、印刷ジョブデータをMFP102へ送信する(S1906)。
また、認証種別が代行印刷ならば(S1902:代行印刷)、代行印刷ジョブデータを保存すると共に(S1903)、現在時刻(代行印刷時刻)を記録した後(S1904)、印刷ジョブデータに権限ユーザーの認証情報を添付して(S1905)、印刷ジョブデータをMFP102へ送信する(S1906)。
さらに、認証種別が再印刷ならば(S1902:再印刷)、まず、代行印刷時刻から現在までの経過時間が閾値T未満か否かを確認する。経過時間が閾値T未満ならば(S1907:YES)、代行印刷に係る画像データと再印刷に係る画像データの類似度Sを算出し、類似度Sが閾値Tsよりも大きければ(S1908:YES)、印刷ジョブデータに権限ユーザーの認証情報を添付して(S1905)、印刷ジョブデータをMFP102へ送信する(S1906)。
経過時間が閾値T以上である場合や(S1907:NO)、類似度Sが閾値Ts以下である場合には(S1908:NO)、PC101の表示画面において再印刷不可を報知する(S1909)。
このようにしても、本発明の効果を得ることができる。
(7)上記実施の形態においては、代行印刷時刻からの経過時間の大小に応じて再印刷の可否を判断する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。すなわち、代行印刷時刻から閾値時間Tsを経過したら、保存されている代行印刷ジョブデータを削除するものとし、再印刷の可否は対応する代行印刷ジョブデータの有無によって判断しても良い。このようにしても、本発明の効果は同じである。
(8)上記実施の形態においては、再印刷の場合に、代行印刷時刻からの経過時間が閾値T以上ならば、再印刷を禁止する点について説明したが、この閾値Tは、サーバー100の管理者に設定させても良い。設定値としては、代行印刷の頻度を下げて、権限ユーザーが認証情報を入力する煩わしさを軽減するという意味においては、例えば、閾値Tを3時間程度にしても良い。また、代行印刷結果をチェックして、臨時ユーザーが軽微な修正を行うのに要する時間を考慮して閾値Tを定めても良い。
なお、経過時間が閾値T未満であり、かつ、類似度SがTsよりも大きければ、臨時ユーザーは何度でも臨時印刷ジョブを実行させることができるのは言うまでも無い。
本発明に係る画像形成システム、プリントサーバー及び画像形成装置は、一時的な使用権限を付与されたユーザーによる再印刷の手間を制限付きで軽減する技術として有用である。
1………画像形成システム
100…プルプリントサーバー
101…クライアントPC
102…MFP
103…LAN

Claims (8)

  1. 画像形成装置の使用権限を有さない臨時認証情報、印刷ジョブ及び代行印刷指定を含む印刷指示である代行印刷指示を前記画像形成装置の使用権限を有する認証情報と共に受け付ける代行印刷受付手段と、
    前記画像形成装置の使用権限を有する認証情報による認証が成功したら、前記臨時認証情報を認証することなく記憶手段に記憶するとともに、前記代行印刷に係る印刷ジョブを実行する代行印刷手段と、
    臨時認証情報、印刷ジョブ及び再印刷指定を含む印刷指示である再印刷指示を受け付ける再印刷受付手段と、
    印刷ジョブ間で印刷内容の類似度を判定する類似度判定手段と、
    前記再印刷指示に含まれる臨時認証情報と、前記記憶手段に記憶された臨時認証情報とが合致し、かつ、印刷すべき画像データの内容の類似度が所定の閾値よりも高いと判定された場合にのみ前記再印刷指示に係る印刷ジョブを実行する再印刷手段と、を備える
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記類似度判定手段は、前記類似度として、全画素数に対する濃度が一致する画素数の割合の高低を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記類似度判定手段は、前記類似度として、二値化後に濃度が一致する画素数の全画素数に対する割合の高低を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記類似度判定手段は、前記類似度として、濃度ごとの画素数を表す濃度ヒストグラムにおいて度数が一致する濃度数の全濃度数に対する割合の高低を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  5. 代行印刷指示に係る印刷ジョブを実行した実行回数を、前記画像形成装置の使用権限を有する認証情報と前記臨時認証情報の組み合わせ毎に記録する回数記録手段を備え、
    前記類似度判定手段は、実行回数が多いほど、前記閾値を低くする
    ことを特徴とする請求項2から4の何れかに記載の画像形成システム。
  6. 代行印刷指示を受け付けてからの経過時間を計測する計時手段と、
    前記経過時間が所定時間を超えると、前記再印刷受付手段に再印刷指示の受け付けを禁止する禁止手段と、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  7. 画像形成装置の使用権限を有さない臨時認証情報、印刷ジョブ及び代行印刷指定を含む印刷指示である代行印刷指示を前記画像形成装置の使用権限を有する認証情報と共に受け付ける代行印刷受付手段と、
    前記画像形成装置の使用権限を有する認証情報による認証が成功したら、前記臨時認証情報を認証することなく記憶手段に記憶するとともに、前記代行印刷に係る印刷ジョブが実行されるよう制御する代行印刷制御手段と、
    臨時認証情報、印刷ジョブ及び再印刷指定を含む印刷指示である再印刷指示を受け付ける再印刷受付手段と、
    印刷ジョブ間で印刷内容の類似度を判定する類似度判定手段と、
    前記再印刷指示に含まれる臨時認証情報と、前記記憶手段に記憶された臨時認証情報とが合致し、かつ、印刷すべき画像データの内容の類似度が所定の閾値よりも高いと判定された場合にのみ前記再印刷指示に係る印刷ジョブが実行されるよう制御する再印刷制御手段と、を備える
    ことを特徴とするサーバー。
  8. 記憶手段を有するサーバーに以下のステップを実行させるプログラムであって、
    画像形成装置の使用権限を有さない臨時認証情報、印刷ジョブ及び代行印刷指定を含む印刷指示である代行印刷指示を前記画像形成装置の使用権限を有する認証情報と共に受け付ける代行印刷受付ステップと、
    前記画像形成装置の使用権限を有する認証情報による認証が成功したら、前記臨時認証情報を認証することなく前記記憶手段に記憶するとともに、前記代行印刷に係る印刷ジョブが実行されるよう制御する代行印刷制御ステップと、
    臨時認証情報、印刷ジョブ及び再印刷指定を含む印刷指示である再印刷指示を受け付ける再印刷受付ステップと、
    印刷ジョブ間で印刷内容の類似度を判定する類似度判定ステップと、
    前記再印刷指示に含まれる臨時認証情報と、前記記憶手段に記憶された臨時認証情報とが合致し、かつ、印刷すべき画像データの内容の類似度が所定の閾値よりも高いと判定された場合にのみ前記再印刷指示に係る印刷ジョブが実行されるよう制御する再印刷制御ステップと、を実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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