[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP5998967B2 - 充填率制御システム - Google Patents

充填率制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP5998967B2
JP5998967B2 JP2013019364A JP2013019364A JP5998967B2 JP 5998967 B2 JP5998967 B2 JP 5998967B2 JP 2013019364 A JP2013019364 A JP 2013019364A JP 2013019364 A JP2013019364 A JP 2013019364A JP 5998967 B2 JP5998967 B2 JP 5998967B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filling rate
tank
drift
pressure
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013019364A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014149065A (ja
Inventor
健嗣 小宮
健嗣 小宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013019364A priority Critical patent/JP5998967B2/ja
Publication of JP2014149065A publication Critical patent/JP2014149065A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5998967B2 publication Critical patent/JP5998967B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

本発明は、タンク内のガスの充填率を制御するための充填率制御システムに関する。
従来から、車両等に搭載される燃料電池システムとして、燃料電池と、燃料電池に供給するための燃料ガスを貯蔵するタンクと、タンク内の圧力を検出する圧力センサと、タンク内の温度を検出する温度センサと、を備える燃料電池システムが知られている。この燃料電池システムにおいて、検出されたタンク内の圧力や温度からタンク内の燃料ガスの充填率(SOC:State Of Charge)を推定する技術が知られている(特許文献1)。
特開2006−226511号公報 特許第4877434号公報 特開2011−149533号公報 特開2012−041997号公報
しかしながら、圧力センサや温度センサなどのセンサは、時間の経過とともに、ゼロ点が自己変動(ドリフト)する問題があった。燃料電池システムにおいて、タンクの圧力や温度を検出するセンサにドリフトが発生すると、算出されるタンクの充填率が実際のタンクの充填率とは異なる状態となる。例えば、算出される充填率が実際のタンクの充填率よりも大きい状態になると、実際にはタンク内に燃料ガスがほとんどないにもかかわらず、算出された充填率に基づいて、運転者に対して燃料ガス不足の通知をおこなわないことになるため、車両の走行時に、不意にガス欠が生じる問題があった。また、例えば、タンクを保護するためにタンク内の温度と圧力とを所定の状態に維持するように構成されている燃料電池システムにおいて、タンクを十分に保護することができなくなる問題があった。センサのドリフトを検出する方法の一つとして、例えば、センサがゼロを表示すべき環境下において、センサがゼロを示さない場合にドリフトを検出することができる。しかし、車両の運転時のように、タンク内の温度や圧力が時間とともに変動する環境下において、センサにドリフトが生じているか否かを判定することは容易ではなかった。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本願発明は、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、タンク内のガスの充填率を制御するための充填率制御システムが提供される。この充填率制御システムは、前記タンク内の圧力を検出するための圧力センサと、前記タンク内の温度を検出するための温度センサと、検出された前記タンク内の圧力と温度とを用いて、前記タンク内のガスの充填率を算出する制御部と、を備え、前記制御部は、算出した前記充填率の単位時間あたりの変化量から、前記圧力センサまたは/および前記温度センサにドリフトが発生しているか否かを判定する。
この構成によれば、圧力センサと温度センサをセンサがゼロを表示すべき環境下におかなくても、圧力センサと温度センサにドリフトが発生しているか否かを容易に判定することができる。そのため、例えば、車両の運転時のように、タンク内の温度や圧力が時間とともに変動する環境下であっても、圧力センサと温度センサにドリフトが発生したか否かを容易に判定することができる。
(2)上記形態の充填率制御システムにおいて、前記制御部は、前記タンクがガスの充填中か否かを判定し、前記タンクがガスの充填中ではない状態において、算出した前記充填率の単位時間あたりの変化量が正の値になったときに、前記圧力センサにドリフトが発生していると判定してもよい。この構成によれば、車両の運転時のように、タンク内の圧力が時間とともに変動する環境下であっても、圧力センサにドリフトが発生したか否かを容易に判定することができる。
(3)上記形態の充填率制御システムにおいて、前記充填率制御システムは、車両に搭載された燃料電池システムの一部として構成され、前記タンクには、燃料電池に供給される燃料ガスが貯蔵されており、前記制御部は、算出した前記充填率の単位時間あたりの減少量が、前記車両において燃料ガスの消費量が最も多い走行モードにおける前記充填率の単位時間あたりの減少量として予め設定されている減少量よりも大きいときに、前記温度センサにドリフトが発生していると判定してもよい。この構成によれば、車両の運転時であっても、温度センサにドリフトが発生したか否かを容易に判定することができる。
(4)上記形態の充填率制御システムにおいて、前記制御部は、算出した前記充填率と、前記充填率の過去の変化量とに基づいて、前記圧力センサおよび前記温度センサにドリフトが発生していない状態における前記充填率の予測値を算出し、前記圧力センサまたは/および前記温度センサにドリフトが発生していると判定すると、前記ドリフトが発生したセンサの検出値から算出した充填率と、前記予測値との差分を用いて前記ドリフト量を算出してもよい。この構成によれば、算出したドリフト量を用いて、算出する充填率Rfの補正や、車両を制御するための制御マップの補正することができる。
(5)上記形態の充填率制御システムにおいて、前記制御部は、前記タンク内の温度と、前記温度に対応する前記タンク内の圧力の範囲とが示された制御マップに応じて、前記タンク内の圧力を制御し、前記圧力センサまたは/および前記温度センサにドリフトが発生していると判定すると、ドリフト量に応じて前記マップの前記温度に対応する前記タンク内の圧力の範囲を補正してもよい。この構成によれば、車両の運転時に、圧力センサや温度センサにドリフトが発生した場合であっても、タンクを保護するためのタンク内の温度と圧力の範囲が示された制御マップを補正することができる。制御マップを補正することによって、タンク強度の低下の発生を抑制することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、充填率制御システムを含んで構成される燃料電池システム、その燃料電池システムを含んで構成される車両、センサのドリフト判定方法、このドリフト判定方法を実行するためのコンピュータなどの形態で実現することができる。
第1実施形態に係る充填率制御システムを含んで構成される燃料電池システムの概略構成を例示した説明図である。 ドリフト判定処理の流れを例示したフローチャートである。 圧力センサにドリフトが発生したときの充填率Rfの変化を例示した説明図である。 制御マップの内容を説明するための説明図である。 圧力センサのドリフトを検出したときの制御マップの補正の内容を説明するための説明図である。 温度センサにドリフトが発生したときの充填率Rfの変化を例示した説明図である。 温度センサのドリフトを検出したときの制御マップの補正の内容を説明するための説明図である。
A.第1実施形態:
図1は、第1実施形態に係る充填率制御システム20を含んで構成される燃料電池システム10の概略構成を例示した説明図である。燃料電池システム10は、車両30に搭載され、車両30を駆動するための駆動用モータ(図示しない)に発電した電力を供給する。燃料電池システム10は、燃料電池100と、第1のタンク110と、第2のタンク120と、充填率制御システム20とを含んで構成されている。
燃料電池100は、電解質膜の両側にアノードとカソードの両電極を接合させた膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly/MEA)を備える発電モジュールを積層して構成されている。燃料電池100は、水素供給用配管131から供給される燃料ガスとしての水素と空気供給用配管(図示しない)から供給される酸化ガスとしての酸素との電気化学反応によって発電する。
タンク110、120は、圧縮された状態の水素ガスを貯蔵するためのガスボンベであり、略円筒形の外径を備えている。タンク110、120の満充填時の圧力としては、例えば、87.5MPa程度を例示することができる。タンク110、120は、樹脂製ライナーの外周に熱硬化性樹脂含有の繊維を巻回した繊維強化層を有している。タンク110、120は、端部に設けられた図示しない口金にそれぞれバルブアセンブリ(第1のバルブアセンブリ111、第2のバルブアセンブリ121)が取り付けられている。タンク110、120は、バルブアセンブリ111、121を介して、水素供給用配管131と水素充填用配管141にそれぞれ接続されている。なお、燃料電池システム10は、タンクを3つ以上備えていてもよいし、1つのみ備えていてもよい。
水素供給経路130は、タンク110、120に充填されている水素を燃料電池100に供給するための経路であり、水素供給用配管131と、供給側マニホールド132と、を含んで構成されている。タンク110、120に充填されている水素は、供給側マニホールド132から減圧弁(図示しない)を経由し、減圧弁において減圧された後、燃料電池100に供給される。以後の説明では、タンク110、120に充填されている水素を燃料電池100に供給している状態を「水素供給中」または「水素供給時」と呼ぶ。
水素充填経路140は、水素ステーションの水素供給装置から供給される水素をタンク110、120に充填するための経路であり、水素充填用配管141と、充填側マニホールド142と、レセプタクル143とを含んで構成されている。レセプタクル143は、タンク110に水素を充填する際に、水素ステーションの水素供給装置から延びるノズル(図示しない)に接続される。水素ステーションの水素供給装置から供給される水素は、レセプタクル143から充填側マニホールド142を介して各タンク110、120に充填される。以後の説明では、水素ステーションから供給される水素をタンク110、120に充填している状態を「水素充填中」または「水素充填時」と呼ぶ。
充填率制御システム20は、各タンク110、120に充填されている水素の充填率(SOC:State Of Charge)を制御するための装置であり、制御部210と、通信部220と、第1の圧力センサ230と、第2の圧力センサ240と、第1の温度センサ250と、第2の温度センサ260、とを含んで構成されている。
制御部210は、中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)と主記憶装置とを備えるマイクロコンピュータであり、ここでは、電子制御ユニット(ECU:Electrical Control Unit)として構成されている。制御部210は、通信部220、各センサ230〜260に電気的に接続され、これらとの間で信号のやりとりをおこなう。通信部220は、レセプタクル143の近傍に配置され、レセプタクル143に水素ステーション側のノズルが接続されたときに、ノズル付近に設けられたステーション側の通信部(図示しない)との間で赤外線通信をおこなう。例えば、制御部210は、各センサ230〜260からの取得値などを水素ステーション側に送信することができる。これにより、水素ステーションの水素供給装置は、例えば、水素充填時に、タンク内の温度が温度85℃以下、充填率100%以下、タンク内圧力87.5MPa以下とならないように、SAE(Society of Automotive Engineers)規格に応じた昇圧速度で充填をおこなうことができる。
第1の圧力センサ230は、充填側マニホールド142内の圧力P1を検出する。圧力P1は、水素充填時におけるタンク110、120内の圧力にほぼ相当する。第2の圧力センサ240は、供給側マニホールド132内の圧力P2を検出する。圧力P2は、水素供給時におけるタンク110、120内の圧力にほぼ相当する。第1の温度センサ250は、第1のバルブアセンブリ111に取り付けられ、第1のタンク110内の温度T1を検出する。第2の温度センサ260は、第2のバルブアセンブリ121に取り付けられ、第2のタンク120内の温度T2を検出する。
制御部210は、タンク110、120内の温度T1、T2および圧力P1、P2から、タンク110、120内の水素の充填率Rf[%]を算出する。制御部210は、所定のタイミングにおいて充填率Rf[%]を算出することでタンク内の水素の残量を監視している。充填率Rf[%]は、以下の式(1)によって算出することができる。
Rf={(Z0・T0・PA)/(ZA・TA・P0)・・100 ・・・(1)
上記の式(1)において、Zは圧縮係数、Tは温度、Pは圧力を示し、添え字「0」は基準値、添え字「A」は水素充填時または水素供給時における各センサ230〜260からの取得値を示す。なお、基準値としては、Z0=Z1=0.99、T0=15℃、P0=70MPaを例示することができる。
式(1)を用いて、第1のタンク110の充填率Rf(以後、「充填率Rf1」とも呼ぶ)を算出する場合には、取得値TAに第1の温度センサ250が検出した温度T1を用いる。第2のタンク120の充填率Rf(以後、「充填率Rf2」とも呼ぶ)を算出する場合には、取得値TAに第2の温度センサ260が検出した温度T2を用いる。また、水素充填時における各タンク110、120の充填率Rf1、Rf2を算出する場合には、取得値PAに第1の圧力センサ230が検出した圧力P1を用いる。また、水素供給時における各タンク110、120の充填率Rf1、Rf2を算出する場合には、取得値PAに第2の圧力センサ240が検出した圧力P2を用いる。なお、取得値PAに適用する値は、圧力P1や圧力P2から圧損分等を調整した値としてもよい。
制御部210は、第2の圧力センサ240、第1の温度センサ250、第2の温度センサ260が時間の経過と共にゼロ点が自己変動(ドリフト)している状態か否かを判定するためのドリフト判定処理をおこなう。ドリフト判定処理の詳細は、図2を用いて後述する。なお、燃料電池システム10は、上述した構成のほかに、水素供給経路130に開閉弁や逆止弁、インジェクターなどを含んでいてもよい。また、燃料電池システム10は、燃料電池100の電気化学反応によって生じたガスや、生成水などを外部に排水するための排気排水用配管や、燃料電池100を冷却するためのラジエータ、冷媒が流通するための配管等を備えていてもよい。
図2は、ドリフト判定処理の流れを例示したフローチャートである。ここでは、制御部210は、各タンク110、120の水素の残量を監視するため、所定のタイミング(例えば0.1秒ごと)で各タンク110、120の水素の充填率Rf1、Rf2を算出する。ここでは、制御部210は、水素充填時には、式(1)の取得値PAに、第1の圧力センサ230の圧力P1を用いて充填率Rf1、Rf2を算出し、水素供給時を含む水素充填時以外のときには、式(1)の取得値PAに、第2の圧力センサ240の圧力P2を用いて充填率Rf1、Rf2を算出するものとして説明する。
制御部210は、ドリフト判定処理を開始すると、まず、車両30が水素充填中であるか否かの判定をおこなう(ステップS110)。車両30が水素充填中か否かは、例えば、車両30のリッド(フュエルリッド)が開状態か否かを検出することによって判定することができる。また、制御部210は、リッドの開状態を検出し、かつ、タンク内の温度上昇率が所定以上の場合に、水素充填中であると判定してもよい。このようにすることによって、水素充填中ではないにも関わらず、車両30のリッドが誤って開状態となっているときの誤判定を防止することができる。この他に、レセプタクル143が水素ステーション側のノズルに接続されているか否かや、通信部220が水素ステーション側の通信部と通信可能な状態か否かを検出することによっても水素充填中か否かを判定することができる。制御部210は、車両30が水素充填中のとき、充填が終了するまでステップS110を繰り返す(ステップS110:YES)。
制御部210は、車両30が水素充填中では無いと判定すると(ステップS110:NO)、所定のタイミングで算出している充填率Rf1、Rf2の少なくとも一方が上昇しているか否かの判定をおこなう(ステップS120)。充填率Rf1、Rf2が上昇したか否かの判定は、単位時間あたりの充填率Rf1、Rf2の変化量ΔRf1、ΔRf2(充填率Rf1、Rf2の傾き)が正の値となっているか否かによって判定することができる。単位時間としては、任意の時間(例えば、1秒)を設定することができる。制御部210は、充填率Rf1、Rf2のいずれも上昇していないとき(ステップS120:NO)、後述するステップS130、S140をスキップする。
制御部210は、充填率Rf1、Rf2の少なくとも一方が上昇しているとき(ステップS120:YES)、第2の圧力センサ240にドリフトが発生していると判定する(ステップS130)。具体的には、第2の圧力センサ240のゼロ点がプラス側に自己変動し、検出値が実際のタンク内の圧力よりも高い値となるドリフト(上ドリフト)が発生していると判定する。ここでは、制御部210は、変化量ΔRf1、ΔRf2の少なくとも一方が正の値となったときに、第2の圧力センサ240にドリフトが発生していると判定しているが、変化量ΔRf1、ΔRf2の両方が正の値となったとき第2の圧力センサ240にドリフトが発生していると判定する構成としてもよい。
図3は、第2の圧力センサ240にドリフトが発生したときの充填率Rfの変化を例示した説明図である。図3の縦軸は、タンク110、120の充填率Rf[%]を示しており、横軸は、時間[sec]を示している。充填率Rfは、充填率Rf1、Rf2のいずれであってもよい。図3の実線は、車両30の走行時において、第2の圧力センサ240と温度センサ250、260が正常に機能している時の充填率Rfの変化を示している。図3の破線は、車両30の走行時において、第2の圧力センサ240にドリフトが発生したときの充填率Rfの変化を示している。図3の破線では、単位時間あたりの充填率Rfの変化量ΔRfが正の値となっている部分(図3のX部分)が存在する。この部分において、第2の圧力センサ240にドリフトが発生したと考えられる。車両30は、走行時にタンク110、120内の水素を消費するため、水素充填時以外に充填率Rfが上昇することはない。そのため、水素充填時以外において充填率Rfが上昇している場合、第2の圧力センサ240のゼロ点が自己変動(ドリフト)し、検出値が実際のタンク内の圧力よりも高い値となり、算出された充填率Rfが上昇したと考えられる。制御部210は、第2の圧力センサ240のドリフトを検出すると、タンク内の温度に応じてタンク内の圧力を制御するための制御マップの補正をおこなう(ステップS140)。
図4は、制御マップの内容を説明するための説明図である。制御マップとは、タンクを保護するために、タンク内の温度に対応して許容されるタンク内の圧力の範囲が示された、タンク内の温度と圧力との対応関係情報である。制御マップは、各タンクごとに設定され、制御部210の図示しない記憶部に記憶されている。タンク110、120のように、ライナーの外周に繊維強化樹脂層が形成されたタンクでは、タンク内の温度の低下によってライナーが熱収縮すると、ライナーと繊維強化樹脂層との間に空隙が形成され、タンクの強度の低下が生じる。そのため、タンク内の温度(ライナーの収縮量)に応じてタンク内の圧力(ライナーを繊維強化樹脂層に押しつける力)を所定以上に維持することによって、ライナーと繊維強化樹脂層との間の空隙の形成を抑制することができる。制御部210は、タンク内の圧力と温度が図4のハッチ領域に含まれるようにタンク内の圧力の制御をおこなう。例えば、制御部210は、車両30の走行時にタンク内の圧力と温度がハッチ領域の境界ライン付近に近づくと、車両30の速度制限をおこない、タンク110、120から燃料電池100への水素の供給速度を規制する。これにより、タンク内の圧力の減少速度が低減し、タンク内の圧力と温度が図4のハッチ領域から外れにくくなる。なお、図4の境界ラインにおいて、Po1とPo2との間、および、Po3とP04との間は、タンク内の温度によらず圧力が一定となっている。この温度範囲においては、ライナーの膨張や収縮がほとんど生じないためである。一方、Po2とPo3との間は、温度が低下するにつれて圧力が高くなるようになっている。この温度範囲において、ライナーの膨張や収縮が生じるためである。
図5は、圧力センサのドリフトを検出したときの制御マップの補正の内容を説明するための説明図である。図5(a)は、補正前の制御マップを示しており、図5(b)は、補正後の制御マップを示している。図5(a)のハッチ領域は、図4のハッチ領域と同じである。第2の圧力センサ240にドリフトが生じていると、第2の圧力センサ240が検出した圧力P2は、実際のタンク内の圧力よりもドリフト量PAだけ高い値となる。そのため、タンク内の実際の圧力と温度が、図5(a)の斜線領域に含まれる状態であっても、制御部210は、第2の圧力センサ240の検出値に基づいて、タンク内の圧力と温度が図5(a)のハッチ領域に含まれていると判定してしまう。図5(a)の斜線領域とは、実線で示された境界ラインと、境界ラインをドリフト量PAだけ左側にシフトさせた破線ラインとの間の領域であり、境界ライン上のタンク内の温度、圧力に対して、タンク内の温度が同じ場合にタンク内の圧力が最大でPAだけ少ない状態が含まれている。
制御マップの補正は、図5(b)に示すように、境界ラインを右側にシフトさせることによっておこなわれる。ここでは、境界ラインのシフト量は、ドリフト量PAと等しい。これにより、制御マップの補正後の斜線領域は、補正前のハッチ領域に含まれることになる。すなわち、補正後の制御マップによれば、ドリフトが生じている第2の圧力センサ240の検出値に基づいて、制御部210がタンク内の圧力と温度が図5(b)のハッチ領域に含まれていると判定したときに、タンク内の実際の圧力と温度が補正前のハッチ領域(図5(a))に含まれることになる。
なお、ドリフト量PAの特定方法としては、任意の方法を採用することができる。例えば、制御部210が図3の実線に示すような充填率Rfの予測値を算出するように構成されていれば、ドリフトが発生した第2の圧力センサ240の実際の検出値から得られる充填率Rfと、充填率Rfの予測値との差分に式(1)を適用することによって、ドリフト量PAを算出することができる。充填率Rfの予測値は、例えば、算出した特定の時点の充填率Rfに、特定の時点よりも過去の単位時間あたりの変化量ΔRfの平均値を加えることによって算出することができる。例えば、ドリフトの発生直前の充填率Rfに、ドリフトの発生以前の単位時間あたりの変化量ΔRfの平均値を加えることによって、ドリフト発生時点において仮にドリフトが発生していなかった場合の充填率Rfの予測値を算出することができる。また、充填率Rfの予測値は、ドリフトを検出する直前の充填率Rfに、車両30の走行モードに応じて予め設定されている充填率Rfの単位時間あたりの変化量ΔRf(<0)を加えることによっても算出することができる。ドリフト量PAを特定するための他の方法としては、例えば、ドリフトを判定したときの単位時間あたりの充填率Rfの変化量ΔRfに式(1)を適用してドリフト量PAを算出してもよいし、車両30の走行時であれば、ドリフトを判定したときの変化量ΔRfに、走行による充填率Rfの減少量(>0)の予測値を加えた値に式(1)を適用してもよい。また、ドリフトを判定したときの第2の圧力センサ240の検出値の変化量ΔP2をそのままドリフト量PAとしてもよい。また、水素供給経路130に第2の圧力センサ240以外の第3圧力センサ(図示しない)が配置されていれば、第2の圧力センサ240にドリフトが発生したときの第2の圧力センサ240の検出値と第3の圧力センサの検出値との差分をドリフト量PAとしてもよい。
本実施形態の制御部210は、充填率Rfが所定値(閾値Th)以下になったときに、運転者に対してガス不足を通知するように構成されている。この場合、制御部210は、ステップS140の制御マップの補正にあわせて、閾値Thをドリフト量PAに応じて上昇させるように構成されていてもよい。このようにすることによって、第2の圧力センサ240のドリフトによって充填率Rfが実際よりも大きく算出された場合であっても、適切なタイミングで運転者に対して水素不足の通知をおこなうことができる。これにより、充填率Rfが実際よりも大きく算出されたことに起因する不意のガス欠の発生を抑制することができる。
図2に戻り、続いて、制御部210は、充填率Rf1、充填率Rf2の少なくとも一方が減少しているときに、単位時間あたりの減少量が予め設定された減少量よりも大きくなったか否かの判定をおこなう(ステップS150)。具体的には、制御部210は、充填率Rf1、Rf2の少なくとも一方が減少しているときに、減少している充填率Rfの単位時間あたりの減少量が、車両30において、水素の消費量が最も多い走行モードにおける充填率Rfの単位時間あたりの減少量として予め設定されている減少量よりも大きいか否かを判定する。ここで、充填率Rf1、Rf2の少なくとも一方が減少しているときとは、変化量ΔRf1<0、または/および、変化量ΔRf2<0のときである。また、充填率Rfの単位時間あたりの減少量とは、変化量ΔRf(<0)の絶対値|ΔRf|である。水素の消費量が最も多い走行モードにおける充填率Rfの単位時間あたりの減少量として予め設定されている減少量を以後、「走行モード最大減少量」(>0)とも呼ぶ。なお、充填率Rf1の単位時間あたりの減少量を評価するための走行モード最大減少量と、充填率Rf2の単位時間あたりの減少量を評価するための走行モード最大減少量とは、値が異なっていてもよいし、同じ値であってもよい。制御部210は、充填率Rf1、Rf2のいずれも単位時間あたりの減少量が走行モード最大減少量よりも小さいとき(ステップS150:NO)、処理をステップS110に戻す。
制御部210は、充填率Rf1、Rf2の少なくとも一方の単位時間あたりの減少量が走行モード最大減少量よりも大きいとき(ステップS150:YES)、単位時間あたりの減少量が走行モード最大減少量よりも大きくなった側のタンクに取り付けられている温度センサにドリフトが発生していると判定する(ステップS160)。具体的には、制御部210は、充填率Rf1の単位時間あたりの減少量が走行モード最大減少量よりも大きいとき、第1の温度センサ250のゼロ点がプラス側に自己変動し、検出値が実際の第1のタンク110内の温度よりも高い値となるドリフト(上ドリフト)が発生していると判定する。一方、制御部210は、充填率Rf2の単位時間あたりの減少量が走行モード最大減少量よりも大きいとき、第2の温度センサ260にドリフト(上ドリフト)が発生していると判定する。
図6は、温度センサ250、260にドリフトが発生したときの充填率Rfの変化を例示した説明図である。図3と同様に、図6の縦軸は、タンク110、120の充填率Rf[%]を示しており、横軸は、時間[sec]を示している。充填率Rfは、充填率Rf1、Rf2のいずれであってもよい。図6の実線は、車両30の走行時において、第2の圧力センサ240と、対応する温度センサ250、260とが正常に機能している時の充填率Rfの変化を示している。「対応する温度センサ」とは、図6の充填率Rfが第1のタンク110の充填率Rf1を示す場合には「第1の温度センサ250」のことであり、図6の充填率Rfが第2のタンク120の充填率Rf2を示す場合には「第2の温度センサ260」のことである。図6の破線は、車両30の走行時において、対応する温度センサ250、260にドリフトが発生したときの充填率Rfの変化を示している。図6の破線では、単位時間あたりの充填率Rfの減少量|ΔRf|が走行モード最大減少量より大きくなっている部分(図6のY部分)が存在する。この部分において、対応する温度センサ250、260にドリフトが発生したと考えられる。
車両30の走行時には、タンク110、120内の水素が消費されるため、走行時に充填率Rfの低下を検出しただけでは、その原因が燃料電池100の水素の消費によるものか、対応する温度センサ250、260のドラフトの発生によるものか判別することはできない。しかし、車両30の走行時における充填率Rfの減少量が、車両30において、水素の消費量が最も多い走行モードにおける充填率Rfの単位時間あたりの減少量よりも大きい場合には、充填率Rfの低下の原因が、走行による水素の消費だけではないと考えられる。すなわち、この場合には、対応する温度センサ250、260のゼロ点が自己変動(ドリフト)し、検出値が実際のタンク内の温度よりも高い値となり、算出される充填率Rfが低下したと考えられる。対応する温度センサ250、260のドリフトを検出すると、制御部210は、制御マップの補正をおこなう(ステップS170)。
図7は、温度センサのドリフトを検出したときの制御マップの補正の内容を説明するための説明図である。図7(a)は、補正前の制御マップを示しており、図7(b)は、補正後の制御マップを示している。図7(a)のハッチ領域は、図4のハッチ領域と同じである。対応する温度センサ250、260にドリフトが生じていると、温度センサ250、260が検出した温度T1、T2は、実際のタンク内の温度よりもドリフト量POだけ高い値となる。そのため、タンク内の実際の圧力と温度が、図7(a)の斜線領域に含まれる状態であっても、制御部210は、対応する温度センサ250、260の検出値に基づいて、タンク内の圧力と温度が図7(a)のハッチ領域に含まれていると判定してしまう。図7(a)の斜線領域とは、実線で示された境界ラインと、境界ラインをドリフト量POだけ下側にシフトさせた破線ラインとの間の領域であり、境界ライン上のタンク内の温度、圧力に対して、タンク内の圧力が同じ場合にタンク内の温度が最大でPOだけ少ない状態が含まれている。
制御マップの補正は、図7(b)に示すように、境界ラインを上側にシフトさせることによっておこなわれる。ここでは、境界ラインのシフト量は、ドリフト量POと等しい。これにより、制御マップの補正後の斜線領域は、補正前のハッチ領域に含まれることになる。すなわち、補正後の制御マップによれば、ドリフトが生じた対応する温度センサ250、260の検出値に基づいて、制御部210がタンク内の圧力と温度が図7(b)のハッチ領域に含まれていると判定したときに、タンク内の実際の圧力と温度が補正前のハッチ領域(図7(a))に含まれることになる。
なお、ドリフト量POの特定方法としては、任意の方法を採用することができる。例えば、上述したように、制御部210が図6の実線に示すような充填率Rfの予測値を算出するように構成されていれば、温度センサ250、260にドリフトが発生したときのセンサの実際の検出値から得られる充填率Rfと、充填率Rfの予測値との差分からドリフト量POを算出することができる。他の方法としては、温度センサ250、260の一方にドリフトが発生したときには、他方の温度センサと圧力センサは正常であると考えられる。そのため、ドリフトが発生した一方の温度センサの検出値と、他方の正常の温度センサの検出値との差分からドリフト量POを特定することができる。
制御部210は、充填率Rfが所定値(閾値Th)以下になったときに、運転者に対してガス不足を通知するように構成されていれば、ステップS170の制御マップの補正にあわせて、閾値Thをドリフト量POに応じて下降させるようにしてもよい。または、制御部210は、温度センサ250、260のどちらかのドリフトを検出すると、充填率Rf1、Rf2のうち、温度センサにドリフトが発生していない側の充填率Rfのみに基づいて、充填率Rfが閾値Th以下になったか否かを判定する構成としてもよい。このようにすることによって、温度センサにドリフトが発生しても、車両30が水素不足の状態か否かを正確に運転者に通知することができる。
以上説明した、第1実施形態の充填率制御システム20によれば、車両30の運転時のように、タンク110、120内の温度や圧力が時間とともに変動する環境下であっても、圧力センサ240と温度センサ250、260にドリフトが発生したか否かを容易に判定することができる。これにより、例えば、タンク内の水素が不足しているか否かを判定するための閾値を補正することができるため、算出される充填率Rfが実際の充填率Rfと異なっていても、不意のガス欠の発生を抑制することができる。また、タンクを保護するためのタンク内の温度と圧力の許容範囲が示された制御マップを補正することができるため、算出される充填率が実際の充填率と異なっていても、タンクを十分に保護することができる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施形態や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B−1.変形例1:
本実施形態の制御部210は、各タンク110、120の充填率Rfをそれぞれ算出するものとして説明した。しかし、制御部210は、タンク110、120のうちのいずれか一方のタンクの充填率Rfのみを算出する構成であってもよい。この場合であっても、第2の圧力センサ240や温度センサ250、260のうちの少なくとも一方についてのドリフトを検出することができる。また、本実施形態の制御部210は、水素充填時には、第1の圧力センサ230の圧力P1を用いて充填率Rf1、Rf2を算出し、水素供給時を含む水素充填時以外のときには、第2の圧力センサ240の圧力P2を用いて充填率Rf1、Rf2を算出するものとして説明した。しかし、制御部210は、水素充填時とそれ以外と時とを区別せず、第1の圧力センサ230の圧力P1を用いた充填率Rf1、Rf2と、第2の圧力センサ240の圧力P2を用いた充填率Rf1、Rf2とをそれぞれ算出する構成であってもよい。
B−2.変形例2:
本実施形態のタンク110は、制御マップを補正するときのシフト量は、算出したドリフト量と等しいものとして説明した。しかし、シフト量はドリフト量と異なっていてもよい。例えば、シフト量は予め設定された値であってもよい。この場合であっても、センサのドリフトの発生による、タンクの保護性能の低下を抑制することができる。
B−3.変形例3:
本実施形態の制御部210は、充填率Rfの状態のみによってセンサにドリフトが発生しているか否かを判定するものとして説明した。しかし、制御部210は、充填率Rfの状態のほか、P2=αT1、P2=βT2としたときの、α、βの状態に応じて、センサにドリフトが発生したか否かを判定してもよい。ここで、P2は、第2の圧力センサ240が検出した圧力であり、T1、T2は、温度センサ250、260が検出した温度である。具体的には、制御部210は、充填率Rfが上昇したとき、または、充填率Rfの減少量が所定量より大きくなった場合であっても、そのときのαの変化量が所定以下の場合には、第2の圧力センサ240や第1の温度センサ250のドリフトを判定せず、また、βの変化量が所定以下の場合には、第2の圧力センサ240や第2の温度センサ260のドリフトを判定しないように構成してもよい。各センサ240、250、260は、複数同時にドリフトが発生することはまれであるため、1つのセンサにドリフトが発生した時には、αやβの変化量が所定以上になる。充填率Rfの変化量がドリフト発生の条件を満たしていても、αやβの変化量が小さい場合には、センサのドリフトではなく、水素充填中において充填中を検出するセンサが故障している場合や、タンクや水素供給経路130において、水素が漏れている場合などセンサ以外の部分において不具合が生じている可能性が高いと考えられる。
10…燃料電池システム
20…充填率制御システム
30…車両
100…燃料電池
110…第1のタンク
111…第1のバルブアセンブリ
120…第2のタンク
121…第2のバルブアセンブリ
130…水素供給経路
131…水素供給用配管
132…供給側マニホールド
140…水素充填経路
141…水素充填用配管
142…充填側マニホールド
143…レセプタクル
210…制御部
220…通信部
230…第1の圧力センサ
240…第2の圧力センサ
250…第1の温度センサ
260…第2の温度センサ

Claims (5)

  1. タンク内のガスの充填率を制御するための充填率制御システムであって、
    前記タンク内の圧力を検出するための圧力センサと、
    前記タンク内の温度を検出するための温度センサと、
    検出された前記タンク内の圧力と温度とを用いて、前記タンク内のガスの充填率を算出する制御部と、を備え、
    前記制御部は、算出した前記充填率の単位時間あたりの変化量から、前記圧力センサまたは/および前記温度センサにドリフトが発生しているか否かを判定する、充填率制御システム。
  2. 請求項1に記載の充填率制御システムにおいて、
    前記制御部は、前記タンクがガスの充填中か否かを判定し、前記タンクがガスの充填中ではない状態において、算出した前記充填率の単位時間あたりの変化量が正の値になったときに、前記圧力センサにドリフトが発生していると判定する、充填率制御システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の充填率制御システムにおいて、
    前記充填率制御システムは、車両に搭載された燃料電池システムの一部として構成され、前記タンクには、燃料電池に供給される燃料ガスが貯蔵されており、
    前記制御部は、算出した前記充填率の単位時間あたりの減少量が、前記車両において燃料ガスの消費量が最も多い走行モードにおける前記充填率の単位時間あたりの減少量として予め設定されている減少量よりも大きいときに、前記温度センサにドリフトが発生していると判定する、充填率制御システム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の充填率制御システムにおいて、
    前記制御部は、
    算出した前記充填率と、前記充填率の過去の変化量とに基づいて、前記圧力センサおよび前記温度センサにドリフトが発生していない状態における前記充填率の予測値を算出し、
    前記圧力センサまたは/および前記温度センサにドリフトが発生していると判定すると、前記ドリフトが発生したセンサの検出値から算出した充填率と、前記予測値との差分を用いて前記ドリフト量を算出する、充填率制御システム。
  5. 請求項4に記載の充填率制御システムにおいて、
    前記制御部は、
    前記タンク内の温度と、前記温度に対応する前記タンク内の圧力の許容範囲とが示された制御マップに応じて、前記タンク内の圧力を制御し、
    前記圧力センサまたは/および前記温度センサにドリフトが発生していると判定すると、前記ドリフト量に応じて前記マップの前記温度に対応する前記タンク内の圧力の許容範囲を補正する、充填率制御システム。
JP2013019364A 2013-02-04 2013-02-04 充填率制御システム Active JP5998967B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013019364A JP5998967B2 (ja) 2013-02-04 2013-02-04 充填率制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013019364A JP5998967B2 (ja) 2013-02-04 2013-02-04 充填率制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014149065A JP2014149065A (ja) 2014-08-21
JP5998967B2 true JP5998967B2 (ja) 2016-09-28

Family

ID=51572192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013019364A Active JP5998967B2 (ja) 2013-02-04 2013-02-04 充填率制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5998967B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108870063A (zh) * 2018-07-16 2018-11-23 山东特联信息科技有限公司 气瓶充装系统及方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6102888B2 (ja) * 2014-11-07 2017-03-29 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法
JP2017125515A (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 株式会社デンソー 燃料ガス残量計算装置
JP7175210B2 (ja) * 2019-02-04 2022-11-18 東京エレクトロン株式会社 排気装置、処理システム及び処理方法
CN114475365B (zh) * 2022-01-19 2023-04-07 广东技术师范大学 用于新能源汽车的氢燃料电池异常监控方法和系统

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4623075B2 (ja) * 2007-10-24 2011-02-02 トヨタ自動車株式会社 ガス残量表示制御装置、ガス残量表示装置、および、ガス残量表示制御方法
JP2012076713A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Toyota Motor Corp 車両、充填状態報知装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108870063A (zh) * 2018-07-16 2018-11-23 山东特联信息科技有限公司 气瓶充装系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014149065A (ja) 2014-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5998967B2 (ja) 充填率制御システム
JP6191577B2 (ja) タンク装置と車両および圧力センサーの出力判定方法
KR101838355B1 (ko) 연료 전지 시스템 및 연료 전지 시스템의 제어 방법
JP6001315B2 (ja) ガス充填システム及び車両
JP5556250B2 (ja) 高圧ガス供給システムと燃料電池システム
JP6229634B2 (ja) 燃料電池システムと車両および開閉バルブの駆動不良判定方法
JP5833808B2 (ja) 移動体
US8977473B2 (en) Pressure control strategy for dual fuel compression ignition engine and machine using same
CA2911565C (en) Fuel cell system and fuel cell system control method
JP5450700B2 (ja) 移動体
US9293774B2 (en) Fluid supply system and method of controlling fluid supply system
US20140087285A1 (en) Fuel cell system
US11411234B2 (en) Fuel cell system and method for detecting abnormality of fuel cell system
US20180309146A1 (en) Vehicle with fuel cell system mounted thereon
JP5794197B2 (ja) 燃料電池システムおよびその制御方法
US11204133B2 (en) Gas control device and gas control method
JP2006158006A (ja) 燃料電池車両の制御装置
JP2020140918A (ja) 燃料電池システム
JP2011180012A (ja) 燃料電池車両及び圧力測定方法
JP2017130253A (ja) 燃料電池システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150305

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160815

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5998967

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151