JP5917989B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
その外面がトレッド面をなすトレッドと、
一対のサイドウォールと、
一対のビードと、
上記トレッド及びサイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、
上記トレッドの半径方向内側においてカーカスと積層されるベルトと、
このベルトの半径方向外側に配置されるバンドとを備えており、
上記ベルトの少なくとも一層が、並列された多数のスチールコードを有しており、
これらスチールコードが、3本又は4本のフィラメントからなる単撚りのコードであり、
このフィランメントの直径が、0.12mm以上0.23mm以下であり、
上記バンドが、アラミド繊維からなるコードを有しており、少なくとも、上記トレッドの幅方向の端部から、トレッド幅TWの1/2に0.16を乗じた寸法だけ内側の位置までの範囲に設けられており、
上記アラミド繊維の太さが、1100dtex以上2100dtex未満である。
実施例1、4から7として、図4に示されたベルト及びフルバンドを有する空気入りタイヤが用意された。タイヤのサイズは285/30R18である。上記フルバンドは、ベルトの全体を覆っている(表1中に「全域」と表示)。各タイヤの、ベルトの撚り構成及びフィラメント径(素線径)、並びに、バンドの、位置、材質及び繊維太さは表1に記載されているとおりである。タイヤのその他の構成は、実施例1、4から7について同一である。実施例1、4から7の各タイヤに対して、グリップ性能、耐コード割れ性、耐バンド切れ性及び高速耐久性の各評価が行われた。評価の要領は後述するとおりである。評価結果は、指数及びマークによって表1に示されている。
実施例2として、図1に示されたベルト、フルバンド及びエッジバンドを有する空気入りタイヤが用意された。上記エッジバンドは、トレッドの幅方向の端部から、半トレッド幅(TW/2)×0.16だけ内側の位置までの範囲を覆っている(表1中に「全域+エッジ」と表示)。ベルトの撚り構成及びフィラメント径(素線径)、並びに、バンドの、位置、材質及び繊維太さは表1に記載されているとおりである。タイヤのその他の構成は、実施例1と同一である。このタイヤに対して、実施例1と同一の上記各項目の評価が行われた。評価の要領は後述するとおりである。評価結果は、指数及びマークによって表1に示されている。
実施例3として、図5に示されたベルト及びエッジバンドを有する空気入りタイヤが用意された。上記エッジバンドは、トレッドの幅方向の端部から、半トレッド幅(TW/2)×0.16だけ内側の位置までの範囲を覆っている(表1中に「エッジ」と表示)。ベルトの撚り構成及びフィラメント径(素線径)、並びに、バンドの、位置、材質及び繊維太さは表1に記載されているとおりである。タイヤのその他の構成は、実施例1と同一である。このタイヤに対して、実施例1と同一の上記各項目の評価が行われた。評価の要領は後述するとおりである。評価結果は、指数及びマークによって表1に示されている。
実施例8として、図5に示されたベルト及びフルバンドを有する空気入りタイヤが用意された(表2中に「全域」と表示)。ベルトの撚り構成及びフィラメント径(素線径)、並びに、バンドの、位置、材質及び繊維太さは表2に記載されているとおりである。タイヤのその他の構成は、実施例1と同一である。このタイヤに対して、実施例1と同一の上記各項目の評価が行われた。評価の要領は後述するとおりである。評価結果は、指数及びマークによって表2に示されている。
比較例1から5として、ベルト及びフルバンドを有する空気入りタイヤが用意された(表2中に「全域」と表示)。ベルトの撚り構成及びフィラメント径(素線径)、並びに、バンドの、位置、材質及び繊維太さは表2に記載されているとおりである。タイヤのその他の構成は、実施例1と同一である。このタイヤに対して、実施例1と同一の上記各項目の評価が行われた。評価の要領は後述するとおりである。評価結果は、指数及びマークによって表2に示されている。
比較例6として、ベルト及びエッジバンドを有する空気入りタイヤが用意された。この上記エッジバンドは、トレッドの幅方向の端部から、半トレッド幅(TW/2)×0.09だけ内側の位置までの範囲を覆っている(表2中に「エッジ(0.09W)」と表示)。ベルトの撚り構成及びフィラメント径(素線径)、並びに、バンドの、位置、材質及び繊維太さは表2に記載されているとおりである。タイヤのその他の構成は、実施例1と同一である。このタイヤに対して、実施例1と同一の上記各項目の評価が行われた。評価の要領は後述するとおりである。評価結果は、指数及びマークによって表2に示されている。
供試タイヤを「10.0×18」のリムに組み込み、このタイヤに内圧が230kPaとなるように空気を充填した。このタイヤを、試験用車両(排気量が3600ccである乗用車)に装着した。この試験車両を、テストコースで走行させた。走行距離は、120kmであった。グリップ性能については、走行したドライバーの官能により評価された。表1及び2に示されるグリップ性能の評価の数値は、比較例1(従来技術)を100とする指数である。この数値が大きいほど良好なことを示す。
上記グリップ性能評価のための実車走行試験が終了した後、試験車両に装着されていた供試タイヤが取り外され、解体されて、ベルトコード及びバンドに対して、コード折れ及びバンド切れに対する目視検査が行われた。表1及び2に示される耐コード折れ性及び耐バンド切れ性の各評価マークは以下のとおりである。○印は良好であることを示し、△印は要注意であることを示し、×印は損傷が発見されたことを示している。
前述と同一のサイズの供試タイヤが「10.0×18」のリムに組み込まれた。このタイヤに、内圧が230kPaとなるように空気が充填された。このタイヤが、回転駆動ドラムを有する台上試験装置に取り付けられた。5.88kNの試験荷重が供試タイヤに負荷された。試験装置上の供試タイヤに4°のキャンバー角が設定された。この状態の供試タイヤが走行させられた。供試タイヤは、150km/hの速度で30分間走行させられた後、10分間走行毎に10km/hずつ段階的に速度上昇させられた。トレッド部に損傷が発生するまでの走行距離が記録された。表1及び2に示される高速耐久性能の評価の数値は、比較例1(従来技術)を100とする指数である。この数値が大きいほど良好なことを示す。
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・カーカス
12・・・ベルト
14・・・バンド
16・・・インナーライナー
18・・・フィラー
20・・・チェーファー
28・・・(カーカスの)第一プライ
30・・・(カーカスの)第二プライ
40・・・(ベルトの)内側層
42・・・(ベルトの)外側層
44、48・・・スチールコード
46、50・・・フィラメント
52・・・フルバンド
54・・・エッジバンド
CL・・・赤道面
TW・・・トレッドの幅
Claims (4)
- その外面がトレッド面をなすトレッドと、
一対のサイドウォールと、
一対のビードと、
上記トレッド及びサイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、
上記トレッドの半径方向内側においてカーカスと積層されるベルトと、
このベルトの半径方向外側に配置されるバンドとを備えており、
上記ベルトの少なくとも一層が、並列された多数のスチールコードを有しており、
これらスチールコードが、3本又は4本のフィラメントからなる単撚りのコードであり、
このフィラメントの直径が、0.12mm以上0.23mm以下であり、
上記バンドが、アラミド繊維からなるコードを有しており、少なくとも、上記トレッドの幅方向の端部から、トレッド幅TWの1/2に0.16を乗じた寸法だけ内側の位置までの範囲に設けられたエッジバンドのみからなり、
上記アラミド繊維の太さが、1100dtex以上2100dtex未満である空気入りタイヤ。 - 上記スチールコードが、3本のフィラメントからなる単撚りコードであり、このフィラメントの直径が、0.15mm以上0.23mm以下である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 上記スチールコードが、4本のフィラメントからなる単撚りコードであり、このフィラメントの直径が、0.12mm以上0.21mm以下である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 上記バンドのコードが、2本以上のアラミド繊維を撚ってなるコードである請求項1又は2に記載のタイヤ。
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JP2012089897A JP5917989B2 (ja) | 2012-04-11 | 2012-04-11 | 空気入りタイヤ |
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- 2012-04-11 JP JP2012089897A patent/JP5917989B2/ja not_active Expired - Fee Related
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