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JP5924643B2 - 光触媒及びそれを用いた光還元方法 - Google Patents

光触媒及びそれを用いた光還元方法 Download PDF

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JP5924643B2 JP2012027357A JP2012027357A JP5924643B2 JP 5924643 B2 JP5924643 B2 JP 5924643B2 JP 2012027357 A JP2012027357 A JP 2012027357A JP 2012027357 A JP2012027357 A JP 2012027357A JP 5924643 B2 JP5924643 B2 JP 5924643B2
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Description

本発明は、新規な光触媒に関するものであり、特にCOとHOとの反応によりCO還元生成物(例えば、CH)を得ることが可能な光触媒に関する。また、本発明は、その光触媒を用いた光還元方法に関する。
COによる地球温暖化の問題、及び化石燃料の枯渇の問題が深刻になってきている昨今、これらの問題を解決できるクリーンなエネルギー技術の開発が望まれている。このようなエネルギー技術の中で、例えば、人工光合成反応の一つであるCOとHOの反応は、この反応によって炭化水素やアルコール等の高付加価値の化合物を産出することが可能であるため、きわめて重要な技術であると考えられている。
COとHOとの人工光合成反応を可能にする技術として、光触媒の研究がなされてきている。光触媒は、光吸収機能、電荷分離機能、及び触媒表面で化学反応を引き起こす機能、を備えた高度な光機能材料である。
例えば、Grimesらは、非特許文献1において、COとHOとの反応に対する固体光触媒に関する原理、及びそれまでに開発されている多くの光触媒と生成物分布とについて解説をしている。これまでにCOとHOから、CO還元体であるCOやCHを主とする炭化水素、蟻酸を主とする含酸素有機物の合成に有用な固体光触媒として、d電子状態のTiやZrを含む遷移金属酸化物TiO及びZrO、d10電子状態のGaを含むリン化物GaP、並びに炭化物SiCが報告されている。
S.C.Roy、 O.K.Varghese、 M. Paulose、 C.A.Grimes、 ACS Nano 4(3) 1259−1278 (2010).
ところで、COとHOとの反応において、還元生成物は、均一系となるアルコール類等よりも、気液分離が可能なCH、C等の常温気体炭化水素が特に望まれる。しかしながら、非特許文献1をはじめ、これまで多くの研究がなされてきているTiO等の金属酸化物光触媒では、多くの場合にホルムアルデヒド、メチルアルコール及び蟻酸等が生成され、還元生成物はこれらの成分を含む液体含酸素化合物となってしまっている。一方、CH生成に関しては、非酸化物系のリン化合物GaPや炭化物SiC等の限定された光触媒に留まっており、CH生成の選択性が充分とは言えない状況である。
そこで、本発明は、前述の金属酸化物とは異なる新しい化学組成及び構造を持ち、COとHOの反応においてより高いCH生成選択性をもつ光触媒、並びにこの光触媒を用いた光還元方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく、d10電子状態又はd電子状態の典型金属イオンを含む金属リン酸塩を合成し、これに助触媒として貴金属や貴金属酸化物を担持させて、光触媒活性を検討したところ、CH生成活性が高いことが確認された。
本発明は上記事項に鑑みてなされたものであり、下記一般式(1)〜(3)で表される化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の金属リン酸塩と、該金属リン酸塩に担持された、貴金属及び貴金属酸化物からなる群より選ばれる少なくとも1種の助触媒と、を備える光触媒である。
AM(PO (1)
MP (2)
29 (3)
(式中、Aはアルカリ金属イオン、Mは四価の金属イオン、Xは五価の金属イオンを示す。)
このような組成を有する金属リン酸塩を用いた光触媒であれば、COとHOの反応において高いCH生成選択性(CH生成活性)を示すことが可能である。本発明者らはこの理由について、以下のように推察する。
一例として、上記一般式(3)の構造を有するニオブリン酸塩NaNb29を考える。NaNb29の結晶は図1及び図2に示すような構造を有している。ここで、金属イオンMと酸素イオンOから構成されるMO八面体は、PO四面体を介して結合するため、MO八面体は互いに隔離された状態となり、長いM−O結合距離と短いM−O結合距離が存在できる。このため、MO八面体は、正八面体から著しく歪んだ状態でも存在できる。このことは、MO八面体内に非対称場を形成し、光励起による電荷分離に有用であると考えられる。また、他の酸化物表面と異なり、POによるO−P−O分極表面が存在するため、COと相互作用しやすいと考えられる。このようなことに鑑み、金属リン酸塩を用いた光触媒は、COとHOの反応において高いCH生成選択性を示すものであると推察される。
また、本発明においては、一般式(1)及び(3)中のAがNaであり、一般式(1)及び(2)中のMがTi4+、Zr4+又はSn4+であり、一般式(3)中のXがNb5+又はTa5+である、ことが好ましい。これにより、CH生成選択性をさらに向上することが可能である。
また、助触媒は、Rh、Ir、Ru、Pt及びPdからなる群より選ばれる少なくとも一種の金属を含むことが好ましい。これにより、CH生成選択性を安定して得ることが可能である。同様の観点から、助触媒は、Rh、Ir、Ru、Pt及びPdからなる群より選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物を含むことが好ましい。
本発明はさらに、上記光触媒の存在下、COとHOとの反応によりCO還元生成物を得る、光還元方法を提供する。上記本発明の光触媒を用いることにより、COとHOの反応において高いCH生成選択性を示すことが可能である。
本発明によれば、COとHOの反応においてより高いCH生成選択性をもつ光触媒、及びこの光触媒を用いた光還元方法を提供することが可能である。
なお、本発明は、COとHOより主にCHを生成できる光触媒として金属リン酸塩を発見した点で、人工光合成用の新規な材料の開発に対して貢献することは明らかである。また、本発明は、COとHOとの反応からのCH生成活性及び同活性の維持の点において優れており、かつ、単一系において人工光合成反応を促進できる点で、実用装置の設計においても容易であるという利点を持つことを挙げることができる。
NaNb29の結晶構造を示す模式図である。 NaNb29の結晶構造を示す模式図である。 NaNb29のX線回折パターンを示す図である。 NaNb29のUV拡散反射スペクトルを示す図である。 Ir/Ptを担持させたNaNb29の光触媒活性試験の結果を示す図である。 Ir/Ptを担持したNaNb29の光触媒活性試験の結果を示す図である。 種々の助触媒を担持したNaNb29の光触媒活性試験の結果を示す図である。 NaTi(POのX線回折パターンを示す図である。 種々の光触媒のUV拡散反射スペクトルを示す図である。 RuOを担持したNaTi(POの光触媒活性試験の結果を示す図である。 NaSn(POのUV拡散反射スペクトルを示す図である。 RuOを担持したNaSn(POの光触媒活性試験の結果を示す図である。 RuOを担持したNaSn(POの光触媒活性試験の結果を示す図である。 RuOを担持したNaSn(POの光触媒活性試験の結果を示す図である。
<光触媒>
本実施形態の光触媒は、金属リン酸塩と、該金属リン酸塩に担持された助触媒とを備えている。
本実施形態において、金属リン酸塩は、下記一般式(1)〜(3)で表される化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種である。
AM(PO (1)
MP (2)
29 (3)
(式中、Aはアルカリ金属イオン、Mは四価の金属イオン、Xは五価の金属イオンを示す。)
ここで、上記(1)〜(3)式において、A、M及びXは、CH生成選択性をさらに向上する観点から、それぞれ次のイオンであることが好ましい。すなわち、(1)式中、アルカリ金属イオンAとしては、具体的には、Li、Na、K又はRbが好ましく、これらの中でもNaがより好ましい。また、(2)式中、四価の金属イオンMとしては、Ti4+、Zr4+、Ge4+又はSn4+が好ましく、これらの中でもTi4+、Zr4+又はSn4+がより好ましい。さらに、(3)式中、五価の金属イオンXとしては、Nb5+、Ta5+又はSb5+が好ましく、Nb5+又はTa5+がより好ましい。
本実施形態において、助触媒は、貴金属及び貴金属酸化物からなる群より選ばれる少なくとも一種である。ここで、貴金属とは、Au、Ag、Pt、Pd、Rh、Ir、Ru及びOsからなる群に属する金属をいう。触媒活性をより向上させるという観点から、助触媒は、このような貴金属として、Rh、Ir、Ru、Pt及びPdからなる群より選ばれる少なくとも一種を含むことが好ましい。同様の観点から、助触媒は、貴金属酸化物として、Rh、Ir、Ru、Pt及びPdからなる群より選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物を含むことが好ましい。
<光触媒の作製方法>
まず、一般式(1)〜(3)で表される各金属リン酸塩の作製方法を説明する。なお、各金属リン酸塩の同定には、例えば、粉末X線回折法により得られるX線回折パターンと、PDF(Powder Diffraction File)データベース記載のデータと対比することで行うことができる。
(1)AM(POの作製
AM(POの作製には、例えば、アルカリ金属イオンAの供給原料として焼成時にアルカリ金属を供給する化合物(例えば、ACO等)を、四価の金属イオンMの供給原料としてMOを、そしてリン酸イオンの供給原料として(NHHPO等を準備する。これらの原料を、所望の化学量論比となるように秤量して一般的な混合機(例えば、フリッチェ社製遊星型ボールミル)により混合粉砕した後、得られた混合物を焼成用アルミナ坩堝等に移す。これを電気炉で焼成することにより、AM(POを作製することができる。このときの焼成雰囲気は大気雰囲気が好ましく、850〜1050℃で16〜30時間焼成することが好ましい。ただし、焼成前に仮焼成してもよく、例えば、180〜200℃で5〜7時間、さらに350〜450℃で5〜7時間上記混合物を仮焼成することが好ましい。なお、仮焼成後の混合物は一旦坩堝から取り出し、瑪瑙乳鉢等にて粉砕した後に焼成することが好ましい。
(2)MPの作製
MPの作製には、例えば、四価の金属イオンMの供給原料としてMOを、そしてリン酸イオンの供給原料として(NHHPOを準備する。これらの原料を、所望の化学両論比となるように秤量して一般的な混合機により混合した後、得られた混合物を焼成用アルミナ坩堝等に移す。これを電気炉で焼成することにより、MPを作製することができる。このときの焼成雰囲気は大気雰囲気が好ましく、850〜1050℃で16〜30時間焼成することが好ましい。ただし、焼成前に仮焼成してもよく、例えば、180〜200℃で5〜7時間、さらに350〜450℃で5〜7時間上記混合物を仮焼成することが好ましい。なお、仮焼成後の混合物は一旦坩堝から取り出し、瑪瑙乳鉢等にて粉砕した後に焼成することが好ましい。
(3)A29の作製
29の作製には、例えば、アルカリ金属イオンAの供給原料として焼成時にアルカリ金属を供給する化合物(例えば、ACO等)を、五価の金属イオンMの供給原料としてMを、そしてリン酸イオンの供給原料として(NHHPOを準備する。これらの原料を、所望の化学両論比となるように秤量して一般的な混合機により混合した後、得られた混合物を焼成用アルミナ坩堝等に移す。これを電気炉で焼成することにより、A29を作製することができる。このときの焼成雰囲気は大気雰囲気が好ましく、850〜1050℃で16〜30時間焼成することが好ましい。ただし、焼成前に仮焼成してもよく、例えば、180〜200℃で5〜7時間、さらに350〜450℃で5〜7時間上記混合物を仮焼成することが好ましい。なお、仮焼成後の混合物は一旦坩堝から取り出し、瑪瑙乳鉢等にて粉砕した後に焼成することが好ましい。
次に、このようにして得られる、一般式(1)〜(3)で表される各金属リン酸塩に対し、助触媒を担持させる。助触媒担持法としては、含浸法、光電着法又は水素還元法といった一般的な方法を用いることができる。これにより、本実施形態の光触媒を得ることができる。なお、このときの金属リン酸塩の平均粒子径は特に限定されないが、懸濁液(後述)を作製して好適に光触媒反応を行うために、0.1〜10μm程度であることが好ましい。
(含浸法による助触媒の担持例)
例えば、助触媒がRuOである場合、まず、Ruのカルボニル錯体であるRu(CO)12のTHF(テトラヒドロフラン)溶液へ、金属リン酸塩を浸漬させる。これを真空乾固後、大気下で酸化処理して、Ru(CO)12をRuOに変換することにより、RuOを担持した光触媒を得ることができる。あるいは、Ru(CO)12の代わりに、塩化ルテニウムRuCl・HOを用い、その水溶液中に金属リン酸塩を浸漬させる。これを真空乾固後、大気下で酸化処理し、RuClをRuOに変換することにより、RuOを担持した光触媒を得ることができる。
なお、含浸法により助触媒を担持させる場合、所定の液に金属リン酸塩を含浸後、好ましくは300〜500℃、より好ましくは400〜450℃で酸化処理を行う。処理時間は、好ましくは3〜7時間、より好ましくは4〜6時間である。このような酸化処理温度及び酸化処理時間により、Ru(CO)12やRuClをより確実にRuOに変換することが可能である。
(光電着法による助触媒の担持例)
例えば、助触媒がIr又はPtである場合、まず、(NHIrCl水溶液あるいはHPtCl・6HO水溶液に、金属リン酸塩を加える。これを石英セルに移し、Ar雰囲気下でHg光を3h照射する等してIr又はPtを電着させることで、Ir又はPtを担持した光触媒を得ることができる。
(水素還元法による助触媒の担持例)
例えば、助触媒がIr又はPtである場合、まず、(NHIrCl水溶液あるいはHPtCl・6HO水溶液に、金属リン酸塩を加えて還流する。その後、これを真空乾固し、流通装置を用いて、Hと窒素の混合気体下で、例えば、400℃で3h還元処理することで、Ir又はPtを担持した光触媒を得ることができる。
なお、助触媒の担持量は、各金属リン酸塩の全質量を基準として、0.1〜2.0質量%が好ましく、0.5〜1.3質量%がより好ましい。また、助触媒としてIr及びPtを担持する場合、Ir及びPtそれぞれの担持量の比率は1:0.1〜1:1であることが好ましく、1:1であることがより好ましい。
以上のようにして得られる光触媒は、さらにこれをアルカリ水溶液中に分散させて懸濁液とし、この懸濁液に対し高圧Hgランプ(例えば、ウシオ電機株式会社製 450W高圧Hgランプ UM−452)等を用いて光照射してから用いることが好ましい。これにより、光触媒のCH生成活性をより向上することが可能である。なお、アルカリ水溶液としては、特に限定されないが、NaOH水溶液やKOH水溶液が好適に用いられる。また、照射される光の波長は、250〜450nmが好ましく、250〜300nmがより好ましい。
<光触媒を用いた光還元方法>
本実施形態の光還元方法は、上記のとおり得られた光触媒の存在下、COとHOとの反応によりCO還元生成物を得るものである。具体的には、光触媒及び純水を含む懸濁液を調製し、この懸濁液に対してCOを供給しながら光照射を行うことにより、COの還元生成物を得ることができる。得られるCO還元生成物としては、H、O、CO、CH、CHOH、HCHO、HCOOH、CHCOOH、CHCHO、及びCOHといったものが挙げられ、本実施形態の光還元方法によれば、これらのうち特にCHを選択的に生成することが可能である。
光触媒を用いた光還元反応の活性の測定には、例えば、閉鎖循環系反応装置を用いることができる。この装置は高真空排気系、光照射用反応セル(石英製)、気体循環用ピストンポンプ、圧力計及び反応装置に直結したガス組成を測定するためのガスクロマトグラフにより構成される。反応により生成する気体は、反応装置に予め加えた100〜760Torrの圧力のCOと共にピストンポンプにより反応中循環させ、反応系に直結したガスクロマトグラフにより随時分析することができる。なお、試験装置は閉鎖系であるので、反応時間の経過と共に発生する気体生成物は反応内に蓄積される。そのため、反応を繰り返す場合には、気相を排気した後、再度反応操作を繰り返せばよい。
なお、測定用サンプルとしては、上記のとおり得られた光触媒を光照射用反応セル(内部照射型の石英製の縦型反応セル)に入れ、これに純水(例えば、蒸留水をさらにイオン交換した純水)を加えて懸濁させたものを使用することができる。このとき、光触媒の好ましい量は、純水の全質量を基準として、0.01〜0.3質量%が好ましく、0.1〜0.2質量%がより好ましい。これにより、撹拌されたときに、光が透過しない程度の分散状態にある懸濁液(測定用サンプル)を得ることが可能である。なお、測定にあたっては、測定用サンプルの温度は16〜25℃であることが好ましく、pHは4.0〜10.5であることが好ましい。
また、懸濁液の撹拌には、反応装置内に設けたマグネットスターラー等を用い、光照射には、高圧Hgランプ(例えば、ウシオ電機株式会社製 450WHg高圧ランプ UM−452)等を用いることができる。この際、照射される光の波長は、250〜570nmであることが好ましく、250〜400nmであることがより好ましい。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これは本発明をより理解しやすくすることを目的とするものであり、これにより本発明が限定的に解釈されないことは当然である。
参考例1)
1)NaNb29の作製
NaCO、Nb、及び(NHHPOを、それぞれ3.3:7.0:4.0のモル比で調製し、これを混合粉砕して混合物を得た。この混合物を、1050℃で16時間焼成し、粉末を得た。そして、この粉末について、リガク社製の粉末X線回折装置(RINT2000HF)を用いてXRD(CuKα線)測定を行った。得られたX線回折パターンと、PDFデータとを対比したところ、得られた粉末がNaNb29の構造を有することが分かり、目的とするニオブリン酸塩の合成を確認できた。このときのX線回折パターンを図3に示す。また、図4に、NaNb29のUV拡散反射スペクトルを示す。光吸収は、400nmより始まり、350nmでほぼ飽和となった。
2)NaNb29への助触媒(RuO)の担持
Ruのカルボニル錯体であるRu(CO)12のTHF(テトラヒドロフラン)溶液へ、含浸法により上記のとおり得られたNaNb29を浸漬させた。これを真空乾固後、大気下400℃で4時間酸化処理して光触媒を得た。このときのRuの担持量は、NaNb29の全質量を基準として1.0質量%であった。
3)光触媒活性試験
得られた光触媒を含む測定用サンプルを作製し、上述の閉鎖循環系反応装置を用いて光触媒活性試験を行った。測定用サンプルにおける光触媒の量は、純水の全質量を基準として0.12質量%であった。測定中、測定用サンプルの色は灰黒色、温度は20℃であり、pHは4.3であった。光照射によりHとCHとが定常的に生成し、CH生成に高い活性を示した。
(実施例2)
参考例1の1)にて得られたNaNb29へ、光電着法により助触媒としてIr/Ptを担持させた。具体的には、(NHIrCl水溶液とNaNb29とを混合して石英セルに移し、この混合物に対しAr雰囲気下で高圧Hgランプ光を3h照射することで、NaNb29表面にIrを電着析出させた。その後、このIrを担持したNaNb29を乾燥したものとHPtCl・6HO水溶液とを混合して石英セルに移し、この混合物に対しAr雰囲気下で高圧Hgランプ光を3h照射することで、NaNb29表面にPtを電着析出させた。このようにして、IrとPtとを担持した光触媒を得た。このときのIr及びPtの担持量は、NaNb29の全質量を基準としてそれぞれ1.0質量%であった。
得られた光触媒に対し、参考例1と同様にして光触媒活性試験を行った。ただし、測定用サンプルにおける光触媒の量は、純水の全質量を基準として0.12質量%であった。測定中、測定用サンプルの色は青みかかった灰黒色、温度は20℃であり、pHは4.2であった。光照射により、HとCHが定常的に生成し、図5に示すとおりCH生成に高い活性を示した。なお、3時間光照射をして触媒反応させた後の水溶液(測定用サンプル)をガスクロマトグラフ質量分析法(GC−MS)及びFID−ガスクロマトグラフにより分析したところ、HCOOHが2.5×10−4モル/L生成されていた。
(実施例3及び4)
IrとPtの担持量を、それぞれ1.0質量%:1.0質量%(実施例2)に代えて、1.0質量%:0.3質量%(実施例3)又は0.4質量%:0.4質量%(実施例4)とした他は、実施例2と同様にして光触媒を作製し、光触媒活性試験を行った。その結果を図6に示す。Ir及びPtの担持量がそれぞれ1.0質量%の場合に、最も高いCH生成を示した。なお、図中の「生成速度」とは、光照射時間に対してほぼ比例して定常的に生成する気体の量を単位時間当たりに換算して算出した値をいう。また、Irを1.0質量%担持させた後、還元処理した光触媒では、光触媒反応におけるCH生成の選択性は充分であるが、反応中にCH生成活性は急激に低下し、80分の反応でほぼ無活性となった。
(実施例5)
参考例1の1)にて得られたNaNb29に、光電着法により単一助触媒としてIrを担持させた。具体的には、(NHIrCl水溶液とNaNb29とを混合して石英セルに移し、この混合物に対しAr雰囲気下で高圧Hgランプ光を3h照射することで、NaNb29表面にIrを電着析出させて光触媒を得た。このときのIrの担持量は、NaNb29の全質量を基準として1.0質量%であった。得られた光触媒に対し、参考例1と同様にして光触媒活性試験を行った。ただし、測定用サンプルにおける光触媒の量は、純水の全質量を基準として0.12質量%であった。測定中、測定用サンプルの色は薄い青紫色、温度は20℃であり、pHは4.2であった。光照射により、HとCHが定常的に生成し、図7に示すとおりCH生成に高い活性を示した。
参考例6)
参考例1の1)にて得られたNaNb29に、光電着法により単一助触媒としてPtを担持させた。具体的には、HPtCl・6HO水溶液とNaNb29とを混合して石英セルに移し、この混合物に対しAr雰囲気下で高圧Hgランプ光を3h照射することで、NaNb29表面にPtを電着析出させて光触媒を得た。このときのPtの担持量は、NaNb29の全質量を基準として1.0質量%であった。得られた光触媒に対し、参考例1と同様にして光触媒活性試験を行った。ただし、測定用サンプルにおける光触媒の量は、純水の全質量を基準として0.12質量%であった。測定中、測定用サンプルの色は灰色、温度は20℃であり、pHは4.2であった。光照射により、HとCHが定常的に生成し、図7に示すとおりCH生成に高い活性を示した。
参考例7及び8)
参考例1の1)にて得られたNaNb29に、単一助触媒としてRuOを担持させた。具体的には、塩化ルテニウムRuCl・HO水溶液へ、含浸法により上記のとおり得られたNaNb29を浸漬させた。これを真空乾固後、大気下において、参考例7では350℃で、参考例8では400℃でそれぞれ酸化処理して光触媒を得た。このときのRuOの担持量は、NaNb29の全質量を基準として、参考例7及び参考例8ともに1.0質量%、であった。得られた光触媒に対し、考例1と同様にして光触媒活性試験を行った。ただし、測定用サンプルにおける光触媒の量は、純水の全質量を基準としていずれも0.12質量%であった。測定中、測定用サンプルの色は土色、温度は20℃であり、pHは4.2であった。光照射により、HとCHが定常的に生成し、図7に示すとおりCH生成に高い活性を示した。
(比較例1)
参考例1の1)にて得られたNaNb29に、光電着法により単一助触媒としてCuを担持させた。具体的には、CuSO水溶液とNaNb29とを混合して石英セルに移し、この混合物に対しAr雰囲気下で高圧Hgランプ光を3h照射することで、NaNb29表面にCuを電着析出させて光触媒を得た。このときのCuの担持量は、NaNb29の全質量を基準として1.0質量%であった。得られた光触媒に対し、参考例1と同様にして光触媒活性試験を行った。ただし、測定用サンプルにおける光触媒の量は、純水の全質量を基準として0.12質量%であった。測定中、測定用サンプルの色は薄い紅梅色、温度は20℃であり、pHは4.2であった。図7に示すとおり、光照射によりHは発生したものの、CHは発生しなかった。
図7に示すとおり、CH生成活性は、実施例5、参考例8、参考例7 参考例6、の順に優れており、このうち実施例5(助触媒:Ir)が最も高い活性を示した。Cuの場合にはCH生成活性は見られなかった。
参考例9)
1)NaTi(POの作製
炭酸ナトリウムNaCO、酸化チタンTiO及びリン酸水素二アンモニウム(NHHPO塩をそれぞれ0.5:2:3.3のモル比で調製した。これを400℃で2時間仮焼成した後、混合粉砕して混合物を得て、さらに1100℃で16時間焼成し、粉末を得た。この粉末のX線回折パターンと、PDFデータとを対比したところ、得られた粉末がNaTi(POの構造を有し、ほぼ単相であることを確認できた。このときのX線回折パターンを図8に示す。
2)NaTi(POへの助触媒(RuO)の担持
RuCl・HO水溶液へ、含浸法により上記のとおり得られたNaTi(POを浸漬させた。これを真空乾固後、大気下300℃で4時間酸化処理して光触媒を得た。このときのRuOの担持量は、NaTi(POの全質量を基準として、1.0質量%であった。
なお、図9に、RuOを担持したNaTi(POのUV拡散反射スペクトルを示す。波長320nmでの急激な吸収は、RuOを担持しないNaTi(PO単独において見られることから、NaTi(PO由来の吸収である。同図には、参考例9の2)において、酸化処理温度を280℃又は450℃として得られる光触媒のスペクトルを示す。これによると、280℃で酸化処理した場合には、さらに430nmに顕著な吸収ピークを生じた。450℃で酸化処理した場合においても、これらの吸収ピークは弱いブロードなピークとして存在した。また、同図には、含浸法によりRuCl・HO水溶液へシリカ粉末を含浸後、RuClを担持させたシリカ粉末のスペクトル、及びRuClを担持後60℃で酸化処理して担持させたシリカ粉末のスペクトルも示す。これらのシリカ担持の場合に、共にブロードな光吸収ピークが、450nm及び580nm付近に生じた。これらのことから、NaTi(POに担持されたRuOは、Clの配位子を残した状態でNaTi(PO表面に結合しているものと考えられる。
3)光触媒活性試験
得られた光触媒に対し、参考例1と同様にして光触媒活性試験を行った。ただし、測定用サンプルにおける光触媒の量は、純水の全質量を基準として0.12質量%であった。測定中、測定用サンプルの色は灰黒色、温度は20℃であり、pHは4.2であった。光照射により、CO、H及びCHが定常的に生成し、CH生成に高い活性を示した。
なお、図10には、参考例9の2)において酸化処理温度を250〜450℃に変えたこと以外は参考例9と同様にして、RuOを担持したNaTi(POを作製し、その光触媒活性試験を行った結果を示す。生成物の生成割合は、図10に示すように、RuCl・HO水溶液への含浸後の酸化処理温度によって変化した。250℃の酸化処理では、COは生成するが、H及びCHの生成はほとんど見られなかった。280〜300℃の酸化処理では、H及びCHがともに顕著に生成し、COは逆に生成量が減少した。300〜400℃の酸化処理では、H及びCH生成活性は徐々に低下し、CO生成活性が増加した。助触媒であるRuOの状態によって、CH及びHの生成とCO生成の選択性が異なることが示された。
参考例10)
1)NaSn(POの作製
炭酸ナトリウムNaCO、酸化スズSnO、リン酸水素二アンモニウム(NHHPO塩を、それぞれ1.8:1.7:3.8のモル比で調製して混合物を得た。これを大気下において、180℃で6時間、さらに400℃で6時間仮焼成したのち、900℃で16時間焼成し、粉末を得た。この粉末のX線回折パターンと、PDFデータとを対比したところ、得られた粉末がNaSn(POの構造を有することを確認できた。また、図11に、焼成温度900℃で調製したNaSn(POのUV拡散反射スペクトルを示す。360nm付近より光吸収がはじまり、300nmでの緩やかな吸収を示し、250nmで最大吸収を示した。
2)NaSn(POへの助触媒(RuO)の担持
Ruのカルボニル錯体であるRu(CO)12のTHF(テトラヒドロフラン)溶液へ、含浸法により上記のとおり得られたNaSn(POを浸漬させた。これを真空乾燥後、大気下400℃で4時間酸化処理して光触媒を得た。このときのRuOの担持量は、NaSn(POの全質量を基準として、1.0質量%であった。
3)光触媒活性試験
得られた光触媒に対し、参考例1と同様にして光触媒活性試験を行った。ただし、測定用サンプルにおける光触媒の量は、純水の全質量を基準として0.12質量%であった。測定中、測定用サンプルの色は暗緑色、温度は20℃であり、pHは4.7であった。光照射により、COとHOとの光触媒反応を行わせたところ、CH生成に高い活性を示した。なお、図12には、HとCH生成に対する光触媒の活性と、その活性の経時変化を調べた結果を示す。この光触媒においては、気相としてHとCHが生じたものの、COはほとんど生成しなかった。また、図12に示すように、光照射時間と共にH及びCHがほぼ直線的に増加し、この光触媒反応が定常的に進行する結果が得られた。
(比較例2)
NaSn(POの光触媒特性を確認するため、NaSn(POを酸化錫SnOに代えたこと以外は、参考例10と同様にしてRuOをSnOに担持させた。RuOを担持したSnOの場合にはCH生成はほとんど見られなかった。この比較結果より、CH生成活性を有している点において、金属リン酸塩が一般的な酸化物よりも優れた光触媒であることが確認された。
参考例11)
参考例10の2)において、Ru(CO)12のTHF(テトラヒドロフラン)溶液をRuCl・HO水溶液に代えたこと以外は、参考例10と同様にして、RuOを担持したNaSn(POを作製し、その光触媒活性試験を行った。その結果、光照射によりHとCHが定常的に生成し、CH生成に高い活性を示した。
図13には、参考例10及び11における光触媒活性を比較した結果を示す。すなわち、Ru系助触媒を担持する場合に、Ruの出発原料をRu(CO)12とした場合、又はRuCl・HOとした場合の光触媒活性を比較した。共に好適なCH生成活性を示すものの、H生成活性に関しては参考例11(RuCl・HO)が、またCH生成活性に関しては参考例10(Ru(CO)12)がやや高かった。
参考例12)
参考例10の2)にて得られた光触媒を、NaOH水溶液中でウシオ電機株式会社製 450W高圧Hgランプ UM−452を用いて光照射した後、純水で洗浄して用いたこと以外は、参考例10と同様にして光触媒活性試験を行った。その結果、光照射によりHとCHが定常的に生成し、CH生成に高い活性を示した。図14に、実施例10及び12のH生成活性及びCH生成活性を示す。参考例10から参考例12にかけて、H生成活性はわずかな活性増加を示したのに対し、CH生成活性はおよそ3.5倍の活性増加を示した。
参考例13)
1)SnPの作製
SnO及び(NHHPOを、それぞれ0.92:2.0のモル比で調製して混合物を得た。これを大気下において、400℃で4時間、仮焼成したのち、900℃で16時間焼成し、粉末を得た。この粉末のX線回折パターンと、PDFデータとを対比したところ、得られた粉末がSnPの構造を有することを確認できた。
2)SnPへの助触媒(RuO)の担持
Ruのカルボニル錯体であるRu(CO)12のTHF(テトラヒドロフラン)溶液へ、含浸法により上記のとおり得られたSnPを浸漬させた。これを真空乾燥後、大気下400℃で4時間酸化処理して光触媒を得た。このときのRuOの担持量は、SnPの全質量を基準として、1.0質量%であった。
3)光触媒活性試験
得られた光触媒に対し、参考例1と同様にして光触媒活性試験を行った。ただし、測定用サンプルにおける光触媒の量は、純水の全質量を基準として0.12質量%であった。測定中、測定用サンプルの色は暗緑色、温度は20℃であり、pHは4.7であった。光照射により、COとHOとの光触媒反応を行わせたところ、RuOを担持したNaSn(POと同等のCH生成活性を示した。また、NaSn(POと同様に、活性試験前にNaOH水溶液中での光照射処理を行うことによって、CH生成に対する光触媒活性が顕著に増加した。
以上のように、単一系のCOとHOとから主にCHを生成できる本発明の光触媒は、CH生成活性に優れておりかつその活性が極めて安定していることから、産業状の利用性が高いものである。

Claims (3)

  1. 下記一般式(1)〜(3)で表される化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の金属リン酸塩と、
    該金属リン酸塩に担持された、Ir、又は、Ir及びPtである助触媒と、を備える光触媒。
    AM(PO (1)
    MP (2)
    29 (3)
    (式中、Aはアルカリ金属イオン、Mは四価の金属イオン、Xは五価の金属イオンを示す。)
  2. 前記一般式(1)及び(3)中のAがNaであり、
    前記一般式(1)及び(2)中のMがTi4+、Zr4+又はSn4+であり、
    前記一般式(3)中のXがNb5+又はTa5+である、請求項1に記載の光触媒。
  3. 請求項1又は2に記載の光触媒の存在下、COとHOとの反応によりCO還元生成物を得る、光還元方法。
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