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JP5926649B2 - 防水シート取付具 - Google Patents

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Description

本発明は、トンネルその他の構造体を構築する過程において、掘削したトンネルの内側その他の構造体の内面に防水シートを張り付けるために用いられる取付具に関する。
従来、この種のトンネル防水シートの取付支持構造として、特許文献1に記載されたものが知られている。
同文献には、「トンネルを構築する過程において、トンネル掘削穴と覆工コンクリートとの間若しくは一次覆工コンクリートと二次覆工コンクリートとの間に介在せしめる防水シートを取り付けするためのものであって、前記トンネル掘削穴に設けられる鋼材の表面や前記一次覆工コンクリートの表面などの取付箇所に対して固定されるベース体と、このベース体に対して固定されると共に前記防水シートをベース体に抑え付け固定するシート抑え体とから成り、前記ベース体は、前記取付箇所に固定される底板部の左右両側に側壁部が立設する断面略コ字形体に形成すると共に、この左右夫々の側壁部の立ち上がり先端部を対向内側に向けて屈曲して抜止片部を形成したものであり、前記シート抑え体は、螺子孔を備えた基体の左右に、前記ベース体の底板部並びに側壁部に近接若しくは当接し得る略L字形の圧接面を備えた圧接部を突設すると共に、この左右の圧接部を近接状態に並設せしめ、前記螺子孔に螺着した螺子杆を螺入すると、この螺子杆が左右に並設する圧接部を押動してこの左右の圧接部が並設間隔を拡張するように移動し、この押動移動した各圧接部の前記圧接面が前記ベース体の少なくとも各側壁部に近接若しくは当接し得るように構成したものであることを特徴とするトンネル防水シートの取付具。」が記載されている(特許請求の範囲)。
特開2006−70656号公報
上記の取付具によれば、防水シートを孔を開けずに取り付けることができるという効果が奏される。
しかしながら、上記の取付具では螺子の螺入による圧接部の移動がスムーズに行われがたく、また、防水シートが比較的肉厚のものを取り付ける場合、防水シートの取付け強度がやや不十分であり、防水シートを確実に張設、固定することができないという問題があった。
本発明は、上記従来技術を考慮してなされたものであり、比較的肉厚のシートを張り付ける場合でも、より円滑かつ確実に防水シートを孔を開けずに簡単な作業によって取り付けることができる防水シート取付具を提供することを課題とする。
(1)トンネルその他の構造体を構築する過程において、その構造体の内面に防水シートを張り付けるために用いられる防水シート取付具であって、
鋼材の表面などの取付箇所に対して固定されるベース部材と、該ベース部材に対して固定されると共に前記防水シートを前記ベース部材に押え付けて固定するシート押え部材と、前記シート押え部材に附属する補助部材とからなり、
前記ベース部材は、前記取付箇所に固定される底板部と、該底板部の左右両側から起立する側壁部と、該側壁部の先端部から互いに内側に向けて屈曲形成された抜止片部とを備え、
前記シート押え部材は、ネジ孔を備えた上面部と、上面部の左右両側から互いに内側に向けて屈曲形成された拡開片部と、該拡開片部の先端部から外側に向けて屈曲形成された押え片部と、該押え片部の先端部から前記上面部側に向けて反転R状に形成された押え端部とを備え、
前記補助部材は、対向する押し広げ片部と該押し広げ片部の下端部を連結する底部を有して側面視U字状に形成され、前記押し広げ片部の下方部分は前記拡開片部に当接可能であると共に、前記底部は前記ネジ孔の下方に位置するように配設されており、
前記ネジ孔にボルトが螺入された際、ボルトの進入移動に伴って前記補助部材が移動し、前記押し広げ片部が前記拡開片部に圧接することにより、前記拡開片部の間隔を広げて拡開させるように構成したものである。
本発明に係る防水シート取付具は、トンネルその他の構造体の構築過程において、防水シートを張り付ける取付具として機能すると共に、該取付具を取り付けた後、張り付けた防水シートの上にさらに覆工コンクリート(二次覆工コンクリート)を形成する際、その覆工コンクリートの内部に配設される鉄筋を係合(又は溶接等)させて支え、適切なかぶり厚を取るための鉄筋支持金具として機能するものである。
(2)前記補助部材の前記押し広げ片部の下方部分は、下端部に向けて徐々に幅が狭くなるように形成された窄まり部を備え、該窄まり部の両サイドが前記拡開片部の内面に当接可能に構成されているものである。
(3)前記補助部材の押し広げ片部の上部は、前記シート押え部材に設けた透孔に挿通され、前記補助部材の押し広げ片部及び底部は、前記シート押え部材の上面部と拡開片部とで囲まれた空間内で上下動自在に保持されているものである。
(4)前記シート押え部材の上面部と拡開片部との屈曲部に開口部が設けられているものである。
(5)前記ネジ孔に螺入されるボルトを備え、該ボルトは、上部に形成された多角柱状の工具受け部と、その下に設けられた中央軸部と、該中央軸部の下に設けられ、前記中央軸部の直径より小径に形成されたネジ切り部とを備えたものである。
(1)本発明によれば、取付箇所に固定したベース部材に防水シートをあてがい、この防水シートの上からシート押え部材抑え体の押え片部をベース部材に押しあてつつネジ孔にボルトをねじ込むだけの簡易な作業により、防水シートに孔を開けることなく防水シートを取り付けることができ、しかも、進入するボルトの先端部が補助部材の底部に当って補助部材を押し下げ、ボルトの進入移動に伴って押し広げ片部が拡開片部に圧接することにより、拡開片部の間隔を広げて拡開させるため、拡開部の拡開を円滑かつ確実に行うことができる。したがって、比較的肉厚の防水シートであっても、より強固に防水シートを張設、固定することができる。
(2)前記補助部材の押し広げ片部の下方部分は、下端部に向けて徐々に幅が狭くなるように形成された窄まり部を備え、該窄まり部の両サイドが拡開片部の内面に当接可能に構成されているため、該窄まり部が拡開片部に対して楔を打ち込むように機能し、拡開片部の拡開動作がスムーズに行われる。
(3)補助部材の押し広げ片部の上部は、シート押え部材に設けた透孔に挿通され、補助部材の押し広げ片部及び底部は、シート押え部材の上面部と拡開片部とで囲まれた空間内で上下動自在に保持されている構成により、補助部材は、シート押え部材と一体化しており、シート押え部材から離脱するおそれがない。
(4)シート押え部材の上面部と拡開片部との屈曲部に開口部が設けられている構成により、自動トルクレンチ等によりボルトを螺入する際、拡開片部の適正・確実な拡開動作が得られる。
(5)ネジ孔に螺入されるボルトを備え、該ボルトは、上部に形成された多角柱状の工具受け部と、その下に設けられた中央軸部と、該中央軸部の下に設けられ、中央軸部の直径より小径に形成されたネジ切り部とを備えた構成により、工具受け部は、多角柱形状を有しているため、電動トルクレンチ工具(クラッチ付きのドリルドライバー)を使用可能であり、確実な締込が出来、施工効率を向上させることができる。
また、ネジ切り部はネジ孔に対して螺入されるが、ネジ切り部よりも直径の大きい中央軸部はネジ孔Nに螺入できないため、ネジ切り部と中央軸部との境界段差部がボルト螺入の際のストッパー部として機能し、ボルトが不用意に進入し過ぎることを防止することができる。
防水シート取付具1の斜視図である。 防水シート取付具1の、(a)は正面図、(b)は側面図である。 防水シート取付具1の、(a)は平面図、(b)は底面図である。 図3(a)のa−a線断面図である。 補助部材30の、(a)は正面図、(B)は側面図である。 防水シート取付具1の使用方法の説明図である。 ボルト7の正面図である。
防水シート取付具1は、鋼材の表面などの取付箇所に対して固定されるベース部材10と、ベース部材10に対して固定されると共に防水シートをベース部材10に押え付けて固定するシート押え部材20と、シート押え部材20に附属する補助部材30とで構成されている。
以下、本発明の実施例を挙げ、図面に基いて説明するが、本発明は以下の形態に限定されるものではない。
<ベース部材>
ベース部材10は、取付箇所に固定される底板部11と、該底板部11の左右両側から起立する側壁部12,12と、該側壁部12,12の先端部から互いに内側に向けて屈曲形成された抜止片部13,13とを備えている。
本実施例のベース部材10は、一枚の金属平板を、断面コ字状に屈曲して、平坦板状の底板部11の左右両側から起立する側壁部12,12を形成し、さらに、側壁部12,12の先端部から互いに内側に向けて鈍角に屈曲して抜止片部13,13を形成してある。
抜止片部13,13は、平面視やや内側に向けて膨らむ弧状に形成されている。挟み込む防水シートとの馴染みを良くし、シートを傷つけないようにするためである。
ベース部材10は、通常、底板部11を、トンネル掘削穴に設けられるH形鋼の表面を取付箇所として溶接により固定する場合が多いが、取付箇所はH形鋼などの鋼材の表面に限られるものではなく、U型支保鋼や一次覆工コンクリートの表面など任意の箇所を取付箇所として固定可能である。
底板部11には、透孔11a,11bが設けられており、この透孔11a,11bは、ボルト等を使用してベース部材10を取付箇所に固定する際に用いられるものである。
<シート押え部材>
シート押え部材20は、ベース部材10に対して固定されると共に、防水シートをベース部材10とシート押え部材20との間に挟んだ状態でベース部材10に押え付けて固定するためのものである。
シート押え部材20は、ネジ孔Nを備えた上面部21と、上面部21の左右両側から互いに内側に向けて近づくように屈曲形成された拡開片部22,22と、拡開片部22,22の先端部から外側に向けてやや鋭角に屈曲形成された押え片部23,23と、該押え片部23,23部の先端部から前記上面部21側に向けて反転R状に形成された押え端部24,24とを備えている。
シート押え部材20の上面部21と拡開片部22との屈曲部には開口部26が設けられている。上面部21には、左右方向に向けて細長い矩形状の透孔27,27が、ネジ孔Nを前後方向に挟んで一対設けられている。この透孔27,27は、後述する補助部材30との係合部として機能する。
また、拡開片22,22は、側面視末広がりの台形状に形成されている。
シート押え部材20は、一枚の金属板を折り曲げ形成することにより構成されており、本実施例では、図4に示すとおり、上面部21の中央に貫通孔を形成すると共に、この貫通孔にネジ孔Nの位置を合せて上面部21の内面にナット25を固着してある。
反転R状に形成された押え端部24,24は、前記底板部11の左右両側から起立する側壁部12と抜止片部13との高さ方向の領域に収まる寸法を有するように屈曲されている。側壁部12の高さ寸法と反転R状に形成された押え端部24の高さ寸法の差は、ベース部材10とシート押え部材20との間に防水シートが挟み込まれた状態で、側壁部12と抜止片部13との高さ方向の領域、及びベース部材10の底板部11とシート押え部材20の押え片部23との間において、シートがベース部材10の内面に密着して殆ど隙間を生じない程度の寸法差となるように設定している。
反転R状に形成された押え端部24,24によって、防水シートをベース部材10とシート押え部材20とで強固に挟み込み固定した際に、反転R状に形成された押え端部24,24及び該押え端部24,24と押え片部23,23との連接部で防水シートを傷付けることがないようになっている。
また、非使用時における左右の押え端部24,24間の距離は、ベース部材10の左右の抜止片部13,13間の距離よりも小さくなるように設定されており、対向する抜止片部13,13間を通過して、ベース部材10の左右の押え片部23,23と押え端部24,24とをベース部材10の対向する側壁部12,12間に配設し得るようにしている。
<補助部材>
補助部材30は、シート押え部材20に付設されている。
図5に示すとおり、補助部材30は、一枚の金属板材を屈曲形成してなり、間隔T1を置いて対向する一対の押し広げ片部31,31と該押し広げ片部31,31の下端部を連結する底部35を有して側面視U字状に形成されている。上記間隔T1は、少なくともシート押え部材20のネジ孔Nに螺入されるボルト7の直径より大でボルトの進入に支障のない長さを有し、また、ネジ孔Nを備えたナット25の外径よりも大きく設定されている。
押し広げ片部31,31は、その両サイドにおいてシート押え部材20の拡開片部22,22の内面に当接可能であるとともに、底部35がシート押え部材20のネジ孔Nの下方に位置するように配設されている。
シート押え部材20のネジ孔Nにボルトが螺入された際、ボルトの進入移動に伴って、ボルトの先端部は、補助部材30の底部35に突き当たる。すなわち、底部35は、進入するボルトを受ける部分として機能する。
本実施例では、押し広げ片部31は、その上端部から中央部へ至る矩形状部32と、該矩形状部32に連なり、該矩形状部32の幅よりも幅の大きい張出し部33と、さらに張出し部33から下端部(底部35側)に向けて徐々に幅が狭くなるように曲線状に形成された窄まり部34を備えている。そして、この窄まり部34の両サイドが拡開片部22,22の内面に当接可能に構成されている。
また、補助部材30の押し広げ片部31の上部に位置する前記矩形状部32は、シート押え部材20に設けた透孔27に挿通され、これにより、補助部材30の押し広げ片部31及び底部35は、シート押え部材20の上面部21と拡開片部22,22とで囲まれたほぼ三角形の空間内で上下動自在な状態に保持されている。なお、底部35の両側には螺入されるボルトのずれ防止のため、起立部36が形成されている。
しかして、前記ネジ孔Nにボルトが螺入された際、ボルトの進入移動に伴ってボルトは補助部材30の底部35に突き当たり、さらにボルトが進入すると、底部35と一体をなす補助部材30がボルトの進入方向へと移動し、押し広げ片部31,31(窄まり部34,34)が拡開片部22,22に圧接することにより、近接状態にあった拡開片部22,22の間隔が広がり拡開される。
<使用方法>
次に、図6を参照して、上記実施例に係る防水シート取付具1を使用した防水シート40の取付方法を説明する。なお、一次覆工コンクリート6面に防水シート40を張設する場合を示している。図6(a)(b)(c)は施工の順に示している。
トンネルを構築する過程において、トンネル掘削穴内面3にH形鋼5を設置すると共に、一次覆工コンクリート6を打設した後、このH形鋼5の表面(取付箇所)にベース部材10を、その底板部11を例えば溶接するなどして固定する。
次いで、ベース部材10に防水シート40をあてがい(図6(a))、この防水シート40の上から(トンネルの内側から)シート押え部材20の押え片部23,23と押え端部24,24とをベース部材10の底板部11に押し当てながらネジ孔Nに螺着したボルト7を回動操作して螺入する(図6(b))と、ボルト7の進入移動に伴ってボルト7の先端部は補助部材30の底部35に突き当たり、さらにボルト7が進入すると、底部35と一体をなす補助部材30がボルトの進入方向へと押し下げられ、押し広げ片部31,31(窄まり部34,34)が拡開片部22,22に圧接することにより、近接状態にあった拡開片部22,22の間隔が広がり拡開される。
このとき、窄まり部34は、各拡開片部22,22に対し、2箇所ずつ合計4箇所において拡開片部22,22に圧接し、しかも窄まり部34は下端部(底部35側)に向けて徐々に幅が狭くなるように形成されているため、該窄まり部34が楔を打ち込むように機能し、拡開片部22,22の拡開動作がスムーズに行われる。
これにより、シート押え部材20の押え片部23,23と押え端部24,24が左右方向へ離間するように移動し、押え片部23,23と底板部11との間、及び、押え端部24,24と側壁部12,12との間で、防水シート40は挟持される態様で強固に固定される(図6(c))。
さらに、該取付具1を取り付けた後、張り付けた防水シート40の上にさらに覆工コンクリート(二次覆工コンクリート)を形成する。この際、防水シート取付具1は、二次覆工コンクリート内部に配設される鉄筋をボルト7部分に係合させて支え、適切なかぶり厚を取るための鉄筋支持金具として機能する。
なお、上記ボルト7として、図7に示すとおりのものを使用するとよい。
該ボルト7は、上部に形成された多角柱状の工具受け部7aと、その下に設けられた中央軸部7bと、該中央軸部7bの下に設けられ、中央軸部7bの直径より小径に形成されたネジ切り部7cとを備えている。異形鉄筋を加工したもの等を用いることができる。
工具受け部7aは、電動トルクレンチ工具(クラッチ付きのドリルドライバー)の回転部に合う多角柱(好ましくは三〜六角柱)形状を有し、このため電動トルクレンチ工具(クラッチ付きのドリルドライバー)を使用可能であり、確実な締込が出来、施工効率を向上させることができる。
また、ネジ切り部7cは、シート厚さに合わせてネジ長を変えることにより、適切な螺入深さを予め確保することができる。すなわち、ネジ切り部7cはネジ孔Nに対して螺入されるが、ネジ切り部7cよりも直径の大きい中央軸部7bはネジ孔Nに螺入できないため、ネジ切り部7cと中央軸部7bとの境界段差部がボルト7螺入の際のストッパー部として機能し、ボルト7が不用意に進入し過ぎることを防止することができる。
なお、トンネル掘削穴内面(地山)と覆工コンクリートとの間に防水シートを介在させてトンネルを構築する場合や、トンネルのほか、河川、港湾、又は建築等の工事における地下構造体のコンクリート施工時、掘削した地盤内面と覆工コンクリート面との間に防水シート(遮水シートを含む。)を介在させて地下構造体を構築する場合等も、上記とほぼ同様の工程により、防水シートを張設することができる。
以上、発明を実施するための形態を説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲で適宜変更、付加等して実施することができる。
N ネジ孔
1 防水シート取付具
5 H形鋼
6 一次覆工コンクリート
7 ボルト
10 ベース部材
11 底板部
12 側壁部
13 抜止片部
20 シート押え部材
21 上面部
22 拡開片部
23 押え片部
24 押え端部
25 ナット
27 透孔
30 補助部材
31 押し広げ片部
32 矩形状部
33 張出し部
34 窄まり部
35 底部
40 防水シート

Claims (5)

  1. トンネルその他の構造体を構築する過程において、その構造体の内面に防水シートを張り付けるために用いられる防水シート取付具であって、
    鋼材の表面などの取付箇所に対して固定されるベース部材と、該ベース部材に対して固定されると共に前記防水シートを前記ベース部材に押え付けて固定するシート押え部材と、前記シート押え部材に附属する補助部材とからなり、
    前記ベース部材は、前記取付箇所に固定される底板部と、該底板部の左右両側から起立する側壁部と、該側壁部の先端部から互いに内側に向けて屈曲形成された抜止片部とを備え、
    前記シート押え部材は、ネジ孔を備えた上面部と、上面部の左右両側から互いに内側に向けて屈曲形成された拡開片部と、該拡開片部の先端部から外側に向けて屈曲形成された押え片部と、該押え片部の先端部から前記上面部側に向けて反転R状に形成された押え端部とを備え、
    前記補助部材は、対向する押し広げ片部と該押し広げ片部の下端部を連結する底部を有して側面視U字状に形成され、前記押し広げ片部の下方部分は前記拡開片部に当接可能であると共に、前記底部は前記ネジ孔の下方に位置するように配設されており、
    前記ネジ孔にボルトが螺入された際、ボルトの進入移動に伴って前記補助部材が移動し、前記押し広げ片部が前記拡開片部に圧接することにより、前記拡開片部の間隔を広げて拡開させるように構成した、
    防水シート取付具。
  2. 前記補助部材の前記押し広げ片部の下方部分は、下端部に向けて徐々に幅が狭くなるように形成された窄まり部を備え、該窄まり部の両サイドが前記拡開片部の内面に当接可能に構成されている、請求項1に記載の防水シート取付具。
  3. 前記補助部材の押し広げ片部の上部は、前記シート押え部材に設けた透孔に挿通され、前記補助部材の押し広げ片部及び底部は、前記シート押え部材の上面部と拡開片部とで囲まれた空間内で上下動自在に保持されている、請求項1又は2に記載の防水シート取付具。
  4. 前記シート押え部材の上面部と拡開片部との屈曲部に開口部が設けられている、請求項1〜3のいずれかに記載の防水シート取付具。
  5. 前記ネジ孔に螺入されるボルトを備え、該ボルトは、上部に形成された多角柱状の工具受け部と、その下に設けられた中央軸部と、該中央軸部の下に設けられ、前記中央軸部の直径より小径に形成されたネジ切り部とを備えた、請求項1〜4のいずれかに記載の防水シート取付具。
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