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JP5936518B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明は、病院等の医療・看護施設内に設置されるナースコールシステムに係り、特に、被看護人による施設内への入院時から退院時までの病床IDを当該被看護人が有する被看護人識別IDに割当てて時系列で管理し、この病床IDに対応するフロア病床レイアウトで被看護人の動線履歴情報を表示することにより、医療・看護従事者に確認させることができるナースコールシステムに関する。
従来から、病院や介護施設において、看護師や介護師等の医療スタッフ(医療・看護従事者)に対する看護支援を行うために使用され、感染症に指定された患者と接触した可能性のある他の患者(被看護人)を簡単かつ迅速に特定できるようにした看護支援システムが開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
この看護支援システムによれば、複数の患者の各識別情報に対応付けて少なくとも当該患者が滞在した病棟又は病室を表す情報とその在院期間を記憶した在院履歴データベースが設けられ、この在院履歴データベースの検索モードとして感染症対応検索モードが新たに設けられる。したがって、感染症対応検索モードが指定された状態で、感染症に指定された患者の識別情報が検索条件として入力された場合に、患者リスト作成手段により入力された患者の識別情報をもとに在院履歴データベースを検索し、その検索結果をもとに感染症に指定された患者と同一期間に同一病棟又は病室に滞在した他の患者のリストを作成することができる。
特開2005−25457号公報
しかしながら、背景技術に記載した特許文献1の看護支援システムによれば、感染症に指定された患者と同一期間に同一病棟又は病室に滞在した他の患者のリストが表示され、その内容を医療スタッフが確認することができる一方、例えば、同一の病室に居た時間が分かりづらく、さらには、隣接の病室に居た患者を特定することができなかった。
本発明は、これらの難点を解消するためになされたもので、被看護人による施設内への入院時から退院時までの病床IDを当該被看護人が有する被看護人識別IDに割当てて時系列で管理し、この病床IDに対応するフロア病床レイアウトの動線履歴情報をもとに、接触した他の被看護人の情報や移動にあたっての滞在時間等を医療・看護従事者に確認させて感染症対策を容易としたナースコールシステムを提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明のナースコールシステムは、医療・看護施設内の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、施設内共用部に設置されナースコール子機を用いた被看護人からの呼出しに医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、ナースコール子機及びナースコール親機を制御する制御機とを有する。制御機は、被看護人による施設内への入院時から退院時までの病床IDを当該被看護人が有する被看護人識別IDに割当てて時系列で管理する記憶部を備えている。ナースコール親機は、被看護人識別IDに割当てられて制御機の記憶部に管理されている病床IDをもとに被看護人の動線履歴情報を表示する親機表示部と、被看護人による施設内への入院時から退院時までの病床IDを入力するとともに親機表示部に動線履歴情報を表示させる対象の被看護人が有する被看護人識別IDを指定する親機操作部と、親機操作部で入力された病床IDを被看護人識別IDに割当てて制御機の記憶部に時系列で記憶させる親機CPUとを備えている。ナースコール親機の親機CPUは、親機操作部で指定された被看護人識別IDに割当てられている病床IDを制御機の記憶部から読出し、読出した病床IDに対応するフロア病床レイアウトの動線履歴情報を親機表示部に表示させるものであり、ナースコール親機の親機CPUは、動線履歴情報を親機表示部に一定時間表示させるものであり、ナースコール親機の前記親機CPUは、一定時間の経過後において、経過直前に親機表示部に表示されていた動線履歴情報に該当する病床IDから所定の時間遡った当該動線履歴情報に該当する病床IDを制御機の記憶部から読出し、読出した病床IDに対応するフロア病床レイアウトの動線履歴情報を親機表示部に表示させるものである
このナースコールシステムによれば、被看護人による施設内への入院時から退院時までの病床IDを当該被看護人が有する被看護人識別IDに割当てて制御機の記憶部に時系列で管理し、この病床IDをもとに生成されるフロア病床レイアウトで、被看護人の動線履歴情報をナースコール親機の親機表示部に表示させることができ、被看護人の動線履歴情報をナースコール親機の親機表示部にフロア病床レイアウトで表示させるにあたって、その表示を一定時間とし、切換えることができ、被看護人の動線履歴情報をナースコール親機の親機表示部にフロア病床レイアウトで表示させるにあたって、その情報を時系列で遡って切換えることができる
また、本発明のナースコールシステムは、記憶部は、制御機に代えてサーバに備えられるものである。
このナースコールシステムによれば、被看護人が有する被看護人識別IDに割当てて時系列で管理される当該被看護人による施設内への入院時から退院時までの病床IDを、例えば、被看護人の疾患に係る担当科データ、検査や手術に係るオーダデータ、電子カルテデータ等の被看護人関連情報が記憶されるオーダリングサーバ等のサーバに備えることができる。したがって、被看護人識別IDに割当てられた病床IDを例えば、被看護人関連情報とともに一元的に管理することができる。
本発明のナースコールシステムによれば、被看護人による施設内への入院時から退院時までの病床IDを当該被看護人が有する被看護人識別IDに割当てて時系列で管理し、この病床IDをもとに生成されるフロア病床レイアウトで、被看護人の動線履歴情報を表示させることができる。
したがって、医療・看護従事者によれば、被看護人に例えば、感染症が発覚した場合、当該被看護人の動線履歴情報をもとに、接触した他の被看護人の情報や病床移動にあたっての滞在時間等を確認することができ、感染症対策が容易となる。
図1は、本発明の実施例によるナースコールシステムの全体構成を示すシステム説明図である。 図2(A)は、本発明の実施例によるナースコールシステムにおいて制御機の具体的な構成を示すブロック図である。また、図2(B)は、同システムにおいてナースコール親機の具体的な構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施例によるナースコールシステムにおいて適用される(A)情報記憶動作、(B)情報読出動作の各遷移例を示すフローチャート図である。 図4(A)、(B)、(C)、(D)、・・・は、本発明の実施例によるナースコールシステムにおいてナースコール親機の親機表示部に表示されるフロア病床レイアウト例を示す画面構成遷移図である。
以下、本発明のナースコールシステムを適用した実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例によるナースコールシステムの全体構成を示すシステム説明図である。このナースコールシステムは、病院等の医療・看護施設内(以下、施設内という)に設置されるものであり、ナースコール子機1、1、・・・、1、1、・・・、・・・、廊下灯2、2、・・・、ナースコール親機3、プリンタ4及び制御機5を有している。
ここで、ナースコール子機1、1、・・・、1、1、・・・、・・・にはそれぞれ、子機ラインL1、L1、・・・を経由して廊下灯2、2、・・・が接続、例えば、個別配線で接続されている。
また、ナースコール親機3には、プリンタラインL4を経由してプリンタ4が接続されている。
さらに、制御機5には、廊下灯ラインL2を経由して廊下灯2、2、・・・が接続、例えば、渡り配線で接続されているとともに、親機ラインL3を経由してナースコール親機3が接続されている。
なお、ナースコール子機1、1、・・・、1、1、・・・、・・・及び廊下灯2、2、・・・間の接続は、図示のような個別配線の接続に限定されるものではなく、例えば、廊下灯2、2、・・・に対して複数台のナースコール子機1、1、・・・、1、1、・・・、・・・を順次接続する渡り配線の態様も好適とされる。
また、廊下灯2、2、・・・及び制御機5間の接続についても、図示のような渡り配線の接続に限定されるものではなく、例えば、バス接続の態様も好適とされる。
ナースコール子機1、1、・・・、1、1、・・・、・・・は、それぞれ同様な構成で個別の子機IDを有しており、施設内における例えば、201号室、202号室、・・・・のような(複数の)部屋内の各病床の被看護人(患者)が、例えば、ナースコール親機3が設置されるスタッフステーション等の施設内共用部に在室中の例えば、医師や看護師又は看護助手等の医療・看護従事者に対し、通常呼出し、トイレ・風呂介助等を求める緊急呼出し、点滴の終了を知らせる確認呼出し等、ナースコール呼出しに係る呼出種別毎で異なる呼出操作を行うとともに、この被看護人が医療・看護従事者との間で音声を送受信して通話を成立させるものである。
ここで、ナースコール子機1、1、・・・、1、1、・・・、・・・は、部屋内の病床数に対応させて任意の台数を設けることができる。また、ナースコール子機1、1、・・・、1、1、・・・、・・・としては、前述のような呼出操作が行われる呼出操作機能を有する呼出握りボタン等のハンド子機1aと、ハンド子機1aに接続され前述のような通話を成立させる通話機能を有するプレート子機1bとで構成されるものである。
なお、ハンド子機1aには、呼出操作機能のみならず前述のような通話機能を備えることもできる。また、プレート子機1bには、通話機能のみならず前述のような呼出操作機能や、被看護人からの呼出し(ナースコール呼出し)を待受状態に復旧させる呼出復旧操作機能を備えることもできる。
廊下灯2、2、・・・は、それぞれ同様な構成で個別の廊下灯IDを有しており、前述のような各部屋の出入口近傍に設置されるものであって、ナースコール子機1、1、・・・、1、1、・・・、・・・を用いた被看護人からの呼出し(ナースコール呼び出し)を、通常呼出し、トイレ・風呂介助等を求める緊急呼出し、点滴の終了を知らせる確認呼出し等、呼出種別毎に異なるパターンで報知(呼出表示、呼出発報)するものである。
ナースコール親機3は、前述のようなスタッフステーション等の施設内共用部に設置され、ナースコール子機1、1、・・・、1、1、・・・、・・・を用いた被看護人からの呼出し(ナースコール呼出し)を、通常呼出し、トイレ・風呂介助等を求める緊急呼出し、点滴の終了を知らせる確認呼出し等、呼出種別毎に異なるパターンで報知(呼出表示、呼出発報)するとともに、これを確認した医療・看護従事者が被看護人との間で音声を送受信して通話を成立させるばかりでなく、被看護人による施設内への入院時から退院時までの動線履歴情報を(必要に応じて)フロア病床レイアウトで表示するものである。
なお、ナースコール親機3の構成態様としては、図示のような電子情報出力型の当該親機に限定されず、例えば、PC(パーソナル・コンピュータ)型やボード型の当該親機も好適とされる。また、ナースコール親機3には、通常、ナースコール子機1、1、・・・、1、1、・・・、・・・を個別呼出し又は一斉呼出しする機能が備えられている。
プリンタ4は、通常、ナースコール親機3とともに前述のようなスタッフステーション等の施設内共用部に設置され、このナースコール親機3の制御によって被看護人の動線履歴情報を印刷するものである。
制御機5は、廊下灯ラインL2を経由して廊下灯2、2、・・・、親機ラインL3を経由してナースコール親機3をそれぞれ接続する中継器として例えば、施設内共用部に設置されており、これら接続機器を制御するものである。
次に、制御機5の具体的な構成について図2(A)のブロック図を参照して説明する。同図に示す制御機5には、制御機記憶部50、制御機CPU51、廊下灯側制御機I/F52及び親機側制御機I/F53が備えられている。
この制御機5において、制御機記憶部50は、被看護人による施設内への入院時から退院時までの病床IDを当該被看護人が有する被看護人識別IDに割当てて時系列で管理(記憶)するものであり、例えば、RAM、EEPROM等の各種の記憶媒体で構成されている。また、制御機CPU51は、当該制御機の構成各部を制御するばかりでなく当該システム全体を制御するものであって、具体的には、制御機記憶部50への情報記憶動作/当該記憶部50からの情報読出動作を制御することができる。
廊下灯側制御機I/F52は、制御機CPU51及び廊下灯ラインL2間の信号伝送路を形成するものである。また、親機側制御機I/F53は、制御機CPU51及び親機ラインL3間の信号伝送路を形成するものである。
次に、ナースコール親機3の具体的な構成について図2(B)のブロック図を参照して説明する。同図に示すナースコール親機3には、親機表示部30、親機操作部31、親機通話部32、親機CPU33、制御機側親機I/F34及びプリンタ側親機I/F35が備えられている。
このナースコール親機3において、親機表示部30は、ナースコール子機1、1、・・・、1、1、・・・、・・・を用いた被看護人からの呼出し(ナースコール呼出し)があることを表示(呼出表示)するとともに、被看護人が有する被看護人識別IDに割当てられて制御機5の制御機記憶部50に管理(記憶)されている病床IDをもとに生成されるフロア病床レイアウトで当該被看護人の動線履歴情報を表示するものであって、例えば、LCD、有機ELディスプレイ等の各種の表示媒体で構成されている。
親機操作部31は、前述のような被看護人からの呼出し(ナースコール呼出し)に医療・看護従事者が応答するための操作を行うものであり、例えば、親機表示部30の前面に設置されたタッチパネル(や所定の操作ボタン)で構成されている。また、親機操作部31は、被看護人による施設内への入院時から退院時までの病床ID、具体的には、被看護人の入院時における入院時病床IDや入院後における被看護人の移動先である移動先病床IDを入力するとともに、親機表示部30に動線履歴情報を表示させる対象の被看護人を、当該被看護人が有する被看護人識別IDで指定することができる。
親機通話部32は、医療・看護従事者が被看護人との間で通話を成立させるための音声を送受信するものであり、例えば、マイク及びスピーカで構成されている。また、親機通話部32を構成するスピーカは、前述のような呼出し(ナースコール呼出し)があることを報知(呼出発報)するための呼出音や音声メッセージ等を出力することができる。なお、親機通話部32としては、図示のようなハンドセットを適用することもできる。
親機CPU33は、当該ナースコール親機の構成各部を制御するものである。具体的には、親機操作部31で入力された病床IDを(被看護人が有する)被看護人識別IDに割当てて制御機5の制御機記憶部50に時系列で管理(記憶)させることができる。また、親機CPU33は、親機操作部31で指定された被看護人識別IDに割当てられている病床IDを制御機記憶部50から読出し、読出した病床IDに対応するフロア病床レイアウトの動線履歴情報を親機表示部30に一定時間表示させることができる。また、親機CPU33は、前述のような一定時間の経過後において、当該経過直前に親機表示部30に表示されていた動線履歴情報に該当する病床IDから所定の時間遡った当該動線履歴情報に該当する病床IDを制御機記憶部50から読出し、読出した病床IDに対応するフロア病床レイアウトの動線履歴情報を親機表示部30に表示させることができる。
廊下灯側親機I/F34は、親機通話部32及び親機ラインL3間の信号伝送路、親機CPU33及び親機ラインL3の信号伝送路をそれぞれ形成するものである。また、プリンタ側親機I/F35は、親機CPU33及びプリンタラインL4間の信号伝送路を形成するものである。
このように構成された本発明の実施例によるナースコールシステムにおいて、以下、具体的な動作について前述の図1及び図2のみならず、図3(A)、(B)のフローチャート図及び図4(A)、(B)、(C)、(D)、・・・の画面構成遷移図を参照して説明する。
図1に示す当該システムが適用される施設内への入院対象者として、例えば、その氏名(氏名データ)が「鈴木 太郎」である被看護人の入院時から退院時までの病床IDを、この被看護人が有する被看護人識別ID、例えば、「0001」に割当てて、図2(A)に示す制御機5の制御機記憶部50に時系列で管理(記憶)するにあたり、スタッフステーション等の施設内共用部に在室中の医療・看護従事者は、図2(B)に示すナースコール親機3の親機操作部31を用いて、前述の被看護人識別ID「0001」とともに、入院時における入院時病床ID、例えば、単床の201号室に該当する「201」を入力する(ステップST1、ST2、ST3)。これらの操作を検出した親機CPU33は、被看護人識別ID「0001」に割当てて入院時病床ID「201」及び入院日時データ、例えば、「入院日時:10月11日午前10時」を付加した入院時被看護人情報を生成する。この入院時被看護人情報は、親機CPU33から制御機側親機I/F34、親機ラインL3、制御機5の親機側制御機I/F53を経由して制御機CPU51に伝送される。
制御機5の制御機CPU51は、ナースコール親機3から伝送されてきた入院時被看護人情報を受信すると、被看護人の氏名データ「鈴木太郎」や被看護人識別ID「0001」に割当てて、入院時病床ID「201」を入院日時データ「10月11日午前10時」とともに制御機記憶部50に管理(記憶)させることができる(ステップST4)。
次に、前述のような氏名データ「鈴木太郎」及び被看護人識別ID「0001」を有する被看護人の入院後において、この被看護人による最初の病床移動先として「201号室」から例えば、2床の210号室への病床移動が行われる場合、この移動情報を予め確認し得るスタッフステーション等の施設内共用部に在室中の医療・看護従事者は、図2(B)に示すナースコール親機3の親機操作部31を用いて、その被看護人が有する被看護人識別ID「0001」とともに、病床移動先の移動先病床IDである、210号室内の特定の病床に該当する例えば、「210−1」を入力する(ステップST5、ST6)。これらの操作を検出した親機CPU33は、被看護人識別ID「0001」に割当てて移動先病床ID「210−1」及び移動日時データ、例えば、「移動日時:11月1日午前9時」を付加した移動先被看護人情報を生成する。この移動先被看護人情報は、前述の入院時被看護人情報と同様な信号伝送路を経由して図2(A)に示す制御機5の制御機CPU51に伝送される。
制御機5の制御機CPU51は、ナースコール親機3から伝送されてきた移動先被看護人情報を受信すると、被看護人の氏名データ「鈴木太郎」や被看護人識別ID「0001」に割当てて、移動先病床ID「210−1」を移動日時データ「11月1日午前9時」とともに制御機記憶部50に管理(記憶)させることができる(ステップST7、ST8)。
したがって、制御機5の制御機記憶部50には、被看護人の氏名データ「鈴木太郎」や被看護人識別ID「0001」に割当ててられた、入院時における入院時病床ID「201」及びその入院日時「10月11日午前10時」と、病床移動にあたっての移動先病床ID「210−1」及びその移動日時「11月1日午前9時」とがそれぞれ、時系列で記管理(記憶)されることになり、被看護人による病床移動が退院時までの間多数回に亘って行われる場合であっても、その病床移動のたびに移動先病床ID及び移動日時を時系列で管理(記憶)させることができる(ステップST5、ST6、ST7、ST8)。
次に、前述のような氏名データ「鈴木太郎」及び被看護人識別ID「0001」を有する被看護人の入院時から病床移動先を含め例えば、退院時までの病床IDが図2(A)に示す制御機5の制御機記憶部50に時系列で管理(記憶)されている後のタイミングにおいて、その被看護人に例えば、感染症が発覚し、所定の時間における動線履歴情報を図2(B)に示すナースコール親機3の親機表示部30にフロア病床レイアウトで表示させるにあたり、スタッフステーション等の施設内共用部に在室中の医療・看護従事者は、親機操作部31を用いて、その被看護人が有する被看護人識別ID「0001」を入力するとともに所定の時間である例えば、「11月15日午後3時」の読出時刻データを指定する(ステップST11、ST12、ST13)。これらの操作を検出した親機CPU33は、被看護人識別ID「0001」及び読出時刻データ「11月15日午後3時」を付加した情報読出制御信号を生成する。この情報読出制御信号は、前述の入院時被看護人情報及び移動先被看護人情報と同様な信号伝送路を経由して図2(A)に示す制御機5の制御機CPU51に伝送される。
制御機5の制御機CPU51は、ナースコール親機3から伝送されてきた情報読出制御信号を受信すると、この信号に付加された被看護人識別ID「0001」に割当てられて制御機記憶部50に時系列で管理(記憶)されている病床IDのうち、同様に付加された読出時刻データ「11月15日午後3時」に該当する病床IDを読出すことができる(ステップST14)。また、制御機CPU51は、制御機記憶部50から読出した病床IDをもとに、この病床IDに該当する動線履歴情報として、例えば、移動先病床IDに対応させた図4(A)に示すフロア病床レイアウトを生成する。さらに、制御機CPU51で生成されたフロア病床レイアウトの動線履歴情報は、前述の入院時被看護人情報、移動時被看護人情報及び情報読出制御信号と逆の信号伝送路を経由してナースコール親機3の親機CPU33に伝送される。
ナースコール親機3の親機CPU33は、制御機5から伝送されてきた動線履歴情報を受信すると、一定時間、例えば、10秒の計時を開始し、この時間内、読出時刻データ「11月15日午後3時」」に該当する動線履歴情報として、図4(A)に示すフロア病床レイアウトで親機表示部30に表示させる(ステップST15)。なお、親機CPU33は、親機表示部30にフロア病床レイアウトで表示させた前述の読出時刻データ「11月15日午後3時」に該当する動線履歴情報を、プリンタ側親機I/F35からプリンタラインL3を経由してプリンタ4に送出し、このプリンタ4を用いて印刷することもできる(ステップST15)。
また、ナースコール親機3の親機CPU33によれば、前述のような一定時間の計時が経過すると、その経過直前に親機表示部31に表示されていた読出時刻データ「11月15日午後3時」の動線履歴情報に該当する移動先病床IDから所定の時間遡った当該動線履歴情報に該当する病床ID、例えば、6時間分遡った当該動線履歴情報に該当する病床IDを制御機5の制御機記憶部50から読出すにあたって、所定の被看護人識別ID「0001」を付加した情報再読出制御信号を生成する(ステップST16)。この情報再読出制御信号は、前述の入院時被看護人情報、移動先被看護人情報及び情報読出制御信号と同様な信号伝送路を経由して制御機5の制御機CPU51に伝送される。
制御機5の制御機CPU51は、ナースコール親機3の親機CPU33から伝送されてきた情報再読出制御信号を受信すると、被看護人識別ID「0001」に割当てられて制御機記憶部50に時系列で管理(記憶)されている病床IDのうち、読出時刻データ「11月15日午後3時」の動線履歴情報に該当する移動先病床IDから所定の時間である例えば、6時間分ずつ遡った動線履歴情報に該当する病床ID、すなわち、「11月15日午前9時」→「11月15日午前3時」→「11月14日午後9時」→・・・の当該動線履歴情報にそれぞれ該当する病床IDを順次読出すことができる(ステップST17)。また、制御機CPU51は、制御機記憶部50から順次読出した病床IDをもとに、これらの病床IDに該当する動線履歴情報として、例えば、移動先病床ID(又は入院時病床ID)に対応させた図4(B)、(C)、(D)、・・・にそれぞれ示すフロア病床レイアウトを生成し、ナースコール親機3の親機CPU33に送出する。
なお、制御機5の制御機CPU51の制御により、所定の時間である例えば、6時間分ずつ遡った動線履歴情報に該当する病床IDを制御機記憶部50から順次読出す動作は、スタッフステーション等の施設内共用部に在室中の医療・看護従事者が、ナースコール親機3の親機操作部31を用いて停止操作を行わない限り継続される。すなわち、前述の停止操作が行われない限り、最終読出しの病床IDとしては、入院時病床IDが制御機記憶部50から読出され、この入院時病床IDに対応するフロア病床レイアウトの動線履歴情報が制御機CPU51で生成されることになる。
また、ナースコール親機3の親機CPU33は、制御機5から順次伝送されてきた動線履歴情報を受信すると、「11月15日午前9時」→「11月15日午前3時」→「11月14日午後9時」→・・・にそれぞれ該当する動線履歴情報として、図4(B)、(C)、(D)、・・・に示すフロア病床レイアウトで、一定時間である例えば、10秒毎に切換えて親機表示部30に表示させる(ステップST18、ST19)。なお、親機CPU33は、親機表示部30にフロア病床レイアウトで順次表示させたに動線履歴情報を、プリンタ側親機I/F35からプリンタラインL3を経由してプリンタ4に送出し、このプリンタ4を用いて印刷することもできる(ステップST18、ST19)。
前述までの説明から明らかなように、本発明の実施例によれば、被看護人による施設内への入院時から退院時までの病床IDを当該被看護人が有する被看護人識別IDに割当てて制御機5の制御機記憶部50に時系列で管理し、この病床IDをもとに生成されるフロア病床レイアウトで、被看護人の動線履歴情報をナースコール親機3の親機表示部30に表示させることができる。したがって、医療・看護従事者によれば、被看護人に例えば、感染症が発覚した場合、親機表示部30に時系列で表示させた動線履歴情報をもとに、接触した他の被看護人の情報や病床移動にあたっての滞在時間等を確認することができ、感染症対策が容易となる。
本発明のナースコールシステムにおいては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成の当該システムであっても採用できるということはいうまでもないことである。
具体的に本発明の実施例においては、制御機5から順次伝送されてくる動線履歴情報をフロア病床レイアウトでナースコール親機3の親機表示部30に表示させるにあたって、その切換えのタイミングを、一定時間である例えば、10秒のように自動で行ったが、このタイミングに限定されるものではない。例えば、スタッフステーション等の施設内共用部に在室中の医療・看護従事者が、親機操作部31を用いて人為的な切換操作を行うことで、その表示を切換えることもできる。
また、本発明の実施例においては、被看護人による施設内への入院時から退院時までの病床IDを時系列で管理(記憶)する記憶部を、制御機記憶部50として制御機5に備えた構成を適用したが、この態様に限定されるものではない。例えば、図1に示すように、被看護人の疾患に係る担当科データ、検査や手術に係るオーダデータ、電子カルテデータ等の被看護人関連情報が記憶されるオーダリング等のサーバ6に記憶部50を備え、このサーバ6を制御機5によって制御させることもできる。この態様によれば、被看護人識別IDに割当てられた病床IDを例えば、被看護人関連情報とともに一元的に管理することができる。
また、本発明の実施例においては、ナースコール親機3の親機表示部30にフロア病床レイアウトの動線履歴情報を表示させるにあたり、そのフロア病床レイアウトを制御機5の制御機CPU51で生成したが、この態様に限定されるものではない。例えば、制御機CPU51の制御により制御機記憶部50から読出した病床IDを親機CPU33に送出することで、この親機CPU33でフロア病床レイアウト(の動線履歴情報)を生成させることもできる。
また、本発明の実施例においては、子機ラインL1を経由してナースコール子機1、1、・・・、1、1、・・・、・・・がそれぞれ接続される廊下灯2、2、・・・と、ナースコール親機3を、個別のライン(廊下灯ライン、親機ライン)L2、L3をそれぞれ経由して制御機9に接続させた構成を適用したが、この態様に限定されるものではない。例えば、子機ラインL1を経由してナースコール子機1、1、・・・、1、1、・・・、・・・がそれぞれ接続される廊下灯2、2、・・・、ナースコール親機3、プリンタ4及び制御機5をそれぞれ、共通バスであるLAN配線に所定の信号分岐機能、例えば、ハブを経由して接続させた構成を適用することもできる。
また、本発明の実施例においては、ナースコール親機3の親機表示部30にフロア病床レイアウトで表示される動線履歴情報を印刷するプリンタ4を、プリンタラインL4を経由してナースコール親機3に接続させたが、この態様に限定されるものではない。例えば、プリンタ4を所定のラインを経由して制御機5に接続し、このプリンタ4をナースコール親機3の親機CPU33により制御機5を経由して制御することもできる。なお、プリンタ4については、任意の構成部とされ不備とすることもできる。
さらに、本発明の実施例においては、ナースコール子機1、1、・・・、1、1、・・・、・・・を用いた被看護人からの呼出しに医療・看護従事者が応答して通話を成立させる機器として、スタッフステーション等の施設内共用部に設置されるナースコール親機3を適用したが、この態様に限定されるものではない。例えば、このナースコール親機3のみならず、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯される例えば、スマートフォン等の高機能情報端末やPHS端末等の携帯情報端末を適用することもできる。この携帯情報端末は、通常、基地局や交換機を経由して制御機5により接続されるものである。
1、1、・・・、1、1、・・・……ナースコール子機
3……ナースコール親機
30……親機表示部
31……親機操作部
33……親機CPU
5……制御機
50……制御機記憶部(記憶部)
51……制御機CPU
6……サーバ
50……記憶部

Claims (2)

  1. 医療・看護施設内の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、施設内共用部に設置され前記ナースコール子機を用いた前記被看護人からの呼出しに前記医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、前記ナースコール子機及び前記ナースコール親機を制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、
    前記制御機は、前記被看護人による前記施設内への入院時から退院時までの病床IDを当該被看護人が有する被看護人識別IDに割当てて時系列で管理する記憶部を備え、
    前記ナースコール親機は、前記被看護人識別IDに割当てられて前記制御機の前記記憶部に管理されている前記病床IDをもとに前記被看護人の動線履歴情報を表示する親機表示部と、前記被看護人による前記施設内への入院時から退院時までの病床IDを入力するとともに前記親機表示部に前記動線履歴情報を表示させる対象の前記被看護人が有する前記被看護人識別IDを指定する親機操作部と、前記親機操作部で入力された前記病床IDを前記被看護人識別IDに割当てて前記制御機の前記記憶部に時系列で記憶させる親機CPUとを備え、
    前記ナースコール親機の前記親機CPUは、前記親機操作部で指定された前記被看護人識別IDに割当てられている前記病床IDを前記制御機の前記記憶部から読出し、前記読出した病床IDに対応するフロア病床レイアウトの動線履歴情報を前記親機表示部に表示させるものであり、
    前記ナースコール親機の前記親機CPUは、前記動線履歴情報を前記親機表示部に一定時間表示させるものであり、
    前記ナースコール親機の前記親機CPUは、前記一定時間の経過後において、前記経過直前に前記親機表示部に表示されていた前記動線履歴情報に該当する病床IDから所定の時間遡った当該動線履歴情報に該当する病床IDを前記制御機の前記記憶部から読出し、前記読出した病床IDに対応するフロア病床レイアウトの動線履歴情報を前記親機表示部に表示させるものであることを特徴とするナースコールシステム。
  2. 前記記憶部は、前記制御機に代えてサーバに備えられることを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。
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