JP5990923B2 - 熱間プレス成形装置および熱間プレス成形方法 - Google Patents
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特許文献1に記載された熱間プレス成形方法によれば、同軸配置された上型と下型が軸方向に作動することにより素材を曲げ変形するので、型の動作方向に対するアンダーカット部(負角部)を成形することができない。
本発明は、加熱された平板状の素材からアンダーカット部を含む断面形状を有する成形体を熱間プレス成形するための熱間プレス成形装置であって、前記素材を載置する載置部と、前記載置部に載置された前記素材を第1の方向に加圧することにより前記素材を曲げるための一次曲げ成形用パンチと、前記一次曲げ成形用パンチにより曲げられた部分をさらに曲げることにより、素材を前記第1の方向に対するアンダーカット部を含む最終形状に成形する複数の仕上げ用パンチと、を備え、複数の前記仕上げ用パンチによって前記素材のうち前記一次曲げ成形用パンチにより曲げられた部分が徐々に折り曲げられて、前記アンダーカット部を含む最終形状が成形され、前記仕上げ用パンチにより前記素材を前記最終形状に成形したときに、成形体の全面を拘束するように構成される、熱間プレス成形装置を提供する。
以下、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に用いられる素材Wおよびその素材Wから成形される成形体Pを示す図である。本実施形態では、図1に示すように平板状の素材Wから複雑な断面形状を有する成形体Pが熱間プレス成形される。この成形体Pは車両のアッパーシートレールである。成形体Pは、素材Wの平面とは異なる方向に曲げられた一次曲げ部P1と、一次曲げ部P1をさらに曲げることにより成形された二次曲げ部P2とを有する。二次曲げ部P2の先端部分は、図の上下方向に対するアンダーカット部である。本実施形態では、上下方向とは異なる方向に作動する可動体(可動プレート)を用いてアンダーカット部を含む断面形状を有する成形体Pがプレス成形される。
まず、図3Aに示すように、ワーク載置プレート113の上面113aに、例えばマルテンサイト変態温度よりも高いA3C点以上に加熱された素材Wを載置する。この場合において、ワーク載置プレート113の上面113aは、素材Wが位置決めされるような形状に構成されていてもよい。
次いで、上側支持プレート121を下降させる。これにより上下方向可動部120が全体的に下降する。そして、図3Bに示すように内側プレート122の先端面(下面)が素材Wの上面に接触する。このため素材Wがワーク載置プレート113の上面と内側プレート122の先端面とに挟まれて、素材Wの動きが規制される。
さらに上側支持プレート121を下降させる。この場合において、ワーク載置プレート113の上下方向位置が変化しないように、図3Cでは図示しないダイス駆動用シリンダ114が駆動力を発生している。このため素材Wを介してワーク載置プレート113に対面している内側プレート122の上下方向位置も変化しない。その結果、図3Cに示すように上側支持プレート121及び外側パンチプレート123が内側プレート122に対して相対的に下降するとともに、内側プレート122に連結したスプリング124が圧縮される。
図3Cに示した状態からさらに上側支持プレート121を下降させるとともに、上側支持プレート121の下降速度と同じ速度でワーク載置プレート113が下降するように、ダイス駆動用シリンダ114の駆動を制御する。すると、ハット状に曲げられた素材Wが内側プレート122、外側パンチプレート123およびワーク載置プレート113により拘束された状態を維持したまま、これらが一体的に下方移動する。ワーク載置プレート113の段差面113cの上下方向位置が基台部112の内側傾斜面112dの上下方向位置と一致する位置(正確には段差面113cの下端の上下方向位置が内側傾斜面112dの下端の上下方向位置と一致する位置)に達したときに、これらの下降を停止させる。この位置まで素材Wを下降させた場合、素材Wが内側傾斜面112dに接触し、内側傾斜面112dから押圧力を受ける。斯かる押圧力によって、図3Dに示すように、素材Wの水平方向に曲げられた部分(W2)が上方に向かって傾斜するように、つまり鋭角状に曲げられる。
次に、傾斜方向可動プレート141をワーク載置プレート113に近づくように斜め上方に移動させる。このとき一対の傾斜方向可動プレート141,141が同時に同速度で移動するように、それぞれの傾斜方向駆動シリンダ142,142を駆動制御するとよい。すると、傾斜方向可動プレート141が基台部112の外側傾斜面112cを駆け上がるように斜め上方に移動する。傾斜方向可動プレート141の鉛直面141bの水平方向位置が基台部112の外側傾斜面112cと内側傾斜面112dとの境界位置にほぼ等しい位置に達したときに、傾斜方向可動プレート141の移動を停止させる。このとき傾斜方向可動プレート141の水平面141cが、水平方向可動プレート131の下面側に当接する。このような傾斜方向可動プレート141の動作によって、素材Wが傾斜方向可動プレート141の鉛直面141bに接触し、鉛直面141bから押圧力を受ける。斯かる押圧力によって、図3Eに示すように、素材Wの鋭角状に曲げられた部分(W2)の一部が鉛直状に反りかえるように曲げられる。
次いで、水平方向可動プレート131をワーク載置プレート113に近づく方向に移動させる。このとき一対の水平方向可動プレート131,131が同時に同速度で移動するように、それぞれの水平方向駆動シリンダ132,132を駆動制御するとよい。すると、水平方向可動プレート131がワーク載置プレート113に向かって傾斜方向可動プレート141の水平面141c上をスライドするように移動する。水平方向可動プレート131の傾斜面131aの下端部の水平方向位置が傾斜方向可動プレート141の鉛直面141bの水平方向位置とほぼ等しい位置に達したときに、水平方向可動プレート131の移動を停止させる。このような水平方向可動プレート131の動作によって、素材Wが水平方向可動プレート131の傾斜面131aに接触し、傾斜面131aから押圧力を受ける。斯かる押圧力によって、図3Fに示すように、素材Wの鉛直状に曲げられた部分(W22)の一部が、折り返されるように曲げられる。
図3Fに示した状態を所定時間(例えば10秒)維持する。これにより成形体Pの熱が、ワーク載置プレート113、基台部112、外側パンチプレート123、傾斜方向可動プレート141および水平方向可動プレート131に伝達されて、成形体Pが冷却される。この場合において、図3Fからわかるように、素材Wから成形体Pを成形するまでに折り曲げられた部分(部分W1,W21,W22,W23)を含む、成形体Pのほぼ全面が、ワーク載置プレート113、基台部112、外側パンチプレート123、傾斜方向可動プレート141および水平方向可動プレート131に接触している。換言すれば、熱間プレス成形装置100による成形体Pの最終形状の成形時(アンダーカット部成形工程完了時)に、成形体Pの最終形状を成形するまでに用いられた部分(ワーク載置プレート113、基台部112、外側パンチプレート123、傾斜方向可動プレート141および水平方向可動プレート131)に囲まれた空間により成形体Pの外形形状が形成されるとともに、これらの部分によって成形体Pの全面が接触面圧を受けて拘束される。このため、成形体Pの全面から一様に熱が奪われて急冷される。斯かる急冷により残留応力が除去されるとともに成形体Pが焼き入れされて強度が増加する。また一様に急冷されるので、局部的な冷却勾配の発生に起因する割れや変形を防止することもできる。
図3Fに示した状態を所定時間維持した後に、図3Gに示すように傾斜方向可動プレート141および水平方向可動プレート131をワーク載置プレート113から遠ざかる方向に移動させる。次いで、図3Hに示すように、上側支持プレート121を上昇させる。これにより成形体Pがワーク載置プレート113から離型され、外側パンチプレート123および内側プレート122とともに上方移動する。
次いで、外側パンチプレート123とともに上方移動した成形体Pを取り外す。この場合において、成形体Pは、図3Hの紙面に垂直な方向に沿って外側パンチプレート123から抜き取られる。外側パンチプレート123から成形体Pが抜き取られると、スプリング124の伸長力により内側プレート122が外側パンチプレート123に対して下方移動する。そして、図3Iに示すように熱間プレス成形装置100の状態が初期状態(図3Aに示す状態)に復帰する。
次に、第2実施形態について説明する。図8は、本実施形態に用いられる素材Wおよびその素材Wから成形される成形体Qを示す図である。本実施形態では、図8に示すように平板状の素材Wから複雑な断面形状を有する成形体Qが熱間プレス成形される。この成形体Qは車両のロアシートレールである。成形体Qは、素材Wの両側部分を鉛直方向に曲げた一次曲げ部Q1と、一次曲げ部Q1から内方側に折り曲げた二次曲げ部Q2とを有する。二次曲げ部Q2は、図の上下方向に対するアンダーカット部を構成する。本実施形態では上下方向に独立して作動する複数の可動体(可動プレート)を用いて、アンダーカット部を有する成形体Qがプレス成形される。
まず、図10Aに示すように、ワーク載置プレート211の上面211aに、加熱した平板状の素材Wを載置する。素材Wは、一対の外側ダイスプレート212,212の上面212c,212cおよび一対の下側可動プレート231,231の上面231a,231aにも延びるように、ワーク載置プレート211に載置される。なお、この時点では固定コア240はワーク載置プレート211に装着されていない。
次いで、図10Bに示すように、素材Wが載置されたワーク載置プレート211の上面211aに固定コア240を装着する。このとき固定コア240の水平部分241の下面がワーク載置プレート211に載置された素材Wの上面に接触し、且つ、固定コア240の鉛直部分242の上面242bが内側パンチプレート221に形成されている凹面221bに対面するように、固定コア240を装着する。この固定コア240はボルト等の締結部材によりワーク載置プレート211の上面に素材Wとともに固定されてもよい。これにより素材Wの中央の部分W0が、固定コア240とワーク載置プレート211とに挟まれる。
次に、図10Cに示すように、一対の押えプレート222,222を下降させる。これにより素材Wが押えプレート222の下面と外側ダイスプレート212の上面212cとの間に挟まれる。
その後、図10Dに示すように、一対の下側可動プレート231,231を上昇させる。これにより、素材Wの両側部分(下側可動プレート231の上面231aに載置されている部分)W2が下側可動プレート231と押えプレート222との間に挟まれるようにして鉛直上方に曲げられる。このとき素材Wのうち一対の押えプレート222で押えられている部分よりも内側の部分は曲げられない。したがって、この一次曲げ工程にて素材Wの断面形状がU字状に成形される。
予備曲げ工程にて素材Wの両側部分W2が鉛直上方に曲げられた後に、図10Eに示すように、一対の下側可動プレート231,231を下降させて初期位置に戻すとともに、一対の押えプレート222,222を上昇させて初期位置に戻す。
次いで、図10Fに示すように、ダイス部210のワーク載置プレート211を所定の位置まで下降移動させ、その後、下降を停止させる。ワーク載置プレート211の下方移動に伴い、ワーク載置プレート211に装着された固定コア240も下方移動する。固定コア240の下方移動によって、素材Wのうち固定コア240とワーク載置プレート211とに挟まれている部分W0が下降する。一方、素材Wのうち部分W2の内側の部分であって外側ダイスプレート212の上面212c上に載置された部分W1は、固定コア240の下降に対する外側ダイスプレート212の相対的な上昇によって上方に曲げられるとともに、固定コア240の鉛直部分242の外側面242aと一対の外側ダイスプレート212の傾斜面212dとの間に挟み込まれる。挟み込まれた部分は固定コア240と外側ダイスプレート212に接触するとともに、所定の接触面圧で拘束される。また、このようにして部分W1が曲げられた結果、部分W1の外側に位置する部分W2は図10Fに示すようにさらに内側に向くように曲げられる。
次に、内側パンチプレート221を所定の位置まで下降させ、内側パンチプレート221の凸部221aを固定コア240の水平部分241と鉛直部分242,242とで囲まれた凹部に進入させる。その後、下降を停止させる。内側パンチプレート221の下方への移動によって、素材Wの部分W2が内側パンチプレート221の凹面221bに接触し、凹面221bから押圧力を受ける。斯かる押圧力によって、図10Gに示すように、部分W2が、固定コア240の鉛直部分242の上面242bと内側パンチプレート221の凹面221bとの間に挟み込まれるとともに、固定コア240の上面242bおよび凹面221bの形状に沿うように折り曲げられる。こうして曲げられた部分W2は、本曲げ工程におけるワーク載置プレート211の動作方向、またはワーク載置プレート211に対する外側ダイスプレート212の相対的な動作方向(加圧方向)に対するアンダーカット部を形成する。アンダーカット部W2は、図8に示す成形体Qのアンダーカット部を構成する。アンダーカット部W2は、固定コア24および内側パンチプレート221に接触するとともに、所定の接触面圧で拘束される。このアンダーカット部成形工程にて、素材Wがアンダーカット部を含む最終形状の成形体Qに成形される。
図10Gに示した状態を所定時間(例えば10秒)維持する。これにより成形体Qの熱がワーク載置プレート211、外側ダイスプレート212,212、内側パンチプレート221および固定コア240に伝達されて、成形体Qが冷却される。この場合において、図10Gからわかるように、成形体Qのほぼ全面が、ワーク載置プレート211、外側ダイスプレート212,212、内側パンチプレート221および固定コア240に接触している。換言すれば、熱間プレス成形装置200による成形体Qの最終形状成形の完了時(アンダーカット部成形工程完了時)に、最終形状を成形するまでに用いられた部分(ワーク載置プレート211、外側ダイスプレート212,212、内側パンチプレート221および固定コア240)に囲まれた空間により成形体Qの外形形状が形成されるとともに、これらの部分によって成形体Qの全面が接触面圧を受けて拘束される。このため、成形体Qの全面から一様に熱が奪われて急冷される。斯かる急冷により残留応力が除去されるとともに成形体Qが焼き入れされて強度が増加する。また一様に急冷されるので、局部的な冷却勾配の発生に起因する割れや変形を防止することもできる。
図10Gに示した状態を所定時間維持した後に、内側パンチプレート221を上昇させる。成形体Qは、固定コア240の外形形状を転写するように、固定コア240の外側に巻き付いている。次いで、成形体Qを取り外す。この場合において、まず、固定コア240をワーク載置プレート211から取り外し、その後、成形体Qを図10Hの紙面に垂直な方向に沿って固定コア240から抜き取る。このようにして成形体Qが取り出される。
Claims (9)
- 加熱された平板状の素材からアンダーカット部を含む断面形状を有する成形体を熱間プレス成形するための熱間プレス成形装置であって、
前記素材を載置する載置部と、
前記載置部に載置された前記素材を第1の方向に加圧することにより前記素材を曲げるための一次曲げ成形用パンチと、
前記一次曲げ成形用パンチにより曲げられた前記素材をさらに曲げることにより、前記素材を前記第1の方向に対するアンダーカット部を含む最終形状に成形する複数の仕上げ用パンチと、を備え、
複数の前記仕上げ用パンチによって前記素材のうち前記一次曲げ成形用パンチにより曲げられた部分が徐々に折り曲げられて、前記アンダーカット部を含む最終形状が成形され、
前記仕上げ用パンチにより前記素材を前記最終形状に成形したときに、成形体の全面を拘束するように構成される、熱間プレス成型装置。 - 請求項1に記載の熱間プレス成型装置において、
前記仕上げ用パンチは、
前記第1の方向に対して傾斜する傾斜方向から前記載置部に近づくように可動して、前記一次曲げ成形用パンチにより曲げられた部分をさらに折り曲げることができるように構成された傾斜方向可動プレートと、
前記第1の方向に直交する方向から前記載置部に近づくように可動して、前記傾斜方向可動プレートにより曲げられた部分をさらに曲げて前記アンダーカット部を含む最終形状に成形することができるように構成された直交方向可動プレートと、を含む、
熱間プレス成型装置。 - 請求項2に記載の熱間プレス成型装置において、
前記載置部は、前記素材を載置する載置面及び前記第1の方向に沿った表面を有するように構成され、
前記一次曲げ成形用パンチは、
前記素材を介して前記載置面と対面する内側プレートの外側に配置され、前記内側プレートに相対的に前記第1の方向に移動することにより前記素材を前記第1の方向に沿った前記載置部の表面に沿って前記第1の方向に折り曲げることができるように構成される外側パンチプレートを備える、
熱間プレス成型装置。 - 請求項3に記載の熱間プレス成型装置において、
前記傾斜方向可動プレートは、前記傾斜方向から前記載置部に近づくように可動したときに、その先端面と前記外側パンチプレートの外側面との間に前記素材を拘束した状態で所定の面圧をかけることができるように構成される、
熱間プレス成型装置。 - 請求項3又は4に記載の熱間プレス成型装置において、
前記載置部には、前記第1の方向に折り曲げられた前記素材を前記外側パンチプレートの先端部との間に挟むことにより、前記第1の方向に折り曲げられた前記素材を前記第1の方向に直交する方向に折り曲げることができるように構成された段差面が形成されている、
熱間プレス成型装置。 - 請求項5に記載の熱間プレス成型装置において、
前記仕上げ用パンチは、
前記段差面により前記第1の方向に直交する方向に折り曲げられた前記素材に当接することによって、前記第1の方向に直交する方向に折り曲げられた前記素材を前記第1の方向に対して鋭角方向に折り曲げることができるように構成された傾斜面を備える基台部を含み、
前記傾斜方向可動プレートは、前記傾斜方向から前記載置部に近づくように可動して、前記傾斜面により前記鋭角方向に折り曲げられた素材を、前記第1の方向とは反対の方向に折り曲げることができるように構成される、
熱間プレス成型装置。 - 請求項6に記載の熱間プレス成型装置において、
前記直交方向可動プレートは、前記第1の方向に直交する方向から前記載置部に近づくように可動して、前記傾斜方向可動プレートにより前記第1の方向とは反対の方向に曲げられた前記素材を折り返して前記第1の方向に対するアンダーカット部を成形することができるように構成される、
熱間プレス成型装置。 - 加熱された平板状の素材からアンダーカット部を含む断面形状を有する成形体を熱間プレス成形する熱間プレス成形方法であって、
第1の方向に作動する一次曲げ成形用パンチで前記素材を前記第1の方向に加圧することによって前記素材を曲げる一次曲げ工程と、
前記一次曲げ工程により曲げられた部分をさらに曲げることにより、前記素材を前記第1の方向に対するアンダーカット部を含む最終形状に成形するとともに、成形体の全面を拘束する仕上げ成形工程と、
前記最終形状に成形された成形体の全面を拘束した状態で成形体を冷却する冷却工程と、
を含み、
前記仕上げ成形工程が、
前記一次曲げ工程により曲げられた部分をさらに曲げる第1仕上げ成形工程と、
前記第1仕上げ成形工程により曲げられた部分をさらに曲げることにより、前記素材を前記第1の方向に対するアンダーカット部を含む最終形状に成形するとともに、成形体の全面を拘束する第2仕上げ成形工程と、
を含む、熱間プレス成形方法。 - 請求項8に記載の熱間プレス成型方法において、
前記第1仕上げ成形工程は、
前記一次曲げ工程により曲げられた前記素材を、前記第1の方向に対して鋭角方向に曲げる工程と、
前記鋭角方向に曲げられた前記素材を、前記第1の方向とは反対の方向に曲げる工程と、を含み、
前記第2仕上げ成形工程は、
前記第1の方向とは反対の方向に曲げられた前記素材を折り返すように曲げることにより、前記素材を前記第1の方向に対するアンダーカット部を含む最終形状に成形するとともに、成形体の全面を拘束する工程である、
熱間プレス成型方法。
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