JP5939114B2 - 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 - Google Patents
活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5939114B2 JP5939114B2 JP2012216734A JP2012216734A JP5939114B2 JP 5939114 B2 JP5939114 B2 JP 5939114B2 JP 2012216734 A JP2012216734 A JP 2012216734A JP 2012216734 A JP2012216734 A JP 2012216734A JP 5939114 B2 JP5939114 B2 JP 5939114B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink composition
- active energy
- energy ray
- monomer
- ink
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
広い色再現性を得ようとして、インク組成物液滴付与量を増やしたりした場合は、マットな画像になってしまい、食品・化粧品ラベルとして不適である。また、広い色再現性を得ようとして、顔料濃度を上げてインク組成物を作製した場合、インク組成物が高粘度になったり、また、塗膜内部まで硬化が進まず硬化膜中の残留成分が食品や化粧品内部に侵入し問題となる場合がある。特に活性エネルギー線硬化型インクジェットインキにおいては、インキの原料に臭気をもつものや人体に有害な成分が多く含まれることから、これら残留成分が硬化膜中に存在し食品や化粧品などの内容物中に侵入してしまうと大きな問題となってしまう。この内容物中への侵入を防ぐためには、硬化膜中の残留成分量を低減させることが最も効果的である。つまり、活性エネルギー線硬化型インクジェットインキを食品・化粧品ラベルとして使用するためには、広い色再現性と硬化膜中の残留成分量を低減させることが重要なポイントとなるのである。
また、本発明は、N−ビニル−ε−カプロラクタムを全インキ組成物中0.1〜10重量%含有することを特徴とする上記活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物に関するものである。
また、本発明は、1Pass硬化型であることを特徴とする上記活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物に関するものである。
本発明の1Pass硬化型インクジェット印刷法とは、印刷したいメディアに対して1回で印字(印刷)を完成させる印刷方法であり、印刷スピードが要求される業務用印刷に向いている。近年、従来のオフセット印刷の代替としてインクジェット印刷を使用するにあたり、生産性は非常に重要な要素であり、1Pass硬化型インクジェット印刷は期待されている。さらには1Pass硬化型インクジェット印刷の中でも、25m/M、さらには50m/Mなどの高速印刷が可能となれば、オフセット印刷代替としての使用拡大へ繋がると言われている。
本発明の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物は、顔料、および特定のモノマーを併用することを特徴とする。
本発明でいう活性エネルギー線とは、電子線、α線、γ線、X線、中性子線または、紫外線のごとき、電離放射線や光などを総称するものである。中でも人体への危険性が少なく、取り扱いが容易で、工業的にもその利用が普及している電子線や紫外線が好ましい。
本発明のインクジェットインキ組成物は、アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチルとジプロピレングリコールジアクリレートとを必須成分として含有することを特徴とする。
硬化膜中にモノマーや開始剤などが残留する仕組みとしては、UV硬化により硬化膜が形成されていく段階で開始剤とモノマー(重合成分)の消費に偏りが生じたり、特定の開始剤ないしはモノマーが反応しない場合に硬化膜中に取り残されることとなる。この硬化膜形成過程において、反応が遅いモノマーや硬化膜中での流動性の低い開始剤・モノマーに関しては、残留しやすい傾向にある。上記アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチルとジプロピレングリコールジアクリレートは分子の流動性が高いために、開始剤から発生したラジカルと反応した後、その他モノマーを一定量組み込みながら分子鎖をのばしていき、途中でラジカルが不活性化することなく重合が効率良く進む性質をもっていることから、開始剤、モノマーと高効率で反応し、硬化膜中の残留成分を最小限にすることができる。
中でも顔料濃度が1重量%以上である場合、ランプのエネルギーが顔料に一部吸収されてしまい、また顔料がモノマーの重合を阻害するため、開始剤を多くしてモノマーの反応点を増やさなければモノマーの消費は一定以上進まないが、開始剤量を多くしてしまうとモノマーと反応せず硬化膜中に残留する開始剤量が増える結果となり、硬化膜全体の残留成分量を減らすことはできない。ところが本発明においては、全インキ組成中アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチルが30〜65重量%、ジプロピレングリコールジアクリレートが30〜65重量%の範囲にコントロールすることで、これらモノマーが開始剤のところまで流動して反応を開始し、開始剤の残留量を減らしつつ、アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチルとジプロピレングリコールジアクリレートがその他モノマーを一定量組み込みながら分子鎖をのばして重合していくため、硬化膜中の残留成分を最小限にすることができる。この現象は、アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチルとジプロピレングリコールジアクリレート単体もしくはどちらかが過剰な条件では発現せず、上記一定割合のアクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル/ジプロピレングリコールジアクリレート量において発現することがわかった。
本発明のインクジェットインキ組成物に用いられる顔料としては、一般的に印刷用途、塗料用途のインク組成物に使用される顔料を用いることができ、発色性、耐光性などの必要用途に応じて選択することができる。顔料成分としては、カーボンブラック、酸化チタン、炭酸カルシウム等の無彩色の顔料または有彩色の有機顔料が使用できる。有機顔料としては、トルイジンレッド、トルイジンマルーン、ハンザエロー、ベンジジンエロー、ピラゾロンレッドなどの不溶性アゾ顔料、リトールレッド、ヘリオボルドー、ピグメントスカーレット、パーマネントレッド2Bなどの溶性アゾ顔料、アリザリン、インダントロン、チオインジゴマルーンなどの建染染料からの誘導体、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーンなどのフタロシアニン系有機顔料、キナクリドンレッド、キナクリドンマゼンタなどのキナクリドン系有機顔料、ペリレンレッド、ペリレンスカーレットなどのペリレン系有機顔料、イソインドリノンエロー、イソインドリノンオレンジなどのイソインドリノン系有機顔料、ピランスロンレッド、ピランスロンオレンジなどのピランスロン系有機顔料、チオインジゴ系有機顔料、ローダミンレーキ系有機顔料、縮合アゾ系有機顔料、ベンズイミダゾロン系有機顔料、キノフタロンエローなどのキノフタロン系有機顔料、イソインドリンエローなどのイソインドリン系有機顔料、ナフトール系有機顔料、その他の顔料として、フラバンスロンエロー、アシルアミドエロー、ニッケルアゾエロー、銅アゾメチンエロー、ペリノンオレンジ、アンスロンオレンジ、ジアンスラキノニルレッド、ジオキサジンバイオレット、レーキ顔料等が挙げられる。
本発明に用いる顔料分散剤としては、大きく分けて顔料分散助剤と樹脂型顔料分散剤があげられる。
ルーブリゾール社より市販されているSolsperseシリーズの3000、5000、11200、13240、13650、13940、16000、17000、18000、20000、21000、24000SC、24000GR、26000、28000、31845、32000、32500、32550、32600、33000、34750、35100、35200、36000、36600、37500、38500、39000、41000、53000、53095、54000、55000、56000、71000、76400、76500、J100、楠本化成(株)より市販されているDISPARLONシリーズの1210、1220、1831、1850、1860、2100、2150、2200、7004、KS−260、KS−273N、KS−860、KS−873N、PW−36、DN−900、DA−234、DA−325、DA−375、DA−550、DA−1200、DA−1401、DA−7301、味の素ファインテクノ(株)より市販されているアジスパーシリーズのPB−711、PB−821、PB−822、PB−824、PB−827、PB−711、PN−411、PA−111、エアープロダクツ社より市販されているサーフィノールシリーズの104A、104C、104E、104H、104S、104BC、104DPM、104PA、104PG−50、420、440、DF110D、DF110L、DF37、DF58、DF75、DF210、CT111、CT121、CT131、CT136、GA、TG、TGE、日信化学工業(株)より市販されているオルフィンシリーズのSTG、E1004、サンノプコ(株)製SNスパースシリーズの70、2120、2190、(株)ADEKAより市販されているアデカコール及びアデカトールシリーズ、三洋化成工業(株)より市販されているサンノニックシリーズ、ナロアクティーCLシリーズ、エマルミンシリーズ、ニューポールPEシリーズ、イオネットMシリーズ、イオネットDシリーズ、イオネットSシリーズ、イオネットTシリーズ、サンセパラー100、共栄社化学社より市販されているフローノンSH−290、SP−1000、ポリフローNo.50E、No.300、日光ケミカル社より市販されているニッコール T106、MYS−IEX、Hexagline 4−0が挙げられる。
中でも、ブロック構造又はくし型構造の塩基性分散樹脂が、本発明の顔料の分散を安定化し、インキ経時粘度安定性および吐出安定性が良好になるため、好ましい。
本発明のインクジェットインキ組成物には、上記顔料、顔料分散剤、モノマーの他に、添加剤を含んでも良い。本発明に用いる添加剤としては、開始剤、禁止剤、表面張力調整剤、有機溶剤などがあげられる。
本発明の開始剤とは、光照射により重合反応を開始するラジカル活性種を発生させる化合物全般を示し、光ラジカル重合開始剤に加え、増感剤も含まれる。開始剤としては、硬化速度、硬化塗膜物性、着色材料により自由に選択することができる。
本発明では、インキの経時での粘度安定性、経時後の吐出性、記録装置内での機上の粘度安定性を高めるため、禁止剤を使用することが好ましい。
禁止剤としては、ヒンダードフェノール系化合物、フェノチアジン系化合物、ヒンダードアミン系化合物、リン系化合物が特に好適に使用される。
具体的に例示すると、ヒンダードフェノール系化合物として、BASF社製「IRGANOX 1010、1010FF、1035、1035FF、1076、1076FD、1076DWJ、1098、1135、1330、245、245FF、245DWJ、259、3114、565、565DD、295」、精工化学社「BHTスワノックス」「ノンフレックス アルバ、MBP、EBP、CBP、BB」「TBH」、ADEKA社製「AO−20、30、50、50F、70、80、330」、本州化学社製「H−BHT」、エーピーアイ社「ヨシノックス BB、425、930」、
フェノチアジン系化合物として、精工化学社製「フェノチアジン」、堺化学工業社製「フェノチアジン」「2−メトキシフェノチアジン」、「2−シアノフェノチアジン」、
ヒンダードアミン系化合物として、BASF社製「IRGANOX 5067」「TINUVIN 144、765、770DF、622LD」、精工化学社「ノンフレックス H、F、OD−3、DCD、LAS−P」「ステアラー STAR」「ジフェニルアミン」「4−アミノジフェニルアミン」「4−オキシジフェニルアミン」、エボニックデグサ社製「HO−TEMPO」、日立化成社「ファンクリル 711MM、712HM」、
リン系化合物として、BASF社製「トリフェニルホスフィン」「IRGAFOS 168、168FF」、精工化学社「ノンフレックス TNP」、
その他の化合物として、BASF社製「IRGASTAB UV−10、22」、精工化学社製「ハイドロキノン」「メトキノン」「トルキノン」「MH」「PBQ」「TBQ」「2,5−ジフェニルーp−ベンゾキノン」、和光純薬社「Q−1300、1301」、RAHN社製「GENORAD 16、18、20」を挙げることができる。
このうち、インキへの溶解性や、禁止剤自身の色味の点で、ヒンダードフェノール系化合物として精工化学社「BHTスワノックス」「ノンフレックス アルバ」、本州化学社製「H−BHT」、フェノチアジン系化合物として精工化学社製「フェノチアジン」、堺化学工業社製「フェノチアジン」、ヒンダードアミン系化合物としてエボニックデグサ社製「HO−TEMPO」、リン系化合物として、BASF社製「トリフェニルホスフィン」が好適に選択される。中でも本発明に使用するアクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチルとジプロピレングリコールジアクリレートは反応性が高く、インキ保管時に活性酸素を介して重合をおこす可能性があるため、酸化防止剤でもあるヒンダードフェノール系化合物やフェノチアジン系化合物が最も好ましい。
本発明では、基材への濡れ広がり性を向上させるために表面張力調整剤を加えることが好ましい。本発明における表面調整剤とは、インキに1重量%添加した際に、インキ表面張力を0.5mN/m以上下げる樹脂のことである。
有機溶剤としては、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、エチレングリコールモノエチルエーテルプロピオネート、エチレングリコールモノブチルエーテルプロピオネート、ジエチルジグリコール、ジエチレングリコールジアルキルエーテル、テトラエチレングリコールジアルキルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルプロピオネート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルプロピオネート、プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、エチレングリコールモノメチルエーテルブチレート、エチレングリコールモノエチルエーテルブチレート、エチレングリコールモノブチルエーテルブチレート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルブチレート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルブチレート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルブチレート、プロピレングリコールモノメチルエーテルブチレート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルブチレート等のグリコールモノアセテート類、エチレングリコールジアセテート、ジエチレングリコールジアセテート、プロピレングリコールジアセテート、ジプロピレングリコールジアセテート、エチレングリコールアセテートプロピオネート、エチレングリコールアセテートブチレート、エチレングリコールプロピオネートブチレート、エチレングリコールジプロピオネート、エチレングリコールアセテートジブチレート、ジエチレングリコールアセテートプロピオネート、ジエチレングリコールアセテートブチレート、ジエチレングリコールプロピオネートブチレート、ジエチレングリコールジプロピオネート、ジエチレングリコールアセテートジブチレート、プロピレングリコールアセテートプロピオネート、プロピレングリコールアセテートブチレート、プロピレングリコールプロピオネートブチレート、プロピレングリコールジプロピオネート、プロピレングリコールアセテートジブチレート、ジプロピレングリコールアセテートプロピオネート、ジプロピレングリコールアセテートブチレート、ジプロピレングリコールプロピオネートブチレート、ジプロピレングリコールジプロピオネート、ジプロピレングリコールアセテートジブチレート等のグリコールジアセテート類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール等のグリコール類、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールn−プロピルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル等のグリコールエーテル類、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸プロピル、乳酸ブチル等の乳酸エステル類があげられる。この中でも、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールジエチルエーテルが好ましい。
上記有機溶剤の多量の配合は硬化性が阻害され、また非架橋成分であるため残留成分量が多くなるため、添加量はインキに対し10重量%以下が好ましい。さらに好ましくは、5重量%以下が好ましい。
本発明のインキセットとは、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ホワイトから選択される2色以上のカラーインキを含む。
特にブラックは活性エネルギー線のエネルギーを吸収しやすく、硬化膜内部までエネルギーが届きにくいことから、2色以上重ねて印刷した際に硬化膜内部までの硬化は難しい。またホワイトは一般的に100%ベタで使用されることが一般的であることから、2色以上重ねて印刷した際に硬化膜内部までの硬化は難しい。そのためブラックやホワイトともう1色以上のインキセットとして使用することが、本発明が特に大きな効果を示すことから好ましい。
実施例1〜30、比較例1〜11では、表1記載の顔料/顔料分散剤の割合で混合し、
さらに顔料と顔料分散剤、分散モノマーを顔料濃度30%になるように全量で100g混合した。顔料分散モノマーとして、実施例1〜30、比較例2〜6、8〜10ではジプロピレングリコールジアクリレートを使用し、比較例1、7ではアクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチルを使用し、比較例11ではフェノキシエチルアクリレートを使用した。
その後、マイクロビーズ型分散機(DCPミル)にて1時間分散し、顔料分散物を得た。分散にはZrビーズの0.5mm径タイプを体積充填率75%にて実施した。
表1記載の配合量の通りになるように、上記顔料分散物にモノマーをゆっくりと添加し撹拌した。その後、開始剤、禁止剤、添加剤をそれぞれ添加し、シェーカーにて6時間振盪し溶解した。得られた液体をポア径0.5ミクロンのPTFEフィルターで濾過を行い、粗大粒子を除去し、評価インキを作成した。
<原料説明>
VEEA:アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル
DPGDA:ジプロピレングリコールジアクリレート
VCAP:N−ヒ゛ニル-ε-カフ゜ロラクタム
PEA:フェノキシエチルアクリレート
TBCH:アクリル酸4-tert-フ゛チルシクロヘキシル
SR531:トリメチロールプロパンフォーマルアクリレート
TPGDA:トリフ゜ロヒ゜レンク゛リコールシ゛アクリレート
DDDA:1,10−テ゛カンシ゛オールシ゛アクリレート
DPHA:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
Irg819:ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェニルフォスフィンオキサイド
Lucirin TPO: 2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル-フォスフィンオキサイド
Irg369:2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1
Irg379:2−ジメチルアミノ−2−(4−メチル−ベンジル)−1−(4−モルフォリン−4−イル−フェニル)−ブタン−1−オン
ESACURE ONE:オリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン)
UV3510:BYK−UV3510
作成したインキの粘度は、東機産業社製E型粘度計を用いた。測定条件は、25℃の循環チラー環境にて、適宜測定に適する回転数に合わせた後、3分後の測定値を粘度として用いた。
○:8≦粘度≦12mPa・s
×:8>粘度、12<粘度
(インキ経時安定性)
60℃1週間で促進経時後の粘度変化率を確認した。粘度変化率とは、{(60℃1週間保管後の粘度値)−(初期粘度値)}/(初期粘度値)×100であり、インキの保存安定性の目安となる。○以上をインキ安定性実用レベルと判断した。
◎:粘度変化率が5%未満。
○:5%以上10%未満。
×:10%以上
これら調整されたインキは、京セラ社製(KJ4A)ヘッドを搭載した吐出機構、着弾した基材を所望の速度で搬送するコンベア部で搬送する機構、続けてUVランプで照射される機構を有する1Pass硬化型のインクジェットプリンター(トライテック社製)を用いて、インキ液滴量14plで単色の場合は100%ベタの条件で、また2色の重ねの場合は200%ベタの条件で、3色の重ねの場合は300%ベタの条件で印字評価を行った。UVランプは、ノードソン社製、140W/cmのメタルハライドランプで評価した。吐出時のヘッド温度は一律40℃に設定した。印字基材はOKトップコートN(王子製紙社製)を用いた。コンベア速度を50m/min、25m/minにし、1Pass印刷にて印字物を得た。
印字物を10cm×10cmのサイズに切り取り、密閉した容器に入ったメチルエチルケトン1000gに2日間25℃で浸漬することにより、硬化膜中の残留成分を溶出させた。2日後、攪拌して均一化させたメチルエチルケトンを容器内から取り出し、GCMSおよびHPLCにて定量し、残留成分量を以下の基準で判断した。○以上を残留成分量実用レベルと判断した。
◎:各化合物の残留成分量のうち最も多いものが10ppb>であり、残留成分量の合計が100ppb以下
である
○:各化合物の残留成分量のうち最も多いものが10ppb〜100ppbであり、残留成分量の合計が50〜200
ppbである
×:各化合物の残留成分量のうち最も多いものが100ppb<であり、残留成分量の合計が200ppb以上で
ある
実施例1〜30までは、粘度、インキ経時安定性、残留成分量(50m/min 1Pass)、残留成分量(25m/min 1Pass)ともに良好であり、食品・化粧品用ラベルなどへの使用に好ましい1Pass硬化型のインキとすることができた。さらには実施例1〜8、10〜21、23〜30では、25m/minで印字した際の残留成分量がさらに少なくなり、より安心・安全なラベルを作成可能なインキとなった。中でも実施例19〜21、23、24では、50m/minの高速印刷下においても残留成分量の少ないインキとなった。さらには、実施例31〜33までは、2色以上の色を重ねて印字したが、いずれも硬化膜の残留成分量は十分少なく、食品・化粧品用ラベルなどへの使用に好ましい1Pass硬化型のインキセットとすることができた。さらには実施例31、32では、25m/minで印字した際の残留成分量がさらに少なくなり、より安心・安全なラベルを作成可能なインキセットとなった。中でも実施例31では、50m/minの高速印刷下においても残留成分量の少ないインキセットとなった。
一方、比較例1〜12では、表面硬化性評価による硬化は十分であり、一見硬化膜の硬化は十分であるように感じるが、残留成分量はいずれも100ppbを超える値で検出されており、食品・化粧品用ラベルに安心して使用可能な1Pass硬化型インキおよびインキセットはできなかった。
Claims (9)
- 顔料、モノマー、および開始剤を含む活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物であって、
前記モノマーとして、アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチルをインキ組成物中35〜65重量%、ジプロピレングリコールジアクリレートをインキ組成物中35〜65重量%含有し、
顔料をインキ組成物中1〜10重量%含有し、
前記開始剤が、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、2−ジメチルアミノ−2−(4−メチル−ベンジル)−1−(4−モルフォリン−4−イル−フェニル)−ブタン−1−オン、オリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン)、及び、2−ヒロドキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン
のいずれかを含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物。 - 前記開始剤が、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイドを含有することを特徴とする請求項1記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物。
- 前記モノマーとして、N−ビニル−ε−カプロラクタムをインキ組成物中0.1〜10重量%含有することを特徴とする請求項1または2記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物。
- 前記モノマーとして、ベンゼン環、シクロヘキサン環ないしはジオキサンを骨格として含有する単官能モノマーをインキ組成物中1〜30重量%含有することを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物。
- 前記モノマーとして、5官能以上の多官能モノマーをインキ組成物中1〜30重量%含有することを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物。
- 前記モノマーが、分子量400以下のモノマーを、モノマー全量を基準として90重量%以上含有することを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物。
- 1Pass硬化型であることを特徴とする、請求項1〜6いずれか記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物。
- シアンインキ、マゼンタインキ、イエローインキ、ブラックインキ及びホワイトインキから選択される2色以上のカラーインキを含むインキセットであって、
カラーインキの少なくとも1つが請求項1〜7いずれか記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物であるインキセット。 - 請求項1〜7いずれか記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物を硬化させてなる硬化膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012216734A JP5939114B2 (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012216734A JP5939114B2 (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014070135A JP2014070135A (ja) | 2014-04-21 |
JP2014070135A5 JP2014070135A5 (ja) | 2015-11-05 |
JP5939114B2 true JP5939114B2 (ja) | 2016-06-22 |
Family
ID=50745653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012216734A Active JP5939114B2 (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5939114B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111684025A (zh) * | 2018-02-01 | 2020-09-18 | 麦克赛尔控股株式会社 | 光固化型喷墨记录用油墨组合物及油墨组 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6828283B2 (ja) * | 2016-06-22 | 2021-02-10 | セイコーエプソン株式会社 | 画像記録方法およびインクジェットインク組成物 |
JP6649549B1 (ja) * | 2018-11-28 | 2020-02-19 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ、インクジェット記録物、及び、インクジェット記録物の製造方法 |
JP7403229B2 (ja) * | 2019-03-29 | 2023-12-22 | マクセル株式会社 | 光硬化型インクジェット記録用インク組成物およびインクセット |
JP7656398B2 (ja) | 2019-06-17 | 2025-04-03 | セイコーエプソン株式会社 | 放射線硬化型インクジェット組成物及びインクジェット方法 |
JP7463795B2 (ja) | 2020-03-25 | 2024-04-09 | セイコーエプソン株式会社 | 放射線硬化型インクジェット組成物及びインクジェット方法 |
JP7435121B2 (ja) * | 2020-03-25 | 2024-02-21 | セイコーエプソン株式会社 | 放射線硬化型インクジェット組成物及びインクジェット方法 |
EP4146753A1 (en) * | 2020-05-05 | 2023-03-15 | Fujifilm Speciality Ink Systems Limited | Inkjet ink |
JP2023079997A (ja) | 2021-11-29 | 2023-06-08 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ及び印刷物 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2352051T3 (es) * | 2007-10-24 | 2011-02-15 | Agfa Graphics N.V. | Líquidos y tintas curables para aplicaciones en juguetes y de envasado de alimentos. |
ES2386104T3 (es) * | 2009-10-02 | 2012-08-09 | Agfa Graphics N.V. | Composiciones de tinta de inyección por UV para cabezales de impresión de alta densidad |
EP2399965B1 (en) * | 2010-06-24 | 2013-01-09 | Agfa-Gevaert | Flexible, Scratch Resistant Radiation Curable Inkjet Inks |
JP5748170B2 (ja) * | 2011-01-21 | 2015-07-15 | セイコーエプソン株式会社 | 放射線硬化型インクジェット用インク、記録物、及びインクジェット記録方法 |
-
2012
- 2012-09-28 JP JP2012216734A patent/JP5939114B2/ja active Active
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111684025A (zh) * | 2018-02-01 | 2020-09-18 | 麦克赛尔控股株式会社 | 光固化型喷墨记录用油墨组合物及油墨组 |
JPWO2019150644A1 (ja) * | 2018-02-01 | 2021-02-12 | マクセルホールディングス株式会社 | 光硬化型インクジェット記録用インク組成物およびインクセット |
JP7309623B2 (ja) | 2018-02-01 | 2023-07-18 | マクセル株式会社 | 光硬化型インクジェット記録用インク組成物およびインクセット |
CN111684025B (zh) * | 2018-02-01 | 2024-01-16 | 麦克赛尔株式会社 | 光固化型喷墨记录用油墨组合物及油墨组 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014070135A (ja) | 2014-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5939114B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 | |
JP5939033B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 | |
JP5609321B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インキ組成物 | |
JP5372295B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化性インクジェット記録用インク | |
EP3381687B1 (en) | Active energy beam-curable inkjet ink composition | |
JP5990879B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 | |
WO2015060397A1 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ及びインキセット | |
JP5621209B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ | |
JP5770765B2 (ja) | 放射線硬化型インクジェットインクセット及びインクジェット記録方法 | |
WO2013031871A1 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物、及びそれを用いた印刷物 | |
JP5776129B1 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 | |
JP5747585B2 (ja) | インキ組成物およびそれを用いた硬化物 | |
WO2015136694A1 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 | |
JP2012193275A (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 | |
JP5697625B2 (ja) | 放射線硬化型インクジェットインクセット及びインクジェット記録方法 | |
JP2015183147A (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 | |
JP5942592B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 | |
JP2015183149A (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 | |
JP5589223B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセット | |
JP2008045147A (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ | |
JP6799288B1 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ、及び、活性エネルギー線硬化型インキセット | |
JP5505016B2 (ja) | インク組成物、インクジェット記録方法、及び印刷物 | |
JP6127905B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセット | |
JP6044206B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 | |
JP2014210918A (ja) | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140529 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150910 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150910 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20150910 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151221 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20151221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160105 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160304 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20160311 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20160311 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160419 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160502 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5939114 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |