JP6051491B2 - エンジン始動装置 - Google Patents
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Description
上記のように、アンロード弁27は、パイロット油圧非入力状態のときに閉状態となる。よって、故障により、アンロード弁27がパイロット油圧非入力状態のままで動かなくなった場合でも、ポンプ21からアクチュエータ23に油を供給できる。
なお、故障によりカット弁29がパイロット油圧非入力状態(開状態)のままで動かなくなった場合でも、アクチュエータ制御弁25を位置25bまたは位置25cに切り換えると、ポンプ21からアクチュエータ23に油が供給される。この場合、アクチュエータ23は、通常の動作はできないが、動作自体は可能である。
次に、エンジン始動装置1の動作を説明する。以下では、上述したエンジン始動装置1の各構成要素については図1を参照し、各ステップS1〜S13については図2を参照し、各時刻t3〜t11については図3を参照して説明する。
(容量の検出等について) 回生モータ31の容量は、例えば次の(a)や(b)のように求められる。(a)回生モータ31の容量は、回生モータ31又はその周辺からコントローラ65に入力される情報に基づいて求められる。回生モータ31の容量は、例えば次の(a1)〜(a3)のように求められる。(a1)回生モータ31の傾転角が傾転角センサ(図示なし)で検出される。(a2)回生モータ31の容量制御用のパイロット油圧の大きさが圧力センサ(図示なし)で検出され、このパイロット油圧から回生モータ31の容量が算出される。(a3)回生モータ31の容量増加開始時からの経過時間に基づき、回生モータ31の容量が算出(推算)される。(b)回生モータ31の容量は、回生モータ31の容量の増加開始時(時刻t5)からの経過時間に基づいて推測(算出)してもよい。
次に、ステップS7に進む。
時刻t3〜時刻t5の間、図3(d)に示すように、第2アキュームレータ45の油圧(パイロット油路41の油圧)は、次の(1)〜(3)のようになる。
(1)時刻t3の時には、エンジン10の回転数はゼロである。よって、パイロットポンプ43からパイロット油路41への油の供給はない。そのため、パイロット油圧制御式構成要素25・27・29・31・35・37に入力されるパイロット油圧の油圧源は、第2アキュームレータ45のみである。
(2)上述したように、時刻t3の時に、アンロード弁27及びカット弁29は、いずれもパイロット油圧非入力状態に制御される。よって、アンロード弁27及びカット弁29の制御による、第2アキュームレータ45の油圧の瞬間的な低下X1(図8(d)参照)は生じない。
(3)図3(e)に示すように、時刻t5の時に、回生モータ31の容量制御用のパイロット油圧が高くなるように(容量が増加するように)制御される。この時、上記「低下X1」が生じないので、回生モータ31の容量の瞬間的な低下X2(図8(e)参照)が抑制される。なお、図3(e)では省略しているが、放出弁35を開く(時刻t3)ことにより、及び、回生モータ31の容量の制御(時刻t5)により、第2アキュームレータ45の油圧は低下する。
次に、図1に示すエンジン始動装置1による効果を説明する。
エンジン始動装置1は、エンジン10と、エンジン10の出力軸であるエンジン軸11と、エンジン軸11に接続され、油を吐出するポンプ21と、ポンプ21に接続されるアクチュエータ23と、ポンプ21とアクチュエータ23との間に設けられ、ポンプ21からアクチュエータ23に供給される油を制御するアクチュエータ制御弁25と、を備える。さらに、エンジン始動装置1は、カット弁29と、回生モータ31と、回生モータ31に接続される第1アキュームレータ33と、放出弁35と、第2アキュームレータ45と、を備える。カット弁29は、ポンプ21とタンクTとの間に設けられ、アクチュエータ制御弁25とは別に設けられ、パイロット油圧に応じて開閉する。回生モータ31は、エンジン軸11に接続され、パイロット油圧に応じて容量が変わる。放出弁35は、回生モータ31と第1アキュームレータ33との間に設けられ、第1アキュームレータ33から回生モータ31への油の供給の有無を切り換える。
[構成1−1] 第2アキュームレータ45は、カット弁29及び回生モータ31にパイロット油圧を供給する。
[構成1−2] 回生モータ31は、入力されるパイロット油圧が大きいほど容量が大きくなるように構成される。
[構成1−3] カット弁29は、パイロット油圧入力状態のときに閉状態、パイロット油圧非入力状態のときに開状態、となるように構成される。エンジン10を停止状態から始動させるエンジン10始動時には、放出弁35が開状態、かつ、カット弁29が開状態となるように制御される。
エンジン始動装置1は、ポンプ21とアクチュエータ制御弁25との間から分岐してタンクTにつながれるアンロード油路26と、アンロード油路26に設けられパイロット油圧に応じて開閉するアンロード弁27と、アクチュエータ制御弁25の中立位置25aを介してポンプ21とタンクTとをつなぐセンタバイパス油路28と、を備える。カット弁29は、センタバイパス油路28のうちアクチュエータ制御弁25よりも下流側に設けられる。アンロード弁27は、パイロット油圧非入力状態のときに閉状態、パイロット油圧入力状態のときに開状態となるように構成される。エンジン10始動時には、アンロード弁27が閉状態、かつ、カット弁29が開状態となるように制御される。エンジン10の回転数が所定回転数(図3(a)の自立運転回転数R1)以上の時には、アンロード弁27が開状態、かつ、カット弁29が閉状態となるように制御される。
図1、図4及び図5を参照して、変形例1のエンジン始動装置101について、上記実施形態(エンジン始動装置1)との相違点を説明する。以下では、エンジン始動装置101の各構成要素については図1を参照し、各ステップS1〜S9及びS105〜S113については図4を参照し、各時刻t3〜t9及びt105〜t111については図5を参照して説明する。上記実施形態と変形例1との相違点は、回生モータ31の容量を増加させるタイミング(ステップS105及びS106、時刻t5〜t6)と、アンロード弁27及びカット弁29の制御のタイミング(ステップS111及びS113、時刻t111)と、である。以下、この相違点の詳細を説明する。
変形例1の動作では、エンジン10が自立運転回転数R1に達する時(時刻t7)よりも前に、図5(c)に示すように、アンロード弁27がパイロット油圧入力状態(開状態)になる(時刻t111)。また、時刻t111の時に、カット弁29がパイロット油圧入力状態(閉状態)になる。そのため、時刻t111の時に、第2アキュームレータ45の油圧が瞬間的に低下する場合がある(この低下を「低下β」とする。図示なし)。しかし、図5(e)に示すように、上記「低下β」が生じる時には、既に回生モータ31の容量が所定容量qに達しているので、回生モータ31の発生トルクの不足が生じにくい。よって、エンジン10の始動性が悪くなる問題が抑制される。
次に、変形例1のエンジン始動装置101による効果を説明する。図5(b)及び(e)に示すように、エンジン10始動時に放出弁35が開状態となる時以前(時刻t3以前)に、回生モータ31の容量は、回生モータ31の発生トルクがエンジン10の始動トルクよりも大きくなるように(所定容量qに)制御される。
よって、エンジン10の始動トルクに対する、回生モータ31の発生トルクの不足をより抑制できる。よって、エンジン10の始動性をより向上させることができる。
図6を参照して、変形例2のエンジン始動装置201について、上記実施形態のエンジン始動装置1(図1参照)との相違点を説明する。上記実施形態と変形例2との相違点は、アンロード弁227及びカット弁229の構成である。以下、上記相違点をさらに説明する。
図7を参照して、変形例3のエンジン始動装置301について、上記実施形態のエンジン始動装置1(図1参照)との相違点を説明する。図1に示すエンジン始動装置1では、エンジン10始動時のパイロット油圧源は、第2アキュームレータ45であった。一方、図7に示す変形例3のエンジン始動装置301では、エンジン10始動時のパイロット油圧源は、第3アキュームレータ333である。また、エンジン始動装置301は、減圧弁345を備える。以下、上記相違点をさらに説明する。
上記実施形態や変形例は、様々に変更できる。
例えば、図1、図5、及び図6に示す油圧回路の各構成要素の接続等は適宜変更できる。具体的には例えば、上記実施形態では、図1に示すように、アクチュエータ23から蓄圧切換弁37を介して第1アキュームレータ33に油が供給された。しかし、アクチュエータ23以外から第1アキュームレータ33に油が供給されてもよい。例えば、上述したように回生モータ31をポンプとして動作させ、このポンプから第1アキュームレータ33に油が供給されてもよい。
10 エンジン
11 エンジン軸
21 ポンプ
23 アクチュエータ
25 アクチュエータ制御弁
26 アンロード油路
27 アンロード弁
28 センタバイパス油路
29 カット弁(油圧制御弁)
31 回生モータ
33 第1アキュームレータ(始動用アキュームレータ)
35 放出弁
45 第2アキュームレータ(パイロット油圧源)
227 アンロード弁(油圧制御弁)
333 第3アキュームレータ(始動用アキュームレータ、パイロット油圧源)
R1 自立運転回転数(所定回転数)
R2 所定回転数
Claims (3)
- エンジンと、
前記エンジンの出力軸であるエンジン軸と、
前記エンジン軸に接続され、油を吐出するポンプと、
前記ポンプに接続されるアクチュエータと、
前記ポンプと前記アクチュエータとの間に設けられ、前記ポンプから前記アクチュエータに供給される油を制御するアクチュエータ制御弁と、
前記ポンプとタンクとの間に設けられ、前記アクチュエータ制御弁とは別に設けられ、パイロット油圧に応じて開閉する油圧制御弁と、
前記エンジン軸に接続され、パイロット油圧に応じて容量が変わる回生モータと、
前記回生モータに接続される始動用アキュームレータと、
前記回生モータと前記始動用アキュームレータとの間に設けられ、前記始動用アキュームレータから前記回生モータへの油の供給の有無を切り換える放出弁と、
前記油圧制御弁及び前記回生モータにパイロット油圧を供給するパイロット油圧源と、
を備え、
前記回生モータは、入力されるパイロット油圧が大きいほど容量が大きくなるように構成され、
前記油圧制御弁は、パイロット油圧入力状態のときに閉状態、パイロット油圧非入力状態のときに開状態、となるように構成され、
前記エンジンを停止状態から始動させるエンジン始動時には、前記放出弁が開状態、かつ、前記油圧制御弁が開状態となるように制御される、
エンジン始動装置。 - 前記ポンプと前記アクチュエータ制御弁との間から分岐してタンクにつながれるアンロード油路と、
前記アンロード油路に設けられ、パイロット油圧に応じて開閉するアンロード弁と、
前記アクチュエータ制御弁の中立位置を介して前記ポンプとタンクとをつなぐセンタバイパス油路と、
を備え、
前記油圧制御弁は、前記センタバイパス油路のうち前記アクチュエータ制御弁よりも下流側に設けられるカット弁であり、
前記アンロード弁は、パイロット油圧非入力状態のときに閉状態、パイロット油圧入力状態のときに開状態となるように構成され、
前記エンジン始動時には、前記アンロード弁が閉状態、かつ、前記カット弁が開状態となるように制御され、
前記エンジンの回転数が所定回転数以上の時には、前記アンロード弁が開状態、かつ、前記カット弁が閉状態となるように制御される、
請求項1に記載のエンジン始動装置。 - 前記エンジン始動時に前記放出弁が開状態となる時以前に、前記回生モータの容量は、前記回生モータの発生トルクが前記エンジンの始動トルクよりも大きくなるように制御される、
請求項1または2に記載のエンジン制御装置。
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