JP6041950B1 - 運動制御装置、運動制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
象ごとの専用の制御基板がそれぞれ独立に車両に搭載される。各制御基板がそれぞれ電気
的に接続されることで、データのやりとりが行われる。
作業用車両の故障の原因の一つに制御基板の障害が挙げられる。制御基板の障害は、該
当する制御基板を交換することにより解消することができる。制御基板の交換の際に、交
換先の制御基板として非正規品を用いることは、安全性及び信頼性の観点から好ましくな
い。
である場合に所定の措置をとる技術が開示されている。
作しないように制御することで、非正規品の不使用を促すことができる。他方、制御基板
が非正規品である場合に車両が動作しないよう制御すると、車両の故障が荷役作業中に発
生した場合、当該車両が他の荷役作業の妨げになってしまうおそれがある。そのため、制
御基板が非正規品であったとしても最低限の荷役作業を継続できるようにしておく必要が
ある。
本発明の目的は、作業用車両の制御基板が非正規品に交換された場合に、最低限の荷役
作業を可能にしつつ、正規品の制御基板への交換を促す運動制御装置、運動制御方法及び
プログラムを提供することにある。
と、動作モードを駆動装置が所定の駆動力を発揮するためのエネルギーを消費する通常モ
ードとするか、動作モードを前記通常モードよりも少ないエネルギーを消費するパワーセ
ーブモードとするかを決定するパラメータを設定するパラメータ設定部と、を備え、前記
パラメータ設定部は、前記判定部が制御基板が正規基板であると判定した場合に、取得し
たバッテリーの電圧値および電気機器の温度をパラメータとして設定し、前記判定部が制
御基板が正規基板でないと判定した場合に、取得したバッテリーの電圧値および電気機器
の温度よりも前記パワーセーブモードと判定されるしきい値を境にして、前記パワーセー
ブモードと判定される側の値をパラメータとする運動制御装置である。
御基板が正規基板でないと判定した場合に、取得したバッテリーの電圧値をより低い電圧
値に置き替える。
判定部が制御基板が正規基板でないと判定した場合に、取得した電気機器の温度をより高
い温度に置き替える。
セーブモードと判定されるしきい値との比較結果に基づいて、前記パワーセーブモードで
動作させるモード制御部を備える。
係る駆動装置である。
基づく運動に係る駆動装置である。
る表示部を備え、当該表示部は、前記判定部が前記制御基板が正規基板でないと判定した
場合に、計測値とは異なる値に基づいて特定された前記車両に係る情報を表示する。
ステップと、動作モードを駆動装置が所定の駆動力を発揮するためのエネルギーを消費す
る通常モードとするか、動作モードを前記通常モードよりも少ないエネルギーを消費する
パワーセーブモードとするかを決定するパラメータを設定するステップと、を有し、前記
パラメータを設定するステップでは、前記制御基板が正規基板であるか否かを判定するス
テップで制御基板が正規基板であると判定した場合に、取得したバッテリーの電圧値およ
び電気機器の温度をパラメータとして設定し、前記制御基板が正規基板であるか否かを判
定するステップで制御基板が正規基板でないと判定した場合に、取得したバッテリーの電
圧値および電気機器の温度よりも前記パワーセーブモードと判定されるしきい値を境にし
て、前記パワーセーブモードと判定される側の値をパラメータとする運動制御方法である
。
か否かを判定する判定部と、動作モードを駆動装置が所定の駆動力を発揮するためのエネ
ルギーを消費する通常モードとするか、動作モードを前記通常モードよりも少ないエネル
ギーを消費するパワーセーブモードとするかを決定するパラメータを設定するパラメータ
設定部として機能させ、前記パラメータ設定部は、前記判定部が制御基板が正規基板であ
ると判定した場合に、取得したバッテリーの電圧値および電気機器の温度をパラメータと
して設定し、前記判定部が制御基板が正規基板でないと判定した場合に、取得したバッテ
リーの電圧値および電気機器の温度よりも前記パワーセーブモードと判定されるしきい値
を境にして、前記パワーセーブモードと判定される側の値をパラメータとするプログラム
である。
でない場合に、パワーセーブモードに設定され、走行及び油圧に基づく運動の速度を制限
する。これにより、例えばフォークリフトであれば、パワーセーブモードに設定された場
合であっても、通常よりも低速ではあるが走行及び荷役(荷の上げ下げなどの作業)を行
うことができる一方、走行及び荷役の作業効率を低下させることで、利用者に正規基板へ
の交換を促すことができる。
一例であるフォークリフト100について説明を行う。
図1は、第1の実施形態に係るフォークリフト100の斜視図の一例を示す図である。
フォークリフト100の車両本体101の前方には、車両本体101の幅方向の端に1
つずつ、前方へ延びる1対のストラドルアーム102が設けられる。1対のストラドルア
ーム102には、フォーク104の昇降動作を案内するマスト103が、車両本体101
の上方へ延びるように設けられる。当該マスト103には、荷役対象物を昇降させるフォ
ーク104が取り付けられている。本実施形態に係るフォークリフト100においては、
前輪がストラドルアーム102に設けられ、後輪が車両本体101に設けられる。
沿って上昇させる制御を、リフトアップ制御という。他方、フォーク104をマスト10
3に沿って下降させる制御を、リフトダウン制御という。また、マスト103を後傾させ
ることでフォーク104の先端部を上方向に傾ける制御をチルトアップ制御という。他方
、マスト103を前傾させることでフォーク104の先端部を下方向に傾ける制御をチル
トダウン制御という。
スト103及びフォーク104をストラドルアーム102に沿って進出させる制御を、リ
ーチアウト制御という。他方、マスト103及びフォーク104をストラドルアーム10
2に沿って後退させる制御を、リーチイン制御という。
なお、マスト103及びフォーク104は、油圧回路によって作動する。
れる。運転席105には、アクセルレバー106、リフトレバー107、リーチレバー1
08、チルトレバー109、操舵ハンドル110、及びディスプレイ(表示部)111が
設けられる。
アクセルレバー106は、車両本体101の前進・後退を制御するためのレバーである
。具体的には、アクセルレバー106を前方(作業者から見て奥側)へ倒すことで車両本
体101が前進し、アクセルレバー106を後方(作業者から見て手前側)へ倒すことで
車両本体101が後退する。
リフトレバー107は、リフト制御(リフトアップ制御及びリフトダウン制御)のため
のレバーである。具体的には、リフトレバー107を前方へ倒すことでリフトダウン制御
がなされ、リフトレバー107を後方へ倒すことでリフトアップ制御がなされる。
リーチレバー108は、リーチ制御(リーチイン制御及びリーチアウト制御)のための
レバーである。具体的には、リーチレバー108を前方へ倒すことでリーチアウト制御が
なされ、リーチレバー108を後方へ倒すことでリーチイン制御がなされる。
チルトレバー109は、チルト制御(チルトアップ制御及びチルトダウン制御)のため
のレバーである。具体的には、チルトレバー109を前方へ倒すことでチルトダウン制御
がなされ、チルトレバー109を後方へ倒すことでチルトアップ制御がなされる。
である。操舵ハンドル110が作業者によって回転されると、図示しない操舵機構を介し
て当該回転が車両の後輪に伝達され、後輪の角度が変更される。
ディスプレイ111は、バッテリー214の残存容量、走行速度、走行距離、フォーク
104の負荷などの情報を表示する。ディスプレイ111は、例えばVFD(Vacuu
m Fluorescent Display:蛍光管ディスプレイ)によって実現され
る。
す概略ブロック図である。
車両本体101の内部には、走行用ボード201、荷役用ボード202、操舵用ボード
203、充電用ボード204、ディスプレイ用ボード205、アクセサリ用ボード206
、走行インバータ207、走行モータ(走行に係る駆動装置)208、荷役インバータ2
09、荷役モータ(油圧に基づく運動に係る駆動装置)210、操舵インバータ211、
操舵モータ212、充電器213、バッテリー214、ディスプレイ111、方向指示器
215、回転灯216及びブザー217が設けられる。走行用ボード201、荷役用ボー
ド202、操舵用ボード203、充電用ボード204、ディスプレイ用ボード205及び
アクセサリ用ボード206は、制御基板の一例である。
走行用ボード201は、フォークリフト100の主制御である走行を制御する基板であ
る。走行用ボード201には、走行制御装置218が設けられる。走行制御装置218は
、フォークリフト100の走行機能を管理する。例えば、走行制御装置218は、フォー
クリフト100の走行速度、走行距離、走行設定情報などを管理したり、アクセルレバー
106の傾きなどの情報に基づいて走行モータ208の回転数を決定する。なお、走行制
御装置218と、荷役用ボード202、操舵用ボード203、充電用ボード204、ディ
スプレイ用ボード205及びアクセサリ用ボード206とは電気的に接続される。
る。荷役用ボード202には、荷役制御装置219が設けられる。荷役制御装置219は
、フォークリフト100の荷役機能を管理する。例えば、荷役制御装置219は、フォー
クリフト100の荷役速度、フォーク104の負荷、荷役設定情報などを管理したり、リ
フトレバー107、リーチレバー108及びチルトレバー109の傾きなどの情報に基づ
いて荷役モータ210の回転数を決定する。
ード203には、操舵制御装置220が設けられる。操舵制御装置220は、操舵ハンド
ル110の回転などの情報に基づいて操舵モータ212の回転数を決定する。
ード204には、充電制御装置221が設けられる。充電制御装置221は、充電器21
3の操作情報に基づいてバッテリー214の充電方法を決定する。
ィスプレイ用ボード205には、ディスプレイ制御装置222が設けられる。ディスプレ
イ制御装置222は、バッテリー214の残存容量、走行速度、走行距離、フォーク10
4の負荷などの情報に基づいてディスプレイ111の表示内容を決定する。
する基板である。アクセサリ用ボード206には、アクセサリ制御装置223が設けられ
る。アクセサリ制御装置223は、作業者の操作に基づいて方向指示器215、回転灯2
16、ブザー217を制御する。
走行制御装置218、荷役制御装置219及び操舵制御装置220が算出した回転数に基
づいて、モータを駆動するための周波数及び電圧を変化させる。
走行モータ208は、回転により車両本体101の後輪を回転させる。これにより、車
両本体101が前進または後退する。
荷役モータ210は、回転により油圧回路の油の供給量を変化させる。これにより、マ
スト103及びフォーク104が作動する。
操舵モータ212は、回転により操舵機構に駆動力を付与する。操舵モータ212は、
操舵機構が電動式である場合、操舵モータ212のトルクにより直接操舵機構に駆動力を
付与する。操舵モータ212は、操舵機構が油圧式である場合、操舵機構の油圧回路に油
を供給することで、操舵機構に駆動力を付与する。
バッテリー214は、フォークリフト100に搭載される各種電気機器に供給すべき電
気を蓄える。
、ディスプレイ用ボード205及びアクセサリ用ボード206は、互いに電気的に接続さ
れることで、データの受け渡しを行う。なお、走行用ボード201、荷役用ボード202
、操舵用ボード203、充電用ボード204、ディスプレイ用ボード205及びアクセサ
リ用ボード206は、CPUである走行制御装置218、荷役制御装置219、操舵制御
装置220、充電制御装置221、ディスプレイ制御装置222及びアクセサリ制御装置
223以外に、図示しない主記憶装置、補助記憶装置、インタフェースを備える。走行用
ボード201、荷役用ボード202、操舵用ボード203、充電用ボード204、ディス
プレイ用ボード205及びアクセサリ用ボード206は、互いにインタフェースを介して
接続される。具体的には、走行用ボード201、荷役用ボード202、操舵用ボード20
3、充電用ボード204、ディスプレイ用ボード205及びアクセサリ用ボード206は
、CAN(Controller Area Network)通信やCR(Cell
Relay)通信などの通信規格に従って接続される。
204、ディスプレイ用ボード205及びアクセサリ用ボード206が正規基板であるか
否かの判定について説明する。
図3は、走行用ボード201、荷役用ボード202、操舵用ボード203、充電用ボー
ド204、ディスプレイ用ボード205及びアクセサリ用ボード206とが互いに正規基
板であるか否かを確認する動作を示すフローチャートの一例を示す図である。
フォークリフト100のキースイッチ(図示せず)がONに切り替えられると、バッテ
リー214から走行用ボード201、荷役用ボード202、操舵用ボード203、充電用
ボード204、ディスプレイ用ボード205及びアクセサリ用ボード206に電気が供給
される。操舵用ボード203に電気が供給されると、操舵制御装置220は、所定のフラ
グ情報を含む初期通信のデータを、接続された走行用ボード201、荷役用ボード202
、充電用ボード204、ディスプレイ用ボード205及びアクセサリ用ボード206に送
信する(ステップS1)。
接続された操舵用ボード203からの初期通信のデータの受信を待機する(ステップS2
a)。走行制御装置218は、電気の供給から所定の時間が経過しても所定のフラグ情報
を含むデータを受信できない場合(ステップS2a:NO)、接続された操舵用ボード2
03が非正規基板であると判定する(ステップS3a)。他方、走行制御装置218は、
所定の時間以内に初期通信のデータを受信した場合(ステップS2a:YES)、接続さ
れた操舵用ボード203が正規基板であると判定し(ステップS4a)、所定のフラグ情
報を含む応答データを、接続された操舵用ボード203に送信する(ステップS5a)。
接続された操舵用ボード203からの初期通信のデータの受信を待機する(ステップS2
b)。荷役制御装置219は、電気の供給から所定の時間が経過しても所定のフラグ情報
を含むデータを受信できない場合(ステップS2b:NO)、接続された操舵用ボード2
03が非正規基板であると判定する(ステップS3b)。他方、荷役制御装置219は、
所定の時間以内に初期通信のデータを受信した場合(ステップS2b:YES)、接続さ
れた操舵用ボード203が正規基板であると判定し(ステップS4b)、所定のフラグ情
報を含む応答データを、接続された操舵用ボード203に送信する(ステップS5b)。
接続された操舵用ボード203からの初期通信のデータの受信を待機する(ステップS2
c)。充電制御装置221は、電気の供給から所定の時間が経過しても所定のフラグ情報
を含むデータを受信できない場合(ステップS2c:NO)、接続された操舵用ボード2
03が非正規基板であると判定する(ステップS3c)。他方、充電制御装置221は、
所定の時間以内に初期通信のデータを受信した場合(ステップS2c:YES)、接続さ
れた操舵用ボード203が正規基板であると判定し(ステップS4c)、所定のフラグ情
報を含む応答データを、接続された操舵用ボード203に送信する(ステップS5c)。
所定の時間の間、接続された操舵用ボード203からの初期通信のデータの受信を待機す
る(ステップS2d)。ディスプレイ制御装置222は、電気の供給から所定の時間が経
過しても所定のフラグ情報を含むデータを受信できない場合(ステップS2d:NO)、
接続された操舵用ボード203が非正規基板であると判定する(ステップS3d)。他方
、ディスプレイ制御装置222は、所定の時間以内に初期通信のデータを受信した場合(
ステップS2d:YES)、接続された操舵用ボード203が正規基板であると判定し(
ステップS4d)、所定のフラグ情報を含む応答データを、接続された操舵用ボード20
3に送信する(ステップS5d)。
の時間の間、接続された操舵用ボード203からの初期通信のデータの受信を待機する(
ステップS2e)。アクセサリ制御装置223は、電気の供給から所定の時間が経過して
も所定のフラグ情報を含むデータを受信できない場合(ステップS2e:NO)、接続さ
れた操舵用ボード203が非正規基板であると判定する(ステップS3e)。他方、アク
セサリ制御装置223は、所定の時間以内に初期通信のデータを受信した場合(ステップ
S2e:YES)、接続された操舵用ボード203が正規基板であると判定し(ステップ
S4e)、所定のフラグ情報を含む応答データを、接続された操舵用ボード203に送信
する(ステップS5e)。
走行用ボード201、荷役用ボード202、充電用ボード204、ディスプレイ用ボード
205及びアクセサリ用ボード206からの応答データの受信を待機する(ステップS6
)。操舵制御装置220は、初期通信のデータの送信から所定の時間が経過しても所定の
フラグ情報を含むデータを受信できない場合(ステップS6:NO)、接続された走行用
ボード201、荷役用ボード202、充電用ボード204、ディスプレイ用ボード205
及びアクセサリ用ボード206が非正規基板であると判定する(ステップS7)。他方、
操舵制御装置220は、所定の時間以内に初期通信のデータを受信した場合(ステップS
6:YES)、接続された走行用ボード201、荷役用ボード202、充電用ボード20
4、ディスプレイ用ボード205及びアクセサリ用ボード206が正規基板であると判定
する(ステップS8)。
電用ボード204、ディスプレイ用ボード205及びアクセサリ用ボード206とは、互
いに正規基板であるか否かを確認することができる。具体的には、走行用ボード201、
荷役用ボード202、充電用ボード204、ディスプレイ用ボード205及びアクセサリ
用ボード206が非正規基板である場合、走行用ボード201、荷役用ボード202、充
電用ボード204、ディスプレイ用ボード205及びアクセサリ用ボード206は、操舵
用ボード203が送信された初期通信のデータを適切に受信することができないため、操
舵用ボード203は応答データを受信することができない。他方、具体的には、操舵用ボ
ード203が非正規基板である場合、操舵用ボード203は正規の初期通信のデータを送
信しないため、走行用ボード201、荷役用ボード202、充電用ボード204、ディス
プレイ用ボード205及びアクセサリ用ボード206は初期通信のデータを受信すること
ができない。
て説明する。
図4は、第1の実施形態に係る操舵制御装置220及び走行制御装置218の構成の一
例を示す概略ブロック図である。
303と、を備える。
操舵制御装置220が備えるバッテリー電圧取得部301は、バッテリーに設けられた
電圧計からバッテリーの出力電圧を所定の時間間隔で取得する。バッテリー電圧取得部3
01は、取得したバッテリーの出力電圧を通信部303を介して、走行制御装置218に
送信する。
温度取得部302は、フォークリフト100が備える電気機器(半導体素子及びモータ
など)に取り付けられた温度センサから電気機器の温度を所定の時間間隔で取得する。温
度取得部302は、取得した電気機器の温度を通信部303を介して、走行制御装置21
8に送信する。
通信部303は、走行制御装置218が備える通信部404との間で通信する。
と、通信部404と、を備える。
走行制御装置218が備える判定部401は、走行制御装置218に接続された操舵用
ボード203(制御基板)が正規基板であるか否かを判定する。
モード設定部402は、車両の運動機構に駆動力を付与する駆動装置の動作モードを設
定する。動作モードは、通常モードとパワーセーブモードの2種類である。通常モードは
、実際の作業を効率良く行うことができるように駆動装置が所定の駆動力を発揮するモー
ドである。パワーセーブモードは、フォークリフト100が備える電気機器の高温環境に
おける不具合の発生を回避する、バッテリー残量が少ない場合に安全な場所へ移動できる
ようにするなど、フォークリフト100を保護するモードである。各モードは、車両の運
動機構に駆動力を付与する駆動装置に発生させる駆動力の大きさが対応付けられている。
したがって、モードが決定すると、車両の運動機構に駆動力を付与する駆動装置に発生さ
せる駆動力の大きさが決定する。車両がフォークリフト100である場合、運動機構に駆
動力を付与する駆動装置は、例えば、走行モータ208及び荷役モータ210である。モ
ード設定部402は、判定部401による判定に基づいて、判定部401が制御基板が正
規基板でないと判定した場合に、動作モードを駆動装置が所定の駆動力を発揮するための
エネルギーを消費する通常モードよりも少ないエネルギーを消費するパワーセーブモード
に設定する。
較結果に基づいて、通常モード及びパワーセーブモードの何れかで駆動装置を動作させる
。具体的には、モード制御部403は、通常モード及びパワーセーブモードの何れかに応
じた制御信号を走行制御装置218及び荷役制御装置219のそれぞれに出力する。走行
制御装置218及び荷役制御装置219は、それぞれモード制御部403から入力した制
御信号に基づいて、回転数を算出する。
走行制御装置218は、算出した回転するに基づいて走行インバータ207を制御する
。走行インバータ207は、走行制御装置218の制御に基づいて、モータを駆動するた
めの周波数及び電圧を変化させる。走行モータ208は、走行インバータ207による周
波数及び電圧の変化に応じて回転する。このときの走行モータ208の回転は、モード制
御部403の制御信号に基づく回転であり、通常モードでの回転はパワーセーブモードで
の回転よりも速い。
荷役制御装置219は、算出した回転するに基づいて荷役インバータ209を制御する
。荷役インバータ209は、荷役制御装置219の制御に基づいて、モータを駆動するた
めの周波数及び電圧を変化させる。荷役モータ210は、荷役インバータ209による周
波数及び電圧の変化に応じて回転する。このときの荷役モータ210の回転は、モード制
御部403の制御信号に基づく回転であり、通常モードでの回転はパワーセーブモードで
の回転よりも速い。
通信部404は、操舵制御装置220が備える通信部303と通信する。
て説明する。
図5は、第1の実施形態に係る操舵制御装置220及び走行制御装置218の処理フロ
ーの一例を示す図である。
走行制御装置218が備える判定部401は、操舵用ボード203との初期通信におい
て応答データを受信できるか否かに基づいて、操舵用ボード203が正規基板であるか否
かを判定する(ステップS10)。
判定部401は、操舵用ボード203から応答データを受信した場合、操舵用ボード2
03が正規基板であると判定する(ステップS10、YES)。判定部401は、操舵用
ボード203から応答データを受信できなかった場合、操舵用ボード203が正規基板で
はない(すなわち、非正規基板である)と判定する(ステップS10、NO)。
判定部401は、操舵用ボード203が正規基板であるか否かの判定結果をモード設定
部402に出力する。
からバッテリー電圧取得部301が取得したバッテリー電圧値及び温度取得部302から
電気機器の温度値などの計測値を入力している。モード設定部402は、操舵用ボード2
03が正規基板である場合(ステップS10、YES)、バッテリー電圧値及び電気機器
の温度値などの計測値を動作モードを設定するパラメータとしてモード制御部403に出
力する。
モード制御部403は、モード設定部402からパラメータを取得する(ステップS1
1)。
装置をパワーセーブモードで動作させる条件を満たすか否かを判定する(ステップS12
)。例えば、モード制御部403は、パワーセーブモードで操作させるために設定したし
きい値とパラメータとして取得したバッテリー電圧値とを比較する。モード制御部403
は、しきい値よりも取得したバッテリー電圧値の方が高い場合に、駆動装置をパワーセー
ブモードで動作させる条件を満さないと判定する(ステップS12、NO)。モード制御
部403は、しきい値よりも取得したバッテリー電圧値の方が低い場合に、駆動装置をパ
ワーセーブモードで動作させる条件を満たすと判定する(ステップS12、YES)。
判定した場合(ステップS12、NO)、駆動装置を通常モードで動作させる(ステップ
S13)。そして、ステップS11の処理へ戻る。
モード制御部403は、駆動装置をパワーセーブモードで動作させる条件を満たすと判
定した場合(ステップS12、YES)、駆動装置をパワーセーブモードで動作させる(
ステップS14)。
S10、NO)、通信部404を介して操舵制御装置220から入力するバッテリー電圧
値及び電気機器の温度値などの計測値に関わらず、モード制御部403が駆動装置をパワ
ーセーブモードで動作させる条件を満たすパラメータをモード制御部403に出力する。
モード制御部403は、パワーセーブモードで操作させるために設定したしきい値とモ
ード設定部402から入力したパラメータとを比較し、パワーセーブモードで動作させる
条件を満たすと判定する。モード制御部403は、駆動装置をパワーセーブモードで動作
させる(ステップS14)。
パワーセーブモードに設定されると、走行モータ208及び荷役モータ210は、通常
動作(所定の動作)が可能なエネルギーよりも少ないエネルギーを消費するように低速な
動作に制限される。したがって、フォークリフト100は、通常よりも低速ではあるが走
行及び荷役を行うことができる。他方、フォークリフト100の走行及び荷役の作業効率
は低下し、利用者に正規基板への交換を促すことができる。
制御装置218は、判定部401と、モード設定部402と、モード制御部403と、通
信部404と、を備える。判定部401が操舵用ボード203が非正規基板であると判定
した場合に、モード設定部402が走行モータ208及び荷役モータ210をパワーセー
ブモードで動作するようにモード制御部403を設定する。モード制御部403は、走行
制御装置218及び荷役制御装置219をパワーセーブモードで制御することで走行モー
タ208及び荷役モータ210を制御する。
このようにすれば、操舵用ボード203が非正規基板である場合に、フォークリフト1
00の保護のために予め備えられたパワーセーブモードを利用することで、通常よりも低
速ではあるが走行及び荷役(荷の上げ下げなどの作業)を行うことができる一方、走行及
び荷役の作業効率を低下させることで、利用者に正規基板への交換を促すことができる。
次に、第2の実施形態に係るフォークリフト100について説明する。
なお、第2の実施形態に係るフォークリフト100が備える操舵制御装置220は正規
基板であり、走行制御装置218(運動制御装置)は非正規基板であるものとする。
まず、第2の実施形態に係るフォークリフト100が備える操舵制御装置220及び走
行制御装置218の構成について説明する。
図6は、第2の実施形態に係る操舵制御装置220及び走行制御装置218の構成の一
例を示す概略ブロック図である。
303と、判定部304と、モード設定部305と、を備える。
操舵制御装置220が備えるバッテリー電圧取得部301は、バッテリーに設けられた
電圧計からバッテリーの出力電圧を所定の時間間隔で取得する。バッテリー電圧取得部3
01は、取得したバッテリーの出力電圧をモード設定部305に出力する。
温度取得部302は、フォークリフト100が備える電気機器に取り付けられた温度セ
ンサから電気機器の温度を所定の時間間隔で取得する。温度取得部302は、取得した電
気機器の温度をモード設定部305に出力する。
通信部303は、走行制御装置218が備える通信部404との間で通信する。
判定部304は、操舵制御装置220に接続された走行用ボード201が正規基板であ
るか否かを判定する。
モード設定部305は、車両の運動機構に駆動力を付与する駆動装置の動作モードを設
定する。モード設定部305は、判定部304による判定に基づいて、判定部304が走
行用ボード201が正規基板でないと判定した場合に、動作モードを駆動装置が所定の駆
動力を発揮するためのエネルギーを消費する通常モードよりも少ないエネルギーを消費す
るパワーセーブモードに設定する。
走行制御装置218が備えるモード制御部403は、操舵制御装置220が備えるモー
ド設定部305により設定されたモードに基づいて、フォークリフト100における駆動
装置が動作するように制御する。なお、モード制御部403は、通常モードに設定されて
いる場合であっても、バッテリー電圧が所定のしきい値よりも低くなった場合に、パワー
セーブモードに切り替える機能を有している。
通信部404は、操舵制御装置220が備える通信部303と通信する。
て説明する。
図7は、第2の実施形態に係る操舵制御装置220及び走行制御装置218の処理フロ
ーの一例を示す図である。
操舵制御装置220が備える判定部304は、走行用ボード201との初期通信におい
て応答データを受信できるか否かに基づいて、走行用ボード201が正規基板であるか否
かを判定する(ステップS20)。
判定部304は、走行用ボード201から応答データを受信した場合、走行用ボード2
01が正規基板であると判定する(ステップS20、YES)。
判定部304は、走行用ボード201から応答データを受信できなかった場合、走行用
ボード201が正規基板ではない(すなわち、非正規基板である)と判定する(ステップ
S20、NO)。
判定部304は、走行用ボード201が正規基板であるか否かの判定結果をモード設定
部305に出力する。
得部301が取得したバッテリー電圧値及び温度取得部302から電気機器の温度値など
の計測値を入力している。モード設定部305は、走行用ボード201が正規基板である
場合(ステップS20、YES)、バッテリー電圧値及び電気機器の温度値などの計測値
を動作モードを設定するパラメータとして通信部303を介して走行制御装置218に出
力する。
走行制御装置218が備えるモード制御部403は、通信部404を介してモード設定
部305からパラメータを取得する(ステップS21)。そして、モード制御部403は
、第1の実施形態に係る操舵制御装置220及び走行制御装置218の処理におけるステ
ップS12〜ステップS14の処理と同様の処理であるステップS22〜ステップS24
の処理を行う。
S20、NO)、操舵制御装置220から入力するバッテリー電圧値及び電気機器の温度
値などの計測値に関わらず、モード制御部403が駆動装置をパワーセーブモードで動作
させる条件を満たすパラメータを通信部303を介して走行制御装置218に出力する。
モード制御部403は、パワーセーブモードで操作させるために設定したしきい値とモ
ード設定部402から入力したパラメータとを比較し、パワーセーブモードで動作させる
条件を見たすと判定する。モード制御部403は、駆動装置をパワーセーブモードで動作
させる(ステップS24)。
パワーセーブモードに設定されると、走行モータ208及び荷役モータ210は、通常
動作(所定の動作)が可能なエネルギーよりも少ないエネルギーを消費するように低速な
動作に制限される。したがって、フォークリフト100は、通常よりも低速ではあるが走
行及び荷役を行うことができる。他方、フォークリフト100の走行及び荷役の作業効率
は低下し、利用者に正規基板への交換を促すことができる。パワーセーブモードに設定さ
れると、走行モータ208及び荷役モータ210は、通常動作が可能なエネルギーよりも
少ないエネルギーを消費するように低速な動作に制限される。したがって、フォークリフ
ト100は、通常よりも低速ではあるが走行及び荷役を行うことができる。他方、フォー
クリフト100の走行及び荷役の作業効率は低下し、利用者に正規基板への交換を促すこ
とができる。
制御装置220は、バッテリー電圧取得部301と、温度取得部302と、通信部303
と、判定部304と、モード設定部305と、を備える。判定部304が走行用ボード2
01が非正規基板であると判定した場合に、モード設定部305が走行モータ208及び
荷役モータ210をパワーセーブモードで動作するように通信部303を介してモード制
御部403を設定する。モード制御部403は、走行制御装置218及び荷役制御装置2
19をパワーセーブモードで制御することで走行モータ208及び荷役モータ210を制
御する。
このようにすれば、走行用ボード201が非正規基板である場合に、フォークリフト1
00の保護のために予め備えられたパワーセーブモードを利用することで、通常よりも低
速ではあるが走行及び荷役を行うことができる一方、走行及び荷役の作業効率を低下させ
ることで、利用者に正規基板への交換を促すことができる。
次に、第3の実施形態に係る操舵制御装置220(運動制御装置)及び走行制御装置2
18の構成について説明する。
図8は、第3の実施形態に係る操舵制御装置220及び走行制御装置218の構成の一
例を示す概略ブロック図である。
303と、を備える。
操舵制御装置220が備えるバッテリー電圧取得部301は、バッテリーに設けられた
電圧計からバッテリーの出力電圧を所定の時間間隔で取得する。バッテリー電圧取得部3
01は、取得したバッテリーの出力電圧を通信部303を介して、走行制御装置218に
送信する。
温度取得部302は、フォークリフト100が備える電気機器に取り付けられた温度セ
ンサから電気機器の温度を所定の時間間隔で取得する。温度取得部302は、取得した電
気機器の温度を通信部303を介して、走行制御装置218に送信する。
通信部303は、走行制御装置218が備える通信部404との間で通信する。
と、通信部404と、パラメータ設定部405と、を備える。なお、モード設定部402
がパラメータ設定部405を備える。
走行制御装置218が備える判定部401は、走行制御装置218に接続された操舵用
ボード203が正規基板であるか否かを判定する。
モード設定部402は、パラメータ設定部405を備える。
パラメータ設定部405は、動作モードを通常モードとするか、動作モードをパワーセ
ーブモードとするかを決定するパラメータを設定する。パラメータ設定部405は、判定
部401が制御基板が正規基板であると判定した場合に、取得した計測値をパラメータと
して設定し、判定部401が制御基板が正規基板でないと判定した場合に、取得した計測
値よりもパワーセーブモードと判定されるしきい値に近い値をパラメータとする。
較結果に基づいて、通常モード及びパワーセーブモードの何れかで駆動装置を動作させる
。
通信部404は、操舵制御装置220が備える通信部303と通信する。
て説明する。
図9は、第3の実施形態に係る操舵制御装置220及び走行制御装置218の処理フロ
ーの一例を示す図である。
走行制御装置218が備える判定部401は、操舵用ボード203との初期通信におい
て応答データを受信できるか否かに基づいて、操舵用ボード203が正規基板であるか否
かを判定する(ステップS30)。
モード設定部402が備えるパラメータ設定部405は、所定の時間間隔で、通信部4
04を介して操舵制御装置220からバッテリー電圧取得部301が取得したバッテリー
電圧値及び温度取得部302から電気機器の温度値などの計測値を入力している(ステッ
プS31)。
モード設定部402が備えるパラメータ設定部405は、ステップS30の処理におい
て操舵用ボード203が非正規基板であった場合(ステップS32、NO)、入力した計
測値よりもパワーセーブモードと判定されるしきい値に近い値となるように、計測値にオ
フセットを加算する(ステップS33)。パラメータ設定部405は、計測値にオフセッ
トを加算した値を動作モードを設定するパラメータとしてモード制御部403に出力する
。
また、パラメータ設定部405は、ステップS30の処理において操舵用ボード203
が正規基板であった場合(ステップS32、YES)、入力した計測値を変更せずに計測
値を動作モードを設定するパラメータとしてモード制御部403に出力する。
S34)。
駆動装置をパワーセーブモードで動作させる条件を満たすか否かを判定する(ステップS
35)。モード制御部403は、第1の実施形態によるモード制御部403によるステッ
プS12〜ステップS13と同様の処理であるステップS35〜ステップ36の処理を行
い、ステップS31の処理に戻る。また、モード制御部403は、第1の実施形態による
モード制御部403によるステップS14と同様の処理であるステップS37の処理を行
う。
するオフセットの値を調節する。これにより、モード制御部403は、駆動装置をパワー
セーブモードで動作させることができる。また、モード制御部403は、計測値が僅かに
変化したときに駆動装置を通常モードからパワーセーブモードに切り替えて動作させるこ
ともできる。したがって、フォークリフト100は、通常よりも低速ではあるが走行及び
荷役を行うことができる。他方、フォークリフト100の走行及び荷役の作業効率は低下
し、利用者に正規基板への交換を促すことができる。
制御装置218は、判定部401と、モード設定部402と、モード制御部403と、通
信部404と、パラメータ設定部405と、を備える。モード設定部402が備えるパラ
メータ設定部405は、判定部401が操舵用ボード203が正規基板でないと判定した
場合に、バッテリー電圧取得部301から入力したバッテリー電圧及び電気機器の温度な
どの計測値よりもパワーセーブモードと判定されるしきい値に近い値となるように、計測
値にオフセットを加算する。
モード設定部402は、しきい値に近いパラメータをモード制御部403に出力する。
ここで、パラメータ設定部405が計測値に加算するオフセットの値を調節する。これに
より、モード制御部403は、駆動装置をパワーセーブモードで動作させることができる
。また、モード制御部403は、計測値が僅かに変化したときに駆動装置を通常モードか
らパワーセーブモードに切り替えて動作させることもできる。
このようにすれば、通常よりも低速ではあるが走行及び荷役(荷の上げ下げなどの作業
)を行うことができる一方、走行及び荷役の作業効率を低下させることで、利用者に正規
基板への交換を促すことができる。
次に、第4の実施形態に係るフォークリフト100について説明する。
なお、第4の実施形態に係るフォークリフト100が備える操舵制御装置220は正規
基板であり、走行制御装置218(運動制御装置)は非正規基板であるものとする。
まず、第4の実施形態に係るフォークリフト100が備える操舵制御装置220及び走
行制御装置218の構成について説明する。
図10は、第4の実施形態に係る操舵制御装置220及び走行制御装置218の構成の
一例を示す概略ブロック図である。
303と、判定部304と、モード設定部305と、パラメータ設定部306と、表示制
御部307と、表示部308と、を備える。
操舵制御装置220が備えるバッテリー電圧取得部301は、バッテリーに設けられた
電圧計からバッテリーの出力電圧を所定の時間間隔で取得する。バッテリー電圧取得部3
01は、取得したバッテリーの出力電圧をモード設定部305に出力する。
温度取得部302は、フォークリフト100が備える電気機器に取り付けられた温度セ
ンサから電気機器の温度を所定の時間間隔で取得する。温度取得部302は、取得した電
気機器の温度をモード設定部305に出力する。
通信部303は、走行制御装置218が備える通信部404との間で通信する。
判定部304は、操舵制御装置220に接続された走行用ボード201が正規基板であ
るか否かを判定する。
モード設定部305は、パラメータ設定部306を備える。
パラメータ設定部306は、動作モードを通常モードとするか、動作モードをパワーセ
ーブモードとするかを決定するパラメータを設定する。パラメータ設定部306は、判定
部304が制御基板が正規基板であると判定した場合に、取得した計測値をパラメータと
して設定し、判定部304が制御基板が正規基板でないと判定した場合に、取得した計測
値よりもパワーセーブモードと判定されるしきい値に近い値をパラメータとする。
較結果に基づいて、通常モード及びパワーセーブモードの何れかで駆動装置を動作させる
。
通信部303は、走行制御装置218が備える通信部404と通信する。
図11は、第4の実施形態に係る操舵制御装置220及び走行制御装置218の処理フ
ローの一例を示す図である。
操舵制御装置220が備える判定部304は、走行用ボード201との初期通信におい
て応答データを受信できるか否かに基づいて、走行用ボード201が正規基板であるか否
かを判定する(ステップS40)。モード設定部305が備えるパラメータ設定部306
は、所定の時間間隔で、バッテリー電圧取得部301が取得したバッテリー電圧値及び温
度取得部302から電気機器の温度値などの計測値を入力している(ステップS41)。
モード設定部305が備えるパラメータ設定部306は、ステップS40の処理におい
て走行用ボード201が非正規基板であった場合(ステップS42、NO)、入力した計
測値よりもパワーセーブモードと判定されるしきい値に近い値となるように、計測値にオ
フセットを加算する(ステップS43)。パラメータ設定部306は、計測値にオフセッ
トを加算した値を動作モードを設定するパラメータとして通信部303を介して走行制御
装置218に送信する。
また、パラメータ設定部306は、ステップS40の処理において走行用ボード201
が正規基板であった場合(ステップS42、YES)、入力した計測値を変更せずに計測
値を動作モードを設定するパラメータとして通信部303を介して走行制御装置218に
送信する。
また、パラメータ設定部306は、計測値にオフセットを加算した値を動作モードを設
定するパラメータを表示制御部307に出力する。表示制御部307は表示部308の表
示を制御する。表示部308は、表示制御部307の制御により、例えば、バッテリー電
圧の計測値よりも低い電圧値と、電気機器の温度の計測値よりも高い温度とを表示する(
ステップS44)。
図12は、表示部308が表示する表示の一例を示す図である。
表示部308は、図12で示すように、バッテリー残量、走行スピード、走行距離、日
時などの通常表示を行うことができる。また、表示部308は、表示制御部307の制御
により、必要に応じてモード設定及び異常発生時のエラー表示などの車両に係る情報の表
示を行うものであっても良い。
設定部306からパラメータを取得する(ステップS45)。
駆動装置をパワーセーブモードで動作させる条件を満たすか否かを判定する(ステップS
46)。モード制御部403は、第1の実施形態によるモード制御部403によるステッ
プS12〜ステップS13と同様の処理であるステップS46〜ステップ47の処理を行
い、ステップS41の処理に戻る。また、モード制御部403は、第1の実施形態による
モード制御部403によるステップS14と同様の処理であるステップS48の処理を行
う。
するオフセットの値を調節する。これにより、モード制御部403は、駆動装置をパワー
セーブモードで動作させることができる。また、モード制御部403は、計測値が僅かに
変化したときに駆動装置を通常モードからパワーセーブモードに切り替えて動作させるこ
ともできる。したがって、フォークリフト100は、通常よりも低速ではあるが走行及び
荷役を行うことができる。他方、フォークリフト100の走行及び荷役の作業効率は低下
し、利用者に正規基板への交換を促すことができる。
制御装置220は、判定部304と、モード設定部305と、パラメータ設定部306と
、表示制御部307と、表示部308と、を備える。モード設定部305が備えるパラメ
ータ設定部306は、判定部304が走行用ボード201が正規基板でないと判定した場
合に、バッテリー電圧取得部301から入力したバッテリー電圧及び電気機器の温度など
の計測値よりもパワーセーブモードと判定されるしきい値に近い値となるように、計測値
にオフセットを加算する。パラメータ設定部306は、通信部303を介してしきい値に
近いパラメータをモード制御部403に出力する。ここで、パラメータ設定部306が計
測値に加算するオフセットの値を調節する。これにより、モード制御部403は、駆動装
置をパワーセーブモードで動作させることができる。また、モード制御部403は、計測
値が僅かに変化したときに駆動装置を通常モードからパワーセーブモードに切り替えて動
作させることもできる。
このようにすれば、通常よりも低速ではあるが走行及び荷役(荷の上げ下げなどの作業
)を行うことができる一方、走行及び荷役の作業効率を低下させることで、利用者に正規
基板への交換を促すことができる。
また、表示部308は、表示制御部307の制御により、バッテリー電圧の計測値より
も低い電圧値と、電気機器の温度の計測値よりも高い温度とを表示する。したがって、表
示部308が表示するバッテリー電圧は、実際のバッテリー電圧よりも低い。また、表示
部308が表示する電気機器の温度は、実際の電気機器の温度よりも高い。
このようにすれば、表示部308の表示により、非正規基板を使用するユーザに、実際
のバッテリーの残量が通常モードで動作可能な程度である場合であっても、バッテリー残
量が殆どないと思わせ、通常モードの動作ができないように思わせることができる。
ものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述した実施形態に係るフォークリフト100は、バッテリー214によって
走行するが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係るフォークリフト100は、
燃料によりエンジンを駆動させて走行する車両であっても良い。また、上述した実施形態
に係るフォークリフト100は、リーチ制御によってフォーク104を進退させることが
出来るリーチ型車両であるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係るフォーク
リフト100は、カウンターバランス型車両や、ピッキングリフト車両であっても良い。
備えられていてもよい。また、記憶部は、適切な情報の送受信が行われる範囲において複
数存在しデータを分散して記憶していてもよい。
が入れ替わってもよい。
の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェースを介して接続
される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等
が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータに配信される場合
、配信を受けたコンピュータが当該プログラムを主記憶装置に展開し、上記処理を実行し
ても良い。
さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置に既に記憶されている他のプロ
グラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっ
ても良い。
のであり、発明の範囲を限定するものではない。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で、
種々の省略、置き換え、変更を行うことができるものである。
スト 104…フォーク 105…運転席 106…アクセルレバー 107…リフトレ
バー 108…リーチレバー 109…チルトレバー 110…操舵ハンドル 111…
ディスプレイ 201…走行用ボード 202…荷役用ボード 203…操舵用ボード
204…充電用ボード 205…ディスプレイ用ボード 206…アクセサリ用ボード
207…走行インバータ 208…走行モータ 209…荷役インバータ 210…荷役
モータ 211…操舵インバータ 212…操舵モータ 213…充電器 214…バッ
テリー 215…方向指示器 216…回転灯 217…ブザー 218…走行制御装置
219…荷役制御装置 220…操舵制御装置 221…充電制御装置 222…ディス
プレイ制御装置 223…アクセサリ制御装置 301…バッテリー電圧取得部 302
…温度取得部 303、404…通信部 304、401…判定部 305、402…モ
ード設定部 306、405…パラメータ設定部 307…表示制御部 308…表示部
403…モード制御部
Claims (9)
- 自装置に接続された制御基板が正規基板であるか否かを判定する判定部と、
動作モードを駆動装置が所定の駆動力を発揮するためのエネルギーを消費する通常モー
ドとするか、動作モードを前記通常モードよりも少ないエネルギーを消費するパワーセー
ブモードとするかを決定するパラメータを設定するパラメータ設定部と、
を備え、
前記パラメータ設定部は、前記判定部が制御基板が正規基板であると判定した場合に、
取得したバッテリーの電圧値および電気機器の温度をパラメータとして設定し、前記判定
部が制御基板が正規基板でないと判定した場合に、取得したバッテリーの電圧値および電
気機器の温度よりも前記パワーセーブモードと判定されるしきい値を境にして、前記パワ
ーセーブモードと判定される側の値をパラメータとする
運動制御装置。 - 前記パラメータ設定部は、前記判定部が制御基板が正規基板でないと判定した場合に、
取得したバッテリーの電圧値をより低い電圧値に置き替える
請求項1に記載の運動制御装置。 - 前記パラメータ設定部は、前記判定部が制御基板が正規基板でないと判定した場合に、
取得した電気機器の温度をより高い温度に置き替える
請求項1または請求項2に記載の運動制御装置。 - パラメータと前記パワーセーブモードと判定されるしきい値との比較結果に基づいて、
前記駆動装置を前記パワーセーブモードで動作させるモード制御部
を備える請求項1から請求項3の何れか一項に記載の運動制御装置。 - 前記駆動装置は、走行に係る駆動装置である
請求項1から請求項4の何れか一項に記載の運動制御装置。 - 前記駆動装置は、油圧に基づく運動に係る駆動装置である
請求項1から請求項5の何れか一項に記載の運動制御装置。 - 車両に係る情報を表示する表示部を備え、
当該表示部は、前記判定部が前記制御基板が正規基板でないと判定した場合に、計測値
とは異なる値に基づいて特定された前記車両に係る情報を表示する
請求項1から請求項6の何れか一項に記載の運動制御装置。 - 自装置に接続された制御基板が正規基板であるか否かを判定するステップと、
動作モードを駆動装置が所定の駆動力を発揮するためのエネルギーを消費する通常モー
ドとするか、動作モードを前記通常モードよりも少ないエネルギーを消費するパワーセー
ブモードとするかを決定するパラメータを設定するステップと、
を有し、
前記パラメータを設定するステップでは、前記制御基板が正規基板であるか否かを判定
するステップで制御基板が正規基板であると判定した場合に、取得したバッテリーの電圧
値および電気機器の温度をパラメータとして設定し、前記制御基板が正規基板であるか否
かを判定するステップで制御基板が正規基板でないと判定した場合に、取得したバッテリ
ーの電圧値および電気機器の温度よりも前記パワーセーブモードと判定されるしきい値を
境にして、前記パワーセーブモードと判定される側の値をパラメータとする
運動制御方法。 - コンピュータを、
自装置に接続された制御基板が正規基板であるか否かを判定する判定部と、
動作モードを駆動装置が所定の駆動力を発揮するためのエネルギーを消費する通常モー
ドとするか、動作モードを前記通常モードよりも少ないエネルギーを消費するパワーセー
ブモードとするかを決定するパラメータを設定するパラメータ設定部
として機能させ、
前記パラメータ設定部は、前記判定部が制御基板が正規基板であると判定した場合に、
取得したバッテリーの電圧値および電気機器の温度をパラメータとして設定し、前記判定
部が制御基板が正規基板でないと判定した場合に、取得したバッテリーの電圧値および電
気機器の温度よりも前記パワーセーブモードと判定されるしきい値を境にして、前記パワ
ーセーブモードと判定される側の値をパラメータとする
プログラム。
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