JP6043140B2 - Installation structure of functional members on the roof - Google Patents
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Description
本発明は、機能部材の屋根への設置構造に関するものである。 The present invention relates to a structure for installing a functional member on a roof.
従来、太陽電池(PV:Photovoltaic)、太陽熱温水器、看板類、アンテナ等の機能部材1を屋根2へ設置するにあたっては、例えば、機能部材1を支持するための台座受部22が一体的に上面に形成された屋根材3が用いられている(例えば、特許文献1参照)。そして、屋根2は、図2に示すように、台座受部22が形成された屋根材3と、台座受部22が形成されていない通常の屋根材3とをそれぞれ屋根下地4に設けた瓦桟23に引っ掛けて葺設することによって形成されている。
Conventionally, when the functional member 1 such as a solar cell (PV: Photovoltaic), a solar water heater, a signboard, or an antenna is installed on the
しかし、屋根下地4と屋根材3との間に隙間がある場合、図2の矢印で示すように屋根材3に荷重がかかったときに屋根材3が破損するおそれがある。特に台座受部22が形成された屋根材3は、後から重量のある機能部材1が設置されるので荷重がかかりやすい。
However, when there is a gap between the
そこで、図3(a)に示すように、合板や木材などで形成された受け材24を所定枚数重ね、これを屋根下地4と屋根材3との間の隙間に介在させ、この受け材24で屋根材3を下から支えて、屋根材3の破損を抑制することが考えられる。
Therefore, as shown in FIG. 3A, a predetermined number of receiving
しかし、実際には、受け材24の枚数を調整することによって、屋根下地4と屋根材3との間に隙間なく受け材24を介在させることは困難である。そして、受け材24と屋根材3との間にわずかでも隙間があると、屋根材3に荷重がかかったときに屋根材3が破損するおそれがある。
However, in practice, it is difficult to interpose the receiving
また、図3(b)に示すように屋根下地4に瓦桟23を設けずに屋根2を形成する場合もあるが、この場合には瓦桟23を設ける場合に比べて、屋根下地4と屋根材3との間の隙間が狭くなる。そのため、受け材24の枚数を減らす必要があるが、この場合にも屋根下地4と屋根材3との間に隙間なく受け材24を介在させることが困難となる。例えば、1枚の受け材24の厚みより薄い隙間が残ってしまう場合がある。
In addition, as shown in FIG. 3B, there is a case where the
さらに、瓦桟23を設ける場合も設けない場合も、屋根材3を葺設した後に屋根材3の下に隙間がないことを確認することも困難である。
Furthermore, it is also difficult to confirm that there is no gap below the
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、機能部材を屋根へ設置するにあたって、屋根材に荷重をかけにくくして、屋根材の破損を抑制することができる機能部材の屋根への設置構造を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made in view of the above points. When installing the functional member on the roof, it is difficult to apply a load to the roof material, and the functional member can be prevented from being damaged. The object is to provide an installation structure.
本発明に係る機能部材の屋根への設置構造は、機能部材が屋根へ設置された構造であって、前記屋根が、複数の屋根材を屋根下地に葺設して形成され、荷重受け具が前記屋根材を貫通して前記屋根下地に固定され、前記荷重受け具で前記屋根材が前記屋根下地の側に押さえられ、前記機能部材を支持する支持具が前記荷重受け具に載置されて取り付けられ、前記荷重受け具とは別に設けられた固定用ビスが前記支持具及び前記屋根材を貫通して前記屋根下地に固定されており、前記荷重受け具と前記支持具との間に防水部材が設けられていることを特徴とするものである。 The installation structure of the functional member on the roof according to the present invention is a structure in which the functional member is installed on the roof, wherein the roof is formed by laying a plurality of roofing materials on the roof base, and a load receiver The roof material is fixed to the roof base through the roof material, the roof material is pressed to the roof base by the load receiver, and a support that supports the functional member is placed on the load receiver. A fixing screw, which is attached and provided separately from the load receiver, passes through the support and the roof material and is fixed to the roof base, and is waterproof between the load receiver and the support. A member is provided .
前記機能部材の屋根への設置構造において、座部が前記支持具の下に位置するように前記屋根材に設けられていることが好ましい。 In the installation structure of the functional member on the roof, it is preferable that the roof member is provided so that a seat portion is located under the support.
前記機能部材の屋根への設置構造において、前記荷重受け具が荷重受け用ビスであり、前記荷重受け用ビスの頭部が前記座部の上面と面一となるように又は前記上面より上方に突出するように、前記荷重受け用ビスが前記座部を貫通して前記屋根下地に固定されていることが好ましい。 In the installation structure of the functional member on the roof, the load receiver is a load receiving screw, and the head of the load receiving screw is flush with the upper surface of the seat portion or above the upper surface. It is preferable that the load receiving screw is fixed to the roof base so as to protrude through the seat portion.
本発明によれば、機能部材を屋根へ設置するにあたって、機能部材を支持する支持具の荷重が主として荷重受け具にかかって、屋根材にはかかりにくくなることによって、屋根材の破損を抑制することができるものである。 According to the present invention, when the functional member is installed on the roof, the load of the support member that supports the functional member is mainly applied to the load receiver and is less likely to be applied to the roof material, thereby suppressing damage to the roof material. It is something that can be done.
以下、本発明の実施の形態を説明する。 Embodiments of the present invention will be described below.
図1は本発明に係る機能部材1の屋根2への設置構造の一例を示すものである。これは、太陽電池(PV:Photovoltaic)、太陽熱温水器、看板類、アンテナ等の機能部材1が屋根2へ設置された構造である。
FIG. 1 shows an example of an installation structure of a functional member 1 according to the present invention on a
屋根2は、垂木11に屋根下地4(野地板)を設置し、この屋根下地4の上面にアスファルトルーフィング12を貼設した後、この上面に複数の屋根材3を軒棟方向に平行な方向及び軒棟方向に垂直な方向に葺設して形成されている。なお、図1(b)では支持具6(後述)を取り付ける屋根材3を図示し、この屋根材3の周囲に葺設される屋根材3の図示は省略している。
In the
ここで、屋根材3としては、支持具6を取り付けるものと取り付けないものとがあるが、特に支持具6を取り付ける屋根材3としては、上面に座部8が一体的に設けられたものを用いることが好ましい。図1(b)では屋根材3の上面の最も低い箇所である最低部13を含む隙間をあけて2つの座部8が1組として設けられている。上記の最低部13は棟側から軒側にかけて形成されているので、屋根2に降った雨水等は屋根材3の最低部13を通って棟側から軒側に向かって流れ落ちる。1組の座部8の上面は平坦で同じ高さである。また各座部8には上面から屋根材3の下面に貫通する第一貫通孔14及び第二貫通孔15が形成されている。第一貫通孔14及び第二貫通孔15の数や相対的な位置関係は特に限定されるものではないが、図1(b)では座部8の軒棟方向の両端部に第二貫通孔15が1つずつ形成され、これらの第二貫通孔15に挟まれて2つの第一貫通孔14が軒棟方向に形成されている。以下ではこのような座部8が設けられた屋根材3を用いる場合について説明する。屋根材3の材質は、例えば窯業系材料等を挙げることができるが、このものに限定されるものではない。また屋根材3の形状は、例えばJ形、S形、F形等を挙げることができるが、これらのものに限定されるものではない。また屋根材3の寸法も特に限定されるものではない。また屋根2全体の形状は、例えば切妻造や寄棟造などを挙げることができるが、これらのものに限定されるものではない。
Here, as the
そして、機能部材1を屋根2へ設置するにあたっては、まず荷重受け具5を屋根材3を貫通して屋根下地4に固定する。ここで、荷重受け具5は、特に限定されるものではないが、ビスであることが好ましいので、以下では適宜、荷重受け用ビス9として説明する。すなわち、荷重受け用ビス9は、屋根材3に設けられた座部8の第一貫通孔14に打入され、そのまま第一貫通孔14を貫通し、屋根下地4に突き刺さって固定されている。このとき荷重受け用ビス9は、遊びがある状態で座部8の第一貫通孔14を貫通している。また屋根下地4の強度が低い場合には、図1に示すように屋根下地4の上面に補助板16(想像線で示す)を設けて強度を高め、荷重受け用ビス9を補助板16も貫通させて屋根下地4に固定するようにしてもよい(図1(a)参照)。また荷重受け用ビス9の頭部10は、座部8の上面と面一となっていることが好ましく、座部8の上面よりわずかに上方に突出していることがより好ましい。このときの突出寸法は、特に限定されるものではないが、例えば0.1〜2mm程度である。
When the functional member 1 is installed on the
次に図1に示すように支持具6を荷重受け具5に載置する。支持具6は、機能部材1を支持しやすい形状に形成されていれば特に限定されるものではないが、以下では支持具6として、矩形状の取付板17の四隅に第三貫通孔18を設け、中央部にハット状の支持部19を設けて形成されたものを用いる場合について説明する。具体的に支持具6を荷重受け具5に載置するにあたっては、1組の座部8を貫通する荷重受け用ビス9(図1では4本)の頭部10に支持具6の取付板17を架け渡して載置する。このとき図1に示すように、荷重受け具5である荷重受け用ビス9と、支持具6の取付板17との間に防水部材7を介在させて設けることが好ましい。防水部材7としては、例えば、ブチルゴム、EPDMゴム等を用いることができる。上記のように防水部材7を設けると、雨水等が座部8の第一貫通孔14及び第二貫通孔15に浸入しにくくなり、防水性を高めることができるものである。
Next, the
そして、上記のように支持具6を荷重受け具5に載置した後、固定用ビス20を支持具6の第三貫通孔18に打入し、そのまま座部8の第二貫通孔15を貫通させ、屋根下地4に突き刺して固定する。このように支持具6を荷重受け具5に載置して取り付けることができる。このとき固定用ビス20は、遊びがある状態で座部8の第二貫通孔15を貫通していることが好ましい。また屋根下地4の強度が低い場合には、上述のように屋根下地4の上面に補助板16を設けて強度を高め、固定用ビス20を補助板16も貫通させて屋根下地4に固定するようにしてもよい(図1(a)参照)。
Then, after placing the
ここで、座部8は支持具6の下に位置しているので、荷重受け用ビス9の頭部10が座部8の上面と面一となっている場合には、支持具6を安定的に座部8に載置して取り付けることができるものである。また荷重受け用ビス9の頭部10が座部8の上面よりわずかに上方に突出している場合には、支持部6が座部8から若干浮いているが、上記のように防水部材7を介在させるなどすれば、支持具6をより安定的に座部8に載置して取り付けることができるものである。
Here, since the
その後、支持具6で機能部材1を支持することによって、図1(a)に示すような機能部材1の屋根2への設置構造を形成することができる。支持具6によって機能部材1を支持する方法は特に限定されるものではなく、例えば、支持具6の支持部19に支持用孔21を設け、この支持用孔21を利用して機能部材1を支持したり、ビス留め等により機能部材1を支持したりすることができる。
Thereafter, by supporting the functional member 1 with the
上記のように形成された機能部材1の屋根2への設置構造においては、次のようにして屋根材3の破損が抑制される。すなわち、機能部材1を屋根2へ設置するにあたって、荷重受け用ビス9の頭部10が座部8の上面よりわずかに上方に突出している場合には、支持具6は座部8から若干浮いている。そのため、機能部材1を支持する支持具6の荷重は、荷重受け具5である荷重受け用ビス9にかかる。このとき荷重受け用ビス9は、遊びがある状態で座部8の第一貫通孔14を貫通しているので、荷重受け用ビス9にかかる荷重は屋根材3には伝達しにくい。また荷重受け用ビス9の頭部10が座部8の上面と面一となっている場合でも、機能部材1を支持する支持具6の荷重は、一部座部8にかかるものの、主として荷重受け具5である荷重受け用ビス9にかかる。このように、遊びがある状態で屋根材3を貫通している荷重受け具5によって、機能部材1を支持する支持具6の荷重は、屋根材3にはかかりにくくなるので、屋根材3の破損を抑制することができるものである。
In the installation structure on the
1 機能部材
2 屋根
3 屋根材
4 屋根下地
5 荷重受け具
6 支持具
7 防水部材
8 座部
9 荷重受け用ビス
10 頭部
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (3)
前記屋根が、複数の屋根材を屋根下地に葺設して形成され、
荷重受け具が前記屋根材を貫通して前記屋根下地に固定され、
前記荷重受け具で前記屋根材が前記屋根下地の側に押さえられ、
前記機能部材を支持する支持具が前記荷重受け具に載置されて取り付けられ、
前記荷重受け具とは別に設けられた固定用ビスが前記支持具及び前記屋根材を貫通して前記屋根下地に固定されており、
前記荷重受け具と前記支持具との間に防水部材が設けられていることを特徴とする
機能部材の屋根への設置構造。 A functional member is installed on the roof,
The roof is formed by laying a plurality of roof materials on the roof base,
A load receiver passes through the roofing material and is fixed to the roof base,
The roof material is pressed to the roof base side by the load receiver,
A support that supports the functional member is placed and attached to the load receiver,
A fixing screw provided separately from the load receiver penetrates the support and the roof material and is fixed to the roof base ,
A structure for installing a functional member on a roof, wherein a waterproof member is provided between the load receiver and the support .
請求項1に記載の機能部材の屋根への設置構造。 The installation structure on the roof of the functional member according to claim 1, wherein a seat portion is provided on the roof material so as to be positioned under the support.
前記荷重受け用ビスの頭部が前記座部の上面と面一となるように又は前記上面より上方に突出するように、前記荷重受け用ビスが前記座部を貫通して前記屋根下地に固定されていることを特徴とする
請求項2に記載の機能部材の屋根への設置構造。 The load receiver is a load receiving screw;
The load receiving screw passes through the seat and is fixed to the roof base so that the head of the load receiving screw is flush with the upper surface of the seat or protrudes upward from the upper surface. The installation structure to the roof of the functional member of Claim 2 characterized by the above-mentioned.
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