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JP5995789B2 - シート搬送装置、画像読取装置、及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、画像読取装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、搬送ローラーを駆動させるために複数種類の駆動モーターを備えたシート搬送装置、前記シート搬送装置を備えた画像読取装置、及び前記シート搬送装置を備えた画像形成装置に関する。
シートの画像を読み取る画像読取装置、又はシートに画像を形成する画像形成装置などには、シートを搬送するシート搬送装置が搭載されている。シート搬送装置は、低コスト化の実現と搬送ローラーが使用される場所において要求される仕様とに応じて、搬送ローラーの駆動源として複数種類のモーターを搭載している。例えば、高い位置決め精度が求められる場所に用いられる搬送ローラーの駆動源には、ステッピングモーターが適用される。また、高い位置決め精度が求められない場所や高い負荷がかかる場所に用いられる搬送ローラーの駆動源には、DCモーターや誘導モーターなどの高トルクモーターが適用される。高トルクモーターと搬送ローラーとの駆動伝達経路は、クラッチで連結可能に構成されており、前記クラッチが制御されることにより高トルクモーターの駆動力が搬送ローラーに伝えられる。
このようなシート搬送装置において、シート搬送路の上流側に高トルクモーター及びクラッチで駆動される搬送ローラーが設けられ、シート搬送路の下流側にステッピングモーターにより駆動される搬送ローラーが設けられている。この構成において、クラッチの連結タイミングとステッピングモーターの駆動開始タイミングとがずれると、シートの搬送時に不具合が生じる。具体的には、クラッチの連結タイミングがステッピングモーターの駆動開始タイミングよりも早すぎると、シートが下流側の搬送ローラーに当たってシートが撓んでしまい、搬送ガイド面に撓んだシートが当たるときに接触音が発生する。逆に、クラッチの連結タイミングがステッピングモーターの駆動開始タイミングよりも遅すぎると、下流側の搬送ローラーだけではシートを搬送することができず、ステッピングモーターに高い負荷がかかり、脱調する問題がある。また、シートが引っ張られてシートが損傷するおそれもある。
一般に、クラッチは、製造バラツキや経年変化が大きいため、クラッチの連結タイミングとステッピングモーターの駆動開始タイミングとを設計及び製造段階で一律に決めることができず、製造された後にそれぞれのシート搬送装置ごとに調整する必要がある。
そのため、一般的なシート搬送装置においては、製品製造後に、クラッチの連結タイミングとステッピングモーターの駆動開始タイミングとの合わせ込みが行われている。なお、特許文献1及び特許文献2には、ステッピングモーターの出力電圧又は出力電流を検出して、検出結果に基づいて供給電流量を増加し、ステッピングモーターのトルクを増加することにより、脱調を防止するステッピングモーター制御装置及び媒体搬送制御装置が記載されている。
特開平6−133593号公報 特開平9−295722号公報
しかしながら、製品製造後におけるタイミングの合わせ込みでは、製造バラツキによるタイミングのずれを調整できるが、経年変化によるタイミングのずれを調整することができない。また、前記特許文献1及び前記特許文献2に開示された方法では、下流側のステッピングモーターが脱調することを防止できるが、クラッチの連結タイミングとステッピングモーターの駆動開始タイミングとを調整することができない。
従って、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、搬送路の搬送方向の下流側にある搬送ローラーを駆動する第2モーターの駆動開始タイミングに対して、搬送路の搬送方向の上流側にある第1搬送ローラーの連結手段の連結タイミングを調整することが可能なシート搬送装置、画像読取装置、及び画像形成装置を提供することにある。
本発明に係るシート搬送装置は、第1搬送ローラー、第1駆動モーター、連結手段、第2搬送ローラー、第2駆動モーター、検出手段、及びタイミング変更手段を備える。前記第1搬送ローラーは、シートの搬送路に設けられている。前記第1駆動モーターは、前記第1搬送ローラーに駆動力を供給する。前記連結手段は、前記第1駆動モーターと前記第1搬送ローラーとの駆動伝達経路を連結する。前記第2搬送ローラーは、前記第1搬送ローラーよりも前記搬送路におけるシート搬送方向の下流側に設けられている。前記第2駆動モーターは、入力される駆動信号に同期して駆動されることにより前記第2搬送ローラーを回転駆動させる。前記検出手段は、前記連結手段に対して前記連結手段を非連結から連結させるための切替信号が出力された後に、駆動中の前記第2駆動モーターにかかる負荷の負荷値を検出する。前記タイミング変更手段は、前記検出手段によって検出された前記負荷値と前記第2駆動モーターの負荷に関して予め定められた設定値とを比較し、その比較結果に応じて前記切替信号が出力されてから前記第2駆動モーターを駆動させるまでの間隔を変更することにより前記連結手段の連結タイミングを変更する。本発明のシート搬送装置の構成によれば、前記第1搬送ローラーの駆動開始タイミングと、前記第2搬送ローラーの駆動開始タイミングとを調整することができる。
また、本発明に係る画像読取装置は、前記シート搬送装置及び画像読取手段を備える。前記画像読取手段は、前記シート搬送装置により搬送されるシートの画像を読み取る。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記シート搬送装置及び画像形成手段を備える。前記画像読取手段は、前記シート搬送装置により搬送されるシートに画像を形成する。
本発明によれば搬送路の上流側にある搬送ローラーを駆動するために連結するクラッチの連結タイミングと搬送路の下流側にある搬送ローラーを駆動するステッピングモーターの駆動開始タイミングとを調整することができる。
本発明の実施形態に係る複合機の概略構成を模式的に示す断面図。 画像形成部のレジストローラー付近の概略構成を模式的に示す断面図。 用紙搬送装置70における制御システムの構成を示すブロック図。 ステッピングモーター制御装置の概略構成を示すブロック図。 制御部により実行される起電力取得処理の手順の一例を示すフローチャート。 ステッピングモーター制御装置により負荷を検出する一例を示すタイミングチャート。 制御部によるクラッチ連結とステッピングモーター駆動開始との関係を示すタイミングチャート。 制御部によるクラッチ連結タイミング調整処理の一例を示すフローチャート。 制御部によるクラッチの第2連結タイミング調整処理の他の例を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[実施形態]
<複合機100の概略構成>
まず、本発明の実施形態の複合機100の概略構成について説明する。
図1に示されるように、前記複合機100は、画像読取部1、ADF(Automatic Document Feeder)2、画像形成部3(画像形成装置の一例)、給紙部4、制御部5(図3参
照)、及び操作表示部6(指示手段の一例)等を備えた画像処理装置である。前記操作表示部6は、前記制御部5からの制御指示に従って各種の情報を表示し、ユーザー操作に応じて前記制御部5に各種の情報を入力するタッチパネル等である。ここで、図1(A)は、前記複合機100の正面図であり、図1(B)は、前記画像読取部1の平面図である。
なお、前記画像読取部1及び前記ADF2を組み合わせたものが本発明の画像読取装置の一例である。前記複合機100は、本発明の画像読取装置及び画像形成装置の一例に過ぎない。例えば、本発明は、プリンター、FAX装置、複写機等であってもよい。
前記画像読取部1は、用紙Pから画像データを取得する。前記画像読取部1は、用紙カバー2A、コンタクトガラス11、読取ユニット12、ミラー13、ミラー14、光学レンズ15、及びCCD(Charge Coupled Device)16等を備えた画像読取手段である。
前記コンタクトガラス11は、前記画像読取部1の上面に設けられており、前記複合機100の画像読取対象となる用紙Pが載置される透明な用紙台である。
前記用紙カバー2Aは、必要に応じて前記コンタクトガラス11を覆うものである。そして、前記画像読取部1は、前記制御部5によって制御されることによって、前記コンタクトガラス11上に載置された用紙Pから画像データを読み取る。
前記読取ユニット12は、LED光源121及びミラー122を備えており、ステッピングモーター等の移動機構(不図示)によって副走査方向(図1における左右方向9)へ移動可能に構成されている。そして、前記移動機構によって前記読取ユニット12が副走査方向に移動されると、前記LED光源121から前記コンタクトガラス11に向けて照射される光が副走査方向に走査される。
前記LED光源121は、前記複合機100の主走査方向(図1における前後方向8)に沿って配列された多数の白色LEDを備えている。前記LED光源121は、前記コンタクトガラス11上の読取位置12Aにある用紙Pに向けて1ライン分の白色光を照射する。なお、前記読取位置12Aは、前記読取ユニット12の副走査方向への移動に伴って副走査方向へ移動する。
前記ミラー122は、前記LED光源121から前記読取位置12Aにある用紙Pに光を照射したときの反射光を前記ミラー13に向けて反射させる。そして、前記ミラー122で反射した光は、前記ミラー13及び前記ミラー14によって前記光学レンズ15に導かれる。前記光学レンズ15は、入射した光を集光して前記CCD16に入射させる。
前記CCD16は、受光した光をその光量に応じた電気信号(電圧)に変換して前記制御部5に出力する光電変換素子である。具体的には、前記CCD16は、前記LED光源121から光が照射されたときに用紙Pから反射した光に基づいて用紙Pの画像に対応する電気信号に基づいて画像データを生成する。
前記ADF2は、前記用紙カバー2Aに設けられている。前記ADF2は、用紙トレイ21、給送機構22、複数の搬送ローラー23、用紙押さえ24、及び排紙部25等を備えた自動原稿送り装置である。
前記ADF2は、前記給送機構22及び前記搬送ローラー23各々を不図示のステッピングモーターで駆動させることによって、前記用紙トレイ21にセットされた用紙Pを前記コンタクトガラス11上の前記読取位置12Aを通過させて前記排紙部25まで搬送させる。この際に、前記画像読取部1によって前記読取位置12Aを通過する用紙Pの画像が読み取られる。
前記用紙押さえ24は、前記コンタクトガラス11上の前記読取位置12Aの上方に用紙Pが通過できる間隔を隔てた位置に設けられている。前記用紙押さえ24は、主走査方向に長尺状に形成されており、その下面(前記コンタクトガラス11側の面)には白色のシートが貼り付けられている。前記複合機100では、前記白色のシートの画像データが白色基準データとして読み取られる。前記白色基準データは、周知のシェーディング補正等で用いられる。
前記画像形成部3は、前記画像読取部1で読み取られた画像データ、又は外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて画像形成処理(印刷処理)を実行する電子写真方式の画像形成手段である。
前記画像形成部3は、感光体ドラム31、帯電装置32、LSU(Laser Scanner Unit)33、現像装置34、転写ローラー35、除電装置36、定着ローラー37、及び加圧ローラー38等を備えている。また、前記画像形成部3は、前記給紙部4から給送された用紙Sを排紙トレイ40まで搬送する用紙搬送装置70(シート搬送装置の一例)を備えており、用紙S(シートの一例)に以下の手順で画像が形成される。
具体的には、まず、前記帯電装置32によって前記感光体ドラム31が所定の電位に一様に帯電される。次に、前記LSU33によって前記感光体ドラム31の表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、前記感光体ドラム31の表面に静電潜像が形成される。そして、前記感光体ドラム31上の静電潜像は前記現像装置34によってトナー像として現像(可視像化)される。続いて、前記感光体ドラム31に形成されたトナー像は前記転写ローラー35によって用紙Sに転写される。その後、用紙Sに転写されたトナー像は、その用紙Sが前記定着ローラー37及び前記加圧ローラー38の間を通過して排出される際に前記定着ローラー37で加熱されて用紙Sに溶融定着する。前記感光体ドラム31の電位は前記除電装置36で除電される。
なお、前記用紙搬送装置70の詳細につては後述する。
前記給紙部4は、前記画像形成部3において画像が形成される用紙Sを給送する。前記給紙部4は、不図示のカセット装着部に装着された不図示の給紙カセットに載置された複数の用紙Sを一枚ずつ前記画像形成部3に給送する。
前記制御部5の概略機能について説明する。図3に示されるように、前記制御部5は、CPU51、ROM52、RAM53、EEPROM54等を有している。前記制御部5は、前記ROM52に記憶された所定の制御プログラムを前記CPU51で実行することによって、前記複合機100を統括的に制御する。具体的に、前記ROM52には、画像を形成する際に用紙Sを搬送させる画像形成シート搬送制御プログラムが予め記憶されている。前記CPU51は、前記画像形成シート搬送制御プログラムに従って動作することによって、前記画像形成部3に用紙Sを搬送させる。また、前記RAM53は揮発性の記憶手段、前記EEPROM54は不揮発性の記憶手段であって、前記CPU51が実行する各種の処理の一時記憶メモリーとして使用される。
前記制御部5は、集積回路(ASIC、DSP)等の電子回路により構成されてもよく、前記複合機100を統括的に制御するメイン制御部と別に設けられた制御部であることが考えられる。
<用紙搬送装置70の構成>
次に、図1乃至図3を参照しつつ、前記用紙搬送装置70の詳細について説明する。なお、図2は、前記画像形成部3のレジストローラー61(第2搬送ローラーの一例)付近の概略構成を模式的に示す断面図である。図3は、用紙搬送装置70における制御システムの構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、前記用紙搬送装置70は、用紙Sを搬送する機構として、前記レジストローラー61(第2搬送ローラーの一例)、複数の搬送ローラー71〜73、排紙ローラー74、先端検知センサー67などを備えている。なお、搬送ローラー71は第1搬送ローラーの一例である。
また、前記用紙搬送装置70は、図3に示されるように、ステッピングモーター64(第2駆動モーターの一例)、ステッピングモーター制御部10、ギヤ63、DCモーター65(第1駆動モーターの一例)、クラッチ66(連結手段の一例)、等を備えている。
また、前記画像形成部3の内部には、図示しない搬送ガイドなどにより用紙Sを搬送する搬送路30が形成されている。前記搬送路30は、前記給紙部4からその斜め上方に設けられた前記排紙トレイ40まで湾曲形状に形成されている。前記搬送路30に沿って、前記レジストローラー61、前記複数の搬送ローラー71〜73、前記感光体ドラム31、前記定着ローラー37、前記加圧ローラー38、及び前記排紙ローラー74が配置されている。
また、前記搬送路30は、前記給紙部4の給紙ローラー41から上方へ向けて湾曲する湾曲路30Aと、前記湾曲路30Aの終端から後方へ延びて前記レジストローラー61に至る中間路30Bと、前記レジストローラー61から前記感光体ドラム31に至る直線路30Cとにより構成されている。前記搬送路30に外周面が露出するように前記搬送ローラー71と前記レジストローラー61とが回転可能に設けられている。
前記搬送ローラー71は、前記搬送ローラー72から搬送された用紙Sを前記搬送路30の下流側の前記レジストローラー61へ搬送する。
前記搬送ローラー71は、図2に示されるように、前記湾曲路30Aの内側に配置されている。前記搬送ローラー71は、一対の駆動ローラー71Aと従動ローラー71Bとにより構成されるローラー対である。前記従動ローラー71Bは、前記駆動ローラー71Aに対向して配置されており、前記駆動ローラー71Aに接触している。
前記駆動ローラー71Aは、前記クラッチ66を介して前記DCモーター65に連結されている。前記クラッチ66が連結状態のときは、前記DCモーター65の駆動により前記駆動ローラー71Aが回転される。また、前記クラッチ66がオフ状態のときは、前記DCモーター65が駆動されていても前記駆動ローラー71Aは回転しない。なお、前記従動ローラー71Bは、前記駆動ローラーの回転に従って回転する。
前記DCモーター65は、前記制御部5に接続されており、前記制御部5から出力される制御信号に応じて駆動される。
クラッチ66は、例えば、搬送ローラー71の回転軸に設けられた電磁クラッチである。前記クラッチ66は、前記制御部5に接続されており、前記制御部5から出力される切替信号(ON信号又はOFF信号)に応じて連結又は非連結にされる。これにより、前記DCモーター65から前記搬送ローラー71までの駆動伝達経路が前記切替信号の出力タイミングで遮断されたり連結されたりする。言い換えると、前記クラッチ66は、前記駆動ローラー71Aの軸と前記DCモーター65の軸との間の駆動伝達経路を予め定められた基準タイミングで連結する。前記クラッチ66が前記制御部5によってオン又はオフ制御されることにより、前記DCモーター65の駆動力の伝達と非伝達とが切り替えられて、前記搬送ローラー71の回転駆動が制御される。
なお、他の前記搬送ローラー72、前記搬送ローラー73、及び前記排紙ローラー74それぞれも、前記搬送ローラー71と同様の構成であり、前記クラッチ66を介して、前記DCモーター65によって駆動される。
前記レジストローラー61は、前記ギヤ63を介して前記ステッピングモーター64に連結されている。前記ステッピングモーター64が駆動されて、その駆動力が伝達されると、前記レジストローラー61が回転駆動される。これにより、前記レジストローラー61に到達した用紙Sを前記搬送路30の搬送方向下流側へ搬送することができる。
前記レジストローラー61は、一対の駆動ローラー61Aと従動ローラー62Bとにより構成されるローラー対である。前記従動ローラー62Bは、前記駆動ローラー61Aに対向して配置されており、前記駆動ローラー61Aに接触している。前記駆動ローラー61Aは、前記ギヤ63を介して前記ステッピングモーター64に接続されており、前記ステッピングモーター64の駆動により、回転される。前記従動ローラー61Bは、前記駆動ローラー61Aの回転に従って回転する。
前記ステッピングモーター64は、1−2相励磁式であり、前記レジストローラー61に前記ギヤ63を介して連結されており、後述するステッピングモーター制御部10から入力されるパルス信号(駆動信号の一例)に同期して前記レジストローラー61を駆動する。 なお、前記ステッピングモーター64は、1−2相励磁式のステッピングモーター
に限るものではない。言い換えると、前記ステッピングモーター64は、駆動及び駆動停止をすることにより前記レジストローラー61に駆動力の伝達及び非伝達の切り替えが可能なものであればよい。
ステッピングモーター制御部10は前記制御部5に接続されており、前記制御部5から送られてきた制御信号に基づいて、ステッピングモーター制御部10はステッピングモーター64を制御する。なお、ステッピングモーター制御部10の構成については後述する。
前記先端検知センサー67は、前記中間路30Bに設けられている。
前記先端検知センサー67は、前記レジストローラー61よりも前記搬送路30の上流側に設けられている。前記先端検知センサー67は、前記搬送路30の上流側から前記レジストローラー61へ向けて搬送される用紙Sの先端(前記搬送路30の下流側の端部)を検知するためのものである。この前記先端検知センサー67は、前記レジストローラー61を回転駆動させるタイミングを決定する用途に用いられる。換言すると、前記レジストローラー61によって用紙Sに対して行われるレジスト動作に要する時間である設定時間(以下「レジスト時間」と称する。)を決定する用途に用いられる。前記先端検知センサー67は、例えば、前記中間路30Bを通過する用紙Sを検知可能な反射型のフォトトランジスタである。或いは、用紙Sの通過に応じて変位する検出子とこの検出子の変位に応じて光路が遮断又は透過される透過型のフォトトランジスタとを組み合わせたものでもよい。なお、前記中間路30Bを搬送される用紙Sの先端の通過位置を検知できるものであれば、如何なる構成のものであってもかまわない。
<レジストローラー61と搬送ローラー71との駆動開始タイミング>
次に、図7を参照しつつ、前記レジストローラー61と前記搬送ローラー71との駆動開始タイミングについて説明する。なお、図7は、前記制御部5による前記クラッチ66の連結と前記ステッピングモーター64の駆動開始との関係を示すタイミングチャートである。
前記用紙搬送装置70では、用紙Sに対してレジスト動作(レジストレーションとも呼ばれている。)を行うための前記レジストローラー61が設けられている。ここで、レジスト動作とは、用紙Sが搬送ローラー71などによって搬送されて、その用紙Sの先端が停止中の前記レジストローラー61のニップ部に突き当てられた状態で用紙Sに搬送方向への搬送力を付与する動作のことである。このレジスト動作が行われることにより、搬送中の用紙Sの斜行が補正される。また、用紙Sにおける画像形成位置と用紙Sに転写される画像の転写位置との位置合わせが可能となる。
前記レジスト動作が行われると、用紙Sは前記レジストローラー61の手前で撓まされる。用紙Sは、所定量だけ撓まされた状態になると、搬送ローラー71の駆動が停止される。具体的には、クラッチ66が非連結にされて、DCモーター65の回転駆動力が伝達されなくなる。前記用紙搬送装置70では、この撓みが過剰に大きくならないタイミングで前記クラッチ66が非連結にされる。レジスト動作後は、所定のタイミングで前記レジストローラー61及び前記搬送ローラー71などが回転駆動されて、前記搬送路30の下流側へ用紙Sが搬送される。
ここで、前記レジスト動作が行われた後に、上流側の前記搬送ローラー71の駆動開始タイミングと、下流側の前記レジストローラー61の駆動開始タイミングとの適切な間隔を時間tsとする。この前記時間tsは、用紙Sの引っ張りや、撓みすぎが生じない時間である。
仮に、上流側の前記搬送ローラー71が駆動を開始してから、下流側の前記レジストローラー61が駆動を開始するまでの間隔が前記時間tsよりも長い(時間ta)場合には、用紙Sの撓みが過剰に大きくなる。この場合、用紙Sの撓み部分が前記搬送路30のガイド面に衝突して、ユーザーに不快感を抱かせる衝突音が発生する。
逆に、上流側の前記搬送ローラー71が駆動を開始してから、下流側の前記レジストローラー61が駆動を開始するまでの間隔が前記時間tsよりも短い(時間tb)場合には、用紙Sの引っ張り力が過剰に大きくなる。この場合、用紙Sの搬送時の負荷が一時的に大きくなり、用紙Sを損傷させたり、前記ステッピングモーター64が脱調をしてしまう場合がある。
そのため、前記用紙搬送装置70では、前記レジストローラー61の駆動開始タイミングと前記搬送ローラー71との駆動タイミングとを前記時間tsにするために、前記制御部5は、後述の連結タイミング調整処理を実行する。
<ステッピングモーター制御部10の概略構成>
次に、図4を参照しつつ、前記ステッピングモーター制御部10の概略機能について説明する。なお、図4は、前記ステッピングモーター制御部10の構成を示すブロック図である。
前記ステッピングモーター制御部10は、駆動回路55、電圧検出回路56、比較部57、及びASIC59等を備えており、前記ステッピングモーター64を制御する。前記ステッピングモーター制御部10は、前記制御部5に接続されており、前記制御部5から送られてきた制御信号に基づいて前記ステッピングモーター制御部10が前記ステッピングモーター64を制御する。
なお、前記制御部5の前記ROM52に記憶された前記画像読取シート搬送制御プログラムには、前記制御部5及び前記ステッピングモーター制御部10によって実行される後述の電流設定処理及びステッピングモーター制御処理を実行させるステッピングモーター制御プログラム(図5参照)が含まれている。また、前記ASIC59は、アナログ信号とデジタル信号を変換する回路である。具体的には、前記ASIC59は、前記制御部5から出力されるデジタル信号の駆動制御信号ref_sigをアナログ信号(電圧信号)の駆動信号RefInに変換して、前記駆動回路55に出力する。前記ASIC59は、前記比較部57から出力されるアナログ信号の比較結果信号CmpOutをデジタル信号の比較信号cmp_sigに変換して、前記制御部5に出力する。なお、前記駆動信号RefIn、及び前記比較結果信号CmpOutについては後述する。
前記駆動回路55は、前記制御部5の制御に従って、パルス信号を前記ステッピングモーター64の各相の励磁コイル(第1励磁コイル81及び第2励磁コイル82)に順次出力して励磁させることによって、前記ステッピングモーター64を駆動させる。具体的には、前記駆動回路55には、外部イネーブル信号ENB_sig、クロックCLK_sig、及び前記駆動信号RefInが入力され、これらの信号に基づいて前記ステッピングモーター64を制御する。前記駆動回路55は、前記ASIC59から入力される前記駆動信号RefInの電圧レベルに応じて、前記ステッピングモーター64に供給する電流量を変更する。つまり、前記駆動信号RefInは、前記駆動回路55が前記ステッピングモーター64に供給する電流量を設定(変更)するための電圧信号である。前記ステッピングモーター64に供給される電流量は、前記駆動信号RefInの電圧レベルによって決定される。以下、前記制御部5によって設定される前記駆動信号RefInの電圧レベルを設定電圧値Vcと称する。また、前記駆動信号RefInが入力された場合に、前記駆動回路55から前記ステッピングモーター64に供給される電流量を設定電流量Icと称する。
また、本実施形態では、前記駆動信号RefInの電圧レベルが、前記ステッピングモーター64が後述する定常状態のときに要求される駆動トルクに対応する電圧レベルであるときに、前記駆動回路55から前記ステッピングモーター64に供給される電流量を第1電流量Is(図6参照)とする。つまり、このときは、前記設定電流量Icが前記第1電流量Isとなるように前記駆動信号RefInの電圧レベルが設定される。ここで、前記定常状態とは、前記ステッピングモーター64が予め定められた設定回転速度を維持して用紙Pを搬送するときに、その搬送負荷に対して必要十分な大きさの駆動トルクを生じる駆動状態のことである。本実施形態では、前記ステッピングモーター64の消費電力を極力抑えるために、用紙Pを搬送するときに必要な平均的電流量(平均電流量)に安全係数を乗じて得られた電流量を前記第1電流量Isに定めており、前記第1電流量Isを前記ステッピングモーター64に供給することによって、前記ステッピングモーター64の前記定常状態を実現している。本実施形態では、前記定常状態を維持できない負荷(過負荷)が前記ステッピングモーター64にかかった場合は、前記制御部5が後述の電流設定処理において、その過負荷の負荷値を検出する。そして、前記制御部5は、前記ステッピングモーター64に供給される前記設定電流量Icを、前記第1電流量Isから前記過負荷よりも大きい駆動トルクを生じさせる電流量に変更する。
前記駆動信号RefInは、所定のタイミングで前記CPU51によって電圧レベルが切り替えられる。具体的には、前記CPU51が備える3ビットの内部カウンター(図6参照)が前記クロックCLK_sigの立ち上がりを8回数える度に、前記CPU51は、1クロックの期間だけ前記駆動制御信号ref_sigを切り替える。前述のように前記駆動制御信号ref_sigは、前記ASIC59によって前記駆動信号RefInに変換される。したがって、本実施形態では、前記CPU51は、図6に示されるように、前記駆動制御信号ref_sigが切り替えられるタイミングを、前記ステッピングモーター64の前記第1励磁コイル81に電流が供給されず前記第2励磁コイル82だけに電流が供給されるタイミングに一致するように前記内部カウンターを設定している。具体的には、図6の切替タイミングのタイミングチャートにおいて、切替タイミングT51、T52、T53、・・・で前記駆動制御信号ref_sigが切り替えられる。なお、図6では、前記クロックCLK_sigの立ち上がりを1〜8まで繰り返しカウントする場合に、前記内部カウンターのカウント値が1のときにLowになり、カウント値が2〜8のときにHighになる切替タイミングのタイミングチャートを示している。
また、前記駆動信号RefInが切り替えられる期間(図6の切替タイミングがLowの期間)は、前記ステッピングモーター64にかかる負荷を検出するために前記制御部5が後述する電流設定処理を実行する。当該電流設定処理において、前記制御部5は、前記ステッピングモーター64の前記第1励磁コイル81に電流が供給されていない期間を利用して、前記第1励磁コイル81に生じる起電力Vrを検出し、その前記起電力Vrに基づいて前記ステッピングモーター64にかかる負荷を検出する。このように、前記ステッピングモーター64にかかる負荷を検出する際に、前記制御部5は、前記ステッピングモーター制御部10によるステッピングモーター64の制御モードを、前記ステッピングモーター64にかかる負荷を検出可能な検出モードに移行させる。本実施形態では、前記検出モードのときに、前記検出モードに対応する電圧レベルの前記駆動信号RefInが前記駆動回路55に出力される。以下、前記検出モードのときに前記駆動回路55に出力される前記駆動信号RefInによって設定される電圧レベルを検出電圧値Vdと称する。つまり、前記検出モードのときに前記設定電圧値Vcが前記検出電圧値Vdに前記制御部5によって設定される。また、前記駆動信号RefInの電圧レベルが前記検出電圧値Vdであるときに、前記駆動回路55から前記ステッピングモーター64に供給される電流量を検出電流量Idとする。つまり、このときは、前記設定電流量Icが前記検出電流量Idとなるように前記駆動信号RefInの電圧レベルが前記検出電圧値Vdに設定される。前記検出電圧値Vdは、前記駆動信号RefInが切り替えられない期間(図6の切替タイミングがHighの期間)における前記設定電圧値Vc以下の電圧レベルであり、前記検出電流量Idは、同期間における前記設定電流量Ic以下の電流値である。つまり、前記駆動信号RefInが切り替えられる期間では、前記制御部5によって、前記切替タイミングがHighの期間における前記設定電流量Icの電流量以下の前記検出電流量Idが、前記ステッピングモーター64に供給される。
なお、前記検出モードのときには、前記ステッピングモーター64の前記第1励磁コイル81に電流が供給されていないため、前記駆動回路55から前記第1励磁コイル81に駆動電圧が印加されない。しかし、前記ステッピングモーター64の前記第2励磁コイル82には電流が供給されている。そのため、前記ステッピングモーター64の回転駆動によって、前記第1励磁コイル81に前記起電力Vrが生じる。
前記クロックCLK_sigは、周波数が1kHz〜3kHzのパルス波形の信号である。前記クロックCLK_sigは、前記CPU51、前記ASIC59、及び前記駆動回路55に入力されており、前記CPU51、前記ASIC59、及び前記駆動回路55による処理タイミングを合わせるため、つまり、同期をとるために使用される信号である。また、前記クロックCLK_sigは、前記内部カウンターをカウントアップさせるタイミング信号として用いられる。
前記外部イネーブル信号ENB_sigは、前記複合機100の全体が起動されるときに前記CPU51、前記ASIC59、及び前記駆動回路55に入力さる。ここで、前記複合機100の起動とは、主電源が投入されたときや、スリープモードから復帰したときなどである。前記外部イネーブル信号ENB_sigの入力によって、前記駆動信号RefInにより設定される電流値が初期値である前記第1電流量Isに変更される。つまり、前記複合機100が起動されると、前記ステッピングモーター64の負荷状態に関わらず、前記ステッピングモーター64に供給される電流量の初期値として、前記第1電流量Isが設定される。
前記駆動回路55は、電流出力端子OUT1A及び電流出力端子OUT1Bを有しており、これらの端子が前記ステッピングモーター64の前記第1励磁コイル81に接続されている。これらの前記電流出力端子OUT1A及び前記電流出力端子OUT1Bから前記ステッピングモーター64の前記第1励磁コイル81に電流が供給される。同様に、前記駆動回路55は、電流出力端子OUT2A及び電流出力端子OUT2Bを有しており、これらの端子が前記ステッピングモーター64の前記第2励磁コイル82に接続されている。これらの前記電流出力端子OUT2A及び前記電流出力端子OUT2Bから前記ステッピングモーター64の前記第2励磁コイル82に電流が供給される。
図6に示されるように、前記第1励磁コイル81に供給される電流と、前記第2励磁コイル82に供給される電流とは、タイミングは異なるが、同じ振幅、周期の電流である。具体的には、あるタイミングでは、前記第1励磁コイル81及び前記第2励磁コイル82の両方に電流が供給され、別のタイミングでは、前記第1励磁コイル81及び前記第2励磁コイル82のいずれか一方のみに電流が供給される。前述したように、前記検出モードのときには、負荷に対応して設定された前記設定電流量Icより低い前記検出電流量Idを前記ステッピングモーター64に供給することにしている。本実施形態では、前記駆動信号RefInが切り替えられた期間(前記切替タイミングがLowの期間)を、前記第2励磁コイル82のみに電流が供給される期間としている。つまり、前記切替タイミングがLowの期間では、前記駆動回路55は、前記第2励磁コイル82のみに前記検出電流量Idを供給する。前記切替タイミングがLowの期間では、前記第1励磁コイル81には電流が供給されないので、前記第1励磁コイル81の電圧を検出すれば、前記ステッピングモーター64にかかる負荷に起因する前記第1励磁コイル81に生じる起電力を得ることができる。また、前記検出モードにおいて、前記設定電流量Icよりも低い電流量である前記検出電流量Idにすることによって、設定電流量Icに対応した負荷に起因する起電力よりも低い負荷に起因する起電力を得ることができる。
前記電圧検出回路56は、前記ステッピングモーター64の前記電流出力端子OUT1Aの電圧値Vinを検出して、検出された前記電圧値Vinを前記比較部57に出力する。前記電圧検出回路56によって検出される前記電圧値Vinは、前記第1励磁コイル81の両端間の電圧、つまり、前記電流出力端子OUT1Aと前記電流出力端子OUT1Bとの間の電圧である。前記電圧検出回路56によって検出される前記電圧値Vinには、2つの電圧が含まれている。具体的には、前記第1励磁コイル81に駆動電圧が印加されている場合は、その駆動電圧が前記電圧値Vinに含まれており、また、前記ステッピングモーター64に負荷がかけられることによって前記第1励磁コイル81で前記起電力Vrが生じた場合は、その前記起電力Vrが前記電圧値Vinに含まれる。しかし、上述したように、前記切替タイミングがLowの期間は、前記第1励磁コイル81は励磁されていないため、前記ステッピングモーター64に負荷がかけられたときに前記第1励磁コイル81に生じる前記起電力Vrだけが前記電圧値Vinとして検出される。本実施形態では、前記ステッピングモーター64にかかる負荷が大きくなれば前記起電力Vrも大きくなり、負荷が小さくなれば前記起電力Vrも小さくなるという点に着目して、前記切替タイミングがLowの期間における前記電圧値Vin(つまり前記起電力Vr)の変動に基づいて、前記制御部5が、前記ステッピングモーター64にかかる負荷値の変動を判定している。なお、前記電圧検出回路56によって本発明の検出手段が実現されている。
前記比較部57は、前記電圧検出回路56によって検出された前記電圧値Vinと予め定められた設定値起電力Vrc(閾値の一例)及び検出時起電力Vrd(閾値の一例)とを比較するものである。前記比較部57は、例えば、複数のオペアンプや論理素子などで実現可能である。ここで、前記設定値起電力Vrcとは、前記設定電流量Icが供給されたときの前記ステッピングモーター64の駆動トルクと同等の負荷が前記ステッピングモーター64にかけられたときに前記第1励磁コイル81で生じる起電力に相当する電圧値である。また、前記検出時起電力Vrdとは、前記ステッピングモーター64に供給する前記設定電流量Icを前記検出電流量Idにすることによって、前記ステッピングモーター64の前記第1励磁コイル81に生じる起電力を予め測定して得られたものである。
また、前記設定値起電力Vrcは、前記検出時起電力Vrdよりも一段階以上高い電圧値である。本実施形態では、前記設定値起電力Vrc及び前記検出時起電力Vrdの具体例として、予め段階的に定められた複数の閾値として、第1電圧値Vs、電圧値V1、電圧値V2、及び電圧値V3を用いる。これらの閾値のうち、最も小さい閾値が前記第1電圧値Vsであり、前記電圧値V1、前記電圧値V2、及び前記電圧値V3の順に大きい電圧値に設定されている。また、各閾値(各電圧値)は、電圧差が等しくなるように設定されている。以下においては、説明の便宜上、低い閾値から次に高い閾値に変更されることを一段階上げると称し、高い閾値から次に低い閾値に変更することを一段階下げると称する。つまり、一段階上げるということは、閾値を例えば前記第1電圧値Vsから前記電圧値V1に変更することをいう。一段階下げると言うことは、閾値を例えば前記電圧値V3から前記電圧値V2に変更することをいう。
図4に示された前記比較部57では、前記第1電流量Isに対応する前記第1電圧値Vsから前記駆動回路55によって前記ステッピングモーター64に供給される電流量に対応する電圧値V1乃至電圧値V3までの値と比較する。前記比較部57は、前記電圧値Vinと前記検出時起電力Vrd(前記第1電圧値Vs〜前記電圧値V3各々)との比較結果として、前記比較結果信号CmpOutを前記ASIC59に出力する。前記ASIC59は、アナログ信号である前記比較結果信号CmpOutをデジタル信号の前記比較信号cmp_sigに変換して前記制御部5に出力する。具体的には、前記比較結果信号CmpOutは、前記検出時起電力Vrd(前記第1電圧値Vs〜前記電圧値V3各々)に対応した4本の信号線が割り振られている。前記比較部57は、前記電圧値Vinと前記第1電圧値Vs〜前記電圧値V3各々とを比較して、前記電圧値Vinが大きい場合に、該当する信号線をHighにし、前記電圧値Vinが小さい場合に、該当する信号線をLowにする。前記ASIC59は、前記比較結果信号CmpOutを2進数のデジタル信号の前記比較信号cmp_sigに変換して前記制御部5に出力する。ここで、前記第1電圧値Vsは、前記定常状態のときに前記第1電流量Isが供給されることによる前記ステッピングモーター64の駆動トルクに対応するものである。詳細には、前記第1電圧値Vsは、前記定常状態のときの前記ステッピングモーター64の駆動トルクと同等の負荷が前記ステッピングモーター64にかかったときに前記第1励磁コイル81に生じる前記起電力Vrに相当する値に設定されている。また、前記設定値起電力Vrcが前記電圧値V1である場合の負荷は、前記ステッピングモーター64に供給する電流量が電流量I1であるときの駆動トルクと同等の負荷である。同様に、前記設定値起電力Vrcが前記電圧値V2である場合の負荷は、前記ステッピングモーター64に供給する電流量が電流量I2であるときの駆動トルクと同等の負荷である。前記設定値起電力Vrcが前記電圧値V3である場合の負荷は、前記ステッピングモーター64に供給する電流量が電流量I3であるときの駆動トルクと同等の負荷である。
<起電力取得処理>
後述の連結タイミング調整処理のステップS6で実行される起電力取得処理について説明する。
以下、図5のフローチャート及び図6のタイミングチャートを参照して、前記制御部5によって実行される起電力取得処理について説明する。なお、図5は、前記制御部5により実行される起電力取得処理の手順の一例を示すフローチャートである。
この起電力取得処理は、前記用紙搬送装置70において前記制御部5が連結タイミング調整処理を実行する際に実行される処理である。図5のフローチャートにおいてステップS21、S22、・・・は処理手順(ステップ)番号を表している。図6は、負荷の変化に対して、前記制御部5が前記ステッピングモーター64に供給する電流量を変更するタイミングについて示されたタイミングチャートである。
また、以下の説明では、図6に示されるように、前記第1励磁コイル81への電流値がゼロになったタイミング(図6の切替タイミングT51、T52・・・参照)の立ち上がりクロックから数えて8クロック分を1周期(以下「制御周期」と称する。)として、前記制御周期ごとに周期的に前記ステッピングモーター制御処理が実行されるものとする。また、以下の説明では、前記切替タイミングのLowの期間が、前記第1励磁コイル81への電流値がゼロになったタイミング(図6の切替タイミングT51、T52・・・参照)の1クロック分に設定されているものとする。
(ステップS21)
まず、ステップS21において、前記制御部5は、前記内部カウンターから出力されるカウント値に基づいて、切替タイミングであるか否かを判定する。前記制御部5は、前記切替タイミングになるまで待ち続ける(S21のNO側)。前記切替タイミングであると判定すると、前記制御部5は、処理をステップS2に移行させる(S21のYES側)。なお、本実施形態では、前記切替タイミングは、前記制御周期のうち、最初のクロックから8クロック目のタイミング(図6の切替タイミングT51、T52、T53・・・参照)である。
このように、前記制御部5は、前記クロックCLK_sigの8クロック分の期間内で1クロック分の期間だけ、前記電流設定処理を実行する。仮に、前記定常状態を超える過負荷が生じていた場合は、前記駆動回路55によって前記設定電流量Icが供給されて過負荷に耐えうる駆動トルクが得られるが、前記駆動トルクの影響によって、過負荷状態から前記定常状態の負荷に戻ったことを検出できない。そのため、前記制御部5は、前記切替タイミングがLowになる前記クロックCLK_sigの1クロック分の期間だけ、前記駆動信号RefInの電圧レベルを切り替えて電流量を前記設定電流量Icから前記検出電流量Idに変更する。1クロックの短い期間であれば、過負荷発生時にその期間だけ不十分な前記検出電流量Idを供給しても、前記ステッピングモーター64の動作に大きく影響することはなく、回転速度が低下するようなことは生じない。なお、前記検出電流量Idを継続して供給しても前記過負荷に耐えうる駆動トルクが得られない。
(ステップS22)
次に、ステップS22において、前記制御部5は、前記駆動制御信号ref_sigを変更して、前記ASIC59が出力する前記駆動信号RefInの電圧レベルを前記設定電圧値Vcから前記検出電圧値Vdに切り替える。具体的には、前記制御部5は、前記制御周期のうち、最初のクロックから数えて8個目のクロックの立ち上がりタイミング(図6のT51、T51、T52、・・・参照)のときに前記駆動制御信号ref_sigを変更して、前記駆動信号RefInの電圧レベルを前記設定電圧値Vcから前記検出電圧値Vdにする。本実施形態では、前記制御部5は、前記クロックCLK_sigの1クロック分だけの期間だけ前記検出モードに移行する。前述したように、前記検出モードのときは、前記駆動回路55の前記電流出力端子OUT1A及び前記電流出力端子OUT1Bの間に電流が流れていない期間であり、前記駆動回路55が前記ステッピングモーター64の第2励磁コイル82に供給する電流量は前記設定電流量Icよりも一段以上低い前記検出電流量Idに変更される。
(ステップS23)
ステップS23において、前記制御部5は、前記ASIC59から入力された前記比較部57の比較結果である前記比較信号cmp_sigを検出する。このとき、前記制御部5は、設定された前記設定電流量Icよりも一段以上低い前記検出電流量Idによって前記ステッピングモーター64にかかる負荷に耐えうるか否かの情報を取得する。これにより、前記制御部5は、設定された前記設定電流量Icよりも一段以上低い前記検出電流量Idによって生じる前記検出時起電力Vrd以上の電圧値の前記起電力Vrを検出することができる。なお、前記制御部5は、誤検出を防ぐために、前記比較信号cmp_sigの出力が安定しているときに検出する。
ステップS23では、前記制御部5は、前記検出モードにおける前記比較信号cmp_sigだけを抽出して、その期間における前記比較信号cmp_sigに応じて、前記検出モードにおける前記電圧値Vin(つまり前記起電力Vr)を判別する。
ここで、前記ステップS22及びS23の各処理を実行するときの前記制御部5は、駆動中の前記ステッピングモーター64にかかる負荷の前記起電力Vrを検出する検出手段の一例に相当する。
このように、前記ステッピングモーター64の前記第1励磁コイル81に電流が供給されない期間に、前記ステッピングモーター64の前記第2励磁コイル82に供給する電流量を前記検出電流量Idに変更して、前記起電力Vrを検出する。この前記起電力Vrは、前記ステッピングモーター64にかかる負荷に応じて変動することから、前記起電力Vrを比較判定することにより、前記ステッピングモーター64の駆動トルクに影響を与えることなく、前記制御部5は、負荷の変動を高精度で検出することができる。
<ステッピングモーター制御部10のタイミングチャート>
次に、図6を参照しつつ、前記制御部5が、前記比較部57の比較結果である前記比較信号cmp_sigに応じて、前記起電力Vrの変化、即ち、前記ステッピングモーター64にかかる負荷の変動について説明する。
まず、図6に示されるように、前記切替タイミングがLowになる期間は、前記駆動回路55の前記電流出力端子OUT1A及び前記電流出力端子OUT1Bの間に電流が流れておらず、前記電流出力端子OUT2A及び前記電流出力端子OUT2Bにのみ電流が流れている期間である。この期間では、前記ステッピングモーター64の前記第2励磁コイル82の励磁のみにより駆動トルクが生じる。
なお、図6において、前記起電力Vrは、前記切替タイミングがLowの期間に、前記電圧値Vinを検出することにより計測することができる。そのため、タイミングチャートには、その期間の前記起電力Vrだけが示されている。
また、前記切替タイミングがHighの期間の前記電圧値Vinには、前記第1励磁コイル81に生じる前記起電力Vrによる電圧値と前記電流出力端子OUT1A及び前記電流出力端子OUT1Bにより電流を供給するために印加される電圧値とが合わさった電圧値であり、周期的に変動している。なお、本実施形態では、説明の便宜上、前記切替タイミングがHighの期間の前記電圧値Vin及び前記起電力Vrの図示はタイミングチャートに示されていない。なお、図6のタイミングチャートにおいて期間t01、t02、・・・は前記切替タイミングの値がLowになる期間の番号を表している。
(期間t01)
期間t01では、前記ステッピングモーター64には過負荷がかかっている。このとき、前記電流出力端子OUT1Aに生じる前記起電力Vrは、前記電圧値V2と同じであり、前記電圧検出回路56により検出されて前記比較部57に入力される。前記比較部57は、前記設定電圧値Vc(前記第1電圧値Vs)及び前記検出時起電力Vrd(前記第1電圧値Vs)と前記起電力Vr(前記電圧値V2)との前記比較結果信号CmpOutを前記ASIC59に出力する。前記ASIC59は、前記比較結果信号CmpOutを前記比較信号cmp_sigに変換して、前記制御部5に出力する。これにより、前記制御部5は、前記起電力Vr(前記電圧値V2)と前記設定電圧値Vc(前記第1電圧値Vs)及び前記検出時起電力Vrd(前記第1電圧値Vs)との大小関係を判定することができる。期間t01では、前記制御部5は、前記起電力Vr(前記電圧値V2)が前記設定電圧値Vc(前記第1電圧値Vs)よりも大きいため、前記ステッピングモーター64に過負荷がかかっていると判定する。つまり、前記制御部5は、前記レジストローラー61と前記搬送ローラー71とに挟持されている用紙Sに引っ張りが生じていることを認識できる。この場合は、前記引っ張りを解消するために、前記制御部5は、前記比較信号cmp_sigに応じて、クラッチ66の連結タイミングを遅くする必要があると判断する。また、前記制御部5は、前記駆動回路55が前記ステッピングモーター64に供給する電流量を前記電圧値V2に対応する前記電流量I2に変更する。これにより、前記制御部5は、前記ステッピングモーター64が脱調することを防止する。
(期間t02)
期間t02では、前記期間t01と同様に、前記ステッピングモーター64には過負荷がかかっている。前記電流出力端子OUT1Aに生じる前記起電力Vrは、前記電圧値V2と同じであり、前記電圧検出回路56により検出されて前記比較部57に入力される。前記比較部57は、前記起電力Vr(前記電圧値V2)と前記設定電圧値Vc(前記第1電圧値Vs)及び前記検出時起電力Vrd(前記第1電圧値Vs)との前記比較結果信号CmpOutを前記ASIC59に出力する。前記ASIC59は、前記比較結果信号CmpOutを前記比較信号cmp_sigに変換して、前記制御部5に出力する。期間t02では、前記制御部5は、前記起電力Vr(前記電圧値V2)が前記定常状態時の前記第1電圧値Vsよりも大きいため、前記ステッピングモーター64に過負荷がかかっていると判定する。前記制御部5は、前記比較信号cmp_sigに応じて、クラッチ66の連結タイミングを遅くする必要があると判断する。また、前記制御部5は、前記駆動回路55が前記ステッピングモーター64に供給する電流量を前記電流量I2のまま維持する。
(期間t03)
期間t03では、前記ステッピングモーター64に前記期間t2より低い過負荷がかかっている。前記電流出力端子OUT1Aに生じる前記起電力Vrは、前記電圧値V1と同じであり、前記電圧検出回路56により検出されて前記比較部57に入力される。前記比較部57は、前記設定値起電力Vrc(前記電圧値V2)及び前記検出時起電力Vrd(前記電圧値V1)と前記起電力Vrとの前記比較結果信号CmpOutを前記ASIC59に出力する。前記ASIC59は、前記比較結果信号CmpOutを前記比較信号cmp_sigに変換して、前記制御部5に出力する。期間t03では、前記制御部5は、前記起電力Vr(前記電圧値V1)が前記定常状態時の前記第1電圧値Vsよりも大きいため、前記ステッピングモーター64に過負荷がかかっていると判定する。前記制御部5は、前記比較信号cmp_sigに応じて、クラッチ66の連結タイミングを遅くする必要があると判断する。前記制御部5は、前記駆動回路55が前記ステッピングモーター64に供給する電流量を前記電圧値V1に対応する前記電流量I1に変更する。
(期間t04)
期間t04では、前記定常時負荷Tsが前記ステッピングモーター64にかかっている。前記電流出力端子OUT1Aに生じる前記起電力Vrは、前記第1電圧値Vsと同じであり、前記電圧検出回路56により検出されて前記比較部57に入力される。前記比較部57は、前記設定値起電力Vrc(前記電圧値V1)及び前記検出時起電力Vrd(前記第1電圧値Vs)と前記起電力Vrとの前記比較結果信号CmpOutを前記ASIC59に出力する。前記ASIC59は、前記比較結果信号CmpOutを前記比較信号cmp_sigに変換して、前記制御部5に出力する。これにより、前記制御部5は、前記起電力Vrと前記第1電圧値Vsとの大小関係を判定することができる。期間t04では、前記制御部5は、前記起電力Vrが前記第1電圧値Vsと同等であるため、前記ステッピングモーター64には前記定常状態の負荷がかかっていると判定する。つまり、前記制御部5は、前記レジストローラー61と前記搬送ローラー71とに挟持されている用紙Sに引っ張り等が生じていないことを認識できる。前記制御部5は、前記比較信号cmp_sigに応じて、クラッチ66の連結タイミングを維持する必要があると判断する。前記制御部5は、前記駆動回路55が前記ステッピングモーター64に供給する電流量を前記第1電流量Isに変更する。
<連結タイミング調整処理>
以下、図8のフローチャートを参照して、前記制御部5によって実行される連結タイミング調整処理の手順を説明する。なお、図8は、前記制御部5により実行される前記クラッチ66の連結タイミング調整処理の一例を示すフローチャート。図8のフローチャートにおいてステップS1、S2、・・・は処理手順(ステップ)番号を表している。
ここに、前記連結タイミング調整処理を実行するときの前記制御部5が本発明に係るタイミング変更手段に相当する。当該連結タイミング調整処理は、前記操作表示部6から調整指示が入力された場合、予め定められた時間が経過した場合、及び所定枚数の用紙Sが搬送されたことに応じて実行される。
なお、前記連結タイミング調整処理では、用紙Sに引っ張りが生じている状態から負荷が軽くなる(遅延時間が長くなる)調整方法である。
(ステップS1)
まず、ステップS1において、前記制御部5は、遅延時間TAを設定する。前記遅延時間TAは、前記クラッチ66の連結と非連結とを制御するクラッチ制御信号をONにしてから、前記ステッピングモーター64の駆動を開始させるまでの間隔の時間である。なお、前記遅延時間TAは、前記レジストローラー61及び前記搬送ローラー71によって挟持された用紙Sに引っ張りが生じるように定められた時間であり、前記クラッチ66の特性のバラツキを考慮して定められる。
(ステップS2)
ステップS2において、前記制御部5は、前記連結タイミング調整処理を実施するための前処理を実行する。前記前処理において、前記制御部5は、1枚だけ用紙Sを搬送し、前記レジスト動作をさせて、用紙Sの先端が停止中の前記レジストローラー61のニップ部に突き当てられた状態で、前記DCモーター65駆動の停止及び前記クラッチ66の切り離しを実行する。
(ステップS3)
次に、ステップS3において、前記制御部5は、前記DCモーター65を駆動させた後に前記クラッチ66を制御する前記クラッチ制御信号をONにする。前記クラッチ制御信号がONになることにより、前記DCモーター65の駆動力が前記搬送ローラー71に伝達されるが、前記クラッチ66の特性により、前記クラッチ制御信号がONになってから、前記搬送ローラー71に前記DCモーター65に駆動力が伝わるまで前記用紙搬送装置70ごとに異なる時間になる。
(ステップS4)
ステップS4において、前記制御部5は、前記遅延時間TAが経過したか否かを判定する。前記制御部5は、前記遅延時間TAが経過するまで待ち続ける(S4のNO側)。
一方、前記遅延時間TAが経過したと判定すると、前記制御部5は、処理をステップS5に移行させる(S4のYES側)。前述のように、前記遅延時間TAは、用紙Sに引っ張りが生じないように前記制御部5によって調整される。
(ステップS5)
次に、ステップS5において、前記制御部5は、前記ステッピングモーター64を駆動させる。これにより、前記レジストローラー61及び前記搬送ローラー71によって挟持された用紙Sが前記搬送路30の下流側へ搬送される。
(ステップS6)
ステップS6において、前記制御部5は、前記起電力取得処理によって、前記ステッピングモーター制御部10から前記ステッピングモーター64に生じた前記起電力Vrを取得する。前述のように、前記起電力Vrの電圧レベルは、前記レジストローラー61にかかる負荷に応じて変化する。そのため、前記制御部5は、前記起電力Vrによって、前記レジストローラー61に負荷がかかっているかいないかを判断することができる。
(ステップS7)
ステップS7において、前記制御部5は、前記ステッピングモーター制御部10により前記ステッピングモーター64に生じた前記起電力Vrが予め定められた第2閾値(第2負荷の一例)より大きいか否か判定する。前記起電力Vrが前記第2閾値以下である判定すると、前記制御部5は、処理をステップS8に移行させる(S7のNO側)。
一方、前記起電力Vrが前記第2閾値よりも大きいと判定すると、前記制御部5は、処理をステップS71に移行させる(S7のYES側)。
なお、予め定められた電流量が供給された前記ステッピングモーター64の駆動トルクに対応する適正な負荷の設定値(設定値の一例)が定められている。前記第2閾値は、前記設定値の上限値であり、前記制御部5は、前記第2閾値よりも負荷を軽くするように、前記タイミングを長くするように調整する。
(ステップS8)
次に、ステップS8において、前記制御部5は、前記遅延時間TAに余裕時間tmを加算する。前記余裕時間tmは、前記レジストローラー61及び前記搬送ローラー71によって挟持された用紙Sに撓みすぎや引っ張りすぎが生じないように定められた時間である。前記遅延時間TAに前記余裕時間tmを加えることによって、用紙Sが搬送されるタイミングや負荷の変動によって、用紙Sに引っ張りや撓みが生じることを防止できる。
(ステップS9)
次に、ステップS9において、前記制御部5は、前記レジストローラー61及び前記搬送ローラー71の駆動を維持して、挟持されていた用紙Sを前記排紙トレイ40まで排出して、処理を終了させる。前記制御部5は、前記搬送路30に用紙Sがない状態にして、通常の画像形成処理に備える。
(ステップS71)
前記ステップS7において、前記起電力Vrが前記第2閾値よりも以上であると判定されると(S7のYES側)、ステップS71において、前記制御部5は、前記遅延時間TAに単位遅延時間tdを加算する。前記単位遅延時間tdは、前記遅延時間TAを長くするための単位時間であり、前記遅延時間TAの5パーセント乃至10パーセント程度の時間である。
ここで、前記ステップS7及び前記ステップS71に従って各手順の処理を実行する前記制御部5及び前記ステッピングモーター制御部10は、前記ステッピングモーター制御部10によって検出された前記起電力Vrと前記ステッピングモーター64に関して予め定められた前記第2閾値とを比較し、その比較結果に応じて、前記クラッチ66が連結するタイミングを変更するタイミング変更手段の一例に相当する。言い換えると、前記制御部5は、前記ステッピングモーター制御部10によって検出された前記起電力Vrが前記第2閾値以上である場合に、前記遅延時間TAを長くすることにより、前記クラッチ66が連結するタイミングをよりいタイミングに変更する。このように、前記遅延時間TAを前記単位遅延時間tdずつ長くして、前記レジストローラー61及び前記搬送ローラー71に挟持された用紙Sに適正な撓みが生じるように、タイミングを調整する。
(ステップS72)
ステップS72において、前記制御部5は、前記ステップS9と同様に、前記レジストローラー61及び前記搬送ローラー71の駆動を維持して、挟持されていた用紙Sを前記排紙トレイ40まで排出して、処理を前記ステップS2に移行する。前記制御部5は、前記搬送路30に用紙Sがない状態にして、再度の連結タイミング調整処理に備える。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本発明の用紙搬送装置70によれば、前記搬送路30の上流側にある前記搬送ローラー71を駆動するために連結する前記クラッチ66の連結タイミングと前記搬送路30の下流側にある前記レジストローラー61の駆動開始タイミングとを適切なタイミングに調整することができる。つまり、前記レジストローラー61による引っ張りや、前記搬送ローラー71の過搬送による過剰な撓みなどを生じさせないタイミングで、前記クラッチ66が連結するように調整できる。
<実施形態の変形例>
前記実施形態の説明では、前記遅延時間TAを長くする方向で調整したが、これに限るものではない。
例えば、標準的な遅延時間TSを定めて、前記遅延時間TSを長短するようにタイミングを調整する以下の変形例が考えられる。
ここで、当該変形例が前記実施形態と異なるところは、前記制御部5が前記連結タイミング調整処理とは異なる第2連結タイミング調整処理(図9参照)を実行することである。その他の部分は前記実施形態の構成及び処理と共通するため、ここでは、異なる部分だけ説明して、共通する部分の説明は省略する。なお、実施形態の変形例では、前記ステッピングモーター制御部10は、前記起電力Vrと設定値との差分を検出する機能を備えているものとする。
第2連結タイミング調整処理>
以下、図9のフローチャートを参照して、前記制御部5によって実行される第2連結タイミング調整処理の手順を説明する。なお、図9は、前記制御部5により実行される前記クラッチ66の第2連結タイミング調整処理の例を示すフローチャート。図9のフローチャートにおいてステップS11、S12、・・・は処理手順(ステップ)番号を表している。
ここに、前記第2連結タイミング調整処理を実行するときの前記制御部5が本発明に係るタイミング変更手段に相当する。当該第2連結タイミング調整処理は、前記操作表示部6から調整指示が入力されたことに応じて実行される。
なお、前記第2連結タイミング調整処理では、用紙Sにかかる負荷によって、遅延時間を長短させる調整方法である。
(ステップS11)
まず、ステップS11において、前記制御部5は、遅延時間TSを設定する。前記遅延時間TSは、前記クラッチ66の連結と非連結とを制御するクラッチ制御信号をONにしてから、前記ステッピングモーター64の駆動を開始させるまでの間隔の時間である。なお、前記遅延時間TSは、前記レジストローラー61及び前記搬送ローラー71によって挟持された用紙Sに適切な撓みができる平均的な時間である。
(ステップS12)
ステップS12において、前記制御部5は、前記ステップS2と同様に、前記第2連結タイミング調整処理を実施するための前処理を実行する。前記前処理において、前記制御部5は、1枚だけ用紙Sを搬送し、前記レジスト動作をさせて、用紙Sの先端が停止中の前記レジストローラー61のニップ部に突き当てられた状態で用紙Sにして、前記DCモーター65駆動の停止及び前記クラッチ66の切り離しを実行する。
(ステップS13)
次に、ステップS13において、前記制御部5は、前記DCモーター65を駆動させた後に前記クラッチ66を制御する前記クラッチ制御信号をONにする。
(ステップS14)
ステップS14において、前記制御部5は、前記遅延時間TSが経過したか否かを判定する。前記制御部5は、前記遅延時間TSが経過するまで待ち続ける(S14のNO側)。
一方、前記遅延時間TSが経過したと判定すると、前記制御部5は、処理をステップS15に移行させる(S14のYES側)。
(ステップS15)
次に、ステップS15において、前記制御部5は、前記ステッピングモーター64を駆動させる。これにより、前記レジストローラー61及び前記搬送ローラー71によって挟持された用紙Sが前記搬送路30の下流側へ搬送される。
(ステップS16)
ステップS16において、前記制御部5は、前記起電力取得処理によって、前記ステッピングモーター制御部10から前記ステッピングモーター64に生じた前記起電力Vrを取得する。
(ステップS17)
ステップS17において、前記制御部5は、前記ステッピングモーター制御部10により前記ステッピングモーター64に生じた前記起電力Vrが予め定められた第1閾値(第1閾値の一例)よりも小さいか否かを判定する。前記起電力Vrが前記第1閾値よりも小さいと判定すると、前記制御部5は、処理をステップS18に移行させる(S17のYES側)。
一方、前記起電力Vrが前記第1閾値よりも小さくないと判定すると、前記制御部5は、処理をステップS73に移行させる(S17のNO側)。
なお、前記第1閾値は、前記設置値の下限値であり、前記制御部5は、前記第1閾値よりも負荷が重くなるように、前記タイミングが短くなるように調整する。
(ステップS18)
ステップS18において、前記制御部5は、前記遅延時間TSを短くする方向へ補正して、処理をステップS19へ移行させる。
例えば、前記制御部5は、前記実施形態とは逆に、前記遅延時間TSから前記単位遅延時間tdを減算して、適正な撓みが生じるまで、前記ステップS11から前記ステップS18及び後述のステップS19を繰り返す。言い換えると、前記制御部5は、前記ステッピングモーター制御部10によって検出された前記起電力Vrが前記第1閾値よりも小さい場合に、前記遅延時間TSを短くすることにより、前記クラッチ66が連結するタイミングをより遅いタイミングに変更する。つまり、前記実施形態とは逆方向にタイミングを調整することができる。
また、前記ステッピングモーター制御部10によって検出された前記起電力Vrと前記ステッピングモーター64に挟持された用紙Sにより適切な撓みが生じるときの適正時起電力Vrsとを比較する。前記制御部5は、前記起電力Vrと前記適正時起電力Vrsとの差分に応じて、前記クラッチ66が連結する前記遅延時間TSを短く変更する。なお、この場合、前記制御部5は、前記起電力Vrと前記適正時起電力Vrsとの差分による遅延時間の長短の関係を測定して、予め前記ROM52に記憶している。
これにより、前記用紙搬送装置70は、前記第2連結タイミング調整処理を短時間で終了させることができる。
(ステップS73)
前記ステップS17において、前記起電力Vrが前記第1閾値よりも以上であると判定されると(S17のNO側)、ステップS73において、前記制御部5は、前記ステッピングモーター制御部10により前記ステッピングモーター64に生じた前記起電力Vrが予め定められた前記第2閾値よりも大きいか否かを判定する。前記起電力Vrが前記第2閾値よりも大きいと判定すると、前記制御部5は、処理をステップS74に移行させる(S73のYES側)。
一方、前記起電力Vrが前記第2閾値よりも大きくないと判定すると、前記制御部5は、処理をステップS19に移行させる(S73のNO側)。前記制御部5によって、前記クラッチ66の連結タイミングと前記ステッピングモーター64の駆動タイミングとが適正な範囲内に調整された状態となる。
(ステップS74)
前記ステップS74において、前記制御部5は、前記遅延時間TSを長くする方向へ補正して、処理をステップS19へ移行させる。
例えば、前記制御部5は、前記実施形態と同様に、前記遅延時間TSから前記単位遅延時間tdを加算して、適正な撓みが生じるまで、前記ステップS11から前記ステップS17、前記ステップS73、及び前記ステップS74を繰り返す。
また、前記ステッピングモーター制御部10によって検出された前記起電力Vrと前記ステッピングモーター64に挟持された用紙Sにより適切な撓みが生じるときの前記適正時起電力Vrsとを比較する。前記制御部5は、前記起電力Vrと前記適正時起電力Vrsとの差分に応じて、前記クラッチ66が連結する前記遅延時間TSを長く変更する。これにより、前記用紙搬送装置70は、前記第2連結タイミング調整処理を短時間で終了させることができる。
(ステップS19)
ステップS19において、前記制御部5は、前記レジストローラー61及び前記搬送ローラー71の駆動を維持して、挟持されていた用紙Sを前記排紙トレイ40まで排出して、処理を終了させる。前記制御部5は、前記搬送路30に用紙Sがない状態にして、通常の画像形成処理に備える。
以上説明したように、変形例の前記用紙搬送装置70によれば、タイミングの調整を開始する遅延時間を平均的な前記遅延時間TSからはじめることにより、調整時間を短くすることができる。
<他の適用例>
記実施形態の説明では、前記用紙搬送装置70を備えた前記画像形成部3について説明したが、この例に限るものではない。例えば、前記用紙搬送装置70を前記ADF2に適用することができる。この場合、前記ADF2により搬送される用紙Pの画像を前記画像読取部1が画像を読み取る。
図1に示されるように、前記ADF2は、前記給送機構22、前記レジストローラー23A(第2搬送ローラーの一例)、前記複数の搬送ローラー23B〜23D、及び前記排紙ローラー23Eなどを前記ADF2の内部に備えている。また、前記ADF2の内部には、図示しない搬送ガイドなどにより用紙Pを搬送する搬送路20が形成されている。前記搬送路20は、前記用紙トレイ21からその下方に設けられた前記排紙部25まで前記給送機構22、前記レジストローラー23A、前記複数の搬送ローラー23B〜23D、及び前記排紙ローラー23Eにより横U字状に屈曲するように形成されている。
前記給送機構22は、ピックアップローラー22A(第1搬送ローラーの一例)、駆動ローラー22B、従動ローラー22C、前記給紙ベルト22D、及び前記分離ローラー22Eを備えている。
前記制御部5は、前記ピックアップローラー22Aに連結される図示しないクラッチの連結タイミングと、前記レジストローラー23Aの駆動開始タイミングとを調整する。
このように、前記用紙搬送装置70を前記ADF2に適用することができる。
本発明の実施形態の説明では、前記用紙搬送装置70は、前記ステッピングモーター64の負荷値を直接検出したが、これに限るものではない。
例えば、前記用紙搬送装置70は、前記レジストローラー61に前記ステッピングモーター64の脱調を検出するためのエンコーダーを設け、前記制御部5が、前記エンコーダーからの出力に基づいて前記レジストローラー61に脱調が生じたか否かを判定する
そして、前記制御部5は、連結タイミング調整処理の開始時に設定される遅延時間を必ず脱調が生じる時間にする。前記制御部5は、前記連結タイミング調整処理により前記遅延時間を長くしていき、脱調が生じなくなったと判定したときの前記遅延時間を、前記クラッチ66が連結されてから前記ステッピングモーター64が駆動されるまでのタイミングとすることが考えられる。
100:複合機
1:画像読取部
2:ADF
3:画像形成部
4:給紙部
5:制御部
6:操作表示部
10:ステッピングモーター制御部
30:搬送路
31:感光体ドラム
32:帯電装置
33:LSU
34:現像装置
35:転写ローラー
36:除電装置
37:定着ローラー
38:加圧ローラー
51:CPU
52:ROM
53:RAM
54:EEPROM
55:駆動回路
56:電圧検出回路
57:比較部
59:ASIC
61:レジストローラー
63:ギヤ
64:ステッピングモーター
65:DCモーター
66:クラッチ
67:先端検知センサー
70:用紙搬送装置
71〜73:搬送ローラー
74:排紙ローラー
P,S:用紙

Claims (7)

  1. シートの搬送路に設けられた第1搬送ローラーと、
    前記第1搬送ローラーに駆動力を供給する第1駆動モーターと、
    前記第1駆動モーターと前記第1搬送ローラーとの駆動伝達経路を連結する連結手段と、
    前記第1搬送ローラーよりも前記搬送路におけるシート搬送方向の下流側に設けられた第2搬送ローラーと、
    入力される駆動信号に同期して駆動されることにより前記第2搬送ローラーを回転駆動する第2駆動モーターと、
    前記連結手段に対して前記連結手段を非連結から連結させるための切替信号が出力された後に、駆動中の前記第2駆動モーターにかかる負荷の負荷値を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記負荷値と前記第2駆動モーターの負荷に関して予め定められた設定値とを比較し、その比較結果に応じて前記切替信号が出力されてから前記第2駆動モーターを駆動させるまでの間隔を変更することにより前記連結手段の連結タイミングを変更するタイミング変更手段と、
    を備えるシート搬送装置。
  2. 前記タイミング変更手段は、前記検出手段によって検出された前記負荷値と前記設定値との差分に応じて、前記連結手段の前記連結タイミングを変更する請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記設定値は、予め定められた電流量が供給された前記第2駆動モーターの駆動トルクに対応するものである請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記設定値は、下限値と、該下限値よりも大きい上限値とを有し、
    前記タイミング変更手段は、前記検出手段によって検出された前記負荷値が前記下限値よりも小さい場合に前記連結手段の前記連結タイミングを早くし、前記検出手段によって検出された前記負荷値が前記上限値よりも大きい場合に前記連結手段の前記連結タイミングを遅くする請求項3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記連結手段が連結するタイミングを調整する調整指示の入力を受け付ける指示手段を更に備え、
    前記タイミング変更手段は、前記指示手段に前記調整指示が入力されたことに応じて、前記連結手段の前記連結タイミングを変更する請求項1〜4のいずれかに記載のシート搬送装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置により搬送されるシートの画像を読み取る画像読取手段と、
    を備える画像読取装置。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置により搬送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、
    を備える画像形成装置。
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