JP5998967B2 - 充填率制御システム - Google Patents
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Description
この構成によれば、圧力センサと温度センサをセンサがゼロを表示すべき環境下におかなくても、圧力センサと温度センサにドリフトが発生しているか否かを容易に判定することができる。そのため、例えば、車両の運転時のように、タンク内の温度や圧力が時間とともに変動する環境下であっても、圧力センサと温度センサにドリフトが発生したか否かを容易に判定することができる。
図1は、第1実施形態に係る充填率制御システム20を含んで構成される燃料電池システム10の概略構成を例示した説明図である。燃料電池システム10は、車両30に搭載され、車両30を駆動するための駆動用モータ(図示しない)に発電した電力を供給する。燃料電池システム10は、燃料電池100と、第1のタンク110と、第2のタンク120と、充填率制御システム20とを含んで構成されている。
Rf={(Z0・T0・PA)/(ZA・TA・P0)・・100 ・・・(1)
上記の式(1)において、Zは圧縮係数、Tは温度、Pは圧力を示し、添え字「0」は基準値、添え字「A」は水素充填時または水素供給時における各センサ230〜260からの取得値を示す。なお、基準値としては、Z0=Z1=0.99、T0=15℃、P0=70MPaを例示することができる。
なお、この発明は上記の実施形態や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
本実施形態の制御部210は、各タンク110、120の充填率Rfをそれぞれ算出するものとして説明した。しかし、制御部210は、タンク110、120のうちのいずれか一方のタンクの充填率Rfのみを算出する構成であってもよい。この場合であっても、第2の圧力センサ240や温度センサ250、260のうちの少なくとも一方についてのドリフトを検出することができる。また、本実施形態の制御部210は、水素充填時には、第1の圧力センサ230の圧力P1を用いて充填率Rf1、Rf2を算出し、水素供給時を含む水素充填時以外のときには、第2の圧力センサ240の圧力P2を用いて充填率Rf1、Rf2を算出するものとして説明した。しかし、制御部210は、水素充填時とそれ以外と時とを区別せず、第1の圧力センサ230の圧力P1を用いた充填率Rf1、Rf2と、第2の圧力センサ240の圧力P2を用いた充填率Rf1、Rf2とをそれぞれ算出する構成であってもよい。
本実施形態のタンク110は、制御マップを補正するときのシフト量は、算出したドリフト量と等しいものとして説明した。しかし、シフト量はドリフト量と異なっていてもよい。例えば、シフト量は予め設定された値であってもよい。この場合であっても、センサのドリフトの発生による、タンクの保護性能の低下を抑制することができる。
本実施形態の制御部210は、充填率Rfの状態のみによってセンサにドリフトが発生しているか否かを判定するものとして説明した。しかし、制御部210は、充填率Rfの状態のほか、P2=αT1、P2=βT2としたときの、α、βの状態に応じて、センサにドリフトが発生したか否かを判定してもよい。ここで、P2は、第2の圧力センサ240が検出した圧力であり、T1、T2は、温度センサ250、260が検出した温度である。具体的には、制御部210は、充填率Rfが上昇したとき、または、充填率Rfの減少量が所定量より大きくなった場合であっても、そのときのαの変化量が所定以下の場合には、第2の圧力センサ240や第1の温度センサ250のドリフトを判定せず、また、βの変化量が所定以下の場合には、第2の圧力センサ240や第2の温度センサ260のドリフトを判定しないように構成してもよい。各センサ240、250、260は、複数同時にドリフトが発生することはまれであるため、1つのセンサにドリフトが発生した時には、αやβの変化量が所定以上になる。充填率Rfの変化量がドリフト発生の条件を満たしていても、αやβの変化量が小さい場合には、センサのドリフトではなく、水素充填中において充填中を検出するセンサが故障している場合や、タンクや水素供給経路130において、水素が漏れている場合などセンサ以外の部分において不具合が生じている可能性が高いと考えられる。
20…充填率制御システム
30…車両
100…燃料電池
110…第1のタンク
111…第1のバルブアセンブリ
120…第2のタンク
121…第2のバルブアセンブリ
130…水素供給経路
131…水素供給用配管
132…供給側マニホールド
140…水素充填経路
141…水素充填用配管
142…充填側マニホールド
143…レセプタクル
210…制御部
220…通信部
230…第1の圧力センサ
240…第2の圧力センサ
250…第1の温度センサ
260…第2の温度センサ
Claims (5)
- タンク内のガスの充填率を制御するための充填率制御システムであって、
前記タンク内の圧力を検出するための圧力センサと、
前記タンク内の温度を検出するための温度センサと、
検出された前記タンク内の圧力と温度とを用いて、前記タンク内のガスの充填率を算出する制御部と、を備え、
前記制御部は、算出した前記充填率の単位時間あたりの変化量から、前記圧力センサまたは/および前記温度センサにドリフトが発生しているか否かを判定する、充填率制御システム。 - 請求項1に記載の充填率制御システムにおいて、
前記制御部は、前記タンクがガスの充填中か否かを判定し、前記タンクがガスの充填中ではない状態において、算出した前記充填率の単位時間あたりの変化量が正の値になったときに、前記圧力センサにドリフトが発生していると判定する、充填率制御システム。 - 請求項1または請求項2に記載の充填率制御システムにおいて、
前記充填率制御システムは、車両に搭載された燃料電池システムの一部として構成され、前記タンクには、燃料電池に供給される燃料ガスが貯蔵されており、
前記制御部は、算出した前記充填率の単位時間あたりの減少量が、前記車両において燃料ガスの消費量が最も多い走行モードにおける前記充填率の単位時間あたりの減少量として予め設定されている減少量よりも大きいときに、前記温度センサにドリフトが発生していると判定する、充填率制御システム。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の充填率制御システムにおいて、
前記制御部は、
算出した前記充填率と、前記充填率の過去の変化量とに基づいて、前記圧力センサおよび前記温度センサにドリフトが発生していない状態における前記充填率の予測値を算出し、
前記圧力センサまたは/および前記温度センサにドリフトが発生していると判定すると、前記ドリフトが発生したセンサの検出値から算出した充填率と、前記予測値との差分を用いて前記ドリフト量を算出する、充填率制御システム。 - 請求項4に記載の充填率制御システムにおいて、
前記制御部は、
前記タンク内の温度と、前記温度に対応する前記タンク内の圧力の許容範囲とが示された制御マップに応じて、前記タンク内の圧力を制御し、
前記圧力センサまたは/および前記温度センサにドリフトが発生していると判定すると、前記ドリフト量に応じて前記マップの前記温度に対応する前記タンク内の圧力の許容範囲を補正する、充填率制御システム。
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