JP5994222B2 - プロジェクター - Google Patents
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Description
このように、一対の遮光部材が回転する際に、第1遮光板部だけでなく第2遮光板部においても光軸を遮光することによって、遮光量の変化を比較的なだらかなものとすることができる。また、最大遮光状態において照明光量を十分に下げることができる。
このように、第2遮光板部の先端側中央部分に設けられた第2切欠部から光を漏らすことによって、遮光量の変化を比較的なだらかなものとすることができる。
このように、レンズアレイの小レンズの数が奇数で、かつその中央の小レンズが光軸上に配置されている場合、一対の遮光部材が光軸上で一致している従来の構成では、一対の遮光部材を閉じた場合でもその隙間から光源からの照射光の一部(特に、最も輝度の高い中央の光)がレンズアレイの中央の小レンズに入射してしまい、所望のコントラストが得られない。これに対して、本発明の構成であれば、最大遮光状態のときに一対の遮光部材が重なるように配置されるため、レンズアレイが奇数の小レンズの構成であっても、照射光の中央側の光を完全に遮光することが可能であるため、所望のコントラストを得ることが可能である。
以下、本実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、その画像光を拡大投写する。
図1は、本実施形態のプロジェクターの構成を示す斜視図であり、ケーブルカバーを取り外した図である。図2は、プロジェクターの概略構成を模式的に示す図である。
次に、光学ユニットの各構成要素について図2および図3を用いて詳しく説明する。
図3は、プロジェクターの内部構成を示す図である。
図2および図3に示すように、光学ユニット3は、平面視L字状を呈し、光源装置31、照明光学装置(照明光学系)32、色分離光学装置33、リレー光学装置34、電気光学装置35、投写光学装置36、およびこれら各光学部品31〜36を所定位置に配置する光学部品用筐体37を備える。
第1レンズアレイ321は、光源311から射出された光束の光軸L方向から見て略矩形の輪郭を有する小レンズがマトリックス状に配列された構成を有しており、光源装置31から射出された光束を複数の部分光束に分割する。第2レンズアレイ322は、第1レンズアレイ321と略同様の構成を有しており、重畳レンズ324とともに、部分光束を後述する液晶ライトバルブ(光変調素子)352の表面に略重畳させる。偏光変換素子323は、第2レンズアレイ322から射出されたランダム偏光光を液晶ライトバルブ352で利用可能な略1種類の偏光光に揃える機能を有する。
次に、調光機構の構成について詳述する。
図4は、調光機構を中心に示す部分拡大断面図であり、図5は、調光機構の構成を示す分解図であり、図6は、遮光部材とレンズアレイとの位置関係を示す図である。
図4に示すように、調光機構325は、第1レンズアレイ321と第2レンズアレイ322との間に配設される一対の遮光シャッター(遮光部材)326,327を有して構成されている。このような調光機構325は、図5に示すように照明光学装置32の側方から光学部品用筐体37の側方側から各遮光シャッター326,327を差し込むように挿入されて、板部材360が光学部品用筐体37に対してねじ止めされることで組み付けられている。調光機構325は、組み込まれた状態において、図6に示すように各遮光シャッター326,327が第1レンズアレイ321と第2レンズアレイ322との間においてこれらの面方向に沿って並ぶように上下に配置される。
駆動部329は、複数のギア部361,362,363,364と、ギア部364を回転させるためのステッピングモーター365と、これらを保持する板部材360とを備えている。ギア部364は、ステッピングモーター365の回転軸に取り付けられた駆動歯車であって、時計周り方向あるいは反時計周り方向に回転する。ギア部361〜363は従動歯車であって、ギア部364の回転に伴って連動する。
図11に示すように、調光機構325のステッピングモーター365の回転は、モーターの回転軸Oに接続された第4ギア部364を介して第3ギア部363に伝達される。第3ギア部363の回転に伴って第2ギア部362および第1ギア部361が回転する。このとき、第1ギア部361および第2ギア部362は同期して反対方向に回転する。これにより調光機構325は、遮光シャッター326および遮光シャッター327を同期して観音開き状に開閉移動させることができる。この際、遮光シャッター326,327は、ステッピングモーター365の正転又は逆転に伴ってその状態を全開状態および全閉状態へと変化させる。
具体的には、図中の実線で示す最大遮光状態では、遮光シャッター326,327が第2レンズアレイ322に略平行となって先端部326a,327aが光軸L上に並ぶ。図中の破線で示す全開状態では、遮光シャッター326,327が第2レンズアレイ322に略平行な全閉時の状態から所定の回動角度θ1(略90°)回転し、先端部326a,327aが照明光の光路外(有効範囲外)に位置し、照明光の遮光がない。
図13は、一対の遮蔽シャッターの全開状態を示す図であって、(a)は側面図、(b)は光軸側から見た図である。
全閉状態から全開状態へと遮光シャッター326,327を移動させる場合、図13(a),(b)に示すように、ステッピングモーター365が反時計回りに回転すると、これに伴って第4ギア部364が同方向へ回転し、第3ギア部363は時計回りに回転する。第2ギア部362は第3ギア部363に同期して反時計回りへ回転することから、これに伴って第1ギア部361が時計回りに回転する。これにより、遮光シャッター326,327は互いに最も離れた全開状態となる。
全開状態から全閉状態へと遮光シャッター326,327を移動させる場合、図14(a),(b)に示すように、ステッピングモーター365が時計周りに回転すると、これに伴って第4ギア部364が同方向へ回転し、第3ギア部363が反時計回りに回転する。第2ギア部362は第3ギア部363に同期して時計回りへ回転し、これに伴って第1ギア部361が反時計回りに回転する。これにより、遮光シャッター326,327は互いに最も近づいて光軸Lと一致する位置において互いに部分的に重なり、最大遮光状態となる。
図15は、調光機構の動作による遮光量(照明光の通過量)の変化について詳細な説明をするための概念図である。
図15に示すように、調光機構は、遮光シャッター326,327をパターンP1〜P4のように回動させることで光源311からの照明光SLの光束の遮光領域を変化させ、照明光SLの調光を行う。パターンP1は、全開の状態(回動角度が略90°の状態)を示し、パターンP4は、全閉の状態(回動角度が略0°の状態)を示している。パターンP1〜P4は、回転角度θ1(0°<θ3<θ2<θ1(90°))による遮光状態の違いを示している。
このように、遮光シャッター326,327が最大遮光状態としたときに、照明光SLのうち中心側の光を遮光するとともに周辺の光を一部透過させることが、コントラスト向上に寄与する。
つまり、照射光の中央側の光を完全に遮光するために一対の遮光シャッターを光軸方向でシフトさせて配置させた場合には、光源装置31に近い位置に配置された遮光シャッターによる遮光率と、光源装置31から離れた位置に配置された遮光シャッターによる遮光率とが異なるため照度分布が変わってしまう。これが色むらの原因となっていた。
一対の遮光シャッターの位置が光軸方向で一致している場合にはこのような問題が生じないが、全閉状態とした際に遮光シャッターの先端側の位置合わせが難しい。仮に、遮光シャッターの先端同士を当接させるように閉じたとしても、完全に遮光することはできず、僅かな隙間から照射光が漏れてしまうおそれがある。
先の実施形態では第1切欠部320は第1遮光板部6A,6Bの先端部326a,327a各々の幅方向両端を切り取るように設けられていたが、必ずしもこれに限定されるのではなく、図16に示すように第1切欠部320をスリット形状としてもよい。
Claims (5)
- 光源と、
前記光源からの光束を部分的に遮光可能な遮光機構を有する照明光学系と、
前記照明光学系からの照明光によって照明される光変調装置と、を備え、
前記遮光機構は、光軸に交差する各回転軸のまわりに互いに近接あるいは離間する方向へ回動することで遮光領域の大きさを変化させる一対の遮光部材を有し、
各遮光部材は、前記光軸に交差するとともに前記回転軸に沿って延在し、延在方向の両端側に第1切欠部がそれぞれ形成された先端部、を有し、
これら一対の遮光部材は、最大遮光位置とされた際に、前記照明光学系の光軸に沿う方向に、互いの前記先端部が重なるように配置されるとともに、互いの前記第1切欠部によって、前記照明光の周辺の光を通過させる矩形状の隙間が形成されるように配置される
ことを特徴とするプロジェクター。 - 前記一対の遮光部材は、前記最大遮光位置とされた際に、前記光軸に略直交するとともに前記回転軸に沿って延在する第1遮光板部と、前記第1遮光板部の前記照明光の射出側の面に設けられ、先端側が前記第1遮光板部から離れるように前記第1遮光板部に対して傾斜する第2遮光板部とを有してなる
ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。 - 前記一対の遮光部材が前記最大遮光位置とされた際、前記光軸に沿う方向に、前記第2遮光板部の一部が前記隙間と重なるように配置される
請求項2に記載のプロジェクター。 - 前記第1遮光板部に前記第1切欠部が形成され、
前記第2遮光板部の先端側中央部分に第2切欠部が形成されている
ことを特徴とする請求項2または3に記載のプロジェクター。 - 光源と、
前記光源からの光束を部分的に遮光可能な遮光機構を有する照明光学系と、
前記照明光学系からの照明光によって照明される光変調装置と、を備え、
前記遮光機構は、光軸に交差する各回転軸のまわりに互いに近接あるいは離間する方向へ回動することで遮光領域の大きさを変化させる一対の遮光部材を有し、
各遮光部材は、前記光軸に交差する方向に延在するとともに延在方向の両端側に第1切欠部がそれぞれ形成された先端部、を有し、
これら一対の遮光部材は、最大遮光位置とされた際に、前記照明光学系の光軸に沿う方向に、互いの前記先端部が重なるように配置されるとともに、互いの前記第1切欠部によって矩形状の隙間が形成されるように配置され、
前記照明光学系は、小レンズがマトリックス状に配列されたレンズアレイを備え、
前記一対の遮光部材の移動方向における前記小レンズの数が奇数であり、前記レンズアレイの中央の小レンズが前記光軸上に配置されており、
中央の前記小レンズの光を完全に遮光し、周辺の前記小レンズの光を通過する
ことを特徴とするプロジェクター。
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