JP5901415B2 - 研削盤ラインおよび研削盤ライン生産システム - Google Patents
研削盤ラインおよび研削盤ライン生産システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5901415B2 JP5901415B2 JP2012107474A JP2012107474A JP5901415B2 JP 5901415 B2 JP5901415 B2 JP 5901415B2 JP 2012107474 A JP2012107474 A JP 2012107474A JP 2012107474 A JP2012107474 A JP 2012107474A JP 5901415 B2 JP5901415 B2 JP 5901415B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grinding machine
- grinding
- eccentric
- journal
- line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Description
例えば、特許文献1に記載の加工方法では、工作物が回転する回転軸(C軸)と、このC軸に対して垂直なX軸方向の砥石台の往復運動とを正確に同期させることにより(図8参照)、偏心した円筒ピンを高精度の真円に研削加工する。
つまり、従来の4台3工程による研削盤ライン200では、第1に、一方向のワーク搬送方向Lに流れるラインであるため、作業者(不図示)がワークの種類に応じて段取り替えをする際に4台の研削盤のうちの1台を停止すると他の3台も停止するので、段取り替えが頻繁に発生するほど著しく生産性が低下するという問題があった。
また、偏心部研削工程を実行した後で、前記ジャーナル粗研工程を行った前記心無研削盤に戻ってジャーナル仕上研工程を行うことで、粗研工程と仕上研工程を別個の心無研削盤で行う場合よりも心無研削盤の台数を削減して、ライン構成を簡素化することができる。そして、削減した心無研削盤で他のワークの加工を行うことができるため、多品種少量生産型の生産形態に好適に対応させることができる。また、従来の研削盤ライン200(図3参照)よりもライン構成を簡素化したことで、ワークの形状等の変更による段取り替えによる稼働率の低下を抑制することができる。
また、最少単位セルでラインを構成することで、搬送手段や投入払い出し手段を簡素化してコンパクトな自動化した研削盤ライン生産システムを構築することができる。
なお、参照する図1と図2は、説明の便宜上、主要な構成を図示し、制御盤や加工室カバー等の視認性を妨げる部材、並びに、ワークストッカや搬送装置、および投入払出装置等の自動化装置も省略して表示する。
また、投入および払い出しの状態においても、心無研削盤2A,2Bに投入する状態を符号Waで示し、心無研削盤2A,2Bから払い出す状態および偏心部研削盤3A,3Bに投入する状態を符号Wbで示し、偏心部研削盤3A,3Bから払い出す状態を符号Wcで示す。また、ワークである偏心シャフトW(WA,WB,Wa,Wb,Wc)を総称する場合には、符号Wで示す。
ジャーナル部W1は、一方の端部を含む短軸ジャーナル部W11と、他方の端部を含む長軸ジャーナル部W12と、を備えている。偏心部W2は、短軸ジャーナル部W11と長軸ジャーナル部W12の間に形成されている。偏心部W2の中心は、ジャーナル部W1の回転軸に対して偏心している。
以下、研削盤ライン100Aおよび研削盤ライン100Bは、最小単位セルのライン構成自体は同様であるので、研削盤ライン100A(第1の最小単位セル)について説明し、研削盤ライン100B(第2の最小単位セル)についての詳細な説明は省略する。
心無研削盤2Aは、偏心シャフトWA(図2(a)を併せて参照)のジャーナル部W1を研削する研削砥石車21と、研削砥石車21を回転駆動する駆動部22(図2(a)参照)と、偏心シャフトWの下方に配設されて偏心シャフトWAを下方から支持するブレード23(図2(a)参照)と、偏心シャフトWの側方に配設されて偏心シャフトWAを側方から支持する調整車24と、調整車24を回転駆動する駆動部25と、調整車24を研削砥石車21に対して近接離間させる移動機構26と、を備えている。
研削盤ライン100Aにおける偏心シャフトWの加工姿勢(加工中の偏心シャフトWの長手方向の向き)、並びに各工程における投入および払い出しの姿勢について説明する。
心無研削盤2Aにおける加工時のワーク姿勢は、図2(a)に示すように、ワークである偏心シャフトWAの軸L2の方向が研削盤ライン100Aにおけるワーク搬送方向LAに平行に支持された状態で研削される。
また、心無研削盤2Aに投入する状態の偏心シャフトWaの軸L1の方向、および心無研削盤2Aから払い出す状態の偏心シャフトWbの軸L3の方向は、同様に研削盤ライン100Aにおけるワーク搬送方向LAに平行である。
また、偏心部研削盤3Aに投入する状態の偏心シャフトWbの軸L3の方向、および偏心部研削盤3Aから払い出す状態の偏心シャフトWその軸L5の方向は、同様に研削盤ライン100Aにおけるワーク搬送方向LAに平行である(図1参照)。
このため、研削盤ライン100Aでは、偏心シャフトWを搬送方向、ならびに投入および払い出しの方向を一致させることで、偏心シャフトWの投入、研削加工、および払い出しにおける加工ラインの自動化を容易に実現することができる。
続いて、本発明の実施形態に係る研削盤ライン100Aにおける偏心シャフトWの加工工程について図1と図2を参照しながら説明する。研削盤ライン100Aは、心無研削盤2Aによりジャーナル部W1を研削するジャーナル粗研工程(第1工程)と、偏心部研削盤3Aにより偏心部W2を研削する偏心部研削工程(第2工程)と、を実行した後に、心無研削盤2Aに戻ってジャーナル仕上研工程(第3工程)を実行する。
また、研削盤ライン100Aおよび研削盤ライン100Bを並べて構築した研削盤ライン生産システム100は、同一または2種類の異なる偏心シャフトWに同時に対応できるため、要求された生産量や規格の種類に応じて生産量を簡易かつ迅速に増大して生産性を向上させ、しかも多品種少量生産に好適に対応することができる。
例えば、研削盤ライン100Aおよび研削盤ライン100Bを並べて構築した場合には、作業者が研削盤ライン100Aの段取り替えを行っている場合には研削盤ライン100Bを稼動し、研削盤ライン100Bの段取り替えを行っている場合には研削盤ライン100Aを稼動することができるため、稼働率の低下を抑制して生産性を向上させることができる。
例えば、本実施形態においては、研削盤ライン100Aと研削盤ライン100Bとからなる2ラインで構成したが、これに限定されるものではなく、偏心シャフトWの規格の種類や要求された生産量等に応じて適宜ライン数(最小単位セル数)を増設することで、需要の変動に対して簡易かつ迅速柔軟に対応することができる。
3A,3B 偏心部研削盤
100 研削盤ライン生産システム
100A,100B 研削盤ライン
W 偏心シャフト
W1 ジャーナル部
W2 偏心部
W11 短軸ジャーナル部
W12 長軸ジャーナル部
Claims (4)
- 軸支されるジャーナル部と、このジャーナル部の回転中心に対して偏心した偏心部と、を有する偏心シャフトを加工する研削盤ラインであって、
前記ジャーナル部を研削する心無研削盤と、
前記ジャーナル部を支持した状態で前記偏心シャフトを回転させながら前記偏心部を研削する砥石を進退移動させて当該偏心部を研削する偏心部研削盤と、を備え、
前記心無研削盤により前記ジャーナル部を研削するジャーナル粗研工程と、
前記偏心部研削盤により前記偏心部を研削する偏心部研削工程と、を実行し、
この偏心部研削工程の後工程で、前記ジャーナル粗研工程を行った前記心無研削盤に戻ってジャーナル仕上研工程を実行すること、
を特徴とする研削盤ライン。 - 前記ジャーナル粗研工程、前記偏心部研削工程、および前記ジャーナル仕上研工程における前記偏心シャフトの加工姿勢がいずれの工程でも長手方向が平行になるようにそれぞれ、前記心無研削盤および前記偏心部研削盤が配置されていること、
を特徴とする請求項1に記載の研削盤ライン。 - 前記心無研削盤、および前記偏心部研削盤の2台の研削盤でライン構成し、
前記心無研削盤により前記ジャーナル粗研工程を実行した後に、前記偏心部研削盤により前記偏心部研削工程を実行し、再度戻って前記心無研削盤により前記ジャーナル仕上研工程を実行することを特徴とする請求項2に記載の研削盤ライン。 - 前記2台の研削盤からなる請求項3に記載の研削盤ラインを複数配列して構成したことを特徴とする偏心シャフトの研削盤ライン生産システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012107474A JP5901415B2 (ja) | 2012-05-09 | 2012-05-09 | 研削盤ラインおよび研削盤ライン生産システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012107474A JP5901415B2 (ja) | 2012-05-09 | 2012-05-09 | 研削盤ラインおよび研削盤ライン生産システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013233617A JP2013233617A (ja) | 2013-11-21 |
JP5901415B2 true JP5901415B2 (ja) | 2016-04-13 |
Family
ID=49760157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012107474A Expired - Fee Related JP5901415B2 (ja) | 2012-05-09 | 2012-05-09 | 研削盤ラインおよび研削盤ライン生産システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5901415B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108127531B (zh) * | 2018-02-26 | 2019-09-06 | 重庆大学 | 一种多磨头集成的无心外圆砂带磨床 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2662980B2 (ja) * | 1988-06-04 | 1997-10-15 | 本田技研工業株式会社 | カム研削方法 |
JPH10217070A (ja) * | 1997-02-04 | 1998-08-18 | Hitachi Ltd | 部品製造ライン |
JP3840389B2 (ja) * | 2001-09-26 | 2006-11-01 | 株式会社ジェイテクト | 加工方法および加工装置 |
JP4124012B2 (ja) * | 2003-04-25 | 2008-07-23 | 日産自動車株式会社 | カムシャフトの製造方法 |
JP3936307B2 (ja) * | 2003-05-21 | 2007-06-27 | 株式会社ジェイテクト | カムシャフトの研削加工方法及びライン |
JP4981360B2 (ja) * | 2006-05-25 | 2012-07-18 | コマツNtc株式会社 | 心無し研削盤 |
-
2012
- 2012-05-09 JP JP2012107474A patent/JP5901415B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013233617A (ja) | 2013-11-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
BE1019774A3 (nl) | Werkwijze en slijpmachine voor het vervaardigen van een rotor voor een compressor. | |
JP6652839B2 (ja) | 歯車またはプロファイル研削盤およびその研削盤の動作方法 | |
EP2246136B1 (en) | Machine and method for machining crankshaft ends | |
JP5782373B2 (ja) | 加工装置 | |
JP6004890B2 (ja) | 複合加工研削盤及びそれを利用した加工方法 | |
JP5057947B2 (ja) | センタレス研削方法 | |
JP5774740B2 (ja) | ツール修整機能を含んだ歯車研削装置 | |
JP5383556B2 (ja) | 歯車研削用砥石のツルーイング方法及び歯車研削盤 | |
CN106141868A (zh) | 一种具有自动修砂功能的双砂轮头磨床 | |
JP5901415B2 (ja) | 研削盤ラインおよび研削盤ライン生産システム | |
JP5321123B2 (ja) | ワークチェンジャ、加工ユニット、及び加工装置 | |
KR100997592B1 (ko) | 내, 외경 및 표면 겸용 연마장치 | |
JP2000263393A (ja) | 研削装置 | |
JP7104506B2 (ja) | 内周面加工装置及び内周面加工方法 | |
JP5699537B2 (ja) | 研削方法および複合研削盤 | |
CN109434657B (zh) | 一种高精度打磨系统 | |
JP2009072844A (ja) | 研削盤 | |
JP5464337B2 (ja) | センタレス研削方法及び同装置 | |
JP7079170B2 (ja) | 研削装置及びそれを用いた研削方法 | |
JP7160640B2 (ja) | 研削装置 | |
TWI610759B (zh) | 研磨加工裝置 | |
JP2018196924A (ja) | 加工装置及びそれを用いた加工方法 | |
CN206677562U (zh) | 机械加工平台 | |
JP2013031889A (ja) | アンギュラ研削方法およびアンギュラ研削装置 | |
CN117103065A (zh) | 一种可以多工位和多工艺同时加工的数控机床 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150415 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160301 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160308 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5901415 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |