JP5925362B1 - 温度補償回路 - Google Patents
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Description
本発明の他の態様に係る温度補償回路は、第1〜第9のトランジスタと、第1及び第2の抵抗要素とを備え、第1のトランジスタから第3のトランジスタまではベース同士が接続されており、第4のトランジスタから第6のトランジスタまではベース同士が接続されており、第7及び第8のトランジスタはベース同士が接続されており、第1〜第3のトランジスタのコレクタと第4〜第6のトランジスタのエミッタとがそれぞれ接続され、第2及び第5のトランジスタのベースとコレクタとがそれぞれ接続され、第1のトランジスタのコレクタと第4のトランジスタのコレクタとが接続されており、第6のトランジスタのコレクタと第8のトランジスタのコレクタとが接続されており、第9のトランジスタのコレクタが第4〜第6のトランジスタのベース、及び第5のトランジスタのコレクタに接続されており、第9のトランジスタのベースが第4のトランジスタのコレクタと第7のトランジスタのコレクタとに接続されており、第9のトランジスタのエミッタが第8のトランジスタのエミッタに接続されており、第1〜第3のトランジスタのエミッタは入力端子に接続されており、第7及び第8のトランジスタのエミッタは出力端子に接続されており、第8のトランジスタのベースとコレクタとが接続されており、第8のトランジスタのコレクタとエミッタとの間に第1の抵抗要素が接続されており、第8のトランジスタのエミッタと出力端子との間に第2の抵抗要素が接続されている。
Q3とQ4とは、それぞれのベースを共有しているNPN型ペアトランジスタである。
Q1とQ2のそれぞれのエミッタは、正電圧側端子(VH)に接続されている。Q1とQ3のそれぞれのコレクタは接続されている。Q2とQ4のそれぞれのコレクタもまた接続されている。Q4はベース−コレクタ間が接続されている、ダイオードの様な接続をしたトランジスタである。
Q3のエミッタは負電圧側端子(VL)に接続されている。また、Q4のエミッタは抵抗器RPを通じてVLに接続されている。
Q4のベース−エミッタ間(すなわちコレクタ−エミッタ間)には抵抗器RNが接続されている。
Q5のベースはQ1とQ3のそれぞれのコレクタへ接続されている。Q5のコレクタはQ1とQ2のそれぞれのベースへ接続されている。Q5のエミッタはQ4のエミッタへ接続されている。トランジスタQ1〜Q5は共にエミッタ接地動作である。
Q5のコレクタはQ1のベースへ接続され、Q1のコレクタはQ5のベースへ接続されることで、正帰還経路を形成している。また、Q5のコレクタはQ2のベースへ接続され、Q2のコレクタはQ3のベースへ接続され、Q3のコレクタはQ5のベースへ接続されていることで、負帰還経路を形成している。
Q3とQ4のペアは、ワイドラーカレントソース回路として知られている回路を反転した回路構成(インバースワイドラーカレントソース回路)である。ワイドラーカレントソース回路は、例えば米国特許第3320439号明細書に記載されている。
RPは正の温度対電流を決定する抵抗器、RNは負の温度対電流を決定する抵抗器である。RPとRNの抵抗値を精密に調整することで、良好な対温度電流特性(温度係数TCがほぼ0)を得ることができる。この場合、Q3とQ4のエミッタ面積比はおよそ1:2〜3に設定されると特に良好な回路特性が得られるが、この構成は本発明に必須ではない。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る温度補償回路1の回路構成は非常にシンプルで、バンドギャップ電位理論に基づいて、電流モードにより動作する定電流回路である。本実施形態の温度補償回路では、温度補償された定電流特性を得ることができる。
また、本回路によれば大きな出力インピーダンスが得られ、動作電圧の変化に対し電流変化が非常に小さく、定電流精度を大きく向上させることができる。これは多量の正帰還と適度な負帰還とを両立させた回路構成により実現している。
また、本発明では二端子動作が可能であり、電子回路内の任意箇所へ自由に配置設計が可能で応用範囲が広い。
また、本回路は低い電位差で動作可能であり、シリコンバイポーラトランジスタを使った場合には、0.6〜0.7V程度(100μA/300Kのときの実施例)の低電圧から飽和動作を開始できる。そのため、電力損失を低減可能で効率が向上する。
また、電流性雑音が小さく、1/fコーナー周波数が低いため、低電圧、低雑音の電流源として利用可能である。
次に、上記実施形態の温度補償回路1に関する実施例について説明する。まず、温度補償回路1を起動させるための起動回路を設けた構成について説明する。図2に起動回路10を備えた温度補償回路1の構成例を示している。図2の温度補償回路1は、図1の構成例において、Q1のエミッタ−コレクタ間に電流源I1を有する起動回路10を接続した構成となっている。
次に、前記実施形態の温度補償回路1の応用例である第2実施形態について説明する。図12に、第1実施形態の温度補償回路1を応用して構成された温度補償回路30の例を示している。図12に例示する温度補償回路30では、図1の温度補償回路1に対して、トランジスタQ6が追加されている。Q6のベースはQ1、Q2のベース及び自身のコレクタと接続され、さらにQ5のコレクタにも接続されている。Q6のエミッタは、Q1、Q2のエミッタとともに入力端子VHに接続されている。本実施形態の温度補償回路30には、第1実施形態の起動回路10に相当する電流源I1と、位相補償回路20に相当する容量要素C1、抵抗要素R1が設けられている。
このように、以上の応用例である第2、第3実施形態によれば、温度補償回路1を基本として、より高性能の温度補償回路を提供することができる。
C1 容量要素
RP,RN,R1,RL,RREF1〜RREF7 抵抗要素
Claims (4)
- 第1〜第6のトランジスタと、第1及び第2の抵抗要素とを備え、
第1のトランジスタから第3のトランジスタまではベース同士が接続されており、
第4及び第5のトランジスタはベース同士が接続されており、
第1のトランジスタのコレクタと第4のトランジスタのコレクタとが接続されており、
第2のトランジスタのコレクタと第5のトランジスタのコレクタとが接続されており、
第2のトランジスタのベースとコレクタとが接続されており、
第6のトランジスタのコレクタが第1から第3までのトランジスタのベースに接続されており、
第6のトランジスタのベースが第1のトランジスタのコレクタと第4のトランジスタのコレクタとに接続されており、
第6のトランジスタのエミッタが第5のトランジスタのエミッタに接続されており、
第1から第3までのトランジスタのエミッタは入力端子に接続されており、
第4及び第5のトランジスタのエミッタは出力端子に接続されており、
第5のトランジスタのベースとコレクタとが接続されており、
第5のトランジスタのコレクタとエミッタとの間に第1の抵抗要素が接続されており、
第5のトランジスタのエミッタと出力端子との間に第2の抵抗要素が接続されている、
温度補償回路。 - 請求項1に記載の温度補償回路であって、
前記第1から第3までのトランジスタとしてMOS−FETを適用し、各トランジスタのベース、エミッタ、コレクタを、各MOS−FETのゲート、ソース、ドレインに対応させて接続されている、
温度補償回路。 - 第1〜第9のトランジスタと、第1及び第2の抵抗要素とを備え、
第1のトランジスタから第3のトランジスタまではベース同士が接続されており、
第4のトランジスタから第6のトランジスタまではベース同士が接続されており、
第7及び第8のトランジスタはベース同士が接続されており、
第1〜第3のトランジスタのコレクタと第4〜第6のトランジスタのエミッタとがそれぞれ接続され、
第2及び第5のトランジスタのベースとコレクタとがそれぞれ接続され、
第1のトランジスタのコレクタと第4のトランジスタのコレクタとが接続されており、
第6のトランジスタのコレクタと第8のトランジスタのコレクタとが接続されており、
第9のトランジスタのコレクタが第4〜第6のトランジスタのベース、及び第5のトランジスタのコレクタに接続されており、
第9のトランジスタのベースが第4のトランジスタのコレクタと第7のトランジスタのコレクタとに接続されており、
第9のトランジスタのエミッタが第8のトランジスタのエミッタに接続されており、
第1〜第3のトランジスタのエミッタは入力端子に接続されており、
第7及び第8のトランジスタのエミッタは出力端子に接続されており、
第8のトランジスタのベースとコレクタとが接続されており、
第8のトランジスタのコレクタとエミッタとの間に第1の抵抗要素が接続されており、
第8のトランジスタのエミッタと出力端子との間に第2の抵抗要素が接続されている、
温度補償回路。 - 請求項3に記載の温度補償回路であって、
前記第1〜第6のトランジスタとしてMOS−FETを適用し、各トランジスタのベース、エミッタ、コレクタを、各MOS−FETのゲート、ソース、ドレインに対応させて接続されている、
温度補償回路。
Priority Applications (1)
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JP2015085880A Active JP5925362B1 (ja) | 2015-04-20 | 2015-04-20 | 温度補償回路 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59108122A (ja) * | 1982-09-30 | 1984-06-22 | エス・ジ−・エス−アテス・コンポネンチ・エレツトロニシ・ソシエタ・ペル・アチオニ | 定電流発生回路 |
JPS61163426U (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-09 | ||
JP2000513853A (ja) * | 1997-04-22 | 2000-10-17 | マイクロチップ テクノロジー インコーポレイテッド | 精密バンドギャップ基準回路 |
JP2009080786A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-04-16 | Nec Electronics Corp | 温度非直線性を補償した基準電圧回路 |
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2015
- 2015-04-20 JP JP2015085880A patent/JP5925362B1/ja active Active
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JP2009080786A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-04-16 | Nec Electronics Corp | 温度非直線性を補償した基準電圧回路 |
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