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JP5934555B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、前胴回り部または後胴回り部の一方にファスニングテープを備える使い捨ておむつに関する。
オープンタイプの使い捨ておむつは、前胴回り部と、股下部と、後胴回り部とから構成され、前胴回り部と後胴回り部とを着脱可能に止着するファスニングテープが備えられる。このようなオープンタイプの使い捨ておむつに好適に用いられるファスニングテープが知られている(例えば、特許文献1)。
具体的には、係合フックの支持体(ベースシート部)の厚さを薄くすることで優れた柔らかさと係合力を備えた係合フックがある。
特開2005−40231号公報(第5−6頁、第1図)
しかしながら、使い捨ておむつにこのような係合フック有するファスニングテープを用いた場合には、優れた係合力が求められる一方で、着用者の身体に使い捨ておむつを装着する場合に、着用者の胴回りを締め付けすぎずにファスニングテープを最適な位置に取り付けるため、付けたり外したりすることによって微調整を行う使用者が増えている。
特に、排泄物の漏れを経験した使用者や使い捨ておむつの使用経験が浅い使用者においては、これら傾向が顕著である。つまり、微調整し易いことも使い捨ておむつの本来の機能を発揮して使用するためには重要であることが、鋭意研究、調査した結果、明らかとなった。
さらに、使い捨ておむつの使用経験が浅い使用者においては、ファスニングテープのフック部分が使い捨ておむつの中では異物であり、フック部分が鋭利な印象であることを、使い捨ておむつを装着する際に感じていることも判明した。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ピン状の係合フックによる違和感を軽減しつつ、引き剥がし易さを向上させたファスニングテープを備える使い捨ておむつの提供を目的とする。
本発明の特徴は、前胴回り部(前胴回り部20)、後胴回り部(後胴回り部40)及び股下部(股下部30)から構成され、液保持性の吸収体(吸収体35)を含む縦長の吸収性本体(吸収性本体15)と、前記吸収性本体の幅方向における側縁部の少なくとも一部に設けられるサイドフラップ(サイドフラップ50)と、前記サイドフラップに取り付けられ、前記前胴回り部または前記後胴回り部の一方から前記吸収性本体の幅方向外側に延出し、前記前胴回り部または前記後胴回り部の他方に止着されるように構成されたファスニングテープ(ファスニングテープ100)とを備える使い捨ておむつ(使い捨ておむつ10)であって、前記ファスニングテープは、前記サイドフラップから延在する基材シート(基材シート120)と、複数の係合フックが設けられたフックシート(フックシート110)とを含み、前記フックシートの幅方向外側の端部以外における前記係合フックの高さは、60μm以上、200μm以下であり、前記フックシートは、前記基材シートの幅方向外側の端部(端部120e)まで備えられ、前記フックシートの幅方向外側の端部における前記係合フックの寸法は、前記フックシートの幅方向外側の端部以外の領域における前記係合フックの寸法よりも小さいことを要旨とする。
本発明の特徴によれば、ピン状の係合フックによる違和感を軽減しつつ、引き剥がし易さを向上させたファスニングテープを備える使い捨ておむつを提供することができる。
本発明の実施形態に係る使い捨ておむつ10の平面図である。 本発明の実施形態に係る使い捨ておむつ10のファスニングテープ100部分の拡大図である。 図2に示したF3-F3線に沿った使い捨ておむつ10の断面図である。 本発明の実施形態に係るファスニングテープ100の先端部分の拡大断面図である。 本発明の変更例に係るファスニングテープ100Aの先端部分の拡大断面図である。
次に、本発明に係る使い捨ておむつの実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
(1)使い捨ておむつの概略形状
図1は、本実施形態に係る使い捨ておむつ10の平面図である。図1に示すように、使い捨ておむつ10は、前胴回り部20、股下部30及び後胴回り部40を有するオープンタイプである。使い捨ておむつ10の適用対象者は特に限定されないが、例えば、乳幼児用として好適に用いることができる。
前胴回り部20、股下部30及び後胴回り部40によって吸収性本体15が構成される。吸収性本体15は、液保持性の吸収体35を含む縦長の形状を有する。本実施形態では、吸収体35は、前胴回り部20、股下部30及び後胴回り部40に渡って設けられる。吸収体35は、吸収性本体15の長手方向DLにおける中央部における幅が狭くなるような形状を有する。なお、吸収体35の形状は、図1に示したような形状に限定されず、単純な長方形であってもよい。また、吸収体35は、少なくとも股下部30に設けられていればよい。
吸収性本体15は、従来のオープンタイプの使い捨ておむつと同様であり、公知の部材や材料を用いて適宜構成することができる。また、吸収性本体15は、図示しない液透過性の表面シート、長手方向DLに沿って吸収性本体15の側縁部に設けられる立体ギャザー、及び幅方向DWに沿って後胴回り部40に設けられるウエストギャザーなどを有していてもよい。
吸収性本体15の幅方向DWにおける側縁部には、サイドフラップ50が設けられる。サイドフラップ50は、1枚または2枚以上の複数枚重ねた不織布によって構成されている。
本実施形態では、サイドフラップ50は、吸収性本体15の長手方向DLの全域に渡って設けられる。つまり、サイドフラップ50は、前胴回り部20から後胴回り部40まで設けられる。股下部30と対応するサイドフラップ50の幅は、前胴回り部20及び後胴回り部40と対応するサイドフラップ50の幅よりも狭い。なお、サイドフラップ50は、必ずしも吸収性本体15の長手方向DLの全域に渡って設けられていなくてもよく、例えば、後胴回り部40と対応する領域のみに設けられていてもよい。
また、吸収性本体15の幅方向DWにおける側縁部、具体的にはサイドフラップ50には、吸収性本体15の長手方向DLに沿って伸縮可能なレッグ弾性部材55が設けられる。レッグ弾性部材55によって、吸収性本体15が長手方向DLにおいて収縮させられている。このように収縮された吸収性本体15は、特に、後胴回り部40側において長手方向DLに伸長することができる。
サイドフラップ50には、ファスニングテープ100が取り付けられる。具体的には、ファスニングテープ100は、後胴回り部40から吸収性本体15の幅方向DW外側に延出する。ファスニングテープ100は、前胴回り部20に止着されるように構成される。具体的には、ファスニングテープ100のフックシート110(図1において不図示、図2参照)は、前胴回り部20のバックシート70(図1において不図示、図3参照)側に設けられたターゲットテープ60に係合する。
なお、ファスニングテープ100は、後胴回り部40ではなく、前胴回り部20から吸収性本体15の幅方向DW外側に延出するようにサイドフラップ50に取り付けられてもよいが、仰向けに寝かせた状態で使い捨ておむつを交換する状況が多い乳幼児の場合、ファスニングテープ100は、後胴回り部40に取り付けられていることが好ましい。
(2)ファスニングテープの形状
次に、図2〜図4を参照して、ファスニングテープ100の形状について説明する。図2は、使い捨ておむつ10のファスニングテープ100部分の拡大図である。図3は、図2に示したF3-F3線に沿った使い捨ておむつ10の断面図である。図4は、ファスニングテープ100の先端部分の拡大断面図である。
図2〜図4に示すように、ファスニングテープ100は、後胴回り部40(図1参照)に対応するサイドフラップ50の領域に取り付けられている。ファスニングテープ100は、複数の係合フック111が設けられたフックシート110と、不織布によって形成された基材シート120とを有する。なお、基材シート120は、不織布にフィルムをラミネートしたものを用いてもよい。
フックシート110、具体的にはベースシート部115は、基材シート120に接合されている。フックシート110と基材シート120との接合は、ファスニングテープ100の剛性が必要以上に高くなることがないようされていることが好ましい。具体的には、フックシート110と基材シート120とは、点状、線状或いはスパイラル状のような間欠的に塗布されたホットメルト接着剤によって接合されていることが好ましい。なお、フックシート110と基材シート120とは、熱シールなどで接合されてもよい。
係合フック111は、ベースシート部115から立設する柱部111aと、柱部111aの先端に設けられ、柱部111aよりも直径φの大きい傘部111bとを有する。また、フックシート110の幅方向DW外側の端部以外における係合フック111の高さは、60μm以上、200μm以下に設定される。フックシート110の幅方向DW外側の端部とは、フックシート110の幅方向DW外側端から5mm以上、25mm以下、より好ましくは7mm以上、20mm以下、さらに好ましくは7mm以上15mm以下の範囲(図2の範囲A)である。フックシート110の幅方向DW外側の端部は、使用者が掴みとして掴む部位であるため、上述の範囲とすることによってファスニングテープ100を付けたり外したりする操作性が良好となる。
基材シート120は、1枚または2枚以上の複数枚重ねたシート、具体的には不織布または不織布にフィルムをラミネートしたシートなどによって構成されている。基材シート120としては、スパンボンド(SB)またはスパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SMS)、スルーエアーなどの製法によって製造された不織布、スパンボンドなど各種不織布に熱可塑性フィルムをラミネートしたシートなどを用いることができる。
基材シート120は、特に2枚以上の複数枚のシートを重ねた構成とする事もできる。その場合、不織布シート1枚当たりの目付けは、10〜80g/m2、好ましくは15〜60g/m2、さらに好ましくは20〜55g/m2である。基材シート120全体としての厚みは、上述したように150μm〜550μm、好ましくは厚み250μm〜500μmである。
上述したように、基材シート120に複数枚のシートを用い、上述した範囲とすることでフックシート110と比べて適度な柔軟性を確保しつつ、フックシート110を使い捨ておむつ10に止める要素として必要な強度や取り扱いし易さを確保でき、厚みの印象としてフックシート110と比べた場合での異物感を感じさせ難くすることができる。
80g/m2より目付けを大きくすると、不織布の繊維の嵩が大きくなることから構成する繊維同士を交絡・固定させるために熱融着点をより増やす必要があり、フックシート110の曲げ剛性に比べて基材シート120の曲げ剛性が目立ってくる。またその厚みが550μmを超えると、基材シート120そのものの厚み感から異物感を使用者に与えてしまう(生地感の印象からプラスチック感の印象へ変化してしまう)ため、フックシート110と基材シート120との一体感に影響を与えてしまう。
また、10g/m2より目付けを小さくすると、フックシート110を取り付けしている基材シート120としては十分な強度を確保することが困難であり、厚みが150μmより小さいと、フックシート110を使い捨ておむつ10に止める際もしくは使い捨ておむつ10から取り外す際にその取り付け/取り外しの操作が困難となってしまう。
これらのように基材シート120は、複数枚のシートを重ねることで、1枚の高めの目付けの不織布を用いるよりも1枚当たりの目付けを低く抑え(複数枚重ねる場合には、より好ましくは上述の範囲の目付けの不織布を用いることがよい)、2枚もしくは3枚と複数枚に分けて重ね、全体としての厚みを550μm以下とすることで、上述の狙いをよりバランスよく実現できる。なお、不織布の厚みは、測定端子形状が円形状(φ5mm)、荷重1.23Nの厚み計(テスター産業株式会社製の厚み計)を用いて測定した。
また、複数枚から基材シート120を構成する場合には、互いのシート間は各種手段により接合できるが好ましくは、ホットメルト接着剤を線(スパイラル状を含む)または点で塗布することにより互いのシート間を固定することが柔軟性と生産性の観点から好ましい。
特に、基材シート120が、2層以上の不織布によって構成される場合、不織布は、2g/m2〜8g/m2の接着剤を用いて網目状のパターンにて接合されることが好ましい。
また、フックシート110は、基材シート120の幅方向DW外側の端部120eまで備えられる。つまり、フックシート110は、ファスニングテープ100の幅方向DW外側の端部まで備えられる。
フックシート110の幅方向DW外側の端部における係合フック111の寸法は、フックシート110の幅方向DW外側の端部以外の領域における係合フック111の寸法よりも小さい。本実施形態では、フックシート110の幅方向DW外側の端部における係合フック111の高さH1は、フックシート110の幅方向DW外側の端部以外の領域、つまり、フックシート110のサイドフラップ50寄りの領域における係合フックの高さH2よりも低い。
より具体的には、フックシート110の幅方向DW外側の端部における柱部111aの高さは、フックシート110の幅方向DW外側の端部以外の領域、つまり、フックシート110のサイドフラップ50寄りの領域における柱部111aの高さよりも低い。
例えば、高さH1は60μmとし、高さH2は200μm、より具体的には、高さH1は40μmとし、高さH2は100μmとすることができる。また、係合フック111の高さは、幅方向DW内側から外側に向かうに連れ低くなるようにすることが好ましい。
なお、上述したファスニングテープ100、具体的にはフックシート110は、例えば、超音波を用いた接合装置を用いて形成される。超音波振動装置としては、例えば、公開特許公報JP2004-298413に記載されているような超音波ホーンとアンビルとを備える接合装置を用いることができる。具体的には、フックシート110と、基材シート120とを、超音波ホーンとアンビルとの間に挟んだ状態で、超音波ホーンを用いてフックシート110及び基材シート120に超音波振動を与える。これにより、柱部111aのベースシート部115付近が、振動による熱によって溶融し、高さH1となるような係合フック111を形成できる。
(3)作用・効果
上述したファスニングテープ100によれば、係合フック111の高さは、60μm以上、200μm以下に設定される。つまり、一般的なファスニングテープと比較して係合フック111の高さが低いため、ピン状の係合フック111による異物感を軽減できる。具体的には、使い捨ておむつの交換時にファスニングテープの係合フックを視認したことを想定し、30〜50cm範囲の離れた位置からサンプルを視認してもらい、係合フックに「鋭利な印象、固そうな印象を感じるか」を確認したところ、係合フック111の高さは、60μm以上、200μm以下であれば、異物感を感じないとした人数が70%を超えたことが確認された。
また、フックシート110の幅方向DW外側の端部に隣接する係合フック111高さが高い部分と視覚的見え方が異なり、その部位が掴み部として認識し易い。さらに、係合フック111の高さを低くすることで、使用者が掴み部と認識して掴んだ場合にも、手に受ける刺激を低減することができ係合フック111の鋭利な印象を低減できる。
また、フックシート110は、基材シート120の幅方向DW外側の端部120eまで備えられるとともに、フックシート110の幅方向DW外側の端部における係合フック111の寸法は、フックシート110の幅方向DW外側の端部以外の領域における寸法よりも小さい。具体的には、フックシート110の幅方向DW外側の端部における係合フック111の高さH1は、フックシート110の幅方向DW外側の端部以外の領域における係合フックの高さH2よりも低い。
すなわち、フックシート110の幅方向DW外側の端部は、ターゲットテープ60に係合しても、係合フック111の寸法が小さいため、幅方向DW外側の端部以外の領域よりも係合力が低くなり易く、容易にターゲットテープ60から外れ易い。これにより、フックシート110の幅方向DW外側の端部を容易に摘み易く、ファスニングテープ100が引き剥がし易い。さらに、フックシート110が幅方向DW外側の端部まで延在するため、ファスニングテープ100を引き剥がす際にも折れ曲がり難く、フックシートと引き剥がし方向との角度が135度程度となる(図4の矢印AR2参照)。このため、係合フック111がターゲットテープ60から外れる際に、係合フック111が斜めに引っ張られるようになるため、より小さい力で係合フック111が外れ易い。フックシート110の幅方向DW外側の端部の係合力は低いものの、一度ターゲットテープ60に係合すれば、通常想定される着用者の動作などではターゲットテープ60から外れることもない。つまり、ファスニングテープ100に求められる係合力を維持しつつ、ファスニングテープ100を引き剥がし易くできる。
また、このようなファスニングテープ100によれば、ファスニングテープ100を引き剥がす際に、係合力の低いフックシート110の幅方向DW外側の端部が最初にターゲットテープ60から外れるものの、フックシート110が幅方向DW外側の端部まで延在するため、従来のファスニングテープのように、タブが大きく折れ曲がり、フックシートと引き剥がし方向との角度が90度程度となる(図4の矢印AR1参照)ことを抑制できる。
具体的には、ベースシート部115が幅方向DWの外側の端部まで存在するため、使用者が幅方向DWの外側の端部を掴んだ際には、ベースシート部115を含むファスニングテープ100が、ターゲットテープ60から離れる方向に曲がり始め、係合フック111とターゲットテープ60が係合している部分のうち、最もテープ幅方向外側の係合フック111がファスニングテープ100の曲がりに追従してファスニングテープ100から外れる状態となる。つまり、掴み部があるような構成では、傘部111bをターゲットテープ60の面に対しての垂直上方に近い角度(90°に近い角度)にて外す状態となり易くより大きな力を必要とすることに対し、上述の構成によりターゲットテープ60の面に対してより小さい角度(傘部111bに斜めに力が加わり、斜めに外れていくイメージ)にて外す状態となり、より容易に外すことができる。
また、本実施形態では、基材シート120は不織布によって形成されるため、上述したようなフックシート110の曲げを阻害しない。
(4)その他の実施形態
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した実施形態では、フックシート110の幅方向DW外側の端部における係合フック111の高さH1は、フックシート110の幅方向DW外側の端部以外の領域における係合フックの高さH2よりも低くなっていたが、次のように変更してもよい。
図5は、本発明の変更例に係るフックシート110Aの先端部分の拡大断面図である。図5に示すように、フックシート110Aの幅方向DW外側(図中の「OUT」側)の端部における傘部111bの直径φ1は、フックシート110Aの幅方向DW外側の端部以外(図中の「IN」側)の領域における傘部111bの直径φ2よりも大きい。より、具体的には、傘部111bの直径は、幅方向DW内側から外側に向かうに連れて大きくなる。
このようなフックシート110Aによっても、上述したフックシート110と同様の効果を奏することができる。
また、フックシート110Aのように傘部111bの直径φを変化させつつ、上述したフックシート110のように、係合フック111、具体的には柱部111aの高さHを変化させるようにしたフックシートを用いてもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
10…使い捨ておむつ
15…吸収性本体
20…前胴回り部
30…股下部
35…吸収体
40…後胴回り部
50…サイドフラップ
55…レッグ弾性部材
60…ターゲットテープ
70…バックシート
100…ファスニングテープ
110, 110A…フックシート
111…係合フック
111a…柱部
111b…傘部
115…ベースシート部
120…基材シート
120e…端部

Claims (4)

  1. 前胴回り部、後胴回り部及び股下部から構成され、液保持性の吸収体を含む縦長の吸収性本体と、
    前記吸収性本体の幅方向における側縁部の少なくとも一部に設けられるサイドフラップと、
    前記サイドフラップに取り付けられ、前記前胴回り部または前記後胴回り部の一方から前記吸収性本体の幅方向外側に延出し、前記前胴回り部または前記後胴回り部の他方に止着されるように構成されたファスニングテープと
    を備える使い捨ておむつであって、
    前記ファスニングテープは、
    前記サイドフラップから延在する基材シートと、複数の係合フックが設けられたフックシートとを含み、
    前記フックシートの幅方向外側の端部以外における前記係合フックの高さは、60μm以上、200μm以下であり、
    前記フックシートは、前記基材シートの幅方向外側の端部まで備えられ
    前記係合フックは、前記フックシートから立設する柱部と、前記柱部の先端に設けられ、前記柱部よりも直径の大きい傘部とを有し、
    前記フックシートの幅方向外側の端部における前記柱部の高さは、前記フックシートの幅方向外側の端部以外の領域における前記柱部の高さよりも低く、
    前記フックシートの幅方向外側の端部における前記傘部の直径は、前記フックシートの幅方向外側の端部以外の領域における前記傘部の直径よりも大きい使い捨ておむつ。
  2. 前記フックシートの幅方向外側の端部における前記係合フックの高さは、前記フックシートの幅方向外側の端部以外の領域における前記係合フックの高さよりも低い請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記フックシートの幅方向外側の端部は、前記フックシートの幅方向外側端から幅方向内側に向かって5mm以上、30mm以下の幅を有する請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記基材シートは、複数枚のシートから構成され、1枚当りのシートの目付けが10〜80g/m2である請求項1に記載の使い捨ておむつ。
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