JP6043239B2 - 光増幅器 - Google Patents
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Description
一般的なファイバレーザ装置は、図1に示すような構成をしている。
すなわち、信号光源1から発生した信号光2と、励起光源3から発生する励起光4を、光結合器5を介して希土類元素を添加したコアを有する増幅用光ファイバ7へ入力し、励起光4がコアに添加された希土類元素に作用することで、増幅用光ファイバ7のコアを伝搬する信号光2を増幅し、高エネルギーを有するレーザ光10を得る。
図2において、複数のマルチモードファイバを束ね、端部に向かって傾斜させた左側の部分が光結合器、右側に接続された光ファイバが増幅用光ファイバ(特許文献1においてはクラッドポンピングファイバと称呼)である。
通常、光結合器5は信号光を入力する信号光用光ファイバ11と、励起光を入力する励起光用光ファイバ12とで構成される。
光結合器5を通じて増幅用光ファイバ7に入力された励起光4は、図3に示したように増幅用光ファイバ7内を伝搬し、コアに添加された希土類元素に作用することで、増幅用光ファイバ7のコア13を伝搬する信号光2を増幅する。
(1)励起光用光ファイバから増幅用光ファイバに入力される励起光は、励起光用光ファイバの開口数によって入力角度が異なるため、励起光用光ファイバの開口数によって、入力された励起光が増幅用光ファイバのコアに吸収される位置が異なる。
(2)このため、励起光の数が増えた場合でも、増幅用光ファイバのコアに励起光が吸収される場所が1箇所に集中せず、発熱が分散するため、増幅用光ファイバに掛かる熱的負荷が軽減される。
(3)増幅用光ファイバへの入射角度が小さい励起光は、入射角度が大きい励起光よりも、増幅用光ファイバのコアを1回目に通過する場所が、増幅用光ファイバの入射端から離れた場所になるとともに、増幅用光ファイバの単位長さあたりのコアを通過する回数が少ないため、信号光増幅機能がより長い距離に渡って有効に働く。
図4において、5は光結合器、11は信号光用光ファイバ、12Aは第1の開口数(NA1)を有する励起光用光ファイバ、12Bは第2の開口数(NA2)を有する光ファイバ、7は増幅用光ファイバである。
本発明で特徴的なことは、励起光用光ファイバとして第1の開口数(NA1)を有するもの12Aと、第2の開口数(NA2)を有するもの12Bを組み合わせたことである。以下、NA1>NA2として説明する。
一方、開口数NA2の励起光用光ファイバ12Bから増幅用光ファイバ5に入力される励起光4Bは、図5に示すように光軸に対して小さい角度で入力されるため、増幅用光ファイバ7の入射端から離れた場所で1回目のコア通過が起きるとともに、一定長さあたりのコア通過回数が少ない。
先述したように、励起光4が増幅用光ファイバ7のコア13を通過する際にそのエネルギーの一部が吸収され、増幅用光ファイバ7は発熱する。
励起光用光ファイバ12の開口数が全て等しい場合、増幅用光ファイバ7のコア13における励起光の1回目の吸収が起きる場所がある1点とその付近に集中するため、増幅用光ファイバ7への熱的負荷が大きくなり、増幅用光ファイバ7が損傷する場合もある。
特に、レーザ光10のエネルギーを高めるために励起光用光ファイバの本数を増やした際に、この熱的負荷の軽減効果は、増幅用光ファイバ7の損傷を防ぐために重要なものとなる。
先述したように、開口数の小さい励起光用光ファイバ12Bから増幅用光ファイバ7に入力される励起光4Bは、光軸に対して小さい角度で入力されるため、増幅用光ファイバ7の入射端から離れた場所で1回目のコア通過が起きるとともに、単位長さあたりのコア通過回数が少ない。
これの意味する所は、開口数の小さい励起光用光ファイバ12Bから入力された励起光4Bは、開口数の大きい励起光用光ファイバ12Aから入力された励起光4Aと比較して、増幅用光ファイバ7内における吸収(エネルギー減衰)が緩やかであるということである。
高エネルギーのレーザ光10を得たい場合、励起光用光ファイバ7の信号光増幅機能が長い距離に渡って有効に働くことが重要である。
具体的には、開口数の小さい励起光用光ファイバ12Bに入力する励起光4Bのエネルギーを、開口数の大きい励起光用光ファイバ12Aに入力する励起光4Aのエネルギーより高くするのが良い。
信号光用光ファイバ11として、コア径20μm、クラッド径400μm、NA=0.06の光ファイバを1本使用した。
第1の開口数を有する励起光用光ファイバ12Aとして、コア径105μm、クラッド径125μm、NA=0.26の光ファイバを8本使用した。
第2の開口数を有する励起光用光ファイバ12Bとして、コア径105μm、クラッド径125μm、NA=0.22の光ファイバを5本使用した。
さらに、第3の開口数を有する励起光用光ファイバ12Cとして、コア径105μm、クラッド径125μm、NA=0.15の光ファイバを5本使用した。
各光ファイバを図6に示したように配列し、互いに加熱融着して光結合器5を得た。
信号用光ファイバ11には波長1080nm、出力10Wの信号光2を、第1の開口数を有する励起光用光ファイバ12Aには波長915nm、出力15Wの励起光4Aを、第2の開口数を有する励起光用光ファイバ12Bには波長915nm、出力20Wの励起光4Bを、第3の開口数を有する励起光用光ファイバ12Cには波長915nm、出力25Wの励起光4Cを入力し、出力光として波長1080nm、出力265Wのレーザ光10を得る。
2 信号光
3 励起光源
4、4A、4B、4C 励起光
5 光結合器
6 光結合器と増幅用光ファイバの接続部
7 増幅用光ファイバ
8 増幅用光ファイバとレーザ出射用光ファイバの接続部
9 レーザ出射用光ファイバ
10 レーザ光
11 信号光用光ファイバ
12 励起光用光ファイバ
12A 第1の開口数(NA1)を有する励起光用光ファイバ
12B 第2の開口数(NA2)を有する励起光用光ファイバ
12C 第2の開口数(NA2)を有する励起光用光ファイバ
13 増幅用光ファイバのコア
14 増幅用光ファイバのクラッド
Claims (3)
- 1本の信号用光ファイバと、複数本の励起光用光ファイバとで構成された光結合器と、増幅用光ファイバとで構成された光増幅器であって、該信号用光ファイバを中心に略同心円周上にある該複数本の励起光用光ファイバの少なくとも1本は、同じ略同心円周上にある他の励起光用光ファイバと異なる開口数を有することを特徴とする、光増幅器。
- 該異なる開口数を有する励起光用光ファイバには、該他の励起光用光ファイバに入力される励起光とは異なる出力の励起光が入力されることを特徴とする、請求項1に記載の光増幅器。
- 請求項1または2に記載の光増幅器を使用したファイバレーザ装置。
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