JP5934420B2 - 液体吐出ヘッド、およびそれを用いた記録装置 - Google Patents
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Description
位素子を駆動する駆動周期を高くしようとする場合、駆動周期は1つの液滴を吐出する吐出信号よりも長くなり、1つの液滴を吐出する吐出信号は、圧力波が液体吐出孔からしぼりまで伝播する時間長さであるAL(Acoustic Length)に比例した長さとされることが
多いため、ALを短くすることが考えられる。液体加圧室を大きくすることは、基本的にALを大きくすることになるため、これらは両立させることは難しいという問題があった。
送ベルト111の搬送面127に押し付けられ、搬送面127上に固着する。そして、印刷用紙Pは、搬送ベルト111の回転に従って、液体吐出ヘッド2が設置されている方向へと搬送される。なお、搬送ベルト111の外周面113に粘着性のシリコンゴムによる処理を施してもよい。これにより、印刷用紙Pを搬送面127に確実に固着させることができる。
に配置されている。液体吐出孔8もこれと同様に配置されている。これによって、全体として長手方向に600dpiの解像度で画像形成が可能となっている。
した際の菱形形状の長い方の対角線の一端側の頂点付近(ここで付近とは、頂点から、液体加圧室10の面積中心から液体加圧室10の端までの長さの1/5程度の位置を意味する。))からサプライプレート25(詳細には副マニホールド5aの出口)までの各プレートに形成されている。なお、この連通孔には、アパーチャプレート24に形成されたしぼり12と、サプライプレート25、26に形成された個別供給流路6とが含まれている。
Circuit)に設けられた電極と電気的に接合されている。詳細は後述するが、個別電極35には、制御部100からFPCを通じて駆動信号(駆動電圧)が供給される。駆動信号は、印刷媒体Pの搬送速度と同期して一定の周期で供給される。
共通電極34の厚さは2μm程度である。共通電極34は図示しない領域において接地され、グランド電位に保持されている。本実施形態では、圧電セラミック層21b上において、個別電極35からなる電極群を避ける位置に個別電極35とは異なる表面電極(不図示)が形成されている。表面電極は、圧電セラミック層21bの内部に形成されたスルーホールを介して共通電極34と電気的に接続されているとともに、多数の個別電極35と同様に、FPCの別の電極と接続されている。
間で分極方向への歪みに差が生じて、圧電セラミック層21bは液体加圧室10側へ凸となるように変形(ユニモルフ変形)する。
る。これによると、液体加圧室10内部が負圧状態から正圧状態に反転するときに両者の圧力が合わさり、より強い圧力で液滴を吐出させることができる。
圧室上端部10bの深さは、変位量と同程度にまでは浅くしてもよい。したがって、液体加圧室上端部10bの深さは1μm程度にすれば十分であり、このよう浅ければ、ALに対する、液体加圧室上端部10bの液体加圧室10aの外側に広がっている部分の寄与は非常に小さくできる。
短い方の対角線に沿った方向における液体加圧室上端部210bの大きさは、液体加圧室本体210aよりも大きくすれば、隣接する変位素子50との間隔をあまり狭めずに変位量を大きくできる。これは、変位量に影響を与えるのは、液体加圧室10の面積重心を通る線分のうち最も短いものの長さであるので、液体加圧室本体10aの短い方の対角線の方向に液体加圧室本体10bを大きくすることで、長い方の対角線の長さを変えなくても、変位量を大きくできるからである。
2・・・液体吐出ヘッド
4・・・流路部材
5・・・マニホールド
5a・・・副マニホールド
5b・・・マニホールドの開口
6・・・個別供給流路
8・・・液体吐出孔
9・・・液体加圧室群
10・・・液体加圧室
10a・・・液体加圧室本体
10b・・・液体加圧室上端部
11a、b、c、d・・・液体加圧室列
12・・・しぼり
13・・・液体吐出ヘッド本体
15a、b、c、d・・・液体吐出孔列
21・・・圧電アクチュエータユニット
21a、・・・圧電セラミック層(セラミック振動板)
21b・・・圧電セラミック層
22〜31・・・プレート
32・・・個別流路
34・・・共通電極
35、235・・・個別電極
35a、235a・・・個別電極本体
35b、235b・・・引出電極
36、236・・・接続電極
50、550・・・変位素子
Claims (7)
- 流路部材と、該流路部材上に圧電アクチュエータユニットと、を備えた液体吐出ヘッドであって、
前記流路部材は、
共通流路と、
しぼり、液体加圧室、および、液体吐出孔を含んでおり、前記共通流路に接続された個別流路と、を有しており、
前記しぼりは、一端部が前記共通流路に接続され、他端部が前記液体加圧室に接続され、
前記液体加圧室は、前記しぼりと実質的に平行に構成されており、
前記液体加圧室は、
液体加圧室本体と、
該液体加圧室本体上に設けられ、前記液体加圧室の上端部に位置する液体加圧室上端部と、を含み、
前記液体加圧室上端部は、前記しぼりの前記一端部から前記他端部に向かう方向に、前記液体加圧室本体よりも外側に位置する部分を有しており、前記しぼりの前記他端部から前記一端部に向かう方向に、前記液体加圧室本体よりも外側に位置する部分を有する、液体吐出ヘッド。 - 前記液体吐出孔および前記しぼりは、前記液体加圧室本体に接続されている、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記液体加圧室上端部は、開口を有しており、
前記開口は、前記圧電アクチュエータユニットにより閉塞されている、請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。 - 前記圧電アクチュエータユニットは、共通電極、圧電セラミック層、および、個別電極を有しており、
前記個別電極は、前記液体加圧室と対向して配置されており、
平面視した場合に、前記個別電極は、前記液体加圧室本体より小さい、請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。 - 前記圧電アクチュエータユニットは、共通電極、圧電セラミック層、個別電極、引出電極、および、接続電極を有しており、
前記個別電極は、前記液体加圧室と対向して配置されており、
前記引出電極は、前記個別電極から引き出されており、
前記接続電極は、前記加圧室上端部よりも外側に位置する前記引出電極上に設けられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッドと、
記録媒体を前記液体吐出ヘッドに対して相対的に搬送する搬送部と、
前記液体吐出ヘッドを制御する制御部と、を備える、記録装置。 - 前記記録媒体の位置を検出する紙面センサをさらに備える、請求項6に記載の記録装置。
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JP2010228274A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Seiko Epson Corp | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 |
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