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JP5996986B2 - インサート成形品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチの極盤等のインサート成形品の製造方法に関する。
従来、この種のインサート成形品の製造方法としては、例えば下記特許文献1に記載のように、下型に設けられた支持片上に載置させたインサート部材を、上型に取り付けられた押えピンにて押えて位置決めしている状態で、これら上型と下型との間に樹脂材を射出し、この射出した樹脂材が硬化する前に押えピンを後退させて、押えピンにて押えた部分に樹脂材を流し込んでシールドさせる方法が知られている。
特開2012−125931号公報
しかしながら、上記特許文献1にかかる従来技術によれば、下型に設けられた支持片上に載置させたインサート部材を上側に取り付けられた押えピンで押えて位置決めしているため、このインサート部材が下型の支持片に接触している部分は樹脂材でシールドできず、このインサート部材の全体を樹脂材でシールドできないため、より高い防水性および絶縁性が容易ではないという問題を有している。
そこで本発明は、従来技術における上記問題を解決し、インサート部材の全体を樹脂材でシールドでき、より高い防水性および絶縁性の確保が容易にできるインサート成形品の製造方法を提供することを目的とする。
この課題を解決するため、請求項1にかかる本発明は、金型内にインサート部材を設置し、溶融させた樹脂材を前記金型内に射出して前記インサート部材をインサート成形するインサート成形品の製造方法であって、前記金型内に設置されたインサート部材を押えピンにて押えて位置決めする型締め工程と、前記金型内に前記樹脂材を射出する射出工程と、前記金型内が前記樹脂材にて満たされ、かつこの樹脂材が硬化する前の状態で、前記金型の内面に沿う位置まで前記押えピンを後退させるピン移動工程と、前記樹脂材が硬化した状態で型開きして前記インサート部材がインサート成形された前記インサート成形品を取り出す取り出し工程と、を備え、前記金型は、前記樹脂材を射出するための導入口と、この導入口に連続して設けられ前記インサート成形品を成形するための成形空間と、この成形空間に連続して設けられ、充填される前記樹脂材の圧力にて前記押えピンを後退させる導入空間とを有し、前記ピン移動工程は、前記成形空間への樹脂材の充填が完了した後に、この成形空間から前記導入空間へ導入される前記樹脂材の圧力にて前記押えピンを後退させるものである。
請求項は、請求項1記載のインサート成形品の製造方法において、前記型締め工程は、互いに対向する方向に進退可能に取り付けられた一対の前記押えピンにて前記インサート部材を挟んで位置決めし、前記ピン移動工程は、前記各押えピンの先端面が前記金型の内面に沿う位置まで前記各押えピンを後退させて前記インサート部材の位置決めを解除し、このインサート部材と前記金型との間に前記樹脂材を流し込むための隙間を形成させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、金型内に設置されたインサート部材を押えピンにて押えて位置決めした後、金型内に樹脂材を射出し、樹脂材が硬化する前の状態で、金型の内面に沿う位置まで押えピンを後退させてから、樹脂材が硬化した状態で型開きしてインサート部材がインサート成形されたインサート成形品を取り出す。すなわち、金型の内面に沿う位置まで押えピンを後退させるため、この後退させた押えピンとインサート部材との間の隙間に樹脂材が流れ込み、インサート部材を押えピンにて押えた部分を、この押えピンにて押えていない部分と同様に樹脂材でシールドできる。よって、このインサート部材の全体を樹脂材でシールドでき、より高い防水性および絶縁性の確保が容易にできる。
また、金型の導入口に樹脂材を射出し、この金型の成形空間への樹脂材の充填が完了した後、この成形空間から導入空間へ導入される樹脂材の圧力にて押えピンを後退させる。すなわち、成形空間内が満たされた後に導入空間へ樹脂材が導入されるため、この成形空間内を樹脂材にて確実に満たした後に、導入空間へ導入される樹脂材にて押えピンを後退させることができるから、成形空間内への樹脂材の充填をより確実にできつつ、金型の設計のみで押えピンを後退させるタイミングを調整することができる。
さらに、互いに対向する方向に進退可能に取り付けられた一対の押えピンにてインサート部材を挟んで位置決めした状態で樹脂材を射出し、この樹脂材が硬化する前の状態で、各押えピンの先端面が金型の内面に沿う位置まで各押えピンを後退させ、インサート部材の位置決めを解除し、このインサート部材と金型との間に樹脂材を流し込むための隙間を形成させる。この結果、インサート部材を各押えピンにて押えて位置決めした各部分を、この押えピンにて押えていない部分と同様に樹脂材でシールドできる。よって、このインサート部材の全体を同様に樹脂材でシールドできるから、より高い防水性および絶縁性の確保が容易にできる。
本発明の第1実施形態によるインサート成形品の製造方法に用いられる金型の型締め状態を示す概略断面図である。 上記金型内に樹脂材を射出した状態を示す概略断面図である。 上記金型の押えピンを後退させた状態を示す概略断面図である。 上記金型の成形空間および導入空間を示す概略平面図である。 上記金型の成形空間および導入空間を示す概略断面図である。 上記金型で製造されたインサート成形品を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態によるインサート成形品の製造方法に用いられるインサート部材を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 上記インサート部材をインサート成形するための金型内に樹脂材を射出した状態を示す概略断面図である。 上記金型の押えピンを後退させた状態を示す概略断面図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係るインサート成形品の製造方法について図1ないし図6を参照して説明する。
<全体構成>
このインサート成形品Aの製造方法に用いられる製造装置1は、2プレートタイプのインサート成形装置であって、インサート成形品Aにインサート成形されるインサート部材(ターミナル)としての導電プレートBの高度な防水性能および絶縁性能を確保することを目的としたものである。ここで、導電プレートBは、例えば銅等の導電性を有する金属材料等にて形成された導電板であって、例えばスイッチの極盤・ターミナルや固定接点等の役目を果たす部分となる。具体的に、この導電プレートBは、インサート成形品Aにインサート成形された後においては、図6に示すように、この導電プレートBの全体である全部分が絶縁性樹脂Cにてシールドされ、防水性および絶縁性が確保された構造とされている。
製造装置1は、上型2と下型3とで構成された金型4を備えている。そして、この製造装置1は、金型4の上型2と下型3との間の樹脂充填領域である成形部としての成形空間5に導電プレートBを設置して載置してから、これら上型2と下型3とを型締めした状態で、これら上型2と下型3との間の成形空間5に樹脂材である絶縁性樹脂Cを射出して注入することにより、導電プレートBがインサート成形されたインサート成形品Aが製造される。具体的に、金型4は、この金型4の上側の約2分の1を構成する上型2と、この金型4の下側の約2分の1を構成する下型3とからなる。
<上型>
金型4の上型2の下面であるパーティングラインとしての成形面2aには、下方に開口した断面略凹状の成形領域となる上型空間21が設けられている。この上型空間21の底部21aには、この上型空間21から上型2の外部に向けて貫通したピン挿通孔22が穿設されている。これらピン挿通孔22は、所定の間隔を空けて、例えば3本ほど設けられている。そして、上型2の上型空間21の開口縁には、図5に示すように、この上型空間21内に絶縁性樹脂Cを注入するための導入口としての樹脂注入口23が設けられている。
この樹脂注入口23は、図4および図5に示すように、上型2の上下方向に沿って設けられており、この樹脂注入口23の下端側が屈曲されて上型空間21に連通するゲート23aが設けられている。このゲート23aは、先端側が上空間21に連通しており、樹脂注入口23から射出される絶縁性樹脂Cを、この樹脂入口23から成形空間5へ導入させる。
さらに、上型2の各ピン挿通孔22には、細長円柱状の押えピン24がそれぞれ挿通されて取り付けられ、これら押えピン24は、各ピン挿通孔22に挿通されて貫通させた状態で、これらピン挿通孔22の軸方向に沿って進退可能に取り付けられている。また、これら各押えピン24の先端には、軸方向に直交する水平な押え面24aが形成され、これら押え面24aは、金型4内に収容された導電プレートBの上面側を押えて位置決めする部分とされている。
そして、これら各押えピン24の上型2から突出している基端側は、これら押えピン24を同時に連動させて進退移動させるための移動プレート25に取り付けられて固定されている。この移動プレート25は、上型2の上側に位置する上面2bに沿って並行に取り付けられ、この移動プレート25に対向して設置された支持プレート26との間に弾性部材としてのスプリング27が取り付けられ、このスプリング27によって上型2の上面2b側に付勢されている。このスプリング27は、支持プレート26と移動プレート25との間に、所定の間隔を空けて複数、例えば2本ほど設置されており、これら各スプリング27の軸方向を移動プレート25の厚さ方向に沿わせて取り付けられている。
ここで、支持プレート26は、上型2の上面2bとの間に所定の間隔Dを空けて並行に取り付けられて固定されている。具体的に、この所定の間隔Dは、各押えピン24にて導電プレートBを位置決めする際の上型2の底部21aからの突出距離より大きな間隔とされている。そして、移動プレート25は、この所定の間隔Dに上下方向に沿って移動可能に取り付けられ、この移動プレート25と支持プレート26との間にスプリング27が取り付けられている。さらに、この移動プレート25には、この移動プレート25を上下方向に移動させることよって各押えピン24を進退移動させる上型用のピン抜き機構28が取り付けられている。
このピン抜き機構28は、図4および図5に示すように、上型2の上空間21に連続して設けられた断面凹状のゲート面28aを有している。このゲート面28aは、ゲート23aが形成されている位置から成形空間5の周方向に向けて約90度の角度を成す位置に連通して設けられている。また、このゲート面28aは、上型2の下面に直線状に形成されており、このゲート面28aの先端部が上空間21に連通し、このゲート面28aの基端部には、上下方向に沿った軸方向を有する導入空間としてのシリンダ部28bが設けられている。このシリンダ部28bは、円筒状に形成されており、このシリンダ部28bの下面である底面が型締め時に下型3の上面にて閉塞される構成とされている。また、このシリンダ部28bには、上端側が移動プレート25に連結されたピストン部28cが上下方向に摺動可能に挿入されて取り付けられており、このシリンダ部28b内に導入される絶縁性樹脂Cの圧力にてスプリング27の弾性力に抗して移動プレート25を上方に移動させる構成とされている。
すなわち、このピン抜き機構28は、金型4の成形空間5が絶縁性樹脂Cにて満たされた後にゲート面28aを介してシリンダ部28bへ導入される絶縁性樹脂Cの圧力にてピストン部28cを押圧してスプリング27の弾性力に抗して移動プレート25を上方に移動させる。よって、このピン抜き機構28は、インサート成形品Aを成形した後に金型4を開き、このインサート成形品Aとともに上型2のゲート面28aおよびシリンダ部28b内に充填された絶縁性樹脂Cを取り除くことによって、各スプリング27の弾性力にて移動プレート25とともにピストン部28cが押圧されて下方へ移動し、各ピン挿通孔22から押えピン24の押え面24aがそれぞれ所定距離ほど突出した状態へ復帰させる。
<下型>
一方、下型3は、上型2と同様に構成されており、この下型3の上面であるパーティングラインとしての成形面3aに形成された断面略凹状の成形領域となる下型空間31を、上型2の上型空間21に対向させた状態とされて取り付けられている。具体的に、この下型3の下型空間31の底部31aには、この下型空間31から下型3の外部に向けて貫通したピン挿通孔32が穿設されている。これらピン挿通孔32は、上型2の各ピン挿通孔22に同心状に連通するように対向させて、例えば3本ほど設けられている。
さらに、下型3の各ピン挿通孔32には、細長円柱状の押えピン34がそれぞれ挿通されて取り付けられ、これら押えピン34は、各ピン挿通孔32に挿通されて貫通させた状態で、これらピン挿通孔32の軸方向に沿って進退可能に取り付けられている。これら押えピン34は、上型2の各ピン挿通孔22に挿通されて取り付けられた各押えピン24に等しい外径寸法に形成され、下型3の下空間31に上型2の上型空間21を向かい合わせて型締めした状態で、これら各押えピン24に対向する位置に取り付けられ、これら押えピン24に対向する方向に進退可能に取り付けられている。また、これら各押えピン34の先端には、軸方向に直交する水平な押え面34aが形成されている。そして、これら押え面34aは、下型3の下空間31に載置された導電プレートBを押えて位置決めする部分とされている。
そして、これら各押えピン34の下型3から突出している基端側は、これら押えピン34を同時に連動させて進退移動させるための移動プレート35に取り付けられて固定されている。この移動プレート35は、下型3の下側に位置する下面3bに沿って並行に取り付けられており、この移動プレート35に対向して設置された支持プレート36との間に弾性部材としてのスプリング37が取り付けられ、このスプリング37によって下型3の下面3b側に付勢されている。このスプリング37は、支持プレート36と移動プレート35との間に、所定の間隔を空けて複数、例えば2本ほど設置されており、これら各スプリング37の軸方向を移動プレート35の厚さ方向に沿わせて取り付けられている。
ここで、支持プレート36は、下型3の下面3bとの間に所定の間隔Eを空けて並行に取り付けられて固定されている。この所定の間隔Eは、各押えピン34にて導電プレートBを位置決めする際の下型3の底部31aからの突出距離より大きな間隔とされている。そして、移動プレート35は、この所定の間隔Eに上下方向に沿って移動可能に取り付けられ、この移動プレート35と支持プレート36との間にスプリング37が取り付けられている。さらに、この移動プレート35には、この移動プレート35を上下方向に移動させることよって各押えピン34を進退移動させる下型用のピン抜き機構38が取り付けられている。
このピン抜き機構38は、図4および図5に示すように、下型3の下空間31に連続して設けられた断面凹状のゲート面38aを有している。このゲート面38aは、ゲート23aが形成されている位置から成形空間5の周方向に向けて約90度の角度を成す位置であって、上型2のゲート面28aが形成されている位置の反対側の対向した位置に連通して設けられている。また、このゲート面38aは、下型3の上面に直線状に形成されており、このゲート面38aの先端部が下空間31に連通し、このゲート面38aの基端部には、上下方向に沿った軸方向を有する導入空間としてのシリンダ部38bが設けられている。このシリンダ部38bは、円筒状に形成されており、このシリンダ部38bの上面である底面が型締め時に上型2の下面にて閉塞される構成とされている。また、このシリンダ部38bには、下端側が移動プレート35に連結されたピストン部38cが上下方向に摺動可能に挿入されて取り付けられており、このシリンダ部38内に導入される絶縁性樹脂Cの圧力にてスプリング37の弾性力に抗して移動プレート35を下方に移動させる。
すなわち、ピン抜き機構38は、金型4の成形空間5が絶縁性樹脂Cにて満たされた後にゲート面38aを介してシリンダ部38bへ導入される絶縁性樹脂Cの圧力にてピストン部38cを押圧してスプリング37の弾性力に抗して移動プレート35を上方に移動させる。よって、このピン抜き機構38は、インサート成形品Aを成形した後に金型4を開き、このインサート成形品Aとともに下型3のゲート面38aおよびシリンダ部38b内に充填された絶縁性樹脂Cを取り除くことによって、各スプリング37の弾性力にて移動プレート35とともにピストン部38cが押圧されて上方へ移動し、各ピン挿通孔32から押えピン34の押え面34aがそれぞれ所定距離ほど突出した状態へ復帰させる。
<製造方法>
次に、上記製造装置1を用いたインサート成形品Aの製造方法について説明する。
<設置工程>
まず、金型4が型開きされ、下型3の各ピン挿通孔32から押えピン34の押え面34aのそれぞれが下型3の下型空間31の底31aより下型空間31内へ所定距離ほど突出した状態で、この下型3の下空間31の中央に導電プレートBを設置する。このとき、この導電プレートBの下面は、各押えピン34の押え面34a上に載置された状態とされる。一方、上型2の各ピン挿通孔22に挿通されている各押えピン24は、スプリング27による弾性力にて移動プレート25が上型2の上面2bへ当接するように付勢され、これら各押えピン24の押え面24aが上型2の上型空間21の底部21aより上空間21内へ所定距離ほど突出した状態とされている。
<型締め工程>
この状態で、これら下型3および上型2を近づく方向に相対的に移動させて、これら下型3の成形面3aと上型2の成形面2aとを接触させて型締めする。このとき、図1に示すように、この上型2の各ピン挿通孔22から上型空間21内へ突出している各押えピン24の押え面24aによって、下型3の下空間31内に設置されている導電プレートBが上側から押えられ、下型3の各ピン挿通孔32から下型空間31内へ突出している各押えピン34との間で挟持されて位置決め固定される。
また、これら下型3と上型2との型締めによって、図4および図5に示すように、下型3の上面にて上型2のゲート面28aおよびシリンダ部28bの下面のそれぞれが閉塞されて密閉されるとともに、この上型2の下面にて下型3のゲート面38aおよびシリンダ部え8bの上面のそれぞれが閉塞されて密閉される。
<射出工程>
この後、溶融させた絶縁性樹脂Cを上型2の樹脂注入口23から金型4内へ徐々に注入していき、図2に示すように、この絶縁性樹脂Cを上型2のゲート23aを介して金型4内の成形空間5に射出させる。このとき、絶縁性樹脂Cは、各押えピン24,34が位置する部分を除いた成形空間5内を満たしていき、これら各押えピン24,34の周囲を覆っていき、この成形空間5内への絶縁性樹脂Cの充填が完了される。
<ピン移動工程>
そして、この絶縁性樹脂Cが金型4内の成形空間5に射出され、この成形空間5が絶縁性樹脂Cにて満たされた後、この絶縁性樹脂Cが成形空間5から各ゲート面28a,38aを介して各シリンダ部28b,38b内へと導入されていく。そして、これら各シリンダ部28b,38b内に導入され充填された絶縁性樹脂Cの圧力の上昇によって、ピストン部28cが上方へ押し上げられ、各押えピン24の押え面24aが上型2の上型空間21の底部21aに沿う位置、すなわち面一位置となるまで、スプリング27の弾性力に抗して移動プレート25が上方に移動され、これら各押えピン24を後退移動させる。また同時に、シリンダ部38b内に充填された絶縁性樹脂Cの圧力の上昇により、ピストン部38cが下方へ押し下げられ、各押えピン34の押え面34aが下型3の下型空間31の底部31aに沿う位置、すなわち面一位置となるまで、スプリング37の弾性力に抗して移動プレート35が下方に移動され、これら各押えピン34を後退移動させる。
このとき、これら各押えピン24,34は、絶縁性樹脂Cが硬化(液体から個体に状態変化)する前の状態、すなわち後退させた押えピン24,34と導電プレートBとの間の隙間に絶縁性樹脂Cを廻し充填可能な状態で、後退移動される。そして、これら押えピン24,34を後退させる速度としては、これら押えピン24,34による導電プレートBの位置決めが解除され、これら押えピン24,34を上方または下方へ移動させる際に、導電プレートBと押えピン24,34との間に絶縁性樹脂Cが廻って流れ込むことによって、この導電プレートBが金型4の成形空間5内の所定位置からずれない程度に調整されている。
さらに、金型4の成形空間5に射出された絶縁性樹脂Cは、押えピン24,34が後退して引き抜かれて抜去されてくことと同時に、これら押えピン24,34が位置していた空間に充填されていき、これら各押えピン24,34の押え面24a,34aと導電プレートBとの間に形成される隙間へ充填される。ここで、この金型4の成形空間5内においては、絶縁性樹脂Cが充填されていることから、この成形空間5内での絶縁性樹脂Cによる圧力(加圧)によって導電プレートBが位置決め保持されており、各押えピン24,34を後退させる際においても、この導電プレートBが絶縁性樹脂Cの圧力によって位置決め保持されている。
<取り出し工程>
そして、金型4の成形空間5に射出された絶縁性樹脂Cが硬化(固化)した後の状態で、この金型4の上型2と下型3とを引き離すように相対的に移動させて型開きし、導電プレートBの全部分が絶縁性樹脂Cにてシールドされて被覆されたインサート成形品Aを、金型4の成形空間5内から取り出す。このとき、このインサート成形品Aを金型4の成形空間5から取り出す際においては、このインサート成形品Aとともに、ゲート23aおよびゲート面28a,38aを介して樹脂注入口23およびシリンダ部28b,38bに充填され硬化した絶縁性樹脂Cがそれぞれ取り外される。
さらに、このインサート成形品Aとともに上型2のゲート面28aおよびシリンダ部28b内に充填された絶縁性樹脂Cが取り除かれることによって、各スプリング27の弾性力にて移動プレート25とともにピストン部28cが押圧されて下方へ移動し、各ピン挿通孔22から押えピン24の押え面24aがそれぞれ所定距離ほど突出した状態へ復帰される。また同様に、インサート成形品Aとともに下型3のゲート面38aおよびシリンダ部38b内に充填された絶縁性樹脂Cが取り除かれることによって、各スプリング37の弾性力にて移動プレート35とともにピストン部38cが押圧されて上方へ移動し、各ピン挿通孔32から押えピン34の押え面34aがそれぞれ所定距離ほど突出した状態へ復帰される。
<効果>
前述のように、金型4の上型2および下型3の各ピン挿通孔22,32に取り付けた押えピン24,34を用い、この金型4の成形空間5に設置された導電プレートBの上面および下面を各押えピン24,34にて挟持して位置決め固定した状態で、この成形空間5に、溶融した絶縁性樹脂Cを射出し、この絶縁性樹脂Cの硬化前の状態で、各押えピン24,34を後退させる。さらに、この絶縁性樹脂Cの硬化後に、金型4の上型2と下型3とを型開きして、導電プレートBの全部分、すなわち全体が絶縁性樹脂Cにてシールドされて被覆されたインサート成形品Aを金型4の成形空間5から取り出す構成とした。
この結果、金型4を型締めした状態においては、この金型4の成形空間5内に設置された導電プレートBが上型2の押えピン24の押え面24aと下型3の押えピン34の押え面34aとの間に挟持され、これら各押えピン24,34にて確実に位置決め保持した状態で、この金型4の成形空間5内に絶縁性樹脂Cを射出できる。
また、絶縁性樹脂Cを金型4の成形空間5に射出した後においては、この絶縁性樹脂Cが硬化する前の状態で、各押えピン24,34の押え面24a,34aが上型2または下型3の底部21a,31aと面一になる位置まで後退される。このため、これら後退させた各押えピン24,34の押え面24a,24aと導電プレートBとの間の隙間(空間)に絶縁性樹脂Cを廻らせて充填できる。さらに、金型4の成形空間5に絶縁性樹脂Cが充填されていることにより、この成形空間5内での絶縁性樹脂Cの圧力にて導電プレートBが位置決め保持され、各押えピン24,34を後退させる際においても、この導電プレートBを絶縁性樹脂Cの圧力にて位置決め保持し続けることができる。
よって、これら各押えピン24,34にて金型4内の導電プレートBを押えることにより、この導電プレートBを確実に位置決め保持できるとともに、これら各押えピン24にて押えた部分に絶縁性樹脂Cを充填して被覆して、この押えピン24にて押えた部分の導電プレートBの露出を防止してシールドでき、この導電プレートBの全部分を絶縁性樹脂Cにてシールドして被覆できる。
したがって、導電プレートBの各押えピン24,34にて押えられた部分を確実に絶縁性樹脂Cで被覆して絶縁でき、この導電プレートBの一部が露出することによる、この導電プレートBが露出した部分への水滴や粉塵等の入り込みを確実に防止できる。よって、この導電プレートBの全体がシールドされたインサート成形品Aに対し、より高度な防水性能をおよび高絶縁性を施すことができ、このインサート成形品Aの使用用途の限定を少なくできる。
さらに、上型2および下型3の底部21a,31aに沿う位置まで各押えピン24,34を後退させる構成とし、これら後退させた押えピン24,34と導電プレートBとの間の隙間に絶縁性樹脂Cを流れ込む構成としたことにより、この導電プレートBを押えピン24,34にて押えていた各部分を、これら押えピン24,34にて押えていない部分と同様に絶縁性樹脂Cにて面一にシールドできる。よって、この導電プレートB全体を絶縁性樹脂Cにて同一にシールドでき、より高い防水性および絶縁性の確保が容易にできる。
また、金型4の成形空間5に連通させたゲート面28a,38aを介してシリンダ部28b,38bを設け、このシリンダ部28b,38bに絶縁性樹脂Cを導入させ、この絶縁性樹脂Cの圧力にて各ピストン部28c,28cを押圧して上型2および下型3それぞれの移動プレート25,35を移動させて各押えピン24,34を後退駆動させる構成とした。この結果、樹脂注入口23からゲート23aを介して導入されてくる絶縁性樹脂Cが成形空間5に満たされた後、この成形空間5から各ゲート面28a,38aを介して各シリンダ部28b,38bへ絶縁性樹脂Cを導入させることができるから、成形空間5への絶縁性樹脂Cの充填を確実に維持できつつ、各押えピン24,34を後退させるピン抜きのタイミングのばらつきを無くすことができる。
また同時に、成形空間5への絶縁性樹脂Cの充填を確実に維持できることから、各押えピン24,34を後退移動させた後における導電プレートBのずれをより確実に抑制することができるともに、この導電プレートB全体が絶縁性樹脂Cにて被覆されたインサート成形品Aの反りや減りを防止でき、このインサート成形品Aの品質をより向上させることができる。
また、インサート成形品Aを被覆する絶縁性樹脂Cにて各ピストン部28c,38cを押圧して移動プレート25,35を移動させて各押えピン24,34を後退移動させる構成としたことにより、インサート成形品Aを被覆する媒体と同一の媒体である絶縁性樹脂Cで、各押えピン24,34を後退移動させることができる。よって、これら各押えピン24,34を後退移動させるための駆動源として、油圧機構やサーボモータ等の電動機構を設ける必要がない。またこの場合には、各押えピン24,34を後退させるタイミングを検出するための圧力検出機構を金型4内に設けたり、各押えピン24,34を後退させるタイミング等をコントロールしたりする必要がない。
さらに、これら各押えピン24,34を後退移動させる動力を一つの金型4内で確保することができるとともに、この金型4の各ゲート面28a,38aの断面積や長さ、あるいは各シリンダ部28b,38bの断面積等を適宜調整することによって、各押えピン24,34を後退させるタイミングやスピードを調整することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態のインサート成形品の製造装置1Bについて、図7ないし図9を参照して説明する。
具体的に、この製造装置1Bに用いられる導電プレートBは、図7に示すように、一対の位置決め用の貫通穴B1が設けられている。これら一対の貫通穴B1は、図7(a)に示すように、円環状の導電プレートBの中心を基準として対向する位置に設けられ、図7(b)に示すように、この導電プレートBの厚さ方向に貫通した形状とされている。
一方、図8および図9に示すように、製造装置1Bの下側の押えピン34は、円柱状のピン本体34bを備え、このピン本体34bの中心に設けられている取付穴34c内に、細長円柱状の位置決めピン34dが軸方向に摺動可能に挿入されて取り付けられている。この位置決めピン34dは、導電プレートBの貫通穴B1の内径寸法にほぼ等しい外径寸法であって、ピン本体34bの軸方向の長さ寸法に等しい長さ寸法を有する細長円柱状に形成され、この位置決めピン34dの先端部を導電プレートBの貫通穴B1に嵌合可能な形状とされている。
さらに、位置決めピン34dの基端部には、弾性部材としてのスプリング34eが取り付けられており、このスプリング34eの上端側を下方からピン本体34b内に挿入させた状態で、このピン本体34b内に進退可能に取り付けられている。これらスプリング34eの下端側は、移動プレート35の上面に設けられたスプリング収容凹部34fに挿入されて取り付けられている。
ここで、これらスプリング収容凹部34fは、ピン本体34bの取付穴34cの内径寸法より若干小さな内径寸法に形成されており、位置決めピン34dの下端側が挿入せずに係止される形状とされている。よって、各スプリング34eは、スプリング収容凹部34fの内径寸法より若干小さな外径寸法を有する螺旋状(コイル状)に形成されている。
すなわち、これらスプリング34eは、金型4の成形空間5内に射出される絶縁性樹脂Cの圧力より小さな弾性力に調整されており、下端側が移動プレート35のスプリング収容凹部34fに挿入されて取り付けられ、上端側が押えピン34のピン本体34b内に挿脱可能とされつつ、位置決めピン34dの基端部とスプリング収容凹部34fの底面との間に取り付けられている。
なお、上記第2実施形態においては、上側の押えピン24は、下側の押えピン34とは異なる位置を押える構成とされており、本実施形態に係る各図においては、その構成が省略されている。また、その他の構成においても、上記第1実施形態と同一の構成については、その説明を省略している。
<作用効果>
上記第2実施形態の製造装置1Bは、図8に示すように、各押えピン34のピン本体34bの先端側から位置決めピン34dの先端部を突出させた状態で、これら各押えピン34上に導電プレートBが設置され、この導電プレートBの各貫通穴B1に各位置決めピン34の先端部を嵌合させて位置決めさせる。この状態で、樹脂注入口23から絶縁性樹脂Cが導入され、この絶縁性樹脂Cにて成形空間5内が満たされた場合に、導電プレートBの各貫通穴B1の上側から流れ込んでくる絶縁性樹脂Cの圧力にて、図9に示すように、各押えピン34の位置決めピン34dが移動プレート35の上面にて係止され、これら各押えピン34のピン本体34bの上端面に沿う位置、すなわち面一位置となるまで、各スプリング34eの弾性力に抗して各位置決めピン34dが後退移動される。
またこのとき、充填された絶縁性樹脂Cが成形空間5から各ゲート面38aを介して各シリンダ部38b内へと導入され、この絶縁性樹脂Cの圧力によって、ピストン部38cが下方へ移動され、各押えピン34の押え面34aが下型3の下型空間31の底部31aに沿う位置まで、スプリング37の弾性力に抗して移動プレート35を下方に移動させ、これら各押えピン34を後退移動される。
以上から、押えピン34の位置決めピン34dの先端部を導電プレートBの貫通穴B1に嵌合させて位置決めすることにより、この導電プレートBを金型4内により正確かつ確実に位置決めすることができる。また、この金型4の成形空間5に導入させる絶縁性樹脂Cの圧力にて各位置決めピン34dを後退させる構成としたことにより、この位置決めピン34dを下型空間31の底部31aに沿った位置まで後退させることができ、この位置決めピン34dにて位置決めした部分も他の部分と同様に下型空間31の底部31aに沿って絶縁性樹脂Cを充填でき、この絶縁性樹脂Cにて被覆することができる。
なお、上記第2実施形態では、下型の押えピン34をピン本体34bに位置決めピン34dを挿通させた二重ピンとしたが、上側の押えピン24についても同様にピン本体34bに位置決めピン34dを挿通させた二重ピンとしてもよい。また、上型の押えピン24にて位置決めする位置と、下型の押えピン34にて位置決めする位置とを直線状に対向させず、これら押えピン24,34にて押える位置をずらすことにより、これら各押えピン24,34のそれぞれを二重ピンとすることもできる。
[その他]
上記各実施形態では、金型4内に設置した導電プレートBを押えピン24,34にて押えて位置決めした状態で絶縁性樹脂Cを金型4内に射出してから押えピン24,34を後退させる方法としたが、金型4内に設置した導電プレートBを押えピン24,34にて位置決めした状態で、この導電プレートBの一部を切断してから絶縁性樹脂Cを射出した後に各押えピン24,34を後退させる方法ともできる。
さらに、インサート部材として導電性を有する導電プレートBを用いたが、本発明に用いるインサート部材としては、絶縁性を有する部材であっても良い。また、金型4内に射出する樹脂材としては、絶縁性を有する樹脂材、すなわち絶縁性樹脂Cのほか、導電性を有する樹脂材等でも用いることができる。
また、金型4の上型2および下型3のいずれか一方を移動型とし、これら上型2および下型3のいずれか他方を固定型としたり、これら上型2および下型3のそれぞれを移動型としたりもできる。
1,1B 製造装置
2 上型
2a 成形面
2b 上面
3 下型
3a 成形面
3b 下面
4 金型
5 成形空間
21 上型空間
21a 底部
22 ピン挿通孔
23 樹脂注入口
23a ゲート
24 押えピン
24a 押え面
25 移動プレート
26 支持プレート
27 スプリング
28 ピン抜き機構(上側)
28a ゲート面
28b シリンダ部
28c ピストン部
31 下型空間
31a 底部
32 ピン挿通孔
34 押えピン
34a 押え面
34b ピン本体
34c 取付穴
34d 位置決めピン
34e スプリング
34f スプリング収容凹部
35 移動プレート
36 支持プレート
37 スプリング
38 ピン抜き機構(下側)
38a ゲート面
38b シリンダ部
38c ピストン部
A インサート成形品
B 導電プレート(インサート部材)
B1 貫通穴
C 絶縁性樹脂(樹脂材)
D 所定の間隔(上側)
E 所定の間隔(下側)

Claims (2)

  1. 金型内にインサート部材を設置し、溶融させた樹脂材を前記金型内に射出して前記インサート部材をインサート成形するインサート成形品の製造方法であって、
    前記金型内に設置されたインサート部材を押えピンにて押えて位置決めする型締め工程と、
    前記金型内に前記樹脂材を射出する射出工程と、
    前記金型内が前記樹脂材にて満たされ、かつこの樹脂材が硬化する前の状態で、前記金型の内面に沿う位置まで前記押えピンを後退させるピン移動工程と、
    前記樹脂材が硬化した状態で型開きして前記インサート部材がインサート成形された前記インサート成形品を取り出す取り出し工程と、
    を備え、
    前記金型は、前記樹脂材を射出するための導入口と、この導入口に連続して設けられ前記インサート成形品を成形するための成形空間と、この成形空間に連続して設けられ、充填される前記樹脂材の圧力にて前記押えピンを後退させる導入空間とを有し、
    前記ピン移動工程は、前記成形空間への樹脂材の充填が完了した後に、この成形空間から前記導入空間へ導入される前記樹脂材の圧力にて前記押えピンを後退させる
    ことを特徴とするインサート成形品の製造方法。
  2. 請求項1記載のインサート成形品の製造方法において、
    前記型締め工程は、互いに対向する方向に進退可能に取り付けられた一対の前記押えピンにて前記インサート部材を挟んで位置決めし、
    前記ピン移動工程は、前記各押えピンの先端面が前記金型の内面に沿う位置まで前記各押えピンを後退させて前記インサート部材の位置決めを解除し、このインサート部材と前記金型との間に前記樹脂材を流し込むための隙間を形成させる
    ことを特徴とするインサート成形品の製造方法。
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