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JP6048017B2 - 電子装置及び取付部材 - Google Patents

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JP6048017B2
JP6048017B2 JP2012197630A JP2012197630A JP6048017B2 JP 6048017 B2 JP6048017 B2 JP 6048017B2 JP 2012197630 A JP2012197630 A JP 2012197630A JP 2012197630 A JP2012197630 A JP 2012197630A JP 6048017 B2 JP6048017 B2 JP 6048017B2
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Description

本発明は、電子装置及び取付部材に関する。
従来、薄型表示パネルを配設した本体部の略中央において立垂した金属製のメインフレームに、各種構成要素部材を支持させた電子計算機システム(電子装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような電子計算機システムにおいて、メインフレームにヒンジ部が固定され、このヒンジ部がスタンド部材上に回転可能であるように保持されると、本体部をスタンド部材上で所定量チルト回転可能とすることができる。
特開2002−108486号公報
上記特許文献1における電子計算機システムのように、電子装置の本体部が備えるメインフレームに各種構成要素部材を支持させる場合に、本体部の広範囲を覆うシールド部材を備えることがある。シールド部材は、EMI(Electro Magnetic Interference)シールドとして機能することができる。シールド部材は、板金により成形され、ヒンジ部が装着される部材とすることができる。さらに、板金によるシールド部材にヒンジ部を装着し、HDD(Hard Disc Drive)等の記憶媒体を保持するための取付部材を重ねてメインフレームに相当するシャーシに装着することができる。板金により成形されたシールド部材自体に高い強度を持たせ、さらに、ヒンジ部を形成する板金や記憶媒体の取付部材を重ねてシャーシに装着することで電子装置の本体部の強度を高めることができる。ここで、シールド部材は電子装置の本体部の広範囲を覆うことにより、当該本体部の剛性、強度をより向上させることができる。
ところで、昨今の電子装置は、デザイン性向上や使い勝手向上の観点から、薄型化や軽量化が求められている。しかしながら、上記のように本体部の広範囲を覆うシールド部材は、本体部の軽量化を妨げる可能性がある。また、シールド部材を、ヒンジ部を形成する板金や取付部材と重ねて配置すると、電子装置の本体部の薄型化が困難となることも考えられる。
そこで、本明細書開示の電子装置及び取付部材は、電子装置の機械的な強度を確保することを課題とする、または、電子装置の本体部を薄型化することを課題とする、または、電子装置の本体部を軽量化することを課題とする。
本明細書開示の電子装置は、支柱を備えたシャーシを内蔵した本体部と、前記本体部を支持するスタンド部と、底板部と、前記底板部の裏側に位置する天板部と、前記底板部と前記天板部とを接続する側板部を備え、前記底板部を前記シャーシに対向させて前記支柱に固定される記憶媒体と、前記天板部と対向する天板保持部と、前記天板保持部に連設され、前記支柱に取り付けられる取付部と、前記スタンド部に固定される固定部と、前記本体部側に取り付けられる揺動部を有し、前記スタンド部に対して前記本体部を揺動可能とするヒンジ部を備え、前記記憶媒体を保持して前記記憶媒体を前記支柱に固定する取付部材と、を備える。
記憶媒体がシャーシに設けられた支柱に固定されるときに、取付部材と記憶媒体とが一体となり本体部に強度を付与する。この結果、シールド部材から本体部の強度確保のための機能を排除することが可能となる。このため、シールド部材は、シールド機能の発揮が求められる範囲を覆う寸法を具備すれば良く、また、その板厚も薄くすることができる。この結果、シールド部材、ひいては、電子装置を軽量化することができる。また、シールド部材を本体部内においてヒンジ部や取付部材と重ねて配置することが不要となるため、電子装置の本体部を薄型化することができる。
また、本明細書開示の取付部材は、底板部と、前記底板部の裏側に位置する天板部と、前記底板部と前記天板部とを接続する側板部を備えた記憶媒体を、前記底板部を電子装置の本体部に内蔵されたシャーシに対向させて前記記憶媒体を保持し、前記シャーシが備える支柱に固定する取付部材であって、前記天板部と対向する天板保持部と、前記天板保持部に連設され、前記支柱に取り付けられる取付部と、前記シャーシを支持するスタンド部に対して前記シャーシを揺動可能とするヒンジ部を備える。
本明細書開示の取付部材は、記憶媒体がシャーシに設けられた支柱に固定されるときに、記憶媒体と一体となり本体部に強度を付与する。この結果、シールド部材から本体部の強度確保のための機能を排除することが可能となる。このため、シールド部材は、シールド機能の発揮が求められる範囲を覆う寸法を具備すれば良く、また、その板厚も薄くすることができる。この結果、シールド部材、ひいては、電子装置を軽量化することができる。また、シールド部材を本体部内においてヒンジ部や取付部材と重ねて配置することが不要となるため、電子装置の本体部を薄型化することができる。
本明細書開示の電子装置及び取付部材は、電子装置の機械的な強度を確保することができる、または、電子装置の本体部を薄型化することができる、または、電子装置を軽量化することができる。
図1は実施形態の電子装置を正面側から観た斜視図である。 図2は実施形態の電子装置を背面側から観た斜視図である。 図3は実施形態の電子装置が備える本体部の分解図である。 図4は実施形態の電子装置が備える本体部の内部を示す斜視図である。 図5(A)〜(F)は実施形態の電子装置が備えるシャーシの6面図である。 図6は実施形態の電子装置が備えるシャーシの斜視図である。 図7(A)〜(F)は実施形態の電子装置が備える取付部材本体の6面図である。 図8(A)は実施形態の電子装置が備える取付部材本体を正面側から観た斜視図であり、図8(B)は実施形態の電子装置が備える取付部材本体を背面側から観た斜視図である。 図9(A)〜(F)は実施形態の電子装置が備えるヒンジ部の6面図である。 図10(A)は実施形態の電子装置が備えるヒンジ部を正面側から観た斜視図であり、図10(B)は実施形態の電子装置が備えるヒンジ部を背面側から観た斜視図である。 図11(A)〜(F)は取付部材本体にヒンジ部を装着した取付部材の6面図である。 図12(A)は取付部材本体にヒンジ部を装着した取付部材を正面側から観た斜視図であり、図12(B)は取付部材本体にヒンジ部を装着した取付部材を背面側から観た斜視図である。 図13(A)〜(F)はHDDを装着した取付部材の6面図である。 図14(A)はHDDを装着した取付部材を正面側から観た斜視図であり、図14(B)はHDDを装着した取付部材を背面側から観た斜視図である。 図15(A)〜(F)は実施形態の電子装置が備えるシールド部材の6面図である。 図16(A)は実施形態の電子装置が備えるシールド部材を背面側から観た斜視図であり、図16(B)は実施形態の電子装置が備えるシールド部材を正面側から観た斜視図である。 図17(A)はシールド部材を装着したリアカバーを内側から観た斜視図であり、図17(B)はシールド部材を装着したリアカバーを内側から観た正面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては、説明の都合上、実際には存在する構成要素が省略されている場合がある。
(実施形態)
図1は実施形態の電子装置1を正面側から観た斜視図である。図2は実施形態の電子装置1を背面側から観た斜視図である。図3は実施形態の電子装置1が備える本体部10の分解図である。図4は実施形態の電子装置1が備える本体部10の内部を示す斜視図である。
図1及び図2を参照すると、電子装置1は、スタンド部30に支持された本体部10を備える。本体部10は、LCD(Liquid Crystal Display)部11を備えるLCD一体型のPC(Personal Computer)である。スタンド部30は、回転支柱40を備えており、本体部10は、この回転支柱40の先端部に後述するヒンジ部26を介して装着されている。
図3を参照すると、本体部10は、フロントカバー10aとリアカバー10bを備えている。そして、本体部10は、フロントカバー10a側にLCD部11を備えると共に、支柱21を備えたシャーシ20を内蔵している。図3及び図4を参照すると、本体部10内には、取付部材25に保持されたHDD24、より具体的に取付部材25と一体とされたHDD24が内蔵されている。HDD24は、記憶媒体の一例である。HDD24は、直方体形状を有しており、底板部24a、この底板部24aの裏側に位置する天板部24b、さらに、底板部24aと天板部24bとを接続する側板部24cを備えている。HDD24は、底板部24aをシャーシ20に対向させて支柱21に固定される。HDD24を支柱21に取り付けるための取付部材25は、取付部材本体251に設けられたヒンジ部26を備えている。取付部材本体251は、天板部24bと対向する天板保持部25aと、天板保持部25aに連設され、支柱21に取り付けられる取付部25cを備えている。図4を参照すると、本体部10は、支柱21の側方の領域にマザーボード23を備えている。なお、図3では、マザーボード23は、省略されている。以下、各構成要素の詳細な構成について説明する。
≪シャーシ≫
まず、図5乃至図6を参照してシャーシ20について詳細に説明する。図5(A)〜(F)は実施形態の電子装置1が備えるシャーシ20の6面図である。図5(A)は正面図、図5(B)は上面図、図5(C)は底面図、図5(D)は左側面図、図5(E)は右側面図、図5(F)は背面図である。図6は実施形態の電子装置1が備えるシャーシ20の斜視図である。
シャーシ20は、第1面20aとその裏面側となる第2面20bを備えている。第1面20aは、リアカバー10bと対向する面であり、第2面20bは、LCD部11と対向する面である。シャーシ20は、第1面20a側に2本の支柱21を備えている。2本の支柱21は、シャーシ20の中央部に平行に設けられ、それぞれ、図中上下方向に延びている。2本の支柱21は、シャーシ20に対してリベット止めにより設けられ、シャーシ20の強度、ひいては本体部10の強度を向上させる機能の一部を担っている。シャーシ20は、2本の支柱21によって左側領域、中央領域、右側領域に区分けされている。各領域には、種々の部品、電子部品が等の要素が配置されるが、2本の支柱21間の中央領域は、HDD24が配置される領域となる。右側領域は、マザーボード搭載部20a1となる。
支柱21は、上述のように上下方向に延びており、下端側に切欠部21aを備えている。切欠部21aは、シャーシ20に搭載される各種部品間を接続するケーブルを通過させるために形成されている。支柱21には、後に詳述する取付部材25の取付部25cが載置されて固定される設置部21bが設けられている。設置部21bは、支柱21を形成する板金を折り曲げることによって平面状に形成されている。設置部21bには、リベット穴21b1が穿設されている。
≪取付部材≫
つぎに、図8乃至図12を参照して取付部材25について詳細に説明する。取付部材25は、取付部材本体251にヒンジ部26が取り付けられて形成されている。図7(A)〜(F)は実施形態の電子装置1が備える取付部材本体251の6面図である。図7(A)は正面図、図7(B)は上面図、図7(C)は底面図、図7(D)は左側面図、図7(E)は右側面図、図7(F)は背面図である。図8(A)は実施形態の電子装置1が備える取付部材本体251を正面側から観た斜視図であり、図8(B)は実施形態の電子装置1が備える取付部材本体251を背面側から観た斜視図である。図9(A)〜(F)は実施形態の電子装置1が備えるヒンジ部26の6面図である。図9(A)は正面図、図9(B)は上面図、図9(C)は底面図、図9(D)は左側面図、図9(E)は右側面図、図9(F)は背面図である。図10(A)は実施形態の電子装置1が備えるヒンジ部26を正面側から観た斜視図であり、図10(B)は実施形態の電子装置1が備えるヒンジ部26を背面側から観た斜視図である。図11(A)〜(F)は取付部材本体251にヒンジ部26を装着した取付部材25の6面図である。図12(A)は取付部材本体251にヒンジ部26を装着した取付部材25を正面側から観た斜視図であり、図12(B)は取付部材本体251にヒンジ部26を装着した取付部材25を背面側から観た斜視図である。
図7乃至図8を参照すると、取付部材本体251は、HDD24の天板部24bと対向することとなる天板保持部25aを備えている。そして、天板保持部25aに連設されHDD24の側板部24cの側方に位置することとなる側板保持部25bが設けられている。取付部材本体251は、側板保持部25bの側方へフランジ状に延設された取付部25cを備えている。HDD24は、天板保持部25aと側板保持部25bとで囲まれた領域に配置され、天板保持部24aに固定される。なお、HDD24の側板部24cと側板保持部25bとのは、密着することは求められず、両者間に多少の隙間が設けられていてもよい。
天板保持部25aには、HDD24を固定するためのネジ穴25a1が穿設されている。また、天板保持部25aには、ヒンジ部26を取り付けるためのリベット穴25a2が穿設されている。また、天板保持部25aには、底板部25fが連設されている。
取付部25cは、天板保持部25aに連設された側板保持部25bを介して天板保持部25aに連設された状態となっている。すなわち、取付部25cは、天板保持部25aに連設され側板部24cの側方に位置する側板保持部25bの側方へフランジ状に延設されている。取付部材本体251は、天板保持部25aと側板保持部25bとの連設部で屈曲され、側板保持部25bと取付部25cとの連設部で屈曲されている。取付部25cは、天板保持部25aから連設されていればよい。このため、側板保持部25bを設けることなく、天板保持部25aを平面的に延長して取付部25cを設けることもできるが、板金を屈曲成形することにより、取付部材本体251の強度を向上させることができる。本実施形態では、側板保持部25bを設け、各部を屈曲することにより、取付部25cを天板保持部25aに対して平面的に設けた場合と比較して取付部材本体25bの強度が向上している。
取付部25cは、シャーシ20に設けられた支柱21が備える切欠部21aを覆うように設けられる。すなわち、取付部25cは、切欠部21aを塞ぐように設けられている。支柱21は、上述のように、シャーシ20の強度、本体部10の強度を向上させる機能の一部を担っているが、切欠部21aを備えることにより、強度が低下すると考えられる。そこで、取付部25cが、切欠部21aを覆うことにより、支柱21を補強し、本体部10の強度を向上させることができる。
取付部25cは、本体部10内に配設されるケーブルを通過させる跨状部25dを備えている。跨状部25dは、取付部25cの一部を盛り上げるように成形することによって形成されている。ケーブルを通過させ易くするためには、取付部25cを分断することも考えられるが、取付部を25cを分断すると、それだけ強度が低下することとなる。そこで、跨状部25dを設けることにより、ケーブル通過の要請と、強度確保の要請を両立している。跨状部25dは、支柱21に設けられた切欠部21aの位置に対応させて設けられている。切欠部21aと跨状部25dとを組み合わせることにより、支柱21側の切欠部21aの深さを抑えることができる。切欠部21aの深さを深くするとケーブルを通過させる通路面積を確保し易くなるが、その反面、支柱21の強度が低下する。そこで、跨状部25dと切欠部21aとを組み合わせることにより、必要な通路面積を確保することができる。なお、通過させるケーブルの仕様等により、さほど通路面積が必要でない場合には、跨状部25dを盛り上げることなく、平滑な取付部25cとすることもできる。
跨状部25dには、ビード部25d1が設けられている。ビード部25d1は、帯状に盛り上げた部分であり、跨状部25d、ひいては取付部25cの強度を向上させることができる。本実施形態では、ビード部25d1は、跨状部25dにのみ設けているが、ビード部は、取付部25cの他の部分に設けることもできる。
図9乃至図10を参照すると、ヒンジ部26は、固定部26aと揺動部26bとをピン部材26cを用いて結合することによって形成されている。固定部26aは、リベット穴26a1を備え、リベットを用いて回転支柱40の先端部に固定される部分である。揺動部26bは、固定部26aに対してピン部材26cを用いて取り付けられることにより固定部26aに対して揺動することができる。揺動部26bは、リベット穴26b1を備え、リベット27を用いて本体部10側に取り付けられる。これにより、本体部10の回転支柱40に対するチルト動作が実現される。
図11乃至図12を参照すると、ヒンジ部26の揺動部26bは、取付部材本体251が備える天板保持部25aに取り付けられる。具体的に、リベット穴26b1と天板保持部25aに穿設されたリベット穴25a2にリベット27が挿通され、リベット止めされる。
つぎに、図13乃至図14を参照して、HDD24を取付部材25に装着して両者を一体とした状態について説明する。図13(A)〜(F)はHDD24を装着した取付部材25の6面図である。図13(A)は正面図、図13(B)は上面図、図13(C)は底面図、図13(D)は左側面図、図13(E)は右側面図、図13(F)は背面図である。図14(A)はHDD24を装着した取付部材25を正面側から観た斜視図であり、図14(B)はHDD24を装着した取付部材25を背面側から観た斜視図である。
HDD24は、その天板部24bを取付部材25が備える天板保持部25aとが固定された状態とされる。具体的に、天板保持部25aに天板部24bを接触させ、天板保持部25aに穿設されたネジ穴25a1を通じてネジ28を天板部24bに螺合させることによって両者を固定した状態とする。このようにHDD24と一体化された取付部材25をシャーシ20に設けられた支柱21に固定することにより、本体部10の骨組みとなる部分の強度を向上させることができる。
ここで、天板保持部25aでHDD24を支持することにより、側板保持部25bでHDD24を支持する場合と比較して、本体部10の薄型化と強度の確保が容易となる。側板保持部25bでHDD24を支持しようとする場合、側板保持部25bはある程度の高さ(フロントカバー10a〜リアカバー10b方向の距離)を有することが求められる。しかし、フランジ状に形成された取付部25cの位置をそのままとした状態で側板保持部25bの高さを確保しようとすると、取付部25cを分断して側板保持部25bをシャーシ20に近づく側に延長しなければならない。取付部25cが分断されると取付部材25の強度が低下する。また、取付部25cを分断することなく側板保持部25bの高さを確保しようとすると、取付部25cの位置をシャーシ20に近い側に設けなければならない。支柱21の高さ(厚み)をそのままとして取付部25cの位置をシャーシ20に近い側に設けると、側板保持部25bと支柱21の合計高さが嵩張り、本体部10の薄型化の妨げとなる。また、側板保持部25bの高さを高くした分、支柱21の高さ(厚み)を低下させると、支柱21が細くなり、強度が低下する。これらの事情を考慮すると、天板保持部25aでHDD24を支持することが好ましい。
このようにHDD24が固定された取付部材25は、取付部25cに穿設されたリベット穴25c1を用いて支柱21にリベット止めされて固定される。これにより、HDD24、取付部材25及び支柱21を備えたシャーシ20が一体となり、本体部10の強度が向上する。一方、ヒンジ部26の固定部26aは、回転支柱40の先端部に取り付けられる。これにより、本体部10の回転支柱40に対するチルト動作が実現される。本実施形態の本体部10は強度、剛性が高く、撓みにくいため、使用者のチルト動作のための力がヒンジ部26へ伝達され易く、ヒンジ部26によるスムーズなチルト動作を実現することができる。また、シャーシ20と一体とされるヒンジ部26は、単独でシャーシ20の強度を向上させる機能を求められない。このため、ヒンジ部26は必要最低限の強度を備えていれば良く、薄い板金を用いたり、肉抜きをしたりして軽量に製作することができる。
つぎに、図15乃至図17を参照して電子装置1が備えるシールド部材29について説明する。図15(A)〜(F)は実施形態の電子装置1が備えるシールド部材29の6面図である。図15(A)は正面図、図15(B)は上面図、図15(C)は底面図、図15(D)は左側面図、図15(E)は右側面図、図15(F)は背面図である。図16(A)は実施形態の電子装置1が備えるシールド部材29を背面側から観た斜視図であり、図16(B)は実施形態の電子装置が備えるシールド部材29を正面側から観た斜視図である。図17(A)はシールド部材29を装着したリアカバー10bを内側から観た斜視図であり、図17(B)はシールド部材29を装着したリアカバー10bを内側から観た正面図である。
シールド部材29は、支柱21がシャーシ20を分断することによって形成された複数の領域のうち、一部の領域のみを覆う寸法及び形状を有している。具体的に、シャーシ20のマザーボード搭載部20a1を覆う寸法及び形状を備えている。上述のようにシャーシ20は、2本の支柱21によって左側領域、中央領域、右側領域に区分けされている。そして、右側領域がマザーボード搭載部20a1となっており、シールド部材29は、このマザーボード搭載部20a1を覆う。シールド部材29は、正面側となる第1面29aをリアカバー10bに対向させ、裏面側となる第2面29bをマザーボード23に対向させてリアカバー10bに装着されている。シールド部材29は、リアカバー10bに溶着により装着されている。溶着を用いることにより、ネジ止め等の場合と比較してネジ等の締結具が不要となるので本体部10を軽量とすることができる。また、溶着の採用は、組み立て作業コストの低減ともある。シールド部材29は、シールド機能を発揮することができればよい。すなわち、シールド部材29は、本体部10の強度確保の機能を担っていない。このため、シールド部材29は、強度確保の機能を有する場合と比較して薄い板金を用いることができ、本体部10の薄型化及び軽量化に資する。また、取付部材25等と重ねて配置することが不要となるため、この点でも本体部10の薄型化に資する。このように、シールド部材29は、最低限の部分を覆うようにその寸法を縮小し、板厚も薄くすることができる。
このように、本実施形態の電子装置では、必要な強度を確保した上で各部の材料の板厚を薄くしたり、寸法を縮小したりすることができるので、部品単価を低減することができる。なお、本実施形態では、各部の接合にリベットやネジ等の接合手段を用いているが、適切な接合が可能なものであれば、どのような接合手段を用いることもできる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
(付記)
(付記1)
支柱を備えたシャーシを内蔵した本体部と、
前記本体部を支持するスタンド部と、
底板部と、前記底板部の裏側に位置する天板部と、前記底板部と前記天板部とを接続する側板部を備え、前記底板部を前記シャーシに対向させて前記支柱に固定される記憶媒体と、
前記天板部と対向する天板保持部と、前記天板保持部に連設され、前記支柱に取り付けられる取付部と、前記スタンド部に対して前記本体部を揺動可能とするヒンジ部を備え、前記記憶媒体を保持して前記記憶媒体を前記支柱に固定する取付部材と、
を、備えた電子装置。
(付記2)
前記取付部は、前記天板保持部に連設され前記側板部の側方に位置する側板保持部の側方へ延設された付記1に記載の電子装置。
(付記3)
前記取付部は、ビード部を備えた付記1又は2に記載の電子装置。
(付記4)
前記取付部は、前記本体部内に配設されるケーブルを通過させる跨状部を備えた付記1乃至3のいずれか一項に記載の電子装置。
(付記5)
前記記憶媒体は、前記前記天板部と前記天板保持部とが固定されて前記取付部材と一体とされた付記1乃至4のいずれか一項に記載の電子装置。
(付記6)
前記支柱は切欠部を有し、前記取付部は前記切欠部を覆う付記1乃至5のいずれか一項に記載の電子装置。
(付記7)
前記支柱は、前記シャーシを複数の領域に分断し、前記本体部は、前記支柱が前記シャーシを分断することによって形成された前記複数の領域のうち、一部の領域のみを覆うシールド部材を備えた付記1乃至6のいずれか一項に記載の電子装置。
(付記8)
底板部と、前記底板部の裏側に位置する天板部と、前記底板部と前記天板部とを接続する側板部を備えた記憶媒体を、前記底板部を電子装置の本体部に内蔵されたシャーシに対向させて、前記シャーシが備える支柱に固定する取付部材であって、
前記天板部と対向する天板保持部と、前記天板保持部に連設され、前記支柱に取り付けられる取付部と、前記シャーシを支持するスタンド部に対して前記シャーシを揺動可能とするヒンジ部を備えた取付部材。
(付記9)
前記取付部は、前記天板保持部に連設され前記側板部の側方に位置する側板保持部の側方へ延設された付記8に記載の取付部材。
(付記10)
前記取付部は、ビード部を備えた付記8又は9に記載の取付部材。
(付記11)
前記取付部は、前記本体部内に配設されるケーブルを通過させる跨状部を備えた付記8乃至10のいずれか一項に記載の取付部材。
1 電子機器 10 本体部
30 スタンド部 40 回転支柱
20 シャーシ− 20a1 マザーボード搭載部
21 支柱 21a 切欠部
21b 設置部 23 マザーボード
24 HDD(記憶媒体) 25 取付部材
251 取付部材本体 25a 天板保持部
25b 側板保持部 25c 取付部
25d 跨状部 25d1 ビード部
26 ヒンジ部 26a 固定部
26b 揺動部 26c ピン部材
29 シールド部材

Claims (9)

  1. 支柱を備えたシャーシを内蔵した本体部と、
    前記本体部を支持するスタンド部と、
    底板部と、前記底板部の裏側に位置する天板部と、前記底板部と前記天板部とを接続する側板部を備え、前記底板部を前記シャーシに対向させて前記支柱に固定される記憶媒体と、
    前記天板部と対向する天板保持部と、前記天板保持部に連設され、前記支柱に取り付けられる取付部と、前記スタンド部に固定される固定部と、前記本体部側に取り付けられる揺動部を有し、前記スタンド部に対して前記本体部を揺動可能とするヒンジ部を備え、前記記憶媒体を保持して前記記憶媒体を前記支柱に固定する取付部材と、
    を、備えた電子装置。
  2. 前記取付部は、前記天板保持部に連設され前記側板部の側方に位置する側板保持部の側方へ延設された請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記取付部は、ビード部を備えた請求項1又は2に記載の電子装置。
  4. 前記取付部は、前記本体部内に配設されるケーブルを通過させる跨状部を備えた請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子装置。
  5. 前記記憶媒体は、前記天板部と前記天板保持部とが固定されて前記取付部材と一体とされた請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子装置。
  6. 前記支柱は切欠部を有し、前記取付部は前記切欠部を覆う請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子装置。
  7. 前記支柱は、前記シャーシを複数の領域に分断し、前記本体部は、前記支柱が前記シャーシを分断することによって形成された前記複数の領域のうち、一部の領域のみを覆うシールド部材を備えた請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子装置。
  8. 底板部と、前記底板部の裏側に位置する天板部と、前記底板部と前記天板部とを接続する側板部を備えた記憶媒体を、前記底板部を電子装置の本体部に内蔵されたシャーシに対向させて前記記憶媒体を保持し、前記シャーシが備える支柱に固定する取付部材であって、
    前記天板部と対向する天板保持部と、前記天板保持部に連設され、前記支柱に取り付けられる取付部と、前記本体部を支持するスタンド部に固定される固定部と、前記本体部側に取り付けられる揺動部を有し、前記シャーシを支持するスタンド部に対して前記シャーシを揺動可能とするヒンジ部を備えた取付部材。
  9. 前記取付部は、前記本体部内に配設されるケーブルを通過させる跨状部を備えた請求項8に記載の取付部材。
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