JP5999754B2 - 吸収性物品用シート状素材及びこれを用いた吸収性物品、並びに吸収性物品用シート状素材の製造方法 - Google Patents
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Description
<請求項1記載の発明>
基層の一方側に、この基層に沿って所定方向に連続する連続繊維が繊維相互の接合なしに束状に集合された繊維集合体層が配され、
前記繊維集合体層が前記所定方向に間欠的に前記基層と固定された基層固定部分と、前記繊維集合体層における前記基層固定部分の間の非固定部分が、前記基層の一方側にΩ字状に膨らみ出たループ状のパイル束とを有しており、
個々の前記基層固定部分の繊維連続方向の一端から他端までの長さ(82w)が、前記繊維連続方向に隣り合う前記基層固定部分の間の前記繊維連続方向の間隔(82d)よりも長い、
ことを特徴とする吸収性物品用シート状素材。
本発明では、繊維相互が接合されていない連続繊維の束と基層とを繊維連続方向に間欠固定するとともに、基層の収縮により非固定部分を押し出してパイル束を形成するため、前述の先行例のように、製造に際して基層の一方側に配した不織布層を基層の繊維突出孔を介して他方側に突出する必要がないため、特殊な製造技術を用いずに製造することができる。
前記パイル束は、前記基層固定部分の表面から当該パイル束の最上端までの高さ(84h)よりも、前記ループ状の部分の平面視での前記繊維連続方向の直径(84w)が長い形状である、請求項1記載の吸収性物品用シート状素材。
予めパイル束をこのような横長の形状とすることで、基層上でパイル束の姿勢が安定化し、使用前、使用中のパイル束の形状安定性が向上する。特に、繊維集合体は連続繊維からなるため、ある部位に加わる力が他の部位のパイル束を抜き出すように作用するおそれがあるため、このような抜け出し防止作用は重要な作用の一つである。
前記パイル束が倒伏している、請求項1又は2記載の吸収性物品用シート状素材。
このようにパイル束を倒伏しておくことで、パイル束の形状安定性が向上する。特に、繊維集合体は連続繊維からなるため、ある部位に加わる力が他の部位のパイル束を抜き出すように作用するおそれがあるため、このような抜け出し防止作用は重要な作用の一つである。
前記繊維集合体層の構成繊維は捲縮繊維である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品用シート状素材。
繊維集合体層の構成繊維が捲縮繊維であると、繊維自体に伸縮作用があるため、製造の際に繊維が切断され難く、また製造後においても、パイル束が膨らんで平面的になり難くなる。
このように基層を熱収縮するものとすることにより、基層の熱収縮を利用して基層を収縮させることによりパイル束を形成することができる。そして、このような製造工程は既存技術により容易に実現することができる。
パイル束の突出する面が肌当接面をなす、吸収性物品のトップシートである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品用シート状素材。
このようなトップシートの肌当接面は、パイル束が凸部となり、パイル束間が凹部となるため、表面と肌との接触面積を低減し、通気性向上や逆戻り防止等を図ることができる。
身体側表面を形成する透液性トップシートと、その裏面側に位置する液不透過性シートと、これら透液性トップシートと液不透過性シートとの間に配置された吸収体と、を備えた吸収性物品において、
前記トップシートとして、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品用シート状素材を、パイル束が表側となるように設けた、
ことを特徴とする吸収性物品。
請求項5記載の発明と同様の各作用効果が奏せられる。
請求項1記載の吸収性物品用シート状素材の製造方法において、
収縮可能な基層の一方側に、この基層に沿って所定方向に連続する連続繊維が繊維相互の接合なしに束状に集合された繊維集合体層を配し、
前記繊維集合体層を前記所定方向に間欠的に前記基層と固定した後に、前記基層を収縮させることにより、前記繊維集合体層における前記基層と固定した部分の間の非固定部分を、前記基層の一方側から離間するように押し出してパイル束を形成する、
ことを特徴とする吸収性物品用シート状素材の製造方法。
請求項1記載の発明と同様の各作用効果が奏せられる。
<請求項8記載の発明>
前記基層は、前記所定方向に弾性伸縮するものであり、前記基層を前記所定方向に伸長した状態で、前記繊維集合体層を前記所定方向に間欠的に前記基層と固定した後に、前記基層の伸長を開放して前記基層を収縮させることにより、前記繊維集合体層における前記基層と固定した部分の間の非固定部分を、前記基層の一方側から離間するように押し出してパイル束を形成する、請求項7記載の吸収性物品用シート状素材の製造方法。
(作用効果)
このように基層を弾性伸縮するものとすることにより、その伸縮を利用して基層を収縮させることによりパイル束を形成することができる。そして、このような製造工程は既存技術により容易に実現することができる。
<請求項9記載の発明>
前記基層は、前記所定方向に熱収縮するものであり、前記繊維集合体層を前記所定方向に間欠的に前記基層と固定した後に、前記基層を加熱して収縮させることにより、前記繊維集合体層における前記基層と固定した部分の間の非固定部分を、前記基層の一方側から離間するように押し出してパイル束を形成する、請求項7記載の吸収性物品用シート状素材の製造方法。
(作用効果)
このように基層を熱収縮するものとすることにより、基層の熱収縮を利用して基層を収縮させることによりパイル束を形成することができる。そして、このような製造工程は既存技術により容易に実現することができる。
<吸収性物品の例>
図1〜図7はテープタイプ使い捨ておむつの一例を示しており、図中の符号Xはファスニングテープを除いたおむつの全幅を示しており、符号Lはおむつの全長を示しており、断面図中の点模様部分はホットメルト接着剤の塗布部分を示している。
(外装シート)
外装シート12は吸収要素50を支持し、着用者に装着するための部分である。外装シート12は、両側部の前後方向中央部が括れた砂時計形状とされており、ここが着用者の脚を入れる部位となる。
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に液不透過性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで液不透過性シートが構成される。)などを例示することができる。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている液不透過性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この液不透過性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。さらに、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、防水フィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
図1に示す形態では、トップシート30として後述の吸収性物品用シート状素材を用いているが、トップシート30は液透過性を有するものであれば足り、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを用いることができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
トップシート30を透過した排泄物を吸収体へ移動させ、逆戻りを防ぐために、トップシート30と吸収要素50との間に中間シート(セカンドシートもいわれる)40を設けることができる。この中間シート40は、排泄物を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した排泄物の吸収体からの逆戻りを防止し、トップシート30表面の肌触りを良くするものである。中間シート40は省略することもできる。
トップシート30上を伝わって横方向に移動する尿や軟便を阻止し、横漏れを防止するために、製品の両側に、使用面側に突出(起立)する側部立体ギャザー60、60を設けるのは好ましい。
吸収要素50は、尿や軟便などの液を吸収保持する部分である。吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の少なくとも裏面及び側面を包む包装シート58とを有している。包装シート58は省略することもできる。吸収要素50は、その裏面においてホットメルト接着剤等の接着剤を介して液不透過性シート11の内面に接着することができる。
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。
吸収体56は、高吸収性ポリマー粒子を含むのが好ましく、特に、少なくとも液受け入れ領域において、繊維の集合体に対して高吸収性ポリマー粒子(SAP粒子)が実質的に厚み方向全体に分散されているものが望ましい。
包装シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。繊維目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
図1、図2及び図5に示されるように、ファスニングテープ13は、不織布、プラスチックフィルム、ポリラミ不織布、紙やこれらの複合素材からなるシート基材の端部がテープ取付部13Cとしておむつに取り付けられており、おむつ側縁から突出する先端側部分であるテープ本体部13Bには腹側に対する係止部13Aとして、メカニカルファスナーのフック材が設けられている。ファスニングテープのテープ取付部は、サイドフラップ部における内側層をなすギャザーシート及び外側層をなす外装シート間に挟まれ、かつホットメルト接着剤により両シート62,30に接着されている。また、フック材13Aはシート基材13Cに接着剤により剥離不能に接合されている。
腹側Fにおけるファスニングテープ13の係止箇所には、係止を容易にするためのターゲット有するターゲットシート12Tを設けるのが好ましい。ターゲットシート12Tは、係止部がフック材13Aの場合、フック材の係合突起が絡まるようなループ糸がプラスチックフィルムや不織布からなるシート基材の表面に多数設けられたものを用いることができ、また粘着材層の場合には粘着性に富むような表面が平滑なプラスチックフィルムからなるシート基材の表面に剥離処理を施したものを用いることができる。 また、腹側Fにおけるファスニングテープ13の係止箇所が不織布からなる場合、例えば図示形態の外装シート12が不織布からなる場合であって、ファスニングテープ13の係止部がフック材13Aの場合には、ターゲットシート12Tを省略し、フック材13Aを外装シート12の不織布に絡ませて係止することもできる。この場合、ターゲットシート12Tを外装シート12と液不透過性シート11との間に設けてもよい。
エンドフラップ部は、吸収性本体部10の前側及び後側にそれぞれ延出する部分であって、且つ吸収要素50を有しない部分であり、前側の延出部分が腹側エンドフラップ部EFであり、後側の延出部分が背側エンドフラップ部EFである。
図示形態では、両ファスニングテープ13間に、幅方向に弾性伸縮する帯状の背側伸縮シート70が設けられ、おむつ背側部におけるフィット性を向上させている。背側伸縮シート70の両端部は両ファスニングテープ13の取り付け部分と重なる部位まで延在されているのが好ましいが、幅方向中央側に離間していても良い。背側伸縮シート70の前後方向寸法は、ファスニングテープ13の取り付け部分の前後方向寸法と概ね同じにするのが適当であるが、±20%程度の寸法差はあってもよい。また、図示のように背側伸縮シート70が背側エンドフラップ部EFと吸収要素50の境界線と重なるように配置されていると、吸収要素50の背側端部がしっかりと体に押し当てられるため、好ましい。背側伸縮シート70は、ゴムシート等のシート状弾性部材を用いても良いが、通気性の観点から不織布や紙を用いるのが好ましい。この場合、伸縮不織布のような通気性を有するシート状弾性部材を用いることもできるが、図5に示すように、二枚の不織布等のシート基材71をホットメルト接着剤等の接着剤により張り合わせるとともに、両シート基材71間に有孔のシート状、網状、細長状(糸状又は紐状等)等の弾性伸縮部材72を幅方向に沿って伸張した状態で固定したものが好適に用いられる。この場合におけるシート基材71としては、外装シート12と同様のものを用いることができる。弾性伸縮部材72の伸張率は150〜250%程度であるのが好ましい。また、弾性伸縮部材72として細長状(糸状又は紐状等)のものを用いる場合、太さ420〜1120dtexのものを3〜10mmの間隔72dで5〜15本程度設けるのが好ましい。
図8〜図16は、吸収性物品用シート状素材80の一例を示しており、この吸収性物品用シート状素材80は、収縮可能な基層81の一方側に、この基層81に沿って所定方向(図示例では前後方向を想定しているが、幅方向、斜め方向等の他の方向でも良い)に連続する連続繊維が繊維相互の接合なしに束状に集合された繊維集合体層83を配し、繊維集合体層83を所定方向に間欠的に基層81と固定した後に、基層81を収縮させることにより、繊維集合体層83における基層固定部分82と基層固定部分82との間の非固定部分を、基層81の一方側から離間するように押し出してパイル束84を形成してなるものである。パイル束84は連続繊維相互が接合されておらず、個々の繊維が自由に変形できるとともに、基層から離れるほど膨らむようなループ状をなしている。このループパイル束84の先端をカットすれば図14に示す参考形態のようなカットパイル束84Cを形成することも可能である。このようなカットパイル束84とすることにより、ループパイル束84よりもソフトで軟らかい肌触りが得られる。ただし、ループパイル束84の方が弾力性及び復元性に優れる。もちろん、カットパイル束84とループパイル束84とを混在させても良い。
用語「前後方向(縦方向)」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味し、「上下方向」とはおむつの装着状態、すなわちおむつの腹側部分と背側部分を重ね合わせるようにおむつを股間部で2つに折った際に幅方向と直交する方向を意味する。
Claims (9)
- 基層の一方側に、この基層に沿って所定方向に連続する連続繊維が繊維相互の接合なしに束状に集合された繊維集合体層が配され、
前記繊維集合体層が前記所定方向に間欠的に前記基層と固定された基層固定部分と、前記繊維集合体層における前記基層固定部分の間の非固定部分が、前記基層の一方側にΩ字状に膨らみ出たループ状のパイル束とを有しており、
個々の前記基層固定部分の繊維連続方向の一端から他端までの長さ(82w)が、前記繊維連続方向に隣り合う前記基層固定部分の間の前記繊維連続方向の間隔(82d)よりも長い、
ことを特徴とする吸収性物品用シート状素材。 - 前記パイル束は、前記基層固定部分の表面から当該パイル束の最上端までの高さ(84h)よりも、前記ループ状の部分の平面視での前記繊維連続方向の直径(84w)が長い形状である、請求項1記載の吸収性物品用シート状素材。
- 前記パイル束が倒伏している、請求項1又は2記載の吸収性物品用シート状素材。
- 前記繊維集合体層の構成繊維は捲縮繊維である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品用シート状素材。
- パイル束の突出する面が肌当接面をなす、吸収性物品のトップシートである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品用シート状素材。
- 身体側表面を形成する透液性トップシートと、その裏面側に位置する液不透過性シートと、これら透液性トップシートと液不透過性シートとの間に配置された吸収体と、を備えた吸収性物品において、
前記トップシートとして、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品用シート状素材を、パイル束が表側となるように設けた、
ことを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1記載の吸収性物品用シート状素材の製造方法において、
収縮可能な基層の一方側に、この基層に沿って所定方向に連続する連続繊維が繊維相互の接合なしに束状に集合された繊維集合体層を配し、
前記繊維集合体層を前記所定方向に間欠的に前記基層と固定した後に、前記基層を収縮させることにより、前記繊維集合体層における前記基層と固定した部分の間の非固定部分を、前記基層の一方側から離間するように押し出してパイル束を形成する、
ことを特徴とする吸収性物品用シート状素材の製造方法。 - 前記基層は、前記所定方向に弾性伸縮するものであり、前記基層を前記所定方向に伸長した状態で、前記繊維集合体層を前記所定方向に間欠的に前記基層と固定した後に、前記基層の伸長を開放して前記基層を収縮させることにより、前記繊維集合体層における前記基層と固定した部分の間の非固定部分を、前記基層の一方側から離間するように押し出してパイル束を形成する、請求項7記載の吸収性物品用シート状素材の製造方法。
- 前記基層は、前記所定方向に熱収縮するものであり、前記繊維集合体層を前記所定方向に間欠的に前記基層と固定した後に、前記基層を加熱して収縮させることにより、前記繊維集合体層における前記基層と固定した部分の間の非固定部分を、前記基層の一方側から離間するように押し出してパイル束を形成する、請求項7記載の吸収性物品用シート状素材の製造方法。
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